デジタルFW取材:「エトロ(ETRO)」はLAで収録した歌手のアリッサ(Arlissa)のパフォーマンスをBGMに、無観客ショーの映像を配信しました。美しい夜景を望むLAと、陽が差し込む明るいミラノをつなげた、オンラインでしかできない演出でした。

今季はロシアのバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフ(Rudolf Nureyev)とアメリカのギタリスト、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の精神やスタイルを着想源に、ブランドのDNAである“自由”を表現したそうです。

ヌレエフといえば、1961年に自由を求めてソ連からフランスに亡命をしたことで有名。天才ダンサーで振付師としても活躍し、同性愛を公言していました。またヘンドリックスは同じく60年代にロックギターの基礎を築いたギタリストとして、レジェンド的な存在ですね。

この原稿は当時27歳のジミ・ヘンドリックスの「パープル・ヘイズ」をユーチューブで見ながら書いていますが彼が好んだサイケデリックなシャツやベルベットのパンツ、ナポレオンジャケットのエッセンスが反映されていますね。ニット帽の使い方や、編み込みでアレンジしたヘア、古着風のコーディネートなどが若々しいな。

あらゆる形で“自由”を服に込めていました。アイコニックなペイズリーとレオパードとミックス柄のコートや、肩パッドの入ったブロケードのテーラードスーツ。レギンスやフーディなど、スポーツウエアの要素も多く取り入れていました。終盤には、フリンジディテールが美しいベルベットのドレスなどが登場しました。

映像とルックは @wwd_jp のプロフィールのリンクから

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