【感動★総集編】中卒と馬鹿にされた私の結婚式、大企業御曹司の父が暴露した衝撃の真実!親戚の侮辱が一転、式場は騒然!その驚愕の結末とは!?【修羅場】

私の名前はりえ子夫の健二とは結婚して 今年で10年になる結婚前から大の子供 好きだった健二私と結ばれた時も将来は 子供をたくさん作って賑やかで楽しい家庭 を気づこうと言っていたしかし現実は うまくいかないものだ私たちはなかなか 子宝に恵まれずにいた不妊治療も考え夫婦 揃って検査を受けたりなどもしたしかし 共働きということもあってなかなか まとまった時間を治療に咲くことができ なかったのである不妊治療のために仕事を 辞めることについて検事に説得されたこと もあるしかし私は仕事を辞めたくなかった 子供の頃から夢だった業界に就職し少し ずつ自慢も固まり始めた頃だったのだ妊娠 したことによる育休ならまだしも不妊治療 のための給食ではもしも子供ができなかっ た場合社会的にはただのブランクとして 判断されてしまうそれに軌道に乗っている プロジェクトを放り出すわけにもいか なかった賑やかな家庭を作ろうって言った だろうりえ子はそれに協力してくれないの かよ協力したいよでもそのために仕事を 辞めるのは嫌そんな大喧嘩をしたのが数年 前の話それ以来健二の態度は目に見えて 冷たく非常なものになっていた私は もちろん子供は欲しかったし健二の言う 賑やかで楽しい家庭という夢も叶えたいが 小高に恵まれないことは私たちどちらの 責任でもない今は仕事も忙しいしそういう 巡り合わせなのだろうと思っていたのだが 健二はそうは考えていないようだった私が 妊娠をしないのだから私に全ての責任が ある子供ができないのは自分の夢を叶え られないのはお前のせいだという論調で私 を責め立ててくるようになったのだ顔を 合わせれば言い合いになるような状況で私 と健二の夫婦なは完全に冷え切っていた え何よこれそんなある日いつものように 高熱費の支払いをしたついでに預金通帳の 貴重をしていると残高の数字が奇妙なこと に気がついた私たちは自分の給料を1つの 口座に振りように設定しているそこから 健二が高熱費や水道台といった生活費を私 に渡すというような形で家計の主な管理は 検事が担当していたのである増えてない っていうより減ってるお互いの給料から 毎月決まった金額を積み立てると決めてい た口座にはある程度まとまったお金が入っ ていたはずだしかし貴重された残高は数 1円程度しか残っていなかった慌てて入室 金の明細を確認する並んだ数字を追いかけ ていくとここ数ヶ月高額の引き年の記録が 残っているのに気がついたどうやら クレジットカードでの支払いのようだった

もちろん心当たりはないとなると検事の 使ったお金ということになるだろうその日 私は帰ってきた検事に向かって通帳を 突きつけたねえ今日通帳を貴重して気づい たんだけどこの引き落としは何眉を 釣り上げる私に対して健二はふんと鼻を 鳴らして言い返したああちょっと使う用事 があったんだよちょっとってそんな金額 じゃないわよ大体うちの家系は俺が管理 するって言っただろ女が金に関して口出し すんじゃねえよだってこれは子供のために 使おって貯めてたお金じゃないの私がそう 詰め寄ると逆上したらしい剣が音を立てて 椅子から立ち上がるうるせえないつまで 立っても子供なんてできないだろそれなら こんなが溜め込んでたって無駄じゃねえか そんなバンと怒りに任せて机を叩きケンジ はそのまま実質へこもってしまった後に 残された私は信じられない健二の発言と 中身がごっそりと減った預金通帳を抱えて 果たしてこれは現実なのだろうかと混乱し ていたしかし何度確認してみても通帳の 数字は変わらないし耳に残った健二の言葉 も消えることはないそうしているうちに どんどんと冷静になっていく自分に気が ついたこうしてはいられないと立ち上がる このまま検事の元に身を寄せ続けていては 未来はないそして翌月から私は給料の 振り込み先を共同の口座から自分個人の 口座に変更した無断でお金を引き落とされ ていく口座になんて安心して給料を 振り込んでおけないからだ予想していた 通り健二はそのことについて怒鳴り散らし てきたしかし毎月の家賃や高熱費の支払い は私の給料から支払うということを伝える とその怒りは収まったようだったそもそも あの数10万円にも及ぶ支払いは何に使わ れていたのだろうか趣味のものであるにし ても事の実質や車庫にもが増えたはない夜 の店で遊び回ればあれくらい使えるだろう かと考え始めた頃我が家に郵便物が届け られた宛名は健二そのうちの1通はあの 高額の引き落としのあったクレジット カードの会社からだった不審に思って開封 してみるとそれは買い物の迷彩だった 引き落としには書いていなかった金額の 内訳が全て書いてあるケが買い物をしてい たのは女性者のブランドだったバッグや 時計など数10万ではくだらない品物が 並んでいるのを見て私は思わず目まいを 覚えた当然これらの物品が健二の趣味の ものであるだなんて思うはずがない私への プレゼントだなんてうれられるほど脳天気 でもなかったこれはそして残りのもう1通 を確認して私は息を飲むやはり私は間違え

ていなかったのだと確信を抱いて顔をあげ た私は次の日仕事の午後吸を取って更新所 へ足を運んだもちろん健二の浮気調査を 依頼するためである依頼してから数週間で 健二の浮気の証拠は次々に出てきた浮気 相手は夜のお店の女性で健二はそれに貢ぐ ような形で夢中になっているようだった ホテルに連れ立っていく姿や相手の女性の 家だろうマンションに入っていくケの後ろ 姿の写真などが私の手元に届いたのである その写真を見ていて私は賢二への愛情が 完全に失せていることに気がついた検事 からの愛を失っていたことよりも見知らぬ 女性のために数百1円のお金が費やされて いたことの方が辛いのだ更新所の支払いは 前金の調査費と成功報酬とで分割払いを することになっていたそれなりの金額だっ たため検事に使い込まれた後生活費や家賃 も支払った後の私の給料では支払いきれ ない幸い私には独身時代の貯蓄があった それを使って残りの調査費を支払おうと家 に戻って当時から使っている貯金通知を 確認するしかし通帳をしまっていたはずの 引き出しに通帳が入っていないあれここに しまっておいたはずなのに慌てて近くを 探すと別の引き出しに乱雑に通帳が 押し込まれているこんなところにしまった んだっけと手に取った瞬間嫌な予感がした 震える手で中を確認すると案の定ここ数 週間でごっそりと残高が減っている何これ ここに通帳をしまっていることも暗証番号 を知っているのも健二だけだこの 引き落としが健二の手によるものであるの は明白だった毎月の給養だけに飽きたらず 私の個人的な貯蓄にまで手をけられたのだ もう耐えられない私は開花のリビングで くいでいたケンジに向かって大きな声で 問い詰めたちょっとケンジこのお金何に 使ったのあ あ私が差し示す通帳を見てケンジの顔色が 変わるさすがに他人の貯金を勝手に 引き落とすのはまずいと思ってはいる らしいしかしそんな様子もたったの数秒の ことですぐにケは開き直りらと笑い始めた ちょっと今月の支払いが追いつかなくて 使わせてもらったんだよいいだろ俺たちは 夫婦なんだから貯金は共同財産なんだし そんなのおかしいでしょこれは私が独身の 時から貯めてた個人的なそれに支払いって こんな大金何に使ったのよ言ってからはっ と気が付いたこれもあの女に使ったのあの 女 という言葉にケンジが目を見開くなんだよ 気づいてたのかその発言は完全に開き直っ ていた私は我慢できなくなって手に持って

いた証拠写真のファイルを検事に突きつけ たそうよ気づかないとでも思ったのあなた の浮気の証拠はここにあるからああああ 分かった分かったよ話し合おう今からミを ここに呼ぶお前も裁判だのなんだのする前 に相手と話し合っておきたいだろ話し合 いって今更そんなことでいいからとにかく 落ち着けて落ち着けるわけないでしょ私と ケンジが言い争っている間にピンポンと 玄関のベルが鳴ったいつの間にかケンジが 連絡を取ったらしい浮気相手が家まで たどり着いたのだろう来てしまったものを 追い返すわけにはいかない本当のことを 言えば追い返してしまいたい気持ちもあっ たが賢二たちはどうやら話し合いとやらを したいようだそれに応じなければこの場が 収まることはないだろうあああなたが奥 さん初めまして 私はケンジよりは10歳は若いだろう女は 香水の匂いをプンプンさせて現れた急に 呼ばれたからびっくりしちゃった奥さん 気づいてたんだねあそうそうこれ奥さん さんのお金で買ってもらった宝石ありがと ねその左手の薬指には悪趣なまでに ギラギラと飾り立てられた大きなダイヤの 指輪がはめられていた私の貯金を使い込ん でこの指輪の支払いに使ったのだろう ニタニタと笑いながら買ってしったる他人 の家といった様子でリビングの椅子に 腰かけるケンジも当然のようにその隣に 座ったそれが呼び出された浮気相手のとる 態度だろうかまた浮気相手を呼び出された 旦那のとる態度か似たような笑を浮かべる 2人に対して私は今にも掴みかかりたい 気持ちを押し殺していたで話し合いって何 謝罪でもしてくれるのは 謝罪そんなのするわけないしそうだよ そんなことよりもっと大切な話だそんな ことってこの状況ででケと浮気相手の女に できることで謝罪の言葉よりも大切なこと なんてあるんだろうか私がいぶかしげに眉 を潜めているとケンジが懐から1枚の髪を 取り出したそこには離婚届けと印刷されて いたすでに健二の署名と夏陰がしてある 離婚してくれみゆと結婚したいんだ妙に 冷静ぶった声でケはそう言った離婚という 単語が出てきてさすがに私は動揺した浮気 の証拠を渡された時点で賢二への情がない ことを自覚していたが離婚を切り出すのは 自分の方であって向こうが言い出すだ なんて身も考えていなかったのであるな私 が思わず戸惑いの声をあげたのを見て健二 と浮気相手の女はさらにニタニタと笑を 深めるどうやら私が驚く様子が面白くて 仕方がないらしいみゆのお腹には俺の子供

がいるんだえ私奥さんより若いから授かっ ちゃったみたいで浮気相手の女はわざと らしく自分のお腹を撫でた私はありえない ものでも見るような気持ちでそこに視線を やった子供健二とこの女のだからいつまで も子供のできないお前となんて一緒にい られないんだ俺の夢は賑やかな家庭だから 分かってくれるよな は私は腹の底から絞り出すようなため息を 吐いた健二と浮き相手は勝ち誇ったかの ような顔で私を見下ろしているこんな状況 では話にならない弁護士を呼びます 話し合うならきちんと法的な手続きを踏ん だ状態でにしましょう健二の浮気の証拠が 出始めた時点で私は弁護士を探し仕事を 依頼していたのだまさか私がそこまで用い 秋冬に準備を進めていたとは思ってい なかったらしいケと浮気相手が弁護士法的 にってなどとうえ始めるのをしりめに弁護 士を呼ぶその後の弁護士も交えた話し合い は強したしかし健二と浮気相手の主張は常 に理滅裂だったため法的な力はほとんど 持たなかった最終的に検事は開き直り離婚 は離婚だ慰謝料なんていくらでも払って やると単価を切ったそうですかじゃ よろしくお願いしますそうして離婚が成立 私は健二と浮気相手から慰謝料を支払って もらえることになったお互いに同意を示す 書類にサインをしながら私はふと健二に 話しかけたあそうそうあなたは忘れてる みたいだけど前に病院で不妊治療のための 検査をしたでしょあれの結果が出てたの はあ何を今更あなた子供が作れない体質 みたいよまもう私には関係ないけどなんだ とどういうことだよそれ私の言葉にケンジ の目が驚愕に見開かれる同じく隣に座って いた浮気相手もぎっくりと肩を振るわせた 健二は書類にサインしていた机に身を 乗り出すようにして私に掴みかかってくる 私は身をかわして立ち上がったカからあの 日クレジットカードの請求所と一緒にに 届いた病院の検査結果を取り出す空を切っ た検事の手がその紙をひったくっていった 怒りで血管の浮いたケンジの目が ギョロギョロと動いて使命を舐めるように するそこには健二の体質いわゆる種なしで あることが書かれているのだ源二は子供が できないのは全て私のせいだと考えて自分 には何も火はないという態度を常に取って いたしかしその認識とは丸っきり逆の結果 が書いてあるのだ その衝撃はいほどのものだっただろうか私 の知ったことではないが検査結果の紙を今 にも破り捨てんばかりに震えケの怒りの先 は隣の浮気相手に向かった椅子を

切り飛ばし浮気相手に 掴みかかるこれはどういうことだそれじゃ 腹の子は誰の子なんだ よやめてよ周りの人に止められるが剣は 暴れて止まらない私は弁護士に 部屋を出ることになった離婚なんてやめだ りえ子やっぱり俺にはお前しかいないんだ ケのそんな言葉を背中で聞いたが私が 振り返ることはなかったその後私は健二と 顔を合わせることなく離婚成立双方から 慰謝料を受け取り今は仕事へ復帰するため に色々と準備をしているところだ健二はと 言うと浮気相手と再婚することなく破した ようだった浮気相手のお腹の子供がが 果たして誰の子供だったのかはたまた子供 なんて元からいなかったのかどちらにせよ あんな風に取り乱して暴れる健二を見て 厳密したのだろう健二と一緒に私に慰謝料 を支払うはめになったというのも大きいの かもしれない源二は私と住んでいた部屋を 引き払い1人で孤独に生きているという 貯金のほとんどはあの浮気相手に見いで しまった上私への慰謝料の支払いもある ため死にで働いているということだ今も 慰謝料の支払いが遅れるた金の無心をする 連絡が入ってくるが私は完全に無視して ただ慰謝料の支払いだけを要求している 健二との結婚生活は私の生活の汚点となっ てしまったしかしいつまでも過去のことを 引きずり続けても仕方がないだろう気持ち を切り替えて次の人生を歩んでいかなけれ ばなら ない 位名誉そしてお金努力を重ねた本当に ふさわしい人が得るべきものだアホ3兄弟 と義母にはその資格がなかったってこと 努力もせずにえよなんて甘いんだから私 ルミ子が3歳上の達彦と結婚したのは私が 28歳の時だった達彦は大手企業を経営 する義両親一家の息子とは思えないよく 言えばおっとり悪く言えばどん臭いタイプ 都会の生活に疲れていた田舎出身の私に とって達彦は癒しを与えてくれる大切な人 だった彼の実家が大企業を経営していると か彼の上に兄が2人いてそれぞれが稼業を 継いでいること達彦もその一員であるが 仕事ができないことなど全く関係なかった ところが数年義父の引退宣言によって人が 変わったように働き出した達彦は見にくい 金の猛者へと変わってしまったのだ元々産 難で出があまり良くない達彦は義両親から 期待されていないようで地方の高卒での私 が家族の一員になることになっても特に 反対されなかったというより無関心と言っ た方が正しい結婚前1度だけ義両親に会っ

たさあなたどちらの大学のご出身まあ高卒 なのま達彦も3流大学に二浪して入った レベルだから似た者同士ってことねと私に も達彦にも興味なさそうだった長男の一平 は日本トップクラスの大学を出て奥さんは お見合いで選ばれた有名女子代出身のお嬢 様次男のよおも同様でお嫁さんは同じ大学 出身 これだけ優秀な長な次男夫婦がいるのだ から出の悪い難の達彦など義母の眼中に あるはずがない長男夫婦次男夫婦も私たち を見下していた義父も人間としては達彦を 気に入っていたが会社の役には立たないと ほぼ放置状態私にとってはある意味とても 楽な結婚生活だったのだそれが変わってき たは義父がそろそろ引退を考えていると 言い出してからだ義父がいなくなったら 自分は会社を追い出されるかもと焦った 達彦が急に仕事人間になり彼の性格が 変わってきた営業部で徐々に格を表し業績 が上がるとともに常にカリカリした神経質 な性格にさらにはお前みたいな嫁さんじゃ 内場のこも期待できない兄貴たちみたいに もっとマな女と結婚するべきだったなと私 を見下すようになったのだそして子供が できる頃には毎晩のようにお酒を飲み歩き 深夜に帰宅いつでも得意先の接待だと 言い訳しつつきつい香水の匂いが混じる ようになってきた高級クラブなら女の子が ぴったり横に着くだろうからその子たちの 香水なら仕方ないでも下着にまでその香り がした時にはさすがに浮気を疑ったしかし 問いただしても単なる遊びだとか男の解消 だとかむしろ自慢気に話され私は離婚を 考えるようにしかし子供が全速気味で体が 弱くもし離婚したらこの子を女で1人で 健康に育てられるだろうかという不安が 強くどうしても離婚に踏み切れなかった そんなある日義父が親近梗塞で倒れた車内 での出来事ですぐに救急病院に運ばれた ためなんとか命の危険は回避できたしかし 親近の動脈効果が激しくいつ呼吸困難な 状態に陥ってもおかしくないと診断された 病院内では特別室に入院し24時間完全 看護を受けられたが自宅に戻りたいという 義父の強い希望で自宅用にすると介護担当 として白の矢が立ったのが私だ義母は私に 向かってあなたは子供の体が弱くて病人の 扱いにも慣れてるから夫の世話だって簡単 でしょうと言い放ち全てを私に丸投げした のだ義母自身はと言うと老老介護はしたく ないの一言長男の嫁も次男の嫁も子育てに 忙しいからとか実家まで遠いからとか色々 と理由をつけて手伝おうともしないおまけ に達彦までここで点数を稼いでおけば俺が

社長になれる可能性だってあるこの際だ からお前実家に住み込んで父さんを介護 しろよと私に命令すると義母は寝るだけな んだからここで十分でしょうと難度として 使っていた日当たりの悪い余剰犯に私をの 布団一式を運び込みそこで寝泊まりする ように指示惨めな気持ちはあったが私は 病気で苦しむ義父の辛さを少しでも楽に できたらという思いが強かったし義父も とても感謝してくれたのが嬉しかった全速 気味の子供を家に置いておくのは心配だっ たので子供も疑実家に連れてきて一緒に 寝泊まりするようにしたら義父が可愛がっ てくれて子供もそうだった介護を始めて私 はそれまでほとんど義父と接していなかっ たことに今更ながら気づいたそれは義父も 同じ考えだったようだ仕事人間でほとんど 趣味がなかった義父のために色々な雑誌や 本を持っていったり先見梗塞のリハビリと して軽い全身運動をしたり時には近くの 公園まで森林浴に行き雑談を楽しんだ義父 の若い頃のロマンスについて聞いたのも この時だ義父には結婚を約束した女性がい たそうだが当時倒産寸前まで陥った会社を 救うためにと今の義母との見合い話が 持ち上がりその女性は突然姿を消したのだ そうだもう彼女は天国へと召されてしまっ たがと遠い目をする義父は彼女に早く会い たがっているようにも見えたその後義父は 少しずつ体力が衰えていき3年後にはほぼ 寝たきりに意識はしっかりしており仕事へ の意欲もなくなっていなかったので長男 次男三男をよく呼びつけては仕事の指示を していたようだ義母はといえば同じ家に 住んでいるというのにほとんど顔を見に 来ることもなかったたまに義父の寝室に 来ると嫌だわこの部屋病人臭くてと言って 5分も立たずに出て行ってしま そんな義母を見て義父は妻とは恋愛結婚で こそなかったが幸せにしたいと思っていた だから好きなことを好きなだけやらせて あげたつもりだしかしその結果が嫌なこと はやらない妻になってしまうとは私にも 落ち度はあるだろうがこれほど冷たい女だ とは思わなかったと悲しそうだったそれに 3人の息子にしても仕事の話に来るだけで 義父の体調を気遣うことはほとんどなかっ たらしいもちろん私は夫に週末だけでも お父さんとゆっくり話したりお世話して あげたらと何度も言ったがどうやら週末は 浮気相手とのデートに忙しいらしく せっかくの休みになんで病人に会いに行か なくちゃいけないんだ疲れるから行きたく ないねと断られた実の しかも心臓に爆弾を抱えた弱々しい父親を

わる気も感謝する気もない夫に私は心底 呆れたし義父が気の毒でならなかった義父 はそんな息子たちの思惑や会社での彼らの 仕事ぶりなどを秘書経由で調べていたよう だどうやら3人とも社内で自分の味方を ふやすことに必死で仕事など二の次だった らしい当然会社のも落ちていっていた末期 が近くなり再度病院に入院した義父は秘書 や弁護士などに様々な指示を出す一方私を 病室まで呼ぶと今後起こるであろう大家 騒動のことや遺産族のことなどを丁寧に 教えてくれたそれは義父と私をないがしろ にし続けた義母と3兄弟を天国から地獄に 突き落とす素晴らしい計画だったそれから 半年後義父は静かに旅立った臨時の時義父 と一緒にいたのは私1人義父は本当に愛し た恋人の名前を呼び微笑みながら息を 引き取ったのだ天国でその女性と再開でき ますように私は手を合わせこれから起こる 騒動を見守ってくれるよう義父とその女性 に祈ったその後3兄弟と義母が笑笑と現れ 涙1つ見せず葬儀の相談を始めている呆れ て見ていると義母が私に向かってこれまで 夫を介護してようやくこの家の嫁としての 役割が果たせたわねこれで親ごめにして あげるから出ていってちょうだいと冷たく 言った私は達彦と離婚する気も覚悟もあっ たが具体的な離婚話を彼としたことは なかっ たの顔を見ると全く動揺していないどころ か嬉しそうだ実はさもう子供がいるんだ しかもお前の子と違って健康な男の子だぞ あそうだ浮気してたんだっけお父さんの 世話で忙しくてすっかり忘れてた分かった わじゃあ私は息子と一緒に出て行くでも 慰謝料と財産分与養育費はしっかりもらう わよそう宣言すると彦より前に義母が口を 挟んできた何図々しいこと言ってるの あなたが健康な男の子を産まなかったのが 悪いんでしょ慰謝料をいただきたいのは こっちだわその言い草に私はカチンと来た では離婚しないことにしましょうかその 男の子は永遠に制裁の子供となれなくなり ますからいずれ社長にとなった時揉めるん じゃありませんそう言ってやるとと義母と 夫は悔しそうに顔を見合わせひそひそ話し ているとにかく明日お父さんが依頼してい た弁護士の方がいらっしゃるのでその時に 決着をつけましょう私はそれだけ言うと 久しぶりに我が家へと帰った思った通り 不倫相手との生活が始まっていたようで 若い女の子が好みそうな高級ブランドの服 やアクセサリーバッグなどがとろせまと 置かれている全部合わせたらかなりの額に なるだろうこれも慰謝料請求の時に有利に

なるかもとしっかり画像を撮っておいた 翌日弁護士が疑実家を尋ねてくると義母3 兄弟そして私をリビングに集め遺言上を 見せながら1つ1つ解説していってくれた まず社長は現在の奥様の前にお付き合い なさっていた女性との間に男の子がおりお 名前をたるさんとおっしゃいますその女性 は社長と別れてから妊娠に気づかれたよう で半年ほど前まで社長もご存知ありません でしたこの遺言書にはたるさんを認知する こととたるさんが成人するまでの養育費を 亡くなったその女性の代わりに未成年貢献 人となられ育ててくださったその女性のご 両親に支払うようにとの内容が書かれて おります金は毎月20万円を20年で約 5000万円となりますこれを聞いて義母 も3兄弟も呆然としていた4人ともこの 子供の存在を全く知らなかったらしいまあ 義父でさえ亡くなる前にその女性が幸福に 暮らしているか調べなかったら知らない ままだったのだから当然ではあるがさらに 長男の一平を恐怖に落とし入れたのはその たるが新しく長男になるということだった 年序列というルールは最近なくなりつつ あるが上層部には未だに会社を継ぐのは 長男という考えを持つものが少なくない もしたるさん本人がそれを望めば今まで最 有力候補と見られていた一平は頂点に立つ ことができなくなる可能性が高い一平は ヒステリーを起こし出の素人にうちの会社 の社長が勤まるかよとわめきだしたすると 弁護士はたるさんは実の父親のことを お母様から聞いていたそうで現在同じ業種 の上場企業の営業部長をしていらっしゃる 大変有能な方のようです亡くなった社長が 何度かたるさんとお会いになっていて専務 や乗務に推薦していらっしゃいましたので 新社長となる降参が強いでしょ と冷静な声で 即答そういえば何回か義父にちょっと似た 優しそうな中年男性がお見舞いに来てくれ たっけ多分彼だったのだろうすれと今度は 義母が叫んだい遺産はどうなるのよその子 にも分けろって言うの認知される以上 もちろんですあなた様が1/2あと1/2 を4人兄弟で分けることになります その答えを聞いた義母は思わずなんだ私の 取り分は変わらないってことねああよかっ たとアンドの表情を浮かべたしかしそれを 聞いた3兄弟が劣化のごとく 激怒何言ってんだよこのクソババてめえ だけ得しようなんて許さねえからな親父の 介護もせずに遊び歩いてたくせに全部 るみ子がやったんだぞ母さんになんか一戦 もやらねえよなんてこと言うのるみ子さん

に介護のことでこ細かく指示してあげたの は私よあんたたちこそ出歩いてばかりで何 もしなかったくせにカチンと来た私も彼ら のバトルに参戦えお母さんが言ったのって 外出するからよろしくねくらいですよね これのどこが細かく指示なんです義母は 真っ赤になって私を睨んだが当然睨み返し てやったさらに弁護士が続けたそれと社長 はできる限りのものを社長個人ではなく 法人所有にしていらっしゃいました例えば この家ご兄弟3人のお住まい土地車なども 全て会社の持ち物ですですから次の社長と なる方の考えによっては出ていく必要が ありますちなみにたさんは社長の意思に 従って全員追い出して売却とおっしゃって いますねそれを全員絶私1人笑いをこい きれずつい吹き出してしまったあなた方が 少しでも義父に寄り添ってあげればこんな ことは回避できたろうに自業自得だ最後に 弁護士が私と達彦の離婚について 説明達彦さんが何年も浮気し子供までいる ことは離婚の原因として十分ですよって 慰謝料と財産分与病として2000万請求 させていただきます拒否された場合は裁判 を起こさせていただきますのでそのお つもりで突然しかもこんな席で離婚のこと を言い出されるとは思っていなかった達彦 は呆然としていたそそんな今話さなくても 今だから話してるのよ父親の介護はしない 妻をないしにする家に浮気相手を連れ込ん でるその女との子供は作る最後まで家族の ことを気にかけていたお父さんに 恥ずかしいと思わないの真っ赤になって下 を向いた達彦の前に私は自分の署名済みの 離婚届けを叩きつけた実の親の面倒すら見 ないあなたじゃ私が病気になったら当然 放置よねそんな人と一緒にいるなんて まっぴらごめんよ彼はしばらく俯いたまま だったがしぶしぶ署名一気に押し寄せた 身の上の変化にパニックとなり反論する 気力がなかったのだろうこれでようやく私 は自由の身となった実は義父の介護をして いる時義父が正当な報酬だと言って毎月 ヘルパー代として30万を振り込んでいて くれたのだそれだけで1000万前後に なるシングルマザーとして子育てするには 十分なお金だ色々と良くしてくれた義父に は本当に感謝しているちなみに義家族は あれから大もめに揉めたそうだが結局会社 の獣人たちの万定一致でたるさんが新社長 になった家も車も取り上げられた3兄弟は 義母の引き取りを拒否また達彦の浮気相手 は金とならなくなった達彦を見捨て子供を 置いてとんずらそのため仕方なく達彦が 義母を引き取り子供の面倒を見させている

らしいそれに達彦は私への慰謝料などの 支払いでかなりやばいところからお金を 借りたらしく彼らの住むボロアパートに しょっちゅう取り立てが来ているとか 気の毒なこと だ温かいお風呂を用意したわよそう言って 義母は私に脱衣所へ行くよう言ってきた 義母はいつも私の入浴中にだけ当期の言を 落とす嫌がらせをしてくるそんな義母が 温かいお風呂を準備したなんて嘘だろう きっと何かあるに違いないそう怪しむ私を 義母はニヤニヤとした笑を浮かべて 見下ろしてい た私はさやか28歳で同年の夫の浩司と 共働きで生活している私たちは社内の共通 の友人の紹介がきっかけで出会い今年で 結婚3年目お互い仕事が軌道に乗り出した ところで2人で励まし合って頑張っている 少し離れた部署にいるから車内で顔を 合わせることもあまりないし行使動する ことなく良き仕事仲間の延長戦にあるよう な関係性だった子供ができればまた考え方 は変わるのかもしれないが幸いにも義父母 はそれほど強く孫を望んでいないようで そのことで口うるさく言われるはなかった しかし1年に2回訪れる実家への 泊まりがけの規制というイベントが今の私 にとって唯一と言えるほど憂鬱なのだ実家 は私たちが暮らすところから飛行機で行く ような遠い場所にあるそのため何日も前 から飛行機の予約を取ったり荷作りをする 必要があるのだ嫌でも迫ってくるその日を 私は毎回カレンダーとめっこしながら迎え ていたなぜそこまで私が嫌がっているのか というと義母による陰湿な嫌がらせに 苦しまされるからだしかもそれは周りに 言うほどのものでもないごく地味なもの みんなで食事をする時に義母がうっかり私 の分の箸を用意し忘れ私だけ割り箸で 食べるようになったり義母が私のスマホの 充電ケーブルにうっかりつまづき翌日充電 できていないまま使うはめになったりと あげればキがないほど地味なものばかりで 文句を言う気力もなかった私も1年目は 立ち向かったこんなことされると困るん ですそう言うと希望はニヤニヤと笑い人が うっかりやってしまったことにそこまで 言うのかい怖い嫁だねと私が怒っているの を見て喜ぶので逆効果だっ たの内容もそんな態度も小学生レベルなの でまともに相手をすると疲れるそれからは 何をされても平常心でいることを心がけて いたのだがそんな状態で心が休まるわけも なく滞在中はなかなか眠れない日々が続き イライラしやすくなった義母はそんな感じ

だが義父と義に関しては2人ともいい人で 私が鬼実家にお邪魔するたびに歓迎して くれていたそれが余計に義母のことを夫に 相談しにくくなる要因の1つだった今年も 年末年始がやってきて私たちは大きなカを 持ってふーふー言いながら飛行機飛ばす そしてタクシーを乗り継いで実家へ向かっ た実家の立派な庭園は相変わらず綺麗に 整備されており庭作りが趣味の義父が元気 でいてくれていることを象徴していた義父 は数年前ずっと務め銀を年退職したお嬢様 育ちでわがまま本な性格の義母とは違い 堅実で少しシャイな人だお兄ちゃんさやか さんもいらっしゃい年の離れた気はまだ 大学生発達とした笑顔が可愛い女の子だ 長期休みになるたびに髪色がコロコロ 変わるので最初は別人かと思っていた見た 目は派手で義母に似たきつめの顔立ちをし ているが話してみると子供好きな面倒身の いいお姉ちゃんという感じだった事とも仲 が良くたまに一緒にゲームをしている姿を 見ていた真冬だというのにショートパンツ を履いた義が私たちを案内してくれた広い 今に通されると冷たい麦茶を持って義母が ずしずしと歩いてくる義母は初対面から とにかく私を目の敵にしてくるので苦手 だったこの時つまづいたふりでもして私に 麦茶をぶっかけるばまだ潔いいのだが夫 たちも見ている手前義母が私に何か仕掛け てくることはないしかしいつも決まって いるのがこのお茶が終わった後に必ず さやかさんまずはこの食器の荒いものから お願いねと言われ義母は私をこき使い 始めるのだ私たち夫婦は共働きだからと いう理由で同棲していた時から家事も分担 して それを義母に初めて話した時義母は信じ られない疲れている工事に家事までさせる なんてとひっくり返る勢いで悲鳴をあげた のだそれからさやかさんの根性を叩き直す とかなんとかで義実家に行った時は必ず 義母からほぼ全ての家事をさせられるよう になった最初は嫁も疲れてるんだから やめろよと言ってくれていた浩司だがその 度に義母がぶつくさ言うので私なら大丈夫 よ豪にいれば5に従えって言うしこれで お母さんの気が済むならと私が工事をなめ たしかしこれがストレスの発端となって しまった義母はありとあらゆる雑用を私に 押し付けてきたしかも夏場は庭のくむや鼻 の水やりそしてドブ掃除冬場は食器洗いや 洗濯物風呂掃除といった水回り全般の家事 というようにその時期には辛い仕事ばかり させられるのだ加えてお湯なんて出して いるのを見られてしまった時には劣化の

ごとく怒られそれからは九頭期の電源から 落とされるようになったさすがに浩二に 相談しようとも思ったのだが義母は必ず 浩二が義父の手伝いで倉庫の整備をしてい たり洗車をしたりする間だけ嫌がらせをし てくるので話しづらい そんな義母がやることは親戚が集まる時の 料理作りがほとんどだ私に掃除させた台所 を遠慮なく汚し仕込みが終わったら洗い物 から全て片付けろと言ってくる確かに義母 の料理はおいしいらしい忖度もあるかも しれないが規模の料理を振る舞われた人は 口を揃えて美味しいと褒めたえるのだそれ を毎回鵜呑みにする義母は鼻高々と言った ようにそうでしょこれもさやかさんの 手助けがあったからよなんて思ってもい ないことを言ってまた自分の株をあげよう とする裏ではこんなこともできないの飛ん だダメよめね癖のくせによくもまあいけ シャーシャと言えるものだ言う相手を選ば なければ毒を盛られてもおかしくない くらい恨みを買うだろう義父も義もこう いう上辺のところしか見ていないはずだ から私と義母はそこそこ仲良くやっている と思っているだろう私さえこの嫌がらせに 耐えていれば揉め事は起きないと思ってい たが特に寒かった最近の冬場の入浴中にお 湯が出ないようにされた時にはいよいよ ぶち切れそうになった義母に対して何か そそをしたわけでもないのにこの仕打ちは 何だ何時間もかけて大きな荷物を抱えて わざわざ嫌がらせを受けにここに来ている のかと思うとバカバカしくなってきた義母 からすれば面白いおもちゃを見つけた ぐらいの感覚なのだろうか愛に意地悪ばあ さんに遊んでもらうほど私も暇ではないの だどうにかしてこの腹の虫を抑えることは できないかと思っていたところその チャンスは規制2日目に思わぬ形でやって きたのだこの日もいつも通り寒い台所で 1人頼まれた家事を片付けていたすると 背後から顔を覗かせてきた義母からさやか さんお風呂が開いたから温かいうちに入っ てしまいなさいね他の人はもう住んでいる からと声をかけられた時計を見るともう 21時今の方からギフと義が断している声 が聞こえていたありがとうございますでは これが終わりましたら失礼します私は素直 に返事したが義母の思惑はバレバレだった こんなことを言うのもなんだが嫌がらせに もバリエーションを持たせられないもの だろうか毎回毎回同じことをされても正直 驚きがいがない価値が1段落ついたところ で私たち夫婦が寝泊まりしている部屋に 戻ると今朝と同じ服装のままの夫がそこで

くつろいでいたあらまだお風呂に入って なかったのああさっきまで寝ちゃっててさ やっぱり長旅は疲れるからなそうなの私も さっき用事が終わったところなの着替えの 用意と私もちょっとだけ休みたいから先に 入ってくれない私がそう言うと工事は快諾 してくれた追いだきしておこうかなと呟い たのでああまだ温かいからってお母さんが 言ってくれたわよと教えてあげたこの後に 工事がどうなるかはううわかっていたので 彼には申し訳なかったが義母には可愛い 息子を使う方が効果的だろうと思った そしてコチが部屋から出ていったので私は ゆっくりメールチェックをすることにした ほどなくして脱以上から工事の怒鳴り声が 聞こえてきたので飛び起きた今までの夫婦 喧嘩でも聞いたことがないほどの怒り用な ので私は急に怖くなってそちらへ向かった すでにギフと義もそこにおり工事と3人で 義母を囲んでいるなんでこんな危ないこと をするんだ滑って怪我でもしたら大変 だろううれる義母に構わず高知はひたすら 怒鳴っていた見ると浴室が真っ暗だった 案の定義母は私に毎回するいたずらをその まま工事に仕掛けたようだ浩司がなぜ母親 に怒鳴るほど怒っているのかと言うと彼が 軽度の暗証恐怖症だからだ昔友達と 隠れんぼをしていた時にうっかり暗い ところに閉じ込められたがありそこから 暗いところが苦手になったという話を私も 聞いていたコジが服を脱いで浴室に入った 時浴becauseのお湯が抜かれ空っぽ だったという誰かが間違えて線を抜いたん だろうと思った工事はお湯をまた貯めよう としたが蛇口からも全くお湯が出ず立ち 王場していたらしいそこで突然浴室の電気 が切られパニックになった工事が大声を 上げたという流れだったようだ 驚いた義母は思わず浴室のドアを自ら開け 工事と待ち合わせしたらしい母さんは昔 から俺が暗いところが苦手だって知ってた よなお湯がまだ温かいって聞いたから入っ たのに中は寒いしち違うのてっきりさやか さんがいるかと思って義母が口を滑らせた のを工事は聞き逃さなかったさやかにいつ もこういうことしてるのか義母はになり 必死に取りうとしたちち違うのよえっと そうじゃなくてさやかさんも含めてみんな お風呂が終わって誰もいないと思ったから お湯が出ないのは何かしら九頭機が壊れ ちゃったのかしら工事たちの間を くぐり抜けて九頭機の方に向かった義母 古いものだからね困ったわねなどと ブツブツ言いながら叩いてみせる誰もが 黙って見ている中情けなくそんなことをし

ていると気づいた義母は今度は浴室に入り シャワーの蛇口をひねったそこから勢い よくお湯が湯気を立てて出てきたほら今は 治ってるみたい全く気まぐれで困るわよね 頑張ってぎこちな笑を浮かべる義母にも 工事は容赦なかったそんなに都合よく壊れ たり治ったりすることあるのか本当にそう なら親戚が集まる前に修理しておかないと 失礼になるだろうぐっ言葉に詰まる義母 その表情からはどうにかしてこの状況を 打破しようという諦めの悪さが 伺えるちょっと待っていなさい今まで静か に見守っていた義父が声を開けたそのまま どこかに行ったかと思うと1枚の紙を持っ てまた現れた先月等期は変えたばかりなん だ今なら保証 本当にめなら電話するかまさか当期を理由 に今までさやさんに辛い思いをさせてない だろうね低い声で言った義父に義母は ビクッと細い体をこらせた義父から等期の 契約書を受け取った工事はじっくりと目を 通した義も横からそれを覗き込み哀れむ ような目で義母を見た今までお母さんから の様子がおかしいなんて聞いたことなかっ たわよなんなら私が一番髪が長いしお湯も たくさん使ってるけどね僕もだよ僕は熱い 湯が好きだから1年中湯舟に浸るんだぎと 義父がそう言ってうんうんと頷き合った 買い換えた時に九頭機のメーカーも変わっ たらしく今使っているものの請求書も確か に先月分からのものしかなかったこの1枚 の髪が義母の嘘を暴く決定的な証拠になっ てくれた長年銀行院をしていて家計管理も きっちりしていた義父のおかげで全てが 明るみに出て義母の言い訳通りになること はなかったまあこんなバレバレの嘘を誰も 信じはしないだろう浩二は未だに半裸の まま私の方に体を向け頭を下げてきた さやか1人で我慢させてしまって済ま なかったこれに続いてギフト義までごめん なさいと言ったので私はぎょっとした義母 もそんな3人に睨まれつつしぶしぶ頭を 下げた下げながら私を鋭い目つきで睨んで いたので反省はしていなさそうだその後 義母は義父に引きずられるようにして奥の 部屋に戻っていった今度は義父の雷が 落ちるのだろうか普段乳の一面しか見てい ないだけに私まで震え上がりそうになった 翌日私は事たち家族に改めて呼び出された 今にある立派なテーブルを囲んで座る最初 に話し出したのは義父だったうちの妻が今 までさやかさんにしてきた嫌がらせを全て 聞かせてもらったよ改めて謝罪させて ほしい本当にすまなかった義父がまた頭を 下げたのに習って義母もその場で深く頭を

下げた昨日とは様子が違いすすり泣いて 繁華値をびしょびしょにしているどうやら 義父に相当絞られたみたいだ嫌がらせをし ていた理由も呆れたものでね工事に家事を させていることが許せなかったんだと ああ義父の言葉に私はやっぱりなと思った 義母は最初からそう私に言っていたし逆に その理由1つで何年も何年も嫌がらせ できるのだからなかなかの根性だしかし党 の工事はカカでそれに関しては2人で決め たことだからって結婚した時に話したじゃ ないか仕事をしているのはさやかも同じだ し今更家事は女がやるものだなんて 決めつけもいいところだよ浩二は話し 始めると大抵長いので気がなんとかなめて くれた年に2回お盆と正月だけだとはいえ お姉さんを使って自分は落するなんてだめ よだったらどうして私に何も言わないのよ ついでに義もそう言ったので小さくなって いた義母がますます小さくなったその後 また工事が続けるだからこれからここへは 俺1人で来るしもう泊まりもしない母さん だがこちらに来るなら迎え入れるけど さやかがここに来ることはないから私が 知らない間にここまで話が進んでいるとは 思わなかった義母は私と顔を合わせられ ないのかただついて その日の夕方にはすでに飛行機の予約を 取っていたため私と司は一度部屋に戻り 造りに追われたもうここに来ることがない と思ってもまだ実感が湧かなかった話が ここまで大きくなる前に工事にやっぱり 相談するべきだったのかもしれないけれど 過去のことを考えても意味がない私は私で 決めてこの3年間嫁に耐えてきたのだから そんな自分の頑張りを褒めてあげてもいい と思う私は疑実家へのお別れと感謝の思い を込めて寄付と義にいつもより長くお辞儀 をしたそれからというものお盆と正月は 夫婦の時間を取れるようになり2人で旅行 を楽しめるようになったコチも元々規制が あまり好きではなかったらしく毎年義母 から何度も電話がかかってくるので いやいや帰っていたようだ義母からすれば 可愛い長男を奪った私が憎らしかったのか もしれないけれど工事本人がそれに染まら ずしっかりとした考え方の人で良かった こんなことを言うのは照れくいが夫に惚れ 直した出来事だった数年後私たちは30代 にして子宝に恵まれ出産には義父と義が 駆けつけてくれたてっきり義母も来るもの だと覚悟していたのだが義父が片に拒んで 今回はさせ のだそうだあいつのことだ出産したばかり でナイーブなさやさんに何を言うかわから

ない義父も本当は一緒に来たかっただろう に私のことを優先してくれたぎは初めて 赤ちゃんを抱っこしたらしく子供に つきっきりだっった大学では保育を先行し ているようなので将来彼女に預けるのが 楽しみだそんな義はと義父がその場を離れ たタイミングで私にしてきた私たちが規制 しなくなってからというもの義母に招かれ ていた親戚たちは私がいないことに気づき 嫁いびりを疑われたらしい義母の必死な 抵抗を虚しく噂は親戚中に広まり義母は 家族館だけでなく親戚の中でも片身の狭い 思いをするはめになったようだそれまで 親戚たちにも偉そうな態度を取っていた だけに反感を買い誰も下実家に寄らなく なったんだと前は話してくれたまあ 鬱陶しい集まりがなくなってよかったんだ けどねとにっこり笑うので私もつられて 笑ってしまった義はこちらに何度か遊びに 来るたびにこの地域を気に入ったと言って くれた就職はこっちで考えようかなと言い 出したので工事もそれを聞いて心なしか 嬉しそうな表情を浮かべてい た 俺は藤山蒼太今年で二十歳になった母さん とばあちゃんと3人で暮らしている高校 時代いじめられていた俺には学校などには 居場所がなかったちょうどその頃ばあ ちゃんの腰の調子が悪くなり入院すること になった手術や入院費にお金がかかる上に うちは元々貧しいし母さんしか働ける人間 がいなかっただから俺は母さんに少しでも 楽になってもらえるようにアルバイトを 始めることにしたいじめで学校にはい づらかったしバトしてお金が入るなら一石 2兆だと思ったそう思ってアルバイト ばかりする日々が続き学校での欠席が増え 新旧ができなくなった俺は将来のことを あまり深く考えていなかったけど大学を 卒業して会社に務めて母さんとばあちゃん を守りたいと思っていたそそ明るい未来を 想像してるけどいじめはなくならないし日 に日に陰湿になっていくお金も全然足り ないばあちゃんの腰の手術は無事に終わっ て家に戻ってこられたけど通院費はこれ からもかかるそれなら働き手がもう1人 増えた方がいいに違いない俺は通っている 高校を中退して働くことにした案の定中卒 だと就職先が見つから 資格を取れればいいのだろうけど俺には 勉強したいことがなかった自分のやりたい ことが分からなくて落ち込んだ同世代の子 たちはやりたいことを見つけるために高校 や大学に行くのに俺にはそれもできなかっ た劣等感を感じていたけど落ち込んでいる

だけじゃ何も始まらないそう思って アルバイトを始めることを考えたそんな話 をばあちゃんにすると思いもよらなかった 言葉が帰ってき たばあちゃんが外に会社を紹介してやろう かえ俺を受け入れてくれる会社がある の軽い気持ちで相談しただけだったけど ばあちゃんには心当たりがあるようだまあ ね来てみるからちょっと待っててくれるか いそう言われた数日後スーツを着て面接に 行くようにとばあちゃんは微笑みながら 惚れに行った面接の日指定された場所に 行くと俺は目を疑ったそこは大手フード チェーン会社だったのだ全国にスーパーや 百貨店を展開している会社で俺でも知って いるような有名企業だった案内された部屋 で役員の方に面接をしてもらい俺は採用と なったわけが分からず着々と話が進み驚い たばあちゃんは隠居生活をしている少し前 までは介護施設の調理場で働いていて今は 腰を痛めて家にいるのにそんなばあちゃん がなんでこんな立派な会社を知ってるのか 俺は不思議に思ったばあちゃんに聞いてみ ても就職できてよかったねとだけ言って 詳しく説明してくれなかったにしても こんなに大きな会社で働けることになって 嬉しい俺は本社の管理部に配属されること になった当然のことだけど周りの社員は みんな高学歴だ中卒なんて1人もいない 自己紹介をすると他の社員は珍しい動物を 見るかのような目で俺を見てきた好奇心で 見てくる人もいたけど中にはあさに差別を して見てくる人もいたその中でも女上司の 草壁課長からの扱いはひどかった俺が高校 を中退したことを伝えると草部課長は露骨 に俺を見下す態度を取った中卒なんてあり えない本当に仕事できる の俺は黙ってしまったうちは高卒でも あまり採用しないのに役員は何を考えてる のかしらなどと俺に聞こえるように言う それでもやっと母さんとばあちゃんを支え られるチャンスだ仕事を頑張りたいばあ ちゃんがいつ腰を痛めても大丈夫なように 治療費を稼いでおかないとと思い俺は 張り切って仕事を始めた入社して数ヶ月が 経った頃には俺はだいぶ仕事に慣れてきて いた最初は中卒の俺なんかがこんな業の 仕事ができるのか不安だったでも初めて 見れば意外とできることも多くてそうなる と充実感も出てくる新しいことを覚えたり 人に頼ってもらえるのは嬉しかったとは いえ草部課長は相変わらず俺を見下す態度 を取っている俺は何をしても気に入らない らしく少しのミスをしてもだから中卒は 使えないのよと言ってくる

高校を中退する人なんて人間としてダメな のよ会社は甘くないんだから ねすみません俺は俯いて言った学歴差別が あるのは分かっていたけど草部課長と話し ているとそれを強く実感する将来のことを 考えずにばあちゃんに甘えているのは事実 だなので俺は何も言えなかった俺なんでの 会社に受け入れてもらえたん だろうまた自分の居場所がなくなってきた ように感じたそんなある日仕事を終えて家 で夕ご飯を食べているとばあちゃんが 話しかけてきたねえそとどうしたばあ ちゃん薬なくなったそれより明日あんたに イベントを作ってあげるえどうしたの急 に節約のために俺はいつも自分で弁当を 作っていた母さんはいつも朝早くから仕事 をしているしばあちゃんは立っているのが 腰に悪いので水字はやらなくていいと伝え ているのだなのに急にどうしたんだろう ばあちゃんは何か伝えたそうにニコニコし ていたいいよおばあちゃん腰が痛くなっ ちゃうから無理しなくてもいいようん明日 はどうしても作りたくてねそれでそうに 頼み方があるのばあちゃんは作った おにぎりのうちの1つをある人に渡して 欲しいと言った詳しいことはお弁当箱の 巾着に入れておくから会社についてから見 て欲しいとのことだった次の日俺はばあ ちゃんが作ったお弁当とおにぎりを持って 出勤したお昼休みになりお弁当箱と おにぎり2つを取り出す1つは自分用の 梅干おにぎりともう1つは渡して欲しいと 言われていたおかのおにぎりだった一体何 なんだろう会社に知り合いでもいるの だろうか考えてもわからないので俺はばあ ちゃんからの手紙を開こうとしたそんな時 草部課長が俺の横に座ったちょっと藤山君 呑気にお弁当なんて食べてる場合例の仕事 は片付いたんでしょうねお疲れ様ですその 件は先方の連絡を待っているところですが 受け答えをしていると草壁課長が俺の デスクを見ていることを察した何この貧乏 くさいお弁当これは今日の惚の弁当です 梅干のおにぎりとおかのおにぎりです課長 も食べたいのかと思ったけどおにぎりを見 て鼻で笑ったなんちにこんなもの食べない でよみともないわねう会社の外におしゃれ なカフェとかケータリングがあるでしょは 全国展開してる大手フードチェーンなのよ そんなもの食べてたら顧客に馬鹿にされる わ ちょっと課長はおにぎりを取り上げて あっさりとゴミ箱に捨てた慌ててゴミ箱 から 拾い上げる何するんですか俺はさすがに

怒ってしまったが草壁課長は振り向きもせ ずに行ってしまったおにぎりはアルミ ホイルに包まれていたので中身は無事だっ たでもせっかくばあちゃんが早起きして 作ってくれたのにそんな気持ちがこみ上げ てくる捨てられたおにぎりを見るのは辛い するとアルミホイルの中からするりと手紙 がひらりと落ちた内容を読んで俺は目を 見張ったそこには驚くべき名前が書かれて いた失礼します俺は緊張しながらある部屋 のドアを開けた豪華なアの奥にある大きな その部屋は社長室だった手紙にはかぎりは 社長室の仏壇にお備えしてほしい詳しい ことは秘書の神田さんに聞けば分かるから と書いてあったどうしてばあちゃん社長に そう不思議に思ったけど言われた通りに 秘書かに連絡したすると驚くほどすんなり と社長室に入れてもらえたのだよく来て くれたね神田から聞いてるよ君が藤山君だ ね社長に進められ俺はソファーに座った俺 は状況が飲み込めずどういうことかわから ないと言うと社長が事情を説明してくれた さかあどうやら君は聞いていなかった みたいだね実はこのことはよし子さん君の おばあさんがお弁当屋をしていた頃までに 遡るんだお弁当屋ですかおばあちゃん が聞いたことのない話だったばあちゃんが 以前介護施設の調理場で働いていることを 知っていると伝えると社長は大きく頷い たよし子さんは弁当屋を営んでいたのだ けれどたちの悪い地上げ屋から嫌がらせを 受けてなくなく閉店に追い込まれてしまっ たんだ確か18年ほど前の話だ介護施設に 務め始めたのはそののことだねそうだった んですか18年前ということはまだ自分が 2歳の頃なので教えてもらっていなかった んですねそうだねそれで私の母がよし子 さんの弁当屋で昔働いていたんだ ん信じられない偶然に驚いた社長の お母さんがばあちゃんの店で働いていたの は1年間だけだった店が閉店しての お母さんはやめざるを得なくなったけど その後もばあちゃんたちは交流を続けてい たらしい店を辞めた後母は父と出会って 夫婦で今の会社を立ち上げたんだこの授業 を立ち上げたのも母はよし子さんのおかげ だと言っていた社長のお母さんからすると ばあちゃんとは従業員という関係を超えて 長年の親友のように仲良くしていたらしい 仕事で辛いことや悲しいことがあった時は ばあちゃんを頼りに何度も相談に行ってい たようだ中でもよし子さんのおにぎりが 母さんにとっての心の支えだったんだこう いう温かい気持ちは決して忘れてはいけ ないと私も小さい頃から言われて育った

からねそう言うと社長は俺が手に持ってい たおかのおにぎりを愛しそうに見つめてい たばあちゃんと社長のお母さんの話を聞い て俺はようやく納得した中卒の自分がなん でこんな大きな会社に入れたのかずっと 不思議だったその時の縁がこうやって 繋がっているから入社することができたの だ社長のお母さんはおかかのおにぎりが 大好きだったらしいそして今日は明日だっ たという本当はばあちゃんの願い通りに 仏壇におにぎりをえたかったけど俺は ためらってしまった社長すみません実は これゴミ箱に捨てられたものなんですそれ を備えるわけにはいかないのでばあちゃん のもう一度作ってもらいますそうだったの かどうしてゴミ箱に捨てられたのかい えっと俺はごまかせず今日あったことを 話したけれど俺の話を聞いた社長は意外 そうな顔をしてい た草がそうか彼女はそんなことをするよう な人間じゃないと思っていたが僕が高校 中隊中卒という経歴でここで勤務している ことが気に入らないんだと思いますそれは ないはずだだって彼女は え社長が話してくれた内容に俺はまた びっくりしてしまったその日は仏壇には おにぎりを供えせず新しく作ったおにぎり を後日備えさせてもたとお願いをして俺は 社長室を出た翌日草課長から話があると 言われた個室の部屋に入ると草課長はいつ もの様子とは真逆でうれた様子で座ってい たあのおにぎりおばあ様の手作りだったん ですってねそのことを知らずにあんなこと をしてしまってごめん なさい素直に謝る姿を初めて見て俺は 戸惑って すると草部課長はゆっくりと話し始めた話 を聞くと課長のお父さんは俺と同じく高校 を中退したらしくその後とても苦労した らしい草部課長自身も高校時代に陰湿な いじめを受けていたというでも父みたいに はなりたくなくてなんとか卒業したのだ から藤山君が中卒だと知った時つい父と 重ねて合わせてしまったのの中卒だと苦労 するはずなのにこんな大きな会社に すんなり入ってなんだか腹が立ったのそう だったんですかでも社長に聞いたわあなた も高校時代いじめに会っていたんだって はいいじめられる辛い気持ちは分かってい たつもりだったのに私は同じようなことを してしまっていたわ詳しい事情も知らずに ひどいことをしてしまって本当にごめん なさい草部課長は本当に反省している様子 でいつものような険しさやきつそうな言葉 は全くなかった俺も本心で向き合おうと

思い思ったことを伝えた学歴で差別する 会社は間違っているけど自分自身が何を やりたいか分からず流れに身を任せて しまった自分にも日がある草壁課長と本心 で話して自分にちゃんと向き合うことが でき たお礼を言うと草部課長は微笑んだおひし な人ねでも仕事はできていたし藤山君なら どこでもやっていけると思う わその言葉がとても嬉しかった実はやっと やりたいことが分かった気がしていたのだ 後日俺はばあちゃんの付き添いで病院に 行ったその帰り道ばあちゃんと河川敷沿い を歩きながら何気なく言ったばあちゃん俺 将来夢が決まったよよかったじゃないの その夢はなんだい調理師の免許を取ること にしたんだ将来ばあちゃんがやってた みたいな弁当屋をやりたくて さそれは社長と話した夜思いついたこと だったばあちゃんの弁当屋はたくさんの人 に愛されていたにも関わらず閉店して しまったなら孫の俺が復活させたいと思っ たのだ俺自分のやりたいことが何か分から なかったけど今笑顔にできる仕事っていい なって思って食べ物だったらそれができる じゃん好きなものを食べたら笑顔になる だろ食を勉強することはきっと今の仕事に も役立つと思う生きんでいる俺を見てばあ ちゃんは優しく笑っていたそうかいじゃあ ばあちゃんの分も作ってくれるのかに 当たり前じゃんばあちゃんは何が食べたい うやっぱりおにぎりかな分かったばあ ちゃんには1番に食べてもらうから ねこの夢を叶えてばあちゃんも母さんにも 喜んでもらいたいもし自分のお店がばあ ちゃんの弁当屋みたいに愛されたら たくさんの人を笑顔にできたらそんなに 嬉しいことはない俺はばあちゃんの補聴に 合わせてゆっくりゆっくりと家へ歩いて 帰っ た私の名前ははなるみ先日人生初めての ぎっくり腰をやらかした36歳いやあ風呂 もトイレもそもそもベッドで寝るのも苦痛 になるなんて想像もしなかっ た冬場は寒さでぎっくり越しになりやすい らしいが夏は水分不足でその可能性が 高まるというそれって結局年柄年中危険性 があ るってわけそう思ったけど医者に突っ込む はなかった今日はそんな私がまだどこも賢 もピチピチで若さと勢いで大抵のことは なんとかなっていた怖いも知らずの時代の 話を聞いて ほしい始まりは10年前だっ たイベントでたまたま即席のグループに

なったことをきっかけに同年の夫淳と交際 しトト拍子で結婚に至っ た今から結婚を考える人には口を酸っぱく して言っておきたいけれ 本当交際期間が長すぎて悪いってことは ないと思うどんなに時間をかけてでも相手 のことをよく見ておいた方がいいすでに 失敗を経験した私先輩からのアドバイスだ ぞなんて ねなんでそんなことを言うかと言うとよく 確かめるべき夫の性格が結婚後に分かった の だ義母が息子にしとても保護でもマザコン だということ夫は母子家庭で最初は お母さんを大切にするのはいいことだと 思ってい た実際結婚の挨拶や式の時に見せる夫と 義母のやり取りはとても 普通着姿の義母の足元を心配して手を引い てやるとかうん今思い出してもそのくらい だと思う別にこの程度はマザコンを思わ せるものではないだろう義母は 昔から口べたな子だからなるみさんに愛 つかされないか心配でとかあの子好き嫌い が多いから大変かもしれないとか結婚後の 夫と私をやたら心配するそぶりはあったが それも唯一の親ならまあ分かるというもの だ特に気にする必要はないと思ってい たしかし結婚して4日目くらいだったかな あまりにも頻繁だったのでもう記憶に残っ ていないけれどとにかく1週間も経たない うちに義母が電話をかけてくるようになっ たの だ困ったことはないと言った挨拶 からあの子朝はパンよりご飯とお味噌汁派 なのあなたにお味噌汁の具材なんかで不満 を言ったりしてない かしら阪急の通りの迎えにあるケ屋ささん があの子は好きなの よとてもじゃないが細か すぎる最初は楽しい生活を始める私たちが 心配なんだろうと思っていたそれで様子の 電話なのかなと義母は過去にご主人と うまくいかず離婚した人だ息子も嫁のせい で同じ鉄を踏まないか心配したって おかしくないしかしほぼ毎日電話がかかっ てくるとさすがに鬱陶しい これは心配の意を超えていないか私は違和 感を覚え始めた義母は最初夫が仕事でい ない日中に我が家に電話をかけていたのだ が次第に夜間の電話に変わっ たちょうど夫が帰宅して落ち着く頃なのだ 電話を受ける夫も平気で2時間くらいそれ はそれは楽しそうに義母と話して いる私と話すより随分楽しそうだ

うちの両親 なんておっしゃ行って こいとの軽い乗りで結婚する私を家から 追い出しその後はなんら連絡が ないむしろ私が自分の親からこんな頻繁に 連絡をもらうなら面倒で切れてしまうかも しれ ない母子家庭って親子の距離感がこうも 近いのだろうかまあ結婚生活がうまくいけ ばそのうち義母も連絡してこなくなる だろう 今は心配しすぎているだけで夫もそれを 分かって答えている だけいやあ今にして思うと本当に楽観し すぎてい た結局結婚して半年を過ぎても義母の夜8 時の定時連絡は続い た夫は嫌がるどころかいつも長電話になる そのため私はその時間に我が家に電話が かかると全て夫に応えしてもらうようにし た それが良くなかったのだろう私が家事を 怠けていると勘違いした義母は頻繁に 我が家に顔を出すようになったしかも毎回 毎回アポなし私が専業主婦とはいえ日中 友人とあったりすることもあるので義母の 突撃訪問には撃しただって私が不在となれ ば玄関の前でずっと夫の帰宅を待っている のだ来る前に電話くださったらよかったの に 私がさりげなく伝えても大丈夫よ不在なら 帰宅まで待つだけだからとしか言わ ない事前に連絡をもらえばその日は用事が あると言い訳して逃げられるのに夫にも何 度か訪ねてくるなら連絡するように言って もらえないかなと頼んだがお前が無理なら 俺が対応すればいいんだしあーもう私が何 をどう迷惑しているのか全く伝わらないの だそりゃそうだ夫は義母が来てくれること を楽しみにしているのだから義母の来訪に 困惑する私の気持ちなど分かるはずはない もはや私なんて義母愛用のビニールバッグ がすれるシャワシャワという音を聞くだけ で義母し来と怯えるレベルなの に友人にもうちの家おかしくないか客観的 な意見を聞きたいと相談したところ おかしいとたった1単語で一等談され たせめてオブ後で包んで くれやっぱりおかしいのだ我が家厳密に 言えば夫と義母がそしてこの時期くらい から夫も徐々におかしくいや本性を出し 始め た最初の頃義母が心配した通り食事への 不満を口に出すことが多くなっ たこの味噌汁ちゃんと出汁は入れているの

かへおうんうかったいや仕上げに使って ないように見えた からは出汁って最初に取るものよ最後の 仕上げが みそ何言ってん だ心底呆れたような顔をされ私はきんと するなんでめられてるん だお前あの粉を入れてないじゃない かこ 粉出しのってやつだようちの親は入れてた ぞ はあなんと夫は味噌汁の仕上げは出しのも と思っている私が昆布や鰹節を使っていて もそれを出しを取る作業だと思っていない 明らかに手順をきちんと踏んでいる私が 文句を言われと はあんたこそ料理ができないならガタガタ 言う なと思わず口走ってしまっ たしかし夫の料理音痴はこれだけでは なかっ た肉じゃがなのにカレー味がしないという しシチューを出せばなぜ米飯にかけてい ないんだとぶち切れた子供以下で あるあそうじゃあ食べなくていいよと返す のはつのことだ口元を膨らませてぶれる でかい子供いや夫に対して私が生理的に 嫌悪感を示すまでそんなに時間はかから なかっ たお前最近ちょっと太ったんじゃない かある日の夜やっと義母が帰ったので私が パジャマ姿でのんびりしていると夫は とてもナチュラルに喧嘩を売ってきた あ日日に夫婦の会話がが減っていく中雑談 として最低なチョイスである体重はむしろ ストレスと苛立ちで減っているいい加減な 夫の目分量に呆れている とママは体型管理はきっちりしていたぞ お前は結構ルーズだからなこの間もテレビ のリモコン俺が左端に置いてるのに気にせ ず右端に置いただろうだめだなちゃんと 周りを見ておかないととわけのわからない イもをつけてきた夫がママと呼ぶことには もう慣れているいつも通り気持ち悪いだけ 夫は隠しているつもりだから焦ったようだ けど頭に来た私 はあなたが自分の好きな方に置けばいいん じゃないリモコンの場所までガタガタ言わ れる筋合いないわせめて今の掃除を自分で してから文句 言えと吠えまくっ たお前なもう少しママを見習えよ本当お前 なんかじゃなくてママと結婚したかったの に夫はついに禁断の言葉を口にし たもうどんどんどん引きである

ああうん無理だ本当に無理生理的に無理 離婚 しよう私は堪忍袋の尾が切れ たなんでお前が俺の方から離婚して やるもういいよママとお幸せに暮らして くだちゃい ねしっしっと手を払う私に夫は怒り浸透 だったが怒らせれば怒らせるほど離婚が ゆるぎないものに なる私はそれを狙い夫が怒って混乱して いる間に用意していた離婚届けにサインを させ た冷静になった夫が後で 考え直さないか俺も言いすぎたしと言った けれどサインをもらえばこっちのもので あるあんたとやり直すくらいなら一生下水 道で暮らす方がはかに増しと吐き捨て 私たちは別れ たそれから4年突然元夫から携帯に連絡が 入っ た離婚後1度もやり取りなどしていなかっ たので着信拒否などしていなかった私も 悪かった めんどくさいなとしばし悩みちょっとだけ まだマザコンやってんのかなと近況が気に もなったので電話を取った もしもし私の声 に なるみとちょっと鼻声で換気な声をあげる 元夫いや声から感じる圧が強い電話に出た だけで熱量高すぎだろここはライブ会場か よ何の よ うふ電話に出てくれて嬉しいよお前なら きっと出てくれると信じて たなんのようさっさと要件言っ て出てくれるって信じてたならこんな 熱苦しく泣かないだろうめちゃくちゃ疑っ てるやんとは突っ込まなかった余計な会話 はするまい 実 は母さんが亡くなって な そうさすがに私もいくら憎たらし元夫とは いえ元義母が亡くなっているのにおちょき はない元義母だって別に嫌いだったわけで はないのだ子供が可愛い気持ちも今の私に は 分かるそれが暴走してしまうのもいし方 ところはある だろうあくまで嫌になのは元夫 だけそんなことを思いながらご傷様ですと 言おうとしたけれどなんだかそぞろしい気 もして黙っておい た今早期が終わったそれでお願いがあるん

だ無理だと分かっているけど元妻のよみで せめて49日には出て欲しいんだ けど は今なんつっ たこいつ頭がおかしくなったのかと私は 思わず聞き返してしまうま あははもうお前のことを本当の娘のように 思ってたしさ頼むよそれで俺たちまた家族 に戻ろう幸せな家庭を気づき直すんだ子供 を作っていつまでもいつまで もおいおい急に最後の方ポエマーチックに なってる ぞ勝手に1人で盛り上がって自分の世界に 行かないでくれ子供を作るとかぞっとする わ私はそんな夫の声を聞きながらふと 気づいたこれ使えるぞと何考えてんのママ と結婚したいって言ってたあんたが信じ られない わ私が冷たく突き放す と違うんだあれは売り言葉に買い言葉 みたいなものでそんなこと本気で思うわけ ないじゃないか お前のことを愛してたんだ ぞとすがりついてくるの だでも私に太ったとかご飯が美味しくない とか色々言ったよね愛なんて感じなかった けどそれはあの時はまま母さんがいたから 確かに俺は母さんが大好きだったお前より 大事だったのは認めるでも今その母さんを 失って何でも黙ってやってくれていたお前 への愛が蘇ってきたんだあれから4年俺は 誰とも付き合ってないお前のためにミを 守っ たそんな勝手なことをそれに急に変なこと を言い出した理由もようやくすると火星府 募集中ってことでしょう差し詰め今まで ママが何でもやってくれてたから独身でも 平気でちゅだったのがママがいなくなって 困るでちに変わっただけ だろい言いたいことはあるがぐっこらえた 本当今度は信じてもいいもし本心なら私も これからのことを色々考えたい わ私がそう言った瞬間じき越しだけど元夫 の表情がパッと明るくなったのを感じ たお前ならきっと分かってくれると思って たママがきっと天国から俺たちを後押しし てくれてるんだなああ嬉しいよ うえぞわってしたもうやだ えーそれは私にしてみれば天国から呪われ ているのと同じだ本当にそんなことが起き たらたまったもんじゃ ない背筋に鳥肌が立つのを感じつつあと ちょっとだと 耐える別れてからずっとママの次にお前の ことを思い続けていたよ

俺の気持ちを感じた日はなかったかネット でお間ないを調べて試したこともあるん だ結構子供っぽい だろ キモおっと危ない本音が出そうだと必に 言葉を飲み込む 私いつかお前にもこの気持ちが届くって 思ってた縁結び神社にも言った な勝手に呪いの縁を結ぶな神様が ストーカー間のやばいやつのの依頼は断っ てくくれると信じ たい俺とお前相性ぴったりだと思うんだ そっくりすぎて離婚になっちゃったんだよ な ああ似た者同士だとぶつかり合うじゃん あれだよあれでもこうして分かり合える日 が来て本当に嬉しい へえ4日に会えるのが楽しみだ久しぶりだ したくさん語り合おうこれからのことを ママも俺とお前のの子供を昔はとても 楽しみにしていたからな ああうんなんかさっきから大体が雑じゃ ない か元夫が話の腰を 折るだって真面目に聞いてたら気持ち悪い んだもんあんたそれすっごいバインバイン に太った女に汗だらだら書きながら ハフハフ息切れした状態で同じこと言われ たらどう思うぞわってしない私今まさに そういう気持ちなのえだってお前もこれ からのこと色々考えるって言ったじゃない かどういうこと だどういう意味だと思ったんでちゅ かなんだその言い方あいや俺たちやり直す ん だろ頭お花畑かどこの誰があんなマザコン ぷり見せつけられてやり直そうと思うのさ えマジでどういう こと色々考えるっていうのは今後あんたが 何歳まで1人で生きるのかなとか仮に新た な嫁が来ても逃られるんだろうなっていう 楽しい妄想のことよあんたとの未来じゃ ないわ はあ電話越しにも分かるほど声のトーンが 下がりポカンとしているであろう 元夫その瞬間だった ふ ふああやっぱえ今の声 何言ってなかったけど私もう再婚してるの よかいん子供が泣いちゃったから図体の 大きなマザコン坊っちゃんまった ね はあ元夫の絶叫が聞こえると同時に私は 電話を切っ たいやあもう仕返しなんてする機会はない

と思っていたからすっきりだニコニコして 生まれたばかりの娘のおむつを変えてやっ たのは言うまでも ないそれから6年元夫はしっかりブロック と着信拒否をしたにも関わらずSNSから 私を特定してダイレクトメールを送りつけ てき た今の家庭に飽きたら俺がいるお前を守る だそう だげと思いつつ本人のつぶやきを見て さらにぞっと する先日京都にある縁信者に行って元妻と の縁を祈ってきました母さんも俺たちが元 に戻ることを望んでいるでしょう頑張る ぞ元妻が作ってくれていた味噌汁が恋しい 今は他の男に作っていると思うと胸が嫉妬 で焦がさ れる完全にこじらせる文面である とりあえずリツイートして携帯で拒否設定 してるにも関わらず元夫がSNSでDM 送りつけてきてストーカーみたいでマジで 怖えと書い たすると元夫の周囲にも伝わったようで どん引きされたのだろう以降元夫が私に 接触してくることはなかったその時ちらっ と本人のツイートを見たのだが演技のいい 日に縁結び神社に行ったりパワースポット 巡りをするため会社がどんなに忙しい時期 でも自分勝手に有給休暇を取得をして休ん だりしていたので夫は言及と攻殻処分を 受けていたようだ今回の私のリツイートに 関しても夫の会社の人が何人か拡散して いるのを見たのだが仕事さってストーカー はやばいと笑い物にされてい た夫はそれから一切つぶやきがなくなった のでネットでも会社でも居場所がなくなっ たん だろう私はと言うとあれからさらにもう 1人子供が生まれて1難一女の母をやって いる夫が家事にも育児にも協力的な上に いいで細かいことを気にせず適度に雑なの でこちらも神経質になることもなく のびのびと暮らすことができて いる娘はしっかり者で息子は 甘えん坊なのでとても可愛いがどちらも マザコンにならないよう目を光らせたいま 親としてはもし子供がマザコンになっても 正直悪意気はしないんだけどね苦労させ ないようにバランスよく育ててやりたい ところだちなみに今の家庭に入ってからは すっかり幸せ太りになってしまったので さすがに気になってヨガ教室に通ったそれ がまた楽しくてヨガインストラクターの 資格を取ったので子供たちがもう少し 大きくなったらヨガの先生として働こうか

なと思っている人生何がきっかけで道が 開けるかわからないその逆もしかりだこの 幸せな家庭を守るために日々努力を惜しま ずきっかけを見落とさないように生きて いきたい 愛する娘が眠たい目をこすり ながらパパついにお引っ越しの日だ ねそう言ってくしゃっと笑ったなんとも 可愛らしい笑顔を見て俺の心も晴れていく よし準備完了だ 行こう俺は娘の小さな手を引いて歩き出し たこれからあいつらに復讐をするため [音楽] に俺の名前は大原武夫38歳10年前に妻 の咲子と結婚をして8歳の娘みと3人 暮らしだ俺は大学を卒業後IT業界で働い ていたそれから今は独立をして フリーランスとして整形を立てている ありがたいことに仕事は起動に乗っており 3人でも十分すぎるくらいの収入を得てい た咲子は結婚をしてから当時働いていた 会社を退職し専業主婦になっ たしかしみが小学生に上がる頃パートをし たいと言い出したのだ元々働いていた会社 から人手が足りないのでパートでもいい から戻ってこないかと声をかけてもらった らしいその頃は俺の収入も今ほど安定はし ていなかったので咲子が働きたいと言って くれたのは嬉しかった 実りのために少しでもお金貯めたいし私も 働けば竹夫も楽 でしょう家族を思ってくれる咲子の気持ち に感動し俺は咲子を応援した咲子はすぐに 仕事を開始したさき子の勤務時間は週3の 9時から17時までだ最初の頃はブランク もあり仕事になれるのに大変そうだったが 1ヶ月も経つと楽しそうにしてい た家事や育児の息抜きにもなるしお互いの 会話も増えた気がするこの時は全てが順調 に行っていると本気でそう思ってい たしかしだんだんと咲子の帰宅時間が遅く なることが増えた衆参の勤務日全てがレジ を回ることもあったバートでこんな時間に なるものなのかと疑問になり咲子に確認を しても今は繁忙機なのに人手が足りてない の私も元々正社員で働いていたし先に帰り たいって言い出せなくてどういうのだ仕事 だからと言われてしまうと俺も何も言え なくなる咲子は週3日だししんどくない から大丈夫と笑ってやり過ごしたがそれで も俺は何かが引っかかっていたそんな日々 が続き咲子は今日も0時を過ぎて帰ってき た今日も残業でクタクタだよと言いそくさ と俺の横を通りすぎて風呂場に向かう しかし一瞬お酒とタバコの匂いがしたのだ

どうして仕事でお酒やタバコの匂いがする んだと俺は一気に不安な気持ちになる急遽 会社のみんなで飲みに行くことになったの なら報告があってもいいはずだそういえば 仕事の帰りが遅い時はいつもすぐに風呂に 入ってい た考えれば考えるほど嫌なことばかり想像 してしまう咲子は風呂から上がると携帯を 触りながらリビングのソファーの上で寝て しまっ た悪いと思いながらも不安を抑えきれず俺 はロックのかかっていない咲子のスマホを 見てみたすると案の定咲子は浮気をしてい たのだしかも浮気の相手は咲子の会社の 上司だった2人は今日記念日と称して夜景 の見えるレストランで食事をしていたよう だ俺は頭をドキで殴られたような強い衝撃 に襲われ吐き気が込み上げる確か上司は 結婚をしていて奥様も同じ会社で働いて いるはずだ結婚式に2人で出席してくれた から覚えていた俺は体の震えを抑えきれず 思わず持っているスマホを落としそうに なった涙が込み上げ止めることができない それだけ咲子に裏切られていたことが ショックだったのだそれでも自分を古い 立たせ証拠を残さなければと咲子の携帯に 残っていた浮気の証拠を自分のスマホに 送信する裸で抱き合う写真を見つけた時は さすがに吐きそうになっ た怒りにも似た気持ちが芽生えたが頭の中 はぐちゃぐちゃだっ た翌日仕事が休みだった咲子は少し遅めに 起きてきた帰りが遅かったことを指摘する と前も言ったでしょ 繁忙機で仕事が終わらないの よ仕事大変なんだなでもお酒飲んでたよね 俺は知らないふりをして咲子の様子を伺う すると咲子は分かりやすく焦り出したそ そういえば急に会社の後輩ちゃんから仕事 の相談があるって言われてでも女の子とだ から心配しないで ねそう言いながらもの目は泳いでいる 明らかに嘘をついている浮気を隠そうとし ている証拠 だ働いていたらそういうこともあるよなで も心配だから遅くなる時は連絡を くれ俺がそう返すと咲子は安心したのか ごめんと謝った浮気がバレていないと思っ ているのだろうしかしこの日から子の帰宅 時間は早くなった怪しまれると困るか しばらくは大人しくしておこうと上司とで も話し合ったのだろうかそれから1か月は 普通の日常に戻った俺もまだ咲子を問い たせずにいる問い詰めば確実に俺たち夫婦 には亀裂が走るだろう俺1人だけなら別に

離婚をしても問題はないだけど俺たちには 実りがいる実りにとったら咲子は優しくて 大好きなママだまだ幼い8歳の娘から母親 を取り上げるなんてあまりにもひどすぎる それに咲子に真剣が行けば実とは離れて 暮らさないといけないそうなることは何が 何でも避けたかったどうせならこのまま何 もなかった頃に戻りたいとそんな風にさえ 思ってしまうしかし俺の気持ちとは裏腹に 咲子はまた徐々に帰りが遅くなっていった でも咲子がいなければ俺も証拠を集め やすくなるがいない日を狙って俺は咲子の 私物を調べてみることにし たうちには咲子専用の小さなウォークイン クローゼットがある普段は決して覗いたり はしないのだが俺はそこに入ってみること にした中は綺麗に整理整頓されていて特に 証拠になるような怪しいものはない やっぱりそう簡単に家には置いておかない ようなと思っていた矢先奥に大きな箱を 見つけた長い洋服がかけてありしゃがま ないと見えないそんな位置に隠されている かのように置かれた箱が気になり中を覗い てみるすると中には普段つけないような 派手な下着やブランド品の数々が出てきた どれも初めて見るものばかりだそして ノートが挟まっておりそれも見てみると レシートが数枚挟んであったお店は全て 男性もの同じドショップだ伊は最近のもの ばかりで咲子は頻繁に高額の買い物をして いるしかし俺はここでふと疑問に思った 確かに咲子は働いてはいるがパートの収入 で買えるのだろうか咲子が働くまでは毎月 自由に使えるお金を生活費とは別に渡して いたしかし働き出してからは咲子は自分の 給料から出すといい渡すことはなくなった 浮気相手からもらっているのだろうかだっ たらなぜ男性用品を買っているのだろう気 になった俺は咲子を美行することにし たちょうど咲子から次の土曜日に急ぎの 仕事で出勤しないといけないと言われた ばかりだおそらく浮気相手と会うのだろう 俺はこの日しかないと思ったしかしそう なると半日は家を開けなければいけない 土曜日だからもが休みになる1人にして おくわけにもいかないし連れて行くわけに もいか ない俺は少し考え近くで1人暮らしをして いる姉に頼んでみることにし た姉は独身貴族を王化していて実りのこと も昔から可愛がってくれているしかし俺が 急に実りを預かってほしいと言ったので昔 から勘が働く姉は何かを察しているようだ 姉にはまだ咲子が浮気をしていることは 隠したかった

だからとっさに咲子と2人で出かけたいと 嘘をついてごまかした普段姉と咲子は頻繁 に連絡を取り合う中じゃないからすぐに バレることはないだろうふーんと姉はどこ か納得していない様子だっったが最後には 楽しんできなと言ってくれた咲子には実り が遊びたいと言っているから姉の家にお 泊まりをすることになったと説明したえ せっかく夫婦2人で過ごせる貴重な日に 仕事が入っちゃってごめんねなるべく早く 終わらせて帰る からテジじゃないのかよと突っ込みたい 気持ちを抑え仕事だから仕方ないよ俺も 仕事入ったからちょうど良かったしと何も 疑っていない夫を演じ次の日仕事だという のに妙におしゃれをして出かける咲子を 笑顔で送り出した俺は気づかれないよう すぐに咲子の後を追う車で出かけられたら 厄介だったが幸いにも2人は駅で 待ち合わせをし町を歩き出した会者の人に 見られたらどうする気なのだろうとどうで もいいことを考えながら一定の感覚を開け て2人の後についていく仲よ下げに歩く 2人を見ていると胸が締めつけられそうに なったすると2人は高級なブランド ショップに入っていくそれはあの日咲子の 私物から発見したレシートに印されいたお 店と同じ名前だった2人は店員と少し話を しすぐにレジへと向かうおそらく買うもの が決まっていたのだろうしかし会計をする 際に驚いたなんと咲子がカードで支払いを しているのだそれは俺が家族カードとして 咲子に渡しているもので支払いは俺名義 だった結婚をしてからは子が家計を管理し ていて俺は口座からいくらされているか 把握をしていなかった咲子は浪費する タイプではないし安心して任せていたのだ まさか俺のお金を使って浮気相手に見いで いるとは思わなかったそして2人は店を 出るとそのままホテル外へと歩みを進める どうして今まで気づかなかったのだろう 自分の愚かさを呪いつつ浮気現場の証拠 写真を納め俺は家父えと急いだもうこの 時点で子への愛は撃に覚めてい たそれから俺は咲子に復讐するため色々 考え続けた俺や咲子の携帯はパソコンと 同機しているだから咲子の方を確認すれば 浮気相手とのやり取りもすぐに確認する ことができた2人は来月に2泊3日の旅行 を計画しているようだ復讐を実行するなら この日しかないしかしそうすると1番 悲しむのは娘だ みが傷つく姿を見たくないどうにもできず 俺は再度姉に相談することにした姉の自宅 に実りを迎えに行き咲子が家を開ける3

日間再度預かってもらえるか聞いて みる3日間別に預かるのはいいけどねえ 理由を教えてくれ ない姉の問いかけに俺は何と返していいか わからず口ごもってしまうすると姉は 小さくため息を つきたお無理しなくていいよ咲子ちゃん 浮気してるん でしょ俺は姉の言葉に驚き思わずえと言葉 が 漏れる祈りちゃんが教えてくれたのみのり は幼いながらに母親の不定行為に気づいて いたのだ前に俺がどうしてもクライアント と会わなければいけない時数日家を開けた ことがあったその時に咲子は浮気相手を家 に呼んでいたらしいしかも俺に行ったら パパがいなくなっちゃうから内緒にしてい てと言われたそうだそのことが原因でいつ かパパがいなくなるといつも実りは不安 だったが俺の前では必死で隠していた らしい明るく振る舞い常に笑顔を保つそれ が俺に心配をかけないようにする実りの 最大限の方法だったただ小さい胸には抱え きれず姉の前で大泣きをしてしまったのだ という俺はこの数ヶ月一体何をしていたの だろうまだ8歳の娘にそんな思いをさせて いたのに全く気づいてあげることができ なかっ た俺は気づくと涙が溢れて止まらなかった でどうするつもりなのそんな人とまだ夫婦 を続ける つもり離婚をしたいとは思ってるだけど これ以上実りを悲しませたくない よそう呟いた途端隣の部屋にいたはずの 実りが出てきてしっかりとした声で言っ たパパ私はパパと離れたくないパパを 悲しませる人なんて大嫌い私はパパがいれ ばいい よ俺にはなんて心強い味方がいるのだろう 俺は実りを強く抱きしめながらようやく 決心をすることができた必ずあの2人に 復讐してやるそう心に誓ったの だ咲子が浮気旅行に出かける日日に合わせ 俺は引っ越しや色々と準備を進めた姉にも 手伝ってもらいながら咲子がいない間に 少しずつ荷作りをするそして旅行前夜咲子 は何も気づかずウキウキした様子で準備を していた俺はそしらぬ顔で旅行は誰と行く んだっけと聞いてみるすると咲子は少し 焦った様子で大学時代の友達って言った でしょと言った目が泳いでいるのを自分で は気づかないのだろうか ふーんそれってもしかして男と行くんだっ たりして咲子は俺の言葉で先ほどよりも 動揺し生つばをごくりと飲み込んだち違う

わよ私のこと疑ってるわけ変な言いがかり つけるのはやめてよね そう言って怒りながら別の部屋に行って しまった一応最後のチャンスのつもりだっ たここで正直に行ってくれれば音便に離婚 をするつもりだったのだ浮気されていたと はいえ咲子にはたくさんの思い出と幸せを もらったしかしここまでされたらもう許す ことなどできない翌日目を覚ますと咲子は すでに出かけていていなかっ た思いっきり楽しんでこいよ 俺はすぐにカード会社に連絡をし咲子に 持たせている家族カードの利用停止をお 願いしたすると眠たい目をこすりながら 実りが起きてき たパパおはようママもういないんでしょ 早く新しいお家に 引っ越そうみのは目を輝かせながら早く 早くと最速をするそんな可愛い姿を見たら 心に残ったヤが一瞬で がした準備完了だなじゃあ出発しようか みのはうんと満面の笑を見せてくれたその 後は姉も手伝いに来てくれて引っ越しは スムーズに終わった咲子の荷物も無事に ある場所に運び込まれそれを見届けてから 俺たちは新居へと向かうなんとか荷物を 片付けを得ると夜になってしまったその日 はそのまま寝ることにし翌日引っ越し祝い をみのりと姉と3人ですることにした しかし次の日咲子からの着信で目が覚める 思ったより早かったなそう思いながら通話 ボタンを押すとごめんあのお金持ってくる の忘れちゃって申し訳ないけど少し 振り込んでくれないか ななんでクレジットカード持ってるだろう それで支払えばいい じゃん俺がそう言うと咲子は少し口ごもる クレジットカードが使えないなんて口が 避けても言えないのだろう何かの表紙で俺 が迷彩を見てしまえば今まで使いまくって いたのもバレてしまうかもしれないそう なったら一貫の終わりだからだ元金がない なら一緒にいる友達とやらに少し借りたら まあ借りれたらの話だけど子は俺の言い方 に不満げに言い返してきた友達にお金を なんてそんな恥ずかしい真似できるわけ ないでしょああそっか一緒にいる専務さん は奥さんに財布の紐を握られててお金ない もん な俺がそう返すと咲子はえとまけな声を 発した何を言っているのと咲子はとけるが 明らかに動揺しているのが 分かるあのさお前が会社の上司と浮気し てるのバレてるからすると咲子は違うと 言いだし確かに専務と来ているけどこれは

仕事なのでも男性と行くって言ったら竹夫 が心配すると思っ て下手な芝居だなと思いつつ咲子が浮気し ている証拠とすでに弁護士に離婚の相談を していることを伝えた咲子は離婚という 言葉に慌て出す実は離婚準備を進める時に 俺だけの証拠じゃ不十分だと思い弁護士に 相談をしていたすると弁護士は俺が集めた 証拠だけで確実に咲子側の席で離婚できる と太鼓版をしてくれた慰謝料も2人に請求 することを伝えると咲子は電話越しに泣き 出す違う浮気じゃない信じてと発狂して いるこの後にを呼んで謝りもせず認めもし ない咲子に心底怒りが込み上げたいい加減 にしろお前は俺だけじゃなくみまで裏切っ たんだみがどれだけ傷ついたか分かってん のか俺は絶対に許さないから な俺がそう言い返すと咲子はようやく観念 したのか何度もごめんなさいと謝った そして確かに数回だけ関係を持ったが本気 じゃなかったと言い訳を述べたしかしそれ も嘘だと分かっているこれはパソコンで 2人のやり取りを見た時に知ったのだが 2人の関係は俺と結婚する前からだったの だ実りを妊娠して一時連絡を取ってい なかったようだが咲子が会社に復帰したと 同時に関係が復活したらしい俺はずっと 咲子に騙されていたのだ一応実りが生まれ た後上司はDNA検査をしたらしく親子 関係は一致しなかったそれだけがせめても の救いだ咲子は全てを知られていると 分かりもう言ができないで いるでも実と離れたくないあなたたちに 捨てられたら私はどうしたらいいの大丈夫 みのりはお前とは一緒にいたくないって 言ってるそれに咲子の荷物は全部専務さん の自宅に郵送で送っておいたから安心しろ 咲子がしどろもどろになっている中電話の 向こうで何やら焦っている男性の声が 聞こえるおそらく俺が届け の荷物がについたのだろうその荷物の中に は専務の奥様宛てに俺が揃えた証拠と謝罪 の手紙を添えておいたななんてことして くれたのよどうなるか分かってんのまあ これから大変だよなだって専務の奥様って 会社の社長なんだろうただでは済まない だろうなすると電話越に怒鳴り合い声が 聞こえる子と専が争いを始めたようだ見 にくい争いなんて聞いている時間が もったいない俺は静かに通話の終了ボタン を押しそのまま携帯の電源を落とし たその後両者と弁護士を挟んで話し合いの 場を設けることになった咲子は最後まで 渋ったがなんとか離婚届けにサインをさせ 2人から慰謝料を請求することもできた子

には養育費と今までのクレジットカードの 使い込みもに追加する咲子の上司も離婚を するらしい上司の浮気はこれが初めてでは なかったようだが今までは相手がキャバ嬢 ばかりだったので奥様は目をつり自由に 使えるお金を持たせなかったしかし会社の 社員に手を出していた上に数年前から関係 を持っていたとなれば話が違うようだ奥様 は容赦なく上司を切り捨て会社も解雇し家 から追い出したらしいもちろん 子も雇になるようだ咲子は奥様からも慰謝 料を請求され払いきれず実家の親を頼った しかし咲子が有せなことと義両親は実りを 出来合いしていることもあって咲子は絶縁 されてしまう今は住み込みの仕事を始めた らしくなんとか慰謝料も滞ることなく 支払われている上司とは別れたみたいだ からこれからは1人寂しく生きていくの だろう俺は実りと新しい生活を満喫して いる今回のことでみには深い傷を残して しまったこれからはみのの幸せを1番に 考え2人で楽しく過ごしていこうと思う

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