ホラー漫画の異才:押切蓮介 × ホラー映画の鬼才:白石晃士、映画『サユリ』特報【2024年夏公開】

原作・押切蓮介のホラー漫画『サユリ』が、映画『貞子vs伽椰子』(2016年)、『不能犯』(17年)などで知られる白石晃士監督によって実写映画化、今夏全国公開が決定した(配給:ショウゲート)。

 累計20万部を突破し、異能・押切蓮介のホラー表現到達点と呼ばれるホラー漫画『サユリ』は、とある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端、次々と不可解な現象に襲われるというストーリー。

 原作者の押切にとって、自身の作品の中でも「一番好き」と語るほど思い入れのある作品だ。また、これまでに映像化された押切作品は、ゲーム×ラブコメとして大ヒットを記録した『ハイスコアガール』(現在、月刊ビッグガンガンにて続編[ハイスコアガールDASH』が連載中)のアニメ化や、トラウマ級のサスペンスとして話題を呼んだ『ミスミソウ』の実写映画化などがある。

 今回の『サユリ』は、“こんな邦画ホラーがあればいいのに…”と考えながら自ら描き上げたホラー漫画ということもあり、満を持しての実写映画化に期待が高まる。

 そして監督は、大ヒットホラー『貞子vs伽椰子』や、松坂桃李主演のサスペンススリラー『不能犯』などの白石晃士。これまでに、幽霊、呪い、オカルト、モキュメンタリーなど様々なジャンルのホラー作品を数多く手掛けてきた、まさに“ホラーを知り尽くした映画監督”である。最新作『サユリ』で、白石監督は“恐怖”をどのように描くのか−。この夏、《期待度MAX》のホラークリエイタータッグによる新たな“最恐傑作”が誕生する。

 この度解禁となった特報は、本作に登場する“神木家”にまつわる恐怖が息つく間もなく描かれている。ある夜、部屋のテレビが付き画面のノイズと共にどこからか女性の笑い声が響き渡るという怪奇現象から始まる。夜中に突然目覚める父、庭を無心に掘り続ける祖父、何かを見て思わず口を押える母、そして不気味な笑顔を見せる祖母の姿など、この家の中で起こる不可解な様子が随所に現れる。

 その“家”に違和感を抱くのは、本作で映画初主演となる南出凌嘉が演じる主人公・則雄だ。何度となく描かれる、彼がこの“家”を怪しむ表情は、まさにこの映像を見ている私たちが持つ“嫌な予感”と重なるのだ。

 そして「この家には“何か”がいる」という言葉に続き、現れたのは…。扉の向こうからゆっくりと伸びてくる手、黒く長い髪の毛、そして気づけば先ほどまで聞こえていた女性の笑い声は、まるで少女の不気味な声へと変わっている。その少女の正体こそが不可解な現象の根源“サユリ”なのか?

 ホラー漫画の異才・押切蓮介とホラー映画の鬼才・白石晃士のタッグが実現し、“Jホラー”の枠を超えた新たな“進化系最恐ホラー”が幕開けとなる!

 物語の主人公、神木家の長男で中学3年生の則雄役には、映画初主演となる南出凌嘉が抜擢。神木家の大黒柱である父親・昭雄役は梶原善、家族を明るく支える母親・正子役は占部房子、則雄の姉であり弟思いの長女・径子役は森田想、そして兄の則雄を慕う次男・俊役は猪股怜生が演じる。そして、神木家の引っ越しをきっかけに同居することになった祖父・章造役はきたろう、認知症で家族の介護が必要な祖母・春枝役は根岸季衣が演じ、これから想像を絶する出来事が待ち受ける神木家のメンバーが揃う。そんな神木家を近くで見守るキーパーソンとして、則雄と同じ学校の同級生・住田役を務めるのは近藤華。こうして、この神木家にまつわる恐怖の物語が始まる。

配給:ショウゲート
監督:白石晃士
原作:押切蓮介「サユリ 完全版」(幻冬舎コミックス)
公式サイト:sayuri-movie.jp
公式X:@sayurimovie2024 #映画サユリ
(C)2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス

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