自己紹介
はじめまして。
2024年8月に武蔵村山観光まちづくり協会から武蔵村山の魅力マイスター、村山大島紬ファッションクリエイターに認定されました鈴木と申します。
全日本きもの装いコンテストで何度か賞を受賞した経験を活かし、現在は市内の小学校で武蔵村山市の伝統工芸品、「村山大島紬」の魅力発信についての授業や、市内イベントにて活動に賛同してくれる仲間たちと和装を現代風にアレンジしたファッションショーを行い、より多くの方が村山大島紬や和装に興味をもち、次世代へと伝統文化を継承していけるよう活動をしています。
ファッションショーの活動は2022年から始めさせていただき、少しずつではありますが、地元でも知名度が上がってきて応援してくださる方々も増えてきたように感じています。
ファッションショーに出演してくれるモデルさん達は「むさむらきものガールズ」と呼ばれ、私がプロデュースをしてまいりました。
衣装を着ていると周りの方から「むさむらきものガールズだ!」と声をかけていただけることも増えてまいりましたが、今年度の村山デエダラまつりにて男性のファッションショーを行ったことをきっかけに「むさむらきもの宣伝部。」と名前を改め、より一層パワーアップした活動をしていけたらと思っています。
全日本きもの装いコンテスト世界大会2023に村山大島紬で出場し、賞をいただきました。
子供たちに村山大島紬の着付け体験をしてもらいました。
子供たちが村山大島紬の端切れを使ってオリジナルTシャツ作りをしてくれました。
地元小学校にて村山大島紬の魅力についての授業を行っています。
今年度は着付け体験や端切れを使ったオリジナルTシャツ作りを行いました。
子供たちが制作してくれたチラシの一部です。とてもよく調べてくれました!
授業をきっかけに、子供たちが村山大島紬のことを積極的に調べてチラシやポスターを制作してくれました。このポスターは市役所や地元イオンモールに掲示していただき、11月に開催された武蔵村山市の市民まつり「村山デエダラまつり」にて、子供たちが自らチラシを配布してくれました。
2024年11月9日に行った村山大島紬の和装×洋装ファッションショー
授業で作ったTシャツを着て子供たちもファッションショーに登場してくれました!端切れでこんなに素敵なデザインを作ることが出来るんですね!
2024年11月10日に行った村山大島紬の和装×洋装ファッションショーには武蔵村山市の観光大使がサプライズ出演してくださいました。
プロジェクト立ち上げの背景
村山大島紬は丈夫で軽くて滑らかで美しい光沢を持つ職人さんの匠の技が光るおきものなのですが、故に作る工程が複雑であり、携わる職人さんの数も時代と共に減少し、反物の価値も高価になってしまいました。
その昔、私の祖母の年代の方までは「村山大島紬は嫁入り道具」と言われるくらい、当たり前のように市民が愛用しており、町中から機織りの音が聞こえ、蚕畑も沢山あったと聞きます。武蔵村山市に伝わる「村山音頭」という盆踊りの歌詞にも、村山大島紬を作る様子が歌われているくらい、市民に愛されているおきものです。
現在は「きもの」を着る文化があまり身近ではなくなり、子供たちに村山大島紬って知ってる?とまず最初の授業でたずねると、名前は知っていてもそれが果たしてどんなものなのかわからないといった状態になってしまっています。
私自身も元々オシャレをすることは好きでしたが、「きもの」というものにそこまで魅力を感じていませんでした。しかし、祖母のタンスから偶然村山大島紬を見つけたとき、祖母や市民の方から村山大島紬を繋いでいきたいという思いを聞いたときに、このまま失くしてはいけない。次世代へこの素晴らしい技術、おきものを繋いでいかなければいけないと強く思うようになりました。
私が元々きものに興味をそこまで持っていなかった理由は、「なんだか難しそう」と思っていたからです。実際に着付けを習い出してからも、着崩れしないようにするのが大変だとか帯を結ぶのが大変だとか、綺麗に着られない!難しい!という声もたくさん聴いてまいりました。それならば、もっと簡単に着られる方法を考えよう!きものへのハードルを下げてみよう!もっときものに興味を持ってもらおう!という気持ちで誕生したのが和装×洋装のファッションショーです。
はじめての村山大島紬ファッションショー
現在までにファッションショーは5回程度行い、毎回有難いことに満員御礼で反響をいただいています。どうやってその着方をするの?その着方で外出してみたい!村山大島紬着てみたい!という嬉しい声をいただくことも増えてきました。
ファッションショーの他、村山大島紬を着たスタッフが運営する和装カフェイベントなどで活動のPRも行いました。
和装カフェではスタッフが村山大島紬を着用しPRしました!
メニューはなるべく武蔵村山市産のものを使用し、地産地消出来るようにこだわりました。
これからも活動を続けていきたいと思っておりますが、村山大島紬を広める活動というのはほとんどボランティアで賃金が発生するものではありません。
本業の仕事をしながら、ファッションショーを行う資金やきものや端切れの調達等は私自身の貯蓄から賄ってきていたため、資金面が大変苦しくなってきてしまいました。
現状を知る方々からは、何か助けたいけどどうやって助けたらいい?と言われることも多いです。
体力的にも資金的にも苦しく、もう辞めてしまおうかと何度も挫けそうになってきましたが、温かいお声がけも多く、少しずつ広がりを見せ始めている今ここで終わるわけにはいかない。地元にこんなに素晴らしい伝統工芸品があるのに、「昔はそういうすごいものがあったんだよ」という思いでだけにしたくない!という気持ちで、今回クラウドファンディングに初挑戦させていただくことに致しました。
このプロジェクトで実現したいこと
①ファッションショーを行うための資金確保
②武蔵村山市の中だけでなくより多くの方に広められるプロモーションビデオ作り
③活動を継続していける仕組みづくり
現在ファッションショーを行う中で、村山大島紬を着てみたい!ショーで着ていた着付け方法を知りたい!というお声がけもいただけるようになりました。
しかし、先述した通り、現在村山大島紬の反物の価値が上がっているため、いきなり手に取ることは難しいのではないかと考えています。
そのため、ファッションショーを継続的に行い、興味を持っていただきながら、村山大島紬をまずは気軽に「着てみる」「触ってみる」体験が出来る場所を作れたらと思っています。
クラウドファンディングでご協力いただいた分で一時凌ぎをするのではなく、継続して活動を続けられる仕組みづくりを行いたいと考えています。
また、現在私の活動は武蔵村山市内でしか行えていないため、もっと広い地域の方々にも村山大島紬や活動内容を知っていただけるよう、プロモーションビデオの制作を行い、YouTubeなどのSNSも活用していけたらと思っています。
リターンについて
〇むさむらきもの宣伝部。オリジナルTシャツ
ワンポイントで村山大島紬の端切れを貼らせていただきます。
〇村山大島紬ファッションショーご招待
前方席を確保します。ショーの後、プロデューサーとお話しいただけます。軽食もご用意予定。
〇PVへのクレジット記載
記載サイズを大中小の3種類ご用意させていただきます。
スケジュール
【記載例】
11月 クラウドファンディングスタート
1月 活動を継続していける仕組みづくり開始
3月 地元のおまつりのステージにてショー開催予定
PV作成
4月 リターン開始
最後に
武蔵村山市が誇る伝統工芸品「村山大島紬」をもっと多くの方に知ってもらい、かつての活気を取り戻したいです。
先祖代々愛され大切に受け継がれてきた村山大島紬を次世代に繋いでいけるよう、どうかご支援・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。