【スカッと】63歳パートの私が集団検診で癌の疑いが…目の前で離婚届をチラつかせ夫「お前、今離婚されたら生きていけないなw」私「言いたい事はそれだけ?」直後、玄関の扉が開き夫は顔面蒼白に

あのね今日死の元検身に行ってきたんだ
けど胃に癌が見つかったって
えはお前それ本当
か一体何をやっているん
だ死の集団検診で癌が発見されたことを
話すと夫の大輔の態度が急変し大声をあげ
られ
たいやでも初期段階だからきちんと治療
すれ
ばいいかお前俺に愛をつかされたら終わり
だぞ離婚したらお前は自分のアルバイトの
給料だけで生活しなきゃいけない無理だよ
なお前生きていけない
ぞ優しく心配してくれるかと思いきやその
逆にまさか毒を履いてくるなんて思っても
おらずア然としてしまった
これまではあんなにも優しかった大輔が私
が癌だと知らせた途端態度を急変させた
ことに驚きの感情が過ぎ去り奥底から
悲しみが湧き上がって
くるその後私は内視教手術のために入院し
た1週間の入院生活を得て私は先生とお
世話になった看護地の方々に見送られ
ながら久しぶりに家に帰ってき

ただいま病院から持ち帰った荷物を実質に
一旦置いてリビングに向かうと大輔が
テーブルに1枚の紙切れを置いていぶかし
げな顔で腕組みをして待ってい
たようやく帰ってきたなこの役立たずが
お前みたいな病弱で家事もろにできない
やつとはやってられん離婚だも払わん財産
分与もなしだ1問なしになってここから出

いけ私が入院している間に家をゴミ屋敷に
しておきながら家事も6にできない呼ば
ありされるとはそれに加えて準備のいい
ことにテーブルに置かれていたのはすでに
自分の記入欄だけしっかりと記入済みの
離婚
届けこれはもう確定
だこの時を待ってた
わよしえお茶を持ってきてくれない
か日曜の午後リサイクルショップで見つけ
てそれ以来気に入っている木星の椅子に
腰かけながら新聞を読む夫の大輔が太陽の
光を背景に私に行った私がお茶を持って
いくと笑顔で入れたてのお茶を口に運ぶ
普段から少し集めのお茶が好きな大輔は私
が入れたを昔からいつもおいしそうに飲ん
でくれるそんな一面も私が大との結婚を
決めた数ある要因の1つである私が大輔と
結婚したのは20代後半でもうすぐ結婚的
歴と呼ばれる年齢だった頃の
話実家暮らして自由に使うお金を稼ぐため
にスーパーのレジ打ちのアルバイトをやっ
ている時に声をかけられ連絡先を交換した
のが始まりでそれからとか遊びに行って
告白されたアルバイト仲間が町で男性から
ナパをされて嫌だったという話をつい最近
聞いていたからか声をかけてきた大輔に
初めは少しばかり警戒していたが話して
いくうちに悪い人ではないことはすぐに
分かったまさか自分がナパされた男性と
遊びに行ったり告白されて付き合うことに
なるなんて思ってもいなかったが今考えて
みればあの時声をかけられていなければ私
は独身だったのではと考えるとぞっとする
数年の交際期間を経て私と大輔は結婚し間
には娘のみさが生まれみさが1年前に結婚
して家を出ていくまでは家族3人で仲良く
生活をしていた三里が生まれた頃から大輔
は優しく仕事で疲れていながらも育児や
家事にも積極的に参加してくれて私は彼に
対してでかこたる信頼と絶大な愛情を抱い
ている今は3人で暮らしていた家で私と
大輔の2人で生活している2人には少し
ばかりこの家は広く部屋や生活スペースを
持て余している気もするが家族の大切な
思い出が詰まっているこの家を手放す
つもりは今はない年齢も年齢だが2人とも
体が健康なうちは頑張って生きていこうと
決めた
しかし最近はシもうまくはいかなくなって
きてるのが現実である20年前までは老後
の年金をもらいながら細細と生活していく
と思っていたが実際問題もらえている年金
は考えていた金額よりも低く大輔はシニア
ながら現役で今もなお働いている社会の
仕組みが変革化されシニアでも働ける環境
にはなったものの風当たりは悪く収入もの
の現役社員と比べると一回りも少ない
さらにこれまでの仕組みでは退職金も長く
働き会社に貢献していればそれなりに
もらえていたがそれも少なくなるらしく
追い短い人生に不安を感じるようになって

た働けど働けど生活はきつくなっていく
ばかりで正直よえに生活費として渡せるお
金はかなり少なくなってしまう
すま
ない仕事から帰ってきた大輔からそう告げ
られた時は驚いたがテレビや新聞で
ニュースや記事を見ていてもしかしたらと
心の中では覚悟を決めていた生活費は減っ
たものの日常を最低限普通に遅れてはいる
ためそこまで困ってはいないが娘やこれ
から生まれてくるかもしれない孫に何か
残してやれないのは私たちとしてもなのだ
そこで私は若い頃に経験していたことも
あり近所のスーパーでレジがかりとして
少しでも何かの足しになればと久しぶりの
アルバイトの仕事を始めた大輔も私が
アルバイトを始めることに申し訳ないとは
言っていたが今後のためにもと話すとそう
してくれると助かると胸を撫で下ろして
いる様子だった流れや勝手は分かっている
ものの久しぶりのアルバイトでしかもやめ
てからのレジの機会の進化は凄まじく困る
ことの方が多かったそれでも先輩の
アルバイト仲間に教えてもらいながら昔の
アルバイト経験から養れた持ち前の愛その
良さでできない部分をカバーして仕事を
進めていたそうして仕事をしていたある日
の出来事だった同世代のアルバイト仲間
から誘われて市が運営している高齢者向け
の無料集団検診を受けることになったなぜ
その話になったかと言うと同世代の
アルバイト仲間たちと年齢から来る体の
変化について悩んでいると堂々話していた
からである現在私自身も60代になり表面
上の体の健康は保てているものの体の中の
健康までは自分で把握できていないのが
現状だするとアルバイト仲間の1人が鞄の
中から市役所近くで配っていたは高齢者
向けの集団検診のチラシを取り出し全員に
内容が見えるようにテーブルの上に広げて
くれたこの不景の中いつまで健康な体で
働けるのかが分からないからとみんなの
意見が一致し店長に話して大学生の
アルバイトの子たちが多く入る土曜日に
狙いを定めて検診を受けに行くことにした
店長も初めは一気に休まれると店としては
困るなどと話していたがちょうどその話を
している時に言わせた大学生のアルバイト
の子が他の人たちにも話しとくから大丈夫
だと2つ返事で引き受けてくれ
た他の奴らも土曜日は暇だろうしシフト
入れるって聞いたら稼げるとか言って喜ん
で入りますから献身受けに行ってきて
くださいよくできた大学生だみんなの心に
は決して面識はないであろう彼のお母さん
にこんな優しい子を産んでくれて
ありがとうの言葉が浮かんでい
たこれよかったら口に会うかわからない
けどみんなで食べて私は鞄の中から小腹が
空いたら食べる予定だったおやつを
取り出し目の前の彼とこの場にはいない他
の大学生のアルバイトの子たちにもと
手渡した他の同世代のアルバイト仲間たち
も私に続いて次々と彼の手からは溢れん
ばかりのおやつを手渡して休憩を上がり
売場に戻っていったそうして大学生の彼が
言ってくれた通り後に店長から他の
アルバイトの方々から許可が出たから献身
の日は皆さんで行ってきてくださいと連絡
がありみんなで市役所前で待ち合わせて
献身に向かった市役所の敷地内で歩いて5
分ほどの場所に献身会場があり役所職員に
断がま同じく献を受ける人たちの列に
それぞれ並ぶことにみんなが別々の献身
会場に入りそれぞれ献身後にまた集まろう
と約束を交わして検診を受けた私自身自分
の体の健康には自信があるがそれは
あくまで表面上の話だ内側の健康までは
しっかりとは把握できていないがまあ悪い
ところと言っても所詮2つぐらいだろうと
他をくっていただが私の体は気づかない
うちに蝕まれていたのだいざ検診を受ける
晩になり様々な検査手順を踏まなければ
ならないらしく当日には結果は出ないとの
ことだった検診からさらに4週間が経過し
た頃病院から検査結果が出たと通知があり
全員で検査結果を受け取りに向かっ
た改めまして今回検査を担当させて
いただいた森本と言いますよろしくお願い

ますよろしくお願いします森本先生それで
今回の検査で私に悪いところてありません
でしたよね私がふざけ半分ににこやかな
表情で聞くと森本先生は私の表情とは裏腹
に少しばかり言いづらそうな顔で私の目を
じっと見つめて言い放った
富永さん驚かないで聞いてくださいね富永
さんの胃の部分に初期段階の癌が発見され
まし
た森本先生の言葉にまさかそんなことは
ないと思っていた矢先そう言われてしまっ
たために相た口が塞がらずあ然とし
た私がガンえそれって治るんですよね先生
大丈夫なんですよね焦る私に森本先生は
落ち着くように話し深呼吸などを崇拝して
なんとか冷静に話を聞けるまで落ち着きを
取り戻し
た大丈夫です安心してください今回富永
さんの胃から発見された癌というのはまだ
初期段階でちゃんとした治療をすれば治り
ますから冷静にはなったものの内心気がき
じゃなかった
しかし森本先生の治りますという一言に
勇気をもらい一安心した私は後日森本先生
の病院に行くために名刺だけ受け取って
アルバイト仲間が待つ場所に向かった
すでに待っていてアルバイト仲間たちから
なぜ私だけ遅かったのかと聞かれたが私は
話し込んでしまったと嘘をついて最後にお
昼ご飯を食べてキに着いた家に帰り夕飯の
準備をながら大輔が帰ってくるのを待つ
夕方6時になり疲れて帰ってきた大輔と
夕飯を普通に食べて人息ついた頃私は検査
結果で初期段階の癌が発見されたことを
打ち明け
たあのね今日死のが検診に行ってきたんだ
けど胃に癌が見つかったって

はお前それ本当か
一体何をやっているん
だガが発見されたことを話すと大輔の態度
が急変し大声をあげられたいやでも初期
段階だからきちんと治療すればいいかいざ
という時にお前を守れるのは俺だけだお前
俺に愛をつかされたら終わりだぞ離婚し
たらお前は自分のアルバイト
だけで生活しなきゃいけない無理だよな
お前生きていけない
ぞ優しく心配してくれるかと思いきやその
逆にまさか毒を吐いてくるなんて思って
もらずあ然としてしまったこれまでは
あんなにも優しかった大輔が私がガだと
知らせた途端態度を急変させたことに驚き
の感情が過ぎ去り奥底からみが湧き上がっ
てくる大輔からそんなことを言われると
思っていなかった私は作っていた夕飯も喉
を通らず結局半分以上残してその日は先に
眠りに着いた朝いつも起きる時間よりも
早く目が覚めてしまい隣で呑気にいびきを
描いている大輔に気づかれないように寝室
を出る寝起きに水を1杯飲みベランダから
望むオレンジ色の朝日にい
をるあんなことを言われてしまって私は
一体どうすればいいのか確かに大輔の言う
通りもし離婚になってしまえば私の
アルバイトの収入と少ない年金だけで生活
することは正直厳しいさらに保険が効くと
はいえ病院代も馬鹿にならないひどいこと
を言われて傷ついていないわけではないが
それでも今は大輔と離婚はできない耐える
しかないのだ私は1人耐えることを決意し
たがそれからというもの大輔の私に対する
暴言や圧力は一層厳しくなっていった
この間もいつものように朝からお弁当を
作って持たせたのだが帰ってくるなにお
弁当箱を私に突きつけて隣声をあげたなん
だこの弁当は俺のこと馬鹿にしているのか
こんな弁当で大変な仕事を乗り切れると
本当に思っていたのか隣りつける大輔を
横目に明らかに食べた形跡のないお弁当箱
開けて
みせるだからと言って食べない理由には
ならないんじゃないのはお前俺がこんな飯
を食えると思うのかお前も今までずっと
家事をしているんだったら少しは料理ぐ
うく
作れよ料理の仕方は変えていない何十年も
一緒の作り方でいつもの味付けでお弁当を
作り手渡した特に新しい調味料などを使っ
た記憶も買った記憶もないつまりこれは
大輔の私への理不尽の当て付けだという
ことはすぐに分かっただが当て付けだった
としても朝早くから準備をして暴言を受け
ているにも変わらずこれでも大輔の健康を
持ってお弁当を作っている私の気持ちも
少しは考えてほしい私は母親から食べ物
だけは粗末にしてはいけないと口が
酸っぱくなるまで言われていたために大輔
のこの行動は許しがたいその時は私がこの
場で反論や文句を言っても無駄だと思い
すぐのど元まで上がっていた言葉を
飲み込んでその日も少しの夕飯を食べ
よりも先に眠りについたまた別の日には輔
が実質から飛び出してきて掃除機で掃除を
している私にこれまた理不尽な文句を言っ
てき
た掃除ぐらい静かにできるだろどうして
休みの日までうるさい場所で過ごさないと
いけないんだ輔は私がかけている掃除機の
音やそれらを移動させる時の音がが
うるさいと言っているがそんなことまで
言われてしまったらどうやって掃除すれば
いいのかわからない大輔は一通り文句を
言うと深いため息をついて再び実質へと
戻っていった仕方なく私は掃除用具を掃除
機から床掃除用のウエットシートとモップ
に切り替えてフローリングの貨車だけ吹き
掃除を施しまた文句を言われる前に買い物
に出かけた買い物から帰ってくると大輔が
ダイニングテーブルの椅子に座ってほを
ついて貧乏ゆすりをしている姿が1番に目
に入っ
た何どうかしたの明らかに不機嫌な様子の
大輔に私はおろそる聞いたお前掃除もろに
できないのか床にこんな汚れを残しておい
てよ買い物なんかに出かけていける
な大輔は椅子から降りると床を指でなぞり
までお昼のドラマの意地悪な姑のように指
についた埃をこれみよがしに見せつけて
くる大助の指についていた埃はおそらく
ウエットシートでは取り切れなかった埃な
んだろうけれど掃除機を使えれば取れてい
たはずだ音がうるさいと言ったのは輔本人
じゃないかと言いたくなるしかし私自身も
ウエットシートだけで掃除を完結させて
しまったので何も言えない多少の音は出る
ものの放棄であればウエットシートでは
取り切れなかった床の隙間の誇りも取れた
はずだから
だ静かになったかと思えば掃除
ほったらかして買い物とは中途半端もいい
ところだぞこればかりは言われても
仕方ないかもしれないが床の誇りを指で
なぞって見せつけなくてもいいじゃないか
とも
思うごめんなさいでもそれはあなたが掃除
機はうるさいからやめろって言うから除用
のウエットシートで誇りを取ったの
に言い訳するのかお前も長い間専業主婦
やってたのに工夫するとかなかったのか
は下打ちをして再び実質へと戻っていった
他にも大輔の私に対する暴言は数多くあっ
たが最近の出来事ではそれが1番嫌な
出来事だったのは言うまでもない今までは
本当に優しく理想の夫の姿尊敬できる男性
の姿といえば大輔だっただがそれも大輔
本人から受ける暴言や精神的圧力のせで
理想は打ち砕かれたのだなぜ今まで大輔が
優しい夫でいたのかなんとなくだが私の中
では考えがあったそれは娘のみさの存在が
あったからではないかと娘の前では優しい
夫として振る舞いみさが結婚して家を出て
行き私が癌だったと告白してからまるで
元々の大輔の性格を縛っていた高が外れた
かのように暴言を繰り返すようになった頭
の中でいろんな考えが巡りバラバラだった
ものが1本の線につがるように合致した
しかしそれでも分からないことはあるそれ
はなぜみさが結婚して家を出ても私と離婚
をしなかったんだろうということだいくら
考えを巡らせても分からず私はたまらず
に聞いてみることにし
たねえどうして私と離婚しないのはなんだ
お前は俺と離婚したいのか金もないのに
離婚しない理由なんてどうでもいいことを
聞くんだ
な私を馬鹿にしているかのように半笑いで
そう言いながらも答えは教えてもらえずに
はぐらかされてしまったこれ以上は
問いただしても意味がないと思い追求はし
なかった私の体調が悪くなり始めてから
元々定期的に連絡を取っていたみさとの
電話も娘なりに心配をしているからなのか
頻度が増えていたその日もみさといつもの
ように電話でたいもない世間話を交わして
いると急にねえねえと会話を遮られたねえ
ねえさん大丈夫
何かあったまさかみさにられると思ってい
なかった私は大輔のことも考えて慌てて話
をそらしたりしてその場を取りつくのう
みさは私の声が明らかに何かを隠している
声だと言って怪しむも気を使ってか深い索
はしてこなかっ
た何かあったら何か困ったことがあったら
絶対ね私はお母さんの味方だからね体も気
をつけて
ねありがとうみさと頼りにしてるわね結婚
して自分のことや家のことなど色々大変な
ことばかりあるはずなのに自分以外の人の
心配ばかりしてしまう優しいみさの
思いやりの心に救われ
た優しいさとは裏に何でも言うことを聞く
召使いなどと思っているのか気をよくした
大輔は次第に
エスカレート1度だけ一緒に病院に来て
くれた大手術の同意書に家族のサインが
必要だったのだ不幸中の幸で初期癌だった
ので内視教手術をして1週間程度入院し
たら後は自宅で投薬処置で様子を見ると
いうことだその時でさえなんで俺が仕事を
抜け出してまで病院に行かなきゃならない
んだと文句たらたらだったしかしお医者
さんの前では猫をかぶったようにいい夫を
演じる大輔私は体だけでなくもう心が
ボロボロだそんな日々の中私の手術の日と
なった私が入院準備で寝室に新しいタオル
を取りに行こうとした時大輔が誰かと電話
している声が漏れてきた
やっとやっとあのババーから解放される
これでようやく君との新しい生活が遅れる
よ一体誰と話しているのか分からないこと
は多くあったが大輔の言葉から私以外の
女性つまり愛人との会話だというのは
はっきりと分かったこれから手術を受ける
というのに私はそんな状況で病院についた
の森本先生は私を見るなり富永さんご心配
される気持ちはよくわかりますでも安心し
てください精一杯こちら手術させて
いただきますしあ先生違うんですよ手術の
ことを心配してるわけではないんです先生
のことは信頼していますし実は私は今まで
自分の中だけに情が一気に溢れ出した
ゆっくりと私の話に向き合ってくれた森本
先生は一言こう言っ
たあなたにはこれから素晴らしい未来が
待っているその未来のためにも生きるべき
ですその言葉に最後の後をされた私は大輔
と利別することを決意した翌日まだ連絡も
していないはずなのにいきなり病室に
たこの間電話した時から何かあったんじゃ
ないかと思っていたけど今たまたま家に
行ったらお母さんが入院したってお父さん
から聞いて飛んできたわ森本先生からの
後押しもあり大介と利別することを決めた
私は自分の体のこと大輔から受けてきた
これまでの暴言の数かず全てをみさにも
打ち明けた全ての話を聞いてみさは大激怒
お父さんお母さんになんてこと本当に頭に
来たお母さん私にいい考えがあるわ話を
聞いたみさはまるで自分のことのように
怒ってくれてつくづく優しい娘だと思った
のだがみさから受けた提案の内容に私は
驚いた1週間の入院生活を終えて私は森本
先生とお世話になった看護師の方々に
見送られ
久しぶりに家に帰ってきた本来はさも来る
予定ではあったが私1人で帰るからと
伝えるとさはしぶしぶ承諾してくれた玄関
を開けるといきなり目に入ってきたのは
放置された
ゴミ袋1週間家を開けただけで自宅を
ゴミ屋敷と変貌させた大輔にあれだけ掃除
のことで文句を言っていたのにと呆れが出
てくる
ただいま病院から持ち帰った荷物を実質に
一旦置いてリビングに向かうと大輔が
テーブルに1枚の紙切れを置いていぶかし
げな顔で腕組をして待ってい
たようやく帰ってきたなこの役立たがお前
みたいな病弱で家事もろにできないやとは
やってられん離婚だ慰謝料も払わん財産
分与もなしだ
1問なしになってここから出て
いけ私が入院している間に家をゴミ屋敷に
しておきながら家事もろにできない
呼ばわりされるとはそれに加えて準備の
良いことにテーブルに置かれていたのは
すでに自分の気ゆらんだけしっかりと気
済みの離婚
届けこれはもう確定
だもういいわよ入ってきて私はポケット
から携帯を取り出しそのままある人に電話
をかけたお前誰に電話しているんだいい
から黙っててこの時を待ってたんだ
から電話を会いずに玄関から現れたのは
みさと大輔の愛人である裕子という女性の
2人だったお母さんから入院中に全て聞い
たわ体調が悪くて動けないお母さんの
代わりにお父さんを美行して突き止めた
のまさかの愛人の登場に腰の力が抜けて
尻もちをついてしまう大輔を前にみさは
さらに調べた情報を得意げに話し
続ける
お父さんあなたはこの人が自分のことを
好きだと錯覚してるみたいだけどこの人は
全てお父さんのお金が目てただけの
シングルマザーなのよし
愛人の存在を知ったさは大輔とホテルの前
で別れたタイミングを見計らって裕子を
呼び止め親が不倫している事実を知ったら
子供はどうなるとさされた
らしい優香はその場で頭を下げて慰謝料も
払うと言って謝罪したなぜ大輔が私と離婚
しなかったのか理由を裕子にも聞くと実は
結婚を迫られていたらしくバイは格好が
つかないという古い歌い文句と裕子が
金目当てだったがためにかわし続けていた
からと言われていたそう
だ結婚しよだなんて今の奥さんガンなのに
可いそうだわ太輔から結婚を責められてい
た際に裕子がそう言うとその時の大輔は
まるで気にしていないと言わんばかりな
態度に正直気持ち悪さも感じていたらしい
いや
そんなまさか何かの間違いだ私はそんな
女性知らない
ぞ裕子に振られた上大好きな娘のみさに
自分が不倫をしていたことがバレてしまい
王城際の悪い大輔はこのごにを呼んで裕子
のことなんて知らないと知ら
ばっくれるこれが真実なんでしょもう
言い逃れはできないわよ
そうだ離婚はなしだ俺にはやっぱりよえが
いないと生きていけないそれによえも俺が
いた方が癌の治療も安心して受けられる
だろうし状況を飲み込み始めもう逃げられ
ないと判断したのか急に離婚はしないなど
の手のひら返しでその場を乗り切ろうと
試みている様子だっただがそんなことは
もう私やみさには通用し
ないお父さんもうそんな泣き入りなんて
通用しないからお母さんは私たちと一緒に
住むことに決めたから引っ越しの手続きも
進めてるから近々出ていくからそのつもり
でそんな急に勝手なことは許さん
ぞあなたさっき私に渡してきたじゃないご
丁寧に自分のはしかきいてた離婚届だから
何も勝手じゃない
わ自らボケを掘っていたことに気づいて
うたえる大輔は何も言えなくなり全身の力
が抜けてダイニングテーブルの椅子に身を
任せるように座り込ん
ださっきあなたは自分がいた方が安心だろ
なんて言ったけどあなたがいてもあの時
助けてくれなかったじゃないこの一言が
とどめとなり私たち3人の圧力に完全に
負けた大輔は私との離婚をしぶしぶ承諾し
た初めから素直に承諾していてくれれば
ここまで私たちに詰められることはなかっ
たのにと思うと大輔のことが少しだけ
かわいそうに思えてくる離婚関係に強い
弁護士をみさの夫から紹介してもらい今後
のやり取りを一緒に進めていった結果輔
からしっかりと慰謝料も収するができた
慰謝料をしっかり払ってくれた大輔だが
不倫中に裕子にかなりの金額をつぎ込んで
いたため大輔は自己破産を余儀なくされた
らしいみさにも今後は関わらないで欲しい
と言われゆう子との不倫関係も解消されて
しまい大輔は完全に孤独となった
かわいそうだなんて思わないが大輔には
これに懲りて不倫をしたり人の優しさを
利用したりしない全頭な人生を送って
もらいたいものだ裕子からも子供がいる
からいいと1度は断ったのだが悪いことを
したから慰謝料はちゃんと払いたいとの
ことで大輔ほどではないが慰謝料をもらい
受け
た体の調子も良くなった私は大輔や裕子
からの慰謝料をもでに三里夫婦との同居を
スタートしスーパーのアルバイトを続け
ながら休日は街中を歩きながら新しい趣の
旅をしている大輔という巨像ばかりの夫の
呪縛から解き放たれた私の第2の人生が
スタートした瞬間だっ
たある日洗濯物を干そうと外へ出ると空に
はイワ雲がかかりすっかり秋の顔をして
いる今日も暑くなりそうだななどと考えて
ふと離れの方へ目をやっ
た我が家と同じ敷地内には離れがあり息子
のかずとお嫁さんのはるかさんそれに孫の
優君の3人家族が住んでいるそして離れに
住むはるかさんはうへ来る度にトイレット
ペーパーや洗剤シャンプーなどといった
日用品を奪っていきさらに私の財布のお金
までも知らないうちに抜き取っているよう
なのだしかしそうした場面を見たことが
なく確証がないので何も言えなかった生活
費はどんどんなくなっていき私はパートに
出ることにしたもちろん私ははかさんのし
ていることをかずにも話してみたがかずは
取り合ってはくれないそこで単身不妊中の
夫徹夜さんが月に1度帰ってくる
タイミングで夫と私かずゆ君で話し合いを
することになったはかさんは後から遅れて
くるらし
[音楽]
私の財布からお金が抜き取られれてるって
言ったけどあれ
もはかがしたっていうのか冗談はほどほど
にしてくれ
よすると徹夜さんがスマートフォンの画面
を出してテーブルの上に静かに置いたそこ
には我が家に設置された見守りカメラの
録画映像が映し出されていた画面の中では
リビングの一で私のカから財布を見つけた
はかさんが数枚のお札を抜き取って財布
だけカへと戻しているかずは愕然とし
ただって生活費だって十分に渡している
はずなのになん
でここまで行ってもお前は気づかないのか
いかずは私の言葉にはっとして鬼の行で家
を飛び出し離れへと一目さに飛んで行き
はかさんを引っ張ってきたそこではかさん
は映像を見せられ顔が真っ青になっていっ
た私の名前は酒井良子60歳の主婦だ夫の
徹夜さんは単身不妊中で帰ってくるのは月
に1度くらいお互いの人生の折り返しも
過ぎているし落ち着いて暮らしたいとなの
だがなかなかそうはいかないらしい徹夜
さんは単不妊が決まった時少しがっかりし
た様子でぽつりと打ち明けてき
た良子単身不妊が決まったから来月から
1人暮らしだ新しい営業所ができるから
そこで部下たちを見てあげて欲しいって
ことなん
だ夫は昔から面倒みのいい兄気分のような
存在として会社では慕われていた実際彼は
面倒みが良くて会社だけでなく家でもそう
だっ
た息子のかずが生まれたばかりの頃ミルク
やムツなどのお世話も率先してやってくれ
たことがあるその後も育児休暇を取ること
はできなくても休日や夏休みの間はかずと
一緒に昼寝をしてくれたりしょっちゅう
公園に連れ出して遊んだり大きくなると
勉強を教えてくれたりしていた
そんな頼りがいのある徹夜さんが珍しく
しげ返って
いるそんなに落ち込まなくてもいいじゃ
ないすぐ帰ってこれるん
でしょ私は大体23ヶ月くらいで帰って
これるものと思っていたので
あるそれがどのくらいになるかまだ分から
ないんだ剣をまたぐから子にも頻繁には
会えない帰るのは月にに1度くらになって
しまうから良子が心配
だなぜ私の心配を一瞬そう思ったがすぐに
はっとした私は病があってつい最近手術を
したばかりだったからそのことで何かある
かもしれないと心配したの
だろう大丈夫よ離れにはかずたちもいるし
何かあったら連絡する
わ我が家と同じ敷地内には離れがありかず
とお嫁さんのはかさんそれに孫のゆ君の3
人家族が住んで
いるかずは6年前に結婚して23年ほどは
アパートで暮らしていたのだが借りていた
大家さんの都合によりアパートを出て行か
なければならなくなった他にもいくつか
探したらしいがはかさんがどこも嫌だと
言って聞かず最終的に実家に住ませてくれ
ないかと相談に
だ夜さんはこの話に乗り気ではなく最初は
嫌がっ
たかず母さんが病気を持っているのは知っ
てるだろうあまり負担をかけさせたくない
から俺は反対だ
よ一度はそう言って追い返したものの
立ち退きまで残り1ヶ月を切った頃にまた
やってきたかずはだいぶ弱った様子でこう
言った父さん
願いだから他に迷惑はかけないから離れに
だけ済ませて
ほしいこの話が来る頃には気が変わったの
か徹夜さんはかず一家が離れに住むのを
承諾した後から理由を聞いてみると私を
1人でいさせるより安心だと思ったからだ
そうだあれから3年ほどは経つが彼らが出
ていく気配はなく今も離れに住んでいる私
はさんを心配させまいと勤めて明るく言っ
た大丈夫よ術後の経過も順調だしお薬も
ちゃんと飲んでいる
し見守りカメラもつけておこう最近のは
性能が良くて温度センサー付きのものとか
なら熱中症対策にもなる
し心配しすぎだって
ば私はクスクスと笑ってそんな話をし
ながらその夜はふけていった後日徹夜さん
は本当に見守りカメラを設置し自らの
スマートフォンに入れたアプリと連携させ
ていた私は驚いたけれど高い位置にあるの
でそれほど気にならず翌日には慣れて
しまったそうして1週間後徹夜さんは
名残りをしそうに家を出ていき私は現在広
すぎるくらいの戸建てで1人暮らしをして
いる
ところで徹夜さんには黙っていたが気に
なることがあったかずのお嫁さんのはるか
さんのことだ彼女は専業主婦のはずなのに
ゆと君をうへ預けてはどこかへ出かける
ことが多かっ
たたまにママ友とランチに行くなら分から
なくもないがそう頻繁に行くものだろうか
またたまにゆ君と一緒に家へ上がると必ず
何かしらを
のも悩みの種だっ
たお母さんトイレットペーパーもらって
いくわ
ね最初はその程度だったので特段気にして
いなかったのだが徐々にエスカレートして
いき洗剤やシャンプーボディソープといっ
た日用品ある時はお皿まで持ち出そうとし
ていたことが
あるさすがにお皿は返してくれたがそれに
してもだっ
たはるかさんそんなに物を買えないくらい
お金に困っているの
え違います
けどそれじゃあどうしてうちから物を取っ
ていこうとする
の節約ですよユトがいるから何かとこの先
お金かかるし今のうちから貯金しておか
ないとと思ってだからお母さんも援助する
と思って多めに見てくださいよ
彼女はあっけらかんとそう言い放ち
ヒラヒラと手を振ってまた出かけてしまっ
たいつもおしゃれをしていてエステにも
通っていると話していたしネイルもして
いるし本当に貯金をしているのだろう
かかずは毎日朝早くから夜遅くまで働いて
おり収入面で困っている話も聞かない
そんな彼を知り目に一体どういうつもりな
のか問いただしたいところだが息子夫婦の
ことに口を出すのも鬱陶しい姑とでしか
ないので何も言えずに
いるそうした日々の中ある日を境いに財布
のお金までがどんどん減っていくように
なったおそらくはかさんの仕業ではないか
と思ったが確証もないまたいつの間にか
取られているので現場を抑えることもでき
ずに時間ばかりが過ぎていくのだった
ある日洗濯物を干そうと外へ出ると空には
イワ雲がかかりすっかり秋の顔をしている
残暑は厳しく今日も暑くなりそうだななど
と考えてふと離れの方へ目をやったその後
はるかさんがお金を抜き取っているような
様子は不思議なことにまだ1度も見られず
にいるやはり彼女ではないのかとも思うの
だが近所に住むいろんな人かからはかさん
についてあまり良くない噂も聞くように
なった何でも夜の店に行くような格好をし
て街を歩いているとか若い男性と親しげに
歩いているところを見たとか私は半神半疑
だった確かにおしゃれはしていると思うが
ファッション雑誌でよく見るような格好
しか見たことがないし異性と浮気をする
ような人とは思えない離れにいる時だって
の時もあるのでどうしても遊び歩いている
はるかさんの姿が想像できなかったのだ
しかし実際に見た人がいるということは私
が知らないはかさんの一面があると考え
られなくもない私が様子を見ている間にも
財布からお金が抜き取られることは変わら
なかった生活費も足りなくなっていき私は
証拠がつめるまでパートに出ることにした
さには気分転換のためとごまかしたが
かなり心配されたため無理のない範囲でと
いう条件で了承を得ることに成功幸いにも
近くのスーパーでレジスタッフのパートを
募集しているのを見かけたのでそこへ連絡
し面接にも行った念のためかずにも相談し
ていたがいよいよ初出金を控えたある日
かずにこう告げ
たかずあのね
お母さん来週からパートに出るわなんで
まだ退院したばかりで体もきつい
だろう週3日くらいだし大丈夫よそれより
はるかさんのことなんだ
けど私は思い切ってかずにもはるかさんの
行動について話してみることにした彼から
何か言ってくれて進展するかもしれないと
思ったから
だあるかがどうかしたの
実は最近うちの中のトイレットペーパーと
かシャンプーとか日用品を取っていっ
ちゃうのもしかして家計が厳しいの
かしらしかしかずは分外していったそんな
ことないよちゃんと毎月お金は入れてるし
管理だってはるかがしてくれてるはるかは
元々経理事務をしてたんだから家計の管理
だってちゃんとしてる
よそう
でも物を取っていくのは本当なのよあとお
金もお金それもはかが取っていくっていう

かかずは軽減そうな顔をした
ええ私のお財布からちょっとずつお金が
抜き取られているの本人はまだバレてい
ないつもりだろうけどこんなことが続くと
私も困るのよかずからもそれとなく言って
みてくれない
母さんボケてるんじゃないのいくらなんで
もそんなことありえないっ
てかずは大きくため息をついてまるで信じ
てくれずその後は何を言っても取り合って
はもらえなかっ
た翌日はるかさんにも私がパートに出る
ことを伝え今後はゆと君を預かることは
難しくなることを告げたそれはちょうど
はかさんが私に
とてきたのことだはかさんは嫌そうな顔を
して文句を言うえじゃあ誰がゆとのこと見
ててくれるんです
かはかさんこの際だからはっきり言います
けど自分の子供の面倒は自分で見て
くださいどうしていつも私にゆと君を預け
てどこかへ行ってしまうのどこへ行って
いる
の私が然としてそう言うとかさんは小さく
下打ちして私をめけたはいはいわかりまし
たじゃあもう頼みません
からそうして私の質問には答えずにゆと君
の手を引いて離れの中へ引っ込んでしまっ
た私は緊張のあまり背中に嫌な汗をかいて
いたがその日からゆと君だけがとことこと
やってくるようになっ
たおばあちゃん遊んで
私は今日もはるかさんは出かけたんだなと
呆れながらゆと君を家に招き入れ世話をし
た私がパートを始めれば彼女も会心して
くれるだろうそんな淡い期待を抱きながら
1週間を過ごしたのだっ
たそして迎えたパートの
初日朝は10時から午後の3時までの短
時間勤務が始まった長らく専業主婦だった
ため久しぶりの仕事で緊張するレジ
スタッフと一言で言ってもやることも
覚えることも滝に渡り私はメモ帳とボール
ペンを握りしめてレジ担当の社員の女の子
に教えてもらうことになった彼女は20代
くらいの若い女の子で私なんかよりよほど
しっかりとしていてポイントカードや
セルフレジの操作などテキパキと説明して
くれたが私は目がばかりだ彼女の胸には
名札と一緒に接客マイスターと書かれた
金色のバッチが輝いておりお手本で見せて
もらったレジ対応も素晴らしかっ
た忘れないようにしなく
ちゃそんな風に自分に言い聞かせてキロに
着き家のモンピまでやってきた家の鍵を
探そうと鞄の中を探っていると家の前にゆ
君が立っているのが見えたので私はけにを
思って彼にそっと近づいていく先ほどまで
の考え事が吹き飛んでしまっていることに
も気づかずに声をかけたゆと君何してるの
こんなところ
で名前を呼ばれてゆと君は顔をあげたその
目には涙が溢れており鼻水も流して祝しと
泣きながら立ちつくんでいたのだ私は
びっくりして慌てての中からポケット
ティッシュを取り出しゆ君の涙と鼻水を
拭いてやったどどうしたの何か悲しいこと
でもあった
の聞くとゆと君は今日もずっとここで私が
家から出てくるのを待っていたらしい
しかしいつまで待っても私が出てこないの
でお母さんのはるかさんに聞いたらおばあ
ちゃんは仕事に出かけたからいないと答え
られてショックを受けてここでたというの
だなんでおばあちゃんいなくなっちゃうの
僕の仕事のせいでおばあちゃんと遊べなく
なっちゃった
のズビと鼻をすりながらゆと君は懸命に
そう言っ

仕事ゆと君のお仕事って
何私が聞くとゆ君はこれと言いながら1枚
の切を差し出し
た4つに小さく折りたたまれたその髪を
開くとそこにははかさんの字でゆとの仕事
1日1回おばあちゃんの財布からママの
財布へお金を移動させることと書かれてい
たもちろん全てゆと君が見やすいように
ひらがなだったが私はこの指示に目を丸く
した
え文字とゆ君の顔を変わるめ私は震える声
でゆ君に聞い
たゆ君ここれママに言われた
のするとゆと君はそうだよとさらりと答え
たママが僕の仕事だよってちゃんとしなさ
いってこの髪くれ
た私は顔が引きつりそうになりながら
ひとまずゆ君を家へあげてジュースを飲ま
せあげた彼はごくごくと美味しそうに飲ん
でいたが私はとてもショックだったまさか
はるかさんがこんな小さな子供にお金を
盗ませていただなんて信じられない本当に
こんなことがありえるのか確証がない一体
いつの間にゆと君のことはずっと見ている
し5歳時なんて目を話す隙がそそうある
わけではないそれこそ朝から晩まで一緒な
のに一体どうやって私の財布からお金を
抜き取っていたの
だろうふとその時私の脳裏にひらめくもの
があったその夜私は徹夜さんに連絡し事情
を話し
たうんうんわかった言うと疑うわけでは
ないが見守りカメラの録画を遡って確かめ
てみるよ
さんは疑うでもなくしっかりと私の話を
聞いてくれてそう言っ
たそうして3日が経ち徹夜さんから連絡が
あっ
たもしもし
良子大変なものを見つけてしまったぞ
え私はドキリとしたやはり犯人はユト君
だったようだがそれよりも衝撃的だったの
はなんと財布からお金を抜く方法をゆ君に
至難しているはかさんの姿まで写っていた
のだ確かに彼女には見守りカメラのことは
話していなかったがそれにしたって白堂々
人のお金を盗むなんてどうかして
いる今週末そっちへ帰ろうと思っていたん
だこんなことは間違っているかずとはるか
さんに話をしようえそう
ね私は気が重くなったがこんなことが
分かってしまった以上はきちんと言って
決着をつけなければならない週末までの数
日間をとても暗い気持ちで過ごしたが
パートに出ている間は目の前の業務に集中
して忘れてしまうのでそれだけは救いだっ
たそうして迎えた週末天気予報では台風が
直撃するかと予想されたが台風は西れて
いったためにうちの地域は海晴だしかし
そんな空模様とは裏腹に家の中には暗雲が
立ち込めていた徹夜さんは例の話をする
ためにいつもよりも2時間早い電車に乗り
帰ってきたその表情には若干の疲れの色が
見て取れたが同時に強いドキも感じられ
今日はあれそうだと直感
するさんは帰りなり離れの方へ歩いていき
かずとはかさんを呼んで宮内へ来るように
と告げたしかし来たのはかずとゆ君だけ
だったリビングのテーブルを挟んで徹夜
さんと私それに向き合う形でかずとゆと君
が座って
いるかずはかさんはどうしたんだ彼女にも
来るようにって言っただろうあ
いやなんか後から来
るって重苦しい空気が漂っていたせいか
かずははれの悪い回答をするそれを笑うか
のように彼のそばに置いたグラスの氷が
カランと音を立て
た彼女にも話したかったというか彼女に
こそ話したかったがまあいい先ににも話し
てがはかさんはこの家で度々物を取って
いくそうだ
なかずははっしたそれは前にも母さんから
聞いたよでもそんなにたくさん頻繁にって
わけじゃないだろうそれにはるかだって
母さんからもらったって言っていた
よもらったって言うけど私が善意であげた
ものではないわよこの先ゆと君のためにお
金がかかるから節約して貯金したいから
援助してくれてもいいでしょって強引に
持っていくの
えはるかがそんなことする
わけそれと私の財布からお金が抜き取られ
てるって言ったけどあれもままさかそんな
泥棒みたいなことはるかがしてたっていう
のか冗談はほどほどにしてくれ
よすると徹夜さんがスマートフォンの画面
を出してテーブルの上に静かに置いた冗談
なんかじゃないはかさんがお金を盗むよう
にユトに指示しているところも証拠として
残っているしゆが毎日母さんの財布からお
金を抜き取っているのもここに録画されて
いるかずはその映像を見て愕然としていた
画面の中では明るいリビングの一角でカを
ごそごそと漁り財布を見つけたはかさんが
そこから数枚のお札を抜き取って財布だけ
カへと戻していた抜き取ったお札をそばに
いたゆと君に見せて何かを教えるように
中越になって話している途切れ途切れだが
その会話の内容はお金はこういうものでお
ばあちゃんの財布からこれだけ取ってき
なさいというものだったゆ君は力強く頷き
分かったと答えると母に強く抱きしめられ
たその様子を見ながらかずは言葉を失い
ただただ徹也さんのスマートフォンの画面
を凝視してい
たこれは母さんの病気が心配で俺が
取り付けた見守りカメラの記録映像だ
まさかこんなことに役に立つなど思いもし
なかった他にもユトが財布からお金を
抜き取っているところも映っている
徹夜さんがスマートフォンを操作し別の
映像を移すゆと君が一体いつの間にお金を
抜き取っていたのか分からなかったがこの
映像を見てやっとわかった私が病の薬を
飲もうと席を立った時にゆと君は私の鞄を
漁り素早く財布からお金を抜き出していた

だ薬を飲む時間は決まっていたから幼いゆ
君でもタイミングがつみやすかったの
だろうそそんな信じてたの
に何もわからない子供を悪事に加担させる
なんて最低だ恥を知り
なさい徹夜さんは普段あまり怒らない性格
だがこの時ばかりは怒りに満した声でそう
言ったかずはびくりと肩をふわせゆ君も
その幕にろとしてい
ただって生活費だって十分に渡している
はずなのになんでなんでこんなことしたん
だゆ
とゆと君はもじもじとしながら答え
たママのお仕事は男の人にお金を渡すこと
だから足りないんだっ
て男の
人うんママいつもきれにお化粧してどこか
行くのでも僕は行っちゃダメなのだからお
ばあちゃんとオルス
番かずはいぶかしむようにゆと君を見つめ
たその顔にはどういうことかわからない
まさか浮気でもしているのかと困惑の色が
浮かんで
いるここまで行ってもお前は気づかないの

いかずは私の言葉にはっとして鬼の行で家
を飛び
離れへと一目さんに飛んで行きドタドタと
音がしたかと思うと子さんを引っ張ってき
たちょっと痛いってば話して
よはるかさんはそう言ってわめきゆ君は何
が起きているのかわけがわからず泣きそう
な顔をしてかずを見て
[音楽]
いるかどういうことなんだ説明してくれ
して生活費も十分に渡しているのに母さん
の財布からお金を盗んでしかもユトにまで
やらせたん
だはるかさんはそう言われてぎょっとした
顔でかずを見たなぜ知っているんだと言わ
んばかりに目が泳いで
いるな何言ってるの私がそんなことした
なんて証拠でもある
のはるかさんは証拠なんてないはずだと
言わんばかりにそう言ったがかずは
テーブルの上にあった徹夜さんのスマート
フォンを見せていったこれが証拠だよユト
にもそうさせてたんだろう日中ユトを預け
てどこに行ってたんだ男と浮気でもしてい
たの
かはるかさんは画面を見せられ顔が真っ青
になっていった観念したのか彼女はかずの
足元に土座して浮気ではなくホストクラブ
に通い詰めていたと告白したのだごごめん
なさい最初は遊びのつもりだったのよ日中
ゆとと2人きりで息苦しいしお母さんが
すぐ近くに住んでるっていうストレスが
あって気分転換しようと思って1回だけっ
て思ってしかしそれは月に1度2度3度と
増えていきだんだんとのめり込んでいっ
た仕方ないじゃない私だって遊びたかった
のよそのたにはお金が必要だった押しに
かけるお金が欲しかった働きたくてもユト
がいるんじゃ働けないしかずがくれるお
小遣いだけじゃ全然足りない
しだからって母さんの財布からお金を
抜き取るなんて泥棒と同じ
だろうごめんなさいもう行きませんもう
ホストクラブには行きません取ってお金も
お返しします心するから許しててお
願いはるかさんは泣きながらかずに懇願し
たがかずは頭に血が登っているようでその
言葉を聞き入れなかっ
た嫌だ絶対に嫌だ離婚するそ
そんな彼女は最後まで泣きすがっていたが
結局かずは折れることなく後日離婚届けを
突きつけたそうだ私はこれまでどのくらい
の金額が失われたのかノートにメモをして
いたのでそれを参考にしながらお金の請求
書も作って渡したえこんなに彼女は驚いて
いたが自覚がないわけではないだろう少し
でも負けてもらおうと交渉までしてきたが
私は全てを突っぱねて1円も負けないと
宣言し
たはるかさんこれでも警察に被害届けを
出さないだけましだと思いませんかあなた
は身内とはいえセトを繰り返したんです
からすぐに逮捕されます
よ私がピシャリとそう言い放つと彼女は
黙りこくって下口ぶりを噛みながら私の元
を去っていったまたかずは離婚をする際に
はかさんに慰謝料を請求した会社の同僚に
つい最近離婚をした人がいていい弁護士を
紹介すると言ってくれたそうだ
こうしてはかさんは私への返金のみならず
かずへの慰謝料も支払うことになっただが
驚いたことにそんな状況になっても彼女は
ホストがいがやめられず何百万と借金をし
ているという噂もある一体何が彼女をそこ
までさせるのかわからないが首が回らなく
なるのも時間の問題ではないだろうか一方
の私はと言うとパートをする必要が
なくなったためをやめて自宅でゆっくり
過ごす日々を過ごしている離れにはもう誰
も住んでいないがその代わりに主の2階の
方にかずとゆ君が住むようになったかずは
ゆ君の真剣を取り引き取ることになったの
だかずが日中仕事に出ている間は私がゆ君
を見るという生活は変わらないがもうお金
を取られるという心配はないゆ君も来年に
は稚に年頃
だか切ったらもう手続きしてあるのかしら
聞いてみないと分からないわね私はぼやき
ながら昼食にホットケーキを焼いていた
するとそこへ徹夜さんが帰宅したそう今日
は彼の単身不妊が終わってうちに帰って
くる日なのだあの日以来徹夜さんの顔を
見るのは数週間ぶりだが心なしかとても
晴れやかな表情で嬉しそうにリビングへと
入ってき

ただいまあらお帰りなさい今からお昼ご飯
なのよおじいちゃんお
帰りこれから私と徹夜さんかずとゆ君の4
人での生活が始まるこんな平和な生活が
本当に幸せに感じられたまだまだ残暑は
続くけれど季節は秋へと移り変わるとして
おりさんは今度の連休はもみじ狩りにでも
行こうかと相変わらず子供と遊ぼうと全力
だ少しは年を考えたらどうなのかと苦笑し
ながら私はまた彼の分のホットケーキを
焼くのだった

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