「青蜥蜴」小島健自選十句 4K
[音楽] her [音楽] 青とかげ石を冷たくしていたり青とか石を 冷たくしていたりえ剣でし た石を冷たくするっていうのはまた面白い 表現ですよねそうです ね青いとか青とかま青とかにたですねあの 生物学的に言うとなんか若いとかだとか いうらしいんですけどねでも理なのかと 思ってましたでも一般的にですね青とで 言ってますんで そね許される範囲じゃ文芸の正解じゃ特に 許されると思いますけどもその青とかが石 の上にこう乗ってるというただそれだけの 図なんですけどねでも石を冷たくしてると あのなんですかとかげ類っていうのはあの 冷たいんですよねきっとねきっとねきっと 太陽そうですよねそうですね8類ってです ねそれで石を冷たくしてんじゃないかと いう風にえこちらが勝手にとっただけの話 なんですけどねま普通言えばその温まった 石で自分の体を温めてるっていうところを 石を冷たくしているっていうこの見立てが 非常にこう聞いてますよねあ 面白いかもしれないですねそそうですね石 を冷たくしてるっていう感じですかね しかも青とかの青がすごく効いてますよね これ青とかけてなかったらそんなに冷たく してる感じが出ないですもんねそうですね そうですねうんあ青が良かったですかね それね普通のあのとだとうんこ茶色のく ない茶色のとはいえこれは実際にご覧に なったんですかそうですねあのそういうの を何回こう見ております [音楽] その俳句を作る上でじゃあ大事なことって いうのは何なんでしょうかよく見 るっていうことなんでしょうかあそうです ねあの射線とこという言葉は私は使わない んですけどもあ使わないんですかあのよく 見る観察するということはですねあらゆる 芸術の基本だと思うんです俳句もよく見 なきゃいかない野性ということはね ちょっと色々ね射線の手にも広くてですね えあのおっしゃってる方々がいろんな野性 がありましてねですのでえそれよりはまた あのよく観察するのはいろんな芸術の基本 だということはあの私もあの申し上げて おりますうん はいただよく見るだけだとええそれを言葉 に変換しないと俳句にならないからそう ですねだ からそのよく対象を見ること観察にする ことによって玉を得られるんですかね言葉 まここで言いますとあのま爪石を冷たく ですかねその辺りよく見ることによってえ 玉が返ってくるあるいは玉が得られると 言っていいんじゃないかなとは思うんです ねじゃ逆に言うと玉を得られるまで見ない といけないっていうことですねいやいや そんなにあの成人国士なこと言わなくても ですねまよく見ていればそういうことが ありるとだからえ神様がですねえなんか よく見てるとなんかご褒美を落として くれるとそしたらそれをさっとす救って 救いでるそんなようなあんまりいい例じゃ ないですけどねそんなこと言えるかなとは 思いますねはいその対抗賜ったっていう 感覚っってあるんですか玉あそうそうです ねなんかあの知らないにいいたっていうの そういうのはあるかもしんないですねどっ かどっかからどっかから神様が落として くれたとですねいや落としてくれないなと 思ってみんな待ってるんですけどなかなか くないんですがどうやったらその恵みを得 られるそうはいえよく言うんですあの神様 はあの俳句のヒントを皆さんに平等にこう 落としてくれるんですねへえでそれをです ね落とした時にあの普段ぼしてるとこう気 がつかないんですねから普段から私はそう じゃないんですよあの私が育ってわけ普段 からあの感覚を俳句の感覚を英敏鋭くして おきますと神様が落としてくれた平等に 落としてくれたヒントをさっと手出して 取ることが できるでそういうことはあれあのいつも私 もあの皆さんに申し上げてるんですけどね だから普段からやっぱりあの感覚をこうえ 研ぎ澄ましてまたよくものを見てるとえ神 様が落としてくれたヒントをこうね キャッチできるかもしれませんねてああで これもその石を冷たくっていうフレーズが どこかで湧いてきたけれども素通りしない でそれを捕まえたっていうことですかどう でしょうねまあのその石の上にえそのとか がいたっていうヒントはその神様が落とし てくれてですねでそれを私が見ていてえ そのああれ石を冷たくしてんじゃないかと いう感じ取ったのがそれがあのおなんかね 賜ったことになるのかもしれませんねいや 賜ったんじゃないです か時々あのこのインタビューでもあの俳句 は賜るものだっておっしゃる方が いらっしゃるんです分かりますねそ感覚 分かりますわかりますかえだからあの俳句 はですねやっぱりよくあの私も申し上げる んですけどもその偶然の機械はい機械から 出てくるそれしていうところもあるのかな と思いますねあ機械士と言ってもいいかな と思いますね機械士機械士はえ偶然の機械 から出てくるです ね死機械 士そんな場面がですねあるんではなかろう かなと思いますね機械しどういう意味なん ですかはいあのえ偶然に出会った あことを死にするですかねそれは他の文化 には少ないような気がするんですえその 廃人ですと銀行屋なんか銀行しますねはい で銀行すると初めて出会ったようなものが あるかなと思いますねうんそういう出会っ た機会をすかさずにその信じするという ようなところですかね機械史の一面がある なと常々思っておりますうんねということ は銀行とかやはりこう現場に足を運ばない とダめっていうあ私はねそれを進めたい ですねあのコロナのこともありまして あまり外に出ないうちはどうしても頭で こう作ってしまうそうすると予定調和的な いかにもこれだったらこれになるようだっ たよなてなるところがところが外に出ると ですねそういう偶然のその機械が出てえ くるきてですね作品にえこうなってくるん じゃないのかなと思いますねだから なるべく外に出てそういう機会に巡り合う 機会を多くした方がいいのではないかなと 思いますね ういやちょっと今やってみようかなと思い ますたいやいやいやなんか 名前恥ずかしいですけどその他の文系では な俳句の特徴を確かに言い当ててるような 感じがしますあ象ですね小説はその一瞬の チャンスではできないと思うんですけど配 の場合できますもんねそうそうですね一瞬 のひらめきであったりとかはいそうですね うんえそっかじゃ神様がヒント遅れた時 にれた時にさ手を出さないと拾わないと 拾わないといけないですね
小島健さんは1946年新潟県生まれ。10代から俳句を始め岸田稚魚に師事。その没後、角川春樹に師事しています。1990年角川春樹賞、91年河新人賞、93年河賞を受賞。96年に句集「爽」により第十九回俳人協会賞を受賞。現在、俳人協会副会長を務められています。
変温動物であるトカゲは日の当たる石に横たわり、身体を温めます。その光景の主客を逆転して「石を冷たくしている」と詠んだ作品。詩とは何かという問いに、一つの答えを出しているとも言えるでしょう。

2件のコメント
青蜥蜴の冷たさが光速で伝わってきました。有難うございました。
(3:09-)「写生というより、よく見る。👀観察するということはあらゆる芸術の基本」絵画でも、写真のようにそっくりそのまま描けてもそれだけでは芸術性に欠けていたり、写真であっても同人物を誰がどのように撮るかでアートにもなれば平凡な記念写真にもなります。降っている “言霊” をキャッチできるかできないかは、芸術的なセンスがあるかないかによるものだとも思いました。センスを磨くというトレーニングも、科学者がニュートリノを捕まえようとする研究のような感じかもしれない、とも…
言霊が得られるまでモノを観るようにしたいです。色紙の文字が立派ですが印も良い印ですね。👍