【監督が語る】決して遠くないXX年後の日本、青春映画の新たなる金字塔が誕生した!『HAPPYEND』空音央監督が語る!実体験を基にした映画づくり、設計主義、政治と音楽…活弁シネマ俱楽部#358

☆イントロダクション
『Ryuichi Sakamoto | Opus』を手がけた、空音央監督による青春映画。幼なじみで大親友のふたりの少年が、高校卒業を控えて自分自身と向き合い、徐々に変化していく姿をユーモラスかつシニカルに描く。W主演はオーディションで選ばれた栗原颯人と日高由起刀。共演は林裕太、シナ・ペン、ARAZI、祷キララ、中島歩ら。
https://www.bitters.co.jp/HAPPYEND/

☆あらすじ
XX年後。軍国主義的になった日本は民衆の不安を煽り、独裁国家の道を進んでいた。親友同士のユウタとコウは、高校卒業を控えていた。明るい性格のユウタが友人と楽しいことだけをしていたいと考える一方で、コウは自分の進路や社会について考えていて……

☆スタッフ&キャスト
監督 / 空音央 出演 / 栗原颯人、日高由起刀、林裕太、シナ・ペン、ARAZI、祷キララ、中島歩、矢作マサル、PUSHIM、渡辺真起子、佐野史郎ほか

☆監督紹介
空音央
米国生まれ、日米育ち。ニューヨークと東京をベースに映像作家、アーティスト、そして翻訳家として活動している。これまでに短編映画、ドキュメンタリー、PV、アート作品、コンサートフィルムなどを監督。2017年には東京フィルメックス主催のTalents Tokyo 2017に映画監督として参加。個人での活動と並行してアーティストグループZakkubalan の一人として、写真と映画を交差するインスタレーションやビデオアート作品を制作。2017年にワタリウム美術館で作品を展示、同年夏には石巻市で開催されているReborn- Art Festivalで短編映画とインスタレーションを制作。2020年、志賀直哉の短編小説をベースにした監督短編作品「The Chicken」がロカルノ国際映画祭で世界初上映したのち、ニューヨーク映画祭など、名だたる映画祭で上映される。業界紙Variety やフランスの 映画批評誌Cahiers du Cinéma等にピックアップされ、Filmmaker Magazineでは新進気鋭の映画人が選ばれる25 New Faces of Independent Filmの一人に選出された。今年公開された坂本龍一のコンサートドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』では、ピアノ演奏のみのシンプルかつストイックな演出ながらヴェネツィア国際映画祭でのワールドプレミア以降、山形、釜山、ニューヨーク、 ロンドン、東京と世界中の映画祭で上映、絶賛された。本作が満を持しての長編劇映画デビュー作となる。

00:00イントロダクション
01:08“不良映画をやろう”、影響を受けた作品
07:10岡林信康『くそくらえ節』
08:20森崎東監督『喜劇 女は度胸』
09:43企画の着想、地震と政治への意識
16:23“日本人というカテゴリ”
18:54実体験を基にした映画づくり
20:53舞台設定・神戸の魅力
25:09美術・安宅紀史
26:26近未来設定へのこだわり、類似作品との比較
31:20“建築的に日本を撮る”、三宅唱監督『ケイコ 目を澄ませて』の影響
36:08批判的な視点と面白がる視点
38:55“アジア的”
40:39縦になるスポーツカー
42:14キャスティングの流れ
46:21Zakkubalan(アルバート・トーレン&空 音央)
47:34ユウタとコウ
49:30政治と音楽、空音央監督の問題意識
52:51映画『HAPPYEND』の伝えたいこと
56:21設計主義
59:07空音央監督の嗜好、影響を受けた作品と時代
01:03:14エドワード・ヤン監督の影響
01:04:29オールタイムベスト
01:05:31ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督 不安は魂を食いつくす(不安と魂)
01:05:40ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督
01:06:23観客の反応

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