プロボクシングW世界戦 重岡兄弟 明暗分かれる【熊本】 (24/04/01 19:00)

プロボクシングの話題です。開新高校出身の兄弟世界チャンピオン、重岡 優大 選手と銀次朗 選手。31日、名古屋でそれぞれ世界のベルトの防衛戦に臨みましたが兄弟で明暗が分かれる形となりました。

先にリングに上がったのは弟の重岡 銀次朗。挑戦者でフィリピンのジェイク・アンパロを迎え撃ちました。

「IBF世界ミニマム級チャンピオン、重岡銀次朗!」

銀次朗は序盤からジャブで距離を探りタイミングよく左ストレートを放ちます。

相手の打ち終わりを狙ってパンチを合わせるなどプレッシャーをかけると、踏み込みざまこの左ボディ、ダウンを奪います。

アンパロもなんとか立ち上がろうとしますが、進むレフェリーのカウント。

【レフェリー】
「エイト、ナイン、テン!」

10カウントを聞かせ、2ラウンド1分15秒でノックアウト勝ち。2度目の世界タイトル防衛に成功しました。

【IBF世界ミニマム級チャンピオン】
「これから先も一度も油断することなく、勝ち続けたいなと思いました。」

このあとメインイベントでリングに上がったWBC世界ミニマム級チャンピオンの兄・優大。

先に防衛した弟・銀次朗もセコンドに就く中、2度目の防衛戦です。

挑戦者で元世界王者のメルビン・ジェルサレムは右ストレートが強烈でした。

序盤から優大のボディをえぐると、左右をふるって一気にラッシュ。

ジェルサレムがペースを握ります。

3ラウンドには優大の左に右のショートでカウンター、優大がダウンを喫し、序盤から苦しい展開に。

さらに第6ラウンド、今度は右と右の相打ちでまたもや優大がダウン。

すぐに立ち上がったもののポイントでジェルサレムにリードを許します。

終盤にかけ、逆転KOを狙う優大。

左右の連打から左ストレートをクリーンヒットするなど巻き返しを見せますがダウンは奪えません。

最後まで果敢に攻めた優大でしたが、1対2の判定負けで2度目の防衛に失敗。

W世界戦は兄弟で明暗が分かれる結果となりました。

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