「ヨアンと私はすっかり意気投合して、それでマルコのことを聞いたんです」とサイモンは振り返る。「それからマルコにメールして『今夜パスタを食べに行かない?』と誘いました。でもすごく疲れていたらしく、断られて。それから2〜3日して、『うちのビルの前で集合。パスタを食べに行くよ』と誘ったんです」

Simon Porte Jacquemus  interview France Fashion Story

空に彩りを添えるジャックムスのタオル。

マエストリは次のように振り返る。「私は彼がファッション業界にいることを知っていたので、『きっと、いつも外に遊びに行って、 人くらいが参加するどこかのパーティーにいて、なんだかおしゃれ、みたいなやつに違いない』と思っていたんです。だから、彼が家族や昔からの友人たちと深くつながった、気取ったところのない人間だということが意外でした。私が彼のことを『いいな』と思った最初の理由はそれです」

「私は祖父母の家で毎日食事をしながら育ちました」とサイモンは説明する。「祖母、叔母、兄弟、姉妹、父、そしてもう一方の祖父母も、皆同じ通り沿いに住んでいます。7分もあれば一族全員にキスができるし、ジャックムスに入社してくれた下の従兄弟と自分を除いて、村から出て行ったのは一人もいないんです」

その村はマルモールというコミューンで、アヴィニョンとマルセイユの中間にある。「母はジャックムス家から嫁いで、父はポート家の人間ですが、面白いことに、ジャックムス家には父の遠い親戚もいるんです。小さな村ですからね」と彼は肩をすくめた。マエストリも語る。「出会ってから1週間後には、子どもが欲しいかどうかについて話していたと思います。私が『子どもを持つことが夢なんだ』と言うと、彼も『僕だってそうだよ』と答えました」

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