第三十九回「届く声 届ける声~れろの会の朗読~」

届く声届ける声こんにちは栗原敬子です この番組は農家の朗読グループレドの会の 声をお届けし ます今回も特番として一作品をお送り いたし ます林文子作鶴の声放浪機のおなじみの林 文子の童画 です前半の語りを高野れい子さん 後半の語りを山本信さんが務め ます鶴の笛笛の音はしの笛の当社玄象さん の音をお送りいたし ます鶴の笛林 文子昔基金の続いた年がありましたその村 には鶴が大変たくさんいました鶴たちは 毎日食べ物を探して歩きましたけれどどこ にも食べ物がないので気の早い鶴はみんな 旅自宅をして遠くへ飛んで行きましたする と足の悪いつとそのお嫁さんだけがその村 へ残ることになりました足の悪いつは みんなのいなくなった寂しい沼の淵の足の しったところに立ってみんなが飛び立って いった空を見ていまし たある日鶴のお嫁さんは水際の中を一生 懸命口ばしで食べ物を探していました小魚 でも1匹ぐらいいないかしら土上でもいい もう今朝はさすがにフラフラになって一生 懸命あっちこっち探していまし た朝日がキラキラ光って広い空に浮き雲が 1つ西の方へゆく流れていきます若木の林 の中はとまだらに日の光が煙っていて 美しい景色でし たするとしばらくし てなんとも言えない美しい笛の色が聞こえ まし たおなんだろうと思いました今までお腹の 空いていたお嫁さんのつはふっとお腹の くじくなるような気がしてその美しい笛の 色を聞いていまし たそっと笛の根のする方へ歩いて浮きます と足の悪い鶴が横笛を吹いていまし た親おあなたが笛を吹いていたのですかお 嫁さんのつが訪ねました 足の悪いつは恥ずかしそうに振り返っ てさっきね何かないかと思って沼の中を 探していたのさそしたらカチンと硬いもの が口に触ったので慌てて加えたらこの笛 だったのさ何だろうと思ってねいろんな風 に加えていたらふっと竹の小さい穴から 綺麗な音がしたのさもうお腹の空いたのも 忘れてこれを吹いていたの さまあそうでしたのとても綺麗な根々で びっくりしましたなんだか昔の楽しい頃の ことが浮かんできてとても気持ちが良く なりました わ笛の寝があまり綺麗なのでお腹の空いた

庭のつは今まで食べることばかり考えて いつもくよくよしていたことが 馬鹿馬鹿しくなりまし た自分たちを置いて勝手に飛んでいって しまったたくさんのつたちを恨んで2人は 毎日愚痴ばかり行っていましたけれど笛を 拾ってからは笛の寝があんまり綺麗なので 2人は乏しい食べ物に満足してお話をする ことは楽しかった思い出話や遠くに行った つたちが幸せあればいいという話ばかりに なりまし たねえ私は笛の色を聞いているとこんな 惨めな年ばかりじゃなく今にとても本年の 続くいい年も来るような希望ができて少し もがっかりしなくなりました今日は少し ちょっと遠くまでお魚を探してきますから 時々その笛を吹いてくさいねお夢さんのつ が言いましたああいいとも怪我をしない ように言っておい でお嫁さんのつはすぐ飛び立っていきまし たしばらくすると小さい沼のところへ行き ました沼の上に時々水しきがしていますお なんだろうと狙いをつけて飛び降りると今 までたこともないたくさんの小魚が群れを なしているところがありましたお嫁さんの つは胸がドキドしてその魚を取りました 早速お土産を作っ て笛の寝の方へ旅立ちますと西の方から 子供の鶴を3場も釣れた夫婦の釣に会い まし た山随分久しぶりですねどうしたんですか お嫁さんのつが訪ねますと ええひどい目に会いましたよどこへ行って もいいことはなくとうとう私の子供は2人 とも病気で死んでしまいましたどこかいい ところはないかと思ってほぼを彷徨って いるところへなんとも言えない綺麗な笛の がするのできっとあの笛のなる方にはいい ことがあるに違いないと思ってやってきた のですよと申しまし たまあそんなに笛のが遠くまで聞こえるの でしょうかあれは足の悪いうちの主人が 吹いているのです よお嫁さんの鶴の案内で飛んで行きますと 自分たちの見捨てた村だったのでびっくり しましたお嫁さんのつは笛のネ長い間聞い ていましたので心の中が広々していて どんなに自分たちが困っていても他のもの に施しをするのは気持ちのいいものに思う ようになっていまし [音楽] た [音楽] [音楽] 早速さっき取ってきた魚を夕食に出して

旅疲れの下お腹の空いているつたちに食べ させてやりまし た足の悪いつもお嫁さんつるもほんの少し 食べたきりで遠慮しないでお上がりなさい たくさん食べて元気を出していって くださいと仕切りに進めましたので鶴の 親子は涙ぐんでしまいまし たたったこの間まではみんな食べ物を隠し あって 自分たちの言ばかり考えていたつたちは夜 と触ると食べ物の喧嘩で中ではお互いに 騙したり傷つけ合ったりして血生臭いこと ばかりでつたちは食べ物のことと一緒に 精神的な心配で今日は楽しいという日は1 日だってありませんでし たみんなガヤガヤと胸を群れをなして 弱いものを脅かしては少しの食べ物を 取り上げて強いものがいっているの です鶴の子供たちも自然に気持ちが凄んで 大人の悪いところばかり真似るようになっ て汚い言葉遣いで喧嘩ばかりしていたの ですあんまり基金が続いたのでみんな村を 捨てて行ってしまいましたけれど今は帰っ て以前より平和になり7話のつはどんな ことがあっても望みを捨てないでここで 元気に働いて暮らしましょうと話し合い まし た鶴のお嫁さんの案内で魚のたくさんある ところを見つけましたので7話の鶴はしそ な気持ちでいつも楽しい食事をすることが できまし たあるよあんまり美しいおつきよでこじの 光が高校と当たりを照らしていますので足 の悪いつはまた笛を吹きまし たサバの子供のつるはお月様へ向かって歌 を歌いたくなりまし た綺麗な綺麗なお月 様小さいつが歌いまし たすると中の兄さんのつが生まれた村が 1番いいと歌いまし た上の兄さんは気持ちのいい夜だね何を 考えても楽しいねと歌いまし た子供つるのお母さんはのんびりとして 本当に私たちは幸せになったの ねお前たちがガツガツしなくなっただけで も帰ってきてよかった おさんもこさんもみんな帰ってきてくれる と賑やかになっていいのにねと申しまし た鶴のお父さんは一服タバコを吸いながら 足の悪いつの笛の根に聞き取れていまし た笛の寝はピオロピオロと涼しげな寝を 立ててい ますあらなんだか賑やかな歯音がしますよ 誰か帰ってきたのでしょう か

やがて混じの空から1話2話3話4話村を 捨てていったつたちが笛の寝に誘われて 戻ってきまし た誰もいらないでみんなで分け合って 食べ合わせ 足の悪いつが申しまし た帰ってきたつたちは喜んで涙を流しまし たそれからはみんなで働きに行ってみんな 仲良く分け合って食べまし た賑やかな美しい鶴の国は今もどこかに あるのでしょう か綺麗な心がいつも いい貧しくても心は 豊かみんなで分け合ってみんなで働い ていつも綺麗な心でみんな愛し合っていき ましょう鶴の笛はいつもそう言って ピオロピオロと優しくなってい た DET

2024年2月5日放送
案内人:栗原景子氏(かたりね代表)
朗読者:高野玲子氏・山本伸枝氏

毎週月曜日 11:30-11:45
FMちょっくらじお(86.1MHz)にて放送中。
リスラジ( http://listenradio.jp/ ) で全国のラジオ局から選んで頂ければインターネットの同時放送をお聴き頂けます。

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