夫婦。「(第11話 最終話) 結婚式に何が起こったか」TBS-TV 2004年制作

実は さなんていうこと離婚するのよパパとママ えやっぱりパパの気は原因なのそうじゃ ないけどもうお互い愛してないとかいや そういうわけでもないのよパパはなパパは なママを愛してるから分かれるんだよどう いうことあのななえママあのこれから いろんなこと勉強してさ資格とか取って そう [拍手] はなあ はなあなたが好きで好き でたまらない

『夫婦。』は、2004年10月10日から12月19日までTBS系の「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。主演は田村正和と黒木瞳。
 25年間、連れ添ってきた夫婦の日常から、離婚を経てもう一度ステップアップし、やり直していこうという過程を、田村演ずる山口太一の対談番組を収録している様子の回顧録から描いたストーリーとなっている。

 通販会社の社長である山口太一(田村正和)は、結婚25周年を迎える13歳年下の妻の華(黒木瞳)と太一の会社で働く娘菜穂(加藤あい)、そして大学生の息子順(塚本高史)の二人の子を持つ平凡な4人暮らしの家庭であった。
 ある日、菜穂が太一の部下である元木慎吾(大森南朋)と結婚したいと言い出す。その結婚に反対の太一は華とともに、菜緒が既に予約してしまった結婚式場にキャンセルに向かう。式場の担当、待田幸子(羽田美智子)と太一との関係は、これを機に次第に深まっていき、やがて二人は男女の関係へと発展していく。
 この事実はやがて華の知る事となり、これまで夫・太一と子供達に尽してきた自分の人生について考え直し始めるのだった…。
 
 コミカルな夫婦のやり取りの中にも、長く共に家庭を作り上げてきた「夫婦」と言う男女の愛とその所在、そしてその愛情を表現すことの難しさも考えさせられる。
 タイトルは「夫婦。」と言うように「。」が付記されている。これには、夫婦としての終止符を打つ意味とも解釈でき、また一方では「The 夫婦」のように、普遍的な夫婦の在り方と課題が語られているようにも感じ取れる作品となっている。夫婦として一度終止符を打ち、段落を変えて改めて男女としての愛情を紡いでいくストーリーとも言える。

山口 太一〈59〉 演 – 田村正和
山口 華(はな)〈46〉 演 – 黒木瞳
山口 菜穂(なお)〈25〉 演 – 加藤あい
山口 順〈22〉 演 – 塚本高史

敏江〈42〉 演 – 深浦加奈子
照代〈31〉 演 – 今井陽子
赤井 演 – 宮迫博之(雨上がり決死隊)
梶川 由香里〈26〉 演 – 青木麻由子
元木 マサ子 演 – 松原智恵子
田之上 静香〈32〉 演 – 西田尚美
元木 慎吾〈28〉 演 – 大森南朋
待田 幸子〈39〉 演 – 羽田美智子

脚本 – 遊川和彦
演出 – 清弘誠、高成麻畝子
プロデューサー – 八木康夫
主題歌 – 森山良子「あなたが好きで〜04年シングル・ヴァージョン」(作詞・作曲:森山良子)
制作 – TBSテレビ
製作著作 – TBS

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