May 2024
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    【スカッと】実の子の様に育てた夫の連れ子が出産。私達夫婦でお祝いを届けると連れ子嫁「高級寿司注文しました!家族の分だけですw」私の分だけない…「そう、それなら…」本当の家族も呼んだ結果【感動する話】

    皆さん高級寿司を用意しまし た私と夫のたしが指定された座布団に座る と息子嫁の美香さんが切りDEPに入った 寿司を運んで くる私以外の前に寿司箱を置くと自分も 座りお茶を注ぎ始め たわざわざ寿司に対して高級だなんて キャッチフレーズつけなくとも高級じゃ ない寿司は賞味期限が切れてる寿司かいな と心の中で思いながら席に 着くあれと私が少し考え込んでいると息子 の守が私の分だけないことに気づきミカ さんの肩を 小く彩子さんの文 はだって今日は家族を呼ぶって言ったじゃ ないですか本当の母親ではない彩子さんは 家族ではないですよ ね頭をとかちで殴られたような衝撃を覚え た私だがすぐに守るとたがほとんど同時に ふざけるなと美香さんを避難 する私はそのあまりの大きな怒鳴り声に寝 ている孫が起きるのではないかと心配 しいやいやいいのよそんなにお腹も減って ない しと怒る守とたをなめ たみかさんは悪びれる様子もなくお茶を 一口すすり寿司ネタを頬張ると幸せそうな 顔をし たとっても美味しい彩子さんも味はどう ですかああこさんは本当の家族じゃない から用意してませんでしたねごめん なさい守は苦虫を噛みついたような顔で ミカさんを見つめて いる確かに私は守の本当の母親では ないまは再婚したたの連れ子であったのは 事実 だ守に自分をお母さんではなく彩子さんと 呼ばせているくらいだから確かに本当の 家族ではないのかもしれ ないではあなたはどうなの だミカさんあなたは守るや孫の本当の家族 なの か私はトイレを借りるためにリビングを出 てとある人物に連絡を する穏やかな寝顔で眠る孫の顔がノりに 蘇り申し訳ない気持ちで胸が締めつけられ そうになりながらもスマホの通話ボタンを 押し た私の名前は 彩子バイである夫のたと結婚して彼の 連れ子の守を育ててき た守と出会ったのは7歳の時で初めて会っ た時から素直な性格をしていて私にもよく なついてくれる可愛い子だった 正式にたしと結婚した際に私は幼い守に 対して真剣に 向き合い私のことはお母さんだなんて呼ば なくていい彩子さんそれでいいと伝え た連れ子のいる男性との再婚に対して初め こそ反対していた私の両親もの人柄に 触れるうちに理解を示してくれの家族とし て幸せに過ごすことができ た守も成人してからは実家を出て近所に 住居を構えて いる実家から数百メ程度しか離れていない 場所にアパートを借りて暮らすなら実家で 一緒に暮らせばいいじゃないかと私は思っ たが高が男には色々あるん だと妙に悟った顔で言う 男には色々あるってどういう意味女には 色々ないと言いたいの えいやそういうことじゃなく男にも色々だ し女もそうですうん犬とか猫も色々あり ます ね守が家を出て自立してからの私の生活は 本当に楽になったし暇が増え た高志はインテリアデザインの会社を経営 しており息子の守るに後を継がせるために 一緒の事務所で仕事して いる専業主婦の私は早朝に高が仕事に行く のを見送った後家事などを終えると お気に入りのソファーに座って読書をする のが最高の楽しみ だしかし正直あまり読書が好きでなかった 私は昔から数ページ読んだだけでまぶが 重くなり眠くなって しまうむしろ気持ちよく眠るために読書し ているのでそのような目的のために読ま れるはめになった順が草家の方々に申し訳 ない気持ちが少し あるだから時々子供用の図鑑なども図書館 から借りてきて読むようにしてい た近頃はを眺め家の近くにある雑木林から 聞こえる鳥の鳴き声が何という鳥なのか 照らし合わせるというなんとも地味な趣味 を楽しんで いる目に あおばある初夏の 休日高は前ぶれもなくそう呟い たその言葉の一説を耳にしてまるで不思議 な力に引き寄せられるように窓から見える 心緑からホトトギスの心地よい鳴き声が 響く私は鳥の図鑑を読みながらソファーに 座り詩人のごとく空を見上げる高の横顔を 見て笑いそうに なるかこという鳥は他の巣に自分のひを 託し育てさせるそう よたらってやつだろうテレビで見たこと あるなあすごいよな他の子供より先に育っ て本当の子供をすから蹴落として自分を 育てさせるん だろう確かにすごい修正だと 思うどうして格好がたらという方法で自ら の卵を産み落とすのか理由は分かってい ないそうだがそうしなくてはなら理由が あるの だろう自分の最愛の子供を確実に生き延び させるための最善の作がそのような手段だ とし たらなぜかとても寂しくて悲しいなと私は 思う高は腕組みしながらわざとらしく 難しい顔をし たでもそれってすごいずるい話だよな 自分は産むだけ産んで育てるのは他人任せ なんて さ私はくすっと 笑うさっきたが呟いた目に青葉という フレーズは山ほと初月をと 続く江戸時代の俳句として見事に季節感を 表した区であるが惚れ惚れするような 美しい声でなくホドスは という段で育った鳥とりながらは不に浸っ ているのであろう か私は手に持った鳥図鑑を閉じ1人雑学に 酔いしれながら重くなってきたまぶを静か に閉じるのであっ たそんな日々が数年続き守も30歳になっ た守がさんに紹介したい人がいると夫経由 で伝えてきた次の休みに守は婚約者だと いう3歳年上の女性美香さんを連れてき たその日の私はワクワクしていた何か 楽しいことが始まるような予感すらしてい た冷房の効いた部屋から窓の外を 眺めるきっと日差しが強すぎて近所にある 緑の植物は悲鳴をあげているかもしれ ないそんなとても暑い真夏の日曜日であっ たミカさんは誰もが知る有名な百貨店の 手下袋に入った高級そうな子を手土産に 持ってきて初対面早々私に無言でその袋を 手渡して くる緊張しているのかなと思った私は ありがとうゆっくりしていってねと微笑む とみかさんはどうもとそっけな態度で 小さく釈するのだっ た1人息子が初めて家に連れてきた女性と いうこともあってかたしは収支嬉しそうに 部屋の中を落ち着きなく歩き回って意味も なく台所にやってきて私の背後に 回り込む私が夜間に火をかけ人数分の コーヒーを入れている最中にそれはどこの 豆だいと高が難しい顔で聞いてきたので 海外ですと 答えるリビングで雑誌を読む魔たちの前に コーヒーの入ったマグカップを置いて4人 は向かい合っ た守は足元にすり寄ってきた飼猫の頭を 優しく撫でながらマグカップに口を つつけると横に座る美香さんも同じように 口をつけ たこちら美香さん父さんは知ってるんだ けど同じ職場で働いてるん だあらそうだったのじゃあ私だけが 初めましてなの ね私は笑顔で 言う美の挙動を見て何か私に落ち度があっ たかしらと不安に なるさっきからみかさんはつまらなそうに 斜め上に視線を向けたり時々スマホを バッグから取り出したりと落ち着きが ないこれが私とみかさんの初対面なの だそれなのに自分から自己紹介もせずに 黙り込むというのはどういう見解なの だろう高が私の心を読んだように少し焦っ て 実はな彩子さんと前置きをして から守るから前もって相談されていたんだ けど実は今回の訪問は守の彼女を紹介する という話以外に美香さんの妊娠が発覚した ことの報告でもあっ た突然の妊娠ではあったがもちろん子供が 大好きな守としては手放しで喜 すぐに結婚の申し出をした らしいそしてすぐにでもお互いの両親にご 挨拶をしようという流れになり私たちと 会うことになったと いう私は正直まだ結婚とか考えていなかっ たからこれからどうなるんだろうって感じ です けどどこか人言のようなはれの悪い微妙な 話をする さん私は首を かしげるもしかしたら望まない妊娠だった のかもしれ ないみかさんはまだ若く親になる自覚が 足りていないのかもしれ ないなら私は人生の先輩として何か力に なれることはないだろうか試案し たもし困ったことがあればいつでも力に なる わそう伝えて精一杯の笑顔で微笑む私を みかさんは一別しどこか疲れたような表情 で窓の外に視線を移すと小さなため息を つく なんか偽善者っぽいのよ ねおいミ か何なんか文句でもあるわけ私は別に結婚 たわけじゃないのよ守がどうしてもって 言うから私 は守は肩を落とし私に向かって目だけで 謝って くる高も同様に肩をすめて視線を落とし た困った人が婚約者になったものだと私は 思って しまうやたらと気が強いがここまで来ると 気が強いというよ 結婚生活の主導権をどちらが握っているの かを持しているようにも 見えるまあ守がそれでいいなら いいそれでいいと思う がとにかく俺たち生まれてくる子供と3人 で頑張っていきたいと思っているんだだ からこれからも父さんの会社で頑張らせて ください守が表情で語る顔はすでに一家の 大黒柱としての貫禄が出ているようだっ た幼い頃の守と 重ね合わせどうしてだろう少しだけ私の頬 に熱い涙が伝って しまうそれを見ていた美香さんが嘘草と 呟いたが誰もが聞こえていないふりをした 美香さんの紹介を改めてしようとした守を 静止し彼女は得意げに自分の身の上話を 始める美香さんの両親は会社を経営して おり事業はとても順調で運営のほとんどを 社員に任せっきりですでに隠居生活に入っ ていると いう幼い頃からピアノや初動プールに絵画 教室という一般的な習い事か バイオリンレッスンや魔術レッスンなどと いう金持ちが自慢のためだけに習っている のかと思わせるような体験も多くしてきた と いう学校での成績も優秀だったため誰もが 知るような有名国立大学卒業だと得意げに 話し た子さんはどこの大学卒です か軽く含みをしながら尋ねる美香 さんその表情から察するに美香さんは すでに守るから私が大学に通っていないと いうことを聞いているような気が するまあ確かに私は大卒ではないという 劣等感から色々な書籍を読みあさって知識 の幅を広げようと必死なのだけれど も部屋の隅に山積みにされた読んでいない 書籍をちらりと見て私は苦笑 する大学には行っていないわ実家が少し 貧しくて働かなくてはいけなかったの ああなるほど それで金目当てで誤歳の座をかめとったん ですね すごい腹を抱えて笑い出す美香さんに守が やめろよ彩子さんに失礼だろ と強めに注意 するすると美香さんは守の顔面に指を向け て私はあなたの会社の後継を生むのよ1番 に優先すべきが誰か今のうちからはっきり させておきたいのと単価を 切る文句があるなら結婚などしなくても いいそれにいつでも離婚にも応じると強き なしで私たちを威嚇してき たここまで気の強い女性をよく見つけられ たものだと私が関心していると守による 本日2度目となる視線だけの謝罪を受け た初めての顔合わせとしては最悪の分類に 入るだろうけど守るのためだと何度も自分 を納得させながらその日は収支笑顔を 貫き通せたと思う やがて月日は流れいつまでも続くように 思えた夏が終わり気がつくともう秋を 一足飛びにして国書に苦しめられた季節が 本当に存在したのかどうかすら忘れて しまうような極寒の冬がやってき た初夏は毎朝家の反対側にある小さな 雑木林にホトトギスが集まる けたたましく泣く声で気象させられていた のを暑さもあまってストレスを感じていた がそれも不思議と季節がうろった途端に 忘れて いく吐く息がしらむ朝ついにミカが男の子 を出産したという連絡を受け た受越に聞こえる守の声は興奮していて 子供が生まれた感動をどう表現していいの かわからず 生まれた生まれたよ彩子さんと叫んで いるとにかく落ち着き なさいと私は守に冷静になるよう精し今度 の日曜日にでも会いに行きたいから予定を 開けておいてと伝え た後日私はお祝いを買うために1人で デパートに向かうことにし たあの気の強いみかさんのことだ きっと何を送っても嫌みなことを言って くる だろう私は誰もが知る有名ブランドの高級 なベビー服を放送してもらってキロに 着く帰宅途中たまたま守る夫婦の自宅前を 通りすぎると見知らぬ男が守の家の チャイムを鳴らしているところであっ た特に気にせず通りすぎるつもりだが玄関 から出てきた美香さんが楽しげに見知らぬ 男と話しているところを目撃するとなんと なく妙な気がしてスマホでさりげなく写真 を 撮るその男はミカさんに促されるままに 自宅の中へと入っていくので私は胸騒ぎを 覚え たそして次の 日曜日初のの誕生お祝いを持って息子夫婦 の家を訪ねると守が嬉しそうな顔でベビー ベッドの上に寝ている孫の前に案内して くれる私とたは孫の顔を見て目が誰に似 てるとか鼻が誰に似てるなんて言いながら 身動きしないで大人しく寝ている初孫を ずっと眺めてい た皆さん寿司を用意しまし た私とたが指定された座布団に座ると美 さんが切りDEPに入った寿司を運んで くる私以外の前に寿司箱を置くと自分も 座りお茶を注ぎ始め たわざわざ寿司に対して高級だなんて キャッチフレーズつけなくとも高級じゃ ない寿司は賞味期限が切れてる寿司かいな と心の中で思いながら席に 着くあれと私が少し考え込んでいると守が 私の分だけないことに気づき美香さんの肩 を 小く彩子さんの文 はだって今日は家族を呼ぶって言ったじゃ ないですか本当の母親ではない彩子さんは 家族ではないですよね 頭をとかちで殴られたような衝撃を覚えた 私だがすぐに守るとたしがほとんど同時に ふざけるなと美香さんを避難 する私はそのあまりの大きな怒鳴り声に寝 ている孫が起きるのではないかと心配し いやいやいいのよそんなにお腹も減って ない しと怒るとをなめ たみかさんは悪びれる様子もなくお茶を 一口すすり寿司ネタを放ると幸せそうな顔 をし たとってもおいしいあこさんも味はどう ですかあ彩子さんは本当の家族じゃない から用意してませんでしたねごめん なさい守は苦虫をつぶしたようなでさんを 見つめて いる確かに私は守の本当の母親では ない再婚したたの連れ子であったのは事実 だ守に自分をお母さんではなく彩子さんと 呼ばせているくらいだから確かに本当の 家族ではないのかもしれ ないではあなたはどうなの だミカさんあなたは守や孫の本当の家族な の か私はトイレを借りるためにリビングを出 てとある人物に連絡を する穏やかに眠る孫の顔が脳裏に蘇り 申し訳ない気持ちで胸が締めつけられそう になりながらもスマホの通話ボタンを押し たしばらくすると家のチャイムが なる誰という顔で互いに動かないでいる守 たちを知り目に私は玄関に向かって塔を 開け た扉の先で久しぶりねと軽く挨拶してその 訪問者を家の中に招き入れ たリビングまで連れてくると高と守は口を 開けたまま絶して いるち どうし て私が電話して呼んだのは高の元嫁で守の 海の母である千ひろさん だ千尋さんと高は互いに経営者として多忙 故に家庭を帰り見ることができず離婚に 至った経緯があり憎みあって分かれたわけ では ない私はそれをたと出会った時から承知で むしろ守るのためにも千尋さんとの関係を 立つことをしないで欲しいと申し込んでい たやがて私たちは4人で食事をするような 関係までになりそれが他の一般的な価値観 から大きく外れていることも理解していた だから守が結婚をするという話が出た時千 さんの方から外分が悪いだろうからという 理由でしばらくは会うのをやめますという 話にまとまっていたの だ面識のない美香さんは突然現れた女性が 誰なのかわけも分からず対応に困って しまうひさんは前置きもなくみんなの 見えるテーブルの上に数枚の写真を丁寧に 置くそこには美香さんと仲良く腕を組んで 笑っている守ではない若い男の姿が映って い たこれみかさんと元彼よねよく 見るトのある言い方だっ た質問しているようで確認しているような 千ひろさんの声でみんなに緊張が 走る何あんた誰なの盗撮するのが趣味な の挑発的な態度のさんを気にする様子も なく千尋さんは上着からカード入れを 取り出し名刺を1枚引き抜いて 差し出す軽く一別するように名刺に視線を 落とした美香さんだったがその名刺には 千ひろさんの名前の他に探偵という肩書き があり大げさに眉間にしを寄せて軽減そう に私を睨ん だ探偵を雇った とでも言いたげな顔で私を見た後静かに 椅子に座り直して腕を組ん だあこさんも随分と暇なんですね探偵や とって私が元彼とたまたま本当に偶然あっ た日の写真を手に入れてまるで鬼の首を 取ったよさぞ嬉しかったでしょう ね確かにこの写真だけでは完全な浮気の ことはならない だろうごめんなさいねお寿司そんなに食べ たかったら言ってくれたらよかったの に千ひろさんは表情を崩さ ないあくまで探偵として登場したという形 を崩す気はないらしく自分が高の元嫁と いう話は伏せて調査結果を淡々と 述べるその内容は完結に述べるとで ある美香さんは紛れもなく元彼と今現在も 男女の関係に あるそれは守との結婚前から続いており そもそも元彼と別れたという事実すら ない元彼の名前が健二ということまで露見 すると一瞬だけ美香さんはひんだ様子を 見せたがだだから何よとさんを 千ひろさんはとても上品な笑を浮かべ ながらでもねこの賢二という人に少しだけ お金を渡してね詳しい話を教えてってお 願いしたのそしたら ね面白い話が聞けたわよと 締めくくるみかさんの顔が恐怖に歪んで いく私はそのさんの表情を見ていると暖房 の効いた温かな室内の温度が急激に下がっ ていくような気がし た室内の温度を下げている長本人は不敵な 笑みを浮かべながら丁寧に説明を続けるの だっ た私はすでに前もって聞いている話 だ金をもらって何もかも喋り始めた元彼は あろうことか守るとさんの間に生まれた 子供の本当の父親は自分だと名乗り出 たそれを美香さんに伝えるとすぐにそんな 話はでたらめだと否定し机の上に置かれた 元彼との写真をくしゃくしゃに丸めて壁に 向かって 投げつける確かに健二と付き合っていた ことは認めるわよでもそれであいつに金を 渡して変なことを言ったからってそれを間 に受けて私を侮辱するなんてこれはもう 名誉きそんなんじゃない のじゃああの生まれたばかりの子は本当に あなたと守るの子なのね信じていいの ね最低の義理の母親ですよ彩子さんもう 絶対に関わりたくない守る混練罪絶対に こんな人たちとは会わないからさっさと お父さんの会社の経営権をもらって ね金切り声をあげながら叫び散らす美香 さん私は守のそばにより耳元で小さく さく母手帳を持ってきなさい と守は悲しそうな表情で私の瞳の奥にある 真意を探るようにしばらく見つめていた けれどやがて諦めたようにに椅子から 立ち上がり引き出しから母子手帳を私に 手渡し た真新しい母子手帳を開くと最初のページ に血液型が記されて いるその血液型は前もって聞いていたミカ の血液型と守るとの間では生まれるはずの ない血液型であっ た最近は生まれたばかりの赤ん坊の血液型 は当てにならないというので私は叫ん だDNA鑑定したって構わないあの子は守 の子供じゃない わ私がそう言い終えるとみんなは 静まり返りやがて孫が寝ている部屋から 劣化のごとき泣き声が響き 渡るその鳴き声は私の心をとても深く不安 にさせた しばらく全員がその場で黙ってい たそして魔がむに立ち上がりベッドで寝て いた子供を抱き上げ優しく怪し 始める不器用な抱き方でそれでいて少し 怯えながら我が子を抱く守の表情は今にも 泣き出しそうで私はもっと早くに真実を 告げるべきだったと後悔して しまう守が抱きしめているその子は守自身 も知っている通り他人の 子愛する理由などない他人の子なの だ私が読んだ鳥図鑑ではたらという手段で 他の巣に産み落とされた格好の卵はその ほとんどが親鳥に違う卵だと気づかれ足で 蹴られてす捨てられたり生まれた後に育児 放棄されたりすると記されてい たその子がどんなに泣いていようがどんな に苦しんでいようがもう守るには関係の ない話なの よ私はすぐにでも目の前の子供を守るから 引き剥がし美香さんに押し付けて家から 叩き出してやりたい衝動に駆られながらも そんなことはできやし ないそんな葛藤に苛まれて いる千尋さんはさらに美香さんに関する 暴露を続け たそもそも美香さんは社長令嬢などでは なく両親はまともに定職にすらついてい なかっ たさらに両親はギャンブル好きでみかさん は貧しい家庭ゆえに高校も満足に通っては いないという そして徹底的に周囲の友人に嘘をつくよう にと念をして守るとの交際に至った らしいだから交際を始めた最初から社長 令嬢という嘘をつき続けて今に 至る私は美香さんと初めて会った時から 彼女の所や言葉遣いには上等な教育を受け ているという印象はなくどうも怪なとは 思ってい たしかし生まれてくる子を楽しみにして いる守のことを思うと私はどうしても美香 さんの新編調査に踏み切れなかったの だ今まで言葉少なめにただ子供を怪してい た守はようやくその腕の中で眠ってしまっ た我が子を再びベビーベッドに優しく 下ろす少し考え込みながらとその小さな手 を握りしめやがてゆっくりと手を離し た俺にその元彼との子供を育てさせる つもりだったの か待ってよこんなの正気の沙汰じゃないわ みんなして私をはめるつもりでしょ私だっ て分からないわよ血液型だってもしかし たら本当はあなたの子だって可能性もある かもしれないじゃ ない元彼との子供っていう可能性もあるん だ な美香さんが返事に急していると守は千尋 さんに声を かけ用意してあるんでしょと 聞く千尋は下を小さく出して未入の離婚 届けを取り出して渡した それを見てようやくことの深刻さに気づい た美香さんは必死な表情で守の足元に すがりついたが守は容赦なくテーブルの上 に離婚届けを 叩きつける今すぐにでも離婚する慰謝料も しっかり請求するから な涙を流して謝り続ける美香さんに向かっ て私は道場する気に全くなれなっ た美香さんは守に他人の子供を育てさせ 元彼との関係を続けるつもりだったのだ からお金目当てで結婚したのは私じゃなく てあなたの方だったわ ねく う最後の最後までみかさんは私に対して 憎しみを込めたような表情で睨みつけて くる いつまでもいつまでも美香さんは私の顔を 睨みつけてい たその後みかさんと守は離婚することに なるミカさんは浮気の事実は最終的には 認めたが守るとの子供に関しては不透明な 部分だと言い張り養育費だけは請求したい と粘り続けた 最初は守もミカに対して少し同情的な様子 を見せたが私がああいうタイプは中途半端 にするとまたやってくるよと話すと徹底的 に対処することにし たその後のDNA鑑定の結果子供は間違い なく守の血が流れていないという事実を 突きつけられた時私の胸の奥に刺さってい ただろう両親とでも呼べる何かが静かに 溶けていく気がし た千尋さんが用意した有能な弁護士は高額 の慰謝料を美香さんに請求し た元彼の検事は多額の借金を背負うことに なった美香さんに巻き込まれてはたまら ないとは思ったのだろう全く躊躇なく美香 さんを捨てて逃げ出してしまっ た美香さんの両親ににも党の本人にも まともに貯金や収入源もなく現状では子供 を育てられないと判断され たそして子供は遠い親戚へ容姿に出される ことになっ た恋人を失い我が子を失って孤独となった 美香さんは精神を病んで通院中だと いう数年後守は千の紹介で素敵な女性と 結婚し2人には子供が生まれ た新しい守の結婚相手には今回の騒動に 関する顛末を最後まで説明して守には何の 後ろめたい部分もないということは しっかり伝えて ある千尋との関係性も理解してくれる人で 初孫が誕生した日には私とを含め千まで 呼んでみで食事会を開いてくれ たそこではあの日と同じように高級寿司が 用意されて いるもはや私たちの中では笑いになって しまったこのお寿司騒動はやがて記憶の奥 の方へと消えていってしまうの だろうふとした瞬間生まれたばかりの我が 子を寂しげな表情で見つめる守の顔を見て 私は思わず彼の背中を叩い たいたな 何あんたはあんたの子供だけ大事に育てれ ば いい他の誰かを気にしてたら1番大事にし なきゃいけないものをおろかにしてしまう よ分かっ てる けど守はこの子の父親 はそれ だけ私だって本当は悩んで いる母親と父親に捨てられたあの子がこれ からどんな人生を送っていくの か他人のことはいえ気にならないわけが ないじゃない かこれからだってずっと悩んで生きていく ん だ私は寿司をほると多めのわさびがつんと 鼻から 抜ける少しだけ溢れた涙は本当は少しだけ 道場していたみかさんに捧げてやろうと私 は 思う家族の分だけよ祝金だけ置いて帰れ え私たち夫婦は息子嫁のなほ子を理解でき ず固まってしまっ た彼女の目つきが獲物を軽かのような鋭い ものへ変わっていくお食い染めの時なら 祝金がもらえると思ったから呼んだのよ こんな少ない学しか来れない義両親なんて いらないわさっさと帰ってちょうだい なんですっ てあのはきの両親だからはりがいいんじゃ ないかと思って結婚したけれどまさか こんなにケだは思わなかったわなんで もっと出してくれない のどうやら なほみだ祝金の金額が納得できない らしいお誘いをした時に派手にと言ってい たのは金額のことを指していたの だ出産前からそうだった何かにつけて ベビー用品を買わされ家事を代わりに行っ てきたが所詮私たちは彼女の中でATMと いう認識だどこまでも自分勝手な人なの だろうほさんの言う家族という言葉に 私たちは含まれていなかっ たお食い染めだって別に何でもいいじゃ ないはきに言われたから仕方なく用意させ た けれど私たちを招待したのはふたのお祝い を一緒にしたいという気持ちではなかった らしい あなたの考えは全部そういうことだったの ね私はなほみに対する怒りと悲しみで震え たこのまま家を出ていってしまおうかその ような考えも浮かぶそんな私の肩を夫の 史郎が抱いてき たそうだなこれが最後だからな えその時玄関のドアが開く音がし た私は松坂 小春都内でパートをしながら夫の史郎と 2人で生活している55歳の主婦 だ息子と娘がいるが2人とも成人し家を出 ている娘のしおは就職と共に千葉の方に 移住した結婚して旦那さんと2人で生活し ている仕事が忙しいことと実家まで距離が 遠いこともありなかなか会えてい ない息子のはきは大学卒業後大手企業に 就職した結婚してからは実家から徒歩20 分程度の同じ市内のアパートで生活して いる結婚相手のほさんは艶のある肌に長い 栗色の巻き髪が印象に残っている [音楽] まつ毛は美容院で量を増やしネイルは ゴテゴテとしたものをつけていた彼女は いつ見てもみなりを整えていて実年齢より も若く見える綺麗な女性だっ た近所に住んでいるということもあり 時折り食事をして いるはきの仕事も忙しく頻度自体は多い ものでは ないなさんは緊張もある 結婚直後はあまり私たちと話をしてくれ なかったしかし妊娠発覚をきっかけに 私たちに甘えてくることが多くなっ た妊娠本当におめでとう ありがとうございますでも私うまくやって いけるか心配 で初めての妊娠だものね不安になるのも 仕方ないわ私もパートがから同居はでき ないけれどできる限りはサポートする わ私もはきを妊娠した時そうであった きっとほさんもあの時の私と同じように 不安なの だろうももあまり体が丈夫ではないと聞い て いる助かるよ俺もできる限り仕事の調整は するけれど完全には難しいからな はきの職場も育児には理解を示してくれて いる様子だが仕事量自体が多いため なかなか定時では帰れていないと いう元々優しく責任感の強いはきだ仕事で も自分の文だけではなく後輩のフォローも 積極的に行っているの だろうなほみとはきは友人の紹介で 知り合ったため別の職場で働いているその ため2人ともどのような仕事をしているか 知らないというあまりお互いのことには 干渉しない家庭 らしい様々な家庭があることは理解できる ので疑問には思わ ないそれから私はほさんから頼まれことを することが多くなっ たまだつりが収まっていなくってなかなか カジまで手が回らないんです手伝って もらえませんか なほみんは体調が悪いという理由で給食し 自宅療養を始めている一方私は仕事が繁忙 機に入ったことや家事で忙しかっ たしかし少しでもなほみんのためになる ならとなほみんに言われるがまま私の家と はきたちの家2件分の家事をする生活が 始まっ た仕事が休みの日は朝の11時頃から家に 向かう食材の買い出しはもちろん掃除や 洗濯まで行っている間なほみは部屋に 閉じこもることがほとんど だ体調が優れないのだろうと私もあえて声 はかけなかった食事ははきの分も作り置き なほみの分は部屋の前に置いておく食べ 終わった頃には殻の食器が置いてあるため それを回収して食器を洗う夜の18時には 自宅へ帰り私と史郎の分の食事を作る そんな生活が続きほさんのつりも落ち着い てきた頃 だ家にいるばかりでは気がおかしくなり そうなんですなので外の空気を吸ってき ますねあ ちょっとそう言って私に家事を任せきりに して気分展開に出かけることが増えていっ た帰ってくる時間は決まって遅く21時を 過ぎることも多々ある私はパートの仕事も 続けていたので正直苦しい日々だった一刻 も早くこの生活を終わりにしたいと思って いたそれだけでは ないあのおくるみもあの哺乳便も必要なん ですでも貯金があまりなくて出産の前祝い ということでお母さんどうですかと次々と ベビー用品なども買わされていったのだっ た確かに私たち夫婦は孫を待ち望んでいた 子供は授かり物だからできないこともある 現に2人が結婚して数年間は子供ができ なかったからあまり圧をかけないように 意識はしていたしかし少しほさんたちにお せかになりすぎていたのかもしれ ない孫ができた時用に貯めていた貯金は 少しあるだが貯金学以上にかわされていき 孫用の貯金は底をつい たそれでもほさんの要求は止まらず私の パート代もどんどん消えて いくその間はきからの連絡は業務的なもの しかなく忙しいことが わかる私はほさんに対し少しの違和感を 抱えてい たしかし直接確認することもできない状態 だっ たそのような日々が数ヶ月続き無事に なほみは男の子を出産名前はふたと名付け た らしい出産したという話をはきから聞いた 私は夫の史郎と共にすぐさま病院に 駆けつけ た出産お疲れ様今はゆっくり休んでね ありがとうございます産んでくれて本当に ありがとう2人で頑張っていこう な1週間ほど入院した後なさんとふたは 無事に退院した入院中の会は時間の制限が ありごくわずかしかできなかった出産し たてのほさんに負担をかけるのも申し訳 ない入院中に面会したのは出産直後の1回 のみにしたはきから時折りふた君の写真が 送られてくるその写真を見ることで癒され てい た私たちは少しでも顔を見たいと少し経過 してから なほみので控えてくださいでも生活して いくにはお金が足りないんです支えてくれ ません か私たちの思いも虚しく断られてしまっ たその時はデリケートな時期だから 仕方ないかと私たちは泣く泣く諦めたのだ あまり頻度が高いとプレッシャーになって しまうと考えそれから1週間2週間と時間 を開けて何度か尋ねたしかし毎回同じ返答 のみ帰って くる子育てって本当にお金がかかりますね 前にもらった金額では全然足りないん ですもうすでに結構な金額を渡しているの だけれど 結局風太に会うことはできずお金だけほ さんに支払う生活が続い た少しずつ増えていく請求学さすがに私は この現状に疑問を抱き史郎に相談すること にし た史郎は初めての子育てで余裕がないん じゃないかと いう私たちも1人目の子供であるはきを 育てた時は確かに余裕なんてなかっ た私も実家に里帰りしたり史郎の実家も 近かったためサポートしてもらいながら 育てたの だほさんの実家は東北にあり私たちの住む 東京からはかなり距離が離れて いる実際ほさんは結婚する前もあまり実家 に帰っていないそう だほさんの口から友人についての話を聞い たことは結婚前から1度も ないはきも仕事で頼れず初めてのこと ばかりでストレスが溜まっているのでは ないかその場合逆に私たちが近くにいる方 が悪影響かもしれ ない私たちは遠くから様子を見ることにし たもちろん金銭的なこと以外で助けを求め られた時に助けあげられる体は整えておく という条件 だ特にほさんからは疑似家という立場で あるあまり余計なことを考えさせるのも 申し訳 ないしかしなぜほさんは毎回お金を要求し てくるのかあのはきがお金を渡していない とは思えない大金持ちというわけではない が収入は一般企業に務めている人よりは 多くはき自身も浪費化というわけでは ないふたが生まれる前に必要なものの大半 は私たちが購入し たはきの収入で合有しなければ不自由なく 生活 できるそこまでお金が必要になる理由が私 には理解できなかっ たなほみ何を考えているのかしら うん史郎は決まってほさんの話をすると何 か悩むような表情になるそして決まって 様子を見ようという私はほさんの本当の 気持ちが分からなくなってい た妊娠前は距離があったが妊娠後は甘えて くることが多かったしかし出産後は状況が 一転した また妊娠前に戻ったよう だほさんはどのように考えどんな生活をし ているのだろう かきっと本当に何かあった時は向こうから 連絡が来るはずだそう思い連絡を控えてい た私たちの元にはき とほい た久しぶり仕事が忙しくてなかなか実家に 顔を出すもなくて悪いと思っているんだ 今度ふたも連れて実家に一度帰れたらと 思ってるよそうなのねお父さんも喜ぶ わそうだ実は今食い染めを家で行うことに なったん だお母さんたちも是非いらしてください 久しぶりにふたの顔も見たいですよ ね是非行かせていただきたいわいつかしら 来週の日曜日なんだ予定は大丈夫 俺は大丈夫だ 行こうお父さんも空いているみたい2人で 伺うわ ね派手にお祝いしましょう ね私と史郎は久しぶりに会う孫息子の顔を 見ることが待ちしかっ た当日はお祝いも用意していった方がいい な そうしましょうほんのお気持ち程度しか 出せない けれどそして迎えたお食い染めの日私たち は少しではあるがお祝い金を用意してはき たちの家に 向かう家で出迎えてくれたのはなほみんと ふたのみだっ たお邪魔し ますわざわざありがとうござい ますあらはきはどうしたの かしら仕事にトラブルが発生してしまった みたいで出かけてしまったんですもう少し したら帰ってくると思います よ休日に呼び出されることもあるんだな 大変そうだほさんも1人で大変じゃない かお気遣いありがとうございますでも 大丈夫です よこれ少ないけど金受けくれるかしらあ ありがとうござい ます私はなほみんに祝金を渡し た祝金を持ったほさんは別の部屋に移動し てしまったお金を片付けに行ったの だろう私たちはその間ベビーベッドにいる ふたと触れ合うことにした特に夫はずっと 孫に会える日を楽しみにしていた表情の 少ない夫が笑顔でふたを抱っこしている姿 を見てつのの幸せに 浸るふと部屋の四隅が目に入った部屋には 私が買ったベビーベッドやおくるみが散乱 して いる隅に追いやられているのは慌てて 片付けをしたということか掃除はあまり 行き届いていないよう だ私が買ったもの以外はあまり見当たら ない ふたを抱っこしながら座っているとなほみ がご馳走をテーブルに並べ始めたしかしお 食い染めにしては少し対象年齢が高いもの だらけ だこんなに立派なごじそを作ったのねお 疲れ 様テーブルを見渡すと食器が2人分しか 用意されてい ない気づかなくてごめんなさい並べるのを 手伝うわ初期はどこにある かしら家族の分だけよ祝禁だけ置いて帰れ え私たち夫婦はほさんの言っていることを 理解できず固まってしまったなんで わざわざあんたたちを呼んだと思ってんの よ顔を合わせるなんて面倒だからしく なかったの になほみの目つきが獲物を軽かのような 鋭いものへ変わって いくお食い染めの時なら祝金がもらえると 思ったから呼んだのよこんな少ない額しか くれない義両親なんていらないわさっさと 帰ってちょうだい なんですってあのはきの両親だからはりが いいんじゃないかと思って結婚したけれど まさかこんなにケチだとは思わなかったわ なんでもっと出してくれないの 部屋を移動したのは祝金の額を見るため だったのだどうやらほさんは私たちの包ん だ祝金の金額が納得できない らしいお誘いがあった時派手にと言ってい たのは金額のことを指していたの だどこまでも自分勝手な人なの だろうほさんの言う家族という言葉に 私たちは含まれていなかった お食い染めだって別に何でもいいじゃない はきに言われたから仕方なく用意させた けれど私たちを招待したのはふたのお祝い を一緒にしたいという気持ちではなかった らしいそれだけではない目の前に並んで いる豪華な料理も自分で作ったものでは ないと いうここに並んでいるものは全て市販され たものかさんに作らせたものだそう だ聞くと今までもなほみんは自分で家事を 行っていなかった らしい思えば妊娠中からなほみんは私たち を財布化家政府の代わりとしてしか扱って いなかっ たきっとなほみは私たちのことを都合の いいATM程度にしか考えていなかったの だろうあなたの考えは全部そういうこと だったの ね私はなほみに対する怒りと悲しみで震え たこのまま家を出ていってしまおうかその ような考えも浮かぶそんな私の肩を夫の 史郎が抱いてき たそうだなこれが最後だからな えその時玄関のドアが開く音がしたきっと 2人が到着したの だろうお邪魔しますなほみお久しぶり です入ってきたのははきと私たちの娘で あるしおだったいきなりのしおりの登場に ほさんは驚いているなほみ出産おめでとう ございます是非私も一緒にお祝いさせて ほしいなって思ってお兄ちゃんに頼み込ん いましたあこれお祝いですしおりは ニコニコと無邪気な子供のような笑顔を 浮かべ たさすがのほさんもしおりの勢いに圧倒さ れているしおりは昔から物落ちせず発言を できる子だ動揺しながらもほさんはしおり から祝金の入っているであろう袋を 受け取っ たお祝いはふ君のためにに使ってください ねホストなんかに使わないでください よホストどういうこと だなほみの顔がさっと青くなっ たしおりはスマホの画面を見せながらある SNSを開くそれはホストクラブにいるほ さんの写真だっ たほさんのSNSアカウントこれを見れば 全部分かるよ しおりのスマホを借りて私たちはSNSを 遡っ た顔を出した写真を多く投稿しているよう でこれがなほみんのアカウントであること は否定でき ないそこにはホストに肩を抱かれている 写真や酔いつぶれたのか床に寝ている写真 の数々が ある見た目を綺麗にしていたのはホストに 気に入られるためだったんですか ち 違いつも私にお金を要求する時ですら表情 を変えないほさんが徐々に焦りの表情を 見せる見た目に気を使うのはとってもいい ことだと思いますでもよそから見たら一切 未満のこの育児中とはとて思えないです 本当にふた君を自分の手で育てましたか オム交換から授乳から何から何まで行って いたんです か日付を確認すると時期的に私に家事を 任せている間もホストクラブにいたことが 分かった妊娠中にも関わらずホストクラブ に通い詰めていたという気晴らしという 名目で外に出ていたのはホストとの外出 目的だった から否定の言葉を 並べるこれは何かの間違いですよ私に似た 人がいるんじゃないですかやだなしおさん 長い間会っていなかったからって間違え ないでくださいよ妊娠中なんだからお酒を 飲むような場所にいるわけがない でしょフルネームの本名で登録されている SNSに特徴的な栗色の髪の毛ネイルがっ ている写真今なほみネイルと同じものだ ホストに肩を抱かれグラスを傾けている 写真まで ある否定できる要素がないこの状態でも なほみは大きく首を振りながら抵抗を 続けるお母さんたちやお兄ちゃんのこと ふた君のことも書いてるこれだけやって おいて別人ですなんて言い訳はつしません よ それ はどうやら妊娠中から私たちにお金を もらい浮かせた生活費をホストに見いでい たよう だ産後はフータをベビーシッターに預けて までホストクラブに通っていた らしいSNSの様々な投稿には私たちを 馬鹿にする分と共にそれらが綴られて いるそしてホストクラブの支払いに困って いるといった内容の投稿もあっ たはきは現実を受け入れられていないのか 方針状態で立ち尽くしているそうなって しまうのも仕方ないだろう実は私はこの ことについて数日前から知ってい たそれは遠くにいるしおに電話していた時 のこと だ声が聞けて嬉しいわたまには実家に帰っ てきて羽を伸ばしてもいいの よ私の仕事もなかなか忙しくてさ夫も昇進 したばかりでちょっとバタバタしてたんだ お兄ちゃんが近くに住んでいるしでも やっぱり私も近くにいた方がいいかなっ てしおり何かあっ たいつもハキハキと明るく話すしおりの声 が少し暗いその声に何か悩んでいることが あるということに私は気がついた うん私に何かあったっていうわけじゃない のそう言いたくないことなら無理には 聞き出さないわでも相談には何でも乗る わ実は ねしおは思い口を開きSNSのことを話し 始める私はSNSにた実際の画面までは見 ていなかったしかし内容を聞いただけで 大体の想像は つくどうやら史郎に私が相談していた内容 はしおりにまで伝わっていた らしいその話を聞いたしおりも違和感を 抱えネット上で調べていたと いうその結果本名で登録されていたことも あり情報はしおりの目にすぐに入った 内容を細かく確認していくとあまりに衝撃 的なことが並んでいたため私たちに報告 するか悩んでいたそう だ史郎はあまり口数が多くないしかしナホ さんの話をすると決まって何かを悩んで いる表情を見せたのはそういうことだった の だろうきっと私の話を聞きながら様々な 可能性を想像していたのだ その場にいた史郎に確認すると彼も調べて いたというSNSに疎くホストクラブと いうものの実態も知らないためまだ20代 のしおりに尋ねた らしい多分このことを知らないんだと思う お兄ちゃんネットに疎いから知っていたら お兄ちゃんの性格的に絶対に許さないもん でも私たちからこれをどう伝える かはきが知っていたら間違いなく離婚して いる私たちはこの事実をはきに伝えるべき か検討を重ね たもしかしたらふたのことを考えてホスト に貢ぐことをやめてくれるのではないか もしかしたら自分の収入の範囲でのみ遊ん でいるのではないかそんな淡い期待も抱い た現実避という言葉の方が合っている だろう現実はそんなに甘くない最悪の可能 性を考えることにし たその結果後々知った方が苦しいであろう という結論に至っ た直接伝えないとほさんがどのような行動 に出るかわからないそのため私たちは全員 が直接会うことのできるタイミングを伺っ ていた 食い染めの誘いがあったのはこの話をした 1週間後のことで ある私はすぐさましおに報告ししおも仕事 の都合をつけてきてくれ たはきはしおから自分が来ることはほさん に内緒にしてほしいと頼まれていたよう だしおはこの事実を知っているのかあるき に探りを入れてい たこれをっていて承しているのなら私たち は何も口出ししないよこの話を聞いてどう 思っ た俺を騙してたんだ なはきはSNSを確認すると怒りで肩を ふわせ た少しずつはきも口を 開く違うはきこれは私がやったことじゃ なくて誰かが私になりすましてやっている 私じゃない信じ てなほみは慌てた様子ではきに説明して いる徐々にほさんの目に涙が浮かぶ時折り 言葉をつまらせながらも否定の言葉が口 からとどなく溢れ出すしかしはきは全く 聞く耳を持たない何を言ってるんだどう見 てもほじゃない か彼は曲がったことが嫌いな性格だホスト クラブに通っていたという事実以上にフタ を利用していたことの方が許せないと語っ た俺は他人を利用して自分が甘い蜜を吸う ような人間と結婚した記憶はないもう出て いって くれどんな言葉も聞き入れないといった 様子ではきはなほみを攻め立て た待ってはき話を聞い て泣き叫ぶようなかん高い声が部屋に響き 渡るはきは今までに見たことのないような 冷酷な表情のまま淡々と話を 続けるナホが出ていかないのであれば俺が この家を出ていくふたも連れて行くからな しばらくは実家の世話になってもいい か一緒に帰りましょうもちろんふ君も ねお邪魔しました今までございまし た なほみ対し叫び続けて いるそれでも止まらないはきにほさんは すがりついたしかしはきはなほみの手を 振り払う手を振り払われたほさんは床に うまって泣いて いるはきが振り返ることはなかっ た私たち家族はそのまま場を後にし たは家へ帰るでの道で支私たちへの謝罪と 感謝の言葉を口に するはきが家に帰る頃には日付が変わって いることも多く夜に出かけていたことは気 がつかなかったそう だ数少ない休日には3人で出かけることも あったというふたに対しての愛情はあった ようだしかし愛情があれば全てが許される というわけではない今回はベビーシッター さんを呼んでいたためまだ良かった今後 もう少しふたが成長したら1人で留守番さ せられていたかもしれ ないビビシッターさんを呼ぶお金もホスト に費やしてしまう可能性もあるそう考える とぞっとして しまうさすがにここまでされたら許せない よ弁解の余地はないなもし離婚に同意して くれなかったとしたら頂でもでも行う今 まで買ってもらった分の返金という意味も 込めて慰謝料も請求する俺からも実家には お金を入れる から後々しおりに確認するとあの時渡した 袋にはお金は入っていなかった らしい白紙の画用紙を詰めたものを渡した そう だ最後まで袋を握りしめていたさんがそこ までお金にしていたということの現れだっ たその後ほさんとはきは離婚したほさんは 最後まで離婚したくないと抵抗したため 離婚調定まで行うこととなった結果として ほさんは優先配偶者と認定風太の世話を まともにしていなかったことも認められ 真剣ははきになっ たほさんははきに対する慰謝とふの養育費 の支払いを命じられ た離婚が成立し数年経過したが今のところ 慰謝料と養育費の支払いは継続して いるほさんの職業や今までの暮らしぶりを 見る限り慰謝料により家計は火の車である ことは明確だとはきは言うそれでもホスト がいもやめられない らしいと太はの日から実家に戻り私たち 夫婦と4人で暮らすこととなったさらに 結婚して遠方で暮らしていたしおりも実家 のそばに戻ってきて暮らすという今回の 一見で何かあった時に実家の近くにいた方 が安心するというしおりの意見が通った そう だ来年にはこの子も増えるからふた君も 一緒に仲良くしてねうん ベランダでは風太としおが仲良く遊んで いるそれを史郎と共に見守るのが今の1番 の幸せで あるこの景色をずっと見てい たい来年の春にはここにしおりのお腹の 子供も加わるの だろう温かな日差しに包まれる孫たちを 想像して私は温かい気持ちになるのだった DET

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