デジタルFW取材:「シャネル(CHANEL)」は、家族が集う少人数の結婚式をイメージしたそう。花のアーチをくぐってモデルたちがグラン・パレの階段を降りてくる開幕のシーンは、一点の曇りもない幸福感に満ちていました。今こそ「シャネル」にはこうあってほしい。厳しさやシリアスさは「シャネル」には不要です。ザ・ロネッツ(The Ronettes)の「ビー・マイ・ベイビー」のアレンジ曲が胸にしみました。

無観客ショーと思いきや、ペネロペ・クルス(Penelope Cruz)やマリオン・コティヤール(Marion Cotillard)、リリー・ローズ・デップ(Lily Rose Depp)ら豪華なアンバサダーたちが客席にいましたね。段々に重なったフリルスカート、マクラメ刺繍のロングドレスなどから、紳士服から着想を得た、ウエストコートとパンツのセットアップまで、華やかなパーティの参列客のようなウエアがそろっていました。

ロング&リーンの1920年代調が軸にありましたね。それを彩るのは刺しゅうや羽根飾りといったシャネル傘下の工房の仕事です。ヴィルジニーは、「私は常に女性たちが自分のワードローブにどんなアイテムを加えたいのかと考えています」と話していますが、 この顧客に寄り添うヴィルジニー流の「シャネル」がすっかり安定感を得たと思います。

最後には白馬に乗った花嫁が登場しました。この祝福ムードは、カンボン通り31番地のオートクチュール サロンのリニューアルに関連しているとのことです。

映像とルックは @wwd_jp のプロフィールのリンクから

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