2024年、成功するデザイナーブランドを作るには何が必要なのか?ミーム化しやすい広告キャンペーンや、ランウェイでの演出を通じて「インターネットをブレイク」させることなのか?話題性のあるコラボレーションやスポーツブランドとの協業が必須なのか?あるいは、天才的クリエイティブ・ディレクターの存在が鍵となるのだろうか?
実際のところ、答えはそれらの中間にあり、ブランドの成功は単なる目新しさや話題性だけではなく、経済状況や市場の需要を見極め、それに適応する力が求められている。時代の感性を取り入れつつもブランドのアイデンティティをしっかりと守ることが、現代において欠かせない要素と言えるだろう。
ブランド成功の鍵を握る“アクセサリー”
プラダ2024年春夏コレクションより

プラダ2024-25年秋冬コレクションより
ブランドが成功を収めるためには、バッグや靴などのアクセサリー部門は必要不可欠な存在であり、全ブランドが総力をあげて取り組むセクションでもある。世には数えきれないほどのブランドが存在する中、現在時代を先取るアクセサリーを制作するのに最も長けているブランドとして呼び声が高いのはプラダ (PRADA)だろう。
プラダはこれまで、レディライクな「ガレリア」から若々しい「クレオ」まで、数々のカルト的なハンドバッグを生み出してきた。そして、近年の厳しい経済環境の中でも同ブランドは、日常に寄り添う新たなアイコンバッグ「バックル バッグ」を発表し、すでに「未来の家宝」と評されるほどの注目を集めている。
プラダ「バックル バッグ」の登場

ダイアン・クルーガー
「バックル バッグ」は、プラダの2024年春夏コレクションで初披露され、『VOGUE RUNWAY』と『VOGUE BUSINESS』のグローバル・ディレクターのニコール・フェルプスはそのシーズンを「ノックアウト・コレクション」と称賛した。シンプルな長方形のフォルムに短いハンドル、そしてベルトバックルのディテールが特徴的で、ベージュ、ホワイト、ブラックというクラシックな三色展開。また、ベルト部分はカスタマイズが可能で、そのユニークな特徴はミウッチャ・プラダとラフ・シモンズが常にデザインに取り入れている“革新性や遊び心”を反映しており、ブランドのアイデンティティを象徴していると言えるだろう。
