【感動☆厳選5本総集編】親の頼みで中卒で家業の会社で必死に働く俺。弟ばかり溺愛する母「弟に会社譲るわ!出来損ないのアンタは今日でクビ」→お望み通りやめて、会社の目の前に起業した結果wいい泣ける話朗読

[音楽] 俺の名前は とき35歳の男性である俺は今とても幸せ だがとても壮絶な過去があるだからその時 のことをみんなに聞いてもらい たい俺には出来のいい弟がいてなお直樹と 言った弟は俺と違って大変頭が良く全く 勉強していないにも関わらず小学校では常 に満点だった両親は弟なら県内有数の有名 私立中学に入れるだろうと思ってとても 期待していた一方俺は勉強の仕方が悪かっ たのか何をやっても平均点以下だった 一応頑張っているものの成績はあまり伸び なくて算数なんて常に50点くらいだった ああ直木はあんなに頭がいいのにどうして お兄ちゃんは頭が悪いの かしら小学校の算数でこんな点数だったら 中学に上がった頃には目も当てられなく なるよく情けなわ ねでも俺だって一応頑張ってるよ社会の方 は70点だったしこんな点数でよく頑張っ たなんて言えるわねバカも休み休み行っ たらどうなの頑張っていたら100点満点 取れるに決まってるじゃないの直樹の爪の 赤でも煎じて飲んだら どう そんなやーい怒られてやんの兄ちゃんて 本当に頭悪いんだね俺でもこんな問題 解ける よこんなのもできないなんて本当に消毒か な1年生からやり直し たら母は俺のテストの結果を見て毎回怒っ ていたテスト用紙なんて本当は見せたく なかったけれど見せないと劣化のごとくを 送り出すので見せないわけにはいか ないそして俺に対してからかいながら あざ笑ってくる弟に心底むかつい たこいつは親から出来合いされている からって調子に乗りすぎで ある兄である俺のことなんてちっとも尊敬 せずに彰することしか考えてい ない俺からしたら全く可愛くも何ともない のでいなくなればいいのにと思っ ただがこの家でいらないのはどうやら俺の 方だった らしい父も母も揃って俺なんかいなければ いいのにみたいなことを言っていて子供 ながらにひどく傷ついたことがあっ たそれからは中学に上がった中学の勉強は 難しかったけれど仲のいい友達もできたの でそれなりに充実してい た中でも政治というクラスメイトとは頻繁 に遊ぶようになっていた彼の家は母子家庭 で結構慎ましやかな生活をしている らしいでも母親に愛されているのが分かっ

て俺はちょっと羨ましくなった誠治の お母さんは疲れていても俺が遊びに行くと おやつを出して くれる決して高価なものではないけれど俺 は本当に感謝していたそれにニコニコして いるし誰にだって分け隔てなく接している らしいうちの親と大違いだと思っ たうちの親は会社を経営しており父が社長 で母がジムを務めてい ただから俺は社長の息子であったのだが 愛されていると感じたことなんて ないそれなりに裕福に育ててもらった記憶 はあるけれど弟の方にお金をかけているな と思っていた例えばちょっとした違いなら 遠足の時のお菓子だ学校から300円まで 買っていいと言われていた時俺は母から 100円玉をもらっていただが弟はなんと 1000円ももらっていたのであるそんな にお菓子を買ったらずるしたことがバレる んじゃないかと思ったが弟は平気そうだっ たそしてクラスのみんなにお菓子を ばらまいて王様気分に浸っていたのである こんな風に差別されて育ったので俺はお金 があることだけが幸せじゃないんだなと 早くから気づいてい たそして中学3年の夏休みに母から衝撃的 なことを言われる俺は数学と理科が苦手 だったのでなんとかしようと思って友達が 通っている塾の火講習に行こうと思った 母さんあのさお願いがあるん だ夏休みに駅前のA塾ってところで書き 講習があるんだっ てそこは熟成じゃなくても講習を受けられ るって聞いたん だご強化だと割引が聞いて安くなるんだ はあ講習だっ てうん俺はと理が苦手だし本当はこの2 強化だけ受けようと思ったんだけど友達が それならご強化パックにしたらお得だし安 いって教えてくれ てあんたねそんなお金ないよあんたにお金 かけるくらいなら直樹にかけた方がマに 決まってる でしょ そんなお願いだよ行かせてよ俺ちゃんと 勉強するからあんたは中卒で働くんだから 勉強もしなくていい よよかったねこれであんたの苦手な勉強 から解放されるよちょっと待ってそれって どういうことなのだからあんたはこの家と 直樹のために中卒でうちの会社に入って働 くってこと よそこまで言わないと分からないの あんたなんて高校に行くだけ時間とお金の 無駄なの

よそんなことしてる暇があるなら一生懸命 働き なさいやだ俺だって高校に行きたい おいおい兄ちゃん あんまりわがまま言うなよ母さんが困っ てる だろ大して頭も良くないんだし兄ちゃんは 中卒で十分 出損ないの人間は俺たちのために 働け直樹 お前お俺に何かするのか怖いね弟に変な ことするのか なもう いい俺は悲しくなってリビングのドアを バンと閉めて実質に戻っ た母にあんなひどいことを言われ弟に馬鹿 にされて 悔しい俺は自分の将来すらまともに決め させてもらえないのかと思うととめどなく 涙が溢れ た父は父で幻覚で俺がちょっとでもヘマし たら怒鳴り散らして くる今思えばこの家は昨日不全家族だった と思うし親は毒親と呼ばれる部類の人間 だでも子供の頃の俺はただ泣くことしか できなかった弟に対しての像をそして両親 に対しての不信感を募らせながら俺は中3 の冬を迎え たみんなは高校受験に向けて頑張って勉強 しているだが俺は今更勉強してもどうにも ならないのでぼーっと空の雲を眺めていた ようお前も中卒で働くんだって ああ親の会社に入れって言われちまったん だそっか社長さんだもんなまあねでも俺 って全然愛されてないし高校に行く資格も ないとかお金がもったいないって言われ ちゃっ たそれは辛いなうちは母さんのためにすぐ にでも働こうと思んだ母さんあれから無理 してしまって体調を崩しちゃって えお母さんがそれ大丈夫なの ああ医者からはあまり無理しないよう にって言われた らしい心臓があまり良くないんだっ て そんなともきそんな顔しないでくれよ俺 たち頑張ろう ぜ卒の意地見せてやろうよ俺たちのこと 馬鹿にしてるやもいるけどさいつかきっと 報われると信じて働こうぜそそうだよな ごめんお前の方が大変な状況なのに俺だけ 辛いみたいな顔してそんなことないさ状況 は人それぞれ だろお前のとこもそれはそれで大変だと 思うぜでもさときは負けないで

ほしい何があっても絶対に折れるなよああ そうする政治も頑張って くれ政治だって大変な状況にあるのに俺の ことを励ましてくれて嬉しかった俺は ずっとこの世界でこんなに惨めな思いをし ているのは俺だけだと感じていたのでなん だかちょっと恥ずかしいにすらなったので ある誠治に負けないようもっと努力して上 を向いていこうと思っ たそうしたらいつか俺にだっていいことが あるかもしれ ない相変わらず両親は俺に冷たく弟だけを 出来合いしていたが無視することにした 超絶むかつく弟の発言もスルーしていたら だんだんと弟も俺に対して何も言わなく なったのである反応しないからつまらない と思ったの だろうそして俺は4月から中卒の新入社員 として親の会社で働き出し た父は厳しく俺をまるでボロ雑巾かのよう に扱い俺だけに辛い作業をさせ たそれまで他の社員がやっていたことも 全部俺に丸投げしてくる 分からないことがあったので父に聞こうと しても父は怒鳴ってき たそんなことも分からないのか何度教え たらできるようになるんだこの アホででも言い訳ばかりするなこれだから お前は本当に出損だないいからさっさと 作業を終えて持ち場に 戻れはい 全くどうしてこんな人間が俺の息子なん だ直樹は頭が良くて見た目もいいし最高 傑作なのにお前はただの血管品だこの製品 のようにな父は血管のある製品を手に取っ て俺に見せつけてい たそしてその製品をゴミ箱に捨てたので ある なんだかまるで俺自身がゴミ箱に捨てられ たような気がして悲しくなっ たそうして月日が流れた俺は30歳になっ ていた弟は名門私立中学高校を出ていい 大学に進学していただが就職活動をせず家 にずっといたのである俺からしたらただの 卒ニートだった俺いつか株で儲けるために 勉強してるから労働なんてしないでもさ それが成功するって保証はないだろう いやいや俺の頭脳があれば一発よ兄ちゃん は黙ってろよあ そう弟はずっとそんな感じで大卒後も家で ダラダラしてい た 親は注意せずあの子はいつか体制するから なんて呑気に言っていたのである本当に そんなことがあり得るのだろうかと思った

が俺が何か言っても無駄 だだから両親に忠告しないことにし たある朝俺と両親は会社で働いてい たもう30歳にもなると俺も年を感じるな と思って辛い作業をこなしてい たその時ガタンと音がしたので音がした方 を振り向いてみたすると父が倒れているの が目に入ったのだ う う父さん父さん あ あなたた 助け いや救急車 だすぐに救急車を呼んだのだが父は病院に ついて間もなく息を引き取った心臓発作 だっ た父は確かに肥満体系で前から心臓の値が 悪いと言われていたにも関わらず不摂生を 繰り返してい ただから大発作が起きて亡くなってしまっ たん だろう母は大泣きし駆けつけた弟も青ざめ てい ただが俺は不思議と悲しくなかっ たこれで俺を縛りつけるものが1つ なくなったんだと思うとほっとしたので ある親不幸な人間かもしれないが毒親育ち の人間にしかわからない感情 だろう葬儀の間も悲しいと全く思わなかっ た だから母からは散々罵倒されて最低の息子 とまで言われ た初なかが終わった時母が俺と弟を 呼び出し たあんたたち話があるからここに座って はい はいこれから父さんがいなくなったから 会社のことを考えないいけない のそうねこれからは直樹に会社を譲る わできそないのお兄ちゃんは今日で首 えいいこれからは直樹がこの会社を 引っ張っていくのよ えでも俺は株の勉強してたいな母さんの 頼みよ直樹しか社長になれないんだからお 願いよ 母さんにそんな風に頼まれたら断れない なあじゃあ仕事が暇な時は株やってていい ええもちろんよちょっと待ってよ俺は ずっとこの会社に尽くしてきたんだよそれ なのにいきなり首にするってどういう ことしかも新社長直樹にだなんてそんなの あんまりだ はああんたは自分が社長の座につつけると でも思った

の中学しか出てないあんたが社長なんかに なれるわけない でしょう笑わせないでよ中卒 ってだって父さんと母さんが俺を高校に 行かせてくれなかったんじゃないかなのに 中卒なのをバカにするなんておかしいよ あんた誰に向かってそんな生生な口聞い てるのよ産んであげた私に対してそんな こと言ってんじゃないわよでもいい わもうあんたは家も出て行き なさいあんたなんて不要よ散々なことを 言われて俺はショックだっ た今まで会社のために働きありのように なって尽くしてきたのにこのはぎはしない かしかも産んであげたってなんだよと思っ た俺もいい年してこんな子供じみたことを 思いたくなかったが親が子供に対して産ん であげたとか育ててあげたとか言のは おかしいと思った子供を持つのはある種の 自己満なのに上から目線でしてあげたと いうのは好きでは ない俺はいつか子供ができてもそんな風に 言いたくないなと思ってしまっ た母にもここまで言われたのだから家 なんて出ていって やろう俺は実質に戻って荷物を整理し大事 なものだけ持っていくことにし た特に行く当てはないがビジネスホテルに 泊まりながらアパートでも探せばいいと 思ったのである そうして家を出て近くにあったビジネス ホテルに着いた母と弟のいない空間はなん だか 落ち着く誰にも邪魔されないし意地悪な ことなんて言われ ない俺は部屋でゴロゴロしながら同級生の 誠治のことを思い出し た あいつ元気でやってるか な俺は長らく連絡をってなかったので誠治 に電話をかけ たもしもし誠治そっちは今どうし てるそれがさあ勤めてた工場がこの間閉鎖 になってえ俺も実は父親が亡くなったから 会社を追い出された形になってさはあお前 の親父さん亡くなったのかよああ でも自然と悲しくなかったんだ俺親不幸も だよなでもお前は親から嫌われて差別され てるって言ってたしまあ仕方ないのかも なで追い出されたってどうしたんだよ 母さんが会社を弟に譲るから首にするって 言ってきたんだついでに家も追い出された まあ俺もこの年だし出てもいいと思ってた けどそっ かなあ俺ら一緒に何かやらないか

え1から頑張ってみようぜ俺たちの手で 会社を作ろうよででもそんなことできるの かな ああ やろうそうして俺は 政治をとあるカフェに呼び出したそこで いろんな話をしたの だ政治は今仕事がないのでもし会社が 大儲けしたらかなり助かると言って いる母親もあれからまだ体調が良くない みたいなので政治が働かないと食べていけ ない幸い俺には資金はそこそこあったので それから段取りをし たまず住むところを確保してテナントを 探した政治の知り合いの法律家にも相談し たし準備万端 だそうしてもうスピードで作業を終えて俺 たちの会社ができたの だ俺の会社は実家の会社の真前で あるしかも派手な看板も掲げていのでそこ に出入りしている俺を見て母と弟は驚いて いたああんたがここのテナントを借りてる の ああそうだけどででもそこのテナント量 って高いんじゃ資金も集めたからねだから 借りられるんだよ はああんたがどうやって資金を得たのよ YouTubeだよ毒の話を載せたら かなり再生されてさ はああんたそれって私のことじゃない でしょうねさあ ねここんな大きな 看板それに ここ前に取材されてたわ ね確か教師は ああ漫画の出版社だよ やっぱり俺は文章を書くのも絵を描くのも 苦手だがアイデアだしには自信があっ た小さな頃から漫画が好きだったので漫画 家になりたいと思っていたが絵はとても 下手くそ だそれなら小説家だと思ったのだが分際も ないので諦め たどう頑張っても小学生並のしか書けない のであるだがアイディアマンだったので クラス劇の出し物のアイディアなんかは ポンポンと浮かんでいた俺は クリエイティブな職業に着きたかったので 高校に行って芸大なんかに行きたかった けれど中卒で終わったので諦めてい ただけど学歴なんて関係ないことを知った のである俺が尊敬するイラスト系YOU さんは卒だったので中卒でもできるんだと 思ったでも俺自身はYouTuberに なりたいわけではなかったのでとりあえず

資金集めのためにドロドロの内容を載せて みたら反応があったのである中には荒らし コメントやドヤ顔コメントもあったが暇人 なんだろうな見てくれてサンキューと思い から投稿してい たそれで得た資金で漫画の出版社を 立ち上げたの だ俺の会社は漫画の出版社と言っても少年 漫画や少女漫画とは 違ういわゆるレディースコミックと呼ば れるもので主婦層が好んで読むものを扱っ ている大体女の人が原案を出したり作家 さんが1から考えて書くのだが 大半の作品は俺が原案 だ男性が女性向けの泥沼な内容のネタを 出していると知って取材が来たので ある俺は顔出しこそしていなかったけれど 会社は一気に有名になっ た処女作にしてヒット作の毒親に捨てられ た私逆襲のとこは大人気だった 主人公とこが中卒で働き出して親に呼使わ れるシーンから始まるのだがかなり反響が あったに兄ちゃんがこの会社の社長だと じゃああの変な内容のコミックは自分で 手掛けていたのかそうだよ俺の渾身の力作 なんだでてめえよく も俺のこと意地悪な妹役にして登場させた だろう別に直樹のことをモチーフにしたと は一言も言ってないよだから名誉きんでも 侮辱剤でもないし知らばっくれるなあんな 嫌なキャラ設定にして見る人が見れば俺 だって わかるそこまで寄せてないし直樹のことだ なんてわからないよ それより自分こそ名誉毀損とか侮辱で訴え られてもいいの何がだよ俺が資金集めの ためにやってたYouTubeチャンネル にバリ雑言コメント残してたよ ね本名でコメントありがとうああれについ てはもう開示請求してるからじ待ってくれ 一緒に会社やってる誠治の知り合いに法律 化いてよかった持つべきものは友だな そんなじゃあ俺はどうなるんだよさあそれ は知らない罪に問われるんじゃないのあと は知り ません弟は俺のチャンネルと知らず毎回 ドヤ顔でコメントしたり投稿者はまるまる と言ってはいけない放送禁止用ないた放っ ておこうと思ったのだがこらしめてやり たくて開示請求したの だ顔が見えない世界だからって突きかって してる人間が悪い弟の顔は真っ青になって おりガクガク震えていたこのままもらすん じゃないかなと思って俺はにやけてしまっ たじゃあこれから漫画家さんと打ち合わせ

あるから失礼するよ待ちなさい じゃあねああ儲かってしまって忙しくて 大変だな こら俺は母のことを無視して会社に入った 会社では政治と俺が漫画家さんと 打ち合わせを行う新人の漫画家さんだが ドロドロの修羅場を書くのがうまいので俺 はその人に次の作品のネタを提案してい たて やっぱりアイデア出すのうまいよな俺は あまり思いつかない方だから尊敬するよで も俺だって絵が描けるわけでもないし分際 もないから漫画家さんに頼ってるんだよ ほらあの資金集めのYouTubeだって 街中のライターさんに投げてたしあれは かなり反響あったよなみんなドロドロの話 好きなんだ なそどれだけ現代人のストレスが溜まって るってことだよ修羅場系が好きな人って どこか私生活にストレス抱えてるんじゃ ないそういうのを発散させてあげるのも俺 たちの役割かなってまあ現代はストレス フルだしな俺は政治に助けられてるよ政治 は俺と違って細かいところに気がつくし時 脱とかすぐにに見つけられるもん俺が勤め てたの印刷工場だったしな俺は大雑把な 性格なので細かいことは苦手であるだから 御食などを見つけるのは苦手なのだがそれ を補ってくれるのが誠治だった政治は印刷 工場で働いていたので彼は後時脱を 見つけるのが得意ださすがに楽は今までが もしそんなことがあったらコミックを買っ てくれる人に対して申し訳ない出版社は まだまだ小さいのでこれから信用して もらうためにはコツコツと実績を積ま なければならなかっただから俺たちは できるだけ注意を払って仕事をし漫画に不 がないか確かめているので あるあれから弟は罪をななくなっ た弟は名誉毀損と侮辱剤の両方で罰金と なった らしいその金額は大したことはないのだが なんと弟はお金が払えないから土下座で 許してほしいと言ってきたバカな弟はなん と株に失敗して温存を出していたのである 俺はもう許すきなんてなかったので土座 住むなら警察も弁護士もいらないと言って やったそして実家の会社は赤字になり等々 潰れたそれも弟が会社の金を株に使ってい たせいだバカなことしなければこんなこと になっていなかったのにと思ったがもう 助けてやる義理もない俺は家族なんてない ものとして生きていくことを決意した そんな俺だったがが33歳の頃にある 出会いがあっ

た新しい漫画を作ろうと思って漫画家さん の募集をしていたら28歳の女性がうちに やってきたの だ彼女は今までいろんな出版社に作品を 送ってみたけれどどれも反応がなかった らしいシュラバ系のレディースコミックに 対しては苦手意識があったそうだがうちの 作品を読んで自分も書いてみたいと思って くれたそう だうちの作品は司会しすることだけが目的 ではない最大のポイントは主人公が最後に 幸せになること だ平たく言えばシンデレラストーリーなの だが最近そういう作品が流行っている らしい俺はあまりドラマなど見ないが韓国 ドラマなどはそうした傾のものが多いとの こと だ20代女子の間では化粧品もアイドルも ドラマも韓国が流行っているなるほどなあ と思って俺も韓流ドラマの研究を始め た案外参考になることが多かったので俺は ブスと呼ばれた私が整形して姫になった剣 という原案を出した確かに韓国って美容 整形とか化粧品が有名だから主人公が韓国 に行って生まれ変わるのはいいですねはい 日本に帰国してから扱いがガラっと変わっ たら面白いかなと思ってみんなが振り向く シーンとか書いて欲しい ですなるほど もう2度見してしまう美人になるわけです ねの方は悪なブスって感じで書いて くださいかわいそうなくらいのブスででも 性格は優しくてとてもいい子ではいで いじめっこたちの顔面は中の中くらいです かねブスでもないけど可愛くもないみたい なあついでに主人公は死亡吸引したって いうのもいいですねああ確かに私の 知り合いも韓国で死亡吸引してましたそう してスタイルも抜群になってそこから伝説 のキャバ嬢になって荒稼ぎっていうのも いいよねそして客として来たのが同級生 だった意地悪な男子とかわあいいです ねでも崇を明かしてないから誰かわからな て言い寄られてしまうっていう展開はどう かなおいいね政治のアイディアもなかなか いいじゃんそれ面白い よそうかなちょっと大人向けシーンも入れ てもらえるといいなこれ対象年齢はアサ くらいだからなるほど 仕事に疲れたOLさん向けって感じですか ねそうだね フラストレーション溜まってそうな人で 最後の結末読んでよし自分も頑張ろうと 思ってもらえる内容にしたいなただ見返す んじゃなくて主人公が自分の力で幸せ

ゲットするみたい な分かりましたやってみ ます漫画家のななさんはとても張り切って ブスと呼ばれた私が整形して姫になった剣 という漫画を書いてくれたとても不細工だ けれど優しい主人公美香はいじめられっこ であるブスな上にぽっちゃり体系なので クラスでいつも馬鹿にされている高校生 だ男子からも嫌われてバレンタインに好き な男子に告白したらチョコを捨てられて しまうどん底に突き落とされた美はバイト を頑張って韓国に1人で渡るのだそこで 全身整形を 行う死亡吸引をし顔は鼻も目も顎も変えて しまうそうして生まれ変わった美香は 見違えるほどの美人になり帰国した際に 空港で2度みされるほどになったの だ美香は美貌を生かしてキャバ嬢として 働き出して すぐにナンバーワンに なる元同級生との駆け引きそれから運命の 人との出会いがあるこの漫画は売れに売れ て小さな出版社だったうちの会社は大きく なったそうして漫画はついにドラマ化され て有名な女優さんがミカを演じることに なっ た特殊メイクでブスだった頃のメイクをし て それから元の美貌を生かしてキャバ嬢とし て働くシーンも撮影したようである俺は ナナさんが頑張って書いてくれたおかげで ヒットしたと思って彼女に食事をご馳走し たナナさんは俺と楽しい時間を持ってくれ て俺も誘ってよかったと感じたので あるそれから俺たちはだんだんとデート する機会が増えてお互いのことをもっと 知るようになっ た俺はナナさんのことを知れば知るほど 好きになり告白したいと思うようになって い ただが俺は中卒の男だナさんは芸大を出て いるし俺なんか相手してくれないと思って いたが当たって砕けろの精神で告白した 政治が好きならとことんぶつかってみろと 言ってくれたので勇気をもらえたからで あるあのなさんに言いたいことがあって何 ああのこれから俺と将来を真剣に考えて 欲しいん だそれって結婚を前提ってことですよ ね はい俺は中卒で学歴もない男ですでもな さんとこれから一緒にいたいと思って しまったん だもうどうしても自分の気持ちに嘘はつけ ないななさんどうか俺と結婚してほしいだ

から真剣に交際して くださいありがとうござい ます私もそれを望んでました えだってときさんとは仕事上のパートナー 以上の関係になれて嬉しかった からナナさんは俺のプロポーズを心よく 受け入れてくれ た俺は改めて自分の気持ちをぶつけて よかったと感じたナナさんは俺が中卒でも 構わないと思っていたようで学歴なんて人 それぞれだと言ってくれた俺は嬉しくなっ てなさんが彼女で良かったと思っ たそれから俺たちは結婚式をあげた俺が 34歳の頃 だ結婚式には親はもちろん来ていないし弟 だって来ていないでもビジネスパートナー でありよき友人の政治が祝ってくれるし うちの社員も祝って くれる何より俺はナナさんのご両親に認め られて本当に良かったナナさんは俺と結婚 してからも漫画家としての仕事を頑張って くれた彼女はアイディアを出すのが苦手だ けれど作画は本当に うまいとても人を引きつける絵を書くので 絵の才能はすごくあると思っ たそうして俺が元ネタを出しなさんが作画 を担当することで多くの作品が生まれ た誠治も他の漫画家さんを担当し多くの 漫画家を育成してい た俺たちの会社は順調に成長しレディース コミック市場で有名になったの だそして俺が35歳の誕生日を前にした時 なさんは具合悪そうにしてい た昨日食べたものがいけなかったのかなと 思ったが彼女はこう言ったの だはねおめでただって言われたの え赤ちゃんがいるんですってあなた私たち の赤ちゃん よそんな俺が父親に えあなたが 父親嬉しい わよくやった俺たちの子供 だ俺は感動のありなさんをを抱き上げて しまったそしてお腹に耳を当ててみ たまだ小さいし音なんて聞こえなかった けれどこれから大きくなってお腹の中で 動き回るのだろう か俺はまだ見ぬ我が子に早く会いたくて 毎日毎日ウキウキしてい たそして35歳になった頃なさんに陣痛が やってきた ナナさんは精一杯生きんで元気な男の子を 産ん だ俺はこの世にこんなに可愛い存在がある のかと思って大手涙を流してしまったので

あるこれから俺はもう1人だけの人生じゃ ない俺は妻のナさんと息子のために一生 懸命に生きなければならないどんな辛い ことがあっても彼らのためなら頑張れると 思ったそれが男の意地であり父親としての プライド だ毒育ちの俺がまともに子供に愛情を 注げるのか心配だったが俺は自分なりに うまくやれていると 思う子供の世話は確かに大変だけどそれ より日々の成長を見ていると愛しいなと 感じ た俺の両親ははどうして兄弟で差別してい たのかわからない確かに弟の方が可愛くて 頭も良かったしひきしたかったの だろうでも俺は第2死ができてももし どちらかの子供の方が劣っていても見放す ことなんてできないと思っ た親を反面教師にしてこれから子育てを 頑張ろうと 思う俺たちは働きだから夫婦で支え合って いくつもり だ政治も彼女ができて入籍予定と言ってい た苦労した人間が報われるそんな世の中で 会ってほしいと [音楽] 願う私の名前は川芽子26歳の女性だ仕事 は生存員をやっている 毎日高級ホテルのトイレなどを掃除して いるのだが最初は手際が悪くておつさん たちに叱られていた私はどちらかというと どい方ではっきり言って容量は良くないだ からみんなのようにテキパキと動くことが できずいつもゆっくりと仕事をしていたで も限られた人数で仕事をしなくてはなら ないので早くしなさいよとかくこだから 若い子はなんて言われてい たでもそんな私ももうベテランの息に入っ ている前に比べたら随分とテキパキ動ける ようになったし時間が余るほどだっ たあまり若い人は清掃の仕事をしないから 私はだんだん可愛がられるようになった 最初は冷たくしていたおばちゃんたちも私 のことを認めてくれていつもお菓子を くれる 人に認められた経験の少ない私はとても 嬉しいと思うようになったでも清掃の仕事 をしていると知った同級生たちは私のこと をけなすのだある時中学の同窓会に行っ たらえ清掃なんてしてるのたさと言われて しまっ た清掃員のどこがダサいのか私には全く わからない 誰かが綺麗にしないと清潔なトイレなどは 保てないし自分としては立派な職業だと

思っていたしかし中学の時クラスで1番 美人だったユナからは便器洗うなんて なんか底辺だしみともないとか私は受付場 としてバリバリ働いてるけどなんて言われ てしまっ たユナは大企業の受付場をやっている らしい確かに受付場はとても華やかな イメージがあるし美人で頭が良くないと 勤まらないと 思う大企業だったらもちろん英語も話せた 方がいいだろうまあ優菜は帰国市場で小 学校の5年生までアメリカに住んでいた から外国人の来訪者が来たって余裕なん だろうなと思っ たそんな毎日を過ごしていたある日兄から LINEが来た兄は なんと付き合っていた女性がいたようで ある兄に彼女がいたことを知らなかった私 はかなり驚いてしまったへえお兄ちゃんも 結婚 かまお兄ちゃんももういいとしたし結婚 だってするよね はあ私は結婚とかできるのかないつかいい 人が現れたらいい けど私なんかじゃ無理かな 兄は33歳なので結婚が決まってよかった と思った最近はバコン家が進んでいるとは いえ将来もし子供を持ちたいならちょっと でも早い方がいいに越したことはないと 思ったやっぱり子供を育てるのは体力が いると聞いたからだ兄は下界をやっている からそれまで忙しくてなかなか出会いが なかったのかもしれないでもようやく兄が 幸せを掴んだと思うと心から嬉しくなっ た兄はそれから私のアパートに婚約者の 香りさんを連れてきた紹介するよ俺の婚約 者の香り同じ病院で働いてて彼女は看護師 なんだどうもかおりと言いますナンスをし てますよろしくねあ妹の芽衣子です よろしくお願いします芽衣子ちゃんは どんなお仕事をしているのあ私は清掃員を してます高級ホテルのまるまるってところ で えどうかされましたいえなんでもないのよ そっか清掃員なんだじゃあ色々大変そうね え体力的には辛いこともありますけど黙々 と作業できるので精神的には楽ですよマイ ペースな私にはと思いますそうなんだま 頑張ってね あはいありがとうございます一瞬んと思う ことはあったけれど香さんの第一印象は まあまあ良かった私に対してニコニコ 微笑みかけてくれるしなんだか優しそうで あるさすが看護師さん白衣の天使と呼ば れるだけのことはあるなと思った

兄もとても幸せそうで私は見ていて ほのぼのしてしまったいつか自分も素敵な 男性と知り合って兄に紹介をしてみたいで も私はどちらかと言うとしいだし実は男性 とのお付き合いの経験はない憧れはあるの だが男性とどうやって話したらいいのか 分からなくなるの だ兄それから亡くなった父としかまともに 会話したことはないずっと同級生の男子に も話しかけたことはないなと思っ た実は私の両親は私が中学の頃に亡くなっ ている彼らは交通事故に巻き込まれて しまってあけなく命を落としてしまったの だ私はその時中学3年で15歳だった7歳 上のにはすでに22歳で大学生だった父と 母はいつも仕事の帰りに待ち合わせして 一緒に帰っていた私と兄は幼い頃から 鍵っ子だったし中学の頃もそれは変わら なかっ た兄は実家から大学に通っていたのだが 遅い時間になることもあったし私はいつも 家で両親と兄の帰りを待っていたのだが誰 も帰ってこない不安になった私は当時持っ ていた携帯を握りしめて外に飛びでようか と思っただがその時兄から電話がかかって きたのだ大変だ父さんと母さんが事故に あったえ事故ちょっと待ってお兄ちゃん それどういうことな の父さんたちが歩いていたら交通事故に 巻き込まれたらしいさっき反されたよだ俺 は今すぐまるまる病院へ向かうえじゃあ私 は芽衣子は家にいろいいかやだ私もそっち に向かうねいい でしょじゃあ気をつけて来るんだ ぞ私は急いで教えてもらった病院へ向かっ た多分お年玉を握りしめてタクシーで行っ たんだと思うけれどその間のことは全然 覚えていない気づいたら病院についていて 兄のことを待っていた兄の大学はちょっと 遠いところにあったから私の方が先に着い たの だお兄ちゃんお兄ちゃん早く来て芽衣子 待たせてすまない お兄ちゃん今お父さんたちは治療を受けて るって看護師さんがでも どうなるかわからないっ てそっかとか無事でいてくれ ねどうなっちゃうのかなお父さん たち今は変なことは考えるなただ父さんと 母さんの無事を祈ろう なんとか父と母は助かったけれど対面した 父と母は包帯ぐるぐる巻きにされており た姿となってしまったの だそれから3日もしないうちに両親は息を 引き取ったバイ菌が体に回ってしまったと

お医者さんは言っていた兄は医学生なのに 何もできないことを悔やんでいた ああ父さん 母さんお父さんお母さん目を開けてよやだ おいていだ よこんなことになってどれだけ痛かったん だろう悔しいよな父さん [音楽] 母さんやだよやだ よ私の精神はほとんど崩壊してしまった もうその日から抜け殻のようになって しまったから葬儀のことなんてほとんど 覚えていない 両親はお互い兄弟のいない1人っこだった し祖父母は高齢だったので代わりに兄が模 を務め た兄も大変辛かったと思うけれど私のため に葬儀の後は機上に振る舞ってい た私は学校を休みがちになりそれから勉強 もしなくなっ た学校に行くとみんなが私を見てひそひそ と話をし 始める不幸な事故で両親をなくしたことで みんな私を哀れんでいるようだったが逆に 気を使われるのが辛かったその後不幸は 続いた私は病気にかかってしまい入院をせ ざるを得なくなったのだ体が思うように 動かなくなりびっくりした記憶がある兄は 私の病室に来ていつも楽しい話をしてくれ て元気づけようとしてくれたでも両親が 亡くなったことそれから肉体的な病気に なったことで私の精神はさらにズボになっ てしまったの だ受験を控えていたが病気のこともあって 私は高校受験を断念した今でこそ病気は 良くなっており感慨しているのだけれど その時はベッドから起き上がるのも大変 だっただから中卒なのである中学を出た後 高校の資格を取るために定時性などに 通おうかと思ったでも兄がいつも私にお金 を渡してくれていたのでいつまでも甘えて いられないと思ってそのまま働くことにし たので あるこんな悲惨な過去を持つ兄と私だから いつも助け合って生きてきた 兄がピンチの時は私もなるべく助けてきた のだ例えば兄がインフルエンザになって 寝込んだ時は兄のマンションまで行って ご飯を作り置きしたりしていただからこそ 兄が普通の幸せを手にしたことがとても 嬉しく感じられ た兄はこれから旦那さんになってもっと 楽しい毎日を過ごすん だろう私は血の唯一の肉である兄の結婚式 では盛大に祝ってあげたいなと思うように

なっ た兄の結婚式は半年後の秋だったちょっと 肌寒いけれど暑くないから過ごしやすい 季節ではある私はシフトを調整してもらっ て結婚式の日は休みにしてもらった職場の おばちゃんたちは兄の結婚をして素敵ねと 言ってくれた私も兄の結婚式のために サーモンピンクのカクテルドレスを買って 準備していたのでなんだかワクワク するあまり人の結婚式に行ったことがない し自分まで幸せな気分になれそうだなと 思ったそれにやっぱり血分け合った兄の 結婚だから他人の結婚よりもふと 嬉しいあと何日寝たら兄の結婚式かなと 毎日カレンダーを眺めていたそしてやっと 兄の結婚式の日になった式場は私がいつも 働いている高級ホテルと同じ系列の5つ星 ホテルで行われる普段高級ホテルで働いて いるとはいえお客さんとして行くのは 初めてだったのでドキドキした間違いじゃ ないかなとか変な学校じゃないかなと思っ て しまう受付を済ませてそれからチャペルに 移動したチャペルはレガ作りでなんだか 趣きがある兄嫁になった香りさんはとても スラっとした体型なのでドレスがとても 似合っていた細みだから腕も長く見えるし 鎖骨も浮いていてモデルさんみたいである 私は太ってはいないけれど分けスタイルが いいわけでもないのであんなお人形さん みたいなスタイルだったらいろんな服を着 て楽しめるのになと思ったそれから兄と 香りさんはみんなに祝福されて永遠の愛を 誓い合ったとてもうっとりしてしまう くらい素敵でなんだか兄が王子様のように 見えたかさんも照れくそうに笑っていて 微笑ましいブーケ たまたまブケが私の方に飛んできたので キャッチしたでも横から他の女性が奪って きたので私はそれを手放したのであっ たなんだか意地悪な人だなと思ったけれど 結婚式でむすっとしていてもいいことは ないだから気を取り直して披露園の会場に 向かおうと思っ た披露会場はとても広くてびっくりする くらいだった後で知ったのだがなんと 300人もここに来るらしいまあ兄と香 さんは病院で働いているし他の医者や看護 師さんなんかもたくさん来るんだろうなと 思っ た広宴会場で席に案内されたのだがなんと 私の席は1番端っこで後ろだったそれに私 しかいない他の園の親戚とも別になって しまってえなんでと思っ たさんは私が困惑している様子を見て

ニヤニヤ笑っていたその笑顔がとても 不気味で私はぞっとしてしまったのだもし かして香りさんが私に恥を書かせようと 思ってこんなことを考えついたのだろう かん芽衣子の席なんであそこなん だどうもスタッフさんが間違ってしまった ようなのよだからあそこしか開いてないの えそんなことってあるの か私もそう思ったんだけどもうあそこしか ないって言われちゃっ て兄が困惑してかおりさんに尋ねていた けれどかおりさんはわざとらしく答えてい たあまりにも演技がかっているので やっぱりかりさんが仕組んだんだと思った それにしてもなんでこんなことをするの だろうか私はかさんに嫌われるようなこと なんて一切していない別に挨拶に来られた 時にぶしつけな質問をしたりなんかしてい ないし意地悪だって言っていないのにひど すぎると思ったそれから披露宴が始まった のだが私の料理だけみんなと違ったなんだ かいかにもしそなのである野菜だらけだっ たので固まってしまったいや見た目は 美しいのだけどどう見てもこれは失だ ベジタリアンフードか何かかと思っ た底辺の仕事してる人間には肉なんていら ないでしょうからベジタリアン仕様を頼ん であげたの よキャンドルサービスに来た香さんが私の 耳元でそうさせいたそっか私に肉などを 食べさせたくないから勝手にベジタリアン フードにしたの だ私は自己免疫の疾患を中学の頃に発症し ていたので食べない方がいいと言われて いるものはあったでもそれは事前に兄に 伝えていたはずである別に肉などは食べて も問題ないし今も普通に食べているかおり さんはここの高級和牛なんてあんたには縁 がないのよと言ってニヤニヤしていたそこ までして意地悪をしたいのかと思った確か に私の仕事は清だけれそれを底辺の仕事と 言って見下すなんてあまりにもひどい清掃 員の仕事にプライドを持っていたので馬鹿 にされて悔しかった私は悔しくて泣きそう になったそして私の座っていた椅子はなん だかガタガタしていた相当古いものなのか ちょっと椅子を引くだけでも壊れそうで 怖いだからスタッフさんに変えてもらおう と思っただがその 時がこう言ったので ある椅子に不満があるなら床にでも座れば いいんじゃない かしらえなんでですかだってあんたみたい な底辺の人間は椅子に座れるだけでも ありがたいでしょそれが気に食わないなら

床に座ってなさいよこの中卒そ そんなめこちゃんあんた清掃員やってる だけじゃなくて中卒なんですって私の夫と なったあんたの兄は医者なのにどうして あんたはこんなに手変なの出来が悪い人間 すぎて嫌になっちゃう私は看護大学を出て 看護師になったエリートよその辺の看護 学校卒とは違う のだから職場でも頼られているのよねでも あんたはただの 中卒親が亡くなったからって甘えすぎじゃ ないかおりさんがそう言った時だった兄が テーブルをバンと叩いて立ち上がったのだ かりさんはびっくりして兄の方をくるっと 向いてい たどうしたのよた今なんつった芽衣子に なんつったえだから甘いすぎって言ったん だけどだっては親さんが亡くなっても偉を 出て一緒になれたでしょでもこの子はただ の中卒の土編じゃない のあのさ事情も知らないのによくそんな こと言えたな香りのこと見なった よでも本当のことじゃないのどうせ甘えて いたから高校に進学できなかったん でしょもしかして頭が悪すぎてどこの高校 にも行けなかったとかそうじゃない芽衣子 は両親が亡くなった後病気になっていたん だ え免疫疾患のまま病にかかっていたんだだ から入院もしていて学校にも行けなかった し受験だってできなかったん だそそうだったの ええ私は指定何秒のまるまる病にかかって いました今は開会していて仕事だってでき ますけどいつ再発するかわからないんです 両親が亡くなった後不幸にも私は病気に なってほぼネタきりでしただから受験だっ てできなかったんですもちろんその後定治 性でもいいから高校に行こうと思いました でも兄にだけ負担をかけたくなかったん です兄は医学生なのにバイトもして私の ためにお金を渡してくれていましたそれ から医者になった後も私のことを助けて くれていたんですそんな兄にいつまでも 甘えていられないと思ったので中卒のまま 仕事をすることに決めたん ですそんなそういうことだだからメイクは 甘えてなんかいないし俺からしたらとても 頑張ってるんだそんな妹をよくもけなして くれたな知らなかったとはいえ病気を持っ ている人間をけなすなんて看護師としても 終わってる香りもう君とはやっていけない よこれから結婚生活を続けてもちゃんの 違いとかたくさん出てきて俺は嫌になり そう

だ兄がそう言ったら香さんは発狂して しまっ たそんなの絶対に許さないわ私は琢磨と 結婚して合有したいって思ってたのには 香り何言ってるんだ私は絶対に離婚なんて しないせっかく医者を捕まえたんだもの 医者と結婚して豪邸を立てて高級者に乗っ てブランドもを買ってもらうために看護師 になったのよ いい加減にしろどこまで俺をバカにするん だ俺は香りのATMでもなんでもない そんなに見いでもらいたいなら水商売でも しろまそんな性格だったらキャバ嬢にも なれないだろうけど [音楽] なひどいひど すぎるかりさんは対合泣してしまった しかしかさんの本を聞いた義父は簡に怒っ てしまったよであるお前さっきから聞いて いればなんだお前は自分が偉いとでも思っ て芽衣子さんにあんなことをしていたのか 頭どうかしてるんじゃないの かお父さんだってじまがこんな底辺なんて 嫌じゃないの中卒の清掃員が身内になる なんて嫌だ わそれのどこが恥ずかしいんだ中卒でも 清掃員でもきちんと働いておられるだけで 立派だろそれに芽衣子さんは病気だったの に頑張っておられるんだお前と来たら過去 を知らなかったとはいえ馬鹿にして情けな と思わないのか う お父さんお前みたいな非常識な人間はもう 娘でもなんでもない俺と母さんは 帰るそうして怒った義両親は帰ってしまっ かさんは泣きすぎてメイクがドロドロに 解けている自分から意地悪を仕掛けたのに 兄や親に怒られて泣くくらいなら最初から こんなことをしなければいいのになと思っ たまそこまで頭が回らないからそのような ことをしてしまったんだろう本当に残念な 人だなという感想しか ないそしては中になってしまった兄嫁は どこかに走って逃てき兄は私の方にやって き たみこごめんな俺香りがあんな人間だと 思ってなかったんだ俺騙されてたんだな バカみたいだ よお兄ちゃん私はもういいのこうやって 中卒なのも清掃員なのもみんなにずっと 馬鹿にされてきたから慣れてるわよでもね やっぱり結婚式の場だからこんな恥を かかされてちょっと悔しかった なそうだよな本当にごめんでも悪いのは お兄ちゃんじゃなくてかおりさんだから

いや俺にも責任はあるあんな人間を選んだ のは間違いなく俺だから俺女っ気なかった し免疫がないから騙されてたんだすぐに 離婚してまた1人になるよ うんそっ かもうそれ以上は何も言えなかった兄も 大変傷ついていると思ったし兄を責めても 何も変わらない確かに香さんと結婚する ことを決めたのは兄だけれど兄だって被害 者の1人なんだと思うと彼のことをなじる ことはできなかったのだそして兄と香さん はあれからすぐに離婚した性格の不一と いうことで離婚したのだ香さんは全財産 よせと言ってきたようだが兄はそんなの 無理だと言った香さんは金の猛者だし兄が 一緒だから別れるならお金をごっそり むしり取ってやろうと思ったに違いない しかし兄は知人の弁護士に頼んでいたよう だその人はかなり優秀な弁護士さんのよう で医者が離婚する時必ずしも財産分与は 半分ずつでなくていいと言ってくれたそう だ医者のような特殊な仕事についている人 はその専門的な技能や知識を持ってお金を 稼いでいるだから1/2ルールが適用され ないとのことだったそれに結婚してまだ日 が浅いし互いに整形を維持し合っていたと は言いがいの だろうとにかく兄はそんなに大金を払わず に離婚できたそれでも兄がお金を取られた ことにはちょっと納得できなかったその後 私は兄の紹介で裕介さんという男性医師と 付き合うことになった彼はこの間研修意に なったばかりの若手でとても真面目な人で ある兄の後輩というか部下に当たる人間 だ兄は大学の頃特生だったのでみんなから 尊敬されていたようだ裕さんも兄と同じ 大学に通っていたのだが彼もまた特大生 だっただから同じくらい頭がいいと思って いたが裕介さんは兄のことを褒めたえてい た大学で常にテストの点がいい学生がいて その人の名前は琢磨だと言って伝説になっ ていたと言っていたのだ兄が伝説として 語り継がれていたなんて知らなかったので 兄は本当に頭が良かったんだなと思った でも裕介さんだって負けていない彼は一緒 だから医学的な話はもちろんその他のこと にも造言が深く知的な印象を思ったきっと おぼっちゃんとして大事に育てられたん だろうと思ったが実はそうではなかった 裕介さんは私たちと同じくらい苦労をした 人だったの だ裕介さんは自動用語施設で育った人だっ た海の親がある事情があって育てることが できなかったらしいだから親には会った ことがないそうだ施設には高校を卒業する

まではいられるけどその後は出ていかなく てはならないだから恵まれているかそうで ないかと言うと決して恵まれてるとは言い がいだろう習い事だって好きに習えないし 塾なんかに通うことだって難しいだが裕介 さんはどうしても医者になりたくて勉強を 頑張っていたの だ実は裕介さんには妹がいただが妹さんは 思い病気にかかってしまい幼くして天国に 行ってしまったのだ自分は何もしてやれ なかったという後悔があったので裕介さん は必死になって夜遅くまで勉強を頑張った 医学部に入るのは波の努力ではできない ことであるそれは私も知っていたまだ親が 生きていた頃兄は塾に通わせてもらって おり毎日遅くまで勉強していた兄が医者に なりたかった理由はとある医療ドラマを見 て外界に憧れたからだったと思う私は公立 の中学に通っていたけれど兄は医学部に 絶対入りたかったので医学部合格実績の ある有名な中古一貫に通っていたそこに 入ってからも猛勉強し大学に入ってからも 毎日遅まで勉強していたでも兄は塾に通っ ていたからアドバンテージはあるけれど 裕介さんは完全に学校の授業だけだから もっと大変だったと 思う難易度の高い問題は自分で考えて解い てそれから学校の先生に聞かないといけ ないからどれだけ苦労したんだろうと思っ ただから裕介さんのことは素直にすごいと 思うし尊敬できるこんな人がお医者さん だったら患者さんは安心してみてもらえる なと思っ たそして裕介さんと付き合って1年経った 裕介さんはもうすぐ私の誕生日だからと デートに誘ってくれたお待たせ電車が遅れ てたの俺もさっきついだところだから気に しないでじゃあ行こっかうんそうだ ね裕介さんはとても素敵なイタリアン レストランに私を連れて行ってくれた中 からガーリックの香りがしてとてもお腹が 空いてくるさっきまでそんなにお腹が空い ていなかったのにやっぱりいい匂いを嗅ぐ とお腹が減るもんだなと思ったそして裕介 さんと私はワインを頼ん だじゃあ芽衣子の誕生日に乾杯 ありがとう乾杯うんこのワインすごく 美味しいわそうだねこれとても美味しいね あお料理が運ばれてくる前にこれを渡すよ もうすぐお誕生日だし俺が選んだから センスないかもしれないけどわあ綺麗な ラッピング開けてもいいうんいいよ開けて みては素敵なネックレス 可愛い裕介さんは私にハートのネックレス をくれたとても綺麗で真ん中にダイヤが

ついているでもこんなに綺麗なものを私が もらっていいのかなと思った私は自分の 仕事に誇りを持っているけれどみんなに 馬鹿にされて自信がなくなる時も ある汚いとか臭いと言われているので そんな人間がこのような綺麗なを身につけ てもいいのかなと思っ たあのこれ私に似合うか なやっぱりさ私って汚い仕事してるって 言われるしこんな綺麗なもの身につけても 変じゃないかなと思うんだけどえ何言っ てるの芽衣子に似合うからそれ買ってきた んだよだって芽衣子は心が綺麗じゃないか え私の心マきれいうんこの間一緒に海に 行ったでしょその時芽衣子が落ちてたゴミ を拾ってちゃんとゴミ箱に入れてたのを見 て素敵だなって思ったんだだってさ他人が わざとその辺に置いていってゴミを捨てる なんてなかなかできないよそり気になっ てる人もいると思うけど袋にまとめで入れ てきちんと捨てるなんて素晴らしいと思っ たんだそれって心が綺麗な証拠だよ俺はさ 仕事のことなんてどうでもいいと思ってる 変な言い方だけどみんなが憧れる花型の 仕事をしてるかどうかよりも内面を見たい ん だ裕介さんそんな風に思ってくれてたんだ ありがとう私とても嬉しい わなんか臭いセリフ入っちゃったかなでも これは俺の本心だよだからメイクは綺麗だ しそのダイヤに負けないくらい輝いてると 思う持っ てる 嬉しいそんな風に言ってもらえてなんだか 自信が持てた わ裕介さんがそんな風に思ってくれている と知らなかったので本当に心の底から 嬉しくなった確かにみんな人を外見や 肩書きで判断したがるいい学校を出たとか 花形の職業についているとかだ私の同級生 のも受付場という華やかな職業についてい たし彼女はお嬢様大学も出ているそして兄 と離婚した香さんも看護大学を出ているだ けど大学を出たがどうかとかいい仕事に ついているかなどが全てではないんだと 改めて思えたたまに自分の仕事について 自信がなくなる時だってある私はみんなに 馬鹿にされたって気にしないようにしよう と思ってきたでもお客さんから汚いとか 言われたらやっぱり傷ついてしまうそれは どんな人もそうなんじゃないだろうか裕介 さんは医者だけど偉そうではないし本当に これがやりたいことだからやっていると いう風に見えるだからこそ私は彼を尊敬 できるし応援したいと思えたのだ私は裕介

さんとなら将来一緒になっても毎日楽しく 暮らせるんじゃないかなと思っ たクリスマスが近づいてきたある日私は 裕介さんに呼び出されたこれってもしやと 思って待ち合わせの場所に行っ たプロポーズされるんだろうなと思って ドキドキしていたのだが裕介さんの方が ドキドキしている様子で顔が真っ赤になっ てい た外の寒さもあるけ なんだか照そうであるそして裕介さんは ポケットから小さな箱を取り出して開けて くれたそこにはとても綺麗な指輪が入って いてああやっとプロポーズされたんだと 思って本当に嬉しかった生きてきてこんな に嬉しいことは ないメイこれから一生かけて大事にする から俺と結婚してほしい 頼むゆうすさんありがとう私もずっと一緒 にいたい毎日家事も頑張るからよろしくね はあオッケーしてくれてありがとうでも 家事とかは無理しすぎないでね忙しい裕介 さんの支えになりたいだけなのだから色々 やりたいの よ私とさんは結婚することを兄に報告した 兄は部の裕介さんと私がついに結婚する ことを知って喜んでくれ たそうか裕介と芽衣子がついに結婚か なんか俺まで嬉しい よ妹さんをもらってしまってすみません なんか父親の気分になっちまう なお父さんたが生きてたらてくれただろう ねああそうだろうな芽衣子が結婚なんて きっと天国の父さんと母さんが喜ぶ なそれから私と裕介さんは結婚の準備をし た結婚式は私が働いている高級ホテルで 行うことにした結婚を知った職場のおば ちゃんたちはまるで我が子が結婚するかの ように喜んでくれてお祝いもくれた 最初はいびられていたけれど今はみんな いい人たちだ親がいない私はもし親が生き ていたらこんな風に祝ってくれたのかなと 思ってちんとしてしまっ たシャペルでの式は幻想的だったし披露宴 では裕介さんと兄の務める病院の皆さんが 余興をしてくれたとても面白かったので お腹がよじれるかと思ったほどだ それから2人での生活も始まった私は今 までやってきた清掃の仕事をやめて資格 取得のため主婦をしながら勉強している 取りたい資格はお掃除関連のものだ はっきり言って裕介さんは一緒だから彼の 稼ぎだけで食べていけるでも誰かに必要と されたいし生きがいも欲しいのでお掃除の 資格を取って独立しようと思ったの

だこき代謝してしまったので職場のみんな は別れを惜しんでくれ た今本当に楽しい毎日であるもうすぐお盆 が来るから兄と裕介さんと両親の墓参りに 行くことになって いる天国の両親が安心できるよう私は笑っ て過ごして生きていきたいなと思っている [音楽] 俺の名前は浅田のリオ駅員をやっている 35歳の男性だ毎日いろんなお客さんが うちの駅を使ってくれるが中にはとんでも ないクレーマーもいる自分が大刻したのに 電車に乗れなかったと言って罵声を浴びせ られたりもあっ たなんで俺が怒られないといけないのかと 思ったがそこは頭を下げるしかないお怒り のお客様に言い訳をしたって無駄だし謝る ことが大事だと上司から前に教わっていた から だそれでも理不尽だなと思っていたが毎日 いろんな人の対応を する値上げしてないのに切符が高すぎると かでもないのに通学定を買いたいとかわけ のわからないことを言われて結構ストレス だっ たこのままいいよにでもなるんじゃないか と思ってしまうほどだだってすでに胃が キリキリ痛んでいたから だある日女子高生の集団がギャーギャー 騒いでいて他の人からクレームが入っ たしかもそのうちの1人は電車内で爆音で 音楽を流していたらしいそれで降りてきた その女子高生に注意することにしたあの この電車は皆さんが使われますので電車の 中で大きな音量を出して音楽を聞いたり するのはご遠慮を願いたいのですがはあ あんた何様よこっちは客よお客様は神様 だっておらなかったの乗ってあげてるんだ から何したでいいでしょこっちが好きにし ていいのよアホじゃない のですが他の方が迷惑されていますので どうかご遠慮くださいお願いしますあんた 私に向かってそんな口聞いていいと思っ てるの私はあの大企業である罪閥のお嬢様 なのよただの駅員ごきが私にそんな口聞い たらどうなる かしらお父様に言いつけてやろうとどう なっても知らないからねでもそれとこれと は関係ないじゃないですかお願いですから 迷惑になるようなことはどうかお控え ください ああうるせえぞさん次に行ったらただじゃ おかねえぞ痛い目に合わせてやろうか ああその女子高生はお嬢様の割にとんでも なく口が悪かった俺のことをきつく睨んで

いて父親に言いつけるというのだ別に 言いつけられたってこっちに火はないし俺 はどうされたって構わないでもことが 大きくなると上司たちに煙たがられるので 俺はなるべくことを音便に済ませたかった 女子高生が俺に対して暴言を吐いていると ある1人の青年が近づいてきた彼はヒップ ホップでもやってそうな見た目をしており 首にヘッドフォンをぶら下げていたそれ から俺たちに近づいてきてこんなことを 女子高生に向かっていったのであるよう そこの姉ちゃんさっきから聞いてるよなん だよあんたが悪いんじゃないのか迷惑 かけるようなことを社内でやってるから 悪いんだろ他のお客さんたちあんたらの ことを睨んでたぞ特に姉ちゃんあんたの ことをじろっと見てた人大勢いたよ 恥ずかしくねえのがよださは何よダサいで すってあんた何様私がどうしたって自由 でしょだってこっちは定買って乗ってるん だから客よねお客様は神様なんだから何し たって自由なのよ知らない人間に偉そうに 説教されたくないわとっとと消え失せろ お父様にちくるぞこの野郎 アホちくれば俺は何も怖くねえけどそれ よりさねじゃんあのお嬢様学校で有名な 聖母まるまる学園の生徒さんだろあんなに 有名なお嬢様学校の生徒さんなのに口も 悪いし態度もなってねえなただのちんぴら がだからどうしたんだよてめえに関係ない だろうがあの学校の先生ってめちゃ厳しい んじゃないのかどうしようかな姉ちゃんが ちくる前に俺が学校にちくっちゃうかなま がってない生徒さんがいるってあた名札 つけたままだよえっと花沢カレン さんそれはやめて先生とシスターに怒ら れる わじゃあ2度と他人に迷惑かけるな駅員 さんにも謝る よすすみませんでし たその女子高生は泣きそうになりながら 去っていったそしてに助け船を出してくれ た青年はヤンキー風ではあるがいい人なの かなと思ったあのありがとうございます あの女子高生がずっと私の言うことを聞い てくれなくて困っていたんですいいって いいって俺はああいうやつ一番嫌いだから さマナーもなってねガキ長が一丁前にし がってあの俺 をそんなのいいよ俺急いでるから帰るわ じゃあなおじさんも頑張れよはい ありがとうござい ますそうして青年は消えていったあれから カレンさんという女子高生を見かけたが 彼女はすっかり大人しくなったきっと青年

に叱られたことが相当聞いているんだろう それか他にも苦情があって聖母まるまる 学園にクレームが入ったのかもしれない とにかくみんなが平和に過ごせるならそれ でいいと思っ たある日俺は普段通り仕事をしていたのだ が小さな男の子がキョロキョロしながら やってきた見たところ小学1年くらいで あるその子が俺に対してこう話しかけてき たこのお金でお空のお母さんのところへ 連れてって ください んお母さんのところに行きたいんだね えっとどこ駅か なまるまるターミナル駅ですそっかじゃあ これを押してああの僕1人で電車に乗った ことないし怖いからおじさんついてきて くれませんかえそそれはちょっと うんあと僕の財布に20円入ってますけど 乗れますかえっとね うんどう考えてもうんちは足りないし しかもついていくことなんてできない 小さな子がターミナル駅まで行くのは心配 だが仕事を放り出すわけにはいかなかった 困っていると後ろにいたあの青年が俺たち に話しかけてきたのだ坊主俺もその駅まで 行くから一緒に行くか俺がうんち出して やるよえお兄さんもその駅まで行くのああ ちょっとよがあってなまあ安心しろ俺が ついている からででもいいんでしょうか確かにこの子 は困ってますけどみず知らずの子にお金を 出してあげるなんて別に構わねえよ坊主が 困ってんだろう俺が送っていくし帰りも 連れて帰るからそうです か知らない人について行かせるのは ちょっと不安だったでもこの小学生を1人 で放っておくのも怖いそれならこの青年に 託そうと思ったじゃあこの子をお願いし ます坊やお名前は何て言うの僕は山岸蒼太 岡山小学校の1年生だよそっかじゃあこの お兄さんに連れて行ってもらおうねお家は どこか分かってるちゃんとお兄さんに伝え て連れて帰ってもらうんだようん分かっ てるよこの駅から近いから忘れるわけない よ俺は斎藤レジよろしくなじゃあ一緒に 乗ろうぜ出発進行だわいお兄さん ありがとうそうしてレイジさんと蒼太君は 電車に乗ったその後本当にあれで良かった んだろうかと思って俺はドキドキしていた もしかしてあのままレイジさんという青年 がどこかに蒼太君を連れて行って迷子にし たりしていたら大変だでもレイジさんは根 が悪そうに見えない き大丈夫だと思ったの

だそれから4時間くらい経ってレジさんと 蒼太君が戻ってきた蒼太君はニコニコして いたお母さんに会えたよお兄さんが連れて 行ってくれたんだへえそうなんだねよかっ たね今度はもっとお金を持ってきて僕1人 でも乗れるようになるんだ乗り方ももう 覚えたもんなうん切符を買ってここに入れ たら扉がバタって開くんだよ6駅先だから もう覚えた よそうだわ偉いなまたお母さんが喜ぶぜ うん今度はお手紙も書いて持っていくんだ 僕ねもうひらがな全部かけるのそっか じゃあ気をつけて帰ってねレジさん悪い けど送ってあげられる私はさすがに仕事を 抜けられないしあいいぜここの近くだもん なうんそうだよスーパーの近くなんだ じゃあねはいバイ バイそうして2人は駅から消えたあれから 何度も蒼太君とレジさんを見かけることが あったが蒼太君の母親は何をしているのか なと思った会いに行くということは一緒に 住んでいないということだつまりそれは 離婚して父親と暮らしているのかもしれ ないどうしても母親に会いたくなって小銭 にを持ってきたはいいけれど電車の乗り方 も分からなかったんだろうレジさんは チラチラしてそうに見えるヤンキーだけど 優しいんだなと思っ たある日俺は仕事帰りにレイジさんを 見つけたレジさんいつも蒼太君を ありがとうございますきっとお母さんに 会えて嬉しいと思いますま蒼太が喜んで くれているならいいけどな蒼太君お母さん と離れて暮らしてるから寂しいんでしょう ねまあ入院してるからなおふさんえ入院さ れてるんですか ああ蒼太の母親はガで入院しているんだ 蒼太にはまだ分からないかもしれない けれどもうおふさんは助からないかもしれ ない最近どんどんと顔色が悪くなっている しも細くなってるんだもしかしたら蒼太 だって気づいてるかもしれない けれどそんなあんまりですあの子はまだ あんなに小さいのにお母さんがガだなんて ひいなんて残酷なん だ俺の妹もガだった若くして子宮がになっ てあっけなくこの世を去ったん だちょうどあのターミ駅から降りてバスに 乗って20分のところに墓があるからよ たまに行ってたん だそうだったんですかそれはご傷様でした このよにがなんてなければ俺の妹も蒼太の おふさもこんなことにならずに進んだん だもう妹はこの世にいないけど蒼太のおふ さんには助かって

ほしいジさんにも過去があったんだなと 思って俺は泣きそうになったたまに彼の ことを駅で見かけるが妹さんのお墓参りに 行っていたと はレジさんはいつもターミナル駅で降りて そこにある花屋さんでお花を買う らしい妹さんはガーベラが好きだったそう だからあえてぶではなく綺麗なガーベラ などを買ってあげていたそう だきっと妹さんもお兄さんであるレジさん が綺麗なお花を持ってきてくれて手を 合わせてくれて嬉しい だろう俺はひっそり心の中で妹さんの冥福 を祈ったそれと同時にどうか蒼太君の母親 が助かって欲しいとも思ったの だ俺はてっきり離婚して母親と別々に 暮らしているのだと思っていだがまさか 入院していたとは思わなかったそういや あの駅の近くに大きな病院があるしが研究 で有名だったなと思っ たそれから何度も蒼太君とレジさんを 見かけた蒼太君はすっかりレジさんに なついて いる今日もレジお兄さんがお休みだから 連れて行ってもらうんだお母さん最近笑っ てくれるようにになったんだよちょっと 元気が出たみたいで僕嬉しいなだからお 手紙も頑張って書いたんだこれ読んで もらえると嬉しいなへえちゃんとお手紙を また書いたんだねあこれ漢字だすごいね 蒼太君は自分で勉強したのこんな難しい 漢字はまだ学校で習わないでしょうん お父さんに辞書を買ってもらったんだ僕 この間誕生日だったから辞書を買ってって お願いしたのそうなんだ誕生日おめでとう お勉強するなんて偉いね辞書をねだる なんておじさんが子供の頃だったらやって ないなおじさんは遊んでばっかりだった から さ蒼太はいっぱい勉強するんだもんなうん そうだよお父さんに聞いたんだけどねお 医者さんになるにはたくさん勉強しないと ダめって言われたの僕 算数がちょっと苦手だし国語もあんまり できないからもっと勉強してお医者さんに なれるようにしないとそうしたらお母さん を助けられるかもしれないしねだよな蒼太 は将来立派なお医者さんになるんだもんな 偉い ぞそしたらお母さん喜んでくれるかな僕が 手術して直してあげるの俺は無邪気に笑う 蒼太君を見て泣きそうになってしまった なんてけなげな子供なん だろうお母さんのためにお手紙をきちんと 書きたいからと辞書まで買ってもらって

書くなんてとても偉いと思っ たお母さんもきっと喜ぶことだろうだが それからしばらく経って俺はまたレイジ さんと遭遇した彼の髪の毛は金髪から黒に なってい た明日蒼太のおふさんのおつやなんだよえ じゃあお母さんは亡くなったってことです かああもう末期だったしなでも結構頑張っ た方だと思う親父さんから聞いたけどおふ さんはもうあの時すでに嫁3ヶ月だったん だ俺がもう助からないかもしれないって 言った時だあれから3ヶ月生き延びたんだ からすごいよ なでももっと蒼太と一緒にいたかったろう な蒼太もこんな早くに母親をなくして可い そう になんと言ったらいいか本当にお母さんの ご明服を祈ることしかできません私はただ の駅員でレジさんと蒼太君はお客さんでし たけどなんだか勝手に絆のようなものを 感じていました蒼太君きっとレジさんと 一緒にお見舞いに行けて嬉しかったと思い ますそうだと嬉しいよこれから蒼太がどう なるか心配だ けど俺はレジさんに蒼太君の家を教えて もらったただの駅員である俺がおなどに 行っていいのかわからなかったし市場を 挟むなと言われればそれまでで あるお夜の日蒼太君は泣きはらした目をし ていたが気場に振舞ってい た小さいのに頑張っていて偉いなと思った がどうか無理はしないで ほしい葬儀など一通り終わって数ヶ月経っ た頃また蒼太君とレジさんを見かけたおじ さんこんにちはいやあこんにちは今日も レジさんと一緒なのうん今日はレジ お兄さんの妹さんのお墓参りに行くんだ えっとね名前は南ちゃんって言うんだ よそっか妹さんのお墓参りに行くんだ ね僕のお母さんはいなくなっちゃったけど ねとても安心してるように見えたんだ きっとみちゃんが守ってくれてたんだよだ から今頃みちゃんと天国でお話ししてるか もねそれとね僕前にハムスターの豆太郎を 飼ってたんだもういないけどねでもきっと お母さんが天国でハムスターの豆太郎のお 世話をしてくれてるよ ねそうだねきっと楽しくやってるかも ね僕お母さんにに心配かけたくないから もう泣かないって決めたのにお母さんの こと考えると涙が出てくるんだ泣ばっかり 言いたら天国で安心できないよ ね え お母さん僕お母さんともっと痛かった

よ うんうんそうだね蒼太君はお母さんのこと を大好きだったんだねあレイジさんが来た よ本当 だ駅で待ち合わせをしていたようで遅れて レジさんがやってきた悪い悪いちょっと 忘れ物して家に取りに帰ってたわおそうか 泣いてるのか僕泣いてないもん 悲しい時は泣いていいんだぞ俺もたくさん 泣いたから なそうなのレジお兄さんで強そうだし泣か ないと思ってたそんなことねえよ昔はガ 代償にいじられて泣き虫だったんだぜ南が いなくなった時もずっと泣いてただから 泣くことは悪いことじゃねえよ うんでも僕はお母さんが悲しむといけない からこれから頑張るんだ僕もっと勉強を 頑張ってお母さんみたいに苦しんでる人を 助けてあげるのそうしたら天国のお母さん も僕のこと褒めてくれる でしょそうだな蒼太はお医者さんになるん だもんなあ電車が来るよ急いでやべ さっさときっって乗ろう ぜそうして蒼太君とさんは2人でお墓参に 行った蒼太君はもうすでにレイジさんに べったりだそれからあっという間に何年も 経った蒼太君は今小学校6年である蒼太君 は毎日のようにこの駅を使っていて電車に 1人で乗って進学塾に通っている近くに 中学受験専門の塾がないので電車に乗る しかないのだ 蒼太君はとある有名男子校に入ってそこで 勉強をしたい らしいその中学の偏差値はものすごく 高かったが頑張り屋さんの蒼太君なら合格 できると思った2月になって受験シーズン が到来した蒼太君の受けるアンドリュー まるまる学院中学はトップクラスの学校だ 受験会場に向かうため君と父親は駅の改札 にいた蒼太君は俺に向かってニコニコと 話しかけてき たこのバッグについてるお守りはねレジ お兄さんがくれたんだよそっか合格守りだ ねよかったねそれがあれば心強いようん わざわざ僕のために買いに行てくれたんだ だから絶対アンドリーまるまる中学に入っ てそれから高等部に進学して大学に入るん だ絶対絶対医学日に入れるよう 頑張るうんうん蒼太君ならできるよおじ さんも応援してるから緊張しすぎず頑張っ てきて ねそれから数日後蒼太君が喜びさんで俺の 元にやってきたなんと蒼太君はあの中学に 合格したのだやったよおじさん僕 アンドリューに降格したんだこれで春から

中学生だ えーいおすごいじゃないかわざわざ知らせ に来てくれてありがとうアンドまるまる 中学はあっちの方面だしまた電車通学だよ ねうんそうだよこれから毎日電車に乗って 中学まで行くんだ頑張った会があったよ これでお母さんも喜んでくれてるかな そりゃ喜んでるに決まっているよこんなに 頑張り屋さんな息子がいてさんも誇らしい だろうねで今日もどこかに行くのうん ちょっと早くに着いちゃったけど11時半 にレジお兄さんと待ち合わせなんだ お兄さんが合格祝いしてくれ るっていうのそっか楽しんできて ねそれからレジさんがやってきて2人は どこかに出かけていったもう長い付き合い だなと思って微笑ましく眺めていた蒼太君 ゆく最初はお父さんがヤンキーのような 人間とつるんでいるから心配したらしいで も人柄を知って蒼太君と仲良くしてほしい とお父さんから言ったそうだその後蒼太君 は中学を卒業してエスカレーター式で高頭 部に入った勉強のしすぎなのかわからない が高校の頃には蒼太君は眼鏡をかけていた いつも電車から降りる時手にA単語帳など を持っていたので電車内でも必死に勉強し ていたんだと 思う蒼太君は医学部を目指しているから ガシラに勉強しないといけないのだろう それにアンドリューまるまる中学高等学校 はとても学習のレベルが高いと聞いたこと がある中学ですでに高校の範囲をやらない といけないそうだからついていくのも大変 だろう夢をを叶えるため蒼太君はひたすら 頑張っているんだなと思うと応援したく なる蒼太遅かったじゃねえかあレジ お兄さんちょっと学校で先生に呼び出され ててそれなら仕方ねえな今日はお前の親父 さんの誕生日だろ一緒にケーキ買いに行く 約束だったじゃない かそうだそうだお父さんの誕生日ケーキ僕 いつもお父さんに迷惑かけてるしお小遣い だけど美味しそうなケーキ買ってあげたい な俺も半額出すから好きなの選んでいいん だぞえでもそれは悪いよだって僕の お父さんだもんでもさ俺とお前がこうして あったりできるのも親父さんのおかげなん だぜ俺みたいによくわからん奴を家に招い てくれたりしたじゃない かレジお兄さんはわけわからなくなんて ないよかっこいいクラブのDJじゃんえ レジさんっってDJやってるんですかそう だよ最近は売れてきてるけど昔は売れない DJだったんだ俺は昔から音楽は好きでね それにレジお兄さんてダンスもうまいんだ

よこないだブレイクダンス見せてもらった んだへえ多彩なんですね羨ましいですただ の下手の横好きなだけだよさ車に乗るよ ケーキ屋さんが閉まっちまうよあそうだ じゃねおじ さん蒼太君も背が伸びてきてすっかり大人 の手前まで来たなと思った子供の成長と いうものはとても早いでも子供が成長 するっていうのはこういうことなんだろう なと思っ たそうしてまた冬がやってきた蒼太君は 高校3年生である蒼太君は医学部を受ける ので今まで大変努力してきたことだろうだ から絶対に報われてほしいと思った お母さんが癌という病気になってからお 医者さんになりたいと思った頑張り屋さん な蒼太君彼ならきっと患者さんのために 寄り添ってあげられる医者になれると 思う蒼太君は都内の医学部を2つと地方の 医学部2つを受験予定 らしいどうしようもしどこにも受から なかったら浪人しないとだめだよねでも 予備こだって安くはないしこれ以上 お父さんに迷惑かけるわけには大丈夫だよ 今まで頑張ってきたんでしょおじさんは いつも蒼太君が参考書を持ちながら降りて くるのを見てるから頑張ってたことくらい 知ってるよだから自信を持って受験してき たよそそうだよね僕は絶対に医者になって ガの研究をしますだからなんとしても 受から なきゃそうだよもっと自信も緊張してるの はみんな一緒だからねリラックスを心がけ てはい頑張ってきます俺も内心ドキドキし ていた励ましたはいいけれど南関の医学部 受験なんて想像もできないくらいだきっと 日本中の頭のいい学生たちが受けるから 相当厳しい戦いになると思うそれでも蒼太 君ならやれると信じていたそうして蒼太君 は見事第一志望の大学の医学部医学家に 合格したのだ俺も合格したと聞いた時は まるで自分のことのように嬉しかっ た蒼太君やったねあの大学の医学部に 受かるなんてすごいよ頑張ったんだ ねこれも応援してくれたみのおかげです さあございます春から医学生として頑張っ て学に励みます医学部って勉強がとても 大変なんだろうどうか体に気をつけてね らしいですね受験生活よりも大変って聞い ているのでちょっとビクビクしていますで も体力作りのために運動部も入ろうと思っ ていてサッカー部ですけどそういやアドリ まるまる中学の頃からサしてたもんね あそこて動だしねえそうなんです部活も 勉強も精一杯やれって言われていて大変

でしたけどおかげ様でガッツがつきました からだからアンドリーに行けたことは 良かったと今は思っていますそっかじゃあ 大学でもサッカーしてストレス発散し ながら勉強頑張ってねはい一緒って体力 勝負なんで体力つけときます特に研修時代 は地獄のようだと先輩からいるのでそれに って生きてる限りずっと勉強だもんね体に 気をつけて ね蒼太君は医学生となった医学部に入った ことを天国のお母さんはどう思っている だろうかきっと立派な息子を持って嬉しい と思っているに違いないとても誇らしい ことだと 思うある時また蒼太君とレジさんがやって きた 蒼太君たちは今度はお母さんのお墓参りに 行くらしいその庭園はレジさんの妹さんが 眠るところと同じだっ た今日は南さんとうちの母に手を合わせに 行こうと思ってるんですよそうなんだね きっと南さんもお母さんも喜んでくれると 思うよそうだと嬉しいですちょうどレジ お兄さんがいい花屋さんがあるって言って いたので ならそこで綺麗なお花を買ったらいいね おお待たせてすまんなまた財布忘れたわ またですかレジお兄さんて おっちょこちょいですねあのさ俺はもう おっさんなんだからその呼び方やめていい んだぜ俺のこと適当に呼んでくれよなんか むが良くなるじゃねえかえでも僕にとって はお兄さんですしこのままでいいと思い ますけど ああじゃあまあいいやじゃあ好きにして くれなんだか微笑ましいなと思いながら 今日も俺は2人を見送っ たあれから何十年も経って俺はじいさんに なってしまったもう75歳のじいさんだ 蒼太君はいや山岸先生は立派な医者になっ たそして彼は現在俺の主でも ある麻田さんお加減いかがですか昨日より 顔色はいいですねええおかげ様で大丈夫 ですご飯も食べられているので問題なさ そうですならもうすぐ退院できそうですね 退院後も私が担当させていただきますので よろしくお願いしますありがとうござい ます 先生なんだか浅田さんに先生って呼ばれる と変な感じがしますね昔私は浅田さんの ことをおじさんと呼んでいて浅田さんは私 のことを蒼太君と呼んでいましたからそう いやそうでしたね長い付き合いとなりまし たねええまさかうちの病院にやってくると は思いませんでしたよオペも私が担当とは

ねおかげ様で悪いところを切ってもらえて 助かりましたいやあこれで回復できて よかった ですそうですね一時はどうなるかと思い ましたけど無事でよかったですこれからも 体には気をつけてください ね蒼太君は医者となってもう中堅や ベテランである意思として油が乗っている 時期なのかもしれ ないあれからもう40年が経ったんだなと 思った35歳で君と出会い彼の成長を 見届けてきただから俺もその分年を取った しあのレジさんもおじさんであるレジさん は俺より10歳年下で当時25歳だった から今は65歳となる彼ももう年金生活者 だ蒼太君いや山岸先生はみかられる医者に なっていた癌の研究で脚光を浴び若くして が研究センターの署長になっていた彼は 母親をがんでなくしているからどうしても この病気を撲滅したいと思ったの だろう素晴らしい会見をテレビで見たが その時山岸先生は泣いていたきっと お母さんのことを思い出していたに違い ない でも山西先生がこうして立派に活躍して いるのを天国のお母さんが知ったらとても 喜ぶこと だろう俺は夫婦にも大腸がになってしまっ た俺は大腸の摘出手術をしたので人口校門 となったのだがこれで良かったと思って いる安心して山岸先生にをことができたの でほっとした予後は悪くなく再発の恐れも ほぼないと言われているだからこのまま 天井全頭できたらそれが一番 いい俺にはすでに大きな孫もいるができれ ば孫が結婚してやしゴが生まれるところ だってみ たい浅田のじいさん元気にしてたかいおお これはレイジさんお見舞い ありがとうもうすぐ大変できるんだろうな ああおかげ様でもうすぐ大院だよ山岸先生 がオペしてくれたからねあのちっこかった 坊主が今やベテランのお医者様だもん な俺らもじさんになるわけ よそうだなレジさんは今でも元気そうだ けどなそりゃ今でも体を動かしてるからね 最近はジムでエアロビにはまってるんだ 元気だな65歳でエアロビかうちのジムは じいさんばあさんばかりだし朝なんて 年寄りだらけよ若い連中は仕事終わりに 来るから午前中は暇な老人の憩いの場って 感じだ なそうか俺も元気になったらやってみたい けどこの年だし蝶を切ってるからな あいつだって何事にも挑戦する姿勢が大事

なんだよ麻田のじいさんも今度行こううん 行けたら行ってみる よレジさんと俺はその後なんだか仲良く なってしまったもうこの年齢になるとお 互いじいさんなので若い頃のように年齢さ をそこまで感じ ないレジさんは俺のお見舞いにやってきて は雑談してくれるのだ俺はレジさんと 知り合えて良かったし小さかった蒼太君 山岸先生にもあえてよかっ たこれから元気になったらもっといろんな ことに挑戦してみ たい俺の名前はや30歳の男だ現在俺は 会社員として毎日頑張って働いている 忙しいが俺は仕事が好きなので朝から晩 まで仕事のことを考えて生きてきた今で こそ普通に3色ご飯が食べられるが俺の家 は母子家庭でかなり貧困を極めていたので 子供の頃はご飯がまともに食べられなかっ たきちんと食べられるのは学校の給食だけ だったのだが給食は小学校までだった俺の 通っていた中学はお弁当か勾配で簡単な ものを買うくらいで高校も弁当もしくは 食堂だった俺は高校には特大性として私立 に通っていたので実は公立高校に通うより も 安い俺の時代には高校無償家の話なんて 全くなかし効率に通うのですら大変だった のだ俺はそこそこ頭が良かったので県内で も新学校の私立高校を洗顔で受けたのだ 洗顔で受けて上位の点数なら特体性として 学費無償だったのでこれは大きいだから俺 は高校の学費なんて払ったことがなかっ た俺が高校に合格した時はは母さんは泣い て喜んでくれ た私立高校なだけあって大半の家の子は 中流家庭の子もしくはお金持ちの子だった 中でもお金持ちだったのがカスミという 女子だカスはいつも髪の毛がサラサラで ハイソックスもいいブランドのものを履い ていた高校生にして尾店とかグッティの 財布なんかを持っていたしのお金持ちなん だろうなと思っていたら父親が会社経営者 だったらしいそれでいつも父親に立って 欲しいものを買ってもらっているようだっ た俺にはそんなブランド品は縁がないので すごいなと思っていたがある日事件が起き たカスが持っていたグッティの財布が なくなったとかでクラスで大騒ぎになった のだどうしよう私のグッティの財布がない きっと誰かが盗んだに違いないわよえちで かか何か心当たりとかあるうんそうねどこ かの誰かさんなら盗みそう かしらもしかしてあいつそう帽子家庭なの に特大性としてこの学校に来ているあいつ

よおいおいなや盗みはいかんぞお前カスミ のグッティの財布どこにあったえちょっと 待ってよ俺はそんなの知らないよ嘘つくん じゃねえお前くらいしか盗むやつなんてい ないだろうがとにかく 出せよだから持ってないって言い訳しても 無駄よどうせなやが持ってるんでしょいい から返してよあれお父様に買ってもらった のよ高かったんだからでも持ってないもん は持ってないって俺の言分も聞かず健太と カは俺の机やカの中をごそごそと漁り出し たでも全く見つからない俺の机は ひっくり返されて教科書やノが床に 散らばったそして鞄の中もひっくり返され たので俺の弁当箱がゴロゴロ転がって しまったの だせっかく母さんが作ってくれた弁当なの になんてことしてくれたんだと思ったその 時健太が弁当箱の包みをほいてその中に金 を隠しているかもしれないと言い出したの だそんなことするアホがいるかと思って 制止しようとしたが健太の力には叶わ なかったなんだここにも入ってないかそれ にしても日の丸弁当みてだな白米に梅干と 卵焼きだけてしぼこんな豚の餌みてなもん 食ってのが毎日こそこそ弁当を食ってるな と思ってたけど恥ずかしくて見せられ なかったん だろうそれ は確かに俺の弁当は白米に梅干と卵焼き だけだった作ってくれている母さんには 申し訳ないが俺はちょっとだけその弁当を 見られるのが嫌だと思っていただからいつ も腕で隠すようにして食べていたのである カスも覗き込んでゲラゲラ笑っていた うわあうちの犬の方がよっぽどいいもの 食べてるわこんなものしか食べられない から痩せすぎのひろがりなのね えっとうちはね毎日いいお肉を食べている のよ私のこのダイナマイトなボディは良質 なタンパク質でできているのそしてこの つややかなお肌は高級な果物のおかげを あんたのとじゃ1つ1万円するマゴやめろ なんて食べられないでしょう [音楽] ね確かにカスミはデブではないが程よく肉 がついていて貧乏人目線からしたら毎日 いいもの食べてそうな感じだったきっと 髪の毛がサラサラなのも肌がツルツルなの も質の良い食べ物のおかげなんだろう一方 の俺は毎日所職だったので栄養が足りてい ないのか筋肉はなくて他の男子に比べると 細かった自分でもそれが嫌で筋トレしてい たのだがそもそも摂取すべきタンパ質が 足りていないので増量するわけも

ないうちではお肉が出るのはお祝いごと くらいだったので肉を毎日食べられるカス の家は 羨ましいでもこんなに性格が悪い人間の こと自体は羨ましくもないしカみたいに なりたくはないと思っていたカはいつも 健太それからその日欠席していたサトシ などをはらせており女王様気分だっ たそれから他の女子からもイフの念を込め てカさんとかカ様など呼ばれていたので スクールカースト上位だった確かに見た目 も綺麗だし成績も良かったので尊敬されて いるのだろうでも性格だけは本当に鼻持ち ならないやつだった結局財布はカスが ロッカーの奥に突っ込んでいたことが発覚 し俺の無実が証明されただけど霞も健太も 俺を疑ったことを謝りもしなかった普通 そこは犯人扱いしてごめんなさいだろと 思ったが面倒くさかったので黙っていたの である高校時代はあっという間に過ぎた 美人で優秀なカは有名次第に進んだ俺も そうして大学生になっていた大学は小学金 を借りて入ったので卒業と同時に数 100万の借金ができたわけであるそれで も俺は大学に行って勉強したかったし 母さんもそれを望んでいた母さんはどうし ても大に行きたかったそうだが祖父がそれ を反対したので行かせてもらえなかった らしい昔の人は女の子に学問なんていら ないという考えの人もいたようだが母は 短大に行って資格をたくさん取っておき たかったそうだ母さんは普通化を出ている ので高校在学中に簿記などは取っていない だから高卒のまま仕事をすることになるの なら商業高校に行けばよかったなどと ぼやいていたまそれだったら仕事に直結 するし普通か卒よりも需要があるかもしれ ない下手に普通過の高校を出たばかりに 母さんは資格も何もなかったので高卒後は パートだけをしてい た父さんと別れたのは父さんの浮気が原因 だったけれど母さんは養育費ももらえてい なかった父さんはよそで子供を作って あげくそっちを大事にして俺たちを何がし にした俺はもし将来家庭を持ったとしても 絶対に妻を泣かせるような男にはなりたく ないと思ったものである俺からしたら 父さんなんてもう父さんとも呼びたくない 存在だったの だそんな過去があって俺は卒業後会社員と してこうして働いている部下もいるし毎日 やることがたくさんあるけれどに困らない のはお給料をもらえているから だ高校の頃は許可製でバイトをしていたが 高校生は深夜などに働くことができないし

稼げる額が知れているそれに母さんの不要 家族なのでどれだけ頑張ったとしても 100万ちょいで頭打ちなのだそう考える と頑張れば頑張るだけ評価されて補給料が 上がる会社員はちょうどいい俺は貧乏な 子供時代を送ったので安定した公務員より インセンティブでがっつり稼げる会社員を 選んだ俺の会社では営業マは インセンティブ報酬がつくので努力がその まま金銭として目に見えて現れるの ださて今日もそろそろ切り上げて帰るか もうクタクタ だ俺はちょっと残業続きだったのでその日 は少しだけ残業する程度にとめて帰ること にした家のポストを見てみると高校の頃の 同級生から同窓会の誘いの手紙が来ていた 俺はそいつとそんなに仲良くなかったし仲 が悪かったわけでもないのだが実は大学が 一緒だっ たその同級生が大卒と同時に結婚すると 言っていたので年賀状を交換し合う中に なっていたのであるだからの住所を もちろん知っている俺は結婚祝いそれから 新築祝い出産祝いなどをしていたので 向こうもお返しを送ってくれていたまあ 悪いやつではないただの同級生のよしみの ようなものだ同窓会にはあまり行きたく なかったが実は気になる存在がい た高校のクラスメトの不のことが俺は ずっと好きだっ たは俺がどれだけ貧乏人で嫌われていても 俺のことを嫌ったりしなかっ た初夏の6月後半俺は高校からの帰りに 具合が悪くなってしまった冬も同じ帰り道 だったのだが帰りにコンビニによって俺に スポーツドリンクを買ってくれたのである ねこれを飲んでさっきから顔色悪いけど もしかしたら熱中症じゃないのえ熱中症 まだ6月だけど今年はとても暑いし今日は 大まったじゃない水分が足りてないのかも しれないわそれと塩分も ねそっか俺水は飲んでたけど塩分は取って なかったかも水を飲む時は塩分も大事よだ から熱中症にはスポーツドリンクなどが 1番なのよ本当は蛍光水液があるとけど 薬局は遠いから へえそうなんだ塩を舐めたり梅干とかも いいわね梅干はクエさんが入ってるから 疲労回復にもなる し梅星は毎日1個だけ食べてるよそれにし ても詳しいね誰かに教えてもらったのお ばあちゃんのちえよまおばあちゃんは看護 師でもあったから色々詳しいのうーんそう なんだ飲み物ありがとう今度お金を返すね えっと140円でいいかな

えそんなのいいよ私が買いたくて買ったん だし気にしないでそれより家に帰ったら 太い血管のあるところを冷やしてね例えば 首とか脇の下とか足の付け根とかうん 分かったためになる話 ありがとう俺はその時冬のことをいいなと 思ってしまった 彼女はクラスでも目立たない存在で眼鏡を かけていて大人しい感じだっ た休み時間は本読んでばかりだったので 文学少女だったと思う確か前にちらっと見 た時難しそうな本を読んでい たミシェル風港の本だったけれどなんだか わけが分からなくて俺はお手あげだったで も冬は熱心にそれらを読んでいて楽しそう だった 大学は文学部に進んだと聞いたがそれ以降 会っていないもしまだ独身ならいいなと ちょっと期待してしまっ た同窓会当日俺は急にお客さんに呼び出さ れてしまい仕事帰りに行くことになった もっと時間に余裕があれば着替えて私服で 行きたかったのだがスーツのままだった それを見たかは俺のことをなししたのだえ あんたがスーツってもしかして働いてるの あんた無理して大学に行ってらしいけど私 の大学と違って格下だから意味なさそう まあ私はあの天下の大卒だから ねうん急に呼ばれて仕事に行ってたから スーツのままなんだ着替える時間もなくて ねはああんたが就職ねあんたゴミみたいな 会社って どこまあの大学のレベルなら大したこと ないんでしょうけど え君の父親の音々取引先だよ え俺双葉って会社で働いてるんだ君の父親 の会社に製品を下ろしてるよ双葉ってあの 最決勝者の双葉ちょっと待ってよなんで あんたなんかが勝者に入れるのよあんた どうやって入ったの えどうやってって普通に新卒採用で入った よ俺留学なしでトイック950点も取った し大卒後に交換留学で海外にも行ったし そこら辺評価してもらえたのかなああんた がトイ950点に交換留学ですってうん そうだけどそれでみは何してるわけ えっと私は家事手伝いだ けどその時横にいた女子がぼそっと呟いた 尚弥君を馬鹿にしてるからさかしいい ところにお務めかと思ったら残念なのねね なんですってていうかあんた誰よどこの ドイツ よわからない私冬だけどはあんたがあの 陰気臭くて地味だった ふみなんとこの女子はふみだった見た目が

高校時代からガラっと変わっているので 全くの別人に思えてしまったのだふみは 髪の毛を肩まで伸ばし少し緩いウェーブを かけているそれから化粧でさらに元から 整っていた顔立ちが強情されて目力のある 美人になってい た高校の頃も眼鏡から覗く目元がキリっと した二重でとてもいいなと思っていたでも コンタクトだかレーシックだか知らないが メガを取ってアイメイクをしたらこんなに 人は変わるんだなと思ったカは自分より 綺麗になった不に言いまされそうになって おり困っていた立派な大学を出ても父親の 仕事すら手伝ってない人ってもったいない わま私にはのないことだしどうでもいい けど何をあんたなんかに言われたくないわ よこっちはこれから花嫁修業はするなよだ から今家事をお母様に教えてもらっている のこの年で家事を教えてもらうのもっと 早い段階で教えてもらった方が良くない かしら家事なんて中学生にもなればある 程度1人でできそうだけど私はこれから いい結婚をするために家事を徹底的に 覚える できればお父様以上の稼ぎがある人がいい わそうね年収15億がいい わかめそんなこと言ってるけど現実見た方 がいいぞはあんた誰健太だけど年収10億 なんてさそんな男はもうとくに奥さんい るってのかはまだ自分が行けてると思っ てるかもしれないけどもう俺たち30歳だ ぜ本気で結婚したいならそれなりに妥協し ないとあんた昔は私の味方だったじゃない どうしてそんなこと言う のだってさなんだか痛々しいもんみんな 仕事や家庭を思ってるのにそうじゃないか が言いたい放題なの見てて哀れになってき ちゃっ たさしよねあんたもひどいわなんてこと 言ってくれるの私だって今まで頑張ってき たのよおりおり教室行ったりメイクを習っ たり婚活パーティーに行ったりああ あーなんか違うんだよな何よサトも最低よ あんたこそどこに勤めてるのよどうせ高校 の頃もバカやってたし大学でも遊んでたん でしょ え俺は国家公務員だよたまたま来られて ラッキーだったわ俺毎日忙しくてさは国家 公務員 ああ俺外務省なのじゃあけたは何してるの よ俺は一緒だよ大学を途中でやめて アフリカからアジアから旅しててそれから 医学部に最入学したんだよなそれでやっと 医者ってわけよあのアホだったあんたが 医者ですっ

て高校の頃さして成績が良くなかった健太 もサトもそれなりの職業についていて びっくりし た人間ってどこで変わるかわからないもの だおっといけね呼び出しだ俺麻酔かだから オペがあると頻繁に呼び出されるんだわは ちょっと待ってよじゃなおっとなおやお前 のこと高校の頃に嫌がらせしてすまんかっ た俺今では反省してるしあれからずっと 謝りたいって思ってたでもお前の連絡先が 分からなくて会えなかったんだ 後で深夜が知ってるって分かったけどああ 深夜は俺と同じ大学だったし色々付き合い があったからねこれからも仕事頑張れよ まあ医者の忠告じゃないけど体には気を つけてなうんありがとう健太こそ医者の不 摂生にならないように ね健太は呼び出されてしまったので途中で 抜けてしまった深夜は俺に手紙をくれたの では深夜にもお礼を述べたもし深夜が誘っ てくれなかったら俺は見えるほど綺麗に なった不を見られてなかった だろう俺が礼を言ったら深夜は当たって 砕けて来いと言ってくれ たでも俺は自分から気がありますなんて口 が避けても言えないしかし冬もこっちを チラチラ見ていたのでもしかして俺に気が あるのでではないかと思ってしまった え酔ったよったやべえあんまり飲みすぎる と明日きられ ねえスマホ スマホあんなんだこれ俺のスマホじゃない のかちょっと返してよそれは私の よなんだこの 待受けカスミと知らないおっさんが気持ち 悪いことしてる やサトシは結構酔っていて間違えてカスの スマホを手にしていたその待ち受け画面が とても最悪でカと知らない小太りのおじ さんがいやらしいことをしている写真だっ たそれを見て俺は激しく後悔したもう食欲 も失せるレベルである冬も顔が真っ青に なってい た体操ご立派な趣味をお持ちなのねやめて 本当にやめて見なかったことにして その人誰か知ってるわよ私の学校の先生だ からえあ私は高校教師なのその男性は高校 教師の佐々木先生ねいやあどこでどんな 繋がりがあるものか分かったものじゃない わね待ってこのこと佐々木さんに言ったり しないわよねどうしようかな佐々木さんの 奥さんにばらしようかな奥さんのマイク さんも先生だし いやーふみは高校の教師になっていたそう だまあ彼女も結構勉強ができる方だったし

真面目な性格だから似合っているなと思っ ていたそしてこのおじさんは彼女の学校の 同僚なのだという教師の中には生徒に いやらしいことをしたくてなった人もいる また俺の高校は私立で速が厳しかっただが 先生同士で浮気などは結構あった教師は 生殖者のように思われているけれど実際は そうでもないのかもしれないただ普通の 人間と同じで真面目な人もいればそうで ない人もいるという話だかは悲鳴を上げて スマホを取り返してい た直弥君にごめんなさいって謝ったらこの ことは言わないでおいてあげるけどどう する 分かったからじゃあさっきけなしたこと 謝ってあげ てなやあんたのことけなしてごめんそれと 高校の頃も悪口言ったりしてごめんだから 許してくださいこの通り ですうん分かったよもういい よじゃ私は帰るからお金を置いておく わそうしてかは逃げるように帰っていっ たっぱ は俺に絡んできてうざかったけれど高校の 頃と違う今は俺のことを馬鹿にしたりし ないしただちょっと面倒くさいなと思う だけだったしかしサトも急に上司から電話 が来てしまいすぐに職場に戻って来いと 言われた らしい公務員は楽そうだと考えていたが キャリア組はやっぱり 違う国家総合色を突破したくらいだから サトはきっとそれなりに勉強したんだろ やべえ酒飲んでるのに戻らないとだわ今 からだともう明日の夜中まで帰れないか もすごいね体壊れそうじゃないすでに血圧 上がりそうだよぽっくりちまこうな ちょっと怖いこと言わないでよまあ気を つけ てじゃ俺も先帰るわ これと一緒になって高校時代悪ふざけして たつもりだったけど今考えたらひどすぎだ よなでもさお前ってすごいよ家が貧乏だっ たのに真面目に大学行ってそれからトイも 留学もそれに勝者 だろ語学力で言えばサトシに負け るってそりゃ外務省だから英語はまあ できるけど俺の専門は中国語だから英語の レベルはそうでもないんだそんな謙遜し たって外務省なんてそう簡単に入れるもの じゃないしサトシはきっと努力したんだね ま気をつけておじゃまたなサトシは電話が かかってきたから酔いが覚めたようだまあ 忙しい仕事をしている人間はいつでも対応 できるようにしておかないといけないそれ

は俺も同じだった俺は勝者で働いているが 連絡は常にバンバン来る海外の企業とも 取引をしているので社用のスマホは ひっきりなしに朝から夜中までメールが 来るのだ時差の関係もあるが向こうは時差 なんて気にしてないし急ぎの連絡だと大体 アとか書かれている意味はasasで なるべく早く信や対応をしろということだ だから俺はASAPの文字をたら眠くても しんどくても変身だけはしていたその 代わりにお給料をそれなりのくもらって いるので仕事はきちんとしないといけない の だそれから同窓会がお開きになったので俺 と冬は同じ駅の方向に向かって歩いただ けど途中から小雨が降ってきたので一緒に 雨宿りすることにしたので ある駅までは少し離れていたし途中にある コンビニにいたけれど小雨からザーザー ぶりになってしまったのでもう待つよりも 傘を買った方が早いなと思っ たこのままだと病むのを待つよりかかった 方が早いよねそうだねいつやむかわから ないし確かに今日は曇ってたけどまさか こんなに降るなんてなああ俺傘買ってくる ねえじゃあ私も自分の分買おうかな ああどうしようさっき他のお客さんが買っ ていったのかもう残り1本しかないよえ じゃあ尚弥君が使ってよ私はやむまで待っ てるからそんなのだめだよじゃあ一緒に 入る うんいい年してあいあい傘なんて 恥ずかしいと思ったけれどコンビニに残っ ていたビニールガは残り1本だだからもう 2人で1つの傘に入るしか選択肢がなかっ た俺だってずぶ濡れになって帰りたくない し絶対に不を土砂ぶりの中歩かせたく ない多少は濡れるだろうけどあいあいが さして一緒に駅に行った方が増した駅にも コンビニはあるしそこまで行けばもう1本 傘が買える だろうそうして駅まで歩いていると不が俺 の腕を掴んできたので俺はちょっとドキっ とした しかし雷名がしたので不は怖くなって掴ん でしまったようだ私小さい頃に家で 隠れんぼしてたら押入れから出られなく なったことがあるの えそうだったんだその時ドーンってすごい 音がしたんだけどそれは雷が近くに落ちた 音だったんだだから今でも雷の音を聞くと 怖くなってしまうのま一種のトラウマ みたいなものよねねもう30歳なのに 恥ずかしい な押入れから出られなくてこのままこの

小さな空間で大きな音を聞くんだって思っ てたからあの時は怖かった なふみはそういうことしないタイプだと 思ってたなんとなく悪さなんてしないって いうかえ結構悪いことしたよ母親の口紅を 顔面に塗りたくったり妹の靴を埋めて しまったり 女の子が口紅でいたずらするのは分かる けど靴を埋めたって 何事昔は何でも埋めたら生えてくると思っ てたから妹の靴を庭に埋めたのよ確か私が 4歳の頃だったと思うんだけどいこ下の妹 が新しい靴が欲しいって言ってたから埋め てあげたのそうしたら庭から新しい靴が 生えてくると本気で信じてたのよね今思う と馬鹿げてるんだけど可愛いいたずら でしょすごいね豊かな発想だ なまともになったかは分からないけど そんな私も今では社会人よ私は高校教師だ から高校生なんてもうほぼ大人って言わ れることが多いんだけどそうじゃないのよ ね半分子供って感じだから発想も豊かだし 文化祭の演劇なんて私は感動して泣い ちゃう わそういや不は 文化祭の時台本を書いてたよねあの台本 すごかったなふみはやっぱり本を読んでた から分際があるって思ってたありがとう そう言ってもらえて嬉しいわ国語の教師に 慣れてよかったって思っ てるふみはとてもしっかり者で知的な印象 だと思っていたけれど彼女にもやんちゃな 子供時代があったんだと知てなんだか意外 な気がしたそんな意外な面を知っているの はもしかしたら俺だけかもしれない冬は あまり自分のことを高校時代にベラベラ 話したりしなかったから群れるのが苦手 だったり人付き合いが嫌いなのかなと思っ てい たでも高校の頃に熱中症一歩手前だった俺 を助けてくれたりあれこれ説明してくれた から人嫌いではなさそうだただ自分のこと を何でも明けに話すタイプではないの だろう だから俺はこの時冬が幼い頃の話なんかを してくれてとても嬉しかった俺だけが冬の ことを何でも知っている気分になって浮か れていたのである駅についてコンビニで もう1本傘を買って冬に手渡したそしてお 互い逆方向の電車に乗って別れたのである その前に俺と冬は連絡先をを交換した高校 の頃俺は携帯なんて持っていなかったし あったとしてもアドレスが変わっていた だろう俺と冬はLINEを交換したので俺 は帰宅後ニヤニヤしていたちょっと経って

から冬から今日はありがとうのLINEが 来て即返信し たその後俺と冬は時間を見つけて互いに 連絡し合うようになった俺も仕事が忙しい ので通話できる時間は限られているが冬と 話しているととても 落ち着く俺の頭の中にデートとか結婚と いうワードが浮かでは消えていた俺ももう 30歳だしそろそろ彼女だってほしい早く に結婚した深夜のところには大きな子供が いるから家庭ってどんなものかなと ちょっと気になって久々に深夜に連絡を 取った そうしたらまだ告白してないのかよと言わ れたので俺はいよいよ冬に告白する決心を つけたので ある同窓会から3ヶ月後久々にふみと会う ことになったふみは今日は髪の毛を巻いて いないようでストレートのロングヘアだっ た仕事帰りだったので彼女のメイクは以前 より控えめだったけれどやっぱり美人な ことには違いない 冬ってこんなにまつ毛長かったっけと思っ て眺めていたら何じろじろ見てんのよと 言われ た私の顔がどうかしたえあや高校の頃と 印象変わったけどやっぱりメガじゃない からかなってまレーシックしたからねへえ レシしたんだあれって痛くないの酔いかけ てるから痛くないわよでも目は開けたまま だしもちろん全身麻酔じゃないから意識は あるわ ええ俺はそんなの無理だなだったらずっと コンタクトでいいや怖いもんでも楽だから おすめよそれより話があるって何あえっと 本当は違う日の方がいいかと思ったんだ けど今日どうしても言いたくて ん今日は冬のでしょだからおめでとう 誕生日改めて今度ご馳走するから プレゼントだけでも今日渡しておきたかっ たんだえ嬉しいありがとうわざわざその ためにうん誕生日にあって直接おめでとう が言いたかったんだこれあげていい かしら冬は俺が手渡した包みをほいて簡単 の声をあげていたそれは生まれ年にに作ら れたワインだったからだ同窓会の時 おしゃれな居酒屋だったのでワインも置い ていたから冬はワインをひたすら飲んでい たしかも結構なハイペースで飲んでいたの に顔が赤くなっていなかったので後で聞い たらお酒に強くてワインが好きだと言って いたのであるそれでこれをプレゼントとし て選んだらとても喜んでもらえ た重いもでごめん家に送るか迷ったんだ いやありがとうとっても嬉しいわちょうど

この間いいチーズを買ったのよ ねねえふみあのさお願いがあるんだ何ここ からが問題 だ俺と結婚を前提に付き合ってくれないか えそれってだからこれから俺たち真剣にし たいどうか頼む俺やっぱりふみのこと 大好きなん だなや 君ありがとう私も真剣にお付き合いして 将来のことを考えたいわやった本当じゃあ これから恋人だねそうね改めてよろしくね こうして俺たちは正式なカップルとなった それから交際を1年続けて晴れて結婚した 結婚式には昔俺に嫌がらせして今は会心し たサトと健太も来てくれた大学でも同じ だった深夜も来てくれたしとても嬉しかっ たこれからは冬と一緒に新しい家庭を築い ていこうと 思う私の名前はみさ高校生の女子でである 私の学校はいわゆる新学校でみんな高校に 入った時から勉強付けだった部活に入る ことも推奨されていて文部領土を目指して いる学校 だ私はバスケ部に入りながら毎日出された 宿題をやってい た中学の時とは比較にならない量だし新 学校なので参考問題集がとんでもなく 難しい別の高校に行った友達と休みの日に お茶をしていて学校の話になったのだが 友達はうちの高校の震度にびっっくりして いただって1年生の最初の方に数学1Aが 終わるから だ私は数学がとても苦手だったのでこんな に早いスピードで進まれて困惑したでも 行きたい学部は理系だったので必死になっ て勉強した高一から模を受けさせられるの だが散々な結果で何度も落胆した はあまた今回もD判定かこんなのじゃダメ だよねもっと頑張らないとでも宿題も多い し予習復讐を毎日してると模の対策までは いやこれは言い訳ねもっと頑張らなきゃ あーでも眠い 部活そして学校の宿題と予習復讐で毎日 寝るのは日付が変わってからだった一時を 過ぎるのは当たり前で遅い時なんて窓の外 の空が白くなっていたのであるふと時計を 見たら朝の4時前だったので軽く仮眠を 取ってから私は学校に向かっ た2年生からは塾に通っていたのでさらに 忙しくなった毎日ヘロヘロになりながら塾 について栄養ドリンクを流し込む眠気で どうにかなりそうだったが私は夢のために 頑張っていたそんな私を馬鹿にするのが塾 で同じだったあけみだあけみは中学は同じ だったが彼女は別の新学校に行った私の

学校より1つランクが上なので見下してき たの だねえって医学部目指してるんだって あんたには無理だってやめときなよ惨敗 するだけだからえまあ今の時点では受かる なんて思ってないけどどうしてあみに そんなこと言われないといけないの私だっ て頑張ってるんだから放っておいてよ はあんた誰に向かって口聞いてるの私は あんたなんかより上にいるのs女学院高校 はあんたの高校よりランクが上なんだから それにあんたて貧乏だから公立にしか行け なかったんでしょう私立の滑り止めすら 受けてなかったものね危くここを浪人する とこだったわ ね何もそこまで言わなくても確かにうちは 私立に通わせる余裕がないって言われて 公立高校に行ったけどさそもそも私立高校 に行かせられない時点で医学部な無理なの よ貧乏は医者なんて夢のまた夢無理だから 諦め なさいうちはあけみが言うほど極貧では ないが下に2人兄弟がいるし私立高校に 行かせてやれないと言われていた塾に通わ せてもらっているがそれも本当は申し訳 ないくらいだ一方あけみは父親が大手者 らしい中学にいたのは父親の転勤のせい だったしかしあみの父親はそれ以降は単身 不妊すると決めたそうだだからあみは都内 の有名な女子新学校に通っている田舎では 公立市場主義らしいが都会はそうでもない 東京でも公立の新学校はあるのだがお 金持ちの家の子は中学から私立校に行っ たり高校から私立に行く 私は一度見学に行った別の女子校に引かれ ていたが家庭の事情で公立高校1本に絞っ た落ちたら老人なので緊張したがなんとか 公立の新学校に受かったのであるあけみに 馬鹿にされようと私は自分の夢を諦める ことだけはしたくなかった医者になって 病気で苦しむ人を助けたかったの だの通りお金がそんなにない人間は医学部 なんて無理と思われるかもしれないでも とある題なら学費がかからないと知った それにB下大学校ならほぼ公務員のような 扱いを受けるそうだしお賃金まで出るこれ なら夢を諦めなくていいと思ったそういう わけで私はとりあえずB下大学校を目指し て頑張ることにしたのだ はあまたD判定かやっぱり数学がダメだわ 全然解けてないそれに物理 も散々だわあら何その判定ちょっとやば すぎないそんなのでBか大学校なんて本気 で受かると思ってるのこれだから二流高校 の人間はs女の私には叶わないのよ私は

ほらどの大学の医学部も全部A 判定あんたは理系に向いてないのよ今から でも遅くないから文献に転校しなさいでで も諦めなければ最後に逆転できるかもしれ ないじゃんなんでそんなひどいことばかり 言うの私だって不安でたまらないのに余計 なこと言わないで欲しいよこっちは親切に アドバイスしてやってるんでしょ分かって ないわねみさは元々天才型なんかじゃない んだからどうあいたって医学部なんていけ ないわよどうしても医学部がいいって言う なら看護学科にしたらそれなら医者と 付き合えるんじゃないどうせ医者同士の 結婚とか夢見てるんでしょあんたブスなん だし看護師でもいいから手に食つけなさい よ夢みたじゃないわよあんたに医者なんて 無理ブスで頭悪い人は医学分目指すとか 抜かさない で私あみに対して嫌なこととかしてないよ ねなんでそんなに私に対して辛辣なこと 言えるのひどいひどい よだってアホがこんな塾に来てると本当に やる気失せるんだもの私はこのまま合格 ラインを保って医学部に入りたいのにみ みたいなアを見てると嫌になるの自分の 愚かさが分かってないやつを見てると イライラするの よ悔しいけれどあけみは私より頭が良かっ ただから虫の判定はどれもえ判定で合格 間違いなしだった塾の先生からも褒められ ていてあけみは嬉しそうだし自慢げにして いたでも私を馬鹿にしていい理由にはなら ないこんな風に他人を見下して笑う人間は いくら頭が良くても私は尊敬でき ないなんだかあけみに医者になって欲しく ないとすら思ってしまったあけみみたいな 人が医者になったらさらに傲慢になって 患者さんを見下しそうだから だ私が医者になりたい理由は双子の姉だっ た姉は生まれてすぐにこの世を去ったので もちろん会ったことはないでも母親から 聞いて私は姉に会ってみたかったなと思っ ていた姉は先天性の疾患があったようだが 私は健康そのものだった同じ双子でも全然 違うんだなと感じたと同時に姉のように 幼くして亡くなる子供を救えないかと思っ たそこで3婦人家の医者になろうと思った のである姉が生きられなかった分私が 頑張って病気の子供たちを救ってあげたい そして元気になる姿を見てみたいなと思っ ただからあけみに馬鹿にされても毎日毎日 も勉強を繰り返したはっきり言って気が 狂うほどの勉強料で私は実質で頭を抱えて 唸ったり疲れ果てて勉強机で寝ることも しばしばあったカフェイン料を飲んで

無理やり起きてガムシャラに問題を解いて いくそうするうちにだんだんと模の判定も 良くなってきた私の判定はDからCそして Bまで上がったのだもうほぼ合格圏内で あるやったやったわ私もついにB反対が 取れたんだ頑張ってよかったはでもこれ からもっと努力していかないと ね何よビ判定ごときで喜んでるのこっちは 軽大学医学部もえ判定よあんたはそうやっ て浮かれてるといいわどうせ本試験で 落ちるんだ からあんたが落ちて泣くざを見たい な勝手に言ってれば私はあみに何を言われ てももうどうでもいいから私に絡んでくる なんてよっぽど暇のねそんな暇があるなら 勉強すればいいの に何よあんた本当にむかつくわね私を誰だ と思ってるのお父様に言いつけてやるんだ から言えばいいじゃんお父様て単身不妊で シンガポールでしょ言ったところで何もし てもらえないと思うんだけどなさて私は 英語の復習やるから邪魔するならあっち 行っ て私がそう言ってやったらあけみは時短だ を踏んでいたちょっとぽっちゃりしている のでまるで思を踏んでいるようだ固形だな と周りからも思われる だろうあまりうるさくしていると自習室 から追い出されるし勘弁してほしい そもそもこんな人間と会話することすら 時間の無駄なのだ勉強は本当に辛くて私は 何度も泣いていたB判定だから医学部に 入れるとは限らないどうやったら永判定に なれるのだろう か考えても考えてもどうにもならないただ 勉強するしかないと悟ったのだが気合を 入れて毎日机に向かうのはしんどいでも きっと医学部に入ったらもっと辛いことに なるだろうそれにB科大学は両生活と聞い ているしかなり自由度は下がるでも医者に なるために私は何としてもその大学校に 入って医学を勉強したかったのだそうして 3年生になって冬を迎えた私は今回も1本 勝負だつまりB科大学校しか受けられない 新学校でバイトはできなかったし親に たくさん受験させてほしいなんて言え なかった下にも兄弟がいるし私はなんとか 一発で合格して見せると決めていたの だもし落ちたら自宅浪人するかバイトし ながら予備こに通うつもりで あるそして受験のために早く起きて会場へ 向かうため家を出たしかし駅に向かう途中 で倒れているホームレスの方を見つけたの だその人は足を押さえて唸っている顔から 大量に汗が吹き出していた足は荒らぬ方向

に曲がっていて白音でも折れているんだと 分かったおじさん大丈夫ですかどうしたん ですか ううそこの階段から滑ってしまって足を 痛い 痛い今すぐに救急車を呼びます待て君は 受験生だろだって手に赤本を持っている じゃないか君は今から受験に行くんじゃ ないのかえそうですけどここでおじいさん を見放したら私は一生後悔すると思うん です そんなそしたら君はその手に持っているB 下大学を受けられなくなるお願いだから 放っておいて くれ迷惑をかけたくないん だ確かに今ここで救急者を呼んで登場し たらBカ大学を受けられませんでもそし たら私は医者に慣れたとしても後悔すると 思うんですそれなら今ここで困っているお じいさんを助けたい です私はポケットに入っていたスマホを 取り出してすぐに119を押したそれから 物の10分で救急車は到着したおじいさん はうんうんうって苦しそうにしている私は おじいさんのことが心配でたまらずついて いくことにしたおじいさんは山崎太郎さん というらしい年齢は70歳とのことだ こんなお年の方が外で暮らしていて怪我を して困っていたなんてなんだか悲しくなる もしあの時私が助けなかったらおじいさん はどうなっていたんだろうきっとそのまま 苦しんでいたに違いない病院で処置を受け たおじいさんはありがとうと私に言ってき た 足に巻かれたギプスが痛々しいがさっき より顔色が良くてちょっと安心し た私はそれから帰ることにし たもう受験会場に行っても仕方ないし家に 戻るのだ母は受験せず帰ってきた私に何が あったのか聞いてきたので私は一部支を 話し たそういうわけで私はおじいさんを助けて 受験には間に合わなかったの はあだからもう来年だなバイトして予備こ にか言わせてねえいい でしょうーんそれはいいけどでも三崎は 後悔してないの後悔してないよだってあの 時おじいさんを見捨てていたら私はずっと 後悔したと思うんだそれで受験に合格し たって何も嬉しくないよおじさんが助かっ た方が私にとっては嬉しいん だみさあなた本当に優しいのねあなたが娘 でよかっ たでもでもずっと頑張ってきたから受験 できなかったのはちょっと

悲しいごめんなさいやっぱり悲しい よ私は母の前で泣いてしまった後悔してい ないと言っていたがこれまでずっと頑張っ ていたのでやはり全く後悔がないと言うと 嘘になる私はあの時おじいさんが助かって 心からほっとしたがその後に何とも言え ない気持ちになっただから悲しいとか思う のはいけないことだと思って泣かないよう にこらえていたのであるでももう何をし たって遅い受験は終わってしまったし私は 今回受けられなかったのだそうなると次の 試験を目指すしかない来年のためにバトし て予備校に通いまたB科大学を受けよう それとたくさんバイトをしたらJ化大学も 受けられるだろう学費の高い私立の有名 医学部は受けたとしても授業料やら入学金 が払えないのでそれは最初から諦めている 学金を借りるという考えはなかった卒業と 同時に数千万の借金なんて払うことを考え たらぞっとしたからだだから来年はこの2 項を受けることにしたので あるそうして私はすぐに来年のために準備 を始めたくよくよしていても何も始まら ないしそれなら来年のために早く勉強をし た方がいいと思ったのである予備こに通い ながら会いた時間はアルバイトをした飲食 のバイトなのでまかなも出るし ありがたいある日私は呼び校の帰りにある 女性に出会ったその人は見た感じ40歳 くらいの人だったあのみささんではない でしょうかえはいそうですけど あああなたにあえてよかったあのずっと 探していたんです ええ私をですかでもなぜあなたがああ申し れで進みません私山崎里子と申します以前 にホームレスとなった父を助けてくださっ たそうでああの時のおじいさん はい父の太郎は借金を作ったことが原因で 母から離婚され家を失ってホームレスに なっていたん ですホームレスとなっていたこと自体私は 最近知りました行政が怪我して治癒された 父を保護してくれていたそうでし てそうだったんですかでも保護されていて よかったですあの後どうなったのか気に なっていたので気にかけてくださって ありがとうございます私は父のことが 大嫌いでした借金をしてきて常に母に叱ら れているようなだらしな父でしたから 見限っていたんですでも久々に会った父は とても小さくなっていてもう過去のことは 水に流そうと思いました父もとても反省し ているようです しそうだったんです ねあなたはB下大学校の受験をする予定

だったのに父を助けてくれたんですよね あの時助けてくださっていたから会場に 行くことができなかったとかえまあそう ですねでも気にしないでください私には 来年がありますからだからそんな気にされ なくてもいいですよいえいえ私の父のせい でこうなってしまったのですから本当に なんとお詫びしたらいいやらどうかこれを 受け取ってくださいこれあなたに渡そうと 思っていたんですえこれは受験費用など ですちょっと そんなの受け取れませ んさこさんという女性は分厚い封筒を 渡そうとしてきたそしてさこさんはその 中身は50万円あると言っていた受験に かかる予備口題や参考書の購入費受験料に 当てて欲しいとのことだ大手の予備校って 1年間で100万円くらいするんですよね それに医学部となるともっと大変だと聞い てえ確かにそうですけど私はアルバイトも しているので大丈夫ですそんなことを言わ ずに受け取って くださいでもどうかこれは気持ちですお 願いですから受け取ってくださいそうじゃ ないと私は申し訳なさで押しつぶされて しまい ますじゃあこれはどうでしょうもし私が 医学部に受かったらお祝いしてください これが1番嬉しいですからお父様の太郎 さんとさこさんにお祝いしてもらえたら とっても嬉しいですだから連絡先だけ教え てくださると助かります えいいですけど本当にそんなのでいいん ですかえ私はそれが嬉しいんです誰よりも 先に山崎さん親子にお伝えします ねありがとうございます本当にありがとう ござい ますでもどうして私だって気づいたんです かそれになぜB大学校しか受けないと知っ ていたんです かとても背の高い女の子だと父が言ってい ましたからあと父があなたと会話している 時にB課題しか受ける予定がないってこと を聞いたと ああこの身長ですね私173cmあるので そりゃ目立ちますよね それとそんなこと言ったか覚えてなかった ですなんか逆に気を使わせてしまいました よねすみませんいえいえみささんは悪く ないですよそれにしてもとてもスラっとし ていてモデルさんのようですねいやいや そんな顔はそこまで可愛くないのでモデル には到底なれません ねさこさんは私ので分かったようだ確かに 私はその辺の女の子より断然性が高いし

細みなのでかなり目立つ小さい頃はこの 高信長が大変嫌だった男子から男みたいだ とかでかすぎて怖いと言われていて泣いて いたことだってあるでもミニバスケを始め てからバスケの魅力に取りつかれ私は中学 からバスケ部に入るようになったバスケで は長の方が有利なことが多いし私は ガンガンとプレイしていたそうして楽しん でいる時だけは高信上で良かったと思う それにこうやってさこさんが私を見つけて くれたことで私はいつか合格できたらすぐ に報告することができるだから更信長も 悪いことではないなと思ったそれから私は 今まで以上に勉強を頑張ったなんとしても 1年で医学部に受かりたかったからだ夏の 模試でやっとJカ大学とB科大学校の判定 がAになったこれで合格安全権だでも本 試験で何が出題されるかは分からない私は とにかく医学部の試験を突破するために 苦手科目を重点的に頑張っ た試験の前の日私はお守りをりめていた これはさこさんがくれたものであるさと子 さんは私のためにあれからお守りを買いに 行ってくれてわざわざくれたの だよしお守りも鞄に入れたしあとは参考書 を読み替えしてから寝よ明日は早いし ねそうして受験を迎えたなんと私はJ大学 もB大学校にも合格したたのである父と母 に伝えるよりも早く私はさこさんに連絡し たその後両親にLINEを入れたのである 合格をしたさこさんは通話をかけてくれて 私のために泣いてくれ たみささん本当によく頑張ったわね はあみささんの努力が認められて嬉しい さあみささんのお祝いをするわ ありがとうございますでもお祝いはただ 言葉だけで嬉しいんですえ高級レストラン でお祝いとかじゃないの私はてっきりそう だと思っていたんだけどそんな体操なこと していただかなくて結構ですってこっちが 恐縮してしまいますたださとこさんと お父様におめでとうって言ってもらえたら それでよかったん ですそれならうちに行きませんかそこまで 気を使ってもらわなくてもいいかと思い ますしえさこさんのご自宅にですかええ もし嫌でなければの話ですが父もあなたに 直接お礼を言いたいそうなので是非うちに 来てください表なしさせていただきますね はいありがとうございます是非行かせて いただき ますそれなら今週の土曜日まるまる駅に 午前11時半に集合でいいでしょうかお 迎えに上がりますの でわかりましたではお言葉に甘え

てそうして土曜日に私は指定された まるまる駅前に向かったもちろん手は買っ ているうちの近所にとても評判のいい ケーキ屋さんがあったのでそこでケーキを いくつか買ったのだ気に入ってもらえたら いいなと思っているさこさんは11時半 きっかりに私の目の前に現れたとても上品 そうな格好をしているがお金を無駄に使っ ているとかそういう風ではなかっ た近くのコインパーキングに車を止めて あるのよさ行きましょうかはいわかりまし たうちまではすぐだ からさこさんの車に乗り込んで私は ちょっと緊張していた表なしって一体 どんななんだろうやっぱり祝って欲しいだ なんて言ったら失礼に当たったかなと思っ たさこさんの家はとても立派だった聞けば さとこさんの旦那さんは一緒 らしいさ入って父も今は一緒に暮らして いるのそうなんです ね私も父のこと嫌いだったけれど今はもう 何もかも許しているのよ私たちのために 頑張ってくれていたことも知ったからあ はあ私は昨日抜けた返事しかできなかった 借金をしていたと聞いたが一体何が理由 だったんだろう家族のためということなら 相当な理由があるはずだ人には言えない ことの1つや2つだってあるんだろうこれ 以上探ってはいけない気がしたので私は何 も聞かず黙っていたリビングに入ると とてもいい匂いがしたこんがり開ける肉の 匂いであるキッチンには父親の太郎さんが 立っていたしかもコックのような格好をし ているえその格好 は驚いたかい俺は昔コックをやっていたん だ久々に料理なんてするから美味しいもの ができるか不安ではあるけどまあそれなり に料理はできる方だよおじいさんいや太郎 さんはコックだったんですねああ俺は 小さな街のレストランで働いていた友人の 店だったんだがそこで働かせてもらってい たんだ俺もいつか店を持って家族にもっと いい生活をさせてやろうと思っていたんだ でも俺にはセンスがなかった俺は店の経営 なんて向かなかったんだよそれで借金を 作ってしまって女房に愛想をつかされ たってわけ だそうだったんですかじゃあ太郎さんはご 家族のために本していたんです ねそうだよでもそんなのは言い訳にすぎ ない俺がなんと謝ったって家族に辛い思い をさせたことには変わりないだから俺は その後借を背負ってホームレスになっても 仕方ない人間だと思っていたんだでも君が 助けてくれたみささんあの時は本当に

ありがとうそして申し訳ないB下大学校 しか受けないのにその大学校を受験でき なくなっ て浪人したんだろうでも合格したんだよね おめでとう君の頑張りだ君は絶対にいい 医者に なれる太郎さんありがとうございます私 こんなに嬉しいことってありませんこれ から絶対勉強を頑張っていい医者になれる よう努力します苦労して高校の時に塾に 行かせてくれた親のためにも ああ親子さんも君がいい医者になったら とても嬉しいと思うよそれにしてもこんな 立派で心優しい娘さんがいてご両親も誇り だろう ねそうだと嬉しいですお父さんちょっとお 肉が焦げるわよああしまったオブに入 れっぱなしなのを忘れてい た話しすぎたな俺の悪い癖 ださあもうすぐ出来上がりだからそこの テーブルにかけて待っていてくれた前あ これお口に会うか分かりませんけどお土産 ですどうぞ おおこりゃ有名なケーキ屋さんのものじゃ ないかじゃあ後でみんなで食べようか はいそうして私とさとこさんはテーブルで 待っていた太郎さんは豪華な料理をいくつ も運んできて くれる私の家はそこまで極貧ではないが親 が苦労をしているのは知っていただから こんなに立派なお料理なんて見たのは 初めてであるさすが太郎さんは元コックな だけあるなと思っ た私もいつか稼げるようになったら親や 兄弟に美味しいものをご馳走してあげたい そう思えるくらい美味しい料理だった サーモンのマリネアクアパッツお手ほ リゾットイタリアンのコックだったそうだ からどれも本格的でほっぺたが落ちそう だっ たそれから私たちは持ってきたケーキを デザートとして食べることにした太郎さん もさとこさんもケーキを美味しそうにほっ ている私は太郎さんが元気になってくれて 本当に良かったと思ったあの時は顔色が 悪かったしどうなってしまうのか分から なかったからだ ああみささんにあえて本当に良かったあの 時のことをずっと悔やんでいたからね そんな私はどうにでもなるのでそこまで気 に止まれなくてもよかったんですよ いやいやそんなわけにはいかないよだって 医学部ってとても難しいんだろ来年受かる なんて保証はどこにもないし俺はあの時の ことをずっとずっと後悔していた

からでも受かってくれてよかった ああこれから元気で会って くれ忙しい学生生活になると思うけれど どうか体には気をつけてくださいねはい ありがとうございますこれからどんなこと があっても絶対に諦めません私こう見えて 諦めだけは悪いの ですその方がいいよ何でも諦める癖がつい てしまったら人間終わりだからね俺も再 出発することにしたんだえそうなんですか ああもう70歳を超えているが自宅で料理 教室を開こうと思っているんださこの旦那 さんもいいと言ってくれているしねこの家 に住ませてもらえるだけで本当に ありがたい話だ よ頑張ってください太郎さんなら絶対に いい先生になれます よそれから私は結局B科大学校に入った ここは学生者と呼ばれる量もあるし下宿題 がかからないのでありがたいしかも学費も かからない上に骨格務員として扱われるの でお賃金があるのが魅力的だった私は バスケでかなり上下関係を気づいてきたし 動かれてきた体育会計の女子なのでなんと かやっていけると思った入ってみたら想像 よりも厳しくて毎日慣れないことだらけ だったが友人と切磋琢磨しながら 高め合えるので悪くはない食堂のご飯だっ ておいしかったし満足していたそれから私 は毎日勉強を頑張り石国家試験にも合格し た本当に長い道のりだっった でもここからがスタートである初任実務 研修を終えなければならないそれからは2 年間は舞台において勤務してやっと初級 幹部自衛官としての教育が始まる私はこれ からとても忙しくなるので休みの間に実家 に戻っ たこれから忙しくなるからあまり会えなく なると思うんだだから今のうちにさんと お母さんにお礼を言いたく てみさお前立派になったなあ医学部に 受かった時は俺は本当に舞い上がりそう だったんだよお前あの時受験よりも人けを したそうだがやっぱり優しい心の持ち主は 最後に救われるんだみさこれからもずっと 優しいママでいて くれ体には気をつけてねお医者さんは ハードワークなんでしょ今もあまり寝られ ていないんじゃないのそうだぞお前 ちょっと痩せすぎじゃないかなんだか前に 見た時よりかなり痩せてるぞいやそんな ことないよ心配しすぎだ よ本当は忙しくて食べる時間も寝る時間も あまりなかったでも父と母に心配をかけて しまうので本当のとは言えずにいたこれ

からはどんなに忙しくてもきちんと栄養 バランスを考えて食べないとなと 思う医者の方が倒れていたら話にならない から だそれにしてもどうしてみさは医者になり たかったの予備こに通うのもバイトし ながらで大変だったでしょそこまでして なん でそうだな女の子なら看護師っていうのも いいと思う が今まで言えなくてごめん私の双子の お姉ちゃん生まれてすぐに病気で亡くなっ たよねそれでどうしても産婦人家のお医者 さんになりたかったの病気の赤ちゃんを 直してあげたら天国のお姉ちゃんも見てい てくれるかなっ て みさあんたお姉ちゃんのことそこまで思っ ててくれたの ねごめんね私がずっとお姉ちゃんの話をし ていたからフレッシャーになっていたら ごめん ね泣かないで私はただそういった子供を 助けたいと強く思っただけなのだから お母さんが気に止む必要なんてないんだよ 私にきっかけをくれたお姉ちゃんには感謝 してるん だ母は私が医者を目指したきっかけを聞い て泣き出した実はそれまでなぜ医学部に 行きたいのか言えずにいてずっと理由を はぐらかしていたからだ両親が気にやん なら嫌だったので私は本当の理由を言え なかったでも今なら言えるだっってこれ から立派な産婦人会員になる予定だから だ短い規制を終えて私はまた日常に戻っ たあある時ばったりとあけみに出会ったが 彼女は現役の時に受験を全滑りしたようだ ずっと経大学医学部などの判定がAだった のだがその後勉強をサボってしまった らしいきっと自分なら余裕だと高をくって いたんだろう私はあれから太郎さんが自宅 でお料理の先生をやっていると聞いた今度 時間があったらまた産みを持って遊びに 行き [音楽] たい

※動画の再生速度は右上の設定から変更が可能です。
・動画を違う再生速度で再生する方法
1、動画をタップし、画面右側の“︙”か“⚙”をタップします。
2、[再生速度] をタップします。
3、動画を再生する速度を選択します。
±1,5倍や2倍の速度で視聴可能になります。

※ナレーションが不要と感じられた方はミュートにしてお楽しみ下さい。

※スカッと子猫では実際にあったエピソードを元に再現、編集してご紹介しております。
※当チャンネルの動画に登場する人物は仮名です。実際の人物や地名とは関係ありません。
※当チャンネルのストーリーはオリジナルです。
二次利用、複製、無断転載等の行為は固く禁じております。

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