【感動する話】言葉が話せないボロボロのホームレス女子を助けた俺。お風呂に入れるととんでもない美女だった。３ヶ月後→家の前に高級外車が止まりスーツを着た男性「今すぐ娘を渡せば50億やろう」
たく酔っ払いか仕方ない な雪のちらつく 深夜カメラを手に現場の超高級マンション を張り込んでいるとマンションの前にある 電柱に持たれ地面に座り込んでいる男 が俺はマンションに入って行くはずの ターゲットを気にしつつ座り込む男に声を かけた ちょっとお兄さんこんなとこで寝てたら 風邪引く よ男の肩を軽く ゆするすると男はばったりと地面に倒れ ぴくりとも動かないし死んでる俺はその 男性を急いで家に連れて帰るのだがまさか 彼が俺の人生を変える なんてヒローお前3時間も張り込んで何 やってたんだよスクープ他に持ってかれた じゃない か編集長の怒鳴り声が事務所中に響き 渡るせっかく垂れ込みがあったのに現場を 抑えられなかったってどういうことだ よ先輩カメラマンの呆れたような口ぶり 編集長が2回目の雷を落とす前に木村先輩 は俺の襟首を引っ張って外へ連れ出して くれ た事務所の近くの喫茶店に入り先輩は ホットコーヒーを2つ注文 する先輩実はあの夜マンションの前に男性 が倒れていて助けているうちにターゲット とすれ違ったみたいなん ですおいおい嘘つくならもっとうまい嘘を つけよ嘘じゃないっす本当 です俺の名前は 坂本25歳フリーランスのカメラマンをし ているそう言うとかっこよく聞こえるかも しれないけど要は出版社に雇われている ただの契約社員だ俺は5年経っても契約 社員のまままアルバイトみたいなもの だ大抵は契約社員で入社して3年ほど経て ば社員になれる らしいだけどスクープどころか今回のよう に確実な情報がある案件でさえ現場を抑え られない俺は未だ昇格できないでい たそれでも高校生と言っても通用するよう な動眼が結構張り込みや取材では重宝さ れるスクープを狙って目をギラギラさせた おじさんよりも俺みたいなタイプは ターゲットに警戒心を抱かせない らしいだが間の悪さや推しの弱さが災いし てなかなか1人前になれない現状が続いて いた先輩たちは悪徳政治家や企業の闇を 暴くような取材をしているけど俺は芸能人 のスキャンダルばかり熱愛中の芸能人の密 回現場を写真に撮ったり周辺を取材して裏 を取るという仕事世の中にはそんなネタが 大好物である人は山ほどいるのは知ってる けど正直俺はエンタメにはあまり興味が ない俺もいつかは世の中を動かすような 社会問題や事件を取材してみたいとずっと 思ってい たで助けたその男はどうなったんだよ今 うちのアパートにいますへ連れてきたわけ 大丈夫かよやばいやつなんかじゃないの 木村先輩はそう言って顔を しかめる俺が出勤する時も寝てました夕べ からずっと寝っぱなし です今夜アパートに帰ったら火道具が全部 なくなってたりしてそれともそいつは幽霊 かもしれない ぞ先輩は芝居がかった言い方をするどう見 ても面白がっているようだせ先輩からかわ ないでくださいよ 俺はそう言いながらもふと我に帰り色々 想像して少し怖くなるいなくなっていたら ほっとするけどそれはそれで怖いものが ある仮に男が泥棒だったとしても俺の アパートには財産と呼べるものはないし 大丈夫 だろう唯一財産と呼べるのは今俺の手元に あるこのカメラやレンズパソコンだけ肩 から下げたバッグには廃用のキャノン一眼 レフが入っている所有している2台の カメラやレンズ関連機材の総額は 100万円をくだらないこれらは俺の相棒 だから片時も手放すことはないから盗ま れることはないだろう俺は最悪の事態も 想像するアパートに帰るなり脅されて監禁 され金を出せと言われるかもしれないいや ひょっとして男は布団に寝たまま亡くなっ ているか も俺の頭の中はよからぬ想像で めちゃくちゃだっ た何かあったらすぐ先輩に電話しますから すぐ電話に出てくださいよはいはい泥棒で も幽霊でもこれが野郎じゃなく女だったら まだ面白いんだ けど俺は笑う先輩に向かって拝むように手 を合わせたのだった あの日俺はある人気女子穴と既婚者である IT企業社長の不倫密回現場の写真を 抑えるべくIT社長の隠しマンションの 近くで深夜の張り込みをしてい たマンションの入り口が見える場所に コンビニがあり俺は女子穴が現れると言わ れる時間までコンビニで雑誌の立ち読みを しながら待機 するそろそろ11時外に出る か俺は温かい缶コーヒーを買って店を出た すると雪がちらつき始めて いる初雪 か俺は身震いをしながらマンションの前に やってきたすると電柱の影には人影がん人 が座っているの か近づいて覗き込むと男は中に持たれて 座り ぐったりとして いる年末で酒を飲む機会が多くなっている からこの人もきっと酔っ払っているの だろう今夜は冷え込みそうだ今なら終電に も間に合う はずちょっとお兄さんこんなとこで寝てい たら風邪引くよ俺は男の肩をゆすったする と男はばったりと地面に倒れ込みびくりと もしないし死んでる一瞬動揺したが気を 取り直して倒れてしまった男に声をかけ 続け たもしもしお兄さん大丈夫 男のほっぺたをペチペチと叩くすると眉を 潜めた男の顔を見て死んではいないようだ と確認でき たお兄さん1人で帰れる俺仕事中なんだよ 男は自力では動けない様子救急車か警察を 呼べば良いのだろうが俺はマンションに 入っていく女子穴とIT社長の姿を写真に 納めなくてはならない正直ごたごたに 巻き込まれている時間はないの だコンビニに止めさせてもらってる車まで 男をかぐようにして連れて行き神部座席に 寝かせて俺は現場に戻ったしかしそれ以降 ターゲットが現れることはなかったの だ俺が男を車まで連れていく間に ターゲットはマンションに入ったのだろう その証拠にどこに潜んでいたのか同じ日に ライバル出版社がそのスキャンダルを すっぱ抜き後日地面を飾ったのだ から俺は男を連れてアパートへ帰ると万年 どに男を寝かしつけ自分を押入れの中で 眠ったそして翌朝男が息をしているのを 確認しこたつの上にカップラーメンとお湯 を沸かして食べてくださいというかきおき をして出勤したのだっ たビクビクしながら安アパートに戻ったの はちょうど日付が変わろうとしている時刻 だっ た今夜も張り込みを終えての帰宅体の真 までこえる冬の張り込みは本当に辛いお 笑い芸人と人気女優が付き合っていて度々 デート現場が目撃されるという高級焼肉店 の外での張り込みだったのだが当の本人 たちは現れず焼肉の匂いを置かずに コンビニのおにぎりを頬張り2時間粘った が何の成果も得られなかっ たかじかんだ手でドノを握ると玄の鍵は 閉まったまま部屋の明かりはついていない 男がまだ真っ暗な部屋の中にいると思うと 鼓動が早くなったそっとドアを開いてみる といつもとは違い温かな空気が流れて くる男が寒いだろうと思いエアコンの暖房 をつけたままでかけたのだ電気帯が もったいないところだがここで死なれてい ても困る 俺は息を潜めて部屋の電気をつけたすると 男は俺が出勤する時に見た格好のまま布団 に横になって いるこちらに背を向けて横向きに寝ており こたつの上のカップ麺もそのままの 状態全く同じ体勢のままなのでなくなって いるんじゃないかそう思った瞬間 の肩が少し動い たよかったとりあえず生きているみたい だ俺はひとまず安心した夕飯はおにぎり2 つで済ませていたからすごく腹が減ってい たコンビニで夜食用に買ったカップ麺に 沸かしたお湯を注ぎこたつに足を突っ込ん でテレビをつつけるするとこたつの隣で寝 ていた男がゆっくりと起き上がり俺を見 たカップラーメンが出来上がるのを待って いた俺だが男と目があって緊張のあまり ごくりと息を飲むそして無反応なまますぐ に視線をそらして部屋をぐるりと見回して いた男はとても痩せていて青白く健康層に は見えないがよく見れば韓国ドラマに出て きそうな色の少年だった年齢も俺より年下 のような気が するあの腹減ってない君夕べから何も食べ てないだろうカップラーメンあるから食べ ない俺がそう話しかけると男は節目がちに 小さく頷いたその様子からとりあえず凶暴 な様子は感じられない俺は男の分のカップ ラーメンにもお湯を入れて こたの上に置い たよかったらこたつに入りなよ俺の言葉に 男は無言のままおずおずとこたつに入り俺 と向かい合ったと次の瞬間男はカップ麺の 蓋をひっぺがすとずるずると音を立てて麺 をすすり出すお湯を入れてからまだ20秒 くらいしか経っていないのだが良かったの だろうかす すげえ勢いだなそんなに腹減ってたのか俺 は自分のカップ麺が3分経ったのも忘れて あけに取られて男を見てい た男はあっという間に平らげ喉を鳴らし ながらスープを最後の一滴まで 飲み干すそしてふっとため息を つきごちそ様でしたという代わりに ゆっくりと両手を合わせていた 俺坂本ひやゆは勝手に連れてきちゃって ごめんでもあのまま放っておけなかったん だ雪も降ってたしここへ死んじゃうと思っ て さ俺が怪しいものではないということを 伝えたくて身を乗り出して彼に 訴えるしかし俺の声の大きさや勢いに驚い たのか彼は怯えた目をして後ずさった ごめんよ知らない人にいきなり連れてこ られてそりゃ驚くよなあよかったら名前 聞いていいかな俺の言葉に彼は悲しそうな 顔で首を小さく横に 振るどこに住んでるんだい1人じゃ心配だ から明日車で送っていってやるよ俺がそう 言うと今度は首がどうにかなるんじゃない かと思うくらいの勢いで何度も首を振っ たもしかして君口が聞けないの か俺の言葉に彼は反応しないが目で返事を しているような気がし た1人暮らしか実家かは分からないが帰り たくない事情でもあるのかもしれ ない君未成年じゃないよね見知らぬ未成年 はさすがに置いておけないから年だけ教え てよすると彼はこの上に指で20と 書くならよかったこんなボロアパートだ けど落ち着くまでここにいても構わない からそれからこれ少ないけど置いていく から好きなもの買ってきな俺は1000円 札を3枚 差し出す風呂入りなよお湯ためる から彼を助けた時から思っていたが相当 長い間風呂に入っていないと思われる は油で固まり全体的にかなり薄汚れていて かなり匂っていたひどく痩せていてあまり 食べてもいないのだろう綺麗な顔をして いるのにきっと訳ありの家出少年なん だろう な服やパンツはとりあえず俺の貸すから 明日着ているものは洗濯でもするといい よ彼はほんの少しだけ口元に笑を浮かべ 小さく頷いたのだっ た翌日その日はいつもより早い帰宅だった ドアの前までやってくるとカレーのいい 匂いがして くる隣の部屋かなそう思いながらドアを 開けたそして目に入った男の姿に目を 見張るなんと男が台所に立ってカレーを 作っているではないか元気になっただ よかった ねあまりの衝撃の光景にそういうのが精 一杯だったさらに俺を驚かせたのは 部屋干ししてある彼の服の中に女性者の 下着を発見したことしかも俺の下着と並ん で干してあるえ ええさすがに声をあげずにはいられ ないもしかして君は女の子なの彼はいや 彼女は申し訳なさそうに苦笑いを浮かべた その後こたつで向かい合ってカレーを 食べる彼女は大盛のカレーをすごい勢いで 口に入れているが俺は未だに受け入れられ ない事実に大好きなカレーも喉を通ら ない嘘だろ綺麗な顔をしているとは思って いたけど俺は女の子を連れ帰ってきて しまったの かまだ半神半疑とはいえまさか体の証拠を 見せろというわけにもいかないだろう相 変わらず彼のいや彼女の口から言葉は出て こないけれど目の表情や振る舞いを見て いるとこの生活を結構楽しんでいるように 見え たこんな生活でも気に入ってくれたのなら 何よりだ俺は人助けをしただと思って 無理やり自分を納得させたのだっ たおいひろ次のターゲットの顔見てくれよ 悪そうなつらしてる だろう木村先輩は事務所で記事の執筆をし ている俺の目の前に1枚の写真を差し出し てきた白髪のオールバック鋭い眼光 マフィア映画にでも出てきそうないかつい 風貌の男 最コーポレーションの執事田島現像だ俺が 助けた男の件は初めの頃こそ興味深そうに 突っ込んできた木村先輩だったが今は取材 で忙しくその件について聞いてくることは なくなっていた当然助けた男が実は女性 だったことも知らない先輩が今抱えている 案件は大手総合 再起コーポレーションの社長不審士の件に ついてだ去年再起コーポレーションの社長 が50歳の若さで休止した最初は拍子で 片付けられていたが捜査段階で事件の可能 性が浮上してきたというその疑惑の中心 人物が田島現像らしい木村先輩の調べれば 長年執事として再起家に使えている田島が 未亡人とな夫人との再婚を格していて財産 を乗っ取ろうとしていると いうついでに出てきた話だが15年前佐伯 コーポレーションの霊場の身代金誘拐事件 があったんだが今になって警察や検察を 抱き込んだ田島の自作自演疑惑が出てきて いる俺は未亡人もグルだと睨んでいるんだ もしそうなら恐ろしいよなまさか母親に裏 いるなんてその娘は現在行方不明 らしいいつも作な木村先輩だが仕事となる と人格が変わりターゲットに対する執着 嗅覚は半端じゃ ない俺はと言うと彼女との共同生活も3 ヶ月が過ぎようとしていた今まで彼女がい たこともない俺だがまさか女の人と3ヶ月 も暮らすなんて 1人暮らしをして7年ほど経つがこれまで は深夜にアパートに帰ってきてカップ ラーメンを囲むだけの生活だっただけど 彼女と暮らし始めてそんな生活ががらりと 変わった仕事から帰ってくると部屋には 明りがついているし手料理が用意されてい て起きて待ってくれている相変わらず彼女 の声を聞いたことはないし名前も教えては くれないそれでも彼女は楽しそうに家事を しているしかかな表情の変化で輝度哀楽を 示してくれてい た普段は俺が一方的に自分の話をしていて 彼女はそれを聞いてくれている小さかった 頃の話や親や妹の話仕事の愚痴彼女は黙っ ていつも静かに微笑みながら聞いてくれる が 声を出して笑うことも ない男だと思い込んでいた時は男にしか 見えなかったけれど3ヶ月一緒に暮らして いるうちに彼女も少しふっくらしてきて 体つきがだいぶ女性らしくなってき た身長は俺と同じぐらいで170cm以上 はある だろう最初に会った時はショートカット だったが今は髪の毛も伸びてくらいまで ある3ヶ月も一緒にこんな綺麗な女性と 穏やかな暮らしをしていて行為を抱かない 男がいるだろう か雰囲気としてはかなり打ち解けてきて 彼女も俺に嫌悪感は持っていないと思う しかし俺は彼女のことを何も知らない当然 俺の寝床はまだ押入れの中だっ た久々に俺の仕事が1日休みだったので 彼女と2人並んでアパートでテレビを見て いる時のこと突然玄関のチャイム音が なる怯える様子の彼女が少し気になったが 俺はアパートのドアを開けたするとそこに 立っていたのはサングラスをかけ黒い スーツを着たいかつい初老の 男性俺は相手の顔を見てすぐにハトした頭 の中に蘇るのは木村先輩が見せてくれた 写真再起コーポレーションの執事田島だで もどうして俺のところ にここに最近舞という女がいるはずだ迎え に来 た低い声でそういう男の鋭い視線は サングラス越しでも わかるはさま お嬢様がここで暮らしていることは調べは ついている発見にこんなに時間がかかると は思わなかったが随分手こずらせたな俺は 木村先輩に聞かされた再起 コーポレーションの疑惑を思い出したいや ここは俺の1人暮らしです人違いじゃあり ません か然と男に 言い放つ嬢様中にいるのは分かっています 戻らなければこちらにも考えがあります彼 がどうなっても知りません よ俺の言葉を無視して男は部屋の奥に 向かって叫び出し た立島さん大きな声を出さないで ください強引にドアを閉めようとした俺の 後ろから女性の声が聞こえてき たやめてください彼は関係ないの 驚き振り返ると彼女の姿がえ君喋っ た初めて聞く彼女の声確かに女性の声だっ たそこの君大人しくその娘を渡せば即 50億をやろう再コーポレーション唯一の 相続人である彼女が受け取る財産に比べ たらそれくらい痛くも痒くもないどう だ俺は50億という途方もない数字に呆然 とするだがそんな田島の言葉に反応したの は俺ではなく前の方だっ たわかりました家に戻りますただ1日だけ 時間をください明日の夜自分の足で必ず 帰りますのでだめだよを行くなマは焦る俺 の言葉を制して くる大丈夫です私はもう逃げる場所なんて ありませんいつかは家に戻る運命だったん ですわかりましたさすがお嬢様は話が 分かるでは明日奥様と一緒に屋敷でお待ち しています よ男はそう言って帰って行った やっと話せたんだね驚いたよ俺は彼女の顔 をまじまじと 見るあなたに何かあったらと思うと自然と 声が出たのもう一生言葉が出てこないかと 思って た彼女自身も驚いている様子だっ た私本当は家に帰りたくない戻ったら田島 さんの思う壺だもの父は遺言上を残してい て財産は100%私が相続することになっ ているのだから私を連れ戻したいんだわ父 は母と田島さんの深い関係に気がついてゆ 言上を書き換えた から色々と辛い記憶を思い出したの だろう彼女は苦しげな表情を浮かべて いるそこで俺は提案 するしばらく俺の実家に身を寄せないか さすがに俺の実家までは簡単に突き止め られないだろう今俺の先輩が君のお父さん が亡くなった経緯について極秘に取材を 進めているんだ全てが明らかになるのは そんなに遠い先の話ではないと 思うそれを聞いて明らかに舞衣の顔色が 変わっ た俺と舞はその日のうちに車で1時間ほど かかる俺の実家に向かうことに 両親は最初こそ女性を連れてきた俺に とても驚いていたが事情を話すと前に深く 道場し温かく迎え入れてくれ た俺はしばらくは実家から仕事に通うこと にいつまた田島がアパートを訪問してくる かわからないので不動産屋に連絡をして しばらくは仕事の関係でという理由にして アパートを留守にすることを伝え た俺たちは実家の俺の部屋で生活すること にした俺の両親と妹と交えた夕食は初対面 とは思えないほど盛り上がり特に高校生の 妹はお姉ちゃんができたようだと大はぎ夜 は6畳魔の俺の部屋にシングル布団を3つ 並べて敷いた妹を挟んで舞衣と3人で寝る 最初は興奮しておしりしていた妹もいつの 間にか眠ってしまったよう だ静まり返った寝室で舞は安心したのか 身の上話を始め たうちは両親が仕事で忙しくて遊んで もらった記憶はないのそんな私にとって 田島さんは唯一の私にとって家族と言える 存在だ 遊び相手はもちろん 学校の送り迎えや勉強も教えてくれたし いろんな悩みも聞いてくれたりした わそう言うと舞は不安になったのか少し新 呼吸をしてい た子供の頃誘拐事件に巻き込まれて身代金 を払って解放されたことがあったのその時 は母も田島さんも助かってよかったって 泣いてくれ てでも最近それが嘘だって分かった の実は母の携帯電話のメールを見てしまっ て田島さんとのやり取りを見て2人は前 から付き合っていたことを知った の昔の誘拐も自作自演で身代金は山分け ショックだっ た父は病ではなく殺されたのかもしれない 次は私なんじゃないかって怖くなっ た恐怖で声が出なくなった の舞衣は声を詰まら せるだから逃げ出して男に変装して身を 隠していたんだね え公園で暮らしていたわあの日食べ物を 探しに町に行ったけど空腹で倒れてしまっ て あなたに助けてもらえなかったら多分私 死んでいたと 思う舞の目からは涙が 溢れ出すあなたもあなたの家族もどこの誰 かも分からない私に親切にしてくれて本当 に感謝している わ 私今までこんな温かい家庭を知らなかっ た俺は のそばに駆け寄り彼女を強く抱きしめた 出会った時よりは少しマになったけど まだまだ痩せているのが俺の腕に伝わって くる舞を幸せにし たい今まで舞が温かい家庭を知らなかった ように俺も今までこんなにも何かを守り たいと思う気持ちを知らなかっ たまさよければこれからもずっと俺たちの 家族でいて ほしい俺は舞の耳元でそう さく木村先輩が追っていた佐 コーポレーション社長不審士事件の記事が 地面を飾ったのはそれから1ヶ月後の ことそれによって警察も動き出し羊の田島 と舞の母親は逮捕された いたとはいえ実の母親までも逮捕されたの だ測り知れないショックを受けた舞を俺は これから全力で支えていくつもり だ事件の聴取や財産相続など複雑な手続き が一段落した 後俺たちは結婚すること に俺は契約社員から社員になって今日も カメラを持って様場に駆ける日々を送って いる家には帰りを待ってくれている人が いるそう思うとどんな過酷な現場でも 頑張れそうな気がするのだ [音楽]
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