「Re:Born」に出演している12組 ©Re:Born製作委員会
視聴者投票でデビューが決まるアイドルオーディション番組が増える中、K-POPグループが日本でのデビューを競い合う新番組「Re:Born」が先月から、動画配信サービス「ABEMA」と衛星放送「スペースシャワーTV」で始まった。
韓国では毎年100組近くのアイドルグループがデビューするが、生き残れるのは一握り。何年もの厳しい稽古に耐えてデビューしても、数年で表舞台から消えるグループが無数に存在している。番組は、そんな面々に再びチャンスを与えようと企画された。12組が競い合っており、それぞれの成長や努力する姿にもフォーカスし、人間ドラマとしても楽しめる。
ジャン・ヒョクジン・チーフプロデューサー(CP)は「コロナ禍でちゃんと活動できず失敗したアイドルの卵たちをたくさん見てきた。すごい才能を持っている彼らをもう一度日の当たる場所に連れて行きたい」と自身の思いを説明。「韓国の音楽市場の規模は日本の6分の1ぐらいといわれる。日本は市場も大きく、K-POPのファンも多い」と、優勝して日本でデビューする意味を話す。
視聴者投票は11日の放送後から。司会は俳優でアーティストのチャン・グンソクで、ジャンCPは「彼の経験とリーダーシップが、競い合っているグループに大きな影響を与えるだろう」と期待する。
全10話。ABEMAは毎週金曜午後10時から配信。スペースシャワーTVは毎週金曜午後10時から放送。 (砂上麻子)