【感動する話】意識不明重体の妻の元に帰れず絶望の男性に飛行機のチケットを譲り、商談に遅刻。社長「利益が最優先!クビだ!」部長「社長!ニュース速報に我が社が」俺「クビなんでお先に失礼します

初めましてこれからよろしくお願いします ね彼女は社長令嬢だけあってとても気品 溢れるサドという雰囲気があっ たしかし蓋を開ければ永上だということを 言いことにわがままの死 放題触らぬ神にたたりなしと言わんばかり に周りの社員がとめることもなし 無能社員と言われていた俺であったが さすがにこの状況に堪忍袋の尾が切れて しまっ たあんの女後日社長室に呼ばれ首を覚悟し ていたが俺を待っていたのは予想をはるか に超える展開だっ た俺の名前は山田深夜現在アパレル会社で 営業マとして働いている24歳だ思は入社 立ての頃の俺は本当にひどかったなぜなら 営業マなのに6に会話さえできなかった からだもちろん自分のコミュニケーション 能力についてはよく分かっているつもりだ がまさかあれほどまでとは自分の想像以上 にコミ障が出てしまい俺の営業成績は常に 最下入社してから数ヶ月俺はは精神的にも 成績的にも崖っぷちに立っていただけど俺 はそこで諦めずになんとかあき続け今や 入社してから2年経つ俺と営業トップ クラスの人たちの間にはまだまだ超える ことのできないギャップがあるだがカサに 努力したおかげで次第に営業成績が上がっ てき たやるじゃないかお前にはまだ伸び代が 十分にある [音楽] 柏木課長にそう言われ俺はさらに営業成績 を伸ばそうと頑張っている最中だった そんな折り4月でもないのに突然新入社員 が入ってき たあまりに時期外れだったのであまりに 優秀すぎるがゆえにどこからかヘッド ハンディングされたのかもなと思った ぐらいだでも実情は全くそんなものでは ない俺は柏木課長からその新入者への教育 係りに任命され たようやくお前も仕事ができるようになっ てきたからな新入社員を指導することで お前自身の勉強にもなる だろうあんまり自信はないんですがでも 任された以上頑張ってみ [音楽] ますどうせすぐに分かることだから言って おく が何でしょう 今回入ってくる新入社員は社長の娘だ えつまり社長令嬢ってことになる なこんな時期に普通の新入社員が入って くるわけない だろうそれはおっしゃる通り です色々やりにくいと思うがそこはお前の 腕の見所だ頼んだ ぞそんなことを言われても 俺はコ社員の扱いなんて全くえていない しかも社長 令嬢やりにくいにも程があるのではないか 大体なんで俺が教育係りに選ばれたん だろうトップクラスの営業マンは新人の 相手をするより営業成績を伸ばした方が 会社のためになるでもあまりに仕事ができ ないとなると教育をしようにもそもそもで ないつまり俺は新入社員を指導するのに 適度な位置にいたから選ばれたと勝手に 結論付け たいくら考えてもしょうがない指名された んだからもうやるしかないと俺は覚悟を 決め た初めましてこれからよろしくお願いし ます ね社長令嬢だけあってとても気品溢れる除 という雰囲気ががあっ た俺はまだ入社して2年ちょっとの身だ 教育係りをやるのも初めてだから何か 気づいたことがあったら言ってはいわかり まし た話し方もキビキビしており俺よりずっと 営業が上手そうな雰囲気がすでにあっ たこ入社だって言ってたけど何か理由が あったのかもしれ ない教育係としての日を一緒に過ごして もしかして俺いらないかもなと思った ぐらいだっ たそれは全く俺の思い違いだっ た寺島さんこの書類間違いだらけだよ数字 は半角で統一し てそんなの別に良くないですか半角でも 全角でも内容は変わりませ ん書類ってのは 読めればいいってものではないんだ きちんと企画ってのが ある非行率じゃないですかいちいちそんな ことを気にしながらやるのっ て分かった今日は俺がやっとくから後で 確認し [音楽] てはいそれじゃあよろしくお願いし ますこれは3ヶ月間一緒に働いてきて経験 した膨大な数の中のサンプルの1つだ社長 令嬢寺島柚月はとにかく大雑把で細かい ことを気にしないたちだった何度注意して も自分が気に入らないことは直そうとし ないしやろうともしない結局俺が寺島さん の仕事をやることになって しまうそれでも初めのうちはまだ少しは やる気があったでも俺が怒らない人物だと 見なすと寺島さんは俺に完全に仕事を投げ て自分では何もしなくなっ ただって私がやっても結局山田さんが 手直しするじゃないですかそんなの2度出 です初めから山田さんがやった方が効率的 です確かにその通りかもしれないだが教育 がかりとしてはそれはちょっとありえない と思った そりゃ俺がやった方がすぐに終わるに 決まってる俺の方が経験があるんだ からでもそうだからって全部俺がやって しまったら寺島さんが成長する余地が [音楽] ない気にしないでください私のことなんて 仕事は全部任せ ます寺島さんは俺の言うことに少しも耳を 貸さず結局俺が寺島さんの仕事をほぼ全て やることになってしまっ た俺は寺島さんに仕事を押し付けられる形 となり深夜まで残業することが増え た2人分の仕事を俺1人でやってるんだ からそれはそうだという話では ある周りや同僚や上司も俺が一方的に寺島 さんから仕事を押し付けられてるという 事情を だけどなんと言っても寺島さんは社長令嬢 だ社長の娘という特権によって社内の誰 1人彼女に強く物を申すことができ ない教育係りである俺との接し方を見て 寺島さんがかなり自己中心的でわがままな のは周知の事実 だ下手なことを言えば寺島さんが父親 つまり長に告げ口する可能性だってある それはかなりのリスクだと言える だろうもしかしたら元気や攻殻人事人事 移動によってどこかに飛ばされるかもしれ ない社長は社員たちから幻覚で真面目だと 称されているが自分の娘のことになると 盲目で出ためな振舞をするかもしれ ない一般論だが親というものはそういう 反面があるのも事実 だこういう事情で寺島さんの車内での言動 はアンタッチャブルなものとしてスルーさ れることになっ た1番影響を受けている教育係りの俺も とてもじゃないが寺島さんに強く出れる はずなどなかった部長クラスでさえ寺島 さんには何も言えないの だまだ平員の俺が文句など言えるはずも ない だから俺は寺島さんの仕事の押し付けの 煽りを永遠と受け続けることになっ たそんなある日俺は営業で大きな仕事を けうことができた俺の営業マとしての経験 の中で間違いなく1番大きな規模のもの だっ たよくやったな 山田あとはこのチャンスをきちんと物に できるかどうかがお前の今後の成長に 関わって くる柏木課長にそう褒められ俺は画然 やる気になったこの仕事を成功させれば俺 の営業マとしてのステージが人会談上がる と俺自身も確信するほどの大きな仕事 だしかしながらどんな状況かでもお構え なしに寺島さんは俺に仕事をし続けてきた はいこれ今日のノルマ です ノルマそうです今日の私の仕事 です寺島さんの仕事を俺がいることはノる あってことなの かそれはそうですよだって山田さんは私の 教育がかりじゃないですか私の仕事の責任 を持つのは当たり前です よ確かにそうかもしれない俺は寺島さんの 教育がかり だでも全部仕事を丸投げしてることについ て一体どう思ってるん だ何も思ってるわけないじゃないですか私 が何を思わなきゃいけないんですか分から ないので教えて くださいそれは本気で言っているの かそんなに深く考えて言ってないですよ 考えるの苦手だし面倒だから結論だけ教え て ください自分が会社の中でどう思われてる のか少しは考えないの かだから言ってるでしょう深く考えないっ てそんなこと考える必要ないですから社長 の娘ってこと で寺島さんが自ら社長の娘だということを 述べたののはこれが初めてだっ たつまり寺島さんは社長の娘だから別に何 も気にする必要はない とそうです実際私は会社で好き勝手にやっ てますけど誰からも何も言われませんそう いうもの で俺は寺島さんが全てを言い切る前に ふざけるなと叫んだ こんなに大声を出したのはこの会社に入社 して初めてだっ たそもそもの話俺は大人しい性格なので そんなに大声を出す機会が ない自分でも大声を出したのに驚いた くらいだがあまりに溜まったストレスの せいで俺は止まることができなかっ た何様のつもりだ おい確かにお前の親は社長で偉いんだろう が お前がなんでそんなに偉そうなんだお前 自身は何もしてないくせ に寺島さんは一体何が起こっているのか まるで現実を認識できていないようだっ ただがそんな俺には関係ない俺はなお前 みたいに何もできないくせに権力に音部に 抱っこで偉そうにしてるやが一番嫌いなん だ よ離れもできていないか気があんまり調子 に乗るなよ おいまるで存在しないものがそこに突然 現れたかというような驚きの表情を寺島 さんが浮かべてい た俺はあまりに静かなので周りをぐるりと 見渡してみたが同僚も上司もありえない ものを見たという顔をして いる俺だって自分がここまで切れてしまっ たということに驚いていた だけど言ってしまった言葉は引っ込められ ない腹水ごに帰らずというやつ だ俺は口が達しな寺島さんが反論してくる とふと思ったその予想に反して寺島さんは 神妙な顔をして自分のデスクに座り仕事を 始めたのだっ た心の中なんて読めないけど寺島さんは かなりでる気が するいくら寺島さんが理不尽だったとは いえ俺の発言もあまりに感情的すぎたと 反省し たその後に俺は社長令嬢になんてことを 言ってしまったんだという激しい後悔が コンコンと湧いてきたのだっ た俺が寺島さんに切れてしまった翌日出社 するとに寺島さんの姿を探し たもしかしたらというか案の定寺島さんは 見当たらない俺はとんでもないことを しでかしてしまったのかもしれ ない昨日から繰り返し心の中に湧き上がる 衝動をまた感じてしまっ た自分のデスクに座り仕事を始めようと 思ったけどとてもじゃないが全くそういう 気分になれない同僚たちにも切れた俺を 知ったからか俺に挨拶をする際顔が若干 ばっていた中には目を合わせようとしない 人もい た俺の人生指示最も切れしかした瞬間は俺 にとっても他人にとっても結構な影を 落として いる俺はデスクに頭を突っ伏して深い ため息をつい たもしかしたら今で首になるかも なあまり考えたくなかった考えが嫌でも 浮かんでくるやっと営業マとしてやって いける自信が出てきたの に俺は自分自身に対して寺島さんに暴言を 吐いたことを心の中で攻め続けたそして 全く仕事に集中できないまま正午すぎに 社長室へと呼び出されることになった 周りの同僚の視線はこれでお別れかもなと いうことを夕べに語っている記載した俺の 精神状態がそう思わせたのかもしれないが 実際俺は社長室で首だと言われる可能性が かなり高いと踏んでい た寺島さんが社長に対してあることない ことを風潮して俺を首にするようしけるの は当然だと思え た俺が寺島さんに行ったことを思えばそう したって仕方がないのかもしれ ない寺島さんの自己中な仕事のしつけが 原因ではあったけれどそんなことを社長が 考えてくれるとも思えなかっ た俺は担当台に自ら突っ込んでいく気分で 社長椅のドアをノックし た どうぞ俺が社長室に入ると朝から姿が見え なかった寺島さんがいた俺が入ってきても ういたままで全く俺と目を合わせようとし ない俺はさらに暗い気持ちになって社長が 言葉を発するのを待っ たやってくれたようだ な大変申し訳ございませ ん驚いたよまさかこんな展開になる なんてそれはそうですよね 君は娘の教育がかりだったらしい なはい柏木課長に指名されまし た柏木君かなるほど いつ首宣告がなされるのかそれにしか注意 が向かず社長の言ってることも自分が話し てることもよくわから ないところでここに呼び出したのは他でも ない君に言わなければならないことがある ん だ俺はとうとう来てしまったと心の中で 思いっきり両手を握っ たどうか娘と付き合ってくれない か分かりました当然ですよねて え俺は首にするという言葉が絶対来ると 思ってたので反射的に分かりましたと言っ てしまっ たでも俺の耳が行かれていなければ娘と 付き合ってくれと言ったような気がし たそうか娘と付き合ってくれるかそれ じゃあ早速今週末に娘とデートをしてやっ て くれあまりの急転会に脳の処理が全く 追いつか ない首を告されるはずだがなぜだか寺島 さんと付き合うという話になっている しかも週末にデートだと俺は思わず寺島 さんの方を見てしまっ た寺島さんは相変わらず俯いたままだが顔 がほんのり赤くなってる気がし たちょっと待ってください理解が追いつか なく て俺と寺島さんが付き合うんです か今更否定するのかあんなにはっきりと 分かりましたって言ったではないかいや ちょっと脳にバグが発生したようですって 何かな君は私の娘と付き合いたくないと いやそういうことではなくてです ね私のお願いを君は断るということか 俺は本気で意味が分からず軽いパニックに さえなっていただけどもしここで寺島社長 に対して断ったら一瞬で首になってしまう かもしれ ない俺はわけが分からないなりにも首だけ は嫌だと思っていただから俺は無意識に こう言ってしまったの だ私が社長のお願いを断るなんてありえ ません もちろん週末にデートさせていただき ます寺島さんとデートする日があっという 間にやってきた俺は当日を迎えても寺島 さんとデートするという実感がわかない 寺島社長から娘と付き合ってくれと言われ た日連絡先を交換しておけよと追い打ちを かけられたそう社長から言われたら俺は もう操り人形のように交換するしか ない寺島さんも社長に言われるがままに俺 と連絡先を交換したそして街で待ち合わせ をすることをメッセージで決めたのだっ たかなりぎこちな文章を送り合っ てデート日和りと言えるほどの晴天だった こうなったらやり切るしかないとモヤモヤ した気分にに気づかないふりをしデートに 集中することにした待ち合わせ場所に 向かうとすでに寺島さんが到着してい た俺にはまだ気づいていない初めて寺島 さんの私服姿を見たわけだが結構な露出の 高さでボディラインもはっきり分かっ たこんなセクシーな服を着てくるなんて まるで思っていなかった俺は寺島さんの 違う一面を見た気がしてドキドキが止まら なかっ た こんにちは こんにちはどれぐらい前に到着した1分前 です寺島さんが待ち合わせ場所に立ってる と気づいてからそこに到着するまで23分 は経ってい たなるほどそれじゃあ行こうか はい俺たちはただ待ち合わせを決めただだ でどこに行こうと明確に決めたわけでは なかったなので必然的に街をフラフラと 彷徨うことに なる寺島さんが俺の少し前を歩き俺がそれ についていくような感じだっ た話をしようにも距離があるしまず第一に 一体何を話せばいいのかそれがわからない そんな状況でコミュニケーションが取れる はずもなかった 俺たちは無言のまま人混みの中をただ 歩くあれもしかして柚月じゃ ない声がした方に視線を向けるとモデル 並みの美しさとスタイルを兼ね備えた美女 が立ってい たなんかすごい格好してるね何してる のそう言った後にどうやら俺の存在に気が ついたよう だなるほどねデート中なんだ気合いも入る わけよねそれ じゃあ俺は寺島さんがそのモデル系美女に 対し全く返事を返してないことに気づい た久しぶりだってのに愛そ悪くない返事 ぐらいしてくれたっていいじゃ ないちょっと気分が悪くってお久しぶりね 後で分かることになるがこのモデル系美女 は神田裕子という名前だっ たあらそうなのデート中だってのに最悪 じゃ ないごめんだからまた今度 ね分かったわ あそういえば私もうすぐ結婚するんだけど ご祝儀はんでよねゆって社長だもんね期待 してる からそう言って神田裕子はその場を去っ たご修義を最速するなんて下品な人だ なそう思って彼女の後ろ姿から寺島さんに 視線を戻すと俯いて暗い表情をしてい たそういえば気分が悪いって言ってたな どこかで休むか 私の知り合いはああいう人 ばっかりああいう 人あの人とはどういう関係なん だ山田さんも聞いたでしょご正儀期待して るって私の知り合いは私自身じゃなくてお 金しか見てない のなるほどなと俺は思っ た俺はどこにでもあるような平凡な家の出 だ金持ちというのがどんな感じなのかよく 知らないでも社長の娘というだけで子や金 を期待してすり寄ってくる連中がいるのは 想像でき ただから山田さんが私を本気で怒ってくれ た時驚いたけど本当に嬉しかったん です対等に接してくれた から私が社長の娘だからって忖度しないで 1人の人間として向き合ってくれたことが 本当に嬉しかったん です寺島さんは俺の目をまっすぐに見つめ てい たそこにはういていた寺島さんはいなかっ た俺はこのまま立ったままではなんだから とすぐ近くにあった喫茶店に行くことを 提案 する店内は空いていてまるで俺たちのの 貸し切りのような感じ だお互いコーヒーを頼み俺はそれをすり ながら話を切り出し た寺島さんがどういう気持ちで生きてきた かなんとなく分かる よ本当です かもちろん立場とかは全然違うけどね俺も 昔こうだという風に決めつけられたことが あるそうなんですね 今でこそ割と暗いやつだけど俺も昔は 明るい容気で社交的だったんだ信じられ ないかもしれない がはい信じられませんいつもぼそぼそした 話し方だ し少しは気い 使えよで俺はなぜだか偽善者だとか言われ 出して さ明るいのと偽善者って何か関連あり ますいや俺も分からん分からないからこそ 悩んで俺は次第に明るさを失ってうきに なっていった自信も消えた よでもある時ずっとこのままじゃ人生 つまらないって思ってさまた前みたいに 積極的になりたいと思って営業マとして 働き出したわけ なるほどです ねつまり何が言いたいかって言うとだ な何か行動を起こさなきゃ自分も周りも 変わらないってこと だもちろん行動したからと言って他人が 自分が思って欲しいように思うとは限ら ないそれはコントロール不可能だでも動か なければ全く何1つ変わらないにも な俺は自分が持っていたことを全て話した これを聞いてどう動くかは寺島さん次第だ でも俺は寺島さんの表情を見て何かが響い たことが 分かるそしてそのデートの日を境いに寺島 さんは見違えるように自らの足で歩き出し た俺に仕事を押し付けることはなくなり他 の社員とも会話を始め寺島社長を引き合い にすこともなくなっ た寺島さんの頑張りに感化され俺もまた 仕事に全力で打ち込むことになるそして月 の営業成績で初めてベスト3に滑り込む ことができた俺からしたら夢のまた夢の 出来事だと思っていた順位だったそんな 順調な日々を送っていたある日寺島さん から結婚式場への送迎を頼まれ た街であったゆの結婚式に及ばれして て俺は寺島さんの足じゃないんだ けどいいじゃないですかあの日以来2人で 出かけてないんだし何か用事があるんです かいやない けどじゃあ決まりですね 寺島さんは明るく笑いながら勝手に決めて しまっ た俺も渋い顔をするふりをしたけど久し ぶりに会社外で寺島さんと会えることに心 が踊った俺は間違いなく寺島さんに心を 惹かれて いる寺島社長に頼まれたからではなく俺 自身が心から付き合いたいと思い始めてい た して俺は車で寺島さんを結婚式場へと送迎 することになっ た俺は神田ゆうことと1回会っただけだ から当然結婚式に呼ばれるわけが ない結婚式が終わった後に寺島さんから 携帯から連絡が来ることになってい たでも結婚式上付近で車を走らせてみた けど特に面白いものがあるわけではなく俺 はすぐに戻ってきてしまっ どうしようかとにかくトイレが先だ俺は そう思いトイレを済ませることにして車を 降り たトイレを済ませるとちょうど式場から 花やの神田ゆう子と友人数命が出てくる ところだっ たちょっと信じられる社長の娘のくせにご 祝儀好きなすぎじゃないこれぽしかくれ なら呼ばなきゃよかった私あの子嫌いなん だよ ねお金くれないならいらない よ大きな声でわざと寺島さんに聞こえる ように言ってくるのが見え見えだっ た全くいくら美人でも性格があまりに習学 すぎる寺島さんの方見ると明らかに聞こえ ていっていて居心地が悪そうにしてい たこのままゴミを報じするわけにはいか ない俺は寺島さんに切れた時よりも大声で 叫ん だあなた一体何を言ってるんです か全ての人の視線が俺の方へと向いた 狙い通り だ俺はそのまま神田裕子の方へと歩いて いき周りの視線がそちらに向くように するあらあなたは確か柚月と街で一緒に 歩いてた人 ねあなたからも言ってやってよご主義少な すぎるって話にならないわ ほおそうなんです ねお金を持ってることしか脳がないのに こんな時にそれが出せないなら生きてる 価値ないわよそう思わ ない月俯いてないでなんとか言ったらどう なのそうだ今からでもATMでお金下ろし て持ってきてよそのぐらいできるでしょ ほら 早く明らかに周りの人たちはその発言 どん引きしているのに全く気づかずに 心ないことを言い続けてい た何言ってんだお前お前は性格がすぎて いいところは顔だけしかないんじゃないか 笑わせるなよはあ 何柚月が悪く言われたからってむっとし てる のこっちこそ笑わせないでって話 よ私に盾ついたらどうなるか分かってる のどうなるか教えてくれよモデルさん是非 詳しく聞きたい ねへえ私がモデルって知ってるんだなら私 が芸能事務所に所属して色々とできること ぐらい分かるんじゃないの脳なし さんもちろん分かってますよあなたもう すぐ服のCMに出演予定ですよねところで その担当者は私ですよ無能 さんそれを聞いて明らかに顔がこりなんで すってという顔をした まるで天から地獄に落下したかのような変 りっぷりで思わず笑って しまうあなたの発言を鑑みるにどうやら CMには不適切なようだ申し訳ないがこの 件はなかったことにさせていただきます ねまるで金魚のように口をパクパクさせて いるがあまりのショックに言葉が出ない ようだ寺島さん行きましょうもうここに用 はない ま待って柚月ごめんなさい誤解なの私だっ てあんなこと言いたくなかったのでもそう 言えって言われ てそう言って新郎の方へ視線を向け たすごいな自分がやばくなったら今日結婚 式をあげた新郎でも切り捨てる なんて新郎は1人こっちへ歩いてきたが 雰囲気が明らかにおかしいことに気づい た一体どうしたんだ 神田裕子が話し出す前に俺は一部指示を ぶちまけ たいくら遮られようが無視して話し切った 後新郎は信じられないという顔をして神田 裕子の方を見たち違うのよ私のせいじゃ なく て君には失望した来てくれた人たちには 申し訳ないがこの結婚は今日で終わりだな そ そんな正直もう2度と顔を合わせたくない がこれで離婚できるなら安いもの だ神大優子が自業自得で絶望的な状況へ 転げ落ちた後俺はモデルの公認を探すこと になった神田裕子の評判は地に落ち た2度とモデル活動を行うことはできない だろうこれは俺にとって今まで1番の 大仕事 だそれはあんな終わった女に任せようとし ていたなんて考えてみると怖くなった俺が 新たなモデル探して困っていると寺島さん が私に任せてくださいと言って素晴らしい モデルさんを見つけてきてくれ たどうやら寺島社長と仕事での付き合いの あった女性の娘 らしいこれはコといえばコかもしれないが 俺としては大変助かっ た俺と寺島さんはあの見にくい結婚式上で の出来事の後急速に接近することになり 現在付き合っている社長に言われたからで はなくお互いが好きだという理由で俺たち 2人はこれからも変わり続けていくこと [音楽] だろう私たち結婚したのあんたと違って 優秀な遺伝子も授かっただ からそう言いながら彼女は自分のお腹を 愛しそうに撫でてみせたその横で彼もまた 不敵な笑を浮かべて俺を見て いるこの時俺の中でずっと疑問に思ってい たことが全て繋がったきっとそうだあの時 からすでにこの2人 はふとその時後ろの方から俺を呼ぶ声が 響い た長もうすぐお時間です よバリッとした高級スーツに身を包んだ 美女が俺の元へと近づいて くる私もいつか社長との子供ができるの 楽しみ ですそう言って彼女は俺の手を取りニコリ と上品に笑ってみせ た俺の名前は内 吾とあるIT関係の会社の部に課長として 勤務しているサラリーマン だあやか早くしないと遅刻するぞうん今 行くからもうちょっと待っ て恋人の彩佳とは同じ会社に勤めている 付き合ってもう5年そんな彼女と俺は婚約 中で最近結婚前の同性生活を始めたばかり だっっ たお待たせあけほらネクタイ曲がってる 直してあげるからこっち向いて あごめんありがとう 彩か彩佳しっかりしていて少し抜けた ところのある俺をこうしていつも支えて くれて いる仕事もプライベートも今が一番充実し ていると言ってもいいかもしれない俺は今 彩佳と共に順風満々な生活を送って いるそんな満たされた生活を送っている俺 だが何の礼もないかと言われればそうでも ないおはようござい ます遅いぞ うみ出勤した途端それに罵声を浴びせるの は部長の日山大輔さん だすいません木山部長でもまだ資業前でえ 訳するなお前俺より下なんだから俺より 早く来いよ社会人の常識だぞあはあすみ ません ふん最近課長に昇進したからってたるん でるんじゃないのか た日山部長は年の割に少し古い考えの 持ち主だそれでいて他人に厳しい人だから 部署内でも彼を恐れている人は 多い仕事自体はやりがいもあって充実して いるそれにいつも寄り添ってくれる彩かの 存在が俺にとっては何よりも支えになって いた そうなっていたはずだったの [音楽] だ はあ何新規臭い顔してどうしたの ざたため息をついた俺になかなかの毒舌を 浴びせるこの女性は高山れい子俺の同期 だなあれい子聞いてくれるかいいわよくら ない話だったらぶっ飛ばすけどあれ未だに れい子が既婚者なの信じられないんだけど ふー言いたいことはそれだけは食い縛り なさいちょちょ待って待てごめん違うって あの実は さ思わず口から出てしまった率直な感想に 謝罪しつつ俺は子に向き直った彼女はこう 見えて結婚1年目の新婚だ俺が今抱えて いる悩みを相談するには彼女以上の責任は い ない最近彩かの様子が変なんだ よあんたたちどうせ始めたばっかりじゃ ない今が1番楽しい時期なんじゃないの そうなんだ けど彩かのや最近外発が多いんだよなえ なんで理由はなんか独身のうちに女友達と 遊べるだけ遊びたいらしく てなあれい子女の子ってそういうものなの か さあ私あの子とはタイプが全然違うから よくわからない けどそれってどういう ことあの子良くも悪くもすごく女の子よだ から気をつけなさい色々とね 猫子の言う色々には本当にいろんな意味が 込められていたのだと思うけどこの時の俺 はそのことをよく理解していなかっ たその日猫子の言葉の意味はあまり理解 できないまま俺は家父に着い た ただいまおかり健吾遅かったねああ週末だ から片付けなきゃいけない仕事が多くて んて あやか今から出かけるの かよそ行きの服を着て洗面台の前でメイク をしている彩佳に声を かけるうん今日はね高校の時の友達と 飲み会なのオールになりそうだから先に寝 てて大丈夫だから ねそっ かなああやかその飲み会って女の子 だけなにけ心配なの うん まあ安心して女の子だけの集まりだ から笑顔でそう言って彩佳は俺の小鼻を キュっとつまん だ日曜日は一緒にデートしようだから今日 はまだ預けじゃあね行ってきますあ はあ行ってらっしゃい気をつけ てご機嫌な様子で出かけていくを俺は そっと見送ることしかできなかっ た嬉しそうにしている彩佳を束縛するよう なことはしたくなかったし何より俺は彼女 のことを信じたかったの だそんな見えきらない気持ちで毎日を 過ごしていたある日のことその事件は 起こっ たえみお前ちょっとこっち来いえあ はい山部長に呼び出しを食らってしまった しかもなんだか怒ってい心当たりのない まま俺は部長の元へと駆けつけ た日山部長どうかしました かお前これについて説明しろえこ れって日山部長に促されパソコンの画面を 覗き込むそこにはうちの会社に対しての 就活生のコメントが書き込まれてい たこの前のここの説明会最悪だ 社員の態度ありえなさすぎ説明会言って損 したあれが人事部の人間ってこの会社 終わってん だろ画面を見る限りそんな国表が大量に 続いて いるこの間の就職説明会ってお前が言った やつだよなあはいお前説明会で何を やらかしたんだな何もしてません参加して くれた月もみんな笑顔で帰って行きました しならこの批判コメントはどう説明するん だそれ はあのなあうみこれは会社の信用に関わる 問題ださすがにお前に対して何だかの処分 を言い渡さなければなら ない言いながら日山部長は苛立ったように 息をつき俺の顔をじろりと睨む うみお前は攻殻処分だあと来月から死者に 移動な えぶ部長ちょっと待って ください俺が何かを言う前に声をあげた れい子が慌てた様子でこちらに近づいてき たその判断には納得しかねます前回の説明 会のトラブルの報告は特にありませんでし たしそもそもネット上のコメントの信憑性 なんてありません 悪質のいたずらの可能性だってあるんです よ ああよく回る口だな高山女のくせに 出しゃばるなよお前もまとめて作戦して やってもいいんだ ぞ男か女なんて関係ありません そもそもれこもういい やめろ部長に食ってかかっていきそうなれ を 抑えるどうしてよこ夫人のことこれ以上 れい子を巻き込めないれい子に何かあっ たら俺は君の旦那さんに顔向けできないよ ねでもそれはあんただっていいから俺は 大丈夫 俺は猫子の勢いをなんとか納めてから日山 部長に向き直っ た山 部長私を処分することで全てが丸まると いう言うのならあまんじてお受けいたし ますは生起の口を正式な事例は後日渡す それまでに引き継ぎをしておけ分かった な承知いたしまし た全く身に覚えもなかったしもちろん納得 したわけではなかったけどこれ以上抵抗し て騒ぎを大きくしてしまってはどちらに 転んでもいい結果にはならないだろう 何か行動を起こすにしては材料が揃って からじゃなければ戦え ない日山部長に頭を下げながら俺は横に いるれい子にそっと つくれい子後のことはよろしく 頼む分かっ た深刻な顔付きで小さく頷いて見せる れい子は俺の言葉の意図を組みとってくれ たようだった その日の夜俺は思い足取りでキロに着い た ただいまお帰りけんごあれけんごどうした の元気なさそうだ けど あやか彩佳の顔を見た途端申し訳なさが こみ上げてきて俺は勢いよく頭を下げて みせる早やかすまない俺えな何どうした のじ実 は心配そうな顔を見せるあやかに俺は今日 部署で怒ったことを打ち明け たっていうことがあって来月から死者の方 に移動することになったん だ ふーそっかそんなことになっちゃったんだ 彩佳は驚きも怒りもしなかったまあ彼女も 同じ会社にいたのだから部署が違うと言え ど今日の騒動を耳にしていたのかもしれ ないやか本当に ごめん謝らないでいいよ憲吾残念だけど これから別々の場所で別々に頑張って いこう えはかそれってどういう の言葉にふとした違和感を覚え顔をあげる ニコニコと笑顔を携えた彩かの顔がそこに あっ た憲剛忘れちゃった私あなたと付き合う前 に行ったよね遠距離と私より収入の低い人 だけは絶対無理 ってそそれはそうだけどでもあやか俺たち はもう婚約してるんだしえだから何けがは 私に仕事辞めてついてこいって言うの本社 勤めの私の方が稼げるのにち違うそうじゃ なく て言いたいことがうまくまとまらない彩佳 が俺に何を言おうとしているのかも理解 できないいや理解したくなかっ た早 かやっとのことで出てきた言葉も彼女の 名前を呼んだだけで虚しく途切れたそんな の俺を見た彩の顔からすっと笑が消えて いく安定した収入だけがあなたの取だった のに死者に作戦なんかされちゃったら何も 残らないじゃ ないだからね憲吾私と別れてあ 彩か彩佳の冷たい視線が物語っているもう 俺たちの関係は修復不可能だということ 分かった早やかごめん な言っておくけどこうなったのは私のせい じゃないからね全部憲のせいなんだから ああそれも分かってる本当に ごめん果たして本当にそうなのかという 疑問がなかったわけではないただ今は自分 の不quiteなさを悔む気持ちで胸が いっぱい だ俺はその日のうちに荷物をまとめ部屋を 出ていく準備をし た翌日部屋を出たら教えてそれまで私友達 のとろにいるからと彩佳からメッセージが 届いていたその宣言通り俺の転勤の日取り が決まって俺が部屋を出るその当日まで とうとう彩佳が帰ってくることはなかっ [音楽] た勤先のでは今まで所属していた人事部で はなく営業部への配属となっ た今日からこちらの営業部に配属となり ましたうみ憲吾ですよろしくお願いし ますうみ君よろしくね私小の課長で七森 みゆって言いますうみ君の指導を任されて いるから分からないことがあったら何でも 聞いて ねはいよろしくお願いします七森さん みゆでいいよここの部署みんな仲がいい から部署内では下の名前で呼び合うことが 多いのだからふみ君のこともけ君て呼んで も いいはいもちろんですでは改めてよろしく お願いしますみゆさんうんよろしくね けんご 君明るく笑ったみゆさんと握手を交わす 可愛らしい雰囲気の彼女は俺よりも随分 若く見えた こんなに若い女の子が課長だなんてこの 死者は大丈夫なのだろうかと少しだけ不安 に思ったがそれは有であったとすぐに 思い知らされることと なる健吾君営業部の仕事は 初めてはい入社してからずっと人事部に 務めていたのでそっかそっかそれじゃあ まずは見積もり書作ったりとか基本の仕事 から覚えていこっか人事部だったなら人と お話しすることには慣れてると思うし事務 処理の仕事を覚えてもらったらすぐ外回り 営業も担当してもらうからそのつもりでね あはいよろしくお願いしますよしそれ じゃあねまずはこのファイルを開いて もらっ てデスクの上のパソコンを操作しながら みゆさんは丁寧に作業工程を教えて くれるみゆさんは軽い口調で明るく にこやかに話す人だったが頭の回転が早く 人に仕事を任せるのが うまいよしそれじゃあ残りの見積もり書と 提案書ここからここまでを教授に作って みようか分からないとこがあったらいつで も私に声かけて ねはいありがとうござい ます何気なく渡される仕事料も絶妙な加減 だこの短いやり取りの中で彼女は俺の力量 を見極めてくれているのだと関心 する者に移動となって初めはどうなるかと 心配だったがこの調子ならなんとかやって いけそう だみゆさんの明るい笑顔を見て俺はそう 思うことができてい た死者にやってきて数日経ったある日部署 のみんなが俺の歓迎会を開いてくれ たけこ君は何が好きお酒は飲む方健子君の 歓迎会なんだから遠慮しないで好きなもの 頼んでね みゆさんは俺のそばに来てあれこれと世を 焼いて くれるそれと知ってると思うけど改めて 紹介するねこちらかずや君とさち子さん 2人とも健吾君と同世代だから話も合うと 思う よこうやってちゃんと話すのは初めてだよ ねよろしくけが君よろしくねさ改めて乾杯 し ましょうはい改めてよろしくお願いします みゆさんに紹介された同じ部署の仲間を 交え乾杯するなんだか最近色々あって忘れ ていたが誰かと飲むお酒はこんなにも 美味しかったのかと実感し た結構飲むわねけんご君そんなに飛ばして 大丈夫 すみません大丈夫ですこういう飲み会って 久々だったからついおいしくてへえけ君 結構行ける口なんだなっていうか飲みの席 なんだからさ敬語じゃなくてもいいよそう そう私たちもこういう席ではみゆちゃんの こと普通の女の子として設置してるしね みゆちゃんうん健吾君お酒の席ではブレ光 なんだよだから今から敬語は禁止あ分かり ましたあじゃなかった分かったみんな ありがとうみんなが作に声をくれるおかげ で俺も吸を出すことができた敬語を崩して 笑うとみんなも嬉しそうに笑いかけて くれるそういや健吾君て本社から移動だっ たよななんで視に来たのもしかして本社で なんかやらかす たちょっとやめなさいよごめんねけんご君 こいつ悪気なく失礼なやつなのよえててて ててさちこちょ待って待ってギブ ギブさち子さんは俺に謝りながらかや君の 頭をゴリゴリと拳でえぐっている2人の やり取りになんだかれい子のことを 思い出して懐かしい気持ちになっ たそれと同時に彩佳とのことやヒ部長との ことも思い出してきて暗い気持ちが じわじわと胸の中に広がって いく健吾君大丈夫えあああごめんね大丈夫 よっぽど顔に出ていたのだろうか心配そう に顔を覗き込んでくるみゆさんに俺は 小さく笑って返すそして今ここで本社で あったことをみんなに聞いてもらった方が いいんじゃないかとそう思っ た俺はグラスに残っていたお酒を煽り一息 ついてからみんなに 向き直るみんなに聞いてほしいことがある ん だ俺がそう言うとみんなは真剣な顔になっ て俺の次の言葉を待ってくれるそれに大い に甘え俺は本社での出来事を洗いざらい 打ち明け たマジかよひどい話だ な 本当信じられ ない俺が体験した理不尽な出来事にかや君 と幸子さんは顔をしかめている一方でミ さんは黙って俺の話を聞いていたかと思う と突然俺の手をしっかりと両手に目に涙を 浮かべながら俺の顔をじっと見つめて くるけん君飲もう明日は休みだし今日は嫌 なこと忘れるまで 飲もうみゆちゃんの言う通り今日は飲むぞ あすいませんオダお願いしますちょっと 2人とも大丈夫だから俺別にそこまで 落ち込んでるわけ じゃ付き合ってあげてけ君が良くても2人 の気が済まない みたいそっかそれは嬉しい けどあの2人これ以上飲ませて大丈夫 かまあそこは私たちでフォローしてあげ ましょう世話して世話されて仲良くなる までが飲み会の醍醐みだ から 了解どうやら今日は潰れた2人を手分けし て解放するはめになりそう だけど不思議と嫌な気持ちはない今日と いうこの日俺は久々に心から楽しむことが できたのだっ たそれからしばらくの月が流れ たあけ君今日の外回りちょっと付き合って くれよ新規で契約取れそうなところがある んだ了解ですでもなんで俺を不にかや君 から同の指名を受けて不思議に思っている とか君はたように俺の方を肘でついて くるまたまたとぼけちゃって健吾君がご 神機キラーなの俺ちゃんと知ってるんだ からなえそそうな のそれ私も思ってたわけんご君最近異常な くらい新規契約バンバン取ってくるわよ ねさち子さんも関心したようにそんなこと を言い出したまあ言われて思い返してみれ ば俺が営業をかけたところは概ねいい返事 をもらっているような気が する ふふふ君たちそんな憲吾君を育てたのが私 だということを忘れちゃいけない よすると突然どこからとなく現れたみゆ さんが得意げな顔でそう言って ホワイトボードに大きな髪を貼り付けて みせるみんな見てなんと先月の売上が過去 最高地を更新しました おおすっげえ 営業成績健吾君がダト1位ねすごいわあ ありがとうございます自分でもびっっくり です張り出された先月の成績に自分でも 信じられない気持ちになるもしかしたら俺 は営業職の方が証に合っているのかもしれ ないけんご君おめでとうどうするお祝いに 飲みに行っちゃうああでも最近はみんな 忙しいししばらくは無理か なみゆさんさえよければ俺は休みの日とか でも構いませんよえいいの休みの日まで 会社の上司と顔合わせるの嫌じゃない嫌 じゃないですよむしろ休みの日にみゆさん と楽しく飲めるなら俺も嬉しいです約束 ってやつですね えあれみゆ さん突然変な声をあげ顔を真っ赤にして 固まってしまったみゆさんを不思議に思い 俺は彼女の顔を 覗き込む見学君そういうとこだ ぞ休みの日に飲みに行くなら2人だけで 行ってきなさい よかや君と幸子さんはそう言って俺たちを 冷やかすような笑みを見せ た部署の仲間たちと過ごす毎日はあっと いう間に過ぎていき俺が死者に転勤して から3年という月日が経った頃呼び出しを 受けた俺は久々に本社へと足を運ん だ本社に来るの久々だ なあれもしかして けふと後ろから声をかけられて振り返るあ あやかそれにひや部長 もそこには彩佳と山部長の姿があった まるで親しい間柄のようにぴたりと身を 寄せ合う2人の姿に少し違和感を 覚えるうみお前こんなところで何をして いる今日は呼び出しがあってこちらに日山 部長こそ彼女とはどういう関係ですか随分 親しい様子ですがお前には関係ないだろう と言いたいところだがまあ教えてやる彼女 は今俺の妻だえ 思わぬ答えに一瞬頭の中が真っ白になった 固まったままの俺に彩佳が幸せそうな笑顔 を向けて くる 私たち去年結婚した のそしてあんたと違って優秀な遺伝子も 授かったんだ から言いながら彩佳は自分のお腹を愛し そうに撫でて見せたその横で山は不敵な笑 を浮かべ俺を 見るこの時俺の中でずっと疑問に思ってい たことがつながったきっとそうだあの時 からすでにこの2人 はあまりの衝撃に軽い目前を感じたその時 だっ た失礼いたしますあみみゆ さん振り返ったそこにみゆさんの姿があっ たみゆさんはと山部長の姿を横目でちらり と一別しながら確かの足取りで俺の方へと 近づいてくるパリッとした高級スーツに身 を包みいつもより大人っぽいメイクをした みゆさんは俺の手を取りニコリと上品に 笑って見せ た社長もうすぐお時間ですよええ今けの こと社長って言ったどどういうこと だ驚きの表情を隠せずにいる彩かと日山 部長を尻目にみゆさんはそのまま 見せつけるようにして俺の腕を取って自分 のお腹に沿っと当てて みせる素敵なご夫婦ですね社長私もいつか 社長との子供ができるの楽しみ ですみゆ さんさ社長行きましょうあなたたちもこの 後の役員会議是非参加してくださいねそこ で全てご説明いたします からそう言ってみゆさんはそのまま俺の手 を引き歩き 始めるみゆさんあちょっとやりすぎじゃ ないいいの健吾君はあの2人のこともう何 とも思ってなくても私はまだ許せ ないそう拗ねたように言ったみゆさんの目 が涙でじわりと滲んで いくごめんありがとう もう今日で決着をつつけるから安心して いい よみゆさんにそっと言い聞かせながら俺は 携帯電話を取り出しとある人物に電話を かけ たその後俺は招かれていた役員会議に出席 しみゆさんと共にプレゼンを行った内容は 近年目覚ましく成長している死者の営業 成績についての報告と今後の死者の営業 方針についてだ 以上でご報告とさせていただきますご清聴 ありがとうございましたありがとうござい まし た俺とみゆさんが並んで一礼すると本社の 社長が一極大きな拍手をして 立ち上がる素晴らしいさすが私の家族だ ええみんな今発表行ってくれたうみ君は隣 にいる私の娘の婚約者でもある 死者を盛り上げてくれた内君には近いうち に時社長として本社に迎える予定だみんな よろしく頼む よ社長の突然の発表に会場はざわついた ものの大きな拍手に包まれたそうここに いるたった2人を覗いて はちらりと会議室の端に目をやるそこには 顔を真っ青にしてこちらを行知している 彩佳と日山部長の姿があった そういえばうみ君は元々本社にいたはずだ ね君ほど優秀な人間がどうして死者 に社長それに関しては別件で詳しくご報告 させて くださいこの後お時間よろしいですか うむうんわかった君の言う通りに しよう何かを察したように社長は俺に 向かって静かに頷いた その後すぐに俺たちは社長の配慮で社長室 へと場所を移したもちろんその場に火山 部長と彩佳にも同席してもらう社長には あらかじめ俺が火山部長の指示で死者へと 出行したことを話してある社長は難しい顔 をしながら日山部長へと向き直っ た山くどういうことか説明してもらえるか ね宇は我が者の金位を落とすトラブルを 起こしました私は人事部部長として彼の 処分に間違いはなかったと思っています うむでは君の意見は君は日山君と結婚する 前うみ君と婚約していたと聞いたがか関係 ありません私だって本当は婚約を解消し たくなかったんですそもそも彼があんな ことを起こさなければ なるほど ではうみ君君の意見を聞こうじゃないか はい 社長その前に証言をしてくれるものがいる のでここにお呼びしてもいいですかああ もちろん だありがとうございます今みゆさんが呼び に行ってくれているのでそろそろ到着する 頃か ととちょうどその時コンコンと社長室の ドアをノックする音が響いた あり たまえ失礼いたします社長健吾さんお失礼 しました失礼し ますみゆさんと共に社長室に入ってきたの はれい子だ彼女は社長の前で一礼し資料の 束を差し出し たこれ は井山部長の言うトラブルの真相を 突き止めましたこれはその証拠をまとめた もの です言いながられい子は彩佳と日山部長を 厳しい目で一別 するもう言い逃れはできませんよ日山部長 彩佳 さん何を言ってるそそうよ私たち関係な いってばそうですかなら1番最初の方に 書き込まれたこの批判コメントあかさん これあなたの個人アカウントですよ ねでこは呆れたようにため息をつきながら 携帯電話を操作しその画面を彩かに 見せつけたなそそれ は彩かの顔色がみるみるうちに青く染まっ て いく大量の捨てアカウントに紛れ込んでい たから特定するのに大ぶ苦労したわでも なめないでよねこの会社の人事部の人間は 少しのきっかけからその人の裏アカウント まで探せる技術持ってんのよそそんな 最低プライバシーの侵害なんとでも言い なさいよ受けて立つわそれから日山部長 あなたもですな何がだ3年前のあの時私 最初からあなたのことを疑っていましただ から調べさせてもらったんです日山部長 あなた宇と彩佳さんが婚約中に彩佳さんと 浮気をしていましたよね な彩佳さんがネット上にポロポロ証拠を 残すタイプの人で助かりました消化集めに はクロしませんでした よ言いながられい子は携帯電話の画面を スクロールして 見せるそこには彩佳のSNSの投稿記事を まとめた画像がたくさん詰まっていたそこ にはもちろんヒ部長の姿も映って いる待ってなんでそれ影垢なのに言った でしょ舐めないでってあなた仮にもIT 企業の社員なんだからもっと危機感持った 方がいいわ よしれとした様子で言い放ち龍子は社長に 向き直っ たこれら全ての証拠はそちらの資料に まとめてありますご確認をよろしくお願い いたし ます分かったご苦労だったね恐縮ですでは 私はこれで失礼し ますもう一度子は深く一して見せて社長室 を後に するかしだからね今度何かおりなさいその 時彼女のこともちゃんと紹介してああ 分かったれい子本当にありがとう助かった よすれ違いざに言葉を交わす猫子は俺に背 を向けたまま手を軽くヒラヒラとさせ ながら去っていっ [音楽] たかかっこいい でしょ頼れる俺の同僚だよ今度みゆさんに もちゃんと紹介する ね展望のまなざしでれい子の後ろ姿を 見つめていたみゆさんにそっと耳打ちする れい子のおかげでようやくあの時の真相を 暴くことができた俺ができるのはここまで あとはこの2人をどうするかの判断は社長 が決めること だうつみくビもう下がっていい学だったな 終わったら一緒に食事にでも 行こうはい失礼いたしますみゆさん行こう ん うん山君たちも下がっていいぞただ君たち には叱るべき処分を受けてもらう後日正式 な事例を出すから君たちはそれまで謹慎し てしたまいい ね はい承知しました 日山部長と彩佳は社長前に真っ青な顔で 深深と頭を下げて いるこれで終わったこれで良かったのだと 俺は心の中でそう呟いたのだっ たその後日山部長と彩佳は会社を首になっ た らしい自作自演で自分たちが所属する会社 の批判コメントを大量に書き込んでいたの だ当然と言えば当然 だろうそうして少しの準備期間を経て俺は 無事に本社へと戻り今は社長の補佐役とし て勤務して いる忙しく過ごしていたある日俺の元に 彩佳から1本の電話が入っ たねえ健吾本当にごめんねあのね私もう 大輔さんとは離婚しようと思うのどうして お腹に火山音の子供がいるんだろうだって あの人も私と一緒に仕事を失ったのこの子 には苦をかけたくないしねえ憲吾私たち やり直し ましょう あやか君は一体何を言ってるんだそんな ことできるわけないだろうそれに俺はもう みゆさんと席を入れたあやかもう俺たちは 終わったん だそんなそれじゃあ私どうしたらいいの このままじゃ あやかそれ以上言うようならこちらも叱る べき処置を考えるけど慰謝料と か電話の向こうから聞こえていた すすり泣きはやはり嘘だったようだ悔し そうに低い声をもらすあやかに呆れつつ俺 はしに電話を切っ [音楽] たけんご君大丈夫 うん大丈夫ごめんねみゆさんこっちにお いでそうに俺の様子を伺うみゆさんを 引き寄せ後ろからそっと 抱きしめるあの後彩かから復縁を迫られる 可能性を危惧し俺とみゆさんに急いで席 だけ入れれるようアドバイスしてくれたの は何を隠そうあのれい子だっ た本当に彼女には頭が上がら ないみゆさん今度式場の見学に行こう か うんあのね君式が終わったら ん楽しみにしてるから ね小さな声でそう言いながらみゆさんは俺 の手を自分のお腹へ沿っと当てて みせる うん期待して待って て耳まで真っ赤にして小さく震えている みゆさんが愛しくて俺は彼女の首筋に顔を 詰め た色々なことがあったけど俺は今こうして 愛する人と共に幸せな日々を過ごしている [音楽]

※動画の再生速度は右上の設定から変更が可能です。
・動画を違う再生速度で再生する方法
1、動画をタップし、画面右側の“︙”か“⚙”をタップします。
2、[再生速度] をタップします。
3、動画を再生する速度を選択します。
±1,5倍や2倍の速度で視聴可能になります。

※ナレーションが不要と感じられた方はミュートにしてお楽しみ下さい。

※スカッと子猫では実際にあったエピソードを元に再現、編集してご紹介しております。
※当チャンネルの動画に登場する人物は仮名です。実際の人物や地名とは関係ありません。
※当チャンネルのストーリーはオリジナルです。
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