






デジタルFW取材:ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)によるウィメンズは2シーズン目。正直、ウィメンズの方が「2人の協業が、良い結果につながっているな」と思います。
ウィメンズは、ピタピタのニットやブーツ、反対にブカブカのMA-1などラフっぽいアイテムさえ、チュールのスカートや不思議な絵柄のカーディガン、スパンコールのセットアップなどミウッチャらしいアイテムと組み合わさるから、「2人の協業」を感じやすい。ラフの加入で、モードの性格を強めた「プラダ」と、ミウッチャらしい「ミュウミュウ」の違いが再び明確になったと思っています。
ミウッチャとラフは「変化と変容、開かれた可能性」というテーマで対話を重ね、このコレクションで人間の本質に迫ったそうです。人間、誰もが持つ”男性らしさと女性らしさの両極間に存在する「シンプルさと複雑さ」「上品さと実用性」「制限と解放」の間を表現しているとのこと。分かりやすいのが、プレーンなスーツと複雑な柄のニットの組み合わせ。テーラードスーツは厳格さがあり、ボディースーツは性別を問わない体の自由を象徴しています。
最後にはおなじみとなったミウッチャとラフの対話が収録されていて、今回はゲストにブランドと所縁のある建築家のレム・コールハース(Rem Koolhaas)をはじめ、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、映画監督のリー・ダニエルズ(Lee Daniels)、音楽家のリッチー・ホゥティン(Richie Hawtin)、トランスジェンダーのモデルで俳優のハンター・シェーファー(Hunter Schafer)が登場します。
映像とルックは @wwd_jp のプロフィールのリンクから
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