【スカッとする話】中卒で母子家庭の俺に社長令嬢が報復人事。令嬢「低学歴が逆らった報いねw」翌日、俺が退職届を提出すると…【総集編】

[音楽]
なぜか俺は元婚約者であるゆかりと実の弟
である悟の結婚式に出席しているそれだけ
でも苦痛なのにさらにゆかりはこの人と
婚約覇気に至った経緯はモハで浮気男だっ
たからですしかもいい年して小説家を
目指しているんだとか痛すぎですよねと俺
を指さしながらマイクに向かって大声で
言ったの参加者たちが俺を後期の目で見て
いる捨てられて婚約覇気までされた俺が
どうしてこんな周まで受けなければいけ
ないんだあまりの悔しさに俺の中の
張り詰めていた糸がぷつりと切れた気がし
た俺の名前はタヤ会社員として働く傍プロ
の小説家を目指している俺には付き合って
3年になる恋人ゆかりがいるゆかりは
すらりとした美人で雑誌の読者モデル
なんかをしているそんなゆかりと俺は美男
美女のカップルとして周りからも羨まし
がられていたの
だゆかりは実家が資産化でお金持ちらしく
持ち物も全て高級ブランドもの見だし並に
もいつも気を使っており美容系の
クリニックに毎週のように通っているその
おかげなのか肌もつやつやで女性からも
男性からも望のを向けられているのだただ
内面的には少々わがままなところがあり
すごく束縛するところがあっただが俺は
ゆかりのそんなところも可愛いと思ってい
た今年で30歳になる俺はそろそろゆかり
にプロポーズをしようと考えていた本当は
小説家として成功した後にプロポーズし
たかったのだがそんなのいつになるか
わからない叶うかどうかわからない夢を
追いかけるより現実的に温かい家庭を築い
ていきたいと思ったのだゆかりとの結婚を
決意した俺は有名なブランドのジュエリー
ショップで大きなダイヤがわれた婚約指輪
を購入したこれならゆかりも喜んでくれる
だろうそして予約がなかなか取れないと
話題の高級レストランを数ヶ月前から予約
しゆかりの誕生日にプロポーズを結婚した
のだったゆかりの返事はもちろんイエス俺
は喜びとアドでいっぱいだった婚約指輪を
はめたゆかりはダイヤに負けないくらい
キラキラと輝いて綺麗だっ
たしかしその幸せはすぐに崩れ去って
しまったある時ゆかりのSNSの裏
アカウントを知ってしまったのだその裏
アカウントは友人が見つけて俺に教えて
くれたのだがそこには俺のことがクに書か
れていた最初は本当にゆかりのアカウント
なのか半身半疑だった俺も内容や写真
日付けなどが一致していることからゆかり
のアカウントだと確信に至ったのだった私
の彼氏いい年こいて未だに小説家とか
目指していてダサいプロポーズされたけど
婚約指はセンスなさすぎまあイケメンだ
から結婚OKしたけど数年したら離婚して
どっかの社長と結婚しようっとなどなど
信じられないことがたくさん書いてある
これがゆかりの本音なのか俺はショックで
打ちひしがれていた俺は思い切って直接
ゆかりに確かめることにし
たきっとゆかりは否定してくれるだろう
これは冗談だと言ってくれるかもしれない
というわずかな期待が俺にはあったしかし
ああなんでバレちゃったのもしかして私の
ことネットストーキングでもした気持ち悪
俺が問い詰めるとゆかりは冷たい態度で
開き直ったのださらに私が好きなのは
あんたの顔だけ子供産む時にイケメンの
遺伝子の方がいいと思ったから付き合って
いたのこの私があんたなんかを本気で好き
になると思うどうせ数年したら離婚する
つもりだったから
と鼻で笑ったまるで別人のようなゆかりの
態度に俺は言葉を失ってしまった言って
おくけど裏腹で書いていたことは全部本音
だから大体いいとして小説家を目ざしてる
痛すぎるでしょゆかりはそう言うとはめて
いた婚約指輪を床に投げ捨てたおおい
あんなに応援してくれていたじゃないか
全部演技だったのかよようやく俺が
言い返すとうざあ婚約は破棄するから
よろしくゆかりはそう言ってさっさと部屋
を出ていってしまったのだったこうして俺
は最悪の形で婚約者を失ったのだっただが
よく考えてみれば結婚する前に本章に
気づけて良かったのかもしれないこのまま
結婚していたらと考えると想像しただけで
ぞっとする教えてくれた友人に感謝だ
しかしその後ゆかりは俺の共通の友人や
モデル仲間に俺がモハ男だとか浮気男だと
かありもしない噂を広め周囲の人間からは
俺の方が悪者だと認定されてしまったのだ
この出来事は俺の中でかなりのダメージ
だったゆりのせいで俺は人間不審になって
しまったのだ全てがどうでもくなりついに
は会社にも行けなくなった仕方なく会社を
辞め何週間もの間家でぼーっと過ごしてい
たしかしそんな俺を見かねて心配した父が
家を尋ねてきてくれたのだった久しぶりに
会った父の顔を見て俺はなぜか涙が出そう
になった父は俺が一番尊敬する人物だ俺が
まだ子供の頃に俺の母は他に男を作った
そして幼い弟だけを連れて家を出ていった
のだそのため父は男で1つで懸命に俺を
育ててくれたのだった父は会社を辞めたの
なら1度実家に帰って来いと言ってくれた
そこで俺は父の言葉を素直に受け止め家を
引き払って実家に戻ることにしたのだ久し
ぶりの実家は懐かしく温かみを感じた自分
の部屋に入ると昔書いた小説や子供の頃に
作った絵本などを発見し俺ははっとして気
がついたそうだ俺は小説を書きたいんだ
それが子供の頃からの夢だったじゃないか
ゆかりにけなされたくらいで諦めていいの
か俺は原点に戻り毎日寝るマを死んで小説
を書いた
色々な勝にも応募したしばらくそんな生活
を続けていたが貯金がなくなってきたので
アルバイトも始めたこの頃には心の傷も
だいぶ回復しており以前の自分に戻ってき
ていたそんな生活が数年続いたある日俺は
ある有名な出版社の文学省を受賞した今
までの努力がやっと身を結んだのださらに
その後に書いた小説が大ヒット俺はう
れっこの小説家として世間に認知され始め
たのだった皮肉にもその大ヒットした小説
はゆかりとの婚約覇気をアレンジして書い
たものだ俺はどんな経験も無駄なことは
ないのだと実感したのだっ
たしかし俺が有名になり始めた頃から
とある人物からよく電話がかかってくる
ようになったその人物とは実の母である
そう俺が幼い時に父と俺を捨てて出ていっ
たあの母だ母は家を出た後その浮気男と
一緒になったらしい今まで音なしだった
くせに俺が雑誌に乗っているのを見つけて
連絡をよしたというわけだ母はさすが私の
子ね自慢の息子よあなたが有名になって
お母さん嬉しいととても喜んでくれていた
そのため母のことを恨む気持ちはあったが
突き放すこともできなかったある日のこと
また母から電話があった母は真剣な声で弟
の悟のことを覚えている今更だけど仲良く
してやってくれないかしらと言った悟の
ことはよく覚えているよく一緒に遊んで
あげたものだ
俺は心よくOKしたするとすぐに悟から
連絡があり2人で飲みに行くことが決まっ
た待ち合わせの居酒屋に現れた悟はスーツ
に身を包み派手な髪をした若者だった
しかし顔はあの頃のおかが残っており俺は
すぐに悟だと分かっただがあれもしかして
兄貴有名なのになんか地味ほらカム悟は
とても失礼なやになっていたそんな悟は
会社を立ち上げその若さで社長をしている
らしいすごいじゃないか俺がそう言うと
そんなことないよま確かに小説家よりは
すごいけどねと自慢気に言った
ちょいちょいイラっとするやつだちなみに
悟は今度結婚するらしい相手は超のお
金持ちなのだそうだもしかして結婚式に
呼ばれるとか思ってるぶっちゃけ彼女の
友人たちは芸能人が多くて住む世界が違う
から小説家の兄なんて恥ずかしくて紹介
できないわ俺には兄貴は存在しないって
ことにするから悟は笑いながら俺にそう
言ったは悟の暴言に俺があけに取られて
いると悟はああ俺ちょっとトイレと席を
立ったままとうとう戻ってこなかったその
ため俺は仕方なくお会計を済ませ1人で
帰宅したのだまさか久しぶりに再開した弟
がこんな非常識なやになっているとは思わ
なかった久しぶりに兄弟として会えるのを
楽しみにしていたのにとても残念な気持ち
だっ
たそんな悲しい再会があった数日後なぜか
俺の元に悟の結婚式の招待状が届いた
あんなに俺の存在を恥ずかしいと言ってい
たくせにそう思いながら案内を見てみると
驚くべきことに悟の結婚相手とはあの
嘘つき女のゆかりではないかこんな結婚式
絶対に出席したくない俺は速攻で欠席に丸
をつけて変装したところが俺の欠席を知っ
た母からは出席しろとしつこく電話が
かかってくるのだ毎晩毎晩悟の話をされ俺
はうんざりしていたそして結婚式の
前日お願い明日の悟の結婚式に出席し
て今日も母は俺に必死にお願いをしてくる
いろんな事情があって無理です俺が呆れ
ながらそうこととお願いもうあなたの席も
用意するように手配したから絶対に来て
くれなきゃ困るのそれにせっかくの結婚式
なんだから親族には有名な小説家がい
るってことを知らしめたいじゃないいやだ
から無理だってもうあなたが来る想定で
色々と進行プランも組んじゃったのよ
せっかくの悟の晴れの日を台無しにする
つもり勝手にそんな困惑する俺に母は
さらにありえないことを言ってきたのだ
あなたにはスピーチもしてもらいたいの
小説家なんだからそれくらいの文章を
考えるのも得意でしょうみんなが感動する
ような素晴らしいスピーチをよろしくね母
はそう言うと一方的に電話を切ってしまっ
たのだ俺は全く気のりがしなかったが人の
結婚式を自分のせいで壊してしまうのは嫌
だったそこで仕方なくスピーチの現行を
書き上げしぶしぶ結婚式に出席することに
したのだこの結婚式が終わったら母や悟と
はもう縁を切ろうこれ以上振り回されるの
はごめんだ俺はそう心に誓っ
たそして当日結婚式が行われる高級ホテル
に俺は出向いた親族は早めに集合しお互い
の親族を紹介するらしいそのため俺は指定
された場所で待っていたするとそこに支度
を済ませたゆかりが現れた綺麗なドレスに
身を包んだゆかりはお姫様のようだった
しかし俺を見つけると驚いたように
つかつかと近寄ってきてえなんであんた
なんかがここにいるの呼んでないんです
けどあんたみたいな顔しか取りえのない
庶民はこんな高級ホテルに入ってきちゃ
だめだって警備呼んでこようかゆかり
はこばにしたようにそう言ってきたのだ
どんなに着飾っていても相変わらず内面は
見にくいままだ俺はそんなゆかりにそりゃ
新郎の兄だからね結婚式に出席して当然
だろと答えてやったは悟に兄がいるなんて
聞いてないけどどういうことゆかりは困惑
していたがその後すぐに親族が集まってき
て親族紹介が始まってしまったちなみに悟
も俺が来ることを知らなかったようだなん
でお前がいるんだよと怒って
いるおそらく母が俺を出席させるために
勝手に手配したのだろう本当に迷惑極まり
ない話だその後挙式は滞りなく進み披露園
になったしかしがま後に事件は起った新郎
新婦の最初の挨拶の時のことだ新婦である
ゆがえこの中に昔の私の婚約者がいます
その婚約者が悟さんのお兄さんだとはつい
さっきまで知りませんでしたと言って俺の
方を指さしたのだ一斉に俺に向かって視線
が注がれるさらにゆりは婚覇に至ったは
この人がモハで浮気男だったからです
しかもいい年して小説家を目指しているん
だとか痛すぎですよねちなみに悟さんも兄
だとは認めていないそうですと言った俺は
かなり屈辱的な気分になった悔しくて
たまらない会場の異様な空気を察した司会
者が慌ててその場を収めてくれたしかし俺
の怒りは収まらなかったギャフンと言わせ
てやるそんな思いが沸き起こってきたのだ
そして信仰が進み俺のスピーチの順番が
やってき
た俺のスピーチも母が勝手に盛り込んだ
ものらしくサプライズスピーチとして新郎
神父には知らされていなかったようだ俺が
前に出てマイクを握ると悟もゆかりも何と
も言えないような顔をしていた俺は前日に
用意したスピーチの現行を破り捨てた感動
的なスピーチなんて誰がしてやるものか
先ほどゆかりさんから素敵なご紹介を
預かりました新郎の兄のタヤですと挨拶を
したゆかりさんこの度は弟と結婚して
くださりありがとうございますあなたが
結婚してくれて弟もさぞ幸せを感じている
ことでしょうだってあなたの実家の資産が
手に入るんですから俺はそう言ってゆりと
悟に笑顔を向けた悟は血の気のない顔で
固まっているゆかりは意味が分からないと
言った表情だ悟は社長を名乗ってはいます
が実は会社は実態のないペーパー
カンパニー裏ではどんなことをしているの
か分かりません母もそれが心配だったよう
ですですが資産家の娘であるゆかりさんと
結婚できることになって安心したようです
悟も逆玉の腰だと喜んでいたそうです
この事実は以前母から聞いていた話だ以前
より母からは悟の相談をうんざりするほど
聞かされていたのだ俺はさらに続けてあと
これは僕の憶測ですが悟自身もゆかりさん
のことが好きというよりもゆかりさんの
実家の資産が好きなのだと思いますとけ
たした悟はち違うでたらめ言うなとになっ
て叫んでいる母から送られてきた証拠の
メールもありますよ見せましょうかそれに
会社の実態だって少し調べれば分かること
だと思いますけど俺がそう言うと悟は
がっくりと肩を落としたちょっとどういう
こと社長って嘘だったのゆかりは悟を
問い詰めている嘘じゃない社長だま
ちゃんとした会社じゃない
けどはいりそうな声でそう言っ
たふざけんじゃないわよこの嘘つき男結婚
はキャンセルよゆかりは完全に切れている
俺はそんなゆかりに向かってまあまあ
落ち着いてくださいあなたたち本当にお
似合いですよ同じレベルの人間同士と言っ
たゆかりはますます顔を真っ赤にさせて
うるさいどういう意味よと怒鳴ってきた
以前僕との婚約を解消した際にあなた言っ
ていましたよねイケメンの遺伝子が
欲しかったから僕と婚約した何年かしたら
離婚をしてどこかの社長と結婚し直す
つもりだったとそれって資産目当ての悟と
何が違うんでしょう
ううゆかりは言葉に詰まり悔しそうな表情
を浮かべているそれにあなたは婚約を破棄
した後ありもしない俺の悪い噂を上げたに
見た目を綺麗にしていてもあなたの心は
腐っているそう言うとゆかりは唇を
噛みしめ涙目になったいろんな事実が
明らかになったせいで会場中がざわざわと
騒がしくなってきた母の方を見ると悟に
負けずを取らず正気のない顔でうれている
そういうわけで本当にお似合いの2人のご
結婚を心よりお祝い申し上げます本日は
ありがとうございました俺は最後にそう
言うと清々しい気持ちでそのまま会場を後
にしたこの結婚式の後母や悟から連絡が
来ることは2度となかった2人とも俺を
恨んでいるかもしれないが俺としてはもう
関わりたくない人たちだ嬉しかったのは
結婚式に出ていた俺とゆかりの共通の知人
たちが俺にお詫びの連絡をくれたことだ
結婚式のスピーチのおかげでゆりが上げた
噂の誤解が解けたのだその知人たちによる
とあの結婚式の後すぐに悟とゆかりは破局
結婚式の一見でゆかりは両親から一族の恥
だと叱られ感動されたらしい金に困った
ゆかりは悟に大量の慰謝料を請求したそう
だだがなぜか悟もゆかりに対して慰謝料を
請求し返しており泥沼の事態になっている
という
さらにあの結婚式に参加していたモデル
仲間や芸能関係者はゆかりの本性に
どん引きしたらしい業界内やファンの間で
も悪い噂が広まったのでモデルの仕事は
なくなり世間からの評価も地に落ちて
しまったのだったそのため今はアルバイト
をしながら食いついでいるそうだ今まで
通っていた美容クリニックや美容院にも
行けずクロが顔に出て一気にふけんだ
らしい一方俺は小説家としてまた新たな
作品作りに挑戦中ださらに嬉しいことに
婚約中の彼女と来週結婚式をあげる予定だ
父も彼女を気に入っており家族が増えたと
喜んでくれているこの幸せを大切にして
これから温かい家庭を築いていきたいと
思う
こんな寄生虫が親族になるなんて恥としか
思えないんですけどとても恥ずかしくて外
で家族の話なんかできないミクもこんな兄
とは縁を切ってしまえよ俺のことを馬鹿に
するのは構わないが妹のミクや俺の家族
まで巻き込むことはないだろう俺は場をえ
てしたい気持ちをぐっ抑えたこき君何か
勘違いしてないお兄ちゃんが寄生中だ
なんてそう思うのは通帳の振り込みのこと
だよねあれはそうじゃないのあのね俺は
たる20代半ばにして家から一歩も出ない
という生活を手に入れている周りから見れ
ばプー太郎ともニートとも呼ばれるだろう
が俺は全く気にしていないむしろ日頃の
ストレスから解放されて働いていた時より
生きている実感がある家族は両親と妹のミ
両親は共働きでこれまで全頭に会社に貢献
してきた当然だがそんな両親から見れば俺
の生き方は理解できるわけもないフラフラ
している暇があるなら少しくらい家のこと
をしてくれよと度々言わればするが俺の
ことを受け入れてくれているようだった母
の口癖は早くしてで働きながら家事を
こなすため常にバタバタと忙しい俺が言う
のもなんだけどもう少しのんびり生きたら
どうかなと思う父は家ではほとんど喋ら
ないが趣味は釣りである俺はたまに誘われ
てというかほぼ強制的に一緒に釣り堀に
行って1日のんびり過ごす日がある父なり
に俺に外の空気を吸わせようというが
見え隠れしているがそういったことを直接
言われることはないミクは現在婚約中で彼
と同生するために家を出たばかりしかし
ミクは実家が好きすぎて頻繁にご飯を食べ
に帰ってきているため果たして彼との生活
はうまくいっているのかと疑問に思うこと
もしばしばであるそれでも家に帰ってくる
度にのろけ話を散々してくるあり仲良く
やっているのだろうと思われる
ミクは俺に毎月まとまった金額を振り込ん
でくれているが親には内緒にしている俺は
といえばほとんどの時間部屋にこも
りっきりでパソコンを開いてはゴロゴロ
する毎日を過ごしていた外出するとすれば
人の少ないお昼前に近所の公園まで散歩に
行くぐらいで途中のコンビニに入るが特に
欲しいものもなくいつもの雑誌を手に取り
レジを済ませて家に帰るというのがお
決まりのコースだミクの彼であるこきは
ミクと同じ職場で職場恋愛の末に結ばれた
らしい地震家で自身の立ち上げた
プロジェクトを成功に導くような実力も
備わっている俺から見れば自己評価が少し
高めの若蔵といったところだ可愛い妹の夫
になるような人だったらそれくらいできて
もらわないと困るのだが
いない俺からすると職場結婚に至ることが
不思議でならない一体勤務中にどうやって
愛を育くんでいくというのだろうかまあ俺
の知ったことではないがこきは初めて家に
来た時に兄の俺には目もくれず両親と
ばかり話していたその時は少し嫌なやだな
と思ったがよく考えれば両親は大事だが俺
のことなんてどうでもいいと思っているん
だろうと妙に納得してしまった現在ミクと
こきは同棲中で結婚式に向けて準備を進め
ているところだったミクはお金のやりくり
が得意なため家計は主にミクが担当してい
たある日ミクは結婚した後の生活費の
振り分けを計算するためにダイニング
テーブルに通帳や家計簿を広げて電卓を
叩いていたその時後期がパッとミクの通帳
を手に取り首をかしげた何この金額毎月
どこに振り込んでんだよそれは毎月ミクが
俺に振り込んでいる履歴だったああこれは
お兄ちゃんに振り込んでいるの大したこと
ないから気にしないでえお前の兄貴妹から
お金受け取ってるの大丈夫かよそれ大丈夫
よこき君が思ってるようなものじゃない
から
はあはその時はれ以話を深掘りすることは
なかったしかしその日から後期の俺に
対する目線が変わり明らかに俺を見下して
いる様子だったそれがげに現れたのはミク
が両家族で会食をセッティングしてくれた
時のことだったミクとこきが両の個室を
用意してくれてそれぞれの家族が
向かい合うような形で座った俺はちゃんと
空気を読んで柄にもなくジャケットを
羽織り会場へ
こういう堅苦しい空気の場所は正直苦手な
ので行かなくてもいいものなら断りたい
ところだがミクの頼みとあってはいかない
わけにはいかないまあ美味しい料理を
いただける会と捉えて多くは語ず
やり過ごそうとそんな風に考えていた
しかしこともあろうに後期の両親はとても
おしりな人たちだったミクと後期の話だけ
でなく俺にも話を振ってくるのだ
きとミクさんはお仕事で出会ったと伺って
いるのだけどたるさんはそういう話はまだ
なのかしらねとても策に話しかけてくれる
のはありがたいが俺は初対面で早々にする
ような話題ではないだろうと突っ込みたく
なった突っ込みたくなる気持ちはぐっ抑え
たが距離感の詰め方が俺とは合わないと
直感的に感じてまあまだですかねと詳しく
は語らず軽く受けように返したそれを聞い
ていたこきは家から出ない生活なんてして
いたら出会いなんてないですよねと明らか
に攻撃的な態度で言ってきた後期から目の
敵にされるような覚えはないのだが普段
から敵を作りがちだと自覚している俺は
いつものようにきっとこいつも俺のことが
嫌いなんだと思っていた後期の母親も俺は
コミュニケーションが取りにくい人種だと
いうことを理解してくれたようでそれ以降
会話を振られることはなくなったその日を
境いに俺から連絡を取ってミクたちに会う
ことはなくなりミクが家に来るたびに結婚
式の準備が着実に進んでいることを知るの
だったお兄ちゃんは絶対に来てよねミクと
顔を合わせるたびにそんな風に念押しさ
れるとどうにかして行かないように理由を
考えていた俺は諦めざるを得なかった
そして準備が着々と進み式当日俺は
レンタルのスーツを着て会場に向かった
会場に入ると今時の披露園はこうなって
いるのかと驚くほどミクの趣味や思考が
忠実に表現されたこだわりの会場に
仕上がっていた風船が散りばめられ
グリーンとブリがディスプレイされた
おしゃれなウェルカムボードを横切ると
エントランスホールは風船が飛び交い動物
をかった植がディスプレイされで遊園地か
と思うようなワンダーランドが広がってい
たこれいくらするんだよぼそっと小で言い
ながら受付を済ませ中に入っていった親族
の待ち合い室へ通された俺は先に来ていた
両親がケータリングのサンドイッチを掴ん
でいるところを目にするこの後また飯だぞ
いいじゃないせっかく用意してくれたんだ
から式の途中でお腹が鳴っちゃうと
恥ずかしいわよ
それもそうかと思い同じサンドイッチに手
を伸ばそうとしたその時待ち合い室の扉が
開きウェディングドレスを着たミクが入っ
てきた暇だったから来ちゃったそう言って
舌を出して笑うミクは別人のように綺麗で
家族の俺でも見惚れてしまうほどだった
綺麗だよつい本音を言葉にしてしまった俺
は急に恥ずかしくなってサンドイッチを口
に押し込んだ
あお兄ちゃん来てくれたのねお兄ちゃんが
来ないと始まらないんだからね大げさすぎ
だろそれにしてもすごく気合いの入った
会場だなミクは褒められてとても嬉しそう
だそうでしょそれもお兄ちゃんのおかげよ
本当にミクは昔からお兄ちゃん子よね俺は
何もしてないからなまあミクが楽しければ
何でもいいよ俺は邪魔にならないように
大人しくしているから
お兄ちゃんも楽しんだよね今日は私のお
祝いじゃなくてこれまで支えてくれた
みんなに感謝する会なんだからその言葉を
聞いていた父はすでに泣きそうになってい
たもうあなた涙もろいんだからもう少し
我慢してよねちゃんと歩ける父は任せろと
言うだけ言ってサンドイッチを口いっぱい
放ったその照れ隠しの様子が息子と同じ
じゃないかと母が突っ込み待合室が笑いに
包まれたじゃあもう少しゆっくりしててね
そう言ってミクは待合室を後にした俺は
ちっと待っているのが耐えられず待合室を
出て会場内を散策していたそこへ正面から
歩いてきたのは新郎の後期だったお兄さん
来てくれたんですね家から出られてよかっ
たですね俺は相変わらず嫌味なやだなと
思ったがが空気を壊すわけにはいかないと
思いああおめでとうおかげ様で連れ出して
もらえているよ寄生中は母体が大切です
もんねしっかりごますっておいた方がいい
んじゃないですか俺は後期の言っている
ことが何のことだかさっぱり分からずに
思わず聞き返したなんだよ寄生虫って何の
話をしているんだそこへちょうどミクが
駆け寄ってき
たき君あんまりうしないでって言われた
でしょお兄ちゃんと何の話してたのああ
ミクか妹の寄生虫が親族になるなんて恥と
しか思えないとても恥ずかしくて外で家族
の話なんかできないミクも早くこんな兄と
縁を切ってしまえよなんてこと言うのよ
私たちがあるのはお兄ちゃんのおかげなん
だから何わけのわからないこと言ってるん
だそれを言うなら逆だろこの兄貴がミクの
金で生活してるんだろう本当に情けない話
だそれでお兄ちゃんが寄生中だなんて言う
のあの通帳の振り込みの話をまだ根に持っ
てたのねごめんねちゃんと話せばよかった
ねあのねそう言って話をしようとしたその
時ミクさんこきそれにたるさんみんな揃っ
てどうしたんだいミクとこきの働く会社の
社長が声をかけてくれた職場結婚という
こともありでお世話になっている社長を
始め数人を招待していたのだあ社長来て
くださってありがとうございますお世話に
なっておりますお忙しいところ住みません
いやいやそんなにかしこまらんで結構今日
は君たちが主役なんだからねたるさんも顔
を見るのは久しぶりだねごしてますその姿
にぎょっと目を丸くした後期が割り込んで
きたなんで社長とお兄さんが知り合いなん
だよ後期は引きこもりの寄生中が社長と
知り合いだなんてありえないと言わん
ばかりの勢いで俺の方を睨みつけたそれを
見てミクが話を
再開さっきの話だけどお兄ちゃんはただの
プー太郎じゃないのよ天才投資家なの個人
投資家として多くの会社へ投資したりし
てるのよ私は頭が悪いから詳しいことは
知らないんだけどねだからなんだって言う
んだよ社長と仲いいのもミクがお金渡し
てるのも何の関係もないじゃないか私は
自分のお小遣いを内緒でお兄ちゃんに
増やしてもらってるの投資なんて私には
難しくてできないから自分のお金をプロの
お兄ちゃんにお願いしてるのこれって私
賢くないなるほどそれでこの結婚式の資金
を貯めたってわけか俺たちの給料では豪華
すぎると思ってたんだけど貯金がある
からって言ってたのはこのことだったのか
だんだん俺が妹の男ではないことが分かっ
てきた期だったがミクの話だけではまだ
半身半疑な様子だったじゃあ社長はなんで
この人と親しいんですかこきはなんとか
揚げ足を取れないか必死で社長に詰め寄っ
たこれは私が話そう少し前そうだな後期が
入社する少し前くらいに会社の業績が
下がったという話をしたことがあるだろう
はいなんでもその時に多額の出資をして
くれた投資家がいたとか
まさかその時の投資家がまさにその通りな
んだよ私は彼のおかげで立て直しミクさん
のような新卒を抱えられるほどの会社に
なったんだもちろん後期たち社員が頑張っ
てくれたおかげなんだけど
ねだからねこの結婚式もそもそも私たちが
この会社で出会ったのも全部お兄ちゃんの
おかげってわけ全ての話を聞いたこきは腰
が抜けてその場で座り込んでしまった今日
は君たちが主役なんだたけるさんに立つ
ようでは困るよ今もかなりの援助をして
もらっているんだ機嫌を損ねてしまっては
業績に関わりかねない後期はもう俺と目も
合わせられないほどに小さくなってしまっ
ていたもうすぐ時間みたいねこき君行こう
ミクはこきの手を取りバックヤードに入っ
て行った後期はまだ現実を受け止めきれ
ないのか1度入った情報が多すぎて処理し
きれずパンクしているのか焦点が合わない
ままミクに手を引かれていったその後ミク
のこだわり抜いた結婚式と披露宴が無事に
終わり俺はそろそろ帰ろうかと思っていた
時たるさんそう呼ばれて振り向くとこきが
ミクと一緒にやってきたああお疲れ様本当
に見苦しい素敵な式になったね改めて結婚
おめでとう
ありがとうお兄ちゃんあのお兄さんこれ
までのごブレをお許しください寄生虫だと
かそんなこと本当はこれぽっちも思って
なかったんですまたこれから仲良くして
いただけると嬉しいですいや知らなかった
だけでしょまあ引きこもりには違いない
からねでもまあ1つ言わせてもらうとし
たら俺はそう言って一旦真き後期と目を
合わせたその姿に背筋がピンと伸びた後期
は何を言われるかかなりビクビクしている
ようだったミクと幸せになれよ泣かせたら
ただじゃ置かないからなはい必ず幸せにし
てみせます急に射程のような反応になった
好きを見てミクが爆笑していたそれは会社
からの命令と受け取ってくれても構わん
たるさんの言葉には驚くほど重みがある
ことを分かっておいてくれた前そう言われ
て後期だけじゃなく三までも背筋を伸ばし
はいと揃えていったその姿を見て俺は爆笑
それに釣られてみんなが笑い出したのだっ
たそれから俺はこれまで通り引きこもりを
しながら運動不足解消のための散歩に
出かけコンビニでいつもの雑誌だけを買う
生活に戻った1つ変わったことと言えば
たるさん今日はお暇ですかなんと本当に
後期が俺の射程になったことだこんなに人
は変わるものなのかと思うほど今は俺から
見ればよくなついた飼犬のような存在に
なっている俺が忙しいように見えるのか
それよりミクに偉そうな態度をしてない
だろうな家事とかちゃんと分担しろよ
当たり前ですよミクとは仲良くさせて
もらってます暇なら俺にも投資教えて
くださいよお前に使うようなはないそう
ばっさり切り捨てて家の中へ入った結婚式
での俺と社長の一言がかなり聞いている
ようで自信化で偉そうな態度だった後期が
人が変わったように腰の低い素直な高成年
になっていたええそんな今暇って言った
じゃないですか待ってください
よH

※ナレーションが不要だと感じられた方はミュートにしてお楽しみ下さい。
※動画の再生速度は右上の設定から変更可能です。
※当チャンネルの動画に登場する人物は仮名です。実際の人物や地名とは関係ありません。
※当チャンネルのストーリーはオリジナルです。
二次利用、複製、無断転載等の行為は固く禁じております。

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