親愛なる者へ 第2話 永久欠番

親愛なる者へ 第2話 永久欠番

い来てくれて嬉しい よでしかく誘からさ近くで仕事ったし さ興味津々なんだよあの島に望むがどう いう夫婦生活を繰り広げてるの かどういう てやたら記念日が多いかな うんうん初めて出会った記念日ポーズした 記念日初めて寝た記念日ああお互いの 誕生日とかクリスマスとかバレンテこれ もちろんですしねああ何かの小説にあった なあ家庭っていうのはそこへ帰らなければ ならない時には受け入れてくれる場所だが 一旦そこへ入り込むとなかなか出して もらえない場所で か何が言いたいのああることしたどうぞか 構開いてた などうしてあの頃のままなんだ記念日 だらけの牢屋からって痛くなったろ牢と 思ってないさくのはどうだろうなあいつだ とっちゃいません よその根拠は根拠は 誕生日なんだよ今日は29歳の29歳の クリスマス大人としての選択そして人生の 幸せ主が今始まる今夜10時 スタートどうぞ あ何な のいきなり走り去った女追いかけてここ まで来たん だもう一度お前と行きたいだなんて 軽はずみに言わない でここならよく眠れそうだ なあの人も同じことで言ったここで今の手 しか聞きたい聞きたくない ね仕事のストレスで不眠症になった男この 安眠システムで試してみたらいこ で赤ん坊みたいな顔で眠っちゃうし無に 起こすこともできなかった [音楽] のお目覚めですか 起きるの待ててくれたんですか残業があり ました から寝ましょう かで2度目のデートで プロポーズ随分お手軽だな始まりがどうで あろうと肝心なのはその後2人で生きて いく何十年でしょあなたには結局何十年も 一緒に来てってくれる人が残らなかった じゃない ごめん なさい なもう一度ちゃんと会ってくれるか合わ ないそうです かこれが携帯電話の番号だ いつでもスイッチ入れ [音楽] とくゆくゆくは連勝の族 [音楽] だ男の願にれた [音楽] よく てろ おおうわ慣れたか作りの仕事はあんなこと があってもデキとした課長代理だもんな 甘いなうちのじじますああ死に鞭打つよう なこと言うなよ じゃあ気にするなよな今までお前に 追い抜かれんじゃないかってビクビクして た2人だよ頼みた仕事があんだ今度出すな じダメですねこのオフィスは て眩しくていけません吹きだまりは 吹きだまり らしく食らったくてじめとして なきゃ会社も変なところに気を使います よあ奥寺さんネロストの鉱山チームから 資料の請求がああできてる よああそこかやっぱり徒歩15分でつづい た あの大の方に8000万の物件色々あっ たろそれピックアップしといてくれうん俺 ちょっと北寄ってから会社戻る わ片もっとっ 写真も持って前に かけるそうねそう ね結婚 しよにる雨 の た結婚 しよ 歩けて谷 さに雨 私17です よだって君は死んでるじゃないか17 で俺は自分の手で君に違う人生を与えて やりたかったんだで [音楽] あの人が くれ 冷 たさ薬 の さり腰高に構えず重心のぐをるの毎して キックの負担を [音楽] げる私を忘れて流れて どうして自己に戻す の本当にキなか [音楽] にもう1 回行くのに化粧しなくたっていい だろう ねえ題に出てこないのどうして話題なんの 同窓 会夫婦の間に忍び寄る同窓会という名の 悪魔 私の時なんかさ人妻という悪魔の響きに 寄ってくるわ寄ってくるわ男連中が指外し て寄ってったんじゃないのうん外そうと 思ったんだけどなかなか外れないだよね指 を太っちゃってあそうね最近グラマーだ からなお前で昔の女から電話あった よ嘘だよすぐ動揺するとかだめね [音楽] どうしてあないが変えたん だろどうしてうちはちなんだろうか なそういう気どうしてうちは未だに独身 時代使ってるんだろ [音楽] じゃあと頼むねあ見てみないか巨乳したぞ みなタイトルだね進の頃一緒に見てたじゃ ないこういうの見た何でも できるさそういうの見ないと何もできない 男になっちゃったんじゃないのいや俺は スス関係見るなら見てていい けど後で足元から潜り込んできたりするの てよよす よえあん蹴ったろ [音楽] 房先に泣かせて何やってんの よさあ どうぞ賃貸部門の人間も体をしてたこの広 さで始まりだったら掘り出しもだっ てユニットバスも 綺麗学校まで駅3つだし距離もちょうど いい谷さんのこっからだと近いんじゃない ですか こか な奥さんというとこってやっちゃったら どう しようその時はちゃんと紹介するよなん [音楽] て決めた決めましたうんじゃ早速手配し と色々ありがとうございますうんさあ足 繰り出そうか いいんですか本当に週に1度の木曜のだで もこれからは木曜の だどうなのよケ がいいわけないでしょクリスタルの敵 あんたなんてバブルの世の中で誰も買わ ないめ社長どうなったどになってないつも いつも渡世界やってじゃないみたいかこっ てさわ11のパロディバンって感じだよね ちょっと行くにったね士にカベル持たして 遠隔操作して鳴らしてやんのよですぐ電話 かかってくるでしょ下手なあり説明したら ピンもひひひシフの実態を私は見たうち そんなことしないよあおちゃんは年下の 男の子なんだから油断してた後でね大丈夫 は つかいの男 結婚式の一つき 前あいつつりがひどくて ねすぐ立ってることもできなく て身をよじるようにして吐いてる し些なことでうり深くなっ て腹の中のちっちゃないのがこんなに女を 狂わせるもんかって思った [音楽] 下ろしたいって言い出したのは向こうだっ た本当にそれでいいのかって聞き返し たらあなたが避けれっ て軽い選択だった [音楽] なあいつ1つだけバまま行っ たちょっと難しい注文だった それ を俺が叶えてやることができる か今思う と俺あいつに試されてたのかもしれ ない海の見える病院 で下ろしたい の叶えてやろうと思った よって伊豆の方から千葉まで俺はひたすら 海沿いを探し続け た走っても走っても海が見える産婦人家 なんて見つからなかっ たひょっとし たらここで引き返してそんな病院なんて なかったとあいつにいれ ばならもう一度頑張ってみよう かあいつそういうんじゃないだろう か病院が見つからないことをあいつは心の どこかで期待してるんじゃないだろう かこのままじゃ俺自身も北の果てまで子供 を殺すための病院を探し続ける だろう軽い選択 がこれほど重く辛い旅になるとは思わ なかっ たよしこ しよあと 10km10km走っても見つからない なかったらもう 引き返そうそしてあいつに 言おう病院はなかったよだから子供のこと はもう一度考え直してみない かあと 5kmあと 3km俺はもう引き返すになってい たあと1kg そこまで差しかかった [拍手] 時いなかったことに しようこのまま 引き返そうでも俺 は俺 はこれ が俺とあいつの運命だと思っ た診察の予約をし て次の日あいつを連れてき た全部終わっ たらおで食べようねこれから子供に下ろし にくっていうの に朝早く起きて飯を炊い てピクニックは用に弁当を作ってきた [音楽] あいつ海の 匂いナでる [音楽] 匂いもうすぐ だよ よあも帰るから大丈夫かなねえもう不でる る場には酒の飲み方分かってるからこいつ はあとは引き受けた頼むね気をつけ てやっぱりあの人 にこれだけは言っておかなきゃ あ あ もしもし私ですナギですよ あそこで走りたかっ た俺も見たかった なさ婦人科 病院医者は女だっ たとってもいい先生だっ たよろしくお願いし ます座つていましょうかすいませ んちょっといいです か今 まであなたに辛く当たっ たり泣いたり困らせたりし てごめんなさい もういい よあなたが信じられないと か私たちの結婚は間違えないんじゃないか と か何度もあなたを気続けた けど本心じゃない のこのせな の 全部この せちゃんとしてくる ね子もうやめよう海で待って [音楽] て3人で 帰ろうそう言えたじゃないか今 それは本当 に長い長い時間だった [音楽] ありがとうございまし たしばらく眠ってます から はいこので仕事させてもらってもう4年に なり ますそうです か近長先生が去年引退されてあ任されまし た私の名前で看板あげさせてもらって最初 はちょっと荷が重かった です遠く からこういう手術でいらしたのは 私が知ってるだけでもあなたたちを含めて 2度目でしょう か以前いらした方 はどういう風です か女性 が1人でやってきまし た委長先生は手術を断りまし た付き添いの男性もませんでしたから ねじゃあその女性は先生に説得されて子供 を産みまし たこの町に移り住んでこの病院 で父親は 結局生まれた時も姿を見せませんでし た彼女は 都会にいる頃から味方は1人もいなかった よう です仕事持ってる女性 で妊娠したことを誰にも打ち明けられなく て本当に困りはて て誰も知らないこの町のこの病院 を1人で車運転し ながらやっと見つけたそうです 仕事柄本当に悩んだそう [音楽] です彼女 は医者でした [音楽] 可愛いおさん です ありがとうもういいす か夜になり ますそう ね子供には父親がいなちゃね [音楽] 奥さんから天言ですお弁当1人でちゃんと 食べて ねそれ からうちおめでたい本もやってます [拍手] [音楽] からいつか切とこ [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] あいつに作った弁当 は本当にうまかっ たこの海がお墓ね お父さんが死んだ海にい てるお父さんが最後に見た海も きっとこんな色じゃなかったのか な 毎年この日 にここに来よう 毎年この日この海 にその誓い を結婚した俺たち は1度も口にすることはなかっ たあの海は結局俺たちのタブーになっ たその記念日だけは カレンダーから消した よ下ろした子供 は永久鉄板でどっか な永久鉄板 [音楽] 腹減っ たろペコペコ行こち か本当に来週も会ってくれるんですか約束 したそういう奥さんがいるのに私のことも 考えてくれるなんて島台さん人が良すぎ ますよそうかなじゃあもう1つだけ約束 いいです か今度の木曜まで1週間私も頑張って幸せ に過ごしますだから島谷さんも1週間奥 さんと幸せていて くださいいいよ喧嘩しちゃだめよしない たまには掃除 選択来てみる かちゃんと言葉で言うこと愛してるって はい先生よし [音楽] [音楽] 呼び出したりしてごめんなさい 愉快な話じゃないの よあなたに言わなきゃ言わなきゃって思っ てで も言わずに住むんだったらそれでいいって 思って たちょっとたくさん喋るねうん最後まで 聞いてね最後まで聞くよ泣きそうになっ たらやめる からて構わないさ め て手を 届か ない てそう ねあの人と結婚したのは あなたのこと忘れるためだったのかもしれ [音楽] ないあなたとの思い出が体中に染みついて た からあなたは私のこと激しい女だって言っ たで もそれはちょっと 違うあなたが激しい人だったから私は必死 についてっただけ あなたを独占したかっ [音楽] たあなたが他の女とどこかにいたって聞い ただけで気が狂いそうになっ た自殺の真似事だってし たあなたに迷惑かけて疲れさせて私の ところで休ませればいいん だそういう策略いつも考えてた そしたらあなたはもう疲れ たもうそういうのがたまらないんだって 言い出し た考えれば最もの話よ ねあなたと別れ て本当に傷ついてあなたの新婚家庭に無言 電話したこともあっ たでもやよいさん強かっ たそんな電話ぐらいじゃへこたれなかった 私 は毎日うつろだっ た朝化粧のノりが悪くなっ た年は27で も鏡の中の私は40ぐらいに見え [音楽] た彼と会ったのはちょうどそんな [音楽] 時2度目のデートであなたが言うようにお 手軽に結婚しようって彼は言っ た私 は人を愛するのはもうコリゴリだって思っ てた から一方的に愛されることがちょっと快感 だっ た出会って結婚するまで半年 [音楽] 式の1ヶ月前に妊娠して た座りがひどく てこのままじゃ入院で式も台無しになる だろうしいつも気分がキリキリして嫌な女 だったし結婚してからも仕事がしたかった し 子供下ろした理由はそういう こと全部 本身場所 は海辺の産婦人 家とってもいい先生だっ た海が綺麗だっ た彼は 軽い選択をした自分を責めて た私 はそんな彼 を都合よく利用してたと 思う私の心の奥に はもう1つ本心があったの あの人に は 決して決して言えない 本心それがなんだか わかる私は ごめんどう しようやめる続ける 私 は私 は子供産んだっ たらあなたの子供が生みたかったの [音楽] そんな残酷なこと平気で考えてる自分が嫌 で嫌で仕方がなく てで も子供下ろしたら あなたのことなんか不思議と忘れられ た海辺の産婦人 か探してきてくれ た彼の優しさ や彼 の笑顔 や年下なの に生意気なとこ や仕事に真面目なとこ や彼の全てがよく見え て心から愛せるようになった のだっ [音楽] て幸せにならなきゃ あんな大きなもの犠牲にして結ばれたんだ [音楽] もん幸せにならなきゃ [音楽] ね幸せにならなきゃね 新婚時代の私の口癖だっ た言葉通り幸せになっ ただ から私のこと幸せにするなんてもでも言わ ないでちょでな言ってない言わない で私はあの人とこのまま静か に毎日を繰り返す [音楽] の邪魔しない でそれだけ痛かった [音楽] 何何 をそんな目で見ないでよ [音楽] [音楽] はいいいです ごめんなさいまだお仕事中 いやゆがあなたの声を聞かないと眠れな いって困っちゃっているのかあそこにい パパよほら

親愛なる者へ 第2話 永久欠番 浅野ゆう子 柳葉敏郎 横山めぐみ 中島みゆき 小坂一也 斉藤慶子 河原崎長一郎 佐藤浩市 フジテレビ 1992年7月2日 ※著作権のため削除している部分があります