【感動☆厳選5本総集編】両親が事故で他界し祖父の工場で働く俺。ある日俺達を下請けと勘違いし見下す大手企業の社員「要求飲めば契約してやるよw」後日覚悟を決めた祖父の前に高級スーツの眼鏡女性がびっくりして

俺の名前は町田ふみや小さな工場で働いて いる25歳の男性だ俺はずっとこの工場で じいちゃんと共に働いているじいちゃんっ てのは父方の祖父のことだ俺は小さい頃 からずっとじいちゃんと暮らしてきたのだ がそれには悲しい過去があった俺の両親と ばちゃんはある日3人で買い物に行ってい てその時たまたま休みだったじいちゃんが 俺の面倒を見ていただがじいちゃんの家に 突然とんでもない連絡が入ったのだそれは 警察からで事故にあって両親とばあちゃん が亡くなったということだった俺はその時 幼稚園であまり意味が分からなかったのだ がとにかくじいちゃんが慌てていて大変な ことになったということだけは理解できた じいちゃんに連れられて案室に向かって 初めて俺はばあちゃんと両親がもうこの世 の人間ではないんだと分かったそれから おやや葬儀があったけれどどんな顔をして いたかわからない多分ショックすぎて俺は ぼーっとしていたんだろうそれからはじい ちゃんがずっと俺の面倒を見てくれていた 春期の時いくらか反抗だってしたけ じいちゃんはその度に俺を厳しく叱って くれたおかげで俺は悪い方向に走らず高校 を出た後じいちゃんと共に働き出したのだ この工場はじいちゃんが裸一感で立ち上げ たもので小さいながら業界ではとても有名 な工場だじいちゃんは昔気質な性格をして おり製品の細部にまでこだわって物づくり をしているだからそんなじいちゃんの技術 を学びたいと思って若い給食者が耐え なかったそれまで俺はただの街場だと思っ ていたしじいちゃんもこんなボロ工場どう か言っていたので大したことないんだと 思っていたでも周りが評価しているのを見 たり聞いたりして実はじいちゃんてすごい 人なんじゃないかと思うようになったので あるじいちゃんの物づくりは一流で俺 なんかじゃ全然立ちちできないレベルだ いつも俺はじいちゃんから注意されていた こらそこもっときちんと削れそんなんじゃ 狂が出てしまうだろうがででも結構綺麗に 削れたと思うけどだめか な寸分の狂いも許されないんだよもっと きちんと向き合ってやってみろお前は邪念 が多すぎるんだほらここを掴んでそうそう それで回しててダメだなあお前は才能が ないそんなじいちゃんがすごすぎるだけな んだよだって老眼鏡もかけずにそんなこと できる人間いないよじいちゃんもしかして 妖怪なんじゃないのうるさい無駄口叩い てる暇があったらもっと検しろ お前は本当にいらんことばっかり言って 高しにそっくりだ

な高しとは俺の亡くなった父親だ小さい頃 に父親は亡くなっているしどんな人間だっ たかあまり覚えていないが祖父曰く そっくり らしい特に笑った顔といらない冗談を言っ てふざけるところが似ているんだそうだだ からかじいちゃんは俺に結構厳しかった俺 が免許を取った時も事故を起こさないよう に毎日行っていたのだけれどそれは息子で ある俺の父親が事故で亡くなっているから だろう俺には同じような目に会って欲しく ないと思ってついつい過干渉してしまうの も 頷けるでも俺はこんな頑固なじいちゃんが 好きだったいかにも頑固じいさんで怒ら せると雷おじなのだが悪い人間ではないし 常に暑くて 涙もろいいつも感動ドキュメンタリー なんかを見てボロボロ大泣きしていたうう なんてこった小さな子が病気に打ち勝って お医者様になるとはああきっと神様が助け てくれたんだろうなあ良かったなこの 子じいちゃんさっきから泣きすぎだよもう 箱1箱使う勢いだよ本当によく泣くよね ああお前が全然感動しないだけだろうが見 てみろあんなに小さくて痩せ細っていた 子供が病気に勝ったんだぞよかったなあ そして立派になって偉いなあお前ももっと 真面目に働いて社会の役に 立て俺だって真面目にってるってじい ちゃんが厳しすぎるんだ よ不興の波が押し寄せてきてうちの工場も 経営が苦しくなってしまったじいちゃんの 工場は小さな工場だしもに大打撃を食らっ てしまう今まで取引してくれていた会社も もっと安くで仕入れたいからと言って他社 に乗り換えてしまったじいちゃんは物作り においては妥協しないスタイルなので値段 を大幅に下げたりしないその分品質は俺 から見ても一級品だと分かった他者がどれ だけ連下で下ろそうともじいちゃんはいい ものを適正価格でをもとして掲げていた それから俺たちの工場にある電話が入った 電話の主は大手企業のAインダストリー カンパニーという会社だった俺はまたなん でこんな大手企業が連絡してきたんだろう と思っ たもしもし私Aインダストリーカンパニー の豪田と申しますあのそこに社長さんは おられますかああ社長祖父なら隣にいます ので変わりますありがとうござい ますそして俺はじいちゃんに電話を変わっ た大体の話はわかるはああそれでしたら 一度うへ来ていただけませんでしょうか はい明日なら空いておりますよ

ええそれでは午後の13時にお待ちして おります小さな工場ですので綺麗な大間 などなくて申し訳ないです一応会議室が 使えますのではいではお待ちしております ね以前は大間があったのだがそこは物置き と貸してしまった事務所も工場の隣にある のだがかなりそこもぼろいおばちゃんの パート社員さんからもっと綺麗にしてよね と怒られるほどだったが回収工事をする 余裕もなかった今は不興だからそんなこと をしている場合ではないのだそれから翌日 Aインダストリーカンパニーの田さんが やってきたとても綺麗なダブルのスーツを ビシッと着ていて髪の毛は七3分けでなん だかテカテカしているそしてメガの奥の目 はなんだかギラギラとしていたきっと やり手の営業マなんだろうゴダさんは名刺 を取り出してうやうやしく挨拶してき た私Aインダストリーカンパニーの営業 一家主人の田守ると申します是非今後お 知り 町田ネジの町田健造と言いますまあ一応 社長でもあり ます私は孫で社員の町田ふみやです よろしくお願いいたしますふえお孫さんと 一緒に働いておられるんですねいつでもお じい様と一緒なんて素晴らしいです ねまあこいつはまだまだ使い物になりませ んけどなだから今私が色々仕込んでいるの ですそうでしたかそれでは早速取引につい て説明させていただきたいと思います我が 者は現在質の良いネジを探しておりそれを この製品に使用したいと考えております いろんな会社さんを当ったのですが なかなかこれといって品質の良いものが 見つからず町田ネジさんはトップクラスの 質を誇っていると聞きまして伺うことに なったのですおおそれはありがたい言葉 ですなまあ私はネジ1本でずっと生きてき たのでそこいらの連下なネジと違って質は 保証しますよ私は安く連下なものを大量に 販売することを考えていませんので作用で ございますかさすが評判のいい町田ネジ さんでございますそれでこちらの契約の話 なのです が町田さんはそれ以降警戒な営業トークで ペラペラと話していたでも営業さんって人 の話を聞いてうまいこと契約に持っていく のが普通なんじゃないかとちょっと思う くらいで豪田さんは強引な印象だっただ から俺はその時から豪田さんにあまり良い 印象を持てなかったなんだか一方的に まくし立てているしこのままだと田さんの ペースに乗せられそうだからだそれはじい ちゃんも同じだったようでじいちゃんは

ずっとしめらをしていた豪田さんが帰った 後俺はじいちゃんに声をかけたじいちゃん あの契約やっぱりやめた方がいいよ確かに いい取引かもしれないけれどちょっとうち にはあまりメリットがないっていうかさ 豪田さんなんだか強引じゃなかった俺は ああいう人あまり好きじゃない なまあわしも同じことを思っておったでも この取引が成功したら傾きかけているうち の工場がなんとか持ち直すかもしれんだ から豪田さんの言う通りに取引した方が いいと思うんだが なあそうかな俺は単に一時期に発注して くれるだけでその後ずっと取引してくれる ように思えなかったなあなんかどうせ他の とこのネジを使うような気がしてしまうん だよなだからあの契約はちょっと待った方 がいいよあまり急いで結論を出さなくても いいと思うよまあそれもそうだな今あるお 客さんでなんとかなっているしA インダストリーカンパニーの話はもう ちょっと待ってもらうか俺たちが返事を しっていると豪田さんはうちに足しげく 通うようになってしまったじいちゃんは 忙しいので俺が対応することが結構あった のだが豪田さんはだんだんと上から目線の 発言をするようになり明らかに俺たちを 見下していた俺は豪田さんの相手をすると どっと疲れてしまうようになったふみや さんいいお返事くださいよいつになったら 承諾してくれるんですかこっちだって急い でるんです もうずっと待ってるんですよ我が者が あなたのところと契約してあげるって言っ てるん ですしてあげるってんだよ上から目線も いい加減にしろ あまあその祖父が社長がもう少し考えたい と申しておりまして私と相談した結果 ちょっと先にしてもらえないかと全くただ の馬風の癖して大企業を待たせる気ですか これだから底辺はえ今何とおっしゃいまし たああなんでもないですで条件なのですが だいぶ待ったってこともありますし20% 引きで売ってもらえませんでしょうかよそ さんのネジだとまあこれくらいの値段です し適正価格だと思います無駄にプライド だけ持ってた 何も儲からないんだからもういい加減にし てくださいこっちも上司にさっさと契約 取ってこいって言われて参ってるんです からあのさすがに20%引きなんてしたら うちが大赤字になってしまいますちょっと それは無理ですって ああじゃあ10%引きでいいですよこれで

もだいぶ譲歩したんでさっさと要求飲んで ください底辺町場の貧乏 にもういいですお帰りください あれれ怒っちゃったかまた来ますその時 までに考えておいてくださいねいい加減身 のほど知った方がいいですよ俺が怒って しまったので豪田さんは退散した例え 10%引きで売ってくれと言われたって そんなことはできないこれはじいちゃんが 魂とプライドを込めて開発した特殊なネジ だし俺だってこんな値段は適正ではないと 分かるそんなに安いものが欲しいなら さっさとよその会社に行ってくれと思った わざわざうちにこだわる必要なんてない だろう品質のいいものを手に入れたいなら ちゃんとそれ相合の値段を払うべきである だって例えば高級なレストランに行ったと して自分分の都合でたったの50000円 しか払わない人間なんていないだろう高く ても質が良いものが欲しいならちゃんと金 を払えってことだそれくらいまともな人間 なら誰だって分かっていると思っていたが 豪田さんは大企業の社員のくせにそんな 常識すら欠落しているようだった俺は頭に 来たのでAインダストリーカンパニーの 本社にクレームを入れることにした じいちゃんに相談せず勝手にクレームを 入れれるのは気が引けたがその時は むかついていて後先のことなんて考える 余裕もなかったのだはいAインダストリー カンパニー営業一家の伊勢 です町田ネジの町屋ふみやと申しますあの そちらの営業一家に剛田さんという若い 男性がいますよねああ田君ね私の部だよ ああ君があの町田ネジのお孫さんねさっき 河田君から聞いたよ我が者の要求を飲めな いってどういうことだいはあのそれはどう いうことでしょうか豪田君が言っていたよ 町田ネジでひどい暴言を測れたってね全く こっちは契約してやると言っているのに ひどいことをするもんだ怖い目に合わせる とか 痛い目に合わせてボコボコにするとか言っ たんだろうもしかして君はヤンキーあがり なのかえそんなこと言っていませんそれは 豪田さんの嘘です私はヤンキーあがりでも ありませんし真面目に働いてきた人間 ですまあそうやって言っているといいよ 言っておくけど私と豪田君は昔やんちゃし てたからね今こうやって大企業に入って エリートをしているけど昔なんて悪さ ばっかりしててむかつく人間を片っ端から ぼしていたから君もなめた真似をしてい たらじいさんと共に痛い目に合わせるから ねそれは脅しですか別にいいからさっさと

条件のめよ底辺 人間伊勢さんという田さんの上司はとても 態度が悪 よくこんな人間が誰もが知る大企業に入れ たもんだなと思う過去のことを隠していた のかもしれないがきっと続上がりか何かな んだろうなと思った俺は豪田さんに対して 脅したりしてなんかいないしあれは完全 なるでっち上げだ俺があの場で条件を飲ま なかったからと言ってそんな嘘を上司に 言うなんてひどすぎる高校の頃も高校出て からじいちゃんの工場で働くようになって からも俺は真面目に生きてきたつもりだ ヤンキーなどでは決してないし悪いこと なんて1回もしたことがないそれなのに伊 さんは自分が昔やんちゃをしていたと言っ て逆に俺を脅してきたこんなのありえない と思って俺は握りこぶしを強く握った クレームを入れてやって田さんが司からば いいと思ったのに上司の方までくず人間 だったとは電話したことを後悔するレベル だったもちろんじいちゃんには心配を かけるから俺は何も言わず黙っておこうと 決めたのであるどうしたふみやお前飯食わ ないのかせっかく隣の田中さん家が魚くれ たっていうのにうまいぞえああ食べるよ ちょっとぼとしてただけなんだ彼女でも できたかお前いい年なのに女気ないから なあたまには休みの日にどこかに行ったら どうなんだ部屋にこもって漫画ばかり見て あれは漫画じゃなくてアニメっていうの テレビのやつはアニメだよ何がどう違うの かわからんがまあそのアニメとやらばっか 見てないで外に出ろほら最近は婚活 パーティーとかいうものがあるんだろう そういうところで嫁さん候補を探してき たらどうなんだ あああわしは孫の結婚が見たい なあ俺まだそこまで年行ってないしそんな に心配しなくていいでしょうそもそも俺は まだ彼女とか考えてないしそりゃ俺だって 彼女が欲しかっ でもこの付近でやっているマコンとかいう 婚活パーティーには結構高学歴で高収入な 男性が来るらしい以前に興味本位でネット でその募集を見てしまったのだがそこには 学歴や収入の条件がずらりと書かれていた 俺はどれにも当てはまらなかったしマコン なんか行けるわけもないだから自分に自信 が持てなくてどこかで彼女を作ろうという にすらなれなかったもちろんじいちゃんの 工場で働いていることに対してはプライド だって持っているでも世間の女の子は工学 歴でホワイトカラーな男性が好きなん だろうなと思うとなんだかちょっと奥手に

なってしまうのだ悔しいけれどあの豪田 さんみたいに大手業に勤めていてそれなり に顔が整っている人だったら女の子が 群がってくるのかもしれない他人を羨んで も仕方ないし俺はこれからのんびり彼女で も探すかと思ったある日無段通りに仕事を していた俺は工場の外にある八上に水やり をしていたこの八上の花はお隣の田中さん がくれた花でじいちゃんが育てているのだ が最近じいちゃんは水やりを忘れていた 自分で育てるって言ったのにじいちゃん 忘れてばっかで花がかわいそうだよもしか してボケてんのかなまそれはないか俺に いつも注意してくるしシャキシャキしてる し な水やりを終えて工場内に戻ろうとした時 レクサスがうちの工場前に止まったそして 中から高級そうなスーツを着た美人な女性 が窓を開けてこう言ったあのA インダストリーカンパニーの小野と申し ます車はどこに止めたらいいでしょうかえ ああそうですねそっちが空いているので そちらに止めてもらっていいですかでは 失礼し ます小野さんという女性はそのまま空いて いる駐車場にレクサスを止めたどうもこれ は社用者らしいあの会社では社用者に レクサスが支給されるのかと思って びっくり 結構な高級者ではないか先ほども申し上げ ましたが私はAインダストリーカンパニー の小野千歳と申しますえ えっと小野さんがなぜここ にどうもうちのゴダと伊が失礼なことを 言ってしまったようでお詫びのために伺い ましたそうでした か小野さんが渡してきた名刺を見たあのA インダストリーカンパニーのものだった そして役職からして田さんや伊勢さんより 上の人間だと分かったのである伊勢さんは 電話でしか話したことがないから何歳なの かわからないが多分35歳から40歳だと 思うそして豪田さんは俺とそれほど変わら ないでも小野さんは見た目が30歳くらい だもしかしてとてつもなく仕事ができる キャリアウーマンなのではないかと思っ たうちの部下が伊勢が大変失礼なことを 言ってあなたを脅していたと言っており ましてこれは訴えられても仕方ないこと です誠に申し訳ありませんでした私ずっと アメリカに長期出張に行っておりまして 戻ってきたのが昨日で事態を把握するのが 遅れてしまったの ですそうだったんですねでも野さんのじゃ ないです悪いのは私たちを見下した豪田

さんと脅してきた伊勢さんですからでも これは私がきちんと教育をしてこなかった からだと思います年下上司なものですから あまり強くものが言えませんでしてこんな ことになるくらいならもっと厳しく指導し ておくべきでした本当になんとお詫びし たらいいかわかりませんそれから小野さん はうのにも謝りたいと言って中に入って いったじいちゃんは奥の方で1人で作業し ているから俺たちの会話を聞いていない じいちゃんは小野さんから渡せれた名刺を 見てAインダストリーカンパニーの人間と 知ってどうも覚悟を決めたようであるその 覚悟とは赤字でもいいからネジを大量に 売るという覚悟だもう私は決心がつきまし たよここまでされちゃねえもう20%引き の価格で売らせていただきます よじいちゃんが顔をあげてそう言った時 小野さんはびっくりしていたああのもしか してあなたはあの時私を助けてくれた うん小野さんは私のことを知っているの です か覚えておられないんですかほら電車にに 乗っていた時に貧血で倒れそうになってい た私を助けてくれたのがあなたなんですよ えそんなことあったか なあの時から私はずっとあなたのことを 探していましたいつか俺を言おうと思って いたのですがどこにいるかも分からず自前 でそうだったんですねずっと心の中で思っ ていましたよやめてくださいよ私はくたば さんのことしか頭にないんでねいやそう いう意味じゃないです誤解しないで ください実は私の祖父にそっくりなんです えなんだっ て私の祖父心臓って言います小さな頃に 里子に出されたとかでもしかしたら町田健 さんと繋がりがあるんじゃない かって心臓は確かに私の弟ですわけあって 私たち双子は幼い頃別々の家庭に引き取ら れていきましたまさかあなたが心臓のお孫 さんだったと はなんと小野さんのおじいさんはうちの じいちゃんの双子の弟だったらしい俺は そもそもじいちゃんに双子の弟がいたこと なんて知らなかった小野さんは1年前に 電車に乗っていた時を起こして倒れかけた らしいそれを間一発受け止めたのがうちの じいちゃんだったじいちゃんが助けて空い ている席に座らせそれから一緒に途中下車 して飲み物を飲んだので回復した らしい俺はじいちゃんがこんな人助けをし ていたことも知らなかっ たじいちゃんは昔からあまり多くを語らず 自分の過去にも触れなかっただからの弟が

いて生き別れになっていたことも俺は今 知ったのだじいちゃんの親つまり俺から見 てひばあちゃんに当たる人は生活が大変 苦しかったらしいそれで子供を育てること ができずなくなく双子を手放したそうだ 双子はそれぞれ別の家庭に容姿にもらわれ たそれが町だけとということだつまり俺と さんは一応血が繋がっているということな んだと分かっ たそうか心臓はちゃんと孫まで見られたん だなよかったよかっ たでも祖父の心臓は1年前に多してしまっ たんです癌で投票していたんですけど最後 は安らかな顔をしていましたよずっと あなたのことを考えていまし たそっか心臓はなくなったのかでも俺の ことを忘れずにいてくれたんだなあ確か 容姿にそれぞれもらわれた時まだ3歳だっ たと思うけど覚えていてくれたなんて 嬉しい なあ小野さんのような立派な孫を持って 誇りに思っている だろうそうだと嬉しいですでも私はいつも 仕事で忙しくて常にあちこち全国を飛んで いましたから祖父ののお見舞いには なかなか行けていなくてもっと色々して あげたかった ですそれでもきっと心臓は小野さんのこと を見守っているよこんな立派なお孫さんな んですから ね祖父の目には涙が浮かんでいたそして 汚れた作業儀の袖でゴシゴシ目をこすって いた祖父にも大変辛い過去があったんだと 知って俺までもらいなきしになったそして 他の親戚とは疎遠になっていたけれどじい ちゃんの弟さんの孫に会えるなんて びっくりである俺が親をなくした時親戚は みんな揉めていたらしい特に母親側の 祖父母は俺のことを邪魔な存在だと思って いたようだ母の祖母からしたら可愛い娘が 産んだ孫のはずなのにそっちの祖母は娘を 思い出してって辛いしこの子だけ生きて いるなんて 憎たらしいとまで言ったらしいそれでうち のじいちゃんが大変怒って自分が1人で 育てると決めたそうだ確かに俺は写真の中 の母とそっくりである天然パーマなところ も色白で目が二重なところもエクボがある のも母親譲りだだから娘にそっくりな俺を 育てるのがつ のかもしれない今となっては母方の祖母 たちの言うことも分からないではないが ちょっと言い方がひどいなと思ったそう いうわけで母方の親戚とはほとんど縁を 切っていて俺がじいちゃんに引き取られて

からは会っていないじいちゃんの方つまり 父方の親戚のことを俺が尋ねてもじい ちゃんはいつも適当にはぐらかしていた きっとの臓さんのことを思い出して辛かっ たからなん だろう話がそれてしまってすみません私と しては110%割り増しの料金でこのネジ を仕入れたいと考えております我が社の 製品にはこのネジが必要不可欠なのです そのためには多少高くてもクオリティの 高いものを使っていきたいと思います えそれは本当ですかはいこれは専務からも そのようにと話が出ておりますのでどうか お願いしたいと思っていますうちの社員が 大変失礼なことを言ってご気分を害された のは十々承知ですていうか不快なことって なんだおいふみやお前何か言われたのか実 は豪田さんがあまりにも偉そうにものを 言ってくるからクレームの電話を入れよう としたんだ けれど伊勢さんて人から脅されてなんで そんなことを言わなかったんだ知っていれ ばわしだってガツンと言ってやったぞ本当 にすみません先ほどふみやさんには謝罪を したのですが社長がご存知なかったとは私 も今初めて知ったところでして誠に申し訳 ないです豪田は主任で伊勢は係り長なの ですが私も扱いに困ってまして いいや小野さんはとてもお若そうだしその 年齢で課長だと大変でしょうまあ男性の 多いあのAインダストリーカンパニーで よく頑張っておられますよ大したものです うちの孫のふみやとは大違いです ねいやいや私はまだまだ未熟者ですどうか 我が者と契約してくださいこの通りです これからは責任持って私が担当させて いただきますのでもちろん強打と伊勢には きつく注意しますし上からも出席されると 思い ますそうですか小野さんがそこまで言わ れるのでしたら契約しましょうもちろん 10%マなんかじゃなくていいですよ私は うちのネジを正当に評価してくださる会社 さんとは仲良くやっていきたいので適正 価格で下ろそうと思っていますどうぞこれ からよろしくお願いしますね私からもお 願いしますどうぞ今後も町田ネジを よろしくお願いし ますそうしてじいちゃんの工場である町田 ネジとAインダストリーカンパニーは大型 契約をしたもちろん担当は小野さんで豪田 さんは外されてしまった田さんは俺が脅し てきたと嘘を言い伊勢さんがそれを信じて 俺に てきたその会話を他の社員が聞いていて

海外から帰国した小野さんに相談したので 小野さんはびっくりしたそうだ部下が そんな勝手なことをし失礼な発言をしてい たなんて最悪の事態 だろうもちろんその後小野さんは剛田さん と伊勢さんを呼び出して注意したそうだで もそれだけでなくなんと専務からも 呼び出されてしまった訴えられたらお前 たちのせいだと言われて伊勢さんと豪田 さんは小さく縮こまってそれ以来大人しく なった らしい最初から人に迷惑をかけていなけれ ば上の人間に叱られることもなかったのに 頭が悪いんだなと思った学歴はもしかし たら立派かもしれないけれど人間として 終わっているこのような人間になるくらい なら俺は底辺だと思われようが一生じい ちゃんの工場で働いていた方がいいと思っ たそれから工場の売上はどんどん伸びた 小野さんが担当になってからA インダストリーカンパニーの製品の 売れ行きも良くなってネジの需要が増した のだ生産が追いつかないくらいだったので 俺は残業しまくってでも働いた俺たちが心 を込めて作ったネジやその他部品などが 必要とされているなんて嬉しい 実はこの間発売した我が者の最新モデルの ものが売れに売れているんですよ全然壊れ ないってお客様から評判なんですこれも 町田ネジさんのおかげですねやっぱりいい ネジを作ってらっしゃるだけのことはあり ますそう言ってもらえると助かりますネジ は私たちの全てですからずっとこのネジ 作りのために頑張ってきましたまだ私 なんかは1人前じゃありませんけど今後も ずっと祖父と共にネジを作るつもり ですきっと町田社長も喜んでおられますわ とてもいいお孫さんです ねそうだといいですけど未だにミスばかり で怒られますよもうちょっと集中しないと いけませんねあそうだ町田社長から話が あってうちの祖父の墓参りに行かない かってになったんですけどやさんも来て くださいますかええもちろんですこんな縁 ってありませんしねそれにうちの祖父の弟 さんってことは親戚ですから小野さんとも 一応親戚ですもんね私ずっと他の親戚とは 疎遠だったので嬉しいです私もあえて 嬉しいです今後もいい関係でいましょう ね俺はちょっとさんのことが好きだった けれやっぱり血縁があるから告白なんて できなかったでも小野さんが2年後に結婚 した時はもちろんお祝いに行ったちょっと 寂しいと思ってしまったけれどとても幸せ そうな小野さんの顔を見て彼女の今後の

幸せを願わずにはいられなかったか言う俺 もその後彼女ができたうちの工場の経営が 持ち直して事務員を増やすとなったのだが 20代の女性が入ってきたのであるその人 はとても仕事ができて頑張り屋さんな人 だった以前は大手業に務めていたそうだ けど仕事が忙しすぎて体調を崩したことが ある らしいうちの工場は繁忙機でも事務員さん が夜中まで残っているなんてことはないし 結構定時で上がれるそのみささんと俺は 結ばれて結婚したじちゃんはひが見れるか もしれないと言って喜んでいたじいちゃん と亡くなったばあちゃんはすごく若くで 結婚したそうだからまだそんなによぼよぼ じいさんじゃないきっとひ孫が生まれる まで元気にいてくれるだろう俺は今日も 頑張ってネジを作って いるえあそこに人が倒れてるもバイクまで どういうことなんだまさか そんな俺は神や淳しょうもない大学生だ 毎日ぐったりしていて元気が ないそして金もないので本当に飢えて しまいそうだ毎日食べるのは安売りされて いる食パと賞味期限ギリギリのものだけ だっ たある日バイトの帰りに俺は真っ暗道を 歩いてい た俺は当時大学4年生だったのだが冬に なっても内定が取れずに苦労してい たバイトをかけ持ちしながら就活をするの は本当に辛くていつ倒れてもおかしくない 状態だっ たろに食べてもいないので飲食のバイトの まかなだけが俺の救いだったの だそんな俺が夜道で見たのは道端でうまっ ているヤンキーだった その人は髪の毛が長く小柄だったのですぐ 女性だと分かっ た特攻服には天井天下ユが独尊アイラブユ とか書かれて いる雨が降っていたので彼女の特攻服は びしょびしょだっ たしかもバイクでこけた様子なので泥 だらけでボロボロで あるちょっと怖かったがそのバイクに乗っ ていた女性が大か心配でかけったの だあの大丈夫ですかお怪我とかありません かいや滑っちまっただけだから大丈夫だよ あいててててこんなのどうにかなるよ ちょっと足が晴れてるじゃないですかこれ は捻挫してるかもしれませんよすぐに病院 へ行かない とそうだな濡れてたしスリップした時に足 をひねったかな

ああこんなんじゃやってけねえ わとにかく病院へ行きましょう俺免許なら あるのでこれゼファーですねかっこいいな これ高いんじゃないですかあすみません それよりさあ急ぎましょう後ろに乗って くださいしっかり捕まっててくださいね ここからなら救急車より早いん ですまんなごめんよ 俺は免許を持っていたのでヤンキーが乗っ ていたゼファーにまたがった魔改造されて いるのかマフラーが偉いことになって いるマフラーは俗に言う竹槍マフラーと いうものだった見たことがない人はネット なんかで調べて ほしい上にとんでもなく長いマフラーが 向いているいかついものである俺は別に ヤンキーではないがバイクが好きだったの でいうカスタムを知っていたあと牛の実家 は田舎なので高校を卒業したら強制的に 免許を取らされるだから車の免許もあるし バイクも乗れるの だこのバイクは爆音がしたので運転してい てちょっと怖くなってしまったがとにかく この人を近くの病院まで連れて行こうと 思っ たここいらは田舎なので救急車を呼んでも すぐに来ないしそれだったらバイクでその まま向かった方が早いと思ったのだ それで俺は後ろにそのヤンキー女性を乗せ て運転してい たもう夜の9時だったので大きな病院の 救急しかやっていなかったので近くの総合 病院に駆け込んだ俺はヤンキーを音部して 病院の中に 入るヤンキーはだんだんしんどくなってき たのか何も言わなかっ たあのもうすぐ看護師さんも来ますし見て もらえますから頑張ってくださいね俺は ここにいますからあ飲み物とかいりますか ああありがとうなんか喉乾いたしお茶でも 欲しいなじゃあ買ってきますのでこれ書い ててくださいね問診表らしいですおう 分かっ たヤンキーは問診表を手に取ってそれを スラスラと書いてい た金髪にピンクの特攻服で足元は派手な ハイヒールだったが文字はとても綺麗で びくりした俺はそれを受け取って受付の人 に渡したそしてヤンキーの名前が呼ばれ たこの人は加藤レカさんというらしいので レカさんと呼ぶことにし たレカさん今から診察に行きますよすぐ見 てもらえてよかったですね ああ車椅子俺が押しますねそっと押し ます看護師さんが持ってきてくれた車に

レカさんは乗ったレカさんの足はパンパン になっており赤くて痛そうだっ たレトゲなどを取った結果なんと捻挫など ではなく骨折だった らしいこけた時に衝撃で足を追ったの だろうレカさんは苦しそうな声をあげて 痛みに耐えていたなんとか女子が済んだの でお会計を待っ たやべえよ保健書も持ってきていないし 財布の中に3000円しかね絶て足りねえ だろこれ足が折れたことよりそっちの方が ショックだわそそうですかレトゲも取って ますし処置もしてるから結構行きそうです よね1万は確実に行くかな うここは仲間に連絡してえいや仲間って それはちょっとどうかなうんそれはなんか あの仲間というのは暴走族の仲間なん だろう特攻服を着た女の子たちが笑笑やっ てきたらみんなびっくりすると思ったので 俺はこう言っ たじゃあ俺が出します俺昨日バイト台入っ たんで気にしないでください えでもあんたにそんな迷惑かけられねえよ だってあんたはただ私を助けてくれた人だ しそんなことしてもらったら困るんだよ いいんですよ俺はただ困ってる人を見捨て られなかったんです から そんなじゃあちゃんと返すから家とか教え てくれよえいえいやいやいやそんなの結構 ですレカさんが元気になってくれればそれ でいいのでお金とかいいんです実は俺結構 金持ってて えあんたそうには見えない けど俺は1人でアパートに暮らしているが 隣にやさんらしき怖い兄ちゃんがいるので 来られたら困ると思っただからとっさに嘘 をついたのだ実際にやさんなのかどうかは 知らないがちょっといかついし何をやって いるか分からないので あるそれに俺は女性と話すのが苦手である 家に来られても困るのでお金を返して もらうのは辞退し たレカさんには相当怪しまれたがやっぱり ヤンキーの女性が家に来られてもなという のが本音であるうちの実家は田舎にあって 相当保的だっただからヤンキーと知り合い だなんて知られたら困るの だそっか迷惑かけてごめんなこんなバカな ことしてるのももう終わりにしようって 思ってるのにやめられねえん だそうです かていうかあんたの名前聞いてなかったな あんたの名前は何て言うの えっと神や淳

です何歳なの私は二十歳だよ高校は何とか 出たんだけどずっとこうやって続してるん だ毎日楽しく生きてりゃいいかなと思って あんた学生さんああはい大学生です年齢は 誕生日がまだだから21歳 ですなんだお前の方が年上じゃん敬語とか なしにしてよあーくあーくんあんたの あだ名だよ今考えてあげたの私はね関東 まるまる女性連合っていう暴走族の早朝な ん だそ早場なんだへ へえ私ちっせえけど結構強いんだよ こないだまるまる会の奴らとタマでのして やったわ そそうなんだ あははすごいんだ ねレカさんは小柄でキシだけどなんと レディース早朝らしいなんだか怖い話をし 始めたので俺は恐ろしくなって空返事をし てしまった結局俺はお会計を済ませてレカ さんの乗っていたゼファーにまたがった 後ろにはレカさんが乗って いる私そここのまるまる町3丁目の ドラッグストアがあるところなんだけど 分かるうんハッピー薬局ってとこだよね そこの近くなのうん家は白で3階建てなん だ家の庭には大きな木が生えてるから 分かるよああそこ右に曲がって分かっ たそうしてレカさんの家まで行ったのだが かなり豪邸だっ ためちゃくちゃ広くてお屋敷ではないかと 思ってびっくりし た俺の実家なんて貧乏で雨森がしても修理 ができなかったの にそんな家だが親が無理して大学に行かせ てくれたのだっ た俺はヤンキーというものは不幸な家庭に 育っていてぐれていて家もボロボロという 勝手なイメージを持っていたので意外だっ たなんでこんなでかい家にレカさんが住ん でいるんだろうか もしかしてヤンキーでなければ彼女は相当 お嬢様だったんじゃないかと思っ た私あの時医者に言われたんだもし頭を 打ってたら大変なことになって たって命はなかったかもしれねえ なそっかまだ足で良かったというべきなの かなんというか良くはないけどまあ治る からね無茶しないでねああ分かった とにかくあの時助けてくれてありがとな この恩は忘れねえよ あ俺はそこまで大したことしてないからさ 早く家の中に入ってピエルからじゃあ なレカさんは足を引きずりながら家の中に 入ってしまっ

た俺はバイクで来たはいいもののこれは レカさんのものだからまた歩いて帰らなく てはならないここから駅まで相当遠いし 帰る頃には何時になっているんだと思っ たでも彼女がなんとか助かってよかったと 思うヤンキーとはいえ困っているのだから 俺はこうして助けてあげたのは正解だった と思っ たそれから5年が経っ た俺はなんとか大学を卒業するギリギリに なって内定をもらえて泣きそうなほど 嬉しかっ たしかし入社して1週間で絶望したので あるだってこの会社は超絶ブラックで どんどん人が辞めていくから だ通りで俺のような底辺大卒でも採用して くれるわけだと思っ た俺はいろんな会社にエントリーシートを 送ったのだが巷で噂されている学歴 フィルターのせいで大手には書類で弾かれ てい たそしてなんと説明会でら大手には参加 できなかったことも あるこれも全部学歴フィルターのせい だ学歴フィルターとはある一定の有名大学 の学生さんしか企業説明会に参加させませ んよとかそういうもの だ底辺大学の人間は説明会で弾かれない 企業であっても書類審査でことごとく 落ちる中身を6に読まず有名大学の書類 だけ読んでいると聞いたことがあっ たまあたくさんの学生が受けるのだから ある程度古いにかけるのも重要なの だろうしかし俺はこんなブラック企業に しか入れなかったのかと思うと泣けてき たうちの実家は田舎で親が貧乏なので苦労 して大学に入れてくれ た親は高校までしか出ていないが大卒に なればきっといい給料がもらえるからと 言って底辺大学の学費を全部払ってくれた のだ 実家だって余裕があるわけではないのに 貯金を崩してくれ た俺はいつか恩返ししないとバチが当たり そうだと 思う降参の頃いくつかの大学を受けた けれど有名大学には 全敗浪人する金がないので仕方なく底辺 大学に行ったの だでも俺の実力不足なので今更どうしよう も ないそんな俺は絶賛上司から嫌われてい た上司の花田課長は俺のことを毛嫌いして いつもあれこれ上から目線で物を行って くるの

だ彼はとても有名なダブル大学を出たそう だが前の会社で人間関係がうまくいかなく て自己退職した らしいそれで最就職したのがこの会社だっ たしかし課長はいつも俺はこんなところに いるべき人間ではないと言って いる俺から言わせてもらえばいい大学を出 たってここにしか最就職できなかったのだ から一緒だろうと思ってい た俺はこんなところにいていい人間じゃ ねえんだよほらやっぱり大手に行って バリバリ仕事してえ なせめて勝者が外資経金融がいいよな みんな能力高そうだし俺に釣り合うと思う んだよ ああ はあそうそうですよ ねだってお前と違って俺はあの天下の ダブル大卒だぜお前の大学ってあれだろ 偏差値45しかない土底辺じゃんそんな ところにしか行けなかったんだし相当頭が 悪かったんだろうなまお前の仕事ぶりを見 てたら頭が悪いことなんて一目当然だ けどはいいつもご迷惑をおかけしてすみ ませ ん俺はもっと優秀な部下が欲しいのにお前 みたいなアホがいて困るよああ俺はアホの せいで仕事が増える な課長はいつもそんなことを言っていたが はっきり言って何もしていない常に パソコンのモニターをぼーっとと見ている しなんと仕事の中にネット通販しているの も見てしまったこんなことしていていいの かと思ったが課長は当たり前のように通販 だ買い物をしているたまに新聞を読んで いると思っていたらスポーツ市の3問小説 を読んでニヤニヤしていたなんと いやらしい内容が書かれているそういう 読み物だそんなのを女子社員のいる前で 読むなんて頭がおかしいとしか思えない しかもわざと女子社員にそれを読ませて想 を求めたりしているので嫌がらせだと感じ たある日俺は課長から仕事を与えられたの でそれに集中してい たうちの取引先のA社に渡す重要な書類の 作成である俺はその書類を作るために毎日 残業をして頑張ったその資料は1日2日で 終わるような内容のものではなかったから だそしてなんとか完成させたので課長に それを渡した これ頼まれていた資料ですデータの方は こちらに保存しておきましたありがとう後 で目を通すわでは他の業務があるので戻り ます オッケーしかしなんと課長はその資料を

謝ってシュレッターにかけてしまった俺は シュレッターにかけて課長がやべというの を聞いたので ある俺がデータを保存したUSBも壊して しまったそう だそれで社長から怒られていたのだが課長 は俺のせいにしてきたいえ私がやったんで はありませんこの神がシュレッターにかけ ているのを私は見まし たは待ってください何言ってるんです かそしてUSBも足で踏んづけてこなごな にしておりました私のことが嫌いだから こんな意地悪をするの ですちょちょっと待ってください私は そんなことしてません本当です信じて くださいほら社長の前で言い訳か見苦しい ぞかや 君 そんなお前A社との取引がなくなったら どうするんだ首になるかもしれない ぞでで もま私の監督が行き届いていないせいなの でかや君を連れて謝罪に参りますもちろん 先方にはかや君が壊したことなどを伝え て そんな俺がいるんだからいいよな神 やひは はい課長の顔がとんでもなく恐ろしかった ので俺は謝罪に行くことを了承してしまっ た でも課長がシュレッターにかけたり壊し たりしたのだからメインで謝るのは課長な んじゃないかと思っ たそういうわけで俺と課長はA社にやって きた謝罪に来ているのに課長はなんだか 笑顔でにげて いる俺の方は緊張で手汗が止まらず ベタベタの手の平を握ってい たおし行くぞお前しるんじゃじゃねのは はいでも本当に大丈夫でしょうかあちらは かなり怒ると思いますよだってお前のせい なんだから仕方ねえだろういいから同でも 何でもしろよ俺はまあしない けどそんなでも課長がやったん じゃはあ今なんかいらないこと言ったか お前いやなんでもない です本当にむかつく最低のクズ野郎なので 俺は課長のことをこの場で罵倒してやり たかっ ただが今はそれよりも重要なことが あるA社の社長に詫びて土下座してでも いいから許してもらうことだこの案件はA 社の社長が時々に思いついたもので是非 うちにこのような資料を作って今後の取引 の参考にしたいと言ったらしい

重要な資料を持ってこずただ謝りに来た なんてアホみたいで あるそして社長室に案内されたので俺たち は挨拶してから入った社長はとても難しい 顔をしており資料を作成してこなかった ことに対して怒ってい たまあ当然といえば当然の反応で あるあの資料を楽しみに待っていたのに シュレッターにかけただとか USBを粉砕しただとか君たちの会社は 一体どうなっているのか ね本当に申し訳ございません私のせい で全く君には失望したよ花田君どんな教育 をしたら部下がこんな下体を犯すのかね はい私も毎日苦労しているのですがこの神 は本当に 困っておりまして病の遺も悪化していく ばかりなん です嘘つけ健康診断で何もなかったしイよ なんてなったことないだろうこっちがイよ になりそうだ わそうか花田君も手を焼いているんだね まあ私も分かるよ無のつけには毎日苦労し ているから ね君はきちんとてこれからこうしたことが 起きないようにボミをなくしなさい次に こんなことをしたら我が者は取引しない よそして花田課長は俺に小さく耳打ちして き たおいこらお前ここで土下座し とけよ え早くしろ あ はいそこで俺は土下座しようと身をかめ たその時だった誰かノックしてきたの だ入り なさい失礼します 社長眼鏡をかけた美人な女性は俺の方を まじまじと見て いるああこんな美人な人に情けない格好を 見られて恥ずかしいと思った女性は俺と 課長を見てこう言っ た社長USBは壊れてなどないですよなん だっ てだって道端に落ちていました からどどういうこと だ花田さんでしたっけあなたいい度胸です ね え私のことを盗撮してこのUSBに保存し ていたん でしょうえそれはなんだってうちのレカを 盗撮だってええたまたま見つけたんです そしてなんと自撮り写真までありました からこの花田さんが管理していたことは 分かりますそれに名前も書いてあるので

そこのかやさんのものではないでしょう うあなた誰に喧嘩売ってるのかしらなんだ か昔思い出しちゃうわタイマー貼っても いいのよねあ ああなた はレカさん加藤レカさん えそう よなんとこのメガネ美人はあのヤンキー だったレカさんだったあの頃はピンクの 特攻服に金髪派手な化粧ギラギラのスパン コールがついてハイヒールだったし今と 全然違うから驚い た今のレカさんは栗色の髪の毛に控えめな メイクそしてアズ色のフレームのメガを かけて いるでも背格好は変わらない昔と同じく スリムだし背丈も150cmくらいで 小さかっ たれかお前はかや君と知り合いなのか ええ私が昔レディースをやってた時に助け てくれた人よほら足を骨折したでしょ あああの時かあの時出張で家にいなくて命 の恩人に礼が言えていなかったん だそうなの家も連絡先も分からなかった から診察台とか返せずにいてバイクで私を 送ってくれた神や淳さん よそうかそうか君があーくか娘はずっとの ことを話していたよあーくに会いたいあー くが好きだって常に言っていたんだまあ ちょっとやめて はあじゃあ社長の娘さんだったんですね そうなんだよ私と妻があまりにも忙しくて 子供を放置していたら娘のレカも息子も ぐれてしまってねでもその後真面目になっ てくれて今では娘は一緒になり息子は修行 としてよその会社の正社員 だそそうでした かおっとこんな話をしている場合じゃない ねそこの花田君盗撮ってどういうことなん だうちの娘のことをつけて写真なんて撮っ ていたの かいやえっとですねあの随分お綺麗な方が おられると思ってましたもので聞いてこの 人の持っていたUSBからいやらしい写真 まで出てきたのよ私たちの家をどうも覗い ていたようなのうわあやめて くださいそれに私が友達と遊びに行く時に スカートを履いていたんだけど階段で こっそりき貴様なんてことをしてくれたん だうちの大事な娘のことをそんな いやらしい目で見ていたのか すみませんすみませんああどうか許して くださいそれに神や君に罪をなすりつけて USBを壊したことにしていただとどこ まで愚かなんだもう君とは話をしたくない

出て行ってくれた前もちろんそちらの社長 には私から話をつけておく [音楽] ああそれだけはご勘弁 を花田課長はは土下座をして平謝りだっ た泣きながら許しをこうていたが社長と レカさんの怒りは収まらなかったよう だそりゃ可愛いマナ娘がこんなことをされ ていたのだから社長からしたらとても腹が 立つだろう社長は警察にも相談すると言っ ていたので課長はめそめそしてい た俺はこんな気持ち悪いことをしていたの かと思って課長のことをめた目で見て しまっ た課長は1人でとぼとぼ帰って行っ たもう社長もこいつと話をしたくないから だ俺は社長にその場に残るように言われた ので緊張しながらソファーに座ってい た君のことを叱って悪かったどうか許して ほしいこんなので許してもらえるとは思わ ない がいえ私は花田君の言葉を信じた私がバカ だったんだ花田君の方が悪いことをしてい たのにかや君は精一杯我が者のために資料 を作ってくれたんだ ねはい自分用にデータを持っていなかった 私も悪かったのでそこは反省してい ますいいよだって花田君が悪いんだから まあ彼は首になるかもしれないし 今後は意地悪な上司がいても大丈夫なよう にデータはしっかり自分のものを持ち なさいいやそれより君はあんな会社にいて いいわけがない な はいいやあ君の会社のことを悪く言いたく ないんだが最近嫌な噂を聞いてしまってね だから君もあそこをやめて他に行くべき だでも私は大した仕事もできませんし特に 才能もないのでどこにも行けない気がし ます一生あの会社に使えるしかないと思っ ているん ですそこでだ君には是非我が者に来て もらいたいと思っているんだがどうかね え私がですか ああ我が者はCSR活動の一環として 恵まれない子供たちへのチャリティ イベントも行っているしそもそも会社の 理念は人を助けることなん だほら医療機器の会社だ からひやでも私なんぞが君はレカを救って くれたじゃないかヤンキーでどうしようも ない娘だったけれどあれから真面目になっ て人の役に立ちたいと言って医療系の学校 に行きうちで秘書として働くようになった んだよそれも君がを助けてくれたおかげだ

見た目で判断せず人を救うような君は我が 者に会っていると思うんだきっとたくさん の人の命が救えるしイベントでは子供たち が喜ぶ よそそんなありがとうございます是非とも ここで働かせてください一生懸命頑張り ますあなたがいたから私は変わることが できたの よを傷つけるだけのヤンキーだった私が人 のためになりたいと思って医療系の学校に 行けたのも父の会社で働けるようになった のも全部あなたのおかげだった のこんな形になってしまったけれどまた あえて嬉しいわこれも何かのきっかけだと 思って是非うちで頑張って ね はいそうして俺はあの会社をやめた結局花 課長は警察にも相談された上にうちの社長 から叱り飛ばされて解雇になったまあんな やは首で仕方ないと思うざまと思って しまっ たそれから俺はA社で働くことになった俺 は全く毛色の違うA社で馴染めるかと思っ たがみんな仕事熱心だし誇りを持って働い ていていい刺激になった前の会社はすぐに 人がやめるしみんなダラダラしていたので 覇気がないなと思っていただがここは そんなことはないみんな生き生きしている し意見も自由に言えるので俺としては 働きがいがあると思っ たそれも社長のおかげなん だろう社長は風通しのいい会社を作るため にあらゆる工夫をしていたし若い人たちに 率先して意見を求めてい ただから若い人がみんな自分の意見を言い やすい環境だったの だそしてアイディアもいいものがあれば すぐに実現しようと 動くそんな姿を見て俺は画然やる気になり 仕事をどんどん頑張っ た営業として仕事をしていたが俺の営業 成績は車内でも2位に入るくらいだっ たどう仕事は慣れましたあはい慣れました よかったまあ車内では敬語でいいですけど プライベートでは食べ語でいいですからね えでもプライベートでてどういうことです かあらもう私はあなたと付き合おうと思っ ているのにそんなこと聞くのつ付き合うっ て そんなもしかして嫌でしたすみませんでも 私はあの時からずっとうんもやんなんて やっぱ嫌ですよねちちちち違います是非お 付き合いさせて くださいなんとレカさんから告白されて俺 はドキドキしてしまったこんなに美人な人

が俺の彼女になるなんて思っていなかった からだしかしレカさんの差しは真剣だ俺も 彼女の行為に答えたいと思ったそれから俺 たちは何度もデートをし たもうすでに社長公認の中だっただから 社長と顔を合わせる時はなんだか 恥ずかしくて 仕方ない今年も冬がやってき たレカさんを助けたのもそういや クリスマス付近だったなと思いながら俺は ショッピングを するバタバタしていてなかなか変えてい なかったのだがレカさんのために プレゼントを買おうと思って高級ブランド 店にやってきたの だそして可愛いネックレスを見つけたので それを購入し たなんと15万円もしたのだが俺は彼女が 大好きだから喜んでもらいたくて買ったの だごめんごめんちょっと道が混んで て大丈夫だけどまさかゼファーに乗ってき たんじゃないよ ねさすがにあれからバイクは怖くなって もう乗らなくなったのよ父も乗らないよう に行ったからね今は車とにしか乗らない のそっ か父がちょうど快食に行くって言うから ついでに送ってもらったのよだけど国道が とても混んでたのよ ねまあこの時間は大体混むからねさて レストランに行こうかわあ ありがとうこんな店に会えるのは初めてな のでとても緊張した元ではあるがいい ところのお嬢さんなのでさんの食方は とても綺麗だっ た社長が言うようにかってもらえなかった からぐれたんだろうけど根は素直でいい人 なん だろうこれクリスマス プレゼント気にいるかわからない けれどえ待ってこれって ティファリョナを選んだ よ嬉しいすごく可愛いわきっと高かったん でしょう私のためにこんな ありがとう え泣かないでよ俺がしたかっただけなんだ しだってこんなのもらったら嬉しいに 決まってるじゃ ないその後俺は両親にもレカさんを紹介し た夏休みにレカさんを連れて田舎に帰った のだ 親はもやんであることを心配していたが今 は社長の秘書として頑張って働いている ことを褒めていたレカさんはあの時乱暴な 口調だったけれど今はとてもやかだ本当は

こっちが正しい姿なのかなと思っ たそれから俺たちは結婚したもう プロポーズの言葉はなんて言ったか忘れて しまっ た緊張して頭が真っ白だったから何を言っ たのか本当に覚えていないの だほらみんなが待っているから行かなきゃ ああそうよね早くしないと今日は晴れてい てよかったなこんな日に結婚式をあげ られるなんて夢にも思わなかった よ私もよみんなに祝ってもらえるなんて 嬉しい私これからいい奥さんになるわ ね結婚式でははグスグス泣いていたまだ娘 の結婚なのだから寂しくて仕方ないの だろう うあのレカが青嫁に行くなんて う 悲しいお父さん私たちの家は近所だし会社 でも会ってるから何も変わらないと思うん だ けどそうだけどこんなに立派になって よかったな霊か え淳君これから義理の父としてもよろしく な はい俺は社長宅の近くにレカと2人で住ん でいるそして2年後にレカは女の子を出産 したあんな派手なヤンキーだった彼女は今 ではお母さんだ穏やかな微笑みを見て俺は 毎日頑張ろうと 思える 俺の名前は山中は30歳の男性だ今までの 人生は本当に辛いものだった俺は双子の兄 として生まれたのだが二乱性創世紀だった ので弟のケトとは全く似ていない弟は 赤ん坊の頃から目鼻立ちが整っており道 行く人に女の子ですかとか可愛いお子さん ねと言われていたらしい そのことをいつまでも母は自慢気に話すの だっただが一方の俺は不細工な赤ちゃん だった目は糸のように細くそれから鼻は ぺちゃんこである犬のパグとかフレンチ ブルみたいな感じだろう猫だったら エキゾチックショート部屋とかペルシャの ようだだが俺は犬や猫のように仕草が 可愛いわけでもなかったようで母から嫌わ れていた動物だったらぶさと言って可愛 がってもらえるのに人間だと目鼻立ちが 整ってないだけで愛されない実の親にすら 愛されないなんて本当に悲しいことである 俺の両親は働いていたので保育園に預け られていたそこで友達からケト君に似て なくてブスと女の子に言われたので俺は その時初めて自分がブスな子供なんだと 気づいたそれから小学校に上がったが俺は 絶望的に勉強ができなかった俺は算数が大

の苦手で掛け算や割り算に苦戦していたク を覚えるのも一苦労だったが弟のケトは すぐに覚えたので両親から振動に違いない と言われていた確かに弟は保育園に入って すぐにひらがなを覚えて自分で絵本を呼ん でいただが俺は小学校の3年生になっても まともに国語の教科書を読めずクラスで恥 を書いていた先生からははい次は山中君 読んでくださいと言われるたびに心臓が ドキドキして汗が吹き出てくる俺はどり ながら読んだがクラス中の爆笑を誘っ た俺が読み間違いばっかりしているから そうして中学に上がったのだが弟はやはり 優秀で両親から期待されていた両親は会社 を経営しておりそこそこの規模だった弟 なら有名大学にも行けるだろうと資金を 準備していたようだケイトなら早稲田でも 慶王でも行けそうだなあもしかして医学部 にも入れるかもしれんぞまあ立の医学部で もは出してやるつもりだからそのために ケト専用の口座を作っておい たありがとう父さんじゃあ俺もっともっと 頑張るねああ期待してる ぞあの俺は あお前みたいなボンクラのために専用の 講座なんて作るわけないだろそもそもお前 は地元の立中学のテストですらいい点を 取れていないってのに本当に双子とは思え ないなあDNAに血管でもあるかもう私は きちんと産んでやったのにこんなにブスで 頭が悪いなんて呪われた子に違いないわ どうしてこうなってしまったの かしら本当だなあお前の前世は極悪人か なんかなんじゃないかそうでもなければ こんなに出が悪いはずは ない弟は頭が良かったので小学校の4年 から塾に入れてもらって有名な私立の中古 を一貫光に入れてもらっていただが俺は バカだから受験させても金の無駄だと言っ て効率中学に進んだのだバカなのは認める ので俺は私立を受けなくて良かったと思っ ているどうせ全部滑って金の無駄になると 分かっていたからだだけど将来の大学資金 の口座を弟の分だけ作るなんて差別的だと 思ったいくら俺がバカで見にくくてもそこ までしなくていいと 思う俺は徹底的に見下されいらない子扱い されていた弟も調子に乗っており俺を けなすようになっていた両親が俺を馬鹿に するから真似し出したんだと思 兄さんはどうせ勉強したって無駄だから 大学の資金なんて準備してもらえなくて 当然 でしょまあ行けたとしてもエフランの底辺 大学じゃないそれだったらお金の無駄だし

行かない方がいいよ ねお前頭いいからっていい加減にしろよ あまり調子に乗ってると調子に乗ってると 何俺にでもするああバカはすぐそうやって 乱暴なことしたがるから嫌いなんだよね それしかやることがないからかな兄さんは 期待されてないいらない子なんだから黙っ てればいいのにうるさいんだよお前に何が 分かるこらはとお前黙らんかお前より俺 たちはトの方が大事なんだそこないのお前 が最高傑作のケトに生気言うんじゃない そうよブスで頭の悪いあんたなんてこの家 の恥血管品は黙って なさい両親も生きな弟の味方をしており俺 の話なんてちっとも聞いてくれなかっ た俺は確かにブスで頭が悪いけれどいくら なんでもひどいこれが親の言うことなのか と本気で思ってしまった中学3年になって 俺は進路を考え出し た頭が悪いから新学校は当然行けないが 行けそうな公立高校と私立高校があった そこで俺は県立A高校を第一志望にしもう 少しランクが下の私立B高校を閉眼したい と母に言っただが母から帰ってきた言葉は 衝撃的なものだった はああんた何言ってるのあんたは高校 なんて行かなくていいのよ えちょちょっと待ってよじゃあ中卒で働 けっていうのそうだよ貧しい国の子たちは 学校に行けずそのまま働くだろうあんたも 彼らを見習いなさいうちは貧しくはない けれどのための教育資金はないの義務教育 を受けられただけありがたいって思わない と ね母が俺にそのようなことを言っていた時 父がやってきた斗お前は高校に行きたいの か当たり前だよだってみんな行くんだから 俺だって高校に行きたいそれからできたら 大学にもそんなもの無理に決まってるだろ お前は中卒で働くんだうちの会社の工場で 使ってやるからありがたく感謝するんだな 普通中卒だとなかなかいい仕事なんてない んだぞでもな俺は社長だからお前を雇って やる息子を雇うなんて素晴らしい父親 だろういやだ俺は高校にど お前はもう高校には行けないんだ勝手に バイトして受験なんて考えても無駄だから なやめさせるからな ええ父の怒鳴り声が家中に響いたそれで2 階から弟もやってきた兄さんわがままはけ ないよもう俺たち分別つく年齢なんだから 親の言うことは聞かないと ケト お前お前だけいつもずるいんだよこの クズはあクズはそっちでしょ効率中学の

テストで35点ってありえないね兄さんは 期待されてないんだから父さんの会社で 使ってもらえるだけありがたいと思わない とねえ父さん そうだケトの言う通りだ お前は全く分かってないバカも休み休み いえ実際頭悪いから仕方ない よ俺は悲しくてサンダルを履いて家を出た 途中でサンダルが脱げそうになったけれど 走って走って遠くの公園に行ったそして そこでブランコをこぎながら1人で泣いて いたのであるなんで俺だけこんな扱いをさ れないといけないのか確かに俺は出来が 悪いけれどだからって実の親や双子の弟 から下され差別されるなんてありえない もう俺は高校に行かせてもらえないんだと 思うと残りの中学生活は全く楽しめなかっ たみんなは受験のために勉強を頑張りつつ も青春を化しているテスト前には誰かの家 に集まって勉強会などをいようだだが今更 いい点を取っても高校に行けないんじゃ やる意味もないだから俺は放課後ブラブラ と公園で遊んでいた俺がある日ブランコで ぼーっととしているとクラスメイトが声を かけてきたそいつも中卒で働く予定の人間 だった名前をエイジと言った はとお前こんなとこで何してるの いや高校行けないのが悲しくて学校も 楽しくなくてそれから家にも帰りたくない からギリギリまでこうしてるん だ俺は家で差別されていることをエイジに 伝えたエイジは俺の話を真剣に聞いてくれ て自分のことも語ってくれたエイジは両親 が事故で亡くなっているので祖父母に育て られているようだだがその祖父母も高齢の ため年金生活である祖父母に迷惑をかけ たくないあまりエイジは中卒で働くことに したようだエイジの祖父母はせめて高校 だけは行けと言ったようだがエイジは 祖父母に楽させてやりたいと言っていた いろんな話を聞いているうちにエイジには 親がいないけれど祖父母に可愛がって もらってるんだなと思って羨ましくなった 俺にはちゃん両親がいるけれど愛して もらった記憶なんてない確かに世話はして もらったけれどいちいち下打ちされていた ので小さな頃から嫌な気分になっていた こんなことなら俺は施設にでも行けば よかったのだろうかそして俺を愛して くれる洋父母が現れたら良かったのに なんて考えたが親をなくしているエジには そんなこと口が避けても言えなかったので 黙っていたこうして俺は中卒として15歳 で働き出した父の会社には工場があるのだ がそこで毎日呼使われていた最悪なことに

残業台も出ないそこそこ大きな会社なのに こんなことしていいのかと思って労働組合 や労基書にちくってやろうと思っただが その度に父から威圧されたのである お前老組や老木書にちくったらどうなるか 分かってるだろう なそそれ は中卒のお前を使ってやってるんだから 文句言わず 働けお前には文句を言う資格もないんだ 分かってんのかお前はなあケトと違って出 の悪い血管品なんだそれでも俺は息子だ からやってるんだぞ あは はい父は怒ると何をしでかすか分からない 人間だ母と結婚する前は大変荒れていたと いうし外で酒を飲んで他人に絡んでいた こともある俺は怖いことをされたくなくて 父の言いつけを守って働いていた手取りは たったの10万円だったのだがそこから 生活費を入れろと言われた 社会人として働いているのだから当然かも しれないがその額がとんでもなかっただっ て手取り10万なのに7万も入れろと言わ れたからだそもそも俺自身が望んで中卒で 働き出したわけじゃない俺が親の進路を 決めてこうしたのだから弟と比べて不公平 だとすら思っただって弟は高頭部に進学し てさらに塾にも行かもらっている父と母は 弟を出来合いしているのでもっとお金を かけていた弟は勉強で脳みそを使うから 当分が必要だと言って高級チョコレートを 買ってきていたのだ夕食の際は弟にだけ 豪華なステーキ肉などを出していただが俺 はザパのようなものを食っていた犬でも もっとマなものを食えるんじゃないかと すら思う クラスメイトに大変な犬好きがいてそいつ の家では2匹のスタンダードプードルを 買っていた一度遊びに行った時に知って しまったのだがそいつは犬たちに1袋 7000円もするフードを与えさらに 1000円もする犬用の肉の缶詰を与え 松坂牛のビーフジャーキーを与えていた俺 は野菜くずたっぷりの雑炊を食べられれば いい方だったのでやっぱり下だこんな生活 を続けていたので俺の体は痩せていて毎日 クラクラとめまいがしたそうして俺は30 歳になったのである弟はあれから東大に 受かっていた法学部を出た後よその会社で 働いており稼ぎも俺よりうんと上だった弟 は給料をたんまりもらっているのに家に金 を入れなくていいことになっいた今月も 頑張ったなあさすがはケイトだ手取り 60万なんてすごいわねさすが東大

そつまあまあか なもう30歳なのにパラサイトして実家に いるくせに1円も払わない弟に対して イライラしていたので俺は文句を言っただ が全員から攻撃されてしまったので あるお前と違ってケトは優秀なんだから家 に入れなくてもいいんだケトはこの家にい てくれるだけでありがたいんだそうよケト とあんたは違うのあんたは黙って なさいそうだよ兄さん俺に文句言いたい なら遠大出れ ば俺は言い返したがさらに知事から怒鳴ら れて終わったなんとも理不尽である俺は家 から逃げ出して1人暮らししたかっただ けど相変わらず手取りは10万円しかない のでそれは無理であるそれに実際は10万 もらえていなかった途中から父が勝手に 生活費の分を給料からピンはねしていた からだつまり俺の自由にできる金は毎月 3万しかない ある日父の様子がおかしくなったことに 気づいた父はメガを頭に乗せているのに ずっとメガを探している何かの冗談かと 思ったが真剣に探していたので頭の上に あることを教えてあげたその翌日も父は車 の鍵を探していた鍵は車に刺さったまま だっ ただんだん父がおかしくなってきたと思っ ていたのだが弟も母も異変に気づいていた らしい母が付き添って父は病院に行ったの だがそこで若年生アルツハイマーと診断さ れたつまりこれからどんどんボケていって しまうってことで ある俺と弟は30歳母は55歳父は56歳 だからびっっくりした認知症っていうのは 絶対に老人がなるものではない 若い人なら30代とか40代とかでもなる らしいでもうちの父に限ってそんなことが 起きるとは思えなかっ たいかにも頑固親父でどなると 怖いそして性格は悪いけれど仕事は テキパキやる人だったからこれから何も 分からなくなってしまうなんて想像ができ なかった父はショックな顔をしていたが家 に戻ってから家族会議を開くと言っ たこれから大事なことをみんなに話そうと 思うそうねこれからのこと考えないと ね俺はこれから病気が進行して何も分から なくなってしまうに違いない遅かれ早かれ 認知症とはそういうものだ先生から話を 聞いてそうわかったそんな父さん だからこれから会社のことも考えないと だめだ俺は引退して会社をケイトに譲ろう と思うえちょ ちょっとあとお前が譲ってもらえるとでも

思ってたか残念だが無能なお前には譲れ ないケイトお前が会社を引っ張っていけ そして斗お前みたいな無は首だ待てよ そんなのあんまりだ俺は15年間必死に 尽くしてきたっていうのにどうしてそんな ことが言えるの黙れこれは俺が決めたこと だお前みたいな無能がいたらケイトが まともに仕事できないだろうケイトのため にもこうするのが最善なんだお前はよなし 用済みもういらないんだよだってさ兄さん 会社もらってごめん ねまあお父さんがそういうなら仕方ないわ ねひどいこんなのあんまり だここまで言われたらもう両親の会社の ことなんてどうでもいいふんぞり帰って 社長だから偉いと思っている父も名ばかり 専務の母のこともどうでもよかったそれに 弟なんて大嫌いであるこいつは会社を もらえると分かってニヤニヤしているが今 に見てろよと思った俺はいつか絶対に両親 と弟をギャフンと言わせてやろうと誓った 俺はエイジに連絡してしばらく止めて もらえないかと頼み込んだエイジもまだ 独身で祖父母と共に暮らしている俺の話を 聞いたエイジは心よく承諾してくれて家に あげてくれた祖父母も大変いい人たちで年 置いたおばあさんは俺にご馳走を作って くれたあまり人に親切にされてこなかった 俺はおばあさんの手料理を食べて泣いて しまったエイジの祖父母の家は古い日本家 でぼろいけれど部屋数だけはたくさんあっ た誰も使っていない部屋を使わせて もらえることになったので俺はそこで生活 するようになったのであるゴミ捨てから 使えそうなパソコンを拾ってきてそれを 修理した俺は工場で機械を扱っていたし 元々手先だけは器用である勉強はできない けれど物を作ったり分解して元に戻すのは 簡単にできたそれから俺はパソコンでクラ ファンをしたまあ寄付みたいなものである そこで資金集めをしたらあとに目標学を 達成したのだ俺はその資金をもに起業する ことにしたそれで弟が譲ってもらった会社 の前に空ビがあったのでそれを買い取った さらに空き地もあったのでそこに工場も 作ったのだその建設の様子を見に行ったら 弟と母が立ってい た何これどうなってるのそんなここにが できるなんてああ母さんとケトじゃないか いやこれは俺の会社なんだよね今工場を 建設中でさ隣のビルは買いとったんだよな なんだって兄さんがあのビルを買いとった だとあのビルは相当高いはずだ ああでも変えたんだなそれがクラファンで 資金を募ったら速攻で集まったわいや

ありがたいなあみんなに恩返ししない とじゃあクラファンで中卒底辺の兄さんが 起業したっていうのかどうせうまくいく わけないすぐに計画が頓挫するに決まっ てるそうよあんたなんかどうせ経営の センスがないんだからすぐに潰れるわバカ なことしてないで現実でも見たらどうなの 中卒は所詮中卒 よ俺はそう言われたが気にしないことにし たまあこれから彼らが地獄を見たらいいと 思う俺のことをとことん苦しめて見下して きた家族なんて大嫌いだ本当の家族だ けれどどこまで行っても分かり合えない俺 は自分の力でなんとかしてみせると込んだ それからで工場を建設してもらったあの弟 と母は毎日のように見に来てア然として いる俺の工場はかなりでかくて実家の会社 の工場とは比較にならないからだそれから 1年経過した完成した工場も稼働し俺の 会社はすぐに機動に乗り始めた両親がやっ ていた会社は戦業だざっくり言えば アパレルで者の服を工場で作って売って いるだがデザイナーさんなどは外注だった ので結構なコストがかかっていた俺は自社 にデザイナーを抱え自社ブランドの服を 毎月のように作ってもらって新作を バンバン出すことにしたデザイナーさん たちは優秀で俺の要望を組みとるだけで なくトレンドも意識して売れそうなものを たくさん考案してくれたその頃にはもう俺 はの家から出てマンションに1人で住む ようになっていたエイジと彼の祖父母には 大変お世話になったのでそれまでにかかっ た食費などをまとめて渡したエイジは こんなのいいのにと言ってたがそれじゃあ 俺が申し訳なくなるだから無理やり 受け取ってもらった俺の工場には横に工場 があるだけでなくAmazonみたいな でっかい倉庫まであっただから作った服は 全てその倉庫にそのまま入れられる実家で は作った服は別の倉庫にトラックで運んで もらっていたでも輸送コストを下げること で服の値段が下げられるファスト ファッションブランドや世界で愛されて いる洋服販売のアプリなんかは自社で工場 と倉庫を持っているので俺もそのようにし た方がいいと思ったそれでどでかい工場と 倉庫を作ったのだ 俺の会社の服はまたたくに若い女子たちに 人気になってインスタやtiktok Twitterで拡散されるようになった 最近の女子中学生や女子高生はとても おしゃれだしお小遣いやバイト代で なるべく安く可愛い服を手に入れたいよう だ男子もおしゃれに敏感で女子にモテる

ファッションを研究しているから すごい俺はおしゃれではなかったが実家が アパレル関係だったのもあったし同じ仕事 で勝負してやろうと思ったそれから俺は ある時ヒントを得たのだエイジの家にいた 頃俺はボロのパソコンを持ってスバに行っ ていた泣けなしの金を持ってスバで仕事の ための案を寝れば経営者っぽくてかっこ いいかもという野暮な発想だったのだが その時言ってよかったと思ったのである なぜならそこにいた女子大生らしき女の子 のがヒトになったからだ女子大生2人組は 可愛い服を着ていたしかしマナという方の 女子がこの間買った服について愚痴を 漏らしていたのだとあるアプリで買った らしいがそれは外国のアプリだった日本語 での表示もあるが日本語がちょっと 怪しかったらしいでも似たようなデザイン のもので日本のブランドのものは一着2万 もするようだそれで似ていてかつ安い外国 性のものをアプリで買ったら粗悪品が届い たらしい確かにデザインはそっくりだが バッタもとかパチもとか言われる類いで見 た目ですぐにダサいと思ったらしい ペラペラの布に安っぽいプリントがして あっただけで本物みたいな刺繍はなかった そうだそれを聞いていた香りという方の 女子もこその間海外から取り寄せたものが ありえないレベルだったと言い出した香と いう女子はスカートを買ったようだがゴム の部分がゴムでなく紐だったらしいこれ じゃあ吐きにくいから返品しようと思った ようだが英語で伝えても全く通じない どころか相手にされなかったようだだから 海外のアプリで服を買うのは書けることと 同じだと彼女たちは言っていたまた日本に はそのように安い服もないしあったとして も見た目ですぐにババ臭いと分かる らしいそういや日本初の安い服屋さんは あまり女子大生とかがいかないイメージが ある若い女の子たちはこうして海外の アプリを使い安くて可愛いものを求めて いるが品質が伴ってないんだと思ったそれ から女子大生2人は日本にもそんなアプリ があ 速攻でインストールするのにねとも話して い たもしかして俺も服を売る会社を立ち上げ てアプリも作ったらいけるのではないか そう思った俺は早速クラファンで資金を 募って日本初可愛いファストファッション のブランド展開のために動き出した エンジニアさんにアプリを開発してもらっ たのだが使いやすいので俺も気に入って いるどれが今のトレかすぐ分かるように

なっているし体型別におすめの服も表示 できるのだ女子大生たちは骨格がどうたら とか家べ肌がどうのブルべ肌がどうのと 言っていた俺は全く意味が分からなかった がパソコンで調べてみて骨格診断のこと それから肌の色味のことだと分かった人間 をどれかのタイプに分けるのは至難の技で あるが骨格診断というものを使えばどんな 体型でどこがお悩みか分かる らしいそれから肌の色も同じ日本人でも 黄色味がかっているイエローベースと青身 がかって白い肌をしているブルーベースに 分けられる女の子たちは自分の顔や体型に 似合うメイクをしたり服装をする毎日 そんなことを考えているなんてすごいなと 思ったが悩みの種を減らせたらいいなと 思ってアプリでは骨格別やが肌色別のお すめ服を表示しているのださらに俺の会社 ではいろんなサイズ展開をしている普通 可愛い服っていうのは小さめのサイズしか ない実家ではギャル系ファッションの服 なんかも作っていたけれどとんでもなく 小さくて子供が着るのかと思ってしまった ギャルは見た目を大事にするからみんな 痩せていて当たり前なん だろうそうい太っているギャルなんて見た ことがあまりないギャルだけでなく ロリータ系もパンク系もカジュアル系も みんな細身だお店のマネキンを見てもらう と分かるけれどウエストがキュっとなって いてそんなに細かったらどこに内臓がある のと思ってしまうレベルだだから可愛い服 とかかっこいい服なんて大きいサイズは 売っていないでも最近は服な女性専用の ファッション誌もあると知った福な人でも おしゃれだってしたいだろう海外では プラスサイズモデルと言ってぽっちゃり目 の人がモデルさんをしている らしい日本はその辺遅れていて痩せてい たらそれだけ美しくなれるみたいな脅迫 観念があるし太っている人はけなされる 対象だだから太っていたらおしゃれなんて しても無駄だと言わんばかりであるだが福 な女性対象のファッション雑誌があ るってことはもっともっとみんなおしゃれ したいんじゃないかと思って俺の会社では 利益度しでプラスサイズの服も売ることに していた日本人の大半はMサイズを買う ことが多いからXL以上のサイズなんて あまり売れない だろうだからコストをかけて開発しても そんなに利益にならないと思っていただ けどアプリリリースからすぐに口込みが 広まって俺の会社の大きめの服はどんどん と売れたのだそれからなんと俺が参考にし

ていた福な女性向けのファッション雑誌 からもインタビューの依頼が来た俺はその 依頼を受けて記事にしてもらったこうして 俺の会社は一気に有名になってテレビで 特集もされたデザインも自社で行い工場と 倉庫それからアプリまで全部持っている 会社として特集されたのだその番組を見た のか弟と母が俺の会社の前で怒鳴っていた ずるいぞ兄さんだけ甘い汁をすすって こっちに金 渡せそうよあんたを育ててやったのは こっちなのにもう私はお父さんの介護で 大変なのにあんただけいい思いしてんじゃ ないわよ えでも俺は首になったから起業しただけな んだ けど俺は自分の力でここまで来たんだから ずるくもないしねケトお前こそいい年して 家に金も入れず甘い汁すって甘やかされて きたんだろうが悔しかったらお前も自分の 力で売上あげてみたらああやってやるよ俺 がデザインもしてやる俺は天才東大卒だ からなんだってでん だそうねケトケトならなんだってできる わふうじゃあ追い越されるの楽しみにし てる ね俺はそう言い残して会社の中に入った それからなんと弟が継いだ会社はだんだん と業績が悪化してしまったそれで工場も 閉鎖になったのだ弟は中のデザイナーさん を全部切って自分で服のデザインをやって いたようだだがそのデザインがとんでも なくダサくて全く売れず大量に在庫を抱え てしまった らしい弟と母は売れると思って大量生産し ていたみたいだから赤字になってしまった のだ俺は心の中でほえんだこの時ばかりは 俺は悪魔のような顔をしていたに違いない でも俺を悪魔に仕立ててしまったのは家族 だ家族を見放すなんて最低の人間と思わ れるかもしれないが邪険にされてとことん 嫌われていたのだから血のつがった家族で も愛せないそもそも愛されていなかったの だから俺が一方的に愛すことなんてでき ないのだ母と弟は俺に泣きついてきたが俺 は腐ったザパでも見るような目で見て しまっ たももう俺に関わらないでくれ俺は母さん もケトも家族だと思っていないそれと 父さんのことだって ねそんなこと言わないで私たち家族でしょ お願いだから助けて よそうだ可愛い弟の頼みだ金を貸して くれ俺はもうこれ以上邪魔されたくないん だだから目の前から消えてくれ俺はこれ

から自分の人生を大事にするんだ出て いけ怒鳴られた母と弟は俺の目の前から 去っていった俺はもうこれで良かったんだ と思った父はすでに介護状態にあるけれど 俺は絶対に手伝いたくなんてない子供には 親の不要義務があるとかなんとか言われた けれど毒親でも介護しないといけない なんてまっぴらごめんだ俺は仕事だって 忙しいし物理的に父の面倒なんて見れない 俺に頼る前に施設にでも入れたらいいんだ と思った冷たいけれど俺は今まで父からも 怖いことを散々されてきたからもう愛情の かけらなんてないそれと俺はこれから守ら ないといけない人がいる実は俺は デザイナーさんの1人と付き合っていて 結婚も視野に入れていたデザイナーのさ さんはとても優秀な働き者で本当に彼女が いなければここまで会社は成長しなかった と言っても過言ではない俺はみささんに すでにプロポーズしておりご実家にも挨拶 に行っていた俺は中卒だし家を出た人間な のでご両親が何と思うか心配でたまら なかったでもご両親は俺の境遇にとても心 を痛めてくれてねいの言葉までかけてくれ た そして結婚を許してくれたのだそういう ことで俺とみささんは半年後に結婚式を あげることが決まっている俺はもう家族 なんていないものだと思っているし式に 呼ぶつもりはないそもそも俺が結婚すると 知ったらまた邪魔されるかもしれないので 知らせないでおこうと思ったのだそれから 俺はみささんと結婚したさんは今後も デザイナーとしてうちで働いてくれて毎日 頑張ってくれている家に帰ると2人で食事 をして食後はまったりタイムだ俺はこんな 幸せな空間でくつろげるのが夢のように 思えた俺は実家にいた時いつもビクビクし ていて居場所がないと感じていたからだ みささんと俺は夫婦だけれど血の繋がり なんてないし平たく言えば他人である夫婦 であっても元は違う家の人間だから当然だ だけどみささんと一緒にいるとなんだか ほっとできるし家って素晴らしいなと思っ た確かに実家は裕福で無駄に家だって でかかっただけど俺の食べるものは弟に 比べて粗末なもので誕生日にケーキなんて 買ってもらったことはない俺は実の親や 兄弟よりもささんの方が断然大事だ それからもう1人家族のように思っている 人間がいるそれはエイジだエイジとは今で も飲みに行きたまに思い出話をする俺に よくしてくれた祖父母にも長生きして ほしいなと思っ [音楽]

た私の名前は葛西 孝60代の会社員で今勤めている会社は 勤務歴が約50年くらいに なる私くらいの年になるともう周りの人 たちはどんどん丁年退職をしていっている だが私は今の会社の初代社長がいる時から 勤めているため私にしかできない仕事や これを自分で言うのもなんだが取引先から は絶大な信頼を得ているのだ 私がいるから契約を続けてくれている会社 だってあるくらい だだから2代目の社長と 話し合い丁年退職をせずに無理のない程度 に働いて私しかできない仕事の貢献人を 育て上げたりしている最中 だ自分ではまだまだ働けると思っている からこれからもこの会社のために貢献して いこうと思ってい た私がなんでこの会社に50年くらい勤め てこれからも貢献したいと思っているの かそれには理由があるの だあれは約50年前のこと だ私は中学校を卒業した後家が貧しかった ため家計を助けるために働きに出ることに したのだだが世間は冷たく中卒なんてどこ も雇いたがらなかったんだそれはその通り だろう中卒の学力体力なんてものは高が 知れて いる私は成績は常にトップで勉強が好き だったその代わりあまり体力には自信が なくて中卒では入れる仕事はどれも体を 動かすものばかりだった 先ほども言ったが家が貧しかった私は妹や 弟の進学費用の足しになればと思っていた んだが体力仕事しかないならどうしたもの かと考えてい たどうせならば学力が高いのを生かして 働きながら色々なことを学びたかったの だ走行しているうちに3日が過ぎ たいつも夜遅くまで公園で帰ろうにも帰れ ない日々を過ごしていた時に40代の頃の 初代社長が話しかけてき た初代社長の名前は勝野 正義いやあこんばんは君はいつもここに いるよねどうしたのかな親子さんと喧嘩で もしたのか な私でよければ話を聞くよ えいやあなた誰ですかあなたには関係ない ことなので僕帰り ますすまない自己紹介をするよ私の名前は 勝野正義って言うんだあそこのビルが 見えるかい私はあの会社の社長をしてるん だよまあまだ立ち上げたばかりなんだけど ねそう言ってさんはに名を渡してき たなんだか優しい雰囲気の人であの頃の私

を全て受け入れてくれる器の大きな人だっ た私はこの状況が辛く泣きながら事情を 話すと正義さんは考え込んだ後こう私に 話し たそうかそんな事情があったんだ ね君は家族思い出し年の割には大人び考え をしているんだねよしわかっ た君さえよければ私の会社で働いてみない かまだ立ち上げたばかりだしこの先どう なるかは分からないけどねうちの会社で ずっと働くもよし会社で経験を積んで転職 するもよし悪い話ではないと思うんだけど どう思うか な私はびっっくりして固まってしまっ た中卒の私なんか雇ってこの会社は大丈夫 なんだろうか迷惑じゃないのかと頭では 考えていたもののお願いしますと頭を下げ てい た正義さんは私の頭をポンポンと優しく 撫でて明日の朝この公園に迎えに来ると 言って帰って行っ た母にそのことは伝えなかっ た明日正義さんが迎えに来て本当に働ける ならその時に言おうと決めたから だ正義さんは次の日に本当に迎えに来た そして正義さん含めてわずか従業員は4人 しかいなかったがみんな温かく迎え入れて くれ たこの時正義さんの息子の 後に2代目となる勝のさんと 出会う正義さんは私を気に入ってくれてい たんだと 思う仕事をするのに必要なもの全てを 買い揃えてくれたスや皮靴カと何から何 まで全て だ大人になってそれがどれだけお金が かかったか理解でき たそしてよさんも私に仕事のことを優しく 丁寧に分かりやすく説明してくれ た会社のみんなで居酒屋に行きたかった だろうに私がいるためファミレスなどに 連れて行ってくれたりし たもちろんその時は正義さんから母に連絡 を入れてくれていたし送り届けてくれた時 に私の家族分のお土産を持ってきてくれて いたん だそうやって働いていくうちに どんどん会社は私たちと共に成長していっ たいろんな資格を取り私も会社に貢献 しようと思って頑張っていた時正義さんの 寿命が悪化してしまったの だ私は正義さんとよしさんと話し合うこと となっ たその時によしさんが会社を継ぐかどうか わからないから他に転職を進められた

しかし私はこの会社にとまる意志を見せ た2人とも泣きながら喜んでくれ た正義さんの意志を継いだよきさんが2代 目となり会社を引っ張っていっ たさらに会社は大きくなりそれに伴って よしさんは私に色々な資格を取らせてくれ たそして古株となった私だがやれる仕事は たくさんあるしこれからも恩返しのつもり でこの会社に尽くすつもり だそして今日よしきさんに呼び出され たたし来てくれてありがとうな今日は とても大事な話があるんだ よおい入ってきていい ぞ うすなんだよ親父今日俺休みだったのに 呼び出しなんててかさんもいるし2人して 俺に何のような の太一その態度はどうにかならないのか 全くたしこいつのことは知っているよな俺 の息子の勝つの太地だ急で悪いんだが息子 に後を継がせることになったからよかっ たら支えてくれないかたしが支えてくれる なら俺は安心できるんだ がよしきさんなんでまた急に支えるのは いいんですがもしかして何かあったんです か俺社長になれんの今まで頑張ってきて マジ良かった わ社長になるための勉強させられてんのに いつまでたっても親父は任せてくれない から少し心配してたんだよねってことで俺 も帰って いいはあいいだやろもう帰りなさいたしは このまま話をしよう了解しましたたさんお 疲れすまた明日からよろしくお願い ね振り向き様にこちらをニヤニヤと見て くる太地君これはいつものことなのだが なんで私を見る時こんなにニヤニヤしてる のか理由が全く分からなかった太君は軽く スキップしながら帰っていっっ た ふあいつはなんであんなにお調子もなんだ だが社長になるための勉強だけは頑張って いたように思うが任せていいものだろうか 確かなんで急にって話だったよ ね太地君は太地君なりに頑張ってくれると 思います多分私もできる限りはサポートし ますのでそうですね急すぎてびっくりし ましたよ理由を聞いても大丈夫です かそうだね病だよ俺の父さんと同じやつな まあ父さんの時より医療も進化しているし 今すぐどうこうなるって話ではないんだが 入院や病院がいが増えそうだし大地も あんな感じだから俺がサポートできるうち に業務に鳴らしておこうと思ってな そ

そんなよしきさんもだったなんて私に できることがあったら何でも言って くださいねもっと頼ってくださいまだ恩を 返しきれていないのだ からいやいや今のままでもう十分だよ 父さんもきっとそう思ってるさ年も年だし 治るかは分からないが今はできるだけ信行 を抑えてもらえるよう治療をしているんだ たしこれからもよろしくな頼んだ ぞよしきさんが正義さんと一緒の寿命を 抱えているなんて知らなかっ た泣きそうになるのをこらえて私はその ままよしきさんと昔話を楽しん だまだもう少しよしきさんはこの会社にい て太地君を指導するみたいだがそれでも なんだか悲しいなと思った 次の日の朝早速朝礼でよしきさんと太地君 が前に出てみんなに挨拶とよしきさんの 寿命のことは伏せて社長交代のことを軽く 説明し たみんな驚いてはいたもの の社長たちが話し合って決めたことなら 異論はありませんと言ってい たそしてひしきりざわざわと話した後通常 業務に戻ることになっ た今日から忙しくなるから私は気合いを 入れて業務に取りかかっ た時間はあっという間に過ぎて1ヶ月ほど だっ たこの頃にはよしきさんは治療に集中する ため会社にあまり来なくなってい たそしてこの頃からだろう会社全体の 雰囲気が変わり始めたおいおいおい ちょっと注目この案件やっておけって言っ ただろう誰だやらなかったやつ自分から 言いに来いよせっかく俺がでかい案件取っ てきてやったのに社長が取ってきた仕事は 最優先だろうが何やってんだ よそのでかい案件を担当したのは新人の子 だったその子は田川愛子という可愛らしい 子だった この子は大学を卒業した後違う会社に入社 したのだが働き出してわずか1年でその 会社の不正が世間にばれ 倒産最終職を探すもなかなか決まらず路頭 に迷っていたところを偶然病院帰りのよし さんが発見してうちに来ないかと提案し 途中入社してきたので あるこを聞いてやはりよさんは正義さんの 血を引いているんだということが分かって ほっこりした気持ちになったのを覚えて いるそしてよしきさんに事情を説明された 私の直属の部下として毎日頑張って働いて い たそして入社してから愛子さんは太地君に

しつこく誘いを受けていると相談してきた だから私は子さんをよさんのところに連れ て行き太地君のことを報告したりしてい た私はあこさんにこの案件のことについて 聞いてみ た高しさん本当に私知らなかったんです 直接渡されたわけでもないしでもデータを 見たら担当のところに私の名前があって これどうしたらいいんでしょう かそうかじゃあこれは私のミスということ に しよう社長室に行ってくるよ安心して通常 業務に取りかかって良いから ねでもそんなことしたらたさんの評価が 落ちるんじゃないです か愛子さんは私の評価を気にしてくれる 優しい子なの だ私が守ってあげなくてはなら ない愛子さんに気にしないでと伝え社長に 向かったノックすると入れと一言だけ帰っ てき たドアを開け失礼しますと言って顔を あげると驚い た社長室全体にバラが散らばっており電気 は消してあって甘い匂いのキャンドルが何 個もあった私は言葉も出ないほど困惑した あいこじゃないなんであんたがここに来る んだよいやえっと社長があの案件を担当し た人は名乗りでろってというか何ですか この部屋はあこって言いましたけどどう いうことですかおおいおいたさんが担当 なんて嘘言わないでくれよあの案件の担当 はあこだろうなんであこじゃなくて高志 さんが来てんだよ せっかくロマンチックに交際を申し込もう としたのに台無しじゃん えなんで社長は担当があこさんだったって 知っているんです かさっきオフィスにいた時は誰だって言っ てましたよねというか交際を申し込むって 今は業務中ですプライベートのことを 持ち込まないで くださいななんだってそんなこと言って だっけな俺覚えてないわはあ別のことで頭 がいっぱいだったということですねしかも 言いたかったのはこの案件についても です案件はちゃんと本物だぞこの俺が取っ てきてやったんだもうこの際だから高さん がやっちゃっていいっすよあねオフィスに 戻ったら愛子を呼んできて くださいこのの案件条件がむちゃくちゃ じゃありませんか物品の発注料金もいつも お世話になっているところより高いし納期 短すぎです誰も受けませんよこんな 案件そしてあこさんを呼ぶことはできませ

ん業務で忙しいからですえ高いのわかん ねえ相談来ていたものはいはいいって言っ て契約取ってきちゃったから 愛子の仕事はたさんがやってよこれは社長 命令だ よそうやって何でもはいはいいって言って 契約取ってはだめですよあなたのお父さん からも言われている でしょうついでにそんな私的なことに社長 命令は使えませんよ はあお前さなんでいつも俺の邪魔するわけ どうせこの前も親父にちくったのお前 だろう 親父は誰がちったか言わなかったけど今の 会話でピンと来た わお前って邪魔なんてしたつもりはあり ませんよ私はただ人として正しい行動をし ているだけなん ですこの俺が正しくないって言ってんの もういいやお前首だから首意味わかるかな 綺麗に掃除してさっさとこの会社から 消えろデータも全て消してもうこの会社に 関わりを持つなよ邪魔なんだよもう古い 人間はいらないの新しい人採用したいから 明日から来ないでいつまでもじいちゃんの 恩恵にしがみついてんじゃねえ よこの人は何を言っているんだ私は到底 理解できなかったそれと同時に何か 吹っ切れた初代と2代目の社長には感謝し きれないほどの思いがあったがこの理解の できない人が社長になるなら私はやって いけないもういいかと思い何も言わずに 社長室を出てオフィスに向かっ たデータも全て消せと言っていたし社長 命令なら仕方がない何が起こっても私は もう関わりを持つなと言われたから 思い切って私のパソコンにある全ての データを初期化してあげ たデータを消して書類も全てシュレッター にかけ た私は涙が出そうになるのをこらえながら 荷物をまとめてい たするとあこさんが心配して駆け寄ってき たたさんやっと帰ってこれたんですねどう でしたかやっぱり怒られちゃいましたよね 私なんかのためにすみませんそしてどうし てみたくしてるんですかさっき何か たくさん書類をシュレッターにかけてまし たけどどうしたんです かあこさんは悪くないよ案件ではないこと で社長を怒らせてしまったみたいだから私 は首だと言われたよ今までありがとう ねあこさんがびっっくりして固まっている と他の社員も集まってき たなぜ私が首なのかできないと言ったよう

な口ぶりだったみんなに囲まれなぜかと 問われている時に大声が聞こえてき たおいおい何やってるんだお前ら早く仕事 しろあと葛西お前ちょっと来いよ荷物を 持ってなあこは待ってろ後で話が あるあこさんは嫌そうな顔をしたそれを 感じてあこさんに耳打ちをした 私のことはいいが君のことは助けたいこの 会社にまだいるうちは私が上司だ私が社長 と話している間に帰宅しなさいそうしない と何をされるかわからないからね私が よしきさんに掛け合ってあげるからこの ことをよしきさんに話してみ なさいそう言って私は社長の元に向かっ たさんとしていたのが気に食わなかったの か私が近くに行くまでずっと睨みつけてき てい た目の前に行くとついてこいと言っている かのように顎をクイっと動かし た少し歩いて休憩スペースに来たすると 振り返り太地君はニヤニヤしながら茶色い 封筒を渡してき たあのさあんた自主者扱いにするから退職 金には期待しないでねえ自主退社です かそうそうでも50年この会社に身を捧げ てくれたんだろういくらなんでも何もなし じゃかわいそうかなって思ってさ俺からの 退職金その封筒の中身見てみな よそう言われて封筒を開けて出してみると お金が出てき た出てきた金額は3000970NHだっ たなんだこの金額はと思っていたところ それを感じ取ったのか太地君が笑い 出すいいねその顔最高だよこの意味わかる か今まで 39なお疲れって意味だからマジ俺最高 じゃねはは 面白料を見たけどお前母子家庭の貧乏人で しかも中卒だろこの金額で十分じゃん結婚 もしないでいずに会社の歯車の一部になっ てくれて サンキュー何も言い返せなかったやっぱり 私にはこの目の前にいる人間のことが理解 でき ない本当に同じ人間なのだろうかこのよう なお金は受け取らない方がいいと聞いた ことがあったので笑顔で太地君に突き返し た今までお世話になりまし たそう言って封筒を突き返されポカンとし ている太地君の横を通り過ぎ家に帰っ た正義さんとよしさんはあんなにもいい人 なのに太地君だけどうしてあんな人間に 育ってしまったのだろうかと考えたが 分からなかっ た私はお世話になった取引先全てに電話を

かけて首になったことと今までの感謝を 告げ た最後の取引先の電話を終わらせると私は 携帯の電源を切っ たその途端げなく泣いてしまっ たなぜ頑張ってきた私がこんな仕打ちを 受けなければならないの か泣きじゃくりそして深い眠りについ た泣きつかれたのと久しぶりに何も考えず に眠ったので起きると昼を過ぎてい た寝すぎかなと考えながらも顔を洗いその 日携帯の電源を落としたまま1日のんびり と過ごしてい たそして翌日朝食を済ませた後に携帯の 電源を入れると帯びただしい数の着信が 入ってい たほぼ太地君からの着信だっ たその中によしきさんからの着信があった ためそちらから先に掛け直すことにし たもしもしよしきさんすみません携帯の 電源を切っていましたおおたし大丈夫 かあこさんの話を聞いたよ太地に確認し たらたが電話に出なくて会社がやばいって 言っててなそこら辺の話は双方の話を聞か ねばなとも言えないだろどちらかだけを ひきすることはできないから一度会社に来 てくれないかあこさんも後で来ると言って いたから先に3人で話しておきたいんだが 大丈夫か なやっぱり大変なことになってますよね 着信の量で緊急だと思いましたよしきさん がいるなら会社に行きます今から支度する ので少しお待ちいただけます かああありがとうね会社の社長室で待って いるから準備が終わり次第来てくれたら 嬉しいよ待っているから ねそう言って会話を終え電話を切ったその 瞬間太地君から電話が来 た私はどうせもうすぐ会うけど一応出て みるかと思い電話に 出る もしもしお困りのようだね一体どうしたの か なやっと出やがったなお前一体何をしたん だよそれとお前が管理していたデータは どこにあるん だ落ち着いてよ私は何もしていないよ太地 君が言った社長命令に従っただけだから ねはあ何を言ってやがる俺は何にも言って ねえよ 言ったじゃないか昨日の社長室で君は しっかりと言っていたよしかも社長室や 休憩所での会話は録音しているからね何か あった時のために嫌な予感がしたら録音か 録画をしておきなさいと正義さんから教え

られていたから ねじいちゃんからでそれがどうしたんだよ 嘘ばっかりどうせはったりなんだろういい よ強がらなくて早く データだから君が言ったんだよデータも 全て消して会社に関わるなと ねそんなこと言ったっけ言ったとしても 冗談だろ間に受けんなよな言われたから 消すやつがどこにいるんだ よここにいるさただの社員に言われたなら ダメだろうと自分で判断して消さなかった かかもしれないが社長命令じゃ仕方がない よ ね くっそじゃじゃあお前がいなくなった日 から次々と取引先から契約解除の連絡が来 てんだよこれはお前の仕だろう がうーんそうなんですかね私はただあなた にこの会社に関わるなと言われたので私を 信頼してくださっている取引先の方々 全てに首になったと伝えただけ です絶対それじゃねえかマジで何してくれ てんの意味わかんねえお前この会社潰すき かお世話になった会社じゃなかったっけ 世話になったと思ってんなら今すぐ取引先 に電話してもう一度契約してくれって頭 下げろ全部元通りになったらまた雇って やるからないえお世話にはなりましたよ さんとよさんにはね太君にはそんなこと 1mmも思っていませんがなんでだよ世話 してやっただろうが恩を仇で返してんじゃ ねえよ おんはて何のことでしょうとりあえず よしきさんに呼ばれていますので私は そちらに向かいますからそこで話し ましょう待っては何て言った親父も来るの かここに ええ私よりも先に着くと思います よやめろ色々やばいんだよ親父には言うな 来なくていいと言ってくれマジでお願い だ電話の向こうから 太地という怒鳴り声が聞こえて電話が切れ た多分よしきさんが到着したのだろう私も そろそろ行きます か思いこしを持ち上げ会社へと 向かう会社について少しオフィスを覗くと なんだかガランとしてい たどうしたのかと思いオフィスに残ってい た社員に 話しかけるああたしさんお疲れ様です ちょっと聞いてくださいよ取引先から取引 中止とかの連絡が来てみんやるとなくて 営業かけに行こうとしたら社長が怒鳴って きてさっさと行け行かないやつはもうよ なしだ帰れって言われたからみんな帰って

行っちゃったんですよしかもたさんやめた ならやめるとか2代目社長が帰ってこない ならやめるとかもう本当にすごい状態で俺 たちどうなっちゃうんですかたしさん戻っ てきてください よ君たちにまで迷惑をかけてすまない そのことを解決しに来たんだよしきさんも 来てるからね少し待ってて くれそう言い残し私は社長室に向かっ たノックをして失礼しますと言いながら 部屋に 入るすると太地君が床に正座させられてい た待っていたよそこの椅子に腰かけて くれそう言われて私はの目の前に 座る太君はその様子をずっと睨んで見てい たよしきさんは太地君を自分の隣に座らせ たさて揃ったところで本題に入ろうかまず 太地の言分から 聞こう親父聞いてくれよ愛子と俺の小を さんが邪魔してきてさしかもじいちゃんと 親父には世話になったけど俺のことは知ら んとか言って急に帰ってその後取引先に まで嘘の情報流して自分は音信不通になっ たんだよありえなく ないそれが本当ならひどいが1人だけの 言分で決めるつもりはない俺の父さんが そうだったように俺も父さんのやり方で 行く次にたし言い分を 聞こうわかりました君はだことを言って いるようです ねうるせえ俺が言ってることが正しいから な 親父黙りなさい人の話を遮るんじゃない みともないたすまないね続けてくれるか いはい簡単に言いますとまず太地君は自分 でもわけのわからない案件を契約してきて 部下が承していないのにそのをなすりつけ ていたので私がその部下の代わりに太地君 のとろに確認しに行ったところ社長室には バラが散らかっておりキャンドルまであり まし た私的なことに社長室を使っていたのです そしてあこさんに救いするから呼べと言わ れ断ったところこじを邪魔するなと言われ まし たとなると太地は愛子さんと付き合って いると言ってたがそれは嘘ということか ねそうよしきさんが言い終わると社長室の ドアが開い たそのような事実はありません証拠も出せ と言われたら出せますこの話し合い私も 参加いたし ますそう言いながらあこさんが部屋に入っ てきた太地は青い顔をして いるそしてあこさんは私の隣に座った私は

愛子さんが座ったのを確認した後話を続け た愛子さんはいつもこう言っていました 案件のことと愛子さんのことこの2つを 指摘すると太地君が怒ってしまい私に首と 宣告しこの会社に関わるなと言われたので データを消せと言われたのでそうしたの です太地この話に異論は 何もかもこいつのでたらめだ信じないで くれ親父ああともう1つ私はこの会社に約 50年勤めてきました辞めるならそれ相応 の退職金が出るはずですそうですよね よしきさんああたがもらえる退職金は 4000万というところだろう平均が 2000万だからの金属年数と食仕事料 資格なんかを考慮するとそのくらいはく だろうな え待って普通の人で2000万も行くの たしさんそんなに仕事してた のそうだぞまく勉強したなら覚えておけよ 高は50年だぞ役職もあるし仕事料も みんなの3倍くらいあるし資格だって ものすごい数持ってるんだこのくらいだが 少し安いくらいかとも思えるくらいだま マジか よそんなに評価してくださってありがとう ございますですが太地君あなたが渡してき た退職金は面白さが最高何でしたっけ 確か今まで 39なお疲れでしたよ ねしかも自主退職扱いになるんでしたね もちろん私は3970thesを受け取っ ていませんが ねた太地お前何をやってるんだ何をどうし たらそうなるんだしかも自主退職扱いだ何 考えて やがるしょ証拠もないくせに信じるのかよ 親父ここいつの嘘に決まってる だろうおや太君には電話で伝えたと思い ますが私は社長の正義さんからの教えで嫌 な予感がしたらすぐボイスレコーダーを オンにする癖がありますどうぞよしきさん ご確認 ください私は持ってきていたボイス レコーダーをよしきさんに手渡し たその場で音声を流し 始めるその音声を聞いているうちによしき さんの顔が見るみるうちに真っ赤になって いきそれと真逆で太君の顔は青めてい た聞き終わるとよしさんは大きく息を吐い たこの旅はうちの不足が多大なる迷惑を かけて申し訳ございませんでし たよしさんがその場で俺に向かって土下座 し始めたので急いで止め た土下座なんてやめてくださいよしき さん私はあなたに謝ってほしいわけでは

ありません太地君本人にです私はよしき さんと正義さんには感謝しかしていない です からたしありがとうそうだな本人が謝ら ないとなおい たいちはいたしさんごめん なさいちゃんと謝れ大人として社長として 太地自身で 謝れはいこの度はたさんあこさんに多大 なるご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳 ございませんでし た許し ますたさんありがとうございますあこ一生 を持って償っていくよ俺と結婚してくれ ああ分かっていないみたいなのでやっぱり 許しませんえなんでお前は何が悪いか 分かってないんだなかつの太地お前を社長 の座から解任するそしてお前との親子の縁 もここで終わりだ今すぐ出て いけ太地君は泣きながら社長室を飛び出し ていったもうああなったら再起不能 だろう自分のやったことの重さを分かって ほしいところ だ 愛子さんは本当にすまないね私たちが 甘やかしてしまったのが原因なんだろうか どうか許して くれ許さないと言いましたがよし社長が そう言うなら私は大丈夫 です私ももう怒ってはいませ んこんなことがあってこれを言うのは忍び ないがもう一度この会社で働いてくれない だろうか俺が責任を持って最後まで社長を もちろんですよしき社長には助けられたの で精いっぱい頑張り ます私も頑張ってみようかなよしきさん私 が支えます無理な時は言ってくれればやり ますから病直し ましょうありがとうあこさん たしこうしてよさんが社長に戻り私とあこ さんも戻ったことによってとしていた社員 たちは戻ってきてくれ取引先にも直接 出向いて事情を説明するとまた取引再開し てくれるとのことだっ たそしてよしきさんを支えるため通院の日 は私が社長代理として仕事をして いるあれからあこさんとご飯に行った時に 色々話し たたさん食事に誘ってくれてありがとう ございます今回はは本当に大変でしたね 無事に解決できて良かった ですこちらこそ誘いに乗ってくれて ありがとうそれにしてもたさん50年も 務めていたんですねそんな年には見えませ んでし

たそうだよまあいろんな人に若く見えると は言われるけど自分では年相応だと思うん だけど なまこれからもビシバシしていくからね 覚悟していてね良き仕事のパートナーとし てよろしく ね全然見えませんよ社長室で聞いた時 びっくりして声が出そうになりましたあ あのパートナーって仕事だけですか人生の とか はいやいや年の差30だよ親子じゃないか あこさんはいい子だから私なんかよりも もっといい人が見つかると思うよこれから まだまだ先は長い頑張り なさいいです途中入社したあの日から ずっと好きだったん です本当にこんなおじいちゃんでいいのか い60代だ よたしさんがいいんです私ももう30代 です よ私もあこさんが気になっていただこれ からもよろしく ね私は仕事も順調で可愛くて優しい恋人も できたこれ以上の幸せなんてないと 思う愛子とは結婚が決まっている仕事一筋 だった私はこの年で結婚するなんて思って も見なかっ たそうしてよしさんも病が回復傾向にある らしいが順調だからこのまま甘地を目指す と生きまいてい た太地君はあの後どうなったかは分から ないよしきさんから少し聞いた話によると 日雇いで働きながら精神を叩き直している とかいないとか定かでは ない人生は何があるかわからないだから こそ面白いの だ おいみんな聞け絶対に大山を手伝うなよ 手伝ったらお前らの仕事も増やすいい なそうとなる池田部長に社員たちも曇った 顔を する一生田舎で 頑張れそんな調整ととになんとも面倒だっ た3日間の視察は終わり死者のたちからは ほっとした様子が見られ たよく我慢した なあ死者全体のことを考えると ねそう言って肩をすめると他の社員たち からもそれはもうとても深く感謝された それから1週間後俺は本者へ呼び出された コツコツと乾いた皮靴の音が響く ブランドで仕立てられた綺麗なスーツに身 を包み髪を整えた俺の姿に会場がざわめい たほとんどが誰だあいつそういった声 だ今日から私の孫を今日から新社長とする

そして彼が今後この会社の取締り役社長と なる大山孝君だ 長く死者で働いていましたがこの度この ような栄誉をいただき恐縮です本社にいる ことは多くはありませんがよろしくお願い します えマイクの前に立ち堂々と話をした後綺麗 に一礼すると会場からは拍手が起こった顔 をあげると池田部長と目が合う明らかに同 混乱しつつそれでいて顔を真っ赤にして いりに震えてい た俺は大山孝もう40歳になる会社の 平社員だ窓際族だなんて今の時代言う人も 少ないけれど事実そうなのだろう22歳で 一流企業に就職できた時は驚いた上を 目指してに仕事に励んだしかし気づけば 地方へと左遷されその後は1度も本社に 呼び戻されることもなく気づけばこの年に なってい たこんな俺はきっと本社では無名の存在 もしくは 笑い物なのだろうなと思うけれども人の 少ない地方の視点であるこの場所にそんな 人はいない穏やかで静かなこの地方の勤務 そのものを俺はとても気に入っていた 何より実家から出勤できるのが ありがたい就職して数年後父が休しその まま実家に帰った長年押しり夫婦で仲の 良かった2人それが俺の両親 だ母は49日が過ぎるまでは何かと忙しく 法事の切り盛りを取り仕切っていたが一連 のあれこれが過ぎ穏やかな日常が戻った頃 緊張の糸が切れたように体調を崩して しまっ た俺も葬式や母の看病のためと休みを取っ ているうちに気づけば転勤させられて地元 の四天勤務になっていた本社へ荷物を取り に戻った時周囲から不便そうなかわいそう なものを見るような目で見られたのが 煩わしかっ た入社して数年で左戦とか何やってんだ やつ不正で入社でもしたんじゃないかね 田舎者みたいだし なひそひそとかわされる会話を全部無視し て俺はとデスクを片付け視点へと 向かうさせだなんだと言われているが正直 俺としてはほっとしている弱って体を崩し ている母を1人実家に残しておくなんて 心配で仕方がなかっ た地元への左遷は俺にとっては行光渡りに 船だったのだ場合によっては自食して地元 で新たな仕事を探すつもりだったのだが母 に反対されそれでも母のことが心配だから とずるずる休みを取っていた俺が左旋に なったのは当然だと

思う小さな死者でいついたら最後小心は 望めないと言われている場所だったが社員 はみんな気のいい人ばかりで母の介護への もあるお互いに競い合い気が休まらない 本社よりもよほど働きやすい環境だそれ から18 年僕はこの土地の生活に満足しているあ 大山さんこれ実家からのお分け です朝1番に出社していた俺の元に今来た 社員がたくさんの野菜が詰め込まれた ダンボールを俺のデスクにドカッと乗せて くれたわあすごい量だないいのか俺が喜ぶ と若い社員は人の良さそうな笑顔でいつも お世話になっていますからと言い自分の席 へと戻っていったこの死者は本社から不 必要だと判断され左された人も多いが基本 的に侵入者員は地元から雇用しているその ためか実家が農家や楽農家だといった社員 も多いおかげで新鮮な野菜や卵などを母に 食べさせてあげることができて いる父をなくした後体調を崩して寝込んだ 母だが時間の経過とともに今は穏やかに 実家で生活をしているとはいえ 一時期弱り切って寝込んでいた影響か完全 に回復元気発というわけにも行かず自宅 療養中という感じだそれでも庭で手入れを したり父の趣味だったチキの手入れをし たりと母なりに少しは前に進むことができ たのだろうと 思う家事なども調子がいい時は母がするが 基本的には俺がこなしていて今ではそれ なりの腕前になったと自負して いるなんだいなくせな おいそう言いながらオフィスに入ってきた のは本社の池田部長だ俺と同期のはずだが 正直あまり覚えてはいないただ同じ年齢の 俺がこの死者にいるのが愉快で仕方な らしく何かにつけては馬鹿にしてくる面倒 くい相手だ視察のためこの死者に3日ほど いることになるという予定なのだが仕事を するわけでもなくぼか的なこの土地を 人切り馬鹿にし社員を乏しては夜は一緒に 来た役員たちと毎晩のみに行っているよう だおいおの種類ちゃんとできてんだろうな はいこちら ですこれは本来は池田部長の仕事だと思う のだが会議に使うらしい資料の作成を 丸投げされ書類としての制裁を整えさせ られたのは俺だったそのせいで今日は早朝 勤務をしていたふ一応形にはなっている けどまこんなもんか霊を言うわけでもなく 書類を横目でパラパラと確認すると池田 部長はさっさと自分のデスクへと戻って いっ たさすが田舎のし点んだな椅子がおんぼろ

で硬いんだよブツブツと文句を言いながら もオフィス内では1番いいデスクと椅子に 座る先ほどまで明るかったオフィス全体の 空気が沈んだ話し声1つせず静かなものだ 都会のオフィスでは死後なんて現金だと 仕事中の死後を禁止されたためだ確かに 都会は人も仕事も多く集中力が必要なのか もしれないしかしこの死者は社員同士が コミュニケーションを取りストレスを貯め ずまた報告連絡相談を真に取りながら 楽しく仕事をするそういった場所であった のにそれでもまあ3日の我慢だと俺たちは 黙って静かに仕事をすることにし たキンコンと定時を示す音が鳴ったえっと それでは皆さんお先に失礼します俺はを 下げて帰宅準備を始めるそんな俺に池田 部長が近づいてくるは何言ってんのやる ことはまだまだあるだろうお言葉を返す ようですが本日やるべきところまでは こなしておりますし残業は推奨されては うるせえよ口答えすんのか仕事が残って いるなら残業するのは普通のこと だろバンと 俺のデスクを池田部長のゴツゴツした 手のひらが叩いたなあ他の連中だっって 残るよ な池田部長は部屋に聞こえるような大声で そう言ったそして池田部長にじろりと睨ま れ帰り自宅をしていた数がこそこそと席へ と座り直し 彼らの中にはこれから家の仕事があると いうものもいるだからこそこの視点では よほどのことがない限り残業はないよほど の緊急案件でもない限り今日できることを 今日やり明日処理しても問題ないものは 明日にやる仕事を抱え残業になりそうな人 がいれば余裕のある人が仕事を手伝う そんな感じで仕事を回してい まだ残っているからと言って無理に今ある 仕事をやる必要はないという認識なの だ池田部長申し訳ありません彼らの中には 実家の仕事を手伝っているものもいますの で僕の言葉に池田部長はにやりと いやらしい笑みを浮かべていっ たそれならあいつらの分の仕事はお前が 残って やれよそう言ってくるっと他の社員たちの 方を向きさっさと帰れと追い払うような 仕草をするほらほらお前たち帰っていいぞ 家の仕事とやらがあるんだろ残りは 全部大山が作業するらしいからなえいえで も大山さんだってお母さんがへえなら そっちはお前らが面倒を見てやればいい だろ 帰れふんと鼻を鳴らした後部長はデスクへ

と戻りみんなは申し訳なさそうな顔をして 俺のデスクに仕事を置いていくそうして 社員が全員帰っていくのを確認して からお前はこの仕事を全部やってから帰る んだ ぞ部長はあざ笑うような声を残して死者を 出ていった本社から来た他の役員たちと 一緒に夜の町にでも繰り出すのだろう 積み重ねられた仕事の山にため息が盛れる しかしここでやらねば困るのは他の社員 たちだ申し訳なさそうな顔をしながら ごめんねと言いながらって言った彼ら おそらく僕の母の元に向かってくれた人も いる だろう優しい彼らのためにも頑張らねば ならない俺はスマホで母に遅くなる胸を 連絡し仕事に戻っ た結局残業した日すっかり遅に帰った俺を 母が迎えてくれた晩御飯もも用意されて おり久々の母の手料理に喜びつつもあまり 体の強くない母への負担になったのでは ないかと心配になっ た思った通り翌朝の母の体調は良くなかっ た俺は会社を休もうかと悩んだが熱がある わけでもなく体がきついだけだからと母 から仕事に行くように言わ た俺は母に今日はゆっくり休んでいるよう に告げてから出社し たそして会社に着くと何やら俺の机の周り に人が集まっていた一体何だろう不思議に 思いながら向かうと気づいた社員の人たち が何かを言う前に池田部長が俺に気づき 大声で呼ばれた お山今日も仕事を用意しておいてやったぞ 感謝しろよ ながははと笑う池田部長は俺のデスクを 叩いたはあと俺はため息をついた隙間から 見えた俺のデスクにはうず高く書類が 積み上げられていたからだ今時大概の要件 はパソコンで住む話だというのに池田部長 はあえて同じような仕事をデータではなく 神ベースで もめるもも小さな死者だ忙しい時期はある が今は仕事のない時期無理やり仕事を作り 俺に押し付けているというのは明らかだっ たあら資業時間だぞ他の奴らもさっさと 仕事に 入れ大げさに吠える部長の言葉にしぶしぶ と言った感じで社員スタッフ一同デスクへ と 戻る後で手伝う から通りすがりに耳打ちしてくれた社員に 感謝をしながら俺は自分の席に戻った無駄 としか思えない量の紙の束が俺のデスクの 上に山積みにされているこれだけでも随分

な費用の無駄だなと思いながら見つめて いるとほらほら ハリア早くやらないと帰れなくなるぞママ が待っているん だろうバカにして笑う池田部長になぜ他人 にこんなことを言われないといけないのか と理不尽さを覚えるが彼に何か言って結果 的に死者全体に迷惑をかけるのはよくない なので黙ってデスクへ座り黙々と無駄とも 燃える作業を開始させたおい他の奴ら絶対 に大山を手伝うなよ手伝ったらお前らの 仕事も増すから な叫ぶ池田部長に社員たちも苦苦しい顔を する楽しそうなのは池田部長本人くらいだ そしていつもののように偉そうな足取りで 部長石へと戻る 時一生田舎で 頑張れとせせら笑う池田部長の声が聞こえ たそうして悪夢のような3日間の視察は 終わり部長たちは本社へと帰る死者の社員 スタッフ一同からは安土の息が漏れたよく 我慢したなと褒めてくれる社員に死者の ことを考えると ねそう言って笑うと他のスタッフたちから もありがとうと言われ た家に大量の裾分けをいただき当面は食に 困ることはなさそうだと母と2人で笑った そして1週間後俺は本社へ呼び出された 某大企業の本社そこで毎週高齢の朝礼が 行われるしかし本日の条例は少し違う表彰 されるものや昇進するものそして出行者 つまりは左遷になるものが発表されるまた 今回に関しては会長から新社長が発表さ れると聞き集まった社員たちはどこか 落ち着きがなかっ たざわめく会場の中かつんと杖の音が響き その音に会場が 静まり返る83歳になる会長が壇上へと 上がっ た未だこの大企業を支えるカリスマ的な 存在だ朝礼の挨拶を滞りなく終わらせた後 それでは新社長を発表 すると異言のある声が響き場内は静まり 帰ったコツコツと皮靴の音が響くブランド のオーダースーツに身を包み髪を整えた俺 の姿に会場がざわめいたほとんどが誰だ あいつと言った声だそれと同時に なぜあいつという声も聞こえたその中に 池田部長も いる俺が本社にいた短い時間を知っている ものが騒いでいるのだろうがその声は 少ないそれはそうだろう俺はずっと本社に は来ていなかった からそして会長の隣に立つと会長の低くも よく通る声がマイクから響い

た私の孫を今日から新社長とするそして彼 が今後この企業の取り締まり役社長となる 大山高君 だ長く死者で働いていましたがこの度この ような栄養をいただき恐縮です本社にいる ことは多くはありませんがよろしくお願い いたします えマイクの前に立ち堂々と話をした後綺麗 に一礼すると場内から拍手が起こった顔を 上げると池田部長と目が 合う明らかに混乱しつつもそれでいて顔を 真っ赤にして怒りに燃えていた俺は涼しい 顔でそれを受け流し彼の存在な目にも入っ ていないように振る舞うそれが彼の尺に 触ったの だろう静かな会場に土星が響いたこれは 一体どういうことですかなぜその男が社長 なん ですその言葉に同じ疑問を持っていた人も 多いのだろう男性へと視線が向かうしかし 会長はじることもなくえ た朝礼の最中にブレだが同じように疑問を 持つものも多いようだから完結に答える 大山君は私の孫 だその言葉に会場中が ざわめくごご親族だからって突然の社長 主人など身内引きがすぎるので は池田部長の言葉に他のものもうんうんと 頷き合うおよそが同期やその上の世代の人 だったので俺のことを知っているの だろうそもそも孫さんの話など聞いたこと もありません会社のことをゆくしにもし ないものが社長というのはいかがなもの でしょう か仲間を得たことに勢いづいた池田部長が 花き荒く騒ぐ会長は米神を抑えて はっと大きなため息をついた俺はそんな 会長からマイクを受け取り目くばせをする と壇上の真ん中に 立つそれに関しては私がご説明いたします 興奮されている方もいらっしゃるようです がまずはお静かに聞いて ください静かな声がマイクから響くとざめ はゆっくりとと収まっていきただ肉しげに 俺を見上げる池田部長だけがよく見え たそうして俺は身の上話からすることと なっ た俺のことを知っている人はわずかだまず 父はこの企業の代表取り締まり役社長だっ たその会社へこっそりと入社したのは七光 だと言われたくなかっ からもも父と母は駆け落ち同然で結婚し 田舎で暮らし始めたしかし最後まで結婚を 反対していた会長に認めてもらうため父は 何度も会長と話し頭を下げそして田舎に

ある企業の死者へと務め始め たそれからはひたすら仕事に励み会長は 徐々にそのぶりを認め父はどんどん出世し ていった本社にも数年間は務めていたが母 と離れて暮らすのが辛いからとものすごい 早さで業績を上げ出世に出世を重ね会長と は開始社長となったそうなると父は早々に 田舎へと戻り基本的にはリモートでの仕事 を始めた基本はメールと電話会議場合に よっては本社へ向かうこともあるが1週間 以上は家を開けたことがなかった田舎に ある死者をベースにおよその情報交換など はできるため来客などでもない限りは死者 からの指示でなんとかなったのだ僕は そんな父の力になりたくてこの会社へと 入った このことは父や母には内緒にしていたので 内定の報告をした時は2人して驚きながら も喜んでくれ たそうして本社で働き始めて数年父が救世 した俺は慌てて実家へ帰り会長も駆けつけ てくれたそして今後の話をしたのだもも体 が強いわけではなかった父はリモート ワークなどを併用してもなおその身を削り ながら働いていたようだ祖父はその話を 初めて聞いたのか申し訳ないことをしたと 悔やんでい た母はおかげでこうして仲直りができたの だと泣きながら 頷くその後キリっと顔を引きしめて話始め たまず社長業は母が引き継ぐことになった もも父を手伝っていたし大企業のご令嬢で あった母は父の代理として顔を出しても 問題なかった業務提携などの案件に関して は会長が対応した女社長として母が目立つ のは避けたいとそう言っていた 母も父をなくして随分と少水しているのが 分かる有り様だったので俺も祖父も母が 本社へと向かうのは反対だった結果として 当面はその形でなんとかしながら俺は死者 に務めつつソフと母から社長になれるよう 教育を受けてきた左川という名目で送られ た死者では父や祖父の側近で会社全体の 把握様々な仕事の流れや定型先の得意先 などを覚えさりげなく面倒しを行ったりと 俺は時期社長になれるような教育を受け 続けていたのだそして先週の 視察あれが俺への最終試験だっ た俺が与えられ や仕事をこなせるかどうかの確認のために 池田部長の他役員がたくさん来ていたと いうわけ だそして視察の結果俺はもう社長として やっていけると太鼓版をもらったわけだ そうしてここにこうして立っているの

だ俺は説明を済ませるとと静まり返ったを 見渡した うう嘘だ嘘だ嘘 だ突如上がった大声に近くにいた人たちが ビクッと体をふわせて注目した俺はこう なるんだろうなと思っていたので静かに 池田部長の方へと視線を 向ける何を思って嘘だと根拠はありますか か会長の孫って名前だって違うじゃない かそんなことかと俺はため息を つく私の父と母は駆け落ち同然に結婚した と言ったでしょう大山は父のせい です実際組織図を見れば当時の取締り役 社長の名は大山となっているはずだ本社 勤めとはいえいくつもある関連業の一部で ある会社の多数ある部署の部長が全企業の トップである社長に会えるはずもなく名前 もそう記憶に止まるものではないの だろうお前は6に仕事もせずに休んで ばかりで作戦されたの だろう6に仕事もせずにという言葉には 思うところがありますが死者に移った理由 は父のがでではないと説明しましたがご 理解いただけませんでしたかと遠回しに 見下したことに気づいたのだろう池田部長 は顔を真っ赤にして自だを踏んで いるそれで僕は本社で勤めていた際仕事を しています長期の休暇を取る前にもできる 限りの仕事は全てこなしていますそれは 当時彼の上司をしていた私が証明し ますそう当時の上司が証言してくれ たそして僕の情報処理能力に関しては死者 でしっかりと確認していただきましたよ ね嫌がらせのように押し付けてきた仕事を 俺1人で解決してきたことを彼はその目で 見てきたはずだ嘘だ俺は俺は認めないから な捨てゼリフのように言う池田部長に俺は 笑顔でとどめをさしたええご自由に君に 認められなくても社長は私なんですよ池田 君池田部長は顔を屈辱に歪めた後膝から 崩れ落ち何何度も床に拳を叩きつけていた そしてやってきた警備員たちが彼の腕を つかみ会場の外へと連れ出し たそうすると会場内には再び静寂が 戻る大様がせして申し訳ありませんそれで は朝礼を続け ましょうそうして少し混乱を残しつつも 朝礼は祝しと進み最終的に海上なは大勢の 拍手と共に終わっ たそして数日後企業内は落ち着いていた 当初母が心配で俺もリモートワークで働く つもりだったがこれをきに母も藤家の実家 に戻るということになったため俺は今祖父 たちととに暮らしながら本社へと出社して いる今まで何かと

だった企業が俺の台になって活発になり ますます企業は発展して いる池田部長は前に俺がいた死者へと移動 になった同僚たちからはあんな騒ぎを 起こしたら左旋になっても仕方がないと 散々な噂が立っているよう だお疲れ様です社長こちらが本日の スケジュールですありがとういつもすま ないねゆったりとした仕事ぶりでいいえ 残業者も減りましたし優秀なホワイト企業 として有名なんですよ我が 者我がことのように誇る秘書の仕草に思わ ず微笑んだそれならよかった会長にも無理 をさせてしまったし母もようやく父をとい ながらゆっくり 落ち着ける祖父や母にお願いしていた仕事 も僕が引き受けて全てが順調 だしかし良かったんですか池田部長の件 あの程度で済ませ て死者での池田部長の所業を知っている 幹部も含め池田部長への処遇は甘すぎると いう意見が多く出ていたけれど俺としては 思うところがあるのだ 私が社長としてもあれだけ食ってかかって くる気骨のある人だ死者で揉まれて教育を 受けてから戻ってきてほしいと思っている よ俺がそういうと秘書 は本当に社長は優しすぎると思います よとため息をついてつぶやいたあれから数 年久しぶりに訪れた死者にいて僕は たくさんの人たちから歓迎されていた死者 内には俺の羊を知っている人もいたが何も 知らない社員がほとんどだったので社長と して必殺に来た俺に驚いていたが相変わら ず鬼作 でたくさんどれだから持って帰って ほしいと持ち切れないほどのおけをもらっ たそうして進む先 この死者の部長席に座るのは池田部長だ 平社員として送り込んだのだが数年で部長 に登るくらいには優秀で野心のある人だと 思ってい たいらっしゃいませ社長何もないところ ですが存分に見ていて ください押し殺した声からは屈辱が滲んで いるがもう暴言を吐くようなことは ないそうさせてもらうよ私の故郷のような 場所だし ねそう言って懐かしいオフィス内を 見渡す心配しなくても仕事を増やして君を 困らせたりしないよ微笑みながら言う俺に かつての一見を知る社員が薬と笑い何も 知らない社員たちはきょとんとした顔を する中でもう勘弁して ください池田部長だけが何とも罰の悪い顔

で俯い たいつか君とも肩を並べて仕事をしたい 期待しているよ俺の言葉に池田部長は完全 に俯いてしまい周りの社員はその様子を 微笑ましい顔で見守ってい た

※動画の再生速度は右上の設定から変更が可能です。
・動画を違う再生速度で再生する方法
1、動画をタップし、画面右側の“︙”か“⚙”をタップします。
2、[再生速度] をタップします。
3、動画を再生する速度を選択します。
±1,5倍や2倍の速度で視聴可能になります。

※ナレーションが不要と感じられた方はミュートにしてお楽しみ下さい。

※スカッと子猫では実際にあったエピソードを元に再現、編集してご紹介しております。
※当チャンネルの動画に登場する人物は仮名です。実際の人物や地名とは関係ありません。
※当チャンネルのストーリーはオリジナルです。
二次利用、複製、無断転載等の行為は固く禁じております。

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