鳥取市の鳥取砂丘の近くにある砂をテーマにした美術館にはことしのえとにちなんで砂で作られたへびの像が展示されていて、観光客や帰省客などでにぎわっています。
鳥取市の「砂の美術館」では新年にあわせて毎年、職員がえとにちなんだ砂像を制作し、入り口に展示しています。
今回展示されている像では木に巻きついているへびが表現されていて、口や目とまつ毛、それに木の幹の模様などがヘラを使って丁寧に彫られています。
大きさは幅が1メートル、奥行きが90センチ、高さは1メートル30センチあり、鳥取砂丘の砂・約1.5トンを使い、4日間かけて制作されたということです。
美術館は観光客や年末年始に帰省した人たちなどでにぎわっていて、多くの人が砂像の前で足を止めてじっくり見たり、写真を撮影したりしていました。
観光で東京都から夫婦で訪れていた20代の男性は「砂でここまで細かいところが表現できるのだと感動しました」と話していました。
砂像を制作した「砂の美術館」の主任、安木啓介さんは「ことしがよい1年であるようにと気持ちを込めて作りました。可愛らしい表情のへびになっています」と話していました。
この砂像は1月末まで展示されています。