第1267回「真向法協会で講演」2024/6/26【毎日の管長日記と呼吸瞑想】| 臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師
[音楽] [音楽] おはようございます末光法協会の令和6 年度定治総会に合わせて行われた検体更新 のついに招かれて講演をさせてもらいまし たちょうど寺 で先生の有意識の講義を聞いた後であり ました吉村先生のご好機が午後3時までで 市ヶ谷にあるホテルでの公演が午後4時 からでしたのでちょうどよく移動ができ まし た真行法協会の会長である佐藤安彦先生 からのご依頼でありました光法と私とのご 縁は長くまだ学生の頃ある先輩の層から 座禅をするにはこの真光法を行うと良いと 教わったのでし た教わった頃は体が硬くて特に第3体操の 開脚などは90°も開かないし前に傾く ことなど全くできなかったのでしたそれで も1日1mmで無理なくやればいいのだと 教わって始めたものでした座禅をするため に良いものであれば何でも取り入れようと 思ってもです長い間続けるうちに第3体操 の解も楽にできるようになったのでした 末法の総子者は長井渡先生であります長井 渡先生は仏教学者として公明な長井誠先生 の弟さんでいらっしゃいます長井誠先生と いえばパリゴ仏典研究の草分のような方で あります 先生はその遠に当たるそうなのです長井渡 先生はお兄様の誠先生と同じく福井県の 正満寺というお寺で生まれました誠先生は 仏教学者となられましたが長い渡先生は 商売で身を立てることを志し大倉組の大倉 八郎に使えました若くして出世し膨大な 財産を作るまでに成功したそうですしかし 事業は成功しても1番大事な健康管理には 何もしていなかったのでしたそして42歳 の時に脳一決で倒れてしまいました命は 助かりましたが左半神付随となりお医者 さんには富を宣告されますそして職を失い 希望を失い悶々と死にくれていたそうです その前に奥様も亡くされていたのでし そんな時にやはりお寺で生まれ育ったから かふとお経を読む気になったそうですマ寺 にはシマ行という経がありましたシマ行に シマ及び眷属図面接続来という言葉があり ますシマ武人と一族従者たちは頭を仏の足 に接して拝したという一説ですこの図面 接触来から長い渡る先生は法の第1体操を 作り出したのでしたさらに長い渡先生は 図面接触来を座った霊座れとし立ってやる 霊実例を考えられましたその元になった 動作がカの資産のラハ動作だそうです背筋 を伸ばし腰を丸めずに直角に辞儀をする 動作です第1体操を座って行い第2体操を 立って行っていたそうなのですがこの動作 を座って行うことになったとのことです これが第2体操ですこの体操を当初は念仏 体操や拝体操として行っていたそうなの ですそれからさらに第3体操や第4体操も 加わって現在の4つの体操となっているの です末光法協会の佐藤泰彦先生からは4つ の体操の心として第1体は感謝第2体操は 反省第3体操は観葉第4体操は自由だと 教わりました私は体操としてはもちろん ですがこのひたすら拝にてしようとされた 長い渡先生のお心に感動しますそれで今も 感謝の気持ちを持って第1体操から4つの 体操を繰り返して行って 講演会は末法協会の方々がお見えになって いる会なので皆さんとても姿勢が美しいの でした腰の立った美しい姿勢は本人も健康 になりますし見る人おも清々しい気持ちに させてくれるものですそんなことをお話し して私と真光法との40年代のご縁を話し ながら事故を整えるという台で話をします ちょうど入梅の頃でありますので私の好き なお釈迦様の話から始めましたお釈迦様が ある時にまだ修行を始めたばかりの弟子 たちを連れて旅をしていましたただでさえ まだ出血したばかりですから家族のことや 故郷のことが恋しくなってしまいますその 上途中で雨に降られて皆だんだん気が めいってきましたそこでお釈迦様はは皆の 気持ちを察して雨宿りをしようと途中で ある家に立ち寄りましたところがその家は 雨森のする家でしたそこでお釈迦様は雨に ちんでお説法されました屋根を育つに吹い てある家には雨が漏れいるように心を収容 していないならば強欲が心に侵入すると 解かれたのでしたこれでは仕方ないと さらにも少し歩いて行ってまた家を見つけ て雨宿りをしましたその家は雨森がしませ んので皆も安心して休みましたそこで お釈迦様は屋根をよく吹いてある家には雨 の漏れいることがないように心をよく収容 してあるならば強欲の侵入することがない とお示しにななりました北教にあるこの 教えを友松体先生はソに吹かれたる家に雨 降れば漏れ破るべし核のごとく心整えだれ ばどんよくこれを破らん心込めて吹かれ たる家に雨は降るとも漏れ破ることなし核 のごとよく整えし心はどによくも破るつ なしと訳されていますそんな北教の死を 紹介していかに事故を整えるか代官にある 25の方便をもに話をさせてもらいました 会場ではこの度出版された尾涼一先生との 対談本も販売してくれていましたこの対談 本にも末候法の4つの体操がえりで解説さ れています40年代実践してきてその教会 の総会で講演させてもらうというに ありがたいご縁でありまし たそれでは姿勢と呼吸と整えてまいります まず両方の足でいう顔をしっかりと 踏みしめてこの第一に支えられていること を感じて足に力を入れてよし立ち上がるぞ という気持ちでお尻を5cmないし 10cmほどすと持ち上げていってストン と下ろし ます息を吸いながら肩をにと持ち上げて いって吐くと同時にストンとおろし ますもう1度息を吸いながら肩をにゃっと 持ち上げていって吐と同時にストンと おろし ます最初1生き生きを強く吐き出します この時にはお腹の底に溜まっている空気も 全部吐き出してしまうつもりで胸に抱えて いる思いや煩いも全部吐き出してしまう つもりで口を開いて一息強く [音楽] と吐き出して口を閉じますと花から新鮮な 空気がいっぱい入ってまいりますおへその 下下腹いっぱいに新しい空気が満ちて さらに体の隅々まで新しい空気が雪渡って いくのを感じながらああありがたいな 嬉しいなとの思わず微笑みがこぼれてまり ますそんな気持ちでその後は口を閉じて ただ鼻から息が出たり入ったりする様子を 静かに見つめて座りましょう あ はいありがとうございますどうぞ今日も 良い1日でありますようにお祈りしており ます
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最後に一日のはじまりを整える、呼吸瞑想がございます。
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真向法協会の令和6年度定時総会に合わせて行われた「健體康心」の集いに招かれて講演をさせてもらいました。
ちょうど龍雲寺で吉村誠先生の唯識の講義を聴いた後でありました。
吉村先生のご講義が午後3時までで、市ヶ谷にあるホテルでの講演が午後4時からでしたので、ちょうどよく移動ができました。
真向法協会の会長である佐藤康彦先生からの御依頼でありました。
真向法と私とのご縁は長く、まだ学生の頃、ある先輩の僧から坐禅をするには、この真向法を行うとよいと教わったのでした。
教わった頃は、体が硬くて特に第三体操の開脚などは、九十度も開かないし、前に傾くことなど全くできなかったのでした。
それでも一日一ミリで無理なくやればいいのだと教わって始めたものでした。
坐禅をするためによいものであれば、何でも取り入れようと思っていたものです。
長い間続けるうちに、第三体操の開脚も楽にできるようになったのでした。
真向法の創始者は長井津先生であります。
長井津先生は、仏教学者として高名な長井真琴先生の弟さんでいらっしゃいます。
長井真琴先生といえば、パーリ語仏典研究の草分けのような方であります。
佐々木閑先生は、その縁戚にあたるそうなのです。
長井津先生は、お兄様の真琴先生と同じく、福井県の勝鬘寺というお寺で生まれました。
真琴先生は仏教学者となられましたが、長井津先生は商売で身を立てることを志し、大倉組 (現大成建設・ホテルオークラ)の大倉喜八郎に仕えました。
若くして出世し膨大な財産をつくるまでに成功したそうです。
しかし、事業は成功しても一番大事な健康管理には何もしていなかったのでした。
そして四十二歳の時に脳溢血で倒れてしまいました。
命は助かりましたが、 左半身不随となり、お医者さんには不治を宣告されます。
そして職を失い、希望を失い悶々と悲嘆にくれていたそうです。
その前に奥様も亡くされていたのでした。
そんな時に、やはりお寺で生まれ育ったからか、ふとお経を読む気になったそうです。
勝鬘寺には 「勝鬘経」 というお経がありました。
勝鬘経に「勝鬘及眷属頭面接足礼」という言葉があります。
勝鬘婦人と一族従者達は、頭を仏の足に接して礼拝したという一節です。
この「頭面接足礼」から長井津先生は、真向法の第一体操を作り出したのでした。
更に長井津先生は、頭面接足礼を座った礼「座礼」とし、立ってやる礼「立礼」を考えられました。
そのもとになった動作が、神主さんの礼拝動作だそうです。
背筋を伸ばし、腰を丸めずに直角にお辞儀をする動作です。
第一体操を座って行ない、第二体操を立って行っていたそうなのですが、この動作を座って行うことになったとのことです。
これが第二体操です。
この体操を当初は「念仏体操」や「礼拝体操」として行っていたそうなのです。
それから更に第三体操や第四体操も加わって現在の四つの体操となっているのです。
真向法協会の佐藤康彦先生からは、四つの体操の心として、第一体操は感謝、第二体操は反省、第三体操は寛容、第四体操は自由だと教わりました。
私は体操としはもちろんですが、このひたすら礼拝に徹しようとされた長井津先生のお心に感動します。
それで今も感謝の気持ちをもって第一体操から四つの体操を繰り返して行っています。
講演会は、真向法協会の方々がお見えになっている会なので、皆さんとても姿勢が美しいのでした。
腰の立った美しい姿勢は本人も健康になりますし、見る人をもすがすがしい気持ちにさせてくれるものです。
そんなことをお話して、私と真向法との四十年来のご縁を話しながら、「自己を調える」という題で話をしました。
ちょうど入梅の頃でありますので、私の好きなお釈迦様の話から始めました。
お釈迦様がある時に、まだ修行を始めたばかりの弟子達を連れて旅をしていました。
ただでさえまだ出家したばかりですから、家族のことや故郷のことが恋しくなってしまいます。
その上途中で雨に降られて、皆だんだん気が滅入ってきました。
そこでお釈迦様は皆の気持ちを察して、雨宿りをしようと、途中である家に立ち寄りました。
ところがその家は雨漏りのする家でした。
そこでお釈迦様は雨に因んでお説法をされました。
「屋根を粗雑に葺いてある家には雨が漏れ入るように、心を修養していないならば、情欲が心に侵入する」と説かれたのでした。
これでは仕方ないと、更にもう少し歩いていって、また家を見つけて雨宿りをしました。
その家は雨漏りがしませんので、皆も安心して休みました。
そこでお釈迦様は「屋根をよく葺いてある家には雨の漏れ入ることがないように、心をよく修養してあるならば、情欲の侵入することがない」とお示しになりました。
『法句経』にあるこの教えを、友松円諦先生は
「そあらに葺かれたる屋舎に雨ふれば、漏れやぶるべし。かくのごとく、心ととのえざれば貪欲これを破らん」
「こころこめて葺かれたる屋舎に雨はふるとも漏れやぶることなし。かくのごとくよくととのえし心は貪欲も破るすべなし」と訳されています。
そんな『法句経』の詩を紹介して、いかに自己を調えるか、『天台小止観』にある二十五の方便をもとに話をさせてもらいました。
会場では、この度出版された帯津良一先生との対談本も販売してくれていました。
この対談本にも真向法の四つの体操が絵入りで解説されています。
四十年来実践してきて、その協会の総会で講演させてもらうという、実に有り難いご縁でありました。
横田南嶺
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【サムネイル写真の募集】毎日の管長日記と呼吸瞑想
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この度「毎日の管長日記と呼吸瞑想ラジオ」につきまして、皆さまからのサムネイル写真を募集いたします。
いただいた写真を「毎日の管長日記と呼吸瞑想ラジオ」のサムネイルとして使用させていただきます。
■撮影対象場所
臨済宗大本山 円覚寺山内
■応募内容
・山内のお勧めスポット
・季節や時間帯で変わる円覚寺の風景
など、皆さまのお気に入りの写真をお送りください。
また、お一人さま何枚でもお送りいただけます。
■撮影について
カメラは横向きで撮影お願いいたします。
■応募方法
下記のメールアドレスに必須情報をご記入の上、写真データをお送りください。
※ファイルサイズは25MB以下とします。
【応募必須情報】
・お名前
・フォトネーム (写真を使用させていただいた場合、YouTube概要欄に記載するお名前です。)
・撮影した場所
・撮影日 (不明な場合は記載なしで構いません。)
【応募メールアドレス】
engakuji.yt@gmail.com
■応募条件
応募者がすべての著作権を有している写真に限ります。
応募者ご自身が円覚寺山内で撮影した写真であれば問題ございません。
ただし、被写体に人物が含まれている場合は、事前に承諾を得るなど、肖像権の侵害等が生じないようご確認ください。
■著作権及び著作者人格権の取扱いについて
お送りいただいた写真データについては、応募の送付をもって、著作権を円覚寺に譲渡いただきます。また、写真データの利用にあたっては、応募の送付をもって、応募者様が著作者人格権(YouTube、SNS、Webコンテンツ、印刷物等に円覚寺が写真を利用する際の氏名表示の可否及び写真の翻案、改変、加工、その他の形式で利用する場合の同一性保持の可否等)を行使されないことに承諾いただいたものとします。
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