アストリッド・アンデルセンは、自身の名を冠したストリートウェアブランドの指揮を10年以上執り、エイサップ・ナストやノオミ・ラパスなどのファンを獲得した実力派デザイナー。子育てに専念するため3年間ほどファッションから遠ざかっていたが、2024年夏に新しいウィメンズウェアブランドのステル(STEL)をローンチした。
──ブランド設立に至るまでのストーリーをお聞かせいただけますか?
20代半ばの頃に立ち上げたブランド、アストリッド アンデルセン(ASTRID ANDERSEN)から発展したものです。人として、そしてクリエイターとして成長するにつれ、自分のスタイルや興味など、すべてが少しずつ進化していくものです。このブランドはそういった過程から生まれたもので、新しい視点を持つ必要性も感じていました。
──ステルでのアプローチはどういったものでしょうか?
私の服に対する個人的なアプローチと、スカンジナビアのバックグラウンドにもっと調和したプロダクトとワードローブ作りというコンセプトに重点を置いています。最初に服の用途について考え始めたとき、スケートができるテーラリングというアイデアに何度も立ち返っていました。私はメンズウェアのデザイナーとして経験を積んできたので、着心地や動きやすさというのは、服を通して力を与える上で不可欠な要素です。また、ノンシーズナルとは言いたくないのですが、間違いなくコレクションベースのアプローチで考えています。タイムレスでありながら、同時に独自のコンセプトを持っているような作品を作るのが楽しみです。
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