Photo: Daniele Oberrauch / Gorunway.com
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「ここ6、8カ月くらい、ファッションの歴史に夢中だったんです」。童心に返ったことでキウリは、子どもの目を通して過去数世紀のファッションを改めてたどり、さまざまなアプローチで自由に想像力を働かせた。色はブラック、ベージュ、ホワイトとほぼ3色に限定されていたが、コレクションにはあらゆる時代のスタイルが順序関係なく登場。17世紀のテイルコートから着想したフォルム、エドワーディアン様式のレッグオブマトンスリーブ、1947年に発表されたディオールの「バー」ジャケットを再解釈したアウター、ティアードケープが何着も披露された。子どもがのびのびと描いた絵を彷彿とさせるルックも展開され、これらは躍動感にあふれる。
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過去のファッション以外にも、レオノール・フィニやドロテア・タニングといったシュルレアリスムの画家、そしてもちろんルイス・キャロル作のアリスシリーズなどをインスピレーションにルックを着想。羽根に覆われた1着のマントは、フィニの絵画に描かれている女性の衣装にどこか似ている。
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