【感動する話】上司にハメられ田舎の子会社に左遷された俺。倒産危機の小会社を10億の黒字化すると後日、机の上に解雇通知書が…家に帰ると左遷先の女部長が不敵な笑みを浮かべ「今までご苦労さまw」【泣

上司にはめられ田舎の子会社に左遷される ことになった子会社は墓場とも言えるほど 廃れた 状態そんなところに進んで行きたいという ものは誰もいなかっ たでも子会社ももちろん悪いところばかり でない信頼のできる人たちと共に手を 取り合いなんとか10億の黒字 これからもっとここで頑張って いこうそう思っていた矢先なぜか俺の机の 上に解雇通知書が置かれてい たもうあなたは用済み よそこに立っていたのは不敵な笑を 浮かべる社長令嬢の姿だっ た俺の名前は織田と大手飲食チェー店の 親会社にているサラリーマン だ織田先輩取引先にお渡しする資料できて ますチェックをお願いできますかああ ありがとう手渡された資料にざっ目を 通す彼女は俺が教育係りについている狩の なみ素直で真面目なところが可愛い後輩だ うんいいねそれじゃあこれもって午後1で 外回りだなとその前に一緒に昼飯でも食い に行くかはい 是非よし決まりだなじゃあ行くか仕事も 順調後輩のなみとの関係も良好だっ ただがそんな俺の様子を良しとしない厄介 な存在がいる の教育がかりだからって何格好つけてるん だ かそれがこの人俺の直属の上司である東山 冬彦さん だお前ら仲良くランチの約束もいいけどな 仕事はちゃんとしろ よもちろんです分かってい ますふどうだかせいぜい俺に迷惑かけるな よ 面白くなさそうに呟いて去っていく東山 さんの後ろ姿を後輩のなみもまた面白く なさそうにして見送って いる先輩私東山さんのこと苦手ですあんな 言い方しなく たってまあまああんまり気にするな よなぜかは分からないが東山さんは俺の ことをよく思っていないよだれっつらの なみをなめつつ俺は東山さんとは極力 関わらないようにしようと思っ た倉庫しているうちに俺の周りで妙なこと が起き始めたえ担当者の変更ですかあはい この間東山さんという方がお見えになって 小田さんから担当を変わったとご挨拶 いただいてその時に契約内容も決めて しまいまし てつい最近新規開拓した取引先を訪れると 困惑顔の担当者がそう教えてくれ たそれは大変失礼しましたこちらの手違い で確認できていなかったみたいです申し訳 ございませんいえこちらこそせっかくお 越しいただいたのに何もできなく て申し訳なさそうに話す担当者に見送られ ながら俺は取引先を後にし た東山さんどうして俺に何も言わないん だそもそもの疑問に俺は首を かげる最初はただ単に連絡を忘れていた だけなのかもしれないとそこまで気にして いなかったそれに東山さんとあまり関わり たくないという気持ちが強くて確認不足に になってしまっていた部分も確かにある 言ってしまえば気がつかないふりをしてい たのだだから気がついた時にはすでに 遅かった 織田お前今月の営業成績どうなってるか 知ってる か はい東山さんのデスクに呼び出され俺は 現実を突きつけられてい た契約が1件も取れてないなってどういう ことだお前まさか外回り行くふりして サボってたんじゃないだろう なそんなことはしていません契約だって 決まりそうになった段階でいつも担当の 変更がかかって言い訳をするななんだお前 まさか俺が悪いとでも言うつもりかそうは 言っていませんですがもういい黙れお前に は来月から系列の子会社に出行してもらう からそこで出直してこいま待ってください そんな急 にあまりに急で横暴な左戦 戦国さすがに俺も食い下がろうとしたのだ がそれは叶わなかっ た先輩もうやめてください見苦しいです よカノ 後輩のなみに止められて俺ははっとした 彼女だけではない部署の皆が東山さんと 揉めている俺のことを迷惑そうな顔で見て いるかカリの違うんだ俺 は 先輩私こんなかっこ悪い先輩の姿見たく ありませんでし た泣きそうな顔になりながらなみは俺の顔 をじっと見つめ た私仕事ができる織田先輩が好きだったの に本当に尊敬してたのに残念 ですそう言って最後に小さく頭を下げて 見せなみは俺の元から去って いくひどい喪失感にも似た感覚に陥るもの の今の俺に彼女を引き止める資格はないと 思った 所詮仕事は結果が全てなの だ結局こうなった かすっかり片付いた部屋の中で俺は1人 ため息を つく大手の親会社から田舎の子会社への 転勤いわゆる左川というやつ だまあ雇にならなかっただけまし かどの直属の上司である東山さんに目を つけられている以上あの場所にいても満足 な仕事ができなかった だろうできるだけ良い方向に頭を切り替え ながら俺は淡々と引っ越しの準備を進めて いっ た出行先の子会社への初出勤の日俺は会社 の前で戸惑いを隠せずにい たここれ はさびれた外の小さな建物まるで廃墟の ようなその中へ俺は恐る恐る入って いく失礼しますあよかった迷わないで来れ たの ね立て付けの悪いドアをノックすると中 から女性が出てきて出迎えてくれたその 明るい彼女の表情に俺は少しほっと するおはようございます本日付けでこちら に配属となりました織田明ですええ話は 聞いているわ私七瀬はな一応この会社の 部長よよろしくねはいよろしくお願いし ます漢字の良い彼女と軽く握手をかわし ながらも俺には先ほどから気になっている ことがあっ たあの七瀬さん うん 何他の社員の姿が見当たらないようです がそうねまずはそこから説明しないといけ ないわ ねやれやれと言ったように七瀬さんは肩を すめて みせるまあとりあえず中に入って座って 話すと長くなる からはい失礼します 促されるままに大雪スペースらしき席に腰 を下ろしたコーヒーでいいああはい ありがとうござい ますごめんね突然こんなところに飛ばされ てびっくりした でしょう七瀬さんは少し困ったように笑っ て俺にコーヒーの入ったカップを差し出し て くる実を言うとねこの会社にはもう私と 社長くらいしか残ってないの社長は社長で 本当にたまにしか出勤してこないしえ それって 一体これ見てちょうだい 言いながら七瀬さんは1枚の紙をテーブル の上に置いたそこには片手で数えられる ほどの飲食店舗の名前が記されて いるこれは 今うちが抱えている店舗の全てよ えこれだけです か笑っちゃうでしょうちょっと前までは もう少しましだったんだけどねここ最近 材料の値上げが止まらなくてこの地域では 外食離れも進んでる し七瀬さんの説明を聞きながら俺はア然と してしまったいくら地方の子会社とはいえ ここまでひどい状況だなんて思っても見 なかったの だそれに今残ってる店舗も厳しい状況よ 売上が立たないのに人手不足っていう負の スパイラルに陥っ てる正直このままじゃこの会社自体が 潰れるのも時間の問題だと思うの そんなでもね私まだ諦めたくないって思っ て こんな状況だけど織田君力を貸して くれるそう言ってまっすぐに俺を見つめて くる七瀬さんの目にはまだ光が残ってる その強い意を感じる瞳に俺の心も高ぶった ここでなら思う存分自分の仕事ができるか もしれ ないやりましょうきっとまだ手はあるはず ですありがとう私もやっと相談できる相手 ができて嬉しい わでは早速事業計画の見直しからしていき ましょうか分かったわ待ってて今資料を 揃える から俺の提案に七瀬さんはすぐに動いて くれたテーブルの上に並べられていく資料 のファイルをめくりつつふと思う 七瀬さんそもそもの話になってしまうん ですがこの地域だとレギュラーチェーン 展開は厳しくないです かやっぱり織田君もそう 思うはい一層フランチャイズに携帯を変更 してみて わフランチャイズねうまくいく かしらそこは親会社のネームバリューを 利用しましょうまず今残ってる店舗から 変えていくとしてあとは個人経営の飲食店 に営業をかけていけ ばこの日七瀬さんとの話し合いは深夜まで 及んだ不思議と疲れた感じはしなかった むしろこの会社を倒産の危機から救うんだ という指命感で俺の心は満たされていっ たそれからというものの俺は七瀬さんと共 にあちらこちらと街中を駆けずり回っ た七瀬さん今日も店舗経営について 問い合わせが入っています分かった先方に スケジュール聞いて空いてる時間にアポを 取って もらえる はい目の回る忙しさとはまさにこのこと だろうだが少しもくとは思わなかっ たとにかく俺と瀬さんはこのを変えていき たいという一で共に戦った初めに七瀬さん が言っていた通りたにしか顔を出さない 社長は相変わらずな様子だったがそんな ことは気にしている暇などないそのくらい 俺と彼女は必死だったそうしていくつかの 季節が過ぎ去っていった頃その奇跡は 起こったの だ見て織田君今の 七瀬さんこ れって渡されたデータに目を通したその時 俺の胸は高かったパッと顔をあげると七瀬 さんも勘無料といった表情で目に涙を貯め て いる私黒字なんてここに来て初めてよ 嬉しいああやっとやっとここまで来れ たおめでございますやりましたね織田君の おかげよ私1人じゃどうにもできなかった わ本当にありがとうさ今日は早く終わらせ て飲みに行くわよはい音もし ます嬉しそうな七瀬さんの様子に俺も釣ら れて笑顔になるここに来てからの努力が 報われた瞬間だっ たその日の夜俺は七瀬さんと共に小さな 居酒屋で宿MRSをあげてい た織田君本当に ありがとうあなたが来てくれなかったら 今頃どうなってた かそんな大げさですよ うんうん私本当にあなたには感謝してるの 私と一緒に戦ってくれて ありがとういいえ 笑いかけてくれる瀬さんに俺は少しドキリ としただがそれと同時にあの時の後輩の なみの顔を思い出して しまうこうして今は目の前で笑っている 七瀬さんもいつか彼女のように残念だと 言って俺から離れていってしまうかもしれ ない織田君どうしたの えなんかっとしてたけど大丈夫 すすみません大丈夫 ですそうならいいんだ けど小をかしげながら七瀬さんは俺の顔を じっと覗き込んで くるねえそういえば織田君てどうしてうち に来たのこんなに仕事ができるの にそそれはああごごめんねやっぱりいい今 の質問なかったことにしてえいいんですか 俺がここに来た理由聞かなくてもうんいい の別にそれを聞いたところで何かが変わる わけじゃないしごめんねやぼなこと聞い ちゃっ て照れたように笑って七瀬さんは飲みかけ のグラスをそっと差し出して くる改めて乾杯しよう これからもよろしくね織田 君はいこちらこそよろしくお願いします 七瀬さんグラス同士が触れ合って涼やかな 音が鳴った胸の鼓動はまだ収まらない七瀬 さんと一緒なら俺はこの先も 頑張れる俺はこの日初めて彼女に惹かれ 始めている自分に気がついたのだった それからさらに月日は流れた会社の経営 状況も安定して黒字を出せるようになって きたまだ数だが従業員も増え幻の存在と なりつつあった我が者の社長も少しずつで はあるが会社に顔を出す日が増えていって いるようやく会社らしくなってきたなと 感慨深く思っていたある日思いもよらない ものがデスクに置かいて俺は自分の目を 疑っ たここ れって何かの見間違いかと思って俺は何度 も目をこすっただがそこにある一通の封筒 には確かにこう書かれていたの だ骨 通知どうし て親会社を追い出されたあの時の記憶が 鮮明に蘇る 俺は今まで十分やってきた自分の何がいけ なかったの か名瀬さんそうだ七瀬さんなら何か知って いるはずと俺は急いで七瀬さんの姿を探し ただがこんな時に限って彼女の姿が 見当たら ないどうなってるんだよああ もういても立ってもいられなく 俺は社長室へと急いで向かっ た失礼します社長あああ織田君かどうした んだねそんなに慌ててどうしたもこうした もこれについてご説明願いますああそれね そうそうそうだっ ためどくさそうに薄い頭を書きながら社長 は俺がにているうをちらりと 見る私もよくわからないんだが君がもいた 親会社の社長の意向だと聞いている よ親会社の社長の意行それってどういう ことですか納得がいきませ んそんなこと言われたって私にはどうする こともできないんだよ分かって くれそんな がっくりと肩を落とした俺に社長はやれ やれと息をついて 見せるかわいそうだとは思うがね親会社の 言うことには従うしかないんだよ織田君 今日はもう上がっていいよ私も鬼じゃない 詳しい連絡が行くまで家でゆっくりしてい なさい承知しまし たこれ以上この社長を問い詰めても何も 分からないだろう何もカモが腑に落ちない 気持ちを無理やり飲み込んで俺は会社を後 にし た家に帰ってそのまま何もせずにぼんやり していたその時部屋のインターホンが鳴っ てはっと我に帰っ たはいどちら様 で織田君私よ開けてちょうだい 七瀬さんま待っててください 今開けます突然の七瀬さんの訪問に俺は かなり動揺してしまっ た目につく散らかったものをざっとベッド の下に追いやってから俺は玄関の扉を 開けるすみませんお待たせしましたごめん ね急に押しかけてきちゃってそれはいいん ですけどああの七瀬さん俺 うん 何出会った頃のように七瀬さんは明るく俺 に笑いかけてくるその笑顔がなんだか少し 怖いと思っ た俺の解雇通知のこと七瀬さんは何か知っ てたりします か恐る恐る伺う俺に七瀬さんはニコリと 微笑んだうん知ってるだって私がそうなる ようにしたんだもの え心臓がどくりと跳ねた手の中に冷たい汗 が溜まって いくもうあなたは用済みで首 よそ そんな足に力が入らなくなってその場で膝 を折った驚いたような七瀬さんの短い悲鳴 が 上がるきゃ田 しっかり大丈夫ごめんね違うの違うのよえ え慌てた様子で俺の体を支える七瀬さんの 顔を見る彼女は申し訳なさそうにしながら 俺の顔を優しく撫で た本当にごめんねちょっと事情があってど どういうことですかごめんなささ今はまだ 言えないのでも私を信じてついてきて くれる絶対に悪いようにはしないって誓う わ分かりまし た何がなんだか分からなかったが七瀬さん の言うことは信じたいという願望がまさっ た俺は七瀬さんに連れられて言われるまま に外で待っていたタクシーに乗り込んだ 七瀬さんに連れられてきたのはは俺が かつて勤めていた親会社だっ たな七瀬さんどうしてここ に実はねここの社長にあなたを連れてくる ように頼まれていたのよえ社長が七瀬さん にってあれ七瀬さん七瀬さんってもしかし てえ気づいちゃったまあ詳しい話は社長を 交えてするからもうちょっと待ってて立て た人差し指を口元に当てて七瀬さんは いたずらぽく笑って みせるどうして今まで気がつかなかったの だろうこの親会社の社長の苗字は七瀬だ つまり七瀬さん は失礼します社長言われた通り連れてき ましたよ ご苦労まずは第一喚問突破だ な全くもうあんな無茶ぶりもうごめんです から ね豪快に笑う社長の横で七瀬さんは呆れた ようにため息をついて いるこうして並ぶとよくわかる七瀬さんと 社長はとても似てい た社長彼が織田君です彼のアイデアの おかげであの子会社は救われまし たああそのようだなそれにはなお前に 対する中性心もなかなかじゃないかさすが 私の娘が認めた男だ なそう言って笑って社長は俺に手を 差し出して くる驚かせて住まなかったねあんなに理 不尽な通告を受けた後だというのによくぞ ここまで来てくれたありがとう織田君は はい恐縮 ですまだ若干混乱している頭のまま俺は 社長と硬い悪手を かわす織田君本当にごめんなさい父がどう してもあなたを試せというものだ から父ということはやっぱり七瀬さんえ もう織田君てばそっちの方が気になる の一瞬驚いたように目を見開いてから七瀬 さんは優しく微笑んだそうよ私ここの社長 の娘なのあの子会社には内場を知るために 父から事例を受けて働いていた の言いながら七瀬さんは俺の手を静かに 取っ た強引に連れてきてごめんねあとと驚か せるようなこともしちゃってでもねあなた ならついてきてくれるって信じてたよ織田 君本当に ありがとう私あなたが一緒に来てくれて すごく嬉しかったいいえ そんなしっかりと握られた手はそのままに 資金距離でまっすぐに見つめられさすがに 少し照れて しまうかっと顔が熱くなったその時うお ほんという社長のわざとらしい咳払いに我 に帰っ た俺と七瀬さんは慌ててお互いの手を話し 姿勢を たすところで織田君のように優秀な人間が なぜあの子会社に埋もれていたん だお父さん彼元々はこの親会社にいたの よ何そうだったのかそれは失礼したすま ない織田君いえめそもない ですぺこりと作に頭を下げる社長に俺は 慌てて首を横に振ったそんな俺の様子を見 て社長はそのまま難しそうな顔付きで首を かげて 見せるそう聞くとますます謎だ織田君君は どうしてあの子会社に入ることになった だそそれ は織田君無理しなくていいのよ話しにくい ことなん でしょういえ話します今まで他の人を悪く 言ってしまうようであまり言い出せなかっ たのです が意を決して俺は過去に会ったことを 洗いざらい告白し たというわけで理由はよくわかりませんが 直属の上司だった東山さんに営業成績を 不当に奪われてしまったんですその後東山 さんから直接子会社への出行を命じられ まし たなるほど なんともこざかしい真似をするもん だ低く呟いた社長の眼光に俺は背筋が寒く なるのを感じ たはなその東山という男をここに連れてき はい社長ああの七瀬さん大丈夫ここは任せ ておいて悪いようにはしないから ねそう言って薄く笑う七瀬さんもどこか 奥底に怒りを携えているように見え たしばらくして社長室に七瀬さんが東山 さんを連れて戻ってき た失礼しますて大田お前なんでこんな ところに東山君いくつか君に聞きたいこと があるは はい俺の姿を見た東山さんは驚き何かを 言いかけていたがそれは社長の厳しい一言 で遮られたどこか怯えたように小さくなっ ている東山さんに社長はじろりと睨みを 聞かせる 君織田君を子会社へと出行させたそうだね 誰からの指示があってそうし たそれは上司である私の判断です彼が あまりにも仕事をしないものですから実際 に彼の営業成績も散々な結果 でなるほど君の言分はそんなところ か考えるような仕草で腕を組み社長は東山 さんの顔をじっと 見つめる君が織田君の手柄を奪っていたの ではないの かそんな滅そもありませ ん社長の歯にきぬ着せぬ鋭い探りに遠山 さんは慌てて首を横に振って否定し た誰がそんなことを言ってたんですか本人 の証言そんなのは信用なりません織田が 仕事をしてこなかっただけでです よ勢いだけでそうまくし立てながら東山 さんは勝ち誇ったような目で俺を見下ろし てくる俺がお前の手柄を奪っただ証拠も ないのによくそんなことが言えるな大体 お前 は遺体に汗をにませ大声を出した遠山さん が俺に掴みかかろうとしたその 時し失礼します かカリの社長室に入ってきたその人物に俺 は思わず驚きの声をあげたかつての後輩 だったナは俺に向かって控えめに頭を下げ て見せた後社長に向き直って何かの資料の 束を手渡し た部下のカノです社長その書類には東山 さんが織田先輩の仕事を奪った証拠が まとめてあり ご確認いただけますかななんだって狩の お前ちょっとあなた女の子相手にやめ なさい今度はなみに掴みかかろうとする 東山さんを春奈さんがとっさに 止めるは話せこの 女東山さんいい加減にしてください七瀬 さん危ないから離れてありがとうねあなた はこっちは はい暴れようとする東山さんを抑えに かかった俺の呼びかけに頷いたはなさんは なみを守るようにしてかばいながら距離を 取る ふむそんな中社長だけは1人冷静に渡され た資料を熟読していたそうしてしばらくし た後社長はニコリと笑ってなみを 見るよくぞここまで記録してくれた非常に 分かりやすい証拠だほら君も確認してみる かいあ ああ目の前にばらまかれた証拠の数々に 東山さんは絶望した顔でその場に膝を 折る脱力した東山さんから手を離しやれ やれと息をついているとなみが駆け寄って きて俺に向かって深く頭を下げ た織田先輩本当にごめんなさい私何も知ら なかったあんなに先輩の近くにいたのに 気づけなかったん です カノ小さく震え下げたままになっている なみの頭に俺はそっと手を置い た気にするなよカノが悪いわけじゃない 先輩それよりありがとうな証拠を集めて くれててそんな当然のことをしたまでです 私先輩は東山さんに騙されてたって気が ついて誤解がなくなればいつか先輩が戻っ てきてくれるって思っ て言いながら夏は俺を見上げた後そばにい た七瀬さんをちらりと見て照れたように うむ でももう私の出る幕じゃなさそうですね そう明るく笑ってなみは改めて深くおじを して みせる先輩私先輩のことずっと応援して ますねそれじゃあ失礼し ます カノなみは社長室から静かに去っていく俺 は女の背中が見えなくなるまで見送っ たいい後輩を持ったわね ええ本当 にちょっと焼けちゃうくらい えふなんて ね七瀬さんは俺に照れ隠しをするように 笑って見せてから社長の方へと 向き直る社長どうします かそうだなあ え七瀬さんと社長に文字通り見下ろされ 遠野さんは怯えたように短く悲鳴をあげて いる旗から見ているだけの俺も2人の迫力 に息を飲ん だまあじっくり考えるとするか東山君君に はしるべき処分を下すからそのつもりで 待っていなさいいいねはは にこやかな顔だがすごみのある声で社長に そう言われてすっかり小さくなっていた 東山さんは真っ青な顔で力なく頷いていた 俺にとって過去の全てのわだかまりが消え ていった瞬間だっ たあの一見からしばらく立った結局の ところ俺は親会社に戻ることはなく子会社 での勤務を続けることになっただがそれは 今までのような立場では ない本日付けで社長に就任しましたみんな 知ってると思うけど改めて自己紹介します 織田明ですこれからよろしくお願いし ます朝礼でそう挨拶すると社員たちから 温かい拍手が 起こるそう俺は子会社の社長に就任したの だ前の社長が親会社の社長に早期退職を 促されたようで俺がその相た枠に入ると いう形での就任だった短い挨拶を終え社長 室で一息ついていると控えめなノックと共 に優しい笑顔の彼女が入って くるご就任おめでとうございます 社長やめてくださいよはなさんせめて2人 の時はつ通りでいて くれ そう小さく笑ってはなさんは俺の隣に来て 身を寄せてくる俺もそれに答えるように 彼女の肩をそっと抱いた実はあれから俺と はなさんはどちらからともなくなんとなく 通じ合い交際を始めるようになったのだ俺 たちの左手の薬指には揃いのペアリングが はめられ いるもうすぐ式だな ええなつみちゃんが受付をするって 張り切ってくれてる わはなさんいつからカノとそんなに仲良く なったのあら結構前からよ彼女いい子よね 私もすっかり好きになっちゃっ たそう かなんだかちょっと複雑な気持ちではな さんを見る いたずらぽい笑顔と目があった えあと君焼いてるのどっちにさあ なごまかすようにそう言って俺ははなさん の体を抱きしめた伝わってくる体温が幸せ になって広がって いくこれからはこの人と一緒に人生を歩ん でいく絶対に幸せにして見せると俺はそう 固く誓ったのだった [音楽]

※動画の再生速度は右上の設定から変更が可能です。
・動画を違う再生速度で再生する方法
1、動画をタップし、画面右側の“︙”か“⚙”をタップします。
2、[再生速度] をタップします。
3、動画を再生する速度を選択します。
±1,5倍や2倍の速度で視聴可能になります。

※ナレーションが不要と感じられた方はミュートにしてお楽しみ下さい。

※スカッと子猫では実際にあったエピソードを元に再現、編集してご紹介しております。
※当チャンネルの動画に登場する人物は仮名です。実際の人物や地名とは関係ありません。
※当チャンネルのストーリーはオリジナルです。
二次利用、複製、無断転載等の行為は固く禁じております。

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