【2ch馴れ初め 総集編】 大人気馴れ初め動画6選まとめてみた! 2ch馴れ初めで愛を語る 【作業用】【ゆっくり】
今回は東チャンネルの人気馴れ染め動画 傑作戦です最初のお話はこちら修学旅行で 子供用ブラをつつける貧乏女子裁縫が得意 な俺が助けた 結果裁縫しか取りえのない貧乏な俺が クラスのまどの女子と仲良くなった きっかけは修学旅行中下着をリメイクして あげたことだったこの出来事がその後の俺 の人生を大きく変えることになる お兄ちゃん早く起きないと遅刻するよまた 夜更かししたんでしょははみおの方が お姉さんみたいじゃないかでしょみお 朝ご飯の準備もできるんだよみおは美人だ ししっかりしてるし母さんにだな 本当朝から騒がしい父と妹のやり取りを 聞きながら俺はのの外起き上がった畳人間 のアパートなので布団のすぐ横の茶台で 2人が朝ご飯を食べているそれじゃ父さん は行ってくるな私も一緒に行くあ お兄ちゃんまたはなちゃんの服破れちゃっ たから直しといて くれるまたかよこの前も直したばかりだろ へ今度はもっとお姫さっぽくしてほしいな わかったよありがとうお兄ちゃん 大好きみおは俺にウインクをすると父と 一緒に出ていったみおは俺の10歳下の妹 で年の割にしっかりしているが年相応にお 人形遊びが好きだったりもする花は身の 一番大切にしている人形だが遊びすぎた せかワンピースがボロボロになっている 仕方ないやるか俺は裁縫箱とはれを 取り出しワンピースをフリルたっぷりの ドレスへと仕立て直した我れながら可愛く し上がったと思うみおの喜ぶ顔が目に 浮かぶ俺に裁縫を教えたのは今は泣き母だ 父は人はいいがあまり稼ぎが良くない らしく俺が幼い頃から母は破れた服や小物 を自分で直して使っていた 俺の持ち物はほとんどが母のお手性で母の ことも母の作るもも大好きだった俺はそれ を嬉しく思っていたがその母は俺が6年生 の時に突然交通事故で亡くなったその頃の ことを思い出すのは今でも辛いでも俺たち のために毎日遅くまで働いてくれる父に 心配をかけないように率先して身をの世話 や家事をした 今も貧乏ではあるが明るい父とみおの おかげでそれなりに楽しく生活している腹 減ったな昼休みのチャイムがなり クラスメイトは各々机を合わせて弁当を 食べ始めるが俺は机につっしてネタ振りを していた父から昼食台はもらっているが 日々の数100円も馬鹿にできないから 貯めているもうすぐみの誕生日だから文房 具でも買ってやろうあれいちはまた弁当
なしかよお前忘れたのかよこいつん度貧乏 なんだぜあそっかごめんごめんなんなら俺 のカラ揚げ1個恵んでやろうか いい腹減ってない俺はからかってくる クラスメイトをうために仕方なく顔をあげ たするとこちらを見てた嫁子と目があった 嫁子は美人で頭が良くてクラスのまんな的 存在だインキの俺とは住む世界が違う今の 会話を聞かれたかもしれないと思うと 恥ずかしくてすぐに目をそらしたそういえ ばこの後くじ引きするらしいぜあ修学旅行 の半期目な俺絶て嫁子と同じ犯になりてえ バカそんなん男子全員そうだ ふとそんなクラスメイトの会話が聞こえて くるそうかもうすぐ修学旅行か俺には関係 ない話だ修学旅行のための集金の手紙は父 には渡さずに捨てたそんなことにお金を 使う余裕はうちにはないと分かっていた からだ別に修学旅行の思い出なんてなくて も生きて いけるそんなことを考えていると先生が 入ってきてくじ引きが始まった驚くべき ことに俺は奇跡的に嫁子と同じ班になって しまっ たいち君もえ犯あうんでも俺いち君と あんまり喋ったことないしなんか 新鮮修学旅行楽しみだね嫁子にいきなり 話しかけられて俺はたじたじになって しまっ たに刺さる男子たちの視線が痛いう うんそうだね修学旅行には行かないつもり だなんて言い出せなかったその日の帰り道 少し前を歩く嫁子を見かけた俺と同じ方向 へ歩いていくが峠校中に嫁子を見かけたの は初めてだ俺と違って嫁子は部活をして いるはずだから今日はたまたま休みなのか もしれないあれおかしいなもうすぐうち じゃないか声をかけられないまま後ろを 歩いているうちに俺の住むボロアパートに ついてしまった次の瞬間俺は目を疑った なんと嫁子がうちのボロアパートの1階の 部屋に入っていくではないか嘘だろ嫁子 ちゃんが同じアパートに住んでるその部屋 は俺の部屋のすぐ真下だったクラスのまど の嫁子が俺と同じ貧乏暮らしだなんて信じ られなかった家に帰ってからもすぐ下で 嫁子が生活しているかと思うとドキドキし て落ち着かなかっ たいちちょっと話がある身が寝た後に帰宅 した父がいつになく真面目な口調でそう 言った今日担任の先生から電話があってな お前修学旅行の集金のことなんで俺に言わ なかったんだだってうちにはそんな余ない だろそれに俺あんまり友達いないから言っ ても楽しくないだろうし確かにお前には金
のことで苦労させてるでもな高校生活は 一生に1度なんだぞその体験は大人になっ てから取り返せるものじゃないんだ友達が いないなら 修学旅行で作ってこい父はそう言って封筒 を差し出した学校へ出す分の他に小遣いも 入れておいたからそれ使って楽しんでこい よ分かっ たありがとう父さん俺が素直にそう言うと 父は何事もなかったかのように夕飯を食べ 始めたこうして無事修学旅行当日を迎えた 半ごとの自由行動の時間になりいよいよ 嫁子と話ができるかと思ったが嫁子あっち に美味しい抹茶パフェのお店があ るって何それ俺たちも混ぜてえちょっと 待ってまだいち君が嫁子だけは俺を気にし てくれていたがあっという間に友人たちに 連れて行かれてしまった1人のされた俺は 諦めて周辺を散策することにしたやっぱり 修学旅行なんて来なければ良かったかな 暗い気持ちでブラブラ歩いているといつの 間にか大きな神社の前に立っていたトリー の横の盾看板を呼んでみるとどうやら 縁結びで有名な神社らしい普段こういう 見えない存在は信じないがその時は何かに 導かれるように形に入り再戦をして手を 合わせた嫁子ちゃんと仲良くなれますよう にその時どこからか涼むのなく声が響いた 驚いたけど悪い気分ではなかったその日の 夜俺は旅館の温泉で長湯しすぎて少し のぼせてしまいしばらく廊下の長椅子で 休んでいたすぐと廊下の向こうから バタバタとかけてくる足音がする 嫁子ちゃん走ってきたのは嫁子だった思わ ず声をかけると顔をあげた嫁子は泣いて いるようだったどどうしたのなんかあった うううとりあえずここ座りなよ嫁子は しばらく俺の隣で泣いていた ごめんもう大丈夫 一体どうしたのえっと誰にも言わない うんもちろん 嫁子は少し言いにくそうに話し始めた実は さっきみんなでお風呂に入ろうとしてたん だけどみんなが私の下着を見てえ下着なん でそんな子供みたいなブラつけてるの 恥ずかしくないのって笑われて私 恥ずかしくなってつい飛び出してきちゃっ たのそそうなんだ内容的にどうコメントし たらいいか分からず俺は困った私の家 あんまりお金がないから新しい下着が買え なくて中学生の時のものをずっと使ってる の家だってボロボロのアパートだしあのさ 実は嫁子ちゃんを帰り道で見かけたことが あって知ってるんだけど俺同じアパートの 2階に住んでるんだ
えそうなのうん知ってると思うけどうちも 結構な貧乏でさもったいなくて自分のもの を買えない気持ちわかるよそっかうちは お母さんが病気で長く入院しててその入院 費で生活が苦しくなって少し前にあの アパートに引っ越したのお兄ちゃんが バイトして私にお小遣いくれるんだけど なんかなくて使えなくてまさかあの嫁子が 自分と同じような境遇だったなんて本当に 驚いたそれに嫁子の惨めな気持ちや家族に 迷惑をかけたくない気持ちも痛いほどよく わかったあのさもしよかったら俺が下着を リメイクしようかえ リメイク嫁子が驚いた顔をしたので俺は 慌てて説明したあ変な意味じゃなくて俺実 は裁縫には自信があってよく妹の服を直し たりしてるからほらこういうの俺はスマホ でこれまで作った作品の写真を見せた すごいこれ全部いち君がやったの うん嫁子ちゃん繁華持ってるえうん俺は嫁 の白いを受け取ったこれ使ってもいいかな いいけどあと足りない部分は俺のハカも 使えばいけそう本当にできるのうん絶対に 可愛くしてみせるよ任せて嫁子はしばらく 悩んでいたが俺に変な糸がないと分かって くれたようだった今だったら女子部屋に人 がいないから明日よの下着取ってこれるよ じゃあ部屋で待ってて俺裁縫道具取って くるから俺は部屋に戻って小さな裁縫セト カから取り出すとこっそり女子部屋に 向かったこれなんだけど嫁子が恥ずかし そうに差し出した下着は面でできた飾り気 のないスポーツタイプのものだった ちょっと待っててすぐ終わるから俺はを 咲きたくさんのフリルを作ると下着に 縫いつけていった幅広の片紐はギャザーで 寄せて補足し子供っぽくならない程度に リボを あう10分もすると素朴な下着が女の子 らしい繊細なデザインへと生まれ変わった すっごいめちゃくちゃ 可愛い嫁子は下着を抱きしめながら 飛び跳ねて喜んだ本当にすごいよいち君 魔法みたい気に入ってくれてよかったその 時遠くからガヤガヤと女子たちの声がした やばいみんな戻ってきちゃったいち君戻っ た方がいいよそそうだねじゃあ女子部屋に いるところを見つかったら何を言われるか わからない俺は慌てて男子部屋に逃げ帰っ たいちどこ行ってただずっといなかったよ な広い風呂に入るのが初めてではしゃいで たんじゃねえの俺はクラスメイトの声を 無視して布団をかぶった目をつると嫁子の 嬉しそうな顔が浮かんできて自然と似けて しまいその夜はなかなか眠れなかったもし
かしたらあの神社にお願いしたからか俺は 心の中で神様に感謝した翌日 学校に帰るためのバスを待っている時嫁子 が近づいてきて小声でさいた昨日リメイク してくれたブラみんなに可愛いって評判 だったよ ありがとうそっかよかったね俺がそう返す 前に耳とく話を聞いていた隣の女子が大声 をあげたえあの可愛いブラいちがリメイク したの やばいと思う間もなく女子たちが話に 加わってきたえリメイクってどういうこと いちが嫁子のブラをどうし たってなんだか誤解を招きそうだったので 俺と嫁子は慌てた違うの私の下着が子供 っぽいって言われたって相談したらいち君 があっという間に直してくれてマジめは あのダサいだったってことすごいじゃん いち私もああいうの欲しいんだけど何何何 の 話あまりに女子が騒ぐので男子まで話に 加わってきてしまい俺は女子の下着を触っ た変態として扱われるんだろうと絶望的な 気分になったしかし事体は予想外の展開に なった学校に戻ってからやたら女子によう になった最初はハカやポーチを渡されこれ を嫁子のみたいに可愛くリメイクしてよと お願いされた断れる雰囲気でもなかったし 簡単にリメイクしてやるととても評判が 良く女子の間ですぐに噂になった推しを イメージしたポーチを作りたいとか仲良し の友達とお揃いのバッグが作りたいとか オーダーの内容も細くなり頼んでくる人数 も増えていったこの量はさすがに俺1人で はじゃあ私たちに裁縫教えてよそんな感じ でいつの間にか休み時間に裁縫教室を開く ことになったそこには嫁子も参加していた ので裁縫を教えながら自然と会話すること ができ たく女子に媚びてヘラヘラしやがってメイ クって要は使い古しに手を加えただけだろ 新品買えばいいじゃん貧乏くせもちろん他 の男子たちは面白くなかったらしく俺に 聞こえるように悪口を言われることもあっ たあれあそこで女子に混じってるの田口 じゃね本当だお前何裁縫なんて女みてな ことやってんだよふんお前ら本当に全時代 的だな はあ全時代的ってなんだよ今時料理や裁縫 を女のやることだなんて思ってるやつは 持てないってことだ俺は師匠の元で裁縫を 覚えていつか彼女の下着をリメイクして やるんだし師匠って最教室に参加している 唯一の男子田口がそう言うと周りの男子 たちが嫁来たったか彼女の下着を確かに男
が再訪できて悪いってことはねえよないち 俺にも教えてくれう うんもちろん 田口の一言が男心に響いたのか男子たちも 裁縫教室に参加するようになっていった俺 は今だかつてこんなに友達に囲まれたこと がなくて嬉しいようなこそばゆいような 気分だった 嫁子は部活があるから裁教室には時々しか 参加しなかったが帰り道で見かけた時はお 互い声をかけるようになりその日も アパートまで一緒に歩いてい たいち君の裁教室のおかげで最近クラスの 雰囲気すごくいいよねいやみんながあんな に喜んでくれるなんて思わなくて唯一の 特技が役に立って嬉しい よの技術だけじゃなくていち君は教え方も うまいんだよ失敗しても馬鹿にしないで 教えてくくれるからみんな楽しいんだと 思うそそっか嫁子に褒められて俺は 嬉しかったねえいち君この後暇だったら うちに寄ってくれない え実は穴が開いて直したい服があるんだ けど自分では難しくてああそういうことね もちろんいいよ嫁子の家は当然俺の家と 同じ作りだったがうちよりも綺麗に整って いた入って今お茶入れるねあ ありがとう俺は初めて女の子の家に入った ことでかなりドキドキしていたしかもあの 嫁子と2人きりだそれで直して欲しいのは この服なんだけど その時勢いよく玄関のドアが開いた嫁子 ただいま兄ちゃんが帰ったぞテンション 高く入ってきたのは大学生くらいの男性 だったお兄ちゃんお かり今日は早いねうんバイトが早く終わっ てて男がいるぞ嫁子 離れろこの人とは同じクラスのいち君私が 呼んだんだよは初めまして 男を連れ込むなんて兄さん許さないぞ早く 帰ってもらえもう失礼なことばっかり言わ ないでよ私が服を直してもらいたくていち 君にお願いしたのふ服いち君の裁縫の腕は すごいんだ からお兄ちゃんも見ててよ嫁子がそういう ので俺はお兄さんに睨まれながら急いで穴 を作ろったほう見事だな穴がどこにあった かも分からないほど綺麗に消えてるでしょ なぜか嫁子の方が得意気な顔をしていた あの終わったんで俺帰ります俺にうちで 夕飯食べていっておい嫁子いいじゃない いち君はねこの上の階に住んでるんだよ いや妹もそろそろ帰ってくるし父さん仕事 で遅いから俺が夕飯作ってやらない といちく食べて行きなさいえでも妹さんも
呼べばいいだろうちょうど今日は鍋の予定 だから人数が増えても構わないしなそうし なようちもさんの帰りは遅いから気にし なくていいよそれならお言葉に甘えて俺を 警戒していたお兄さんがなぜ食事に誘って くれたのかは分からないが妹と一緒に夕食 に参加することになったすごい美味しそう みおちゃんも遠慮せずいっぱい食べてね うん今日はバイト先でもらった肉がある から豪華だぞいちお前は食うなよもう お兄ちゃんそんな冗談を言い合いながら わいわいと囲んだ鍋はとてもおいしく体も 心も温まったみおは家に帰ってからも興奮 しっぱなしだった今日めっちゃ楽しかった ねあああんな賑やかな夕飯はいつぶり だろうな今度はうちに来てもらおうようん それもだな誘ってみるよそれからは度々お 互いの家を生きするようになり代も交えて 食事をするようになったみおは嫁子に すごくなついていて一緒に人形の服を作っ たり髪の毛をアレンジし合ったりしていて 微笑ましい嫁子の兄の小さはたまに俺を 牽制してくるが食事や家の雪を止めたりは しなかったある日一緒に夕を食べた後 お兄さんと一緒に皿を片付けているとシ さんがこんなことを言ってきたお前嫁子に 惚れてんだろ え慌てて振り返ると嫁子とみおは喋り ながら洗いもをしていて聞こえていない ようだったななんですか急に俺はお前の ことを認めたわけじゃないけどな少しは 焦った方がいいぞ嫁子はるからなそれは 知ってますけど最近も何人かに告白されて 悩んでるっぽいからなそれだけ言うと小さ はにやりと笑って離れていった俺は内心 焦った嫁子と仲良くなれただけで満足して いたが俺の知らないところで嫁子が何人も の男に告白されていた なんてしかも悩んでるということは まんざらでもないのかもしれない 冬になり3年生は本格的に受験モードで みんな忙しく自然と裁縫教室は終わりを 迎えた嫁子も俺も受験の準備で忙しく なかなか2人きりで喋る機会を持てずにい た嫁子の進路については知らなかったが 嫁子の成績なら県外の国交率大学に水戦 入学というのもありうるそうなったら今 以上に会えなくなるだろう だから俺は卒業前に思いを伝える決意をし た嫁子ちゃん今日うちに来てくれないかな 大切な話があるんだ緊張しながらそう言う と嫁子も少しだけ顔をあめた気がしたうん じゃあ放課後行くね私もちょうど話したい ことがあったから嫁子の話したいことは何 だろうもしかして
彼氏ができたとかだったりして放課後うち に嫁子が尋ねてきた改めて迎い合うと緊張 でなかなか言葉が出てこないすると嫁子の 方が先に切り出してき たいち君卒業後はどうするのあ実は副食の 専門学校に進んで本格的に要塞を学ぶ つもりなんだわ絶対それがよプロの道を 目指すんだねうんうまくいくかは分から ないけどいつか自分のブランドを持てたら 嬉しいなと思ってる絶対叶うよいち君の 作るもはたくさんの人を幸せにすると思う よ ありがとうそう思えたのは嫁子ちゃんの おかげなんだよ えあの修学旅行の夜俺のリメイクした下着 を喜んでくれた嫁子ちゃんの笑顔が忘れ られなくてあんな風に人に喜んでもらえる ようなものを作りたいと思ったんだそう だったんだ私もあの日のことは多分一生 忘れないと思うあの時いち君が助けてくれ なかったら修学旅行が嫌な思い出になって いたと思うあの日のち君は私にとって ヒーローだったよ嫁子がくれることの1つ 1つが俺の胸を熱くしためこちゃん俺君が 好き です嫁子ちゃんは他の人にも告白されてる みたいだけど俺には嫁子ちゃんだけです 一生大切にするので付き合ってくださいえ 他の人にもってなんで知ってるのそれはさ から聞いて嫁ちゃんが告白されてない悩ん でるってもうそんなのお兄ちゃんの出任せ だよ え告白はされたけどすぐに断ったし1人 だけだし俺はそこでようやくお兄さんにカ をかけられていたことに気がついたでも ある意味お兄ちゃんには感謝かなそれが きっかけでいち君は告白してくれたん でしょ私もいち君が好きです嫁はを真っ赤 にして俯いていたほ 本当修学旅行が終わる頃には好きになって たみたいでもその後いち君が女の子に ちやほやされるようになって少し嫉妬して たんだよ拗ねたように上目遣いで俺を見る 嫁子を俺は思わず抱きしめた俺には嫁子 ちゃんだけだからこれからもずっとうん私 もだよ少し体を離すと目と目が合い自然と 顔が近づいていくあと数CMというところ で玄関のドアが大きく開いたたった今 さっき下で将君とあったよいちまかないの お裾分けに来てやったぞてお前ら何してる 離れろ お兄ちゃんひすいませんそこまでした つもりはないぞさは怒り狂いながら俺たち を引き離しそれを見て身がケタケタと笑っ ていた兄弟に邪魔されつつも俺たちは無事
に思いを伝え合うことができたのだった 嫁子は成績優秀だったので授業量免除の 審査に通り無事大学に進むことができたの だがさらにいいことがあった長期入院して いた嫁子の母の隊長が回復して自宅に戻っ てこれたのだこれには嫁子も小さもとても 喜んでいた俺は専門学校で皮の基礎を学び ながら自身のデザインした服を作り続けた 嫁子俺の洋服のモデルになってくれないか え私がうん俺の作りたい服のイメージと 嫁子のイメージがぴったりなんだ お願いううーん最初は恥ずかしがっていた 嫁子も俺の服を切ると気分が変わったのか 撮影に協力してくれた俺は在学中に自分の ブランドを立ち上げSNSで作品を発表し 続けた俺の服とモデルの嫁子の組み合わせ がばっちりはまっていたおかげかこの服が 欲しいどこに行けば買えますかと注文が 入るようになっていった俺は専門学校卒業 後安いコ民家の物件を借りてそこを作業場 とし服を作りながら販売を行った徐々に SNSや駆込みで噂が広がり遠方から来る お客さんもいるほど注文は耐えなかった 全て1人でこなしていたのでデートの時間 も取れないほど忙しく店に遊びに来た嫁子 の顔が少し沈んでいるように見えたごめん ななかなか会えなくてうん今が大事な時だ もん自分のブランドを持つ夢を叶えてる なんてすごいよ ありがとうでもこれからもっと忙しくなる かもしれないうんだからその前にどうして もこれを作っておきたかったんだ俺は嫁子 多くの部屋に案内した そこには取るそうに着せたウエディング ドレスが飾ってあったえどうしたのこの ドレスもしかしていち君が作ったの もちろんそれに嫁子のサイズにぴったりの はずだよ嘘信じられないいつから準備して たのずっと前から俺の作ったドレスを着て 欲しいと思ってたんだそして意していた 指輪を嫁子の前に差し出した裁縫しか 取りえのない俺だけど結婚してくれますか もちろん [音楽] 大好き嫁子はポロポロと涙をこぼし俺に 抱きついた嬉しい早くいち君の奥さんに なりたい嫁子が大学を卒業したら結婚 しようそれまでに俺はこのブランドを もっと大きくさせるよ うん私もう寂しくないよ満面の笑顔になっ た嫁子を心から愛しく思ったその2年後俺 は嫁子の家に結婚の挨拶に来ていた嫁子 さんと結婚させて くださいだめだ妹はやらんお兄ちゃんそれ 言いたいだけでしょうちの息子がごめん
なさいね昔から妹馬鹿で いちさん嫁子からいつも話は聞いてますよ 私が入院してる間も娘を支えてくれていた ようで本当に ありがとういえ僕は何もいちさんのような 誠実な男性なら父としても安心だ娘のこと をこれからもよろしく頼むよはい一生大切 にします嫁子を泣かせたら俺が承知しない からな お兄ちゃんは黙ってそんな感じで嫁子の 両親にはすんなり受け入れてもらいしさん は1人泣いていたうちの家族も嫁子のこと は大歓迎で特にみおは大はしゃぎしていた 嫁子ちゃんが本当のお姉ちゃんになって くれるなんて嬉し すぎる私も可愛い妹ができて嬉しいよ一緒 に買い物行こうねちゃんの化粧品とか教え てね父さんはついていっちゃだめダメに 決まってるでしょなんだか思い描いてた 結婚の挨拶とは違ったけど嫁子がずっと 笑っていたことで俺も嬉しくなった結婚式 には高校時代裁縫教室に参加していた友人 たちも来てくれ盛大に祝福してくれた俺が ブランドを立ち上げたことを知ると驚き ながらも応援してくれているウェディング ドレスを着た嫁子はまるで絵画のように 美しかった自分で作っておきながらあまり の綺麗さに涙が出てくる後にこのドレス姿 の嫁子をSNSに載せると全国各地から ウェディングドレスのオーダーが殺して 嬉しい悲鳴をあげた結婚後嫁子はモデルを しながら俺の店で接客を手伝っている嫁は 俺の服をよく分かってて良さを伝えるのが うまいのだ嫁子には本当に感謝している それから数年が経ち俺のブランドも安定し てきた頃嫁子からさらっとすごいことを 言われたあのね子供ができたみたいえ嘘 男の子 女の子それはまだわからないわじゃあ どっちでも切れる子供服を作らないとな 早速生地を買いに行ってくるよふふいち くったら気が早いんだから嫁子は俺が 取り乱すことを予想していたのか涙が出る くらい笑っていた生まれてきたのは天使の ように可愛い女の子だった初めて我が子 抱いた時の感動は一生忘れないだろう 初めましてこれからパパがたくさんお洋服 作ってあげからね俺はそう言って娘のお でこにキスをしたパパもうすぐ将君来る からこのお洋服に着替えさせてはいはい3 歳になった娘のクローゼットは俺の作った 服でパンパンだ最近は自分で服を選ぶよう になったので俺も作りがいがあるなぜかさ が来る時だけやたらおめかししたがるのが 父親としてになるがおい嫁子兄ちゃんが来
たぞし君待ってたよみおもいるよしさんも みおもたまにうちに遊びに来て一緒に食事 をしたり娘と遊んで くくれるこうやってみんなでわいわい 賑やかに過ごしている時間が本当に幸せだ と 感じる貧乏だったあの頃の俺はひねくれて いて自分には何もないと思って でも唯一得意だった裁のおかげで泣いてい た嫁子を助けられたしそれがきっかけで 両思いになれたその上今は好きなことを 仕事にできているそれは嫁子が俺を認めて くれ自身を与えてくれたからだあの修学 旅行の夜頑張って行動した過去の自分に よくやったと言ってやりたい気分だ俺は 笑い合う嫁子とを眺めながらこの幸せが 据え長く続きますようにと心の中で願った 最後まで聞いてくれて ありがとう続いてのお話はただけで頼んだ ミニチャーハンを分け合う母娘俺が大盛 ラーメンをご馳走した 結果俺はとある田舎にあるラーメン屋で 働く3手前の男だ俺は昔から口べたで 不器用でコミュニケーションが 苦手小学生の頃なんて人と目を合わせるの も恥ずかしく集合写真を撮る時でさえ人の 影に隠れてるほどだったそんな極度のコミ 障の俺はあまり友達がいなかった趣味と いえば高校生の頃にラーメンの美味しさに 目覚めいろんなラーメン屋を食べ歩くこと だそして俺はラーメン四つ葉のラーメン 大将のラーメンに出会ったんだ ラーメンを食べて感動したのは初めてだっ たこの感動を対象に伝えたい俺は カウンターから対象を見つめていたが伝え たい言葉がうまく出てこなくて初めての日 は何にも言えないまま店を出たシンプルな スープだけど出汁の素材がよく生きている 風味が豊かで後味もいいスープと麺の相性 も 抜群ラーメン四つ葉 店の名前の通り食べた人を幸せにするよう なシンプルだけど優しくてまた食べたく なる味だった俺はそれから何度も何度も 通ったそんなある日ラーメン四つ葉のドア にアルバイト募集と書かれた紙を見つけた んだ胸を高鳴らせた俺はありったけの勇気 を振り絞ってラーメン四つ葉のドアを開け たんだ口べたなりにも四つ葉に対する思い を対象に伝えたそしてめでたくラーメン 四つ葉のアルバイトが決まったんだその頃 の俺は17歳だった俺には両親がいない父 は俺がまだ3歳の時に親近高速で高い母親 の話によると前日の夜いつも通りにお休み と言って3人で川の字になって眠り朝起き
た時にはもう息を引き取っていたそうだ新 高速は高齢者の病気と思われがちだが30 代でも起こる病気なんだそうだそして 母さんも俺が14歳の中二の頃入がと病の 末天国へと旅立ってしまった母さんがい なくなってからは母さんのお姉さんに 当たるおが俺を引き取ってくれた高校を 卒業したら1人暮らしをしたかった俺は バイトの休憩時間に大将の奥さんであるゆ さんにポロリとそのことを話したんだする と俺の事情を知った大将とみゆさんが 住み込みで働くことを提案してくれて社員 として雇ってくれることになったそんな わけで俺は世界で1番好きなラーメン屋 ラーメン四つ葉で毎日一生懸命働いている このラーメン屋の居心地の良さはみゆさん が作り出しているとも言える大も俺と同じ 無口で口べただ反対にみゆさんは天心ラマ で弾ける笑顔の持ち主だ接客の全てをみゆ さんがこなしていることもあって対象の味 を求めるお客さんと同じくらいみゆさんの ファンも多いように 感じるこの2人のコンビは最強だ俺もいつ か大将みたいなラーメンを作れるように なりたいそして大将とさんのような楽しく て笑顔の溢れる夫婦にも強い憧れを抱いて いたごちそうさでしたいつもありがとう ございますスタンプ溜まりましたので次回 ミニチャーハン無料ですうちの店では スタンプカードを発行していて1回の来店 でスタンプ1個スタンプが10個貯まると ミニチャーハンが無料になるチャーハンも 美味しくて人気があったからこのスタンプ カードはかなり好評だいち頑張ってるわね あおばさん俺のおばさんも近くの病院で 看護師として働いていてたまに俺に会いに 来てくれるあらスタンプ10個ね ラッキーおばさんは笑顔で帰っていった おばさんは結構サバサバしてる人で一緒に 住んでた時も程よい距離感を作ってくれて いた おばさんには本当に感謝しているそんな おばさんとの日々を思い出しつつも俺は汗 を流しホールと厨房を行ったり来たりして いた嫁ことであったあの日も俺は大正の ラーメン屋でいつも通り働いていたあと 15分で閉店時間を迎える頃だった今日は お客さんがかなり早く落ち着いていたから 大将とみゆさんは早上がりして店内は俺 1人だった洗い物も済ませて厨房の清掃も あと少し先にの連を片づけようと店の外へ 出た俺は少し不審な母子が店の前にいるの を見つけたんだこんな遅い時間に散歩 だろうか俺は不思議に思って母子じっ見て しまった母親らしき女性はカらしきものを
持っていない小さなカすら見当たらず財布 なども持ち合わせていないように見えた 一緒にいる娘らしき子供はとても幼くて3 歳か4歳かといったところだろうその子供 は今まで泣いていたのか頬に1粒の涙が くっついていた俺は幼い娘の可愛らしい 小さな手に目がいったその手には見覚えの ある剣が握りしめられていたんだあれあの 剣はうちのスタンプカードじゃかでも俺は この親子に見覚えがなかった俺のいない 時間に来店していたのだろうか いらっしゃいませすると嫁子が俺に気づい てハっとしてこちらを向いた嫁子は疲れ きった表情をしていたが瞳が住んで美しく 俺はドキドキしてしまったあすみません えっとこのスタンプカードでラーメンが いける時たんですがラーメンではなく ミニチャリなんだけどな俺はどうしたもん かと考えていたらいかラーメン食べたい いかちゃんという名前の幼い娘は くしゃくしゃになったスタンプカードを俺 に差し出し たいか今日はもうお店おしまいなんだよ 明日また来よう嫁子は店の閉店時間を気に しているようだったいかちゃんは目にを 貯めて俺の目をじっと見つめていた俺は いかちゃんの前にしゃがんでくしゃくしゃ のスタンプカードを受け取った確かに スタンプは10個押されていた10個目の スタンプの横の日付も 確認日付は今日このカードもしかして ちょっと細みの40代くらいの人から もらいましたそうですあのいきもではめ でしょうか申し訳なさそうな様子の嫁子は 俯いてしまったそれ多分俺のおです え俺は思わず表情が緩んでしまったどうぞ えでも時間が大丈夫ですよ不器用な俺は 言葉が足りなかったと思うが俺は乗れを手 に持って片付けながら2人を店内へ案内し た嫁子は店の中に入ることをためらってい たがいかちゃんが目を輝かせて店内へかけ ていったあちょっと1かここしってもいい いいよわいお母さんおいでよマイペースな いかちゃんに本当にすみませんと何度も頭 を下げる 嫁子なんでも嫁子たちの住むアパートは ラーメン屋のすぐ近くにあって近くを通る たにいい匂いがしているそうだ最近は 通りかかるたにいかもラーメンラーメン 食べたいと感触を起こすようになって しまったそうだそして今日の朝もラーメン ラーメンといかちゃんが泣いていたところ ラーメン屋から出てきたおばさんがこれで 食べておいでといかちゃんに渡してくれた そうだおばさんは子供好きだからきっと
ニコニコしていたことだろうそれにしても 子供が小さいと親は大変なんだな今日は 大将も美ゆきさんもいないから色々融通も 聞く時間は閉店時間を過ぎていたが俺は ミニチャーハンを作るために厨房へ入った ワクワクした様子のいかちゃんとそわそわ とした様子の嫁子が正反対で厨房から見て いた俺はなんだか面白いと感じてしまった はい お待たせしましたうわおいししょ控えめな 大きさのお皿に盛られたミニチャーハに いかちゃんは大喜びだ俺は子供用の スプーンと取皿も用意した嫁子は俺にお礼 を言いつつミニチャーハンだけの注文で 申し訳ないと話した全然気にしないで くださいそれだけ言い残して俺は厨房の 片付けやチェックを進めたちらりとホール を覗くと嫁子はいかちゃんにチャーハンを 取り分けていたがいかちゃんのサの チャーハンと嫁子のさのチャーハン明らか に嫁子の分が少なかったいかちゃんは全く 気づく様子もなくペロリと綺麗に平らげて しまったいかちゃんはまだ物足りなかった のか嫁のチャーハンを見つめている食べて いい よなざしと柔らかな声で嫁子はいかちゃん の前に自分のチャーハンを置いた嫁子は チャーハンを一口でも食べていただろうか 少しも食べることができなかったのに あんなに嬉しそうにいかちゃんを見つめて いるミニチャーハンを分け合う2人の様子 を見ていた俺はまた厨房へ戻ってコロの日 をつけたそして俺は嫁子の目の前に大盛の ラーメンを置いたんだ えあのこれは嫁子は突然のことに驚き目を 白黒させているいかちゃんはリスのように 膨らんだほっぺで目を丸くしてラーメンに 釘付けだったよかったら食べてください あのでもすみません今日は持ち合わせが ないのでお支払いができないんです大丈夫 ですよ暑いので気をつけて食べてください ねででも今日はお客さんが少なくて麺も 焼き豚も余ってるので気になさらないで くださいわいいただきましそう言って ラーメンを一口食べたいちかちゃんは おいしいほっぺに手を当てて満面の笑だ お母さんも暑いうちにありがとうござい ますおいしい本当にこんなに優しい ラーメン初めてでなんて表現したらいいか わからないですけどとにかくめちゃくちゃ 美味しいですしばらくしてお腹がいっぱい になったいかちゃんは嫁子の膝を枕に眠っ てしまっていたあの良かったら座敷使って ください落ちちゃったら危ないんでえ そんな大丈夫ですなんとかしますあ寝りを
打とうとしたいかちゃんが嫁子の膝から 転がり落ちそうになり慌てて嫁子がいか ちゃんの体を掴んだあのやっぱりお座敷を 借りしても俺はニコっとしてどうぞと案内 した何から何まで本当にすみません座敷に いかちゃんを寝かせて嫁子はテーブルに 戻ってまたラーメンを食べ始めた俺はいつ もと同じようにお茶を入れて嫁子の元へ 運んだありがとうございます 今日はお散歩されてたんですかお散歩違う ん です私介護施設で働いていてこのくらいの 時間に仕事が終わるんですそうだったん ですか一家を預ける場所もなくて今は一家 を連れて出勤してるんですそんなこと できるんですか事情を理解してもらえてい て小さな施設なのでなんとかなってはいる んですが施設には朝7時から16時までの シフトもあって朝7時から働いたことも あるらしいがいかちゃんが朝に弱いので 諦め現在はおそばにあたる12時から21 時まで働いているそうだ実は夫は一香が 赤ちゃんの頃に病気でなくなっているん ですえ頼れる人もいなくてだから本当は 働きたいんですがなかなか難しくてその時 俺はうちで働けばいいのにそう思ったあの もしよかったら明日またここに来てもらう ことはできますかえ明日ですか明日も勤務 があるので遅い時間ですけど大丈夫ですか 大丈夫 ですじゃあ明日もお待ちしてます首を かげるよめの隣にいつの間にか目を覚まし たいかちゃんがいたまだ眠いのか目を ごしごしとこすっている今日は本当に ありがとうございました嫁子はそう言って いかちゃんを抱っこした抱っこされたいか ちゃんは嫁子に抱きついてまた眠って しまった翌日も俺は朝早くから店に出て 回転準備に取りかかっていた実は最近みゆ さんの腰痛が悪化していて接客を手伝って くれるアルバイトを雇おうかと話している ところだった嫁子ならいかちゃんが起きる 時間から働けるしいかちゃんのお昼寝 タイムには座敷に寝かせてあげれば問題 なしだそれにみゆさんは大の子供好きだし この作戦はうまくいくんじゃないかそう 考えていたところへ大将とさんが出勤して き たいちくおはよう おうおはようございます俺は少しドキドキ しながらあの大将みゆさんちょっといい ですかこないだのアルバイトの話なんです けど昨日の夜の出来事を話してさっき頭の 中で考えていた作戦を話してみたあらいい じゃない私も大好きだし一緒に遊ぶの
楽しみだわうんいいんじゃないか大将の その言葉に俺はほっと胸を撫で下ろした 今日の夜にまた来てくれることになってる んで話してみますえそうなの私も待つあで もまだこの話はしてなくてどんな子かしら 楽しみねそして閉店時間が近づき 店内のお客さんがみんな帰った頃にあの すみませんすみません店の入り口に嫁子と いかちゃんが現れた初めまして 私みゆって言いますあなたが嫁子さんで いかちゃんねいち君から話は聞いたわよ にっこりほゆさんが場の空気を柔らかくし ていくこっちの部なのがうちの店主で私の 旦那 はっはっはみゆさんは1人で笑っているが 大将は冷静に嫁子にペコリと頭を下げた いちくほら持ってきてあげて俺は厨房から ラーメンを持ってきたほらほら遠慮しなく ていいから座って座ってお腹空いてる でしょええっとあの みゆさんの勢いに押される嫁子は言われる がままに椅子に座ったいかちゃん可愛い 名前ね何歳ですか3杯だよ可愛い昨日嫁子 さんが話してた仕事の話なんだけど今うち でちょうどアルバイトを探してるんです えい君から事情は聞いたわあなたがで働い てくれたらも助かるのよ最近腰痛が悪化し てたち仕事がきつくて えいかちゃんももちろん一緒でいいのよ みゆさんはいかちゃんをとても温かな まなざしで見つめていた私たちにも昔子供 がいたのちょうど4歳の時事故で亡くなっ たのよ初めて聞いた話に俺は驚い たとさんからは子供はいないと聞いていた からだだからいかちゃんがいてくれたら私 も嬉しいの嫁子は目をうませてみゆさんの 話に聞き入っていた嫁子さんどうかな今 よりも働きやすい環境だと思うんだ勤務 時間も相談して嫁子ちゃんといかちゃんに とって最善の方法を探しましょう嫁子は ポロポロと涙をこぼし子供のように 泣きじゃくってしまった俺とみゆさんと顔 を見合わせて大将はそっと厨房へと戻って いった嫁子ちゃんは今まで1人で頑張って きたのよねはいもう大丈夫よみゆさんは 嫁子ゆっ抱きしめた温かく包み込むような ゆさんに俺まで泣きそうになっいたお 代わりいかちゃんの元気な声が響き渡った おえらいな厨房から出てきた大将が見た こともない優しい表情で微笑見かけていた いかちゃんの取皿にお代わりを入れて渡し たいっぱい食べて大きくなるんだぞうん わかったはける笑顔のいかちゃんの頭をの な手が撫でていた俺はこの空間に立ち合っ て大将と美さんの優しさに感動した
やっぱり俺は温かくて優しい大将と美さん が大好きだなそして2週間後嫁子は ラーメン四つ葉でアルバイトとして働き 始めたいらっしゃいませ嫁子は明るく ほがらかで常連客からもすぐに受け入れ られた嫁子はみゆさんや大将ともうまく やってくれて仕事もすぐに覚えてしまうし 嫁子の頭の良さと容量の良さに俺は驚いて いたいかちゃんも嫁子のお手伝いをすると 言ってエプロンをつけてもらって店内を 歩く姿にお客さんはメロメロだよしばそう よつ葉いかちゃんひらがな読めるのしごい ねって何見たことない葉っぱが4つに 分かれた魔法の植物なの魔法見つけた人を 幸せにするんだって ええそんな四つ葉があったらみんな幸せに なれるかなよばどこにあるのそうね草が 生えてるところかなくしファンタジー みたいな話をする2人を横目に嫁子は笑顔 を絶やさずパタパタと動き回っているお客 さんが少なくなった時はいかちゃんのそば に行って頭を撫でたり話をしたり仕事が 終わってすっかり眠っているいかちゃんを 優しく包み込むように眺める 嫁子いつも眠ってしまうから俺がおって いくと話しても大丈夫 です私この子を抱っこしたいんですいつか 大きくなったらできなくなっちゃうし俺は 嫁子と一緒に働くうちに嫁子のことを どんどん好きになっていったそんなある日 結束を変えた嫁子がそれはそれは慌てた 様子で営業中のラーメン四つ葉に駆け込ん できたんだあれ嫁子さん今日休みじゃ なかったいかがどこ探しても見つからなく てえ涙をボロボロ流す嫁子はかなり混乱し ている様子だった落ち着いて嫁子ちゃん 警察に電話したのあ警察そういえばして ないです私今から警察電話してくるわみゆ さんはそう言ってすぐに店の電話から警察 に電話を入れたどどうしよういちさん嫁子 さん 落ち着いていなくなる前いかちゃん何か 言ってなかった 何かそういえば今日はラーメンの仕事が 休みだからと2人で図書館に行ったそうだ するといかちゃんは図鑑のコーナーに行っ て四葉のクローバーってどれ四つ葉の クローバー多分白つめ草だよほらこれ 葉っぱミッチだよに4つになる葉っぱが あってそれを特別に四つ葉のクローバーっ て言うんだよ へえどこ行ったら道かるかなそうね公園と かならあるかもしれないかなそう話を得た 嫁子がハっとして顔をあげた四つ葉の クローバーを探しに行ったのかな四つ葉あ
あの公園だ私ちょっと行ってきます 突然走り出して店を飛び出す嫁子俺は思わ ず追いかけていたあえちょっと店を 飛び出してしまった俺は慌てて店を 振り返る対象ちょっとすみません大将は 厨房から俺に向かって手を振っていた俺は 小さくなった嫁子の後ろ姿を懸命に 追いかけたしばらくして嫁子のスピードが ゆっくりになった そこには古くからの団地があって団地の奥 には小さな公園があったんだ確か小学生の 頃に友達と1度遊んだことがあったな公園 には滑り台と砂場があるだけで小学生には 物足りなくて遊んだのは1回きりだった 公園の中は草が美味し蹴りあまり整備もさ れていないし普段からあまり使われてい ない様子だあ嫁子がまた駆け出してすぐに 立ち止まったおいしげる草陰に小さな子供 の後ろ姿があったのだいか嫁子が声を かけると子供はくるりと振り向いたいか 嫁子はいかちゃんを強く強く抱きしめてい たもう心配したんだからお母さん痛いよ痛 いって嫁子はまたわあわあと声を出して 泣いていたそんな嫁子を見てきょとんと するいかちゃんいかまでいなくなったら私 もうどうしたらいいかわかんなくなる よごめんなさいいかちゃんは泣き止まない 嫁子の頭を小さな可愛らしい手で何度も何 度も撫でていたでもいかちゃんこんな ところで何してたのいかちゃんの表情がと 明るくなった見てその手には四つ葉の クローバーが3本握られていた見てこんな に見つけたのでもねあと1つがどうしても 見つからないんだあと1つこれがお母さん のこっちはいちのでこっちみゆさんあと1 ちね大将のがからないのみんなの分を探し てたの あと1つ見つけるのこれは帰るのにかなり 時間がかかりそうだそもそも四つ葉の クローバーなんて白詰草の突然変異で 四つ葉になる確率は1万なんて言われて いるほどだ人や犬によく踏みつけられる 場所ではよく見つかるらしいからこの公園 は意外と子供たちが遊んだりしているのか もしれないなはちゃんの隣に座って草村を じっと見つめ たいちもしがしてくれるのうん早く探して ラーメン屋帰らないとなうんいかちゃんは 満面の笑で俺に微笑みかけたほっぺに涙を くっつけたままの嫁子もいかちゃんの隣で 四つ葉のクローバーを探した3人並んで何 も話さずひたすら草村を睨み続けていた ああった最後の1本を見つけたのも やっぱりいかちゃんだったこれでみんな 幸せになれるねとびっきりの笑顔でそう
話すいかちゃんを見て俺と嫁子は顔を 見合わせて笑ってしまった俺と嫁子といか ちゃんは大急ぎでラーメン屋へ戻った店の 前にはおろおろとするみゆさんと警察官と 話をする対象がいた 今日はまだ営業中のはずなのに大将はのれ を外して手に持っていたんだみゆさんは いかちゃんが帰ってきたのを見た瞬間わっ と声を上げて涙を流しいかちゃんを 抱きしめたその様子を見た大将の目にも 光るものが見えて驚いたことに大将も泣い ているようだった後からみゆさんに聞いた 話だがいかちゃんが行方不明になったこと が自分の娘が事故にあった日のことと 重なってあの日のようになってしまったら どうしようと不安でいっぱいだったそうだ 大将はその時何も言わなかったが俺が嫁子 追って店を飛び出した後ラーメン蜂を 落として割ってしまったり注文を間違えて しまったりと全く仕事が手につかなかった と言ったやむをえず急遽臨時給料にした そうだご迷惑して本当に本当にすみません でした謝り続ける嫁子みゆさんがぐっ 抱きしめた迷惑なんて思ってないいか ちゃんが帰ってきてくれて本当に本当に 良かった嫁子の目からはまた涙が こぼれ落ちていたもう私たち家族みたいな もんなんだからさ中に入ろっかあみんな 待って はいはいはい道場はい俺と大将みゆさん 嫁子に1人ずつ四つ葉のクローバーを配っ てくれたんだこ れっていかちゃん四つ葉のクローバーを 探すために1人で公園に行ってたみたいな んですそうだったの四つ葉かあの子も 四つ葉好きだったな亡くなった娘も四つ葉 のクローバーが好きでねよくみんなで探し に行ったのよもしかしてラーメン四つ葉の 名前ってあの子からたくさんの幸せを もらったから今度は私たちが誰かに幸せを 配る番なのかなってラーメンが四つ葉の クローバーみたいにみんなの幸せに繋がっ たらいいなと思ってラーメン四つ葉って いう名前に決めたのおいラーメンできたぞ 店の中に入るとラーメンのいい香りが漂っ ていた俺たちはみんなで対象のラーメンを 食べて心も体もほっかほかに温かくなった んだそしてある日の閉店後テーブルを吹き 終わった嫁子があのいちさんお話があるん ですえ 話突然のことに俺はドギマギしていたが 洗剤まみれの手を洗って手を吹いた は話って嫁子は頬を少し赤く染めて俺を 見つめていた私いちさんに声をかけて もらうまでは何もかもうまくいかなくてで
もあの日いちさんが私といかに声をかけて 優しくしてくれてあのラーメンといちさん が私を助けてくれましたいかがいなくなっ た時もいさんの顔がすぐ思い浮かんで嫁子 は涙がこぼれそうになり手で脱ぐやっぱり いちさんが私を助けてくれたんですそんな だから今度は私がいちさんを支えたいん ですえ私いちさんのことが好きになって しまいまし たいちさんのお嫁さんにしてもらえません かええ え俺はまさかの展開に胸が爆発しそうだっ たあのだめですか嫁子は不安そうな表情で 俺を見つめたそそんなことないです俺も 嫁子さんとずっと一緒にいたいって思って ました俺はそう言って嫁子をぐっと 抱きしめた俺も嫁子さんのこと好きです 結婚して くださいはい いちと結婚するの俺は心臓が飛び出るかと 思ったいかちゃん聞いてたのいかちゃんは 俺の子供になるんだよいちの子供いちさん はいかのお父さんになるんだよ お父さん俺は初めてお父さんと呼ばれて なんだかこばゆくて恥ずかしい気持ちだっ たけど弾けるような満面の笑で お父さんそう言ってくれるいかちゃんを見 たらこれからは俺がしっかりと守っていく んだと身が引き締まる思いだった翌日おば だった俺は入り時間が嫁子と同じで忙しい 時間だったこともあり大将とみゆさんに 報告ができないでいたんだお昼も過ぎた 忙しさが落ち着いた頃座敷でいかちゃんの 遊び相手をしていた美さんが ええ大声をあげた報告が遅れてすみません 俺たち結婚することになりましたあの時の みゆさんの喜びようと言ったらもう本当に すごかったよ万歳を何回もして涙を流して 嬉しいと大将のシャツで涙を吹いていたっ け大将も優しい笑顔でうんうんと何度も 頷いていた こうして俺と嫁子といかちゃんは家族に なったんだあ そうそう俺のおばさんにもちゃんと報告し たぞおばさんは早速次の日店に来て嫁子 さんうちの一がもしあなたを泣かせたら ガツンと言うから私に言ってねと言って 笑ったそして嫁子さんを大事にしなきゃ ねにめでとうおばさんの言葉純粋に 嬉しかったな将来は大将のようなラーメン を作れるようになってお客さんをもっと もっと笑顔にするぞそしてお世話になった 大将とみゆさんに恩返ししながら嫁子と いかちゃんの笑顔を守り続けようと誓った 続いてのお話は何病の少女を救うため
ホームレスの俺が空缶集めて奇跡起こした 結果おじさん雨あげるおいしいよ全てを牛 ないホームレスになった俺に唯一優しくし てくれたのはとあるしまいだった何病で 手術が必要な妹のために本気で空缶を集め た結果こんなに素晴らしい未来が訪れる なんてその時の俺は想像すらできなかった やだホームレスじゃんうわ くせえなんでこんなところにいるんだよ いいよな働かねえで寝てばっかでよそれは 俺に向けられた言葉だったまさか自分が ホームレスになるなんて昔の俺に言っても 信じないだろうな俺も少し前までは一流 企業のサラリーマンだったんだ高校生の時 に親を事故でなくした時は絶望のにいた けど大学4年間必死で勉強して一流企業の 内定をもらった時は本当に嬉しかった入社 後も仕事一筋で頑張っていると俺の評価は どんどん上がっていった上司からもお前は 出世コースに乗ったなもう安泰だなんて 言われて俺は調子に乗っていたんだと思う 稼げるようになったことで必要のない贅沢 までして貯金なんかしなかったそんな俺の 生活は一瞬で崩れ去った信頼していた同期 に罪をなすりつけられ会社の金を横領した 犯人にされてしまったのだ必死で弁名した が証拠まででっち上げられていて誰も俺の 話を聞いてはくれなかった当然会社は首に なったし噂を聞いた会社の人間は誰1人 助けてはくれなかったそれでも前向きに 頑張ろうと一度は最就職しようとしたが 前職でのトラブルが就職先に伝わって塞い ようになり貯金もすぐにそこをつき家を 失い29歳にしてホームレス生活になった わけだ通りすがりの人から嫌悪の目で見 られ下げまれるうちにいつからかこの人生 を終わらせたいと思うようになっていた いつの間にか俺は歩道郷の上から地面を 見下ろしていたあとはこの柵を超えるだけ でそんな時おじさん振り返ると中学校の 制服を着た女の子と小学生の女の子が並ん で立っていたなんとなく顔立ちが似ている のでしまいだろうか驚いている俺に中学生 の少女が笑顔で何かを差し出してきたこれ あげるそれはいちごミルクのキャンディ だったえ俺に うん青いが食べたいって言うからさっき 買ったんだこれすっごく美味しいよ青いと 呼ばれた女の子はニコニコしながら自分の 膨らんだほっぺを指さしたあ ありがとう思わず受け取ってしまった食べ てみてよい今うん少女たちが無邪気にそう いうので仕方なく雨を口に入れた途端に口 の中いっぱいに懐かしい甘みが 広がる甘いものを口にしたのはいつぶり
だろう俺は思わず喉を鳴らした本当だ おいしい久しぶりに食べたなおじさん食べ たことあるのあこのはおじさんが子供の頃 からあるよ えそんな前からあるんだこら失礼でしょ ははじゃあねおじさんまたね少女たちは キャッキャと笑いながら駆け出して去って いっ た帰るかさっきまでは真っ暗闇の中を 彷徨っているような気分だったが雨を舐め 終わる頃にはそんな憂鬱な感情は薄れてい た翌朝空腹で目が覚めた俺は寝床にしてい た効果したから近くの公園を目指した公園 の水道で水を飲むと少しだけ空腹を 紛らわすことができたついでに顔も洗って いると今度は老人の声がしたおや新入りか 振り返るとたっぷりと髭を蓄え薄汚れたお じいさんがニコニコしながら立っていた えっとここは子供たちが使う場所だでな わしはこっちじゃ歩き出したおじいさんに ついていくと公園の先の奥まった場所に ダンボールでできた家がつっていたどう やらここはホームレスのたまり場になって いるらしいここがアイドルで使うといいお じいさんはダンボールでできたスペースの をさしたえいいんですか見たところ若い しこの生活にも慣れとらんだろまここに いる奴らはみんなわけありじゃから なこんな場所でよければ使うと いいありがとうございます腹減っとるか こんなもんしかないが食うかおじいさんは どこからかかしパンを出してきた賞味機嫌 は切れとるが まあ食べれる じゃろいただきます極限状態に腹が減って いた俺はそのパンを受け取るとむさぼる ように食べ た うまい2日連続で人に食べ物を恵んで もらうなんてありがたいやら情けないやら で涙が出そうだったわみたいなもんは 助け合って生きていかんとなわしはここで は一番の古株じゃから困ったことがあっ たら声をかけなさいおじいさんはそう言う と自分の家に入っていったおっはよう おはようござい ますその時どこからか弾けるような声がし たやってきたのはなんと昨日出会った少女 たちだったあねちゃん蒼いちゃん おはよう長老さん おはよう今日も元気だね行ってらっしゃい 気をつけてねはい行ってき ますホームレスたちが次々顔を出し声を かけ少女らもそれに答えて挨拶を返すあれ 昨日のおじさんあねと呼ばれた少女が俺に
気づいた本当だまた会えたねなんじゃ あんたこの子たちを知っとるのかえとまあ 自己紹介がまだだった ね私はあねでこの子が 青いしまいだよおじさんは名前なんて言う のいちだよいちさんよろしくねお姉ちゃん そろそろ行かないと間に合わないよ本当だ 昨日と同じように姉妹はパタパタとかけ てい 姉妹が去った後長老と呼ばれたおじいさん が俺に教えてくれたあの姉妹は毎朝投稿 途中にわに声をかけてくれるんじゃあの 明るい声を聞くだけで元気が出るわいわら みたいなもんにも優しい天使みたいな子 たちじゃよへえそうなんですね確かに普段 向けられている別の視線ではなくったの ない笑顔に俺も癒されたホームレスたちの 心の潤いになっているのも理解できたその 日から俺はそこを居住とした長老は空缶を 集めてお金に変える方法や廃気の食品が もらえるコンビニを教えてくれた長老の おかげで植えることがなかったのは本当に 幸運だったと思う俺以外のホームレスは ほとんどが老人だったが仲がいることにも 安心感を覚えた姉妹は毎朝通学途中に挨拶 に来て放課後もたまにやってきた何をする わけでもなく老人たちとおしりをしたり 学校で覚えた歌を歌ったりして俺たちを 癒してくれた姉のあが元気で発達としてい てよく喋るのに対して妹の青いは折れて しまいそうなほど細くて性格も大人しく いつも姉の横でニコニコしていた赤は中学 生で蒼いは小学生だから峠校の時間が違う はずなのになぜか2人はいつも一緒にいた 君たちはどうして毎日俺たちに声をかけて くれるんだ うん私たちが挨拶するとここにいるみんな が嬉しそうに笑ってくれるからかな お母さんがいつも言ってるもん ねさは減らないからどんどん人に与え なさいっってその言葉にはっとしたいつ からか俺は人に優しくする時は無意識に 見返りを求めるようになっていたことに気 がついたこの子たちはいい人に見られたい とか感謝されたいとかそういう見返りを 一切求めず自分にできる親切をしている だけなんだそう かいいお母さんだなうん2人は嬉しそうに 笑っていた俺はその笑顔につられていつ からか自分も笑えるようになっていること に気がついたある日空缶集めから帰って くると赤が公園のベンチに1人で座って いるのを見つけた思い詰めた顔で手元の 通帳を見つめて いる声をかけるのをためらっているとあね
と目があった どうかした今日は蒼いちゃんは一緒じゃ ないの俺がそう聞くと赤は今にも泣きそう な顔で首を振った青いは入院してる入院 どうして蒼いは生まれた時から体が弱くて 神経繊維首小2がっていう病気を患ってる のしばらく症状が落ち着いてたから学校に 通えてたんだけど急に症状が悪化してそれ で治りそうなのか赤はポロポロと涙を流し 始め たいつもの元気なあの様子と全然違って俺 は動揺したわから ないお母さんが言うには手術をしないと どんどん病気が進行しちゃうらしいでも その手術は日本じゃできなくて費用が すごくかかるんだってすごくってどれ くらい 1000万予想以上の金額に俺は一瞬言葉 を失ったうちはお父さんがいないから お母さんが仕事をかけ持ちして必死で働い てくれてるけどそれでも足りなくて私のお 年玉を足しても全然足らないのそれで通帳 をだから私中学出たら働こうと思うの なんだって高校には行くべきだろでも蒼い の命の方が大事だよそれはそうだけど第1 中卒でどんな仕事するつもりなのそれは 分からないけど夜の仕事とかそんなのだめ だ俺は思わず大声を出していたあが驚いた 顔でこちらを見ているごごめん でもだめだよ君にはまだまだ可能性が いっぱいあるんだからでも赤根の思い詰め たような顔を見ているとこんな子供たちを 苦しめる病気に対して怒りが湧いてきたお 金のことは俺に任せてくれないか俺が手術 費用1000万を集めてやる え本当 あいちさん 気持ちだけでも嬉しい ありがとう思わずそんな言葉が口をついて 自分でも驚い たそんな大金を集める方法なんて考えつか なかったがこの純粋で優しい少女たちが 傷つくのだけは見たくなかったあは寄付を 集めるチラシを作っていろんな場所で配っ てくれわかっ たいちさんはどうするの俺はとにかく たくさん空缶を 集めるバカみたいだが俺にできることは それしか思いつかない翌日から俺はどう やったら効率よくたくさん空缶を集め られるか考えたまず手持ちのあり金を全て 使ってリサイクルショップで自転車を買っ たこれでいつもの3倍くらいは缶を集め られるようになるそれでも1日3000 程度
だちさんチラシ作ってきたよおおいい出来 だ赤は学校に事情を話し先生から許可を もらって大量のチラシを印刷させてもらっ たらしいホームレス仲間にも事情を話すと みんな姉妹のためなら協力すると言って くれた赤には街中でチラシを配ってもらい 俺たちはくを集めるため情報交換し それぞれ別れて回収に行くそれでも集め られる両はが知れていたそうだコンビニ ならもしかしたら俺はいつも廃気の食品を くれるコンビニに出向いたお願いします 空缶を譲ってもらえないでしょうか空缶 ああ空缶を売って金にしようってことか気 を持って行くのはお情けで見逃してやっ てるがさらに秋かおだなんて図々しいやつ だそもそも客商売なんだからあんたみたい な人にうろつかれると困るんだよそこを なんとかお願いしますしつこいな帰って くれコンビニの店長は露骨に嫌な顔をして いたが俺は毎日しつこくお願いに行った そこだけじゃなく空缶がありそうな レストランやマンションの管理人にも頭を 下げに行ったお願いします空缶を譲って もらえないでしょうかホームレスは出てけ 働かずに何かもらおうなんて社会を舐め てるのかどれだけ罵倒されても俺は頭を 下げ続け た毎日 毎日それでも集まるお金はビビるものだっ た こんなペースじゃいつになるか暗い顔を するあねに俺は力強く言った大丈夫 だ俺に任せておけ分かっ た今日から私も一緒に空缶集めに行くよ俺 は初めて赤を連れて空缶集めに行った俺が いつものように頭を下げて罵倒されるのを 見ていたあはショックを受けたようだった いちさんもういいよいちさんがそこまで することないよだめ だ俺にできることはこれだけなんだだから 俺は1つでも多く空き缶を集めなきゃいけ ないんだおい一体どういうことだよ私の妹 が病気で手術を受けるためにお金を集め てるんですあからチラシを受け取った コンビニの店長はこはした顔をしていた あんたこの子のために毎日頭を下げに来て いたのか俺にできることはこれしかないの でお願いします空缶を譲ってもらえない でしょう か分かった よどうせ捨てるものだしな少しでもこの子 の助けになるなら持っていきなありがとう ございます俺とは目を合わせ喜んだこの辺 の店には空き缶をもらえるように俺から声 かけてやるよチラシも一緒に渡すから置い
ていきないいんですか あああんたのしつこさにこん負けしたよ それもこの子のためだったんだ な関心したよコンビニの店長の声かけが 聞いたのかそれからはレストランや マンションの管理人も空缶を譲ってくれる ようになったあんた子供のために頭を 下げるなんてかっこいいぜほらこの廃棄 する食材も良かったら持っていきな最近は 商店街のみんなも俺たちに頑張れて言って くれるんだぜあねちゃんのチラシのおかげ で事情を知ってる人が増えたんだな早く 元気になったいちゃんに会いたい の さんを配ってるのを知って私の同級生や 蒼いの友達がたくさん手伝いたいって言っ てくれてるよそう かそれはありがたいな町の人とか小中学校 の先生や保護者から寄付も少しずつ集まっ てきてるのみんなが青いのことを応援して くれてるみたいで 嬉しいそうだな俺たちもまだまだ 頑張ろう俺は毎日必死で空缶を集め赤たち は大量にチラシを配ったそのうち商店街の 店主やお客から声をかけられることも増え ていったこの寄付はどこに持っていったら いいんだいオレンチに空き缶あるから持っ てきますよその表情は優しく皆が青いの ために自分にできることをやろうとしてい たいちさんあるボールの家に帰ってくると 通帳を持ったあが急いで駆け寄ってきた すごいの見てこれは通帳に記載された金額 は目標の1000万を超えていた数日前 まではまだ100万くらい足りなかった はずなのにどうして実はね駅でチラシを 配っていたらとあるホテルのオーナーさ んっていう人が足を止めてくれて話をし たらその人は以前お子さんを病気でなくさ れたんだってだから蒼いのことをすごく 心配してくれて子供が将来を奪われるべき じゃないって言って100万円も寄付して くれたのすごいなそれじゃあこれで手術を 受けられるのかうんまさか本当に集まる なんて思わなかっ た全部おじさんのおかげだよあは目せてい たが俺は首を振った俺のおかげなんかじゃ ない俺が集めた金額なんてビビるものだ あねが頑張ったからだ うんいちさんは行動で示してくれたんだよ 私たちにもできることがあ るってだからみんな心動かされたの コンビニの店長さんもレストランの オーナーさんも マンションの管理人さんも町のみんなも いちさんに刺激されて行動したんだよ
私たちのために頑張ってくれて本当に ありがとう俺はただ君たちに霊をしたかっ たんだ えあの日の雨のお礼さあの日君たちに声を かけられなかったら俺は人生を終わらせて いただろう今はそんな気持ちはなく 赤と青いのおかげで ね分かってたよ今にも飛び降りそうな顔し てたから えだからなんとか止めなくちゃと思って手 に持ってた雨をあげたんだそうかそうだっ たのか君たちはすごい なさらっと大人1人を救ってしまうんだ からおじさんだってい救ってくれた ヒーローだよそう言って笑うあの笑顔は俺 がずっと見たかったものだった赤と青い 2人揃って笑い合い元気にまた学校へ 行けることがいつしか俺自身の願いになっ ていた本当にありがとうございました蒼い の病気を専門とするお医者様がアメリカに いたので集まったお金で無事手術を受ける ことができ蒼いは一名を取り止めまし た皆さんのおかげです数ヶ月後赤と母親が やってきて蒼いの現状を伝えてくれた感知 とはいかないが今後は命に関わるような 事態にはならないだろうとのことだっ たいちさん みんなお姉ちゃんから話を聞いた よ私のためにいっぱい頑張ってくれて ありがとう 赤はビデオ通話で俺たちに青いの姿を見せ てくれた病室に入るがその元気そうな笑顔 に俺もホームレス仲間のみんなもほっと胸 を撫で下ろしたこんなお礼しかできません が温かい料理を作ってきたのでよかったら 皆さん召し上がって ください母親は大量に作ってきた食事を ホームレスたちに振る舞ってくれみんなで 喜んで食べた 2人が去ると俺は長老に声をかけた長老 さんこれまでお世話になりまし た言っちまうのか はい今回の件で俺にも人の役に立つことが できるかもしれないと思えたんですもう 一度人生をやり直してみたいと思いますあ には言ってないん じゃろうあの子たちにはこれからたくさん の可能性がありますから俺みたいなやは そばにいない方がいいんですそうかい元気 で なたまには顔を見せとくれよはい本当に ありがとうございました俺はホームレス 仲間に別れを告げたそれからは職安で 日雇いの仕事をもらいボロアパートを借り た必死に働いて少しずつ金をため見を整え
隣町で正社員として雇ってくれる会社を 見つけることができた俺は以前のような 自分で稼いだ金は自分のものという奢った 考え方を捨てた仕事があることに感謝し 生きるために必要なお金以外はホームレス への援助や寄付に回した屋根と壁のある 部屋で寝起きできて毎日植えることがない というだけで自分ははすでに恵まれた生活 をしていると心から思えた優しさは減ら ないからどんどん人に与えなさい姉妹に 教えてもらったその言葉を胸に刻み職場で もそれ以外でも困っている人には積極的に 手を差し伸べるようにしていた自分がそう されて救われたように自分の小さな行動が 誰かを救うかもしれないと思ったのだ姉妹 と別れ5年が経った時々あの公園に行って 長老たちに食べ物を持っていくがしまと顔 を合わせることはなかった当時はスマホ なんて持ってなかったのでもちろん連絡先 も知らないでも俺はそれでいいと思ってい たその日食べ物を持ってまた長老たちのと を訪れると1人の少女が立っていたあいち さん 青いかすっかり背が伸びて少し日焼けして いたが中学3年になってもあの頃のおかが 残っていた今までどこにいたのいきなり 会えなくなるからお姉ちゃんずっと探して たんだよははすまないな実は隣町で就職し たんだよそうなのおめでとう ありがとう蒼いもすっかり元気そうだな うんおかげ様であれから1度も入院して ないんだ今はバスケブでエースやってるん だよそれはすごいな元気になった青いに 会えたのは本当に嬉しかっ たしばらくみんなで話していると1人の 女性が駆け寄ってき たいちさんそれはあねだった青いを見ると とスマホをかざしてニコニコしているどう やら俺の見ていないうちにあに連絡してい た らしいそれじゃあ私は帰るねお母さんには お姉ちゃんは遅くなるって言っておくね ちょちょっと青いわしらはもう寝るかの急 にみんなが去って行き俺とあねの2人だけ が取り残されたあね久しぶりだ なとりあえずそこのベンチに座るかうん5 年ぶりに再開した赤は見違えるほど美しく 成長していたシャツとパンツという シンプルな服装がにスタイルの良さを 際立たせていた俺は大人の女性になった赤 の顔をなぜか直視できずにいた今はどうし てるんだあの後さんに言われた通り高校に 学して今は看護師になるために看護学校に 通ってるよ看護師うんずっと蒼いが大変な 思いをしてきたのを知ってるから病気で
苦しんでる人を救う伝いがしたいって思っ たんだそうか偉いな立派な夢だと思うよ どうして何も言わずいきなりいなくなっ ちゃったのうんが君たちにしてあげられる ことはもうないと思ったんだそれに俺も 自分の人生をやり直そうと思ったんだよ今 は隣町の会社に拾ってもらってなんとか 生活してる隣町だからどれだけ探しても 会えなかったんだ小さな声でそうつぶやく とあはパッとこちらを見 たいちさんまだ結婚してないよねしてる わけない だろどうしたんだ突然そんなことを聞かれ て俺は驚いたじゃあ私と付き合ってへ赤は 顔を真っ赤にして寒くもないのに小さく 震えていたその様子から冗談じゃないこと は分かったがあまりに突拍子もない告白に 俺は戸惑ったおいおい何言ってるんだよ第 1俺とあねじゃ一回り以上年が離れてるん だぞ年の差なんて関係ないよ関係なくない だろそれにお前くらい可愛ければいくらで も相手がいるだろ何もこんなおじさんじゃ なくてもおじさんじゃなくていちさんが いいのあは目に涙を貯めてい たいちさんは私のヒーローだよあの時 私たちのために何を言われても必死で空缶 を集めようとしてくれたいちさんの背中を 見て私本当に感動したんだよすごくかっこ よくて頼りになってでも子供だったから その気持ちが何なのか分からなかったでも 今なら分かるよ私はちさんが 好き大好きなの赤のマすぐな思いが痛い ほど伝わってきて俺はどう答えていいか 悩んだでも俺のことを何も知らないだろ これからいっぱい教えてよまだ若いから 気持ちも変わるかもしれないしもう5年も 片思いしてるんだよこの先もいつまでだっ て待つよ俺はそれ以上断る理由を思いつか なかった当たり前だがこれまであのことを そういう目で見たことはなかったしかし 大人になったあを目の前にして熱烈に愛を 伝えられて嬉しくないはずがなかったあが 心が綺麗で優しくて思いやりに溢れた女性 だと知っているから だ分かった付き合ってくれるの赤の目が 輝いたただし親子さんに交際の許可を もらってからだあが思ってるより俺はお前 を大事に思ってるん だ軽い気持ちでは付き合え ない 嬉しい赤は俺にぐっと抱きついたそんな風 に素直に感情を表現してくれる赤を愛しい と思い始めていた後日赤の自宅に挨拶に 行くと母親と蒼いがニコニコとで迎えて くれまあわざわざ挨拶にいらしてく
くださったんですかその説は本当に ありがとうございまし たいちさんのことはあからしつこいくらい 聞かされたので信頼できる方だと思って ますよお お母さんこの子よろしくお願いしますねは はいこちらこそよろしくお願いします お姉ちゃんうまくいってよかったねあまり にあっさり際をしてもらえたので片しを 食らった気分だったこうして俺たちは晴れ て交際をスタートさせたのだったと言って も赤は看護学生でとても忙しく俺は俺で 仕事を真面目に頑張ると決めたので会える のは月に数回程度だった最初はあの強引な アプローチによってスタートした交際だっ たがデートを重ねてあのことを知っていく うちに俺の方もどんどん赤根に惚れ込んで しまっていた赤根の竹を割ったような性格 が一緒にいて心地よく決してマイナスな ことを言わないところも素敵だと思うそれ がよく分かったのは初めて一緒に旅行に 行った時のことだった赤は計画を立てて いる時からどこに行こう何を見ようと すごくワクワクしていたのに当日は愛の 土砂ぶりでなんとかにたどり着いたものの 俺はあねが不機嫌になるんじゃないかと 思ったんだでもあねは初めての旅行が こんな大雨って絶対一生忘れないよねそう 言って笑っていたいっぱい計画立ててくれ てたのに落ち込んでないのか俺がそう聞く とあは俺のそばにすり寄ってきてどうして 部屋から一歩も出ずにちさんととずっと 一緒にいられるなんてすごく贅沢な時間だ よそう言ってくれた俺はその瞬間とても あねを愛しく思ったん だいつでも前向きな性格ももちろん素敵だ けど何より俺のことを心から愛してくれて いると実感してこの人を幸せにしたいと いう気持ちが深まったそんなあが1度だけ 弱気になった瞬間があっ それは赤の就職先の病院が決まりお祝いの ために自宅で俺が手料理を振る舞っている 時のことだった私たちこれからも大丈夫か な突然のあの発言に俺は驚いたえ大丈夫 っってどういうことだって私が就職したら 今よりずっと忙しくなって会える時間が 減る でしょしか生活がすれ違って心まで離れて しまうんじゃないかと思うと不安でさあは 軽い口調で喋ろうとしていたけど声が震え ているのが分かったあね俺は力強く赤を 抱きしめた寂しい思いをさせて ごめんそりゃ不安になるよなうう赤は ついに泣き出して俺に抱きついたあね俺 ずっと考えていたことがあるんだあねが
落ち着くのを待ってから俺は押入れの奥 からあるものを取り出し た嘘俺は指輪の入ったケースを開いてあね に差し出したいつ渡そうかずっと迷ってた んだでもあねはまだ2歳 だろ残りの人生を過ごす相手が本当に俺で いいのかな悩んでたんだいいに決まってる よ私を幸せにできるのはいちさんだけなん だようん俺もあにずっと幸せをもらっ てる一緒に幸せに なろう俺と結婚して くださいはい俺は涙をこぼすあをもう一度 強く抱きしめた出会った頃は少女だった赤 はこの人とにいれば何があっても乗り越え ていけると思わせてくれる真の強い女性に 成長していた本当に俺にはもったいない 女性だ俺たちはすぐに入籍を済ませその3 年後子供を授かった赤によく似た可愛い 女の子だ俺は今でも寄付やボランティアを 続けている暮らしはしそだが愛する家族が いるだけで心が満され いる赤と青いは未だに長老たちのとに顔を 出している最近では娘も一緒に行きたいと 言ってはいこれ あげるふと見ると娘がホームレスたちに 何か配っているようだったその手に握られ ていたのはあの人と同じイチゴミルクの雨 だった俺と赤は目を合わせて微笑見合う赤 はあの日俺の命を救うだけじゃなくその後 の人生まで変えてくれた俺に深い愛情を 与えてくれる彼女がに度と不安にならない くらい俺も愛情を返していくつもりだ そして俺たちの宝物の娘を2人で守りこれ からも笑顔溢れる家庭を築いていきたいと そう思っている最後まで聞いてくれて ありがとう続いてのお話はいつもし応な 美人フに妹の派手なパンティーを見られた 結果うん我れながらひどいな俺は 1人暮らしをしている部屋を見渡して苦笑 するしかなかったそんなある日のこと家の インターホンが 鳴り響きこんにちはカジ代行サービス です本日はよろしくお願いします えそこにはなが立っていたこの出会いが俺 の人生に彩りを与えてくれることになる なんてこの時の俺は思いもしなかった俺は 25歳の一致社会人になってからという もの思った以上に忙しい日々にぐったりし ている仕事になれるまでの間には家がゴミ 屋敷になりかけたくらいだまあ今もまだ 散らかってるんだけどそんな状態で彼女 なんかできるはずもなく俺は会社と家を 往復するだけの毎日を過ごしていたちなみ に俺と接点のある女性が1人だけいる やっほーお兄ちゃん遊びに切ったよてうえ
相変わらず来たな勝手に相かで入っといて その言い方はないだろう大学生になった妹 のリリだ俺の家から大学が近いという理由 でしょっちゅううちに遊びに来るソファー に置きっぱなしの脱いだ 洋服キッチンにはまだ洗っていない 食器机の上にはいつのものかも分からない デリバリーのゴ決して足の踏み場がない わけではないがまあ綺麗とは言いがいだが 俺は火事が苦手なんだ掃除や片付けの類い は特になあ リリちょっと片付け手伝ってくれよえやだ よ自分の部屋くらい自分で掃除してそう 言わずにさ俺が片付け苦手なの知ってる だろ知ってるけどや だ私だって掃除が好きなわけじゃないんだ しあでも協力はしてあげる 協力どう協力してくれるんだ 妹は何かを思いついたかのようににんまり と笑っただが俺の質問に答える前になぜか 玄関へ向かうえちょっと協力してくれるん じゃないのどこに行くんだ よあそれはまた後で話すね彼氏が近くまで 来てるみたいだからデートしてくるえ え俺は戸惑いながらも妹を送り出し小汚い 部屋を改めて見てため息をついたそして 翌日のこと休みでゆっくりしていたところ にインターホンが鳴ったはい今でますうち のインターホンを押すのは基本通販で買っ た品物を届けてくれる配送会社だけでも俺 は何も注文してないしなご近所さんか何か だろうかそんなことを考えながらドアを 開けた こんにちは今日はお世話になり ます火事代行サービスの嫁子と申しますへ 思わずすっときな声をあげてしまう火事 代行サービスつまり火星負産的なあれかで も俺はそんなの頼んでないしすみませんが どこかとお間違えではえいちさんのタでは ないんですか国をかしげる嫁子に俺は驚い たそこでやっと思い出したんだ昨日リリが 言っていた協力のことを慌ててメッセージ アプリを 確認妹とのトークルームをタップした彼氏 とのデートに夢中になっちゃってて教える のすっかり忘れてた今日お兄ちゃん家に 家事代行さん呼んでからそれでお部屋きれ にしてもらいなよてかもう来たかな来て たら ごめリリのやつリリは大笑いしている ふざけたスタンプも合わせて送ってきてい たすみませんお騒がせしましたうちで会っ てますねじゃあお願いできますか俺が頼ん だわけでもないんだしそのまま帰って もらうこともたのだがここまで来てもらっ
ておいてそれは迷惑だそれに部屋をどうに かしてきれいにしたいのも 事実料金も思ったより高くないみたいだし このまま作業してもらうことにしたんだ 嫁子と名乗った女性はペコリと軽く釈して 部屋に上がったで もとにかく無表情なんだうわですねまだ1 時間しか経ってないのにもう綺麗になっ てるプロってすごいんだ な仕事ですから嫁子は相変わらずそっけ ない態度だが家事は完璧だあっという間に 部屋が片付いていく気のせいかもしれない が部屋が輝いて見えるほどだテパと作業 する姿に惚れ惚れ するそうして俺がしているうちにどうやら 依頼していた時間が終わったらしいそれで は今日の作業はここまでになります少し 時間が余ったので勝手ながら冷蔵庫に入っ ていたものでちょっとした食事を用意させ ていただきましたよかったら召し上がって くださいえあありがとうござい ますそれでは失礼します 嫁子はかなり美人で多分俺と年が近いの だろうがどうやら無口でクールな性格 らしい全体的に塩対応だし世間話をするで もなく黙々と作業して帰ってしまったそう いえばキッチンで何かしていたな確認して みると鶏肉と大根の煮込みが作ってあった いやこういうのって時間かかるんじゃない か俺が1人おでん鍋をやろうとした時 なんか全然大根が柔らかくならなくて めちゃくちゃ煮込みまくるはめになったの だがこんな短時間で分厚く切った大根の 料理なんてえ柔らかうま俺が橋を入れると すーっと大根が切れていく味も十分染みて いる一体どうやってしかも味はもしない ほどに うまい正直かなり好みの味付けだちょっと だけ濃くてご飯の進む 感じ満足度がかなり高い俺は嫁子の仕事に 痛く感動しそれから週に2日火星府を頼む ことを決めたんだ週22日も会えばきっと 嫁子とも打ち解けられるに違いないそう 考えていたのだが7回目になっても嫁子 さん今日はいい天気ですねそうですね洗濯 日よりなので洗濯物が他にもあるなら先に 出しておいてくださいねははい相変わらず 事務的だ俺は毎回のように嫁子が食いつく 話題がないかと探ってみていたのだがどれ もダメだったよ嫁子さん昨日のお笑い番組 見ましたあの芸人さんやばかったですね見 てないですそそうでしたかあじゃあ未だ 流行してるあの映画見ましたもう俺感動し て泣ちゃって好きな映画とかないですか見 てないですし特にはないですお笑い
アイドルドラマアニメはてはニュースの話 までしたのだが帰ってくるのはあくまで 事務的な 反応そろそろネタが尽きてきたぞ今日は何 を話そうかそこで俺は思いついたんだそう だ嫁子さんはどうしてそんなに家事が うまいんですかもしかして何かコツでも あるんですか俺がニコニコしながら聞くと 嫁子は表情1つ変えずに言ったうは親が 働きでほとんど家にいなかったんですだ から家のことは基本私がやってましただ からなれですかねあああなるほど そうだったんですねいや立派だな俺なんか 親に甘えてばっかで全然やらなかったから 見ての通りかじ全般ダメだめで頑張ら なきゃな俺は下手な愛は笑いを浮かべ ながら自重するすると珍しく嫁子が俺と目 を合わせたんだ仕事がなくなるので頑張る のはやめてくださいあははいまあ俺も彼女 と会えなくなるのは嫌だし来てもらえなく なるようなことをするつもりはないけど相 変わらずの塩対応にちょっと寂しくなる俺 その後も俺は嫁子と仲良くなれないまま だったがある日嫁子の様子がおかしいこと に気づいたもちろんいつも通り無表情だと 思うし口数は相変わらず 少ないパっと見はいつもと変わらないのに なんだか違和感があったんだあの嫁子さん 疲れてるんじゃないですか何かあったん ですか俺がそう声をかけると一瞬驚いた ように目を見開いてすぐにいえ特にはと 否定しただが俺には何かあるようにしか 思えなくてじゃあコーヒー入れていただけ ますか俺の喋り相手になって欲しいんです そう提案したとりあえず休ませようと思っ たん だわかりましただけどすぐに公開したよ 喋り相手になってくれって言ってもこの1 ヶ月と少しの間俺はあらゆる話題を嫁子に 振ってきたがほぼ全てにおいて満足の行く 反応を得ることができていない俺はとっさ に話すことを思いつかずに沈黙が流れて しまうだが今日は珍しく嫁子から話しかけ てくれたんだあのどうして分かったんです かいつもと違うって私何を考えてるか わからないって言われるのに えわかりますよ そりゃ確かに表情は読みにくいかもしれ ないですけど仕事で来ていただいてるとは いえ一緒に過ごしてきたんですからそうな んですかこの時の嫁子の瞳が一瞬キラリと 光った気がした実は会社に私宛ての クレームがいてしまったんです愛そよく しろって私は家事が好きで仕事をしてい ますが人と接することが得意ではないん
ですこのままじゃダメですよね分かってる んですけどどうにもうまくいかなくてうく 嫁子に俺は思わず行ったんだわかります その気持ち え俺には妹がいるんですけどその妹が俺と は正反対の容気なんですよすごく明るくて 一直明るくない自分はダメなんだって 落ち込んだこともあるんですでも俺は俺 らしくいていいし嫁子さんは嫁子さん らしくいていいと思います無理しなくても 俺は嫁子さんと一緒にいると落ち着くし そもそも家事スキルもすごく高いから自信 持ってください段の嫁子さんも素敵ですよ 俺のせいいっぱいの励ましに嫁子は今まで 見たことのない眩しい笑顔を浮かべたふふ ありがとうござい ます初めて見る笑顔は思った以上に可愛く て俺は思わずドキドキしてしまうそして それ以来嫁子の態度がなんかしたように 感じたまあ気のせいかもしれないけどな それから1ヶ月が経ったある日俺は風を 引いてしまったんだ仕事はちょうどない日 だったからいいもののそういえば今日は 嫁子が火事代行に来る日だ俺は慌てて キャンセルしようと携帯を手に取ったのだ が時刻はもう予約の10分前をさしていた そしてインターホンが鳴ってしまう俺は フラフラしながら玄関ドアを 開ける直接伝えるしかない すすみません実は今日すごい熱がうだ 大丈夫ですかどうしたんですか嫁子の動揺 した顔も初めてみるな俺はもろうとする 意識の中でそんなことを考えたそして目が 覚めると俺はベッドの上に寝ていた不思議 に思いながらも体を動かすことができ ずぼっとを眺めていると俺の視界に嫁子が 現れたんだ目が覚めたんですね気分はどう ですかあれ嫁子さん俺ベッドあれもしかし て嫁めこさんがあはいふらついていたので 肩をおかししてベッドまでごめんなさい 延長料金今払いますから俺は時計を見て 慌てて財布を取りに行こうともがいたする と嫁子が慌てて俺を止めそんなのいらない ので今は余計なことを考えずにゆっくり 休んで くださいでも俺は困ったように眉を潜めた だが今は回復するのが先決だ下手したら風 を嫁子に映してしまうかもしれないそう 思って俺は目を閉じるもの眠れそうもない そんな俺に気がついた嫁子がベッドに 近づいてきて俺の手を握ったんだ えこうすれば落ち着くかと思って嫁子は 恥ずかしそうに俺の手を両手で 包み込む嫁子は優しいなそう思ったのを 最後に俺は夢の中へと旅だったそして次に
目が覚めた時どのくらいの時間が経ったの か分からなかったがさすがにもう嫁子は 帰っただろうと思っていたあいちさん起き たんですねじゃあ今からお粥作るので食べ て くださいへなんと嫁子はずっとつきっきり で看病してくれていたらしい手早くお粥を 作って持ってきてくれた真ん中には梅干が 浮いていておいしそう俺が食べようとレゲ を手に取ろうとすると先に嫁子に奪われて しまった戸惑う俺に嫁子の顔が 近づく食べる前に熱をうん少し下がって ますねでも無理は金物ですあはいじゃあ え熱を測るためとはいえ顔を近づけられて 俺はドキドキが止まらなかっただがそれも 終わったしいざお粥を食べようとするもの の嫁子はレゲを渡そうとしない困っている と嫁子は一口分のお粥をすってふうふうと 息を吹きかけたはいあんえお俺自分で 食べれますよだめ です少し下がったとはいえまだかなり熱も 高いですから 結局俺は嫁子に粘られお腹いっぱいになる まであーんをして食べさせられてしまった 別の意味でお腹がいっぱいになりそうだよ そして食後俺はうとうとしながら嫁子さ んって本当に優しいですよね俺も嫁子さん みたいな彼女が欲しいないつもそっけない けど実際俺のことどう思ってるんですかえ 私はし仕事なのでそれだけですそっか俺は 好きなのに えむにゃむにゃ 告白するなら元気になってからして くださいねそれから数日後俺はすっかり 感知していつも通りの生活に戻っていただ があの日のことはあまりの熱にうろ覚え だというかお粥を食べていこうのことは何 も覚えていない気づいたら嫁子はいなくて 部屋はピカピカになっており数日分の 作り置きが冷蔵庫に入っていたんだ ありがたすぎる嫁子さんって本当に神だな 数日後リリが俺を心配して家に駆けつけて くれたなんだ治ってたんだせっかく私が駆 てきてあげたのにいやいや熱が出た連絡は 当日にしただろさすがに数日も立てば治っ てるよ俺は思わず突っ込んでしまう えお兄ちゃん1人暮らし始めてから風邪 長引くこと多かったじゃんだからまだ治っ てないと思ったんだよああそれは多分嫁子 が病してくれたからだろう きっと嫁子のおかげですぐ治ったんだだ けどそれを言うのもなんだか 恥ずかしい嫁子のことを思い出してからと いうもの妹に何を話しかけられても嫁子の ことで頭がいっぱいになってしまい生返事
になっていた洗濯機借りたから おそして俺はふと時計を見るあもう時間だ もうすぐ嫁さん来るからリリは帰ってくれ えちょちょっと待ってよ私がいても良く ない治ったとはいえお兄ちゃんのこと心配 して彼氏の家から直行してきたんだよ ひどいごめんてでもリリがいるのは ちょっと勘違いされたくないというか2人 っきりがいいというかああもうとにかく 一旦に出ててほしいんだ俺がしどろもどろ にそう言うとリリはにやりと笑ったなんだ そういうことねそれならいいよ出てって あげるどうやら俺は妹に嫁子のことが好き だとばれてしまったようだだが今重要なの は嫁子に先日のお礼を言うことおかげで 元気になったと一刻も早く伝えたいそうし て待っていると数分後に嫁子が 到着俺は嫁子をで迎えてすぐに先日は ありがとうございました見ての通り すっかり良くなったんですよ満面の笑みで そう言ったのだが嫁子の反応は思っていた のと全然違った他に言うことはないんです かあ作ってくれていた味噌汁と肉じゃがも 本当に美味しかったですえっとああとは 延長料金ですかどれくらい言いてくれまし たっけえっとお財布を 財布ち違いますわからないならいいです 作業始めますね嫁子はどこか不満そうな 様子で作業を 始めるなんだどうかしたのかな俺はよく わからないままリビングに戻る嫁子は選択 のある脱衣所の方へ向かっていったあれ これリリのやつ携帯忘れていってるな リビングのソファーの上に妹の携帯が落ち ていた俺がそっちに気を取られていると 脱衣所から嫁子が突然号泣しながら 飛び出してきたんだあのこのパンツは一体 何なんですかええなんで泣いてるんですか っていうかそれなんですか私いちさんに 彼女がいるなんて聞いてませんっていうか こんな派手なの吐かせてるんですかいや俺 には全く覚えがないんですけど嘘つかない で ください洗濯が終わった洗濯機の中に入っ てたん ですこんな派手な パンツ嫁子が見せてきたのは真っ赤なひ パンそれもスケスケ素材のやつ腰に当たる 紐の部分にはパールビーズがあってあり どれだけ控えめに言ってもかなり派手だ そしてみんなご存知の通り俺に彼女はい ない他に女性と言ったら あリリのか適当に返事したからすっかり 忘れてたけどそういえば洗濯機を借りると 言っていたな
腑に落ちた俺と違って嫁子はもっと混乱し 始めるりりリって誰ですか彼女さんですか ち違います妹です妹のですよ前話しました よね妹がい るって私の携帯 どこそんなやり取りをしていると玄関の方 から叫び声が聞こえ たやら妹が携帯を忘れたことに気がついて 戻ってきたらしい俺は玄関先まで持って 行ってやっ たするとやっぱここにあったかよかった ありがとう助かったばおまそして最悪の タイミングでリリは俺にはして警戒に去っ ていったん だ背後の嫁子からの視線が痛いよ嫁子さん あんなに仲良しそうにはぐでして本当に妹 なんですか嘘ついてるんじゃ私にあんな ことまで言ったのにひどいえだから本当に 結局嫁子は早々に作業を終わらせて さっさと帰って行ってしまった誤解を解け ないままで俺は うれる勘違いして欲しくない人に勘違いさ れたでもこうなってしまった以上仕方が ない次もあるんだから来週にでも5回お うそう思っていたのだがそれから1度も 嫁子がうちに来ることはなかった こんにちは待って言いますよろしくお願い し ますこの町という名前の府さんはとてもお しりな人だ 俺がちょっとボーっとしているとなんか ボーっとしてますね私じゃ不満ですかと ニヤニヤしながらからかわれることも しばしば今日何食べますおすめは肉まき おにぎりあじゃじゃあそれで彼女の料理も 美味しいのだが何かが違う気がするんだ町 は本当に嫁子は正反対の女性だ ノりは軽いしすごくおしり明るい妹と話す ことでこういうおしりは慣れていたはずな のになんだか静かで穏やかな嫁ことの時間 が懐かしく恋しく感じてしまうそうして2 週間が経った頃再び妹が家に遊びに来たえ どうしたのそんな神気臭い顔して俺は 一通り事情を説明してみ見るするとリリは 大きく頭を下げたごごめんまさかそんな ことになってるなんて完全に私のせいだあ いや謝らなくていいよ俺も風の時に何かし たっぽいし え寝込んだ時に何か言っちゃったみたいで さ次来た時に他に言うことはないのかって 言われちゃったんだよ げそれかなりまずいんじゃお母さんが前に 言ってたよお兄ちゃん風邪引くと甘えん坊 になって変なこと言うって え俺たち兄弟は青ざめたそして翌週町がか
押しにやってきた日は帰ろうとする町を 呼び止めたんだ待ってくださいあの聞き たいことがあるんです聞きたいことですか 嫁子さんは元気ですか嫁子さんああんまり 元気っては言えないですね何でもある屋に かかってしまったとかであこんなのお客 さんにする話じゃないですねいつも明るい 街もさすがに気まずそうな顔をするそんな 嫁子が病気だ なんてすみません厳しいお願いだっていう のは分かってますでもどうしても嫁子さん の連絡先が知りたいんですさすがにそれは 無理ですけどいちさんの連絡先を渡すこと はできますよもちろん連絡が来るかどうか はあの子次第ですけど俺は街を通じて嫁子 に連絡先を渡すことにするなんだか妙に街 がニヤニヤしていたような気がする そしてその晩のこと来た嫁子から連絡が来 たんだまちさんから連絡先をいただきまし た嫁子です何か御用ですか連絡ありがとう ございます嫁子さん隊長は大丈夫ですか俺 はまず彼女の体を気遣うメッセージを 送信しかし帰ってきたのは戸惑いの セリフ私は元気ですよえなんだ重い病気 じゃなかったんです ねよかったえ 病気うんなんだか妙に話が噛み合わない 仕方がないので俺は日中の町との話を教え たんだするとしばらく変身が帰ってこなく なってしまった俺まずいことと言ったのか なそう思っていると嫁子から返事が帰って きたすみません今までそちらに伺わなくて ちょっと気まずくてでも行かなかったのに はもう1つ理由があったん ですこの先のことは直接話させて ください来週は必ず行きます俺は嫁子の 言葉にほっとした直接会えるのならその時 に直接謝ろう俺はそう思ってそわそわと 当日を待ったそして当日嫁子さん本当に ごめんなさい風邪引いた時のこと俺よく 覚えてなくて何か失礼なことを言っちゃっ たんですよねえ覚えてないなんだ覚えて ないなら仕方ないです ねめはなぜかほっとして表情を柔らかくし ただが問題はまだ残っているあそれでなん ですけど本当にあいつは妹ですからこれ 写真ですほらこっちが俺でこっちが妹で 本当だったんですねよかった覚えてないか もしれないですけどいちさん私のこと好 きって言ったですよそれなのに次にあった 時その話をしないし洗濯機からあんなもの が出てきてしまって私のことなかったこと にしようとしているのかと思ってしまった んですお俺そんなこと驚く俺に嫁子が 続けるやっぱり覚えてなかったんですね
嫁子は俺の服の裾そっと つみ使で言ったああの聞かせてくれません かいちさん私のこと好きなんですかお俺は 俺が好きなのは嫁子さんですあまりの可愛 さにドキドキしてしまうだが嫁子は心底 嬉しそうに満面の笑を浮かべたやっと ちゃんと好きって言ってくれた私もあなた のことが好きです この時の嫁子の笑顔は俺が今まで見た中で 一番可愛い笑顔だったよ無表情で怖いって 言われる私の変化に気づいてくれた人は いちさんが初めてなんです言うほど無表情 じゃないです意外と豊かだと思い ます君の変化に気づけるのが俺だけって なんか嬉しいですでもどんな嫁子さんでも 俺は好きです俺は嫁子の手を取り微笑んだ すると次の瞬間嫁子が俺の方にキスをした 嫁子さん俺は嬉しくなって思わず嫁子の ことを抱きしめた嫁子も驚いていたけど ゆっくりと俺の体に手を回してくれたよ そうそう俺たちが付き合った後嫁子にリリ を紹介したんだ嫁子ちゃんごめんね変な 勘違いさせて実はあの日彼氏の家から直行 できてたからさあそうだお詫びにおすすめ の下着ブランド教えてあげようかえ詳しく お願いします嫁子とリリはあっという間に 仲良くなりまるで姉妹のように仲良くなっ たよそして俺たちは同棲を始め俺は嫁子に 家事をもらい主に洗濯とゴミ出し買い物を 担当料理は高性で行うようになったそんな ある日のこといつも嫁子に掃除してもらっ ているお礼に今日くらいは掃除機をかけて 回ろうと嫁子の部屋へななんだこれすると 嫁子の部屋にはとんでもなく派手で セクシーな下着 がちくちょっと見ないでよ え気づいたら嫁子が背後に立っていた そして嫁子は俺の耳元に近づき囁いた今夜 吐く予定なの俺は相変わらず嫁子に ドキドキさせられてるよでも彼女の いろんな表情を見るのが楽しくて仕方ない んだそしてしばらく後俺はいよいよ彼女に プロポーズを決めた 嫁子俺嫁子と出会ってから人生がすごく 楽しくなったんだ笑ったりハラハラしたり たまには一緒に泣いたりさ嫁子に出会え なかったら俺は一生会社と家をゆきする だけになってたかもしれない本当に出会え てよかったと思ってるんだそしてこれから も一緒にいたい俺が嫁ことであって幸せに してもらった分俺も幸せにして見せるから だから俺と結婚して ください差し出した婚約指輪と嫁子の目元 に涙がめいた嬉しい私もいち君と結婚し たいでもね1つだけ言わせて欲しいの嫁子
は俺にグっ抱きついていった私はもう君に 幸せにしてもらってよ今も幸せだとの嫁子 の言葉に俺も嬉しくて目頭が熱くなるそう して俺たちは結婚したんだ嫁子冬服のダン ボールってどこやったっけ確か寝室の クローゼットの上の方にあったはずあれ 待ってこっちにある席を入れた後俺たちは 将来のためにもっと広い家へ引っ越してい た結婚してからというもの毎日が幸せで もうどうにかなっちゃいそうだよそして2 年後俺たちの間には待望の娘すずが生まれ 1歳になったすずのようによく笑う表情 豊かな子供に育ってほしいとそんな願いを 込めてつけたのだがその願いの通りよく 笑うようになったよ えへへママパパ あははほらほらお着替えしないといけない んだから逃げちゃだめだぞ捕まえちゃうぞ 待て待て キキ俺は俺のままで嫁子は嫁子のままで俺 たちらしくこれからも幸せに生きていき たいと思ってるよ最後まで聞いてくれて ありがとう続いてのお話は学校に狙われた インキャな推しに負けてデートした 結果1度だけ私とデートして突然のラブ レターに喜んでいると相手は学校1のデブ 女だった1度デートして断るつもりだった のになぜかダイエットに協力することに なり通のラブレターがその後の俺の人生を 大きく変えるなんてその時の俺は想像もし ていなかった高校2年の夏休み 前日俺は下駄箱を開けて驚いたおいそれっ てまさかラブレタか驚いて後ろを振り返る と親友の太がニヤニヤしていたううん やっぱりそうだよなこれって俺は恐る恐る その真っ白な風を手に取るこれまでの17 年の人生恋愛とはなかったので初めて彼女 ができるかもしれない出来事に胸が高なる もちろんいつか彼女ができたら一緒にお 弁当を食べたり手をついで下行したいと いう夢はあったついに一致にも春が来たか で誰からなんだ中見てみろよ えっと俺たちは人が来なさそうな場所に 移動してこそこそと手紙を開い たいち君へ お話したいことがあり ます放課後校舎裏で待ってます綺麗な字で そう書いてあるだけで差し出し人の名前は なかった完全に告白だ なよかったじゃないか初彼女ができてまだ 決まったわけじゃないよ相手が誰かも わからないしそう言いつつ自分でも顔がけ ているのが分かったきっと可愛い子だって 彼女ができたら一緒にダブルデートしよう なああそうだな整った顔を滅ばせてそう
いうよたに俺は曖昧な返事を返した陽太は イケメンで性格もいいから当然のように モテるしかし太が今付き合ってる彼女のユ は太の前では純粋なふをしているが太のい ないところでは人の悪口を言ったり 大人しい同級生をパのように扱っている ことを俺は知っていただからもし彼女が できてもユに紹介したいとは思えなかった その日はもしかしたら手紙の差し出し人が このクラスにいるかもと思うと授業も手に つかずずっとそわそわしてしまった ようやく放課後になりドキドキしながら 待ち合わせ場所の校舎裏に向かう一体 どんな子が待っているんだろうおお待たせ 胸を高鳴らせながら顔をあげるとそこにい たのは学校一のデブと言われる クラスメイトの嫁子だっ たいち君来てくれたんだねよよこちゃん俺 は天国から地上に叩きつけられた気分だっ た嫁子は声をはませながらぐいっと俺に 近づいてくる女子にしては身長が高く体の 厚みは俺の場合はあるように見えた嫁子と はほとんど会話をしたこともないし もちろん恋愛対象として見たことはない いきなり驚かせてごめんねあのね私いち君 のことが好きですあありがとう気持ちは 嬉しいよ俺はに言葉を探していたいくら タイプでないとはいえ勇気を出して告白し てくれた嫁子を傷つけたくはなかったのだ えっとほとんど話したことないと思うけど 俺のどこを好きになったの俺は純粋に疑問 に思ったことを聞いてみたえっとね1年 くらい前に廊下でいち君を見かけてねいち 君自分が倒したわけじゃないのに倒れた ゴミ箱を直して落ちたゴミまで拾って 片付けててさ誰も見てないところで自然と そういうことができるのって素敵だと思っ たんだよね意外な答えだった自分の記憶に もないような出来事だが褒められると少し 嬉しいそれにその後に嫁子が放った言葉は もっと意外なものだった最近すご目が合う でしょいつも私の方見てるからもしかし たらいち君もと思ってえその瞬間嫁子が なぜそんな勘違いをしたか分かった嫁子が 見られていると思ったのは俺が嫁子の紙に ついた芋秘を見ていたからだいや正確には 芋秘の形をしたヘアピンなんだがそれが よくできた神りでつやつやしておいしそう だしなぜ芋秘なのかも気になって気がつく と目で追ってしまっていたのだ内心しまっ たと思っていたでも君じゃなくて芋ケピの 部屋ピンを見てたんだよなんて言ったら 嫁子を傷つけてしまうだろう俺が悩んで いると嫁子は顔の前で祈るように手を組ん で俺を見つめたあのね今返事しなくていい
のその代わり私と1回だけデートしてくれ ない デートそう1回だけでいいからお願いでき ないか なう うん分かったいいよ俺がそう言うと嫁この の顔がパッと明るくなったOKしたのは1 回デートしていい思い出にになればその後 で断っても傷は浅いだろうと思ったのだ こうして俺は人生で初めてのデートを読め こと経験することになったデートの日は 夏休みに入ってすぐやってきた先について いた俺の元へ走ってきた嫁子を見てすでに 今日のデートを公開し始めていた嫁子は2 サイズくらい小さいTシャツと膝たの スカート姿でハーハーと息を切らしていた 張り裂けそうなTシャツの胸にはやかに 笑う豚の絵と油そばラブの文字が書いて あるしかもいつも芋秘のヘアピンをつけて いる位置にはエビフライがついていた一体 どこに売ってるんだろうごめんねまった いや大丈夫 それでどこ行くのあのね映画はどうかなと 思って映画かそれなら内容に興味がなくて も2時間くらい黙っていられるし悪くない かもしれない嫁子はカから1枚のチラシを 取り出したこれいち君好きかなと思って 無限のクロニクルじゃないかそれは俺の 大好きなアニメの劇場版のチラシだったえ 俺がこのアニメ好きだって知ってたの俺が 驚いていると嫁子は少し照れくそうに笑っ た実はいち君が友達とこのアニメの話し てるのが聞こえちゃってあわざと盗み聞き したわけじゃないよたまたま ねそれでどんな作品なのか気になって家で 前話見てみたら面白かったからさ前話見た のシリーズ全部うん50話くらいあった けど面白くて一気に見ちゃったよ面白いよ な俺も結構前からはまっててこの映画も いつ見に行こうかと思ってたところだった んだよねそれならよかったもうすぐ始まる から行こ俺たちは連れ立って映画館に 向かった映画と言われたからべな恋愛映画 を選ぶかと思ったので意外だったが俺に 合わせて予習までしてきてくれた気持ちが 嬉しかった 映画は最高で見終わった後も興奮冷めやら ずしばらくアニメの話で盛り上がった正直 苦痛で仕方ないデートになるかと思ってい たが嫁子は話題が豊富だしよく笑うので 話していて楽しかったお昼どうしようか あのねお弁当作ってきたから公園で食べ ない本当すごいねくいただくよ巨大な リュックを背負っているなとは思っていた がお弁当が入っていたのかと納得した嫁
壊れじゃあシートや水筒まで用意してくれ ていてちょっとしたピクニックのように なった弁当箱を開けると卵焼きやウインな 唐揚げといったベーシックなおかが並んで いた味は自信ないんだけど恥ずかしそうに 嫁この指にいくつも絆創膏が貼られている ことに気がついたよく見ると卵焼きが少し 焦げていたり三角になりきれなかったびな おにぎりがあるもしかして今朝これを作っ ていたから遅れたのうん普段あんまり料理 しないから時間かかっちゃったそっか作っ てくれて ありがとういただき ますは唐揚げを一口食べたうまいよ俺の 好きな味だ本当よかった嫁このの顔がパっ と明るくなった正直に言えば味は普通だっ たでも手に怪我しながら大きな体を縮まら せて弁当を作っている嫁子を想像すると なんだか可愛く思えた一通り食べ終わると 俺はずっと気になっていたことを聞いてみ たあのさその紙についてるやつって あこれいつもは芋秘だけどデートだから お気に入りのエビフライにしてみたんだそ そうなん だそういうのいくつも持ってるのうんこう いう食品サンプルをアクセサリーにしてる お店があってね他にもとんかつと目玉焼き を持ってて気分で使い分ける感じかなあ よかったらこれから行ってみる嫁この センスはともかく商品自体はよくできてい たので他の商品も見てみたくなった俺は 行ってみることにしたおしりしながら店に 向かっていると突然後ろからよく知った声 がし [音楽] たいち振り返るとそこには太と太に腕を 絡ませたユが並んでいた太はともかくユは 今一番会いたくない相手だったやっぱり 一致だそれに嫁子ちゃんあもしかして ラブレターの相手って太が悪気なくそ口に すると横にいたユが吹き出したえ今時ラれ たダサやばいと思って嫁子の方を見ると顔 を真っ赤にしてついていた俺と太が止める 間もなくゆりは 続けるてかTシャツパツパツなんだけどや ば嫁子家出る前に鏡見たなど明らかに嫁子 馬鹿にしたような発言に俺はカチンと来た ごめん俺たちもう行くからそう言おうとし たがゆは言葉をかせてき たいちく持てなさすぎて誰でも良かったの まあいち君陰キャだしある意味お似合いだ ねおい言いすぎ だろ俺の友達だぞえだって太といち君が 友達ってのも違和感なんだ けどいち君なんかオタっぽいしその言葉を
かき消すようにパーンと大きな音がした 一瞬周りの雑もピタっと止まったような気 がするほど空気が 固まるそれは嫁子がユにビタした音だった 何をされたか分からずユが赤くなった方を 抑えて呆然と立ち尽くしている俺も陽太も あけに取られて言葉を失っていた私のこと はいいけどいち君のことを馬鹿にしないで 大声でそういい放った嫁怖いでわなわなと 震えてい たいちく行こ嫁子は俺の手をつむとユが 喋り出す前にその場を立ち去った少し離れ た場所にベンチを見つけそこに座らせると 嫁子せを切ったように泣き始めたごめん私 のせいでいち君までごめんねなんでだよ別 に嫁子ちゃんのせいじゃないだろ私が太っ てるから一緒にいるいち君まで馬鹿にされ たんだよ もしかしてゆりにああいうこと言われるの 初めてじゃないの か最初は陰口だったけど最近は目の前で 言われるようになった私のことはいいの 太ってるのは自してるし我慢 できるでも好きな人を馬鹿にされるのは 耐えられなかっ た嫁子ちゃんのことだって悪く言う権利は 誰にもないよ俺は嫁の方にと手を置いた 嫁子がそんなひどいことを言われていると 知らなかったとはいえ外見で判断して嫁子 は明るいからきっと気にしてないだろうと 偏見を持っていた自分を恥ずかしく思った 私告白はしたけどいち君と付き合えるとは 思ってないの えいち君と私じゃ釣り合わないし本当に1 回デートできれば満足だったのでも隣に いるだけで好きな人に恥を描かせるなんて 耐えられないだからそれは嫁子ちゃんが 悪いわけじゃ うん私変わりたい外見がマになれば私自身 を見てもらえる気がするの顔をあげた嫁子 の目には光が宿っていたきっかけはどう あれ現実に向き合おうとしている気持ちが 伝わってきて俺も思わず言葉に力が入った 俺今日デートしてみてよめこちゃんのいい ところいっぱい知ったよだから他の人にも 嫁子ちゃんの内面を見て欲しいと思ういち 君嬉しい ありがとうあのね告白の返事は私が痩せる まで待ってもらえないかな えそれをモチベーションにしてダイエット 頑張れると思うの 分かったよでもダイエットって具体的に何 をするつもりなのえっとなんだろうジムに 行って体を鍛えたりジョギングしたり食事 を変えたりかなよし分かっ
た俺も一緒に付き合うよ え嫁子は目を丸くして驚いていた俺も自分 がこんなことを言うなんて意外だったが 嫁子を応援したいというのが今の素直な 気持ちだったジムは高いから市民用の スポーツセンターに行こうトレーニング ルームに行ったことあるけど基本的な マシンは置いてあったよあとは食事だな俺 たちは日が暮れるまで今後の計画を 話し合い帰る頃には嫁子はいつもの笑顔に 戻っていた夏休みに入ったばかりで俺も 特に用事がなかったのでそれからほぼ毎日 嫁子のトレーニングに付き合ったスポーツ センターは嫁子の家から少し遠く自転車で 30分ほどかかるので到着した時点で嫁子 はすでにバテていたほらまずは1つ頑張っ てみよう俺は自然と高知的な立場になり 嫁子を励ましながら自分も同じメニューを こなした 最初は体力もなく12回しかできなかった ようなマシンも火を重ねるうちに徐々に 回数や負荷を上げることができた嫁子は どんなにしんどい時でもやめたいとか休み たいとは一言も言わず毎日の目標を達成 すると本気で喜んでいた俺も嫁子が少し ずつ変わっていくのが見ていて嬉しく嫁 このの頑張りが報われて欲しいと思ってい たトレーニングは順調だけど体重の落ちが いまいだなやっぱり食事を変えないとだな うそうだよね食事の話をした時だけは嫁 こもくらい顔を見せた食べることが大好き だからちょっと大変かもでもやらなきゃ 変われないよね今日からささみと ブロッコリーとゆで卵しか食べないよ いやいや そこまでハードにしなくて大丈夫だよえ そうなのやはり無理をしていたのかよめコ 急にほっとした顔をしたあのさ明日の トレーニングご俺の家で昼飯食べないえ いち君の家行っていいのうん親は仕事でい ないから気にしないでなんとなく嫁子の顔 が赤くなったような気がしたが分かっ ただけ言って頷いていた翌日トレーニング 終わりにうちによるとある人物が待ち構え ていたお来たねあなたが嫁子ちゃんねこの 人俺の 姉貴は初めまして嫁子です焦った様子の 嫁子に姉貴はエプロン姿でにかっと笑った 1から急にダイエットメニュー教えてくれ なんて言われたから何事かと思ったけど 嫁子ちゃんのためだったんだね安心してよ 私こう見えて管理栄養師の資格持ってる からははよろしくお願いし ます状況がよく分かってない嫁子の前に 姉貴は料理の皿を置いた早速だけど食べて
みてあありがとうござい ますいただきますおずおずと食べ始めた 嫁子はすぐに目を輝かせた美味しいこの ソテ胸肉なのにすごくしっとりしてる キノコを使ったソースもいい香りこの ミネストローネも野菜の甘味が出てて 美味しいふふそんなに美味しそうに食べて もらえると作った貝があるねでもどれも 簡単に作れるし全部食べても300 カロリー以下嘘私ダイエットメニューって 美味しくないものばかりだと思ってました 少し手をかければ美味しくて健康的な料理 が作れるんだよ教えてあげるから覚えて家 でやってごらんいいんですかありがとう ございます嫁子は姉貴に作り方を教わって いる間必死にメモを取っていた私が家に いる時はいつでも教えてあげるからまたお いで帰り際は姉貴がそう言ってくれて嫁子 は嬉しそうだったいきなりでびっくりし ちゃったけど優しいお姉さんだね あちゃんと説明してなくてごめん なちょっとうるさいけどこういう時は頼り になるんだようちは両親が共働きだから 普段から姉貴が料理を作ってくれることが 多くてさそうなんだね いち君のことが少し知れて嬉しい嫁子が 素直にそういうので俺の方が照れてしまっ たそれからも毎日トレーニングを続け たまに俺の家で昼食を取りながらレシピを 教わるという日々が続いた最初は 付き合える時だけ付き合うくらいの気持ち だったのに嫁この一生県名さに釣られて俺 まで家でトレーニングメニューを作ったり していつの間にか嫁のことばかり考える ようになっていた嫁子とはトレーニング中 や行き帰りに色々な話をした嫁子に弟が いることや将来は出版関係の仕事につき たいと考えていること知れば知るほど嫁子 が純粋で前向きで頑張り屋だという内面の 魅力を感じていたそして新学期になり俺が 投稿する頃には教室銃がざわざわと熱気に 包まれていたおいあんな美人うちのクラス にいたか誰だよあれ天候生かいち君 おはよう あおはよう嫁子ちゃん俺がそう返すと教室 銃がざわめいたよ嫁子あれが嫁子かうっ あのデブだった嫁子が信じらんない嫁子は 夏休みの間20km痩せてスラっとした モデルのようなスタイルになっていた肉が なくなった分丸かった鼻に筋が通り目も 大きくなり顔立ちまで別人のように美しく なった男子だけでなく女子まで大騒ぎだ おいおい一体何の騒ぎだその時太とゆが 教室に入ってきて俺たちに気がつい たいちその子ってもしかして嫁子ちゃんか
ああそうだよまるで別人みたいだ努力した んだねすごいよ素直に褒める太とは対象的 にユははにのような顔で嫁こ睨みつけてい たはおかしいっしょちょっとは痩せたか もしけどブスじゃんみんな何騒いでんのゆ は周りの目を気にする余裕もないほど顔を 真っ赤にして怒鳴っている何整形でもした どうせまたすぐ太って元通りになるんだ から無駄な努力だってのおいそれ以上言う とゆりもうやめて くれこれ以上嫁子ちゃんに失礼なことを 言うなえ太冗談だってばゆり俺と別れて くれは太何言ってんの君みたいに人の悪い ところばかり見るような心の貧しい人とは 付き合えない太がきっぱりそう言うとユは 今にも泣きそうな顔になって教室から出て いっ たいち嫁子 ちゃんこの前は失礼な態度を取ってごめん 許してほしいうん私の方こそ平打ちなんか してごめんなさいあれ実は俺も少し気持ち よかったんだそうなの太はいたずらっぽく 笑った俺太にゆりは似合わないと思ってた のにずっと言えなかったんだもっと早く 言えばよかったごめんないや俺の気持ちを 考えて言わないでくれたん だろお前は優しいからな俺たちは以前の ように笑い合ってがっしりと握手をし たおいお前もなんかたくましくなってない かわかるか嫁子ちゃんと一緒に トレーニングしてたからちょっと筋肉つい たんだよね一緒にね ふたがニヤニヤしながら俺と嫁子を 見比べるので俺は急に恥ずかしくなった その日以来嫁子は同級生からよく話しかけ られるようになり友達もできたみたいだ 痩せても相変わらず芋秘の部屋ピンはして いるが女子たちに可愛いどこで買ったのと 聞かれ嬉しそうにしている少し話したら 嫁子の内面の良さは伝わるんだよな嫁子が 笑っているのを見ると胸が温かくなってと 俺も笑ってしまう俺は自分の中で変化が 起こっていることに気づいていたそう俺に はまだやらなきゃいけないことがある俺は 手紙を書いて嫁子のロッカーに忍ばせた 嫁子さんへお話したいことがあり ます放課後校舎裏で待ってますやってきた 嫁子は俺の顔を見ると頬をあめた よこちゃん俺まだ君の告白に返事をして ないよ ねうんあの時は嫁子ちゃんのことをよく 知らなくて正直言うと断ろうと思ってたん だうんでもデートした時嫁子ちゃんが俺の ことをたくさん考えてきてくれたことが 分かってすごく楽しかったそれに夏休みの
間一懸命頑張る嫁めこちゃんを見ていて心 から応援したいって思った話せば話すほど 嫁めこちゃんの内面の素敵な部分を知った んだだから改めて俺から告白させてほしい 君が好き です俺と付き合って くださいもちろん です嫁子は俺の方にかけより俺をぐっと 抱きしめ た初めての感触に俺はドキドキして固まっ てしまったあのさ告白するのってこんなに 勇気がいるんだねあの日俺に告白してくれ て ありがとううん勇気出してよかっ たこうして両思いになれたんだもん嫁怖め をうませながら笑ったその顔が可愛くて 愛しくて思わず俺も抱きしめかしてしまっ た それから俺たちは順調に交際を続け学校で 一緒に弁当を食べたり手をついで下行し たりという俺の夢は叶えられた嫁子と一緒 にいれば映画でも買い物でもトレーニング でも何でも楽しかったその後俺たちは2人 とも大学に進学嫁子は夢だった出版社に 就職が決まり俺も開発エンジニアの仕事に 着くことができた 忙しくはあるが順調にデートを重ね幸せな 日々を送っていた就職してから2年が経っ た頃俺は嫁子クリスマス旅行に誘った イルミネーションの綺麗な場所につくと俺 は嫁子に向き合い両手を握った イルミネーションに照らされているせか 嫁子の顔がほんのり赤くなっている 嫁子俺嫁子と付き合ってからずっと幸せだ よ毎日同じ家に帰れたらもっと幸せだと 思うだから俺と結婚してくれませんかはい いち君こちらこそよろしくお願いしますお じいちゃんおばあちゃんになるまでずっと 一緒にいようね告白した時と同じように目 をうるませながら笑う嫁こは強く抱きしめ た結婚の報告に行くとどちらの家族も とても喜んでくれとりわけ姉貴は私が キュピットになってあげたんだから感謝し なさいよと何度も俺に言ってくるので困っ たが実際姉貴にはすごく感謝している結婚 して一緒に暮らし始めるとそれまで以上に 毎日が楽しくなった仕事でへこむことが あっても家に帰って嫁子の笑顔を見ると 癒される嫁子はいつでも明るくて仕事にも 一生懸命で付き合った当初から変わらず俺 を大事にしてくれたそんな嫁子がある日 くらい顔をしていてなんか最近ちょっと 太ったみたいで全然気にならない よそれに俺は嫁子がどんなに太っても絶対 気持ちは変わらないから本当にありがとう
私もち君が太ってもげても愛ししてるハっ てまだ大丈夫だよなははまだ全然大丈夫だ よそんなことを言っていた数日後帰宅した 俺の元へ興奮した様子の嫁子が駆け寄って き たいち君 大変どどうした私太ったんじゃなくて妊娠 した みたい本当か本当におにちゃんがいるのか うん今日病院に行ってきたら2ヶ月だっ てちゃんと心臓の音も聞こえたんだよそっ か俺たち親になるのか俺たちは抱き合って 喜びはきたいと不安に胸を膨らませたお腹 に俺たちの子供がいるかと思うと今まで 以上に嫁子を愛しく 感じる生まれてきたのは男の子だった 初めての育児は慣れないことの連続で大変 だったが2人で協力して頑張った嫁子は うちの姉貴から料理を教わるうちに みるみる腕をあげたので食卓にはいつも 健康的で美味しい料理が並んでいる嫁子 手性の乳食を美味しそうに食べる息子を見 て嫁子も満足げだ息子が2歳の頃突然嫁 こののペタンこのお腹を指さしたことが あったママ お腹赤ちゃんいる俺たちは目を見合わせて 驚いたそして検査してみると本当に2人目 の命が宿っていたのだ子供の大六館という ものが働いたのだろうか赤ちゃん僕22だ よ出てきたら一緒にぼうね息子は弟が 生まれるまで何度も嫁このお腹に向かって 話しかけていたそして無事生まれると とても優しいお兄ちゃんになって弟を可愛 がってくれた兄弟がじれあっている姿を 見るのは本当に可愛くてたまらないあの時 見た目だけで嫁子を判断してすぐに告白を 断っていたら今の幸せはなかっただろう 嫁子がデートに誘ってくれたおかげで嫁子 の持つ内面の美しさを見逃さずに住んだの だ嫁子には感謝してもしきれない嫁子は今 でも食べ物モチーフの小物や変な文字の 書かれたTシャツを集めているがそんな 些細なことを面白がって笑い合える家庭を これからも守っていきたいと 思う続いてのお話はビール片手に帰宅中 お腹を空かせたボロボロの双子つまみの 焼き鳥をお裾分けしたけ 結果仕事に追われる俺のさやかな 楽しみそれは週末の仕事帰りに缶ビールと 焼き鳥を公園で食べることだ星空を眺め ながら美味しい焼き鳥を食べると疲れも 吹っ飛びまた来週からも頑張ろうと思える んだいつものように缶ビールと焼き鳥を手 に公園に来た俺はお腹をすかした みすぼらしい双子と出会うその双子に
焼き鳥をあげたことで その後の俺の人生が大きく変わるとはその 時は思いもよらなかっ た俺の名前はち30歳のIT企業で働く エンジニアだ毎日忙しく家と会社の往復で 彼女を作る暇もない30歳にもなると友人 たちはそれぞれ恋人ができたり結婚したり し始め正直羨ましいと思うでも俺は不器用 でなかなか女性とお近づきになる機会に 恵まれずにいたそんな俺にも楽しみはある それは週末の帰り道に缶ビールと焼き鳥を 買い家の近くの公園で星空を眺めながら いっぱいやることだ焼き鳥は駅前の屋台で 売っているのだけど安くてうくて人気が ある店なんだおそらく60代と思われる 大将が1人で忙しそうに働いているもうも 前から俺はそこで焼き鳥を毎週のように 買っているのだが飽きるということは なかった丁寧にした処理された焼き鳥は 臭みは全くなく食べる度に感動を覚える ほどうまかったからだある週末いつもの ように缶ビールと焼き鳥を手に公園に行っ てベンチに座ると隣のベンチに小さな人影 が2つあるのに気づいた うわ驚いて思わず声を出した俺にに何事か 話していた小さな人影は驚いて必死と 寄り添ったようだ君たちこんなところで どうしたの俺は心配になって声をかけた なぜならもう夜の9時過ぎだったからだ こんな時間に小さな子供だけで公園にいる なんて普通の状況ではないと思った暗闇に なれた目で見ると小さな人影は5歳くらい の女の子2人らかった1人はべそをかいて いるようでもう1人がそっちを後ろにかっ て俺をじっと見ていた2人とも何も言わ ないが放っては置けないと思いもう1度声 をかける君たち2人だけお父さんか お母さんはお家はどこその時ふわっと風が 吹いて俺が持っていた焼き鳥の匂いが2人 の方に漂っていっ た お腹が盛大になる音がして後ろでべそを かいていた方の女の子がお腹を抑えたお腹 が空いてるの怖がらせないようできるだけ 優しく言うとお腹を鳴らした子がこりと 頷いた夢もう1人が怒ったように叫び後ろ を振り返るとそっちもお腹がぐっとなった よかったらこれ食べて焼き鳥だよ串にを つけて俺は焼き鳥の包みを女の子たちに 渡したわあおじさん ありがとう夢と呼ばれた子が目を輝かせて 包を手に取るもう1人は口を固く引きてん で俺を見た君も食べなよさっき買った ばっかりだからまだ温かいよ俺がそう言う ともう1人もおずおずと焼き鳥に手を
伸ばすおいしい2人はびっくりしたように 声を揃えていったそして夢中で食べ始める 俺の晩酌用の焼き鳥はあっという間に2人 のお腹に消えてしまった名残り押しそうに 串を見つめている2人に俺は聞いたもっと 食べたいよかったらもっと買ってくるよ うん食べたい無邪気に答える夢に対して もう1人は首を振るうんおじさんに悪い から全部食べちゃってごめんなさいえ歌 そっかごめんなさい夢もしょんぼりとうれ た俺は慌てて2人に行ったいいんだよ君 たち見てたらおじさんも食べたくなっ ちゃったすぐ戻るから待っててそう言って 屋台へ全力で走っていった幸まだ屋台は 空いていたので大に追加を頼んだが奇跡 切ってまた現れたので大将は驚いていたが 汗だくの俺の顔を見て何かを察してくれた のか注文よりも多く包んでくれたサービス だよありがとうございますまた来ます俺は 対象にレをいいまた公園に 走る2人はまだベンチに座って待ってて くれたお待たせいっぱいあるからお腹 いっぱい食べなわ おいしそうそして最初の1本をそれぞれが 手に取ると俺の方に差し出していったんだ ありがとうおじさんも食べてああ ありがとうじゃあみんなで一緒に 食べよう俺は2人から焼き鳥を受け取った がまだほんの小さな子供の優しさに感動し てしまったいただきます夢とは嬉しそうに 言って食べ始める 2人を見ているとなんだか俺も嬉しくなっ てくる2人はよく見るとそっくりな顔をし ていたもしかして双子なのかもしれない 痩せてきふした洋服を着ているがおかっぱ の頭は綺麗に切り揃えられ洋服は清潔そう だったところでなんで2人で公園にいたの ママがねお仕事から帰ってこないのだから お迎えに行こうってお外に出たの公園が 暗くて夢が泣き出したから座らせてない ちゃダめって言ってたらおじさんが来たの 泣いてないもん泣いてたじゃんそっかでも ママはどうしたんだろうねあママだママだ ママ2人が叫ぶと人影がこちらに走ってき た夢歌お家にいないからママびっくりした よ半泣きで2人を抱き抱えほりしている 2人はくすぐったそうに笑っていたママが 遅いから迎えに来たんだよその女性はまだ 若そうに見えたがやはり気したしそな服装 だったママいつもより遅いから心配したよ 歌が抗議すると女性は顔をあげて2人に 謝ったごめんね急に他のパートさんの具合 が悪くなっちゃって遅くなって本当に ごめんねお腹も空いたよねまますぐにご飯 の支度するからうん大丈夫だよこのおじ
さんがとっても美味しい焼き鳥を食べさせ てくれたのえと言って女性は俺を見たその 瞬間俺の時は止まった彼女はとても痩せて いて化粧もしていなかったが綺麗で優しな 瞳をしている美女だったいかしそうに俺を 見るその瞳と目が合うと心臓が跳ね上がっ たああの怪しいものではありませんこの 公園に来たら偶然この子たちにあっておじ さんいい人だよ夢たちに自分の分の焼き鳥 くれたのママ大丈夫おじさん多分怪しい人 じゃないと思うよ夢が無邪気に言うと歌が おませな感じで 続ける子供たちが交互に俺をかってくれた おかげでようやく彼女は警戒を解いてくれ たようだったそうですか子供たちがすみ ません私は嫁子と言いますこの子たちは 双子で私は夢私は歌双子は楽しそうに 名乗り俺に飛びついた嫁子はびっくりした ようにそれを見ているこの子たちがこんな に懐くなんてきっとあなたは優しい人なん ですねええと俺は一致と言いますあの 残り物ですけどよかったらこの焼き鳥 どうぞ俺はまだ残っていた焼き鳥を包んで 嫁子に渡した嫁子は最初遠慮したけどでは お言葉に甘えていただきますその後何度も をいう嫁こと双子は名残りをしそうにして い たいちさんありがとうごちそう様またね うんまたね何度も振り返り手を振って帰っ ていく3人を見送り俺は嬉しいような 寂しいような複雑な気持ちになった次の 週末俺はいつもより多めに焼きとりを買っ て公園に向かったもしかしたらと少しの 期待といやいや遅い時間だからいるわけ ないという期待を打ち消す思いそれでも 小走で公園に行くとベンチに3人の影が 見えた俺の胸は高なった あいちさんだ目ざとく双子が俺を見つけ 嬉しそうに 駆け寄るそして俺が抱えた包を見て くんくんと花を鳴らしあ 焼き鳥どうやら食し坊らしい夢が嬉しそう に行ったすると歌がすかさず夢に 突っ込む夢さっきご飯食べたじゃない おいおい喧嘩するなよたくさんあるから ママがいいって言ったら食べな俺たちが わいわいと話していると嫁子がニコニコと 笑いながら近寄ってきた こんばんはいちさん先日はありがとう ございました嫁子を見ると俺は方が熱く なるのを感じただけど何気ない風を予想っ て挨拶するこんばんは嫁子さん改めてお礼 をしたかったのですがご連絡先をお聞き するのを忘れてしまって同じ時間に公園に 来たらお会いできるかと思って待ち伏せし
ちゃいました嫁怖そう言っていたずら っぽく笑ったえもしかして毎日待ってて くれんですか平日は私だけ来てみたんです けど明日はお休みだし子供たちが今日は 絶対一緒に行くというので少しだけという 約束で公園に来てみたんです子供たちの勘 が当たったわそこで俺は焼き鳥の包みを じっと見つめる2人の視線に気がついた あの今日も焼き鳥買いすぎちゃいまして よかったら一緒に食べませんかわい食べ たいそんなまたご馳そうになるなんてほら 嫁子さんも一緒に食べましょうまま冷め ちゃうよこの前も思いましたけど本当に 美味しい ですこんな美味しい焼き鳥初めて食べまし たそれから持っていたバックから可愛い包 を出すとおずおずと俺に差し出し たいちさんあのお礼と言っては何ですが 昨日子供たちとクッキー焼いたんです よかったら食べてください俺は包みを 受け取って感激した手作りクッキーなんて もう何年ももらっていないありがとう ございます早速いただきますサクっとした 歯応えの美味しいクッキーだ美味しいです 嫁子さんこんな美味しいクッキー初めて ですよそう言うと嫁子は嬉しそうに 笑うその花が開くような笑顔に俺は思わず 見れたそのクッキー夢とも一緒に作ったん だよ嘘ばっかり夢はつまみ食いしかして ないじゃん焼き鳥を食べながら双子が 言い合うゆちゃんうたちゃん2人とも ありがとうとってもおいしいよ双子の頭を 撫でたそれから週末は俺が公園に行くと3 人もやってきてさやかな宴会を楽しむよう になったもちろん子供たちをあまり 夜更かしさせることはできないので1時間 もいられないがそれでも星空の下美味しい 焼き鳥を食べるのは俺にとって私服の時間 だった何度か会っているうちに嫁子たちの 生活もだんだん分かってきた嫁子たちは 公園のすぐ前にある古いアパートに住み どうやら父親はいないようだだった双子が 公園で遊ぶのを眺めながら嫁子は ぽつりぽつりと身の上話をしてくれた私 地元は隣町なんですけど両親とも高校生の 時に亡くしてしまって近くに親戚もいない のでこの子たちを守れるのは私だけなん です仕事も忙しくて大変だけどこの子たち のためならどんな苦労も耐えられるんです そう言って微笑む 嫁子そんな嫁子に走りより抱きついて笑っ ている双子お金はなくても3人はいつも仲 がよく幸せそうに見えた俺はたまには違う ものをと焼き鳥以外の食べ物を持っていく こともあったのだが双子は焼き鳥が体操気
に入ったようでそんな時は帰りに念を押さ れてしまうのだ次は焼き鳥ねいさん俺は 焼き鳥屋の大将にこの小さなファンを紹介 しようと屋台に2人を連れて行った大将は 驚いたが焼き鳥おいしいと声を揃えていう 双子に目を細めたくさんサービスをして くれた焼いているところを見せてもらい大 興奮の双子俺はふと子供がいたらこんな 感じかなと思っていただんだん夜も冷えて くる頃になると嫁子をアパートにいてくれ た焼き鳥と嫁子の心づくしの食事と キ双子は争って俺の膝に乗りたがり嫁子は 笑うそんな日々を過ごすうち俺の中で だんだんとこの3人と家族になりたいと 思う気持ちが強くなっていった週末いつも のように焼き鳥を買いながら大正に双子の 話をしていると歌が走ってくるのが見えた 歌ちゃんどしたの1人で来たら危ないよ いちさんママが真っ青な顔で涙をこらえ ながら歌が 叫ぶ俺は歌を抱き上げるとアパートに 向かって走った嫁子たちのアパートにつく と部屋の前で何やら揉めているようだった 見の良い金持ちそうな老婦人と気取った 感じの男が嫁子を攻め立てている嫁子さん んですか歌を抱き抱えた俺が跡切っていく と気取った感じの男が見下したように俺を 見たへえ新しい男かそして俺に向い聞いて もいないのに勝手に話し 始めるあんた嫁子と付き合ってるのかそれ ならちょうどいいやコブなんて面倒だろ 子供を よせよ俺は驚いて嫁子を見た嫁子は黙って 唇を俯いているあれ嫁子何も話してないの この双子の父親は俺だよ 俺こいつさちょっと可愛いから付き合って やったら本気になりやがって子供産むとか 言ってさでも面倒だから認知はしなかった わけ俺婚約者いたしでもさ結婚したその女 となかなか子供できなくてお前のせいだろ って言ったら自分は正常だって言い張る からさ俺も検査したのさそしたら俺もう 子供できないらしいんだわ若いうちなら 奇跡的にできたかもしれませんがなんて 医者が言うからさそれで俺思い出したわけ あれ俺子供いたじゃんって自分のひどな 行いを悪びれもせずペラペラと 話すですからね双子はこちらです引き取り ますわこんな女の産んだ子供でも息子 ちゃんの子なら大事な後継ですもの貧乏 ぐらしさせるよりよっぽど良いと思うわ この親にしてこの子ありと俺は思った老 婦人は高飛車な感じで嫁子に吐き捨てる ように言うちょうどよろしいんじゃない この方と再婚して子供産んだらいかが
あまりの言い草に俺が黙っているとどう意 と取ったのかろ夫人が嫁子の後ろで震えて いる夢に話しかけたほらおばあちゃまです よあなたたちこれからはおばあちゃまと パパと暮らすんですよ夢に向かって手を 伸ばすやめて ください嫁子が叫び老婦人の手を振り払っ た歌は俺からおり夢の元へと 駆け寄る夢と歌はひっ抱き合った確かに この子たちはあなたの息子さんの子供です でもあなたたちはこの子たちをいらないと 言ったその時からこの子たちは私だけの 子供なんですあなたたちの思い通りににし ません嫁子はそう言って双子を抱きしめ男 たちから守ろうとしている俺も嫁子と双子 を守らねばと思い両者の間に入ろうと一歩 踏み出した時だ たいちさん待って ください力強い声がして全員の動きが 止まったえ大将どうして見ると焼き鳥屋の 大将が俺が忘れてきた荷物を持ってたって いるそして老婦人と息子に向かって低い声 で言ったお前たちは相変わらずだな家だ後 次だとそんなことばかり言ってそんなもの よりもこには大事なものがあることがなぜ わからないんだななんでここに固まって いる2人に対象が鋭い口調でいったこの 家族に指1本でも触れてみろ俺はあの家の 正当な投資としてお前たちを追い出して やるぞ大将の言葉を聞いた2人は今までの 偉そうな態度はどこへやらひ言って 逃げ出してしまった2人がふとアパートの 前に止めてあた高級者に乗り去っていくの を見届けた後大将が俺たちに向き合った あの2人は俺の妻と息子だ苦しく大将は 言った俺の家は代々続く参家でね妻は親の 決めた結婚相手だったんだ木ぐらが高く 見えばかりは妻とは最初からソリが合わ なかったそれでも息子が生まれ妻は息子に 俺の悪口を吹き込み成長した息子も散々俺 を馬鹿にした離婚を申し出たが受け入れて くれず耐えきれなくなった俺は10年前に 黙って家を出たんだ財産の管理は昔から 付き合いのある弁護士に委ねて彼らには不 自由しないよう金だけは渡していたんだよ それから大将は1度も奴らに会わなかった のだそうだそして大将は嫁子に向かって土 座したが嫁子さんにそんなひどいことをし ていたなんて本当に申し訳ない地面に頭を すりつけて謝る大将に嫁子はかけより助け 起こしたそんなことしないで くださいそして大将の顔をまじまじと見て ふとつぶやいたあらそうしたらこの子たち は大匠さんの孫ってことになるの かしらそうかと俺と大将は顔見合わせた
大人たちが固まる中夢ののんびりした声が 響いたね歌孫って何夢の質問を受け歌は 難しい顔をして答えるうんわかんない国を かげて質問する夢と真剣な顔の歌があまり にも可愛らしくて思わず俺たちは笑った 夢歌この人はたの本当のおじいちゃんなの よ涙をにませて双子を抱きしめ説明する 嫁子おじいちゃん目を輝かせて大将を 見つめる双子の顔を見た大将がたまらず 男泣きに泣きだす俺もその様子を見て深に ももらい泣きしてしまったおじいちゃん よしよし泣かないで さんはありがとなあと言って泣きながら霊 を言っていたその後大将は弁護士に連絡を 取ってくれて嫁こと子供たちに慰謝料と 養育費を払う手はずを整えてくれた嫁子は 強く遠慮したが養育費は子供たちの権利だ し慰謝料は嫁子さんへの詫びの気持ちなん だと言って譲らず嫁子がこけして受け取る ことになった俺は3人の生活が保証された のを喜びつももう俺は必要ないのかもと 寂しく思っていた騒動の後バタバタとして いたため休んでいた焼き鳥屋が久しぶりに 回転した俺が焼き鳥屋の屋台を覗くと大将 の隣にちょこんと双子が座っていたおじい ちゃんのお手伝いかいと聞くと2人は首を 横に振り交互に行った違うよいちさんを 待ってたんだよいちさん私たちおじい ちゃんができてとっても嬉しいのいちさん が合わせてくれたおかげってママが言って たでもママ最近ちさんが遊びに来なくて 寂しそうそうして声を揃えて大きな声で 言っ たいちさん私たちのパパになって家族を 捨てた俺が言えるぎりじゃないがいさん嫁 と孫を頼めないか驚いている俺にが頭を 喜んで俺は姿勢を正し対象に頭を下げると 一目さんにアパートに向かって走り出した チャイムを鳴らすと嫁子が出てきて驚いて 俺を 見つめるいちさんどうしたんですかそんな に息を切らして俺は嫁こ抱きしめ大きな声 で言った嫁子さん前から大好きでした結婚 してください あの子たちの父親にして ください嫁子は驚いたように息を飲んだが そっと俺の背中に手を回したはいよろしく お願いします泣きながら静かに答えてくれ た 嫁子俺は嬉しさに感動して強く嫁子を 抱きしめた気持ちを確かめ合った俺たちは 2人で大の屋台へ向かった俺と嫁子の姿を 見ると双子が飛び出してきてそうに 見上げるゆちゃんうたちゃん俺君たちの パパになることになったよわいパパだパパ
夢は叫んで俺に飛びついた歌は嫁子の方を 見て嫁子が頷くのを確認してからパパ よろしくねと言ってやはり俺に飛びついた 双子を抱き抱えて大将を見るとうんうんと 大きく頷きながら涙を拭っていたその後 嫁子相談し俺のマンションで4人で一緒に 暮らすことにしたこれなら大正の焼き鳥屋 も近いし嫁この仕事先も変えなくて済む もしもまた奴らが来たらと心配したけど あいつらは家から追い出されることが 何より怖いからもう手出しわせんよと笑っ て保証してくれたそうして俺と嫁子せを 入れ正式に夫婦になった双子もよし縁組を し俺は2人のパパになったのだ俺は席を 入れる前に嫁子と双子を両親に紹介した あなたが嫁子さんね一から話は聞いてるわ 1人で双子を育てていたなんてさかしご 苦労を涙もろい母は嫁子の両手を握って 涙ぐんでいるその横で父は双子を見て目を 細めた 君たちがゆちゃんと歌ちゃんか何歳なのか なえっと歌です5歳です夢ですもう少し寝 たら6歳になるんだよ可愛いわいちあなた こんな素敵なお嫁さんと子供たちを連れて くるなんてやるじゃないこの子のなどと俺 を肘で押してからかってくる最初話した時 は驚いていたけれど 幸い2人とも事情を話すとすぐに受け入れ てくれた何よりも一致が本当にその人たち を大事にしたいと思ったのなら私らは反対 しないよと言ってくれたのは嬉しかった そして両親はすぐに歌と夢にメロメロに なり嫁このことも熱烈に歓迎してくれた その後俺たちは4人で賑やかで楽しい日々 を過ごしている休日には大将がお土産の 焼き鳥を山ほど抱えて遊びに来てくれるの でみんなで食べるのも楽しみだどうしたら おじいちゃんみたいな焼き鳥屋さんに なれるの夢はつまみ食いばっかりするから なれないよパパ早く食べないと焼き鳥 なくなっちゃうよ俺の幸せな生活は始まっ たばかりだ最後までご視聴いただきまして ありがとうございましたまた次回の動画で お会いしましょう
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4件のコメント
リメイクするより嫁子のブラを売ったカネで新しいブラを買うのはどうか?
いちかちゃんの四つ葉のクローバー…天使ですね。涙でみえなくなった‼️
神社にお詣りに行ったからだよ
子供たちの
またね🥰
の言葉には確かな幸せの未来がみえる。
子供たちの存在が希望そのものであるからなのだろう。
無邪気で喜びに満ちた子供たちの姿こそが宇宙一の宝だ。
その無上の宝である幸せを持ちながら、人は何故それ以上を求めようとするのだろうか。
全ての子供たちが幸せならば、この星は暖かな幸福の光に包まれているはずなのだ。