──そのジュエリーブランド「クリティカルラボ」から、現在のファッションブランド「コブルドゥ」をスタートしたきっかけは?

4年間ジュエリーブランドを続けてきて、いろいろと経験を積み、ブランドが成長するにつれて関わる人も増えてきた時でした。このまま続けていきたいと思う反面、ここで目指していた服づくりを始めなければ、この思いが段々と薄まってしまうと感じ、思い切ってファッションブランドをスタートしました。

──「コブル ドゥ」が大切にしていることは何でしょうか。

「挑戦をする人」、そして「強さ」というワードはとても大事にしています。「強さ」にもいろいろあると思っていて、ハードな強さや弱いからこその強さ、柔らかいもの丸い石、曲線的なものだけど鋭利に見えてくる強さ、危うく鋭い強さ、何を仕出かすか分からない強さなどその時々、シチュエーションによって感じる「強さ」を追求して洋服に反映したいと思っています。人もブランドも成長するので、挑戦して踏み込む、停滞ではなく進んでいくことは常に大切にしています。

──2025年春夏コレクションはどんなことに挑戦したのでしょうか。

ファーストシーズンは難しく掘り下げ考えて作ったコレクションでしたが、今回は前のシーズンにできなかったことをやってみたいと思い、軽やかさや衝撃を受けたもの、浮かんだものをすぐ形にする瞬発性に挑戦しました。コレクションテーマを「Melting Brain」に決めたのも、世の中にあるたくさんの情報を入れた時に自分の脳みそが溶けてしまいそうになる。だからこそシンプルに作ってみたいという思いがありました。

コブル ドゥ、インタビュー、若手連載

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