【感動☆厳選5本総集編】中途入社した会社に初出勤すると、以前俺を貧乏人扱いし離婚届を突きつけた元妻に再会「こんな優良企業に清掃員で入ったの?w」→直後、美人秘書が「社長、取締役会始まりますよ」【朗読】

[音楽] 僕の名前は小田こと35歳の松一 男色々な縁があってこの会社で働くことに なったのだけれど初出勤のその日に会社で 思いがけない出来事があった10年前に 結婚していた元妻香とばったり遭遇して しまっの だ香りとの生活はもう色々と大変だった まあ正直付き合っている時から大変では あったのだけれどえままだよねちょっと 受けるこんなところで何している の会社のエントランスで大笑いしている僕 の元妻である 田中声で笑っているから注目を浴びている が本人は全く気がついてい ない25歳になってもTPOを湧きまえず にいる彼女に苦笑いがこぼれたあんな別れ 方をしたのによく平気な顔で話しかけてこ られるなと思いつつ僕は大人の対応を 心がけるああ久しぶりだね実はこの会社で 働くことになって今日が初出勤だよ香りは 社員として働いている の僕は一応確認をしてみたすると香りは とても得意そうな顔を するそうよ今は派遣社員だけどそのうち正 社員になるわ社員といえば誰かさんは妻が いるのに働けなくなったわよね はああのの頃は大変だった わその言葉に僕の中の苦い記憶が引きずり 出され た僕が香りと結婚したのは25歳の時で紐 で生きてきた俺に初めてできた彼女が香り だった会社の同期にほぼ強制参加させられ た合に香りも参加していて知り合った本当 にめちゃくちゃ て芸能人って言われても通用する子だった と思う今振り返るととても愚かだと思うが 僕は人生で初めての一目惚れをし た小田さんてあまりお話しない方です か赤えで香りと隣になり緊張のあまり無口 になった僕に対して香りは優しく笑いかけ てくれたえそういうわけではないですが こういう場所慣れてなくて緊張をして しまっ て僕が言葉を噛みながら答えると香りは 頷きながら真面目に答えてくれた分かる気 がします私も合コンとか慣れている子だっ て思われることが多いですけど初対面の方 と会うのはいつだって緊張しますよ ね僕はりのに驚いたまさに香りは合こに 慣れていると思ったからだ誰とでも緊張せ ずに話ができる子だ とそしてそんな思いが顔に出ていたの だろう香りは苦笑いしながら僕に突っ込ん でき

た小田さん私のこと合こ慣れてそうなの にって思っていた でしょう図星だったのでもう潔よく白場 するごごめんなさい思っていまし た怒るかなと心配したけれど香りは笑って いるでも織田さんは正直な方ですねよく この話をするとそんなこと思ってないよと か言われることが多いですけど裏表のない 方って交換持て ますそう言ってくれる香りに僕はコロっと 恋に落ちてしまったその場で連絡先を交換 してコが終わってから少しずつ連絡を取る ようになっ たメッセージの文面1つにもすごく気を 使ったのを覚えて いる一緒に住んでいる2つ下の弟のケトに ちょくちょく相談をしてい た普通に返せばいいから大丈夫だって あまり難しく考えない方がいい ぞ僕たちは僕が大学生 ケトが高校生の時に両親を事故でなくした 僕は大人しいタイプで人付き合いが苦手だ がケとは容気で人付き合いがうまい性格は 逆だけど僕たちは仲良くやってい た田さんこんにちはお仕事お疲れ様です あのもしよければ次のお休みに映画に行き ません か香りからそう連絡が来た時は嬉しかった 急いで了承の返信をして僕はケトに服を 選んでもらったいよいよ映画に行く日僕は 朝から緊張をしていてそれを見た弟のケト からは大笑いされたのを覚えて いるお待たせしましたごめんなさい待たせ ちゃいまし た待ち合わせ時間前なのに僕の姿を見つけ た香りはは申し訳なさそうに走ってきて くれた全然大丈夫です走らせてしまって 申し訳ないです今日楽しみにしていました 私もですよしそれじゃ行きましょう か僕たちは早速映画館に移動して映画を 楽しんだその時流行っていたアクション 映画主人公のハと俳優がひたすら格好良く て映画とフィクションとはいえヒロインの 危機に殺そと駆けつける姿を見ると憧れ た映画が終わってランチを食べようと入っ た店でも僕たちはずっと映画の感想を話し 続けてい たランチが終わり映画館が入っている ショッピングモールを 散策その日は彼女が他の用事があったため に夕方に解散することにしていた今日は どうもありがとう楽しかったですよかっ たらまた行きましょう ね香りからそう言われた時僕は勇気を 振り絞って香りに告白をしたあの合コンで

知り合ってから全然紐も立っていないし 知り合い立てくらいだけど田中さんのこと が好きになりましたもしよければ僕と 付き合ってもらえません か声はものすごく震えるしなんなら体も 震えていたドラマみたいなかっこいい告白 なんて無理だったけど僕にとっては精一杯 だ香りは可愛かったしモテるだろうから 振られる前提で告白をしたのだ けど本当ですか私でよければどうぞ よろしくお願いし ます告白はまさかの OK僕はこの時一生分の運を使い切った気 がした え本当に本当に僕 と僕は驚きすぎて香りに何度も確認して しまった確認するたびに楽しそうに笑う 香りはすごく可愛くて僕みたいな男が香り と付き合えたことがすごく嬉しかっ たじゃあこれからは彼女としてよろしくお 願いし ますそう手を振って駅まで送った香りを 見送り家に帰った俺は幸せのあまりずっと ニヤニヤしてケトに気持ち悪がられること に なるここまで聞くといいこと付き合え たって思うだろう僕もそう思っていた けれど香と付き合って3ヶ月くらい経つと 香りの態度がだんだんと変わってき たね今日迎えに来てよ私117時に帰れる みたいなの早く帰れるからレートをし ましょうそんな風に急に連絡が来ることが 増えていった僕も社会人だ繁忙機には とても香りの希望には添えないそれでもお 昼の休憩には香りに連絡を返すようにして いたメッセージのやり取りでは時間がなく いつも弁当を食べながら電話していたのを 覚えて いるかおりごめんね今の時期忙しくて時間 が取れない暇になったら時間をたくさん 取る から俺がそうやって断ると香りの機嫌は ものすごく悪くなった私と仕事どっちが 大事なわけ当然私よ ねそんな漫画のようセリフを現実で自分が 言われる時が来るとは思わなかったよ 初めて言われた時は結構驚い た香りのことも大事だし仕事も大事だ よ俺が正直にそう答えると香りは沖に召さ なかった らしい何よもう知らないせっかく付き合っ てあげているの にそう不機嫌な声を出して香りは電話を 切る僕は謝罪のメールをするが香りは無視 をし続けた俺は返事が帰ってこない謝罪の

メールを出し続け出てくれない電話もかけ 続けるそうしないと香りの機嫌がどんどん 悪くなるのを学習したから だもういいわ許して あげるその一言が出てお詫びのプレゼント を買いかりの好きないうレストランに連れ て行ってやっと機嫌が治るそんなサイクル を繰り返してい たちなみにケトはそんな香りのことをよく 思っておらず忠告してくれてい たそんな機嫌ばっかり取るなって仕事と私 とどっちが大事なんて聞いてくる女にろな 女いねえぞしっかりしろよ 兄貴ひの僕とて顔がイケメンだったケとは 昔から女性にモテていた色々な白場を くぐってきたであろうケトの言葉は ずっしりと 重たいそうかもしれないけど初めての彼女 だからさ大事にしてあげたいという か見えきらない僕の態度にケトは切れてい た大事にしてあげたいって気持ちは大切だ けどあまり振り回されなよ何かあったら俺 に相談 しろイケメンの弟が言うならその通り だろうと思うけど紐の僕にはその時はそう は思えなかっ たそれからも香りのわがままはどんどん ひどくなり僕はかなりの時間とお金を香り に使ったあれがしたいこれが欲しいあそこ に行き たい香りの要求はまることを知らず疲れる ことも多かっ たそんなことで香りと付き合って1 年弱僕は香りと結婚することになったのだ が結婚するきっかけも今思えばなけ ない結婚したいすごく豪華なチャペルで人 もたくさん招待して立なしをしたい結婚し てくれる でしょう迫る表情の香りに結婚を迫られた のだ私は絶対にあの子よりいいところで 結婚してやる からその当時香りの後輩が結婚をして先に 結婚されたことにものすごくプライドを 傷つけられた香りは荒れていたしかもその 結婚式はかなり豪華で悔しくて仕方が なかったらしいそれでその後輩よりも格式 が高いチャペル正体客数での結婚に こだわっていたのだ付き合っている時から あなたに私がいないとだめ私がいなかっ たらあなたなんて誰も付き合ってくれない 私はあなたに付き合ってあげているという 言葉をよくかけられていた元々自分に自信 がなかった僕はそう言われ続けて香りがい ないとダメだと思い込まされ何でも香りの 言うことを聞くようになってしまっていた

あ分かった結婚 しよう本当に ありがとう私のお願い聞いてくれる私の 望みを叶えてくれるよ ねそして僕は香りが望む結婚指は式場新婚 旅行全てを叶えた僕の貯金では足りず 足りない分はローンで賄うことになる結婚 するためにケトと一緒に過ごした部屋を 出る日ケントは最後まで心配してくれてい た本当にいいのか兄貴あの人が結婚相手で 大丈夫 か大丈夫だ兄ちゃんちゃんと幸せになる からな最後まで心配してくれて ありがとう不安そうな顔のケを安心させ たくて 俺は笑顔を心がけ たそして豪華な結婚式が終わって1ヶ月 ほど経つとなんと香りは僕に相談もなしに 仕事を辞めてしまっ た私は昔から専業主婦になりたかったの もう必死に働いたりしたくないからあなた が頑張って働いて ね僕はそう言われてたくさん仕事を頑張っ た毎日深夜近くまでをしてどんな仕事でも 引き受けたそれもこれも香りとの生活を 維持するために頑張ったことだったけれど 香りは帰りが遅いことに対して文句を言っ てきた何度も言ったわよね私と仕事と どっちが大事なのっ て夜遅くに帰ってくるとヒステリックに 怒っている香りの説教を聞き6に眠ること ができない日が増えていった 圧倒的な寝不足 ストレスそんな状態が続けば人間どうなる かなんて分かりそうなもの だある日ついに僕は職場で意識を失って 倒れて しまう過労と軽い栄養主張ですこんな状態 で働き続けるのは危険です入院して くださいそう真剣な顔でに怒られた僕は そのまま即入院することになる今までの 疲労病院にいるという安心感で僕は意識を 失うように眠ってしまっ た次の日僕の目が覚めた原因は香りの 金切り声だちょっとまこあんた何をして いるわけこんなところで寝ないで早く会社 に行きなさい よりはすい で俺を覗き込みながら叫んでいるあんたが 休んだら私のお金がなくなるでしょ何やっ ているのよ結婚してやったのよ私のために 頑張りなさい よあまりの香りの大声に看護師さんたちが 走ってきて香りを 止める奥さんですかやめてくださいご主人

の顔色を見て分かりますよね今そんなこと 言っている場合じゃないです よ冷静だけどきっちりと注意して香りを 引き離そうとしてくれるが香りは ものすごく抵抗して興奮して叫びまくって いた私はこの男と結婚してあげたのよ一生 私のために働き続ければいいの よ暴れた香りは看護師さんによってなんと か病室から出された俺は本当に情けないだ けど涙が溢れて止まらなかった自分が香り にとってどういう存在なのか嫌でも分かっ てしまったから だ俺はそれから2日間入院させてもらいき たく退院する時も香りは病院には来なかっ た香りの機嫌を思うと帰るのが 怖いただいま心配かけてごめん ね恐る恐る家に入るとリビングで匂立ちし た香りが立っていたねえ退院したから明日 から会社に行くよね有休だってあるけど 全額出るわけじゃないからちゃんとし て予想通り香りの機嫌は最悪で僕は謝り 倒した退院してきた翌日僕は会社に行こう としたでもなぜか玄関から出ることができ ない本当に足が動かないのだ冷汗が出てき て呼吸も 苦しい明らかな異変に怖くなった僕は 震える声で香りを呼んだか香りちょっと来 てくれないか体が変だ何何やっているの ねえまだ会社に行ってないのとっとと行き なさい よ体が動かない僕を怒った香りは玄関から 無理やり追い出した僕は玄関から出された 瞬間からの記憶がない後から知ったが倒れ た音に驚いた隣人が救急者を呼んでくれた ようで僕はまた目が覚めたら病院だっ た香りは病院に来ることもせず連絡をして も変身すらない僕は1泊だけ入院して家に 帰っ たたただいま香り香りいるの か前回はリビングで仁立ちしていた香りの 姿はなかったついでに家具や家電も僕は それを見て呆然とした本当に一瞬だけど 帰る家を間違えたのかと思う ほどその時玄関から音がして僕は急いで 玄関に行くそこには香りが立っていたか 香りどこに行っていた家の中が言いかける 僕の目の前に香りが髪を突き出した反射で 受け取ってしまったそれを開くと離婚届け だったえ香り何これえ 離婚僕は心臓がドキドキして香りに 問いかける本当にいい迷惑よあんたどれ だけ私に迷惑かけるき病人の面倒を見るの なんてごめんだわこのままあんたと結婚し ていたら貧乏生活じゃないあんた風にだけ は良かったから結婚してあげたのに貧乏人

によはないわあはよなし よ僕は言われたことが理解できなくてその 場で固まってしまったフリーズする僕に 香りは話を 続ける家具と家電は謝料の代わりにもらっ ていくから文句ないでしょ貧乏人少しの間 でも私と結婚できたことを感謝してよ ね香りはそう言い捨てて玄関から出ていっ た僕は香りを追いかけることもできず呆然 と見送るしかなかったどれくらいそうして いたかはわからないでも現実がだんだん 理解できてくると怒りや苦しさや悲しさ 虚しさや恥ずかしさ様々な感情が一気に 襲いかかってきたそのうち感情のままに 大泣きしながら叫び続け たちくし ちくし泣き続ける僕は香りが置いていった ウイスキーが目に入ったもういいもういい 全部どうでも いい僕は衝動的にウイスキーと病院から 処方された睡眠導入剤を胃に流し込んだ もうどうなってもいいとその時はは本気で 思っていたから後のことなんて何も考え なかった僕の意識はいつの間にかブラック アウト最近では慣れてきたその感覚にどこ かほっとさえしたのをなんとなく覚えて いる兄貴兄貴おい起きたのか分かるか ふふざけんなよこの 野郎を開けて思考停止していた僕の目の前 には号泣した ケトイケメンが大なしなレベルで号泣して いて僕は自分がしでかしたことも忘れケト を安心させたくて手を 握るさらに声をあげて泣くケトはナース コールを押すのも忘れて泣き続け泣き声に 驚いた看護師さんが駆けつけ たお兄さんもう大丈夫ですからねおさん1 回1回離れましょう先生もすぐに来ます から泣きすぎて若干過吸になったケトは 看護師さんに連れられて一度病室から出さ れた俺はその後色々処置や先生の問診が あった時間が経って意識もはっきりして くると僕は香りにされた中を思い出して 号泣パニックを起こしてしまい看護師さん たちに迷惑をかけてしまっ た結局その日は安定剤を処方されて僕は 眠っ た落ち着いてケントと会えたのは僕が病院 で目を覚ましてから3日後だった救急の 先生が診療内科の先生を紹介してくれたの でちゃんと診察を受けて薬をしっかり服 よ僕の様子を見た診療内科の先生が面会王 を出してくれて久しぶりにケトに会え た ケト今回のことは本当に済まなかっ

た僕はやってはいけないことをしたよう なケントの家族はもう僕しかいないの に本当に ごめん僕はベッドの上で頭を下げケントに 心から謝罪し た本当だよク兄貴俺がどれだけびっくりし たか分かるか部屋の床に兄貴が倒れていた 時マジで心臓止まるかと思った ぞ涙目で怒るケトに僕は謝り続け たたった1人しかいない家族が白目向いて 倒れて呼んでも起きなくて気がきじゃ なかった よそこまで言うとケトはまた泣き始めて しまったそれに釣られるようにして僕も 泣いて しまうそれからしばらく僕たちは病室で 泣き続け たそういえばどうしてケトはうちに来た 来てくれたから僕は助かったけど気になっ て涙が落ち着いた頃あの時のことを聞いて みた ああ言いたくもないけどあの女からいつ メール来てさイケメン君が弟君だったのが 結婚生活で1番楽しかったバイバイ イケメン君はお元気でねって見た瞬間 すごく嫌な予感がして なそれを見て大慌てで会社を飛び出して くれたそうだあれでもトロくは隣の家の人 の部屋番号を押してあげてもらった インターフォンが繋がった瞬間に隣の部屋 の織田の弟です兄貴に何かあったかもしれ ないのでお願いします開けてくださいって 叫んだ よ弟を信じてくれた隣人高橋さんに礼をし なければ確かあったら挨拶する程度だっっ たが 交があってよかっ た退院したら俺言いに行こうぜ高橋さん だっけ名前教えてもらっ た高橋さんもびっくりしただろうな申し訳 ない隣人の倒れている姿なんて見たく なかっただろうにいやそれがさびっくりし てパニックになったのは俺だけだったぞ 高橋さんがすごく冷静だっ ケントはその当時の状況を詳しく話して くれ た大丈夫ですか分かりますか織田さん織田 さん聞こえます か倒れている俺を見てパニックになった ケトをなめながら高橋さんは僕の意識を 確認した僕はどうやら呼びかけに何か反応 した らしい空っぽのウイスキーの瓶と睡眠導入 剤のパッケージを見て 高橋さんは即座にケトに指示を出すまずは

急いで救急者を呼んでくださいいちい9 ですからねここの住所は分かりますか住所 から言うと出動が早くなり ます高橋さんは台所へ走って中を物色し 夜間ラップスプーンを探し出し水を満たに 入れた夜間を持って走ってきたそうだ お兄さんの背中を少しあげてもらえますか 高橋さんに言われ電話を終えたケトはすぐ に俺を起こしてくれた少し起きた俺の口に 高橋さんはラップを巻いた手を突っ込むだ 大丈夫ですか怯えて慌てるケトに高橋さん は教えてくれるお兄さんはアルコールと 睡眠導入剤を一緒に飲んでしまっています 少しでも吐かせて血中濃を薄めないと救急 車が来るまでできることをやり ましょう俺は夜間の水を注がれ少し 吐き戻した何度もそれを繰り返し応急処置 を続けてくれたそうだ救急車が到着して ケントが乗り込む時もきっと大丈夫です からと励ましてくれた と俺マジであの人に感謝だよいなかったら 兄貴もダメだったかもしれ ないやばい退院したら速攻で高橋さんに歌 より持っていかないと なマジで最高級品を持っていこう話してい たら頭が整理されて色々落ち着いてきた 兄貴ももう大丈夫 か聞いてくれる剣との表情が落ち着いてい て俺もほっとするうんあれだけ泣いたら 気持ちがすっきりした完璧に元気になる まで少し時間がかかると思うけど な僕はケントに言えていなかった香りとの ことを話したなんであんなことをして しまったのかそのきっかけになった出来事 のことだ話が進むうちにケントの顔が鬼の 行走になり俺は少し ビビるマジかよマジでやってくれたなあの 女けけと僕は大丈夫だ大丈夫だから顔 戻せよ怖いって戻せるか兄貴離婚届けは 俺そういえばどうしたかなカ入ってない か僕は離婚届けを見て発狂した後薬を飲ん でからの記憶がほぼないケントは僕の鞄を 掴むと中を 漁るこれじゃないか中から見事に ぐちゃぐちゃに丸められた離婚届が出て くる無意識に入れていたのかなと呑気に つぶやく僕をケトは呆れたように見てい たまあ無意識でもなんでもいいよさっさと サインしてあの女と縁を切るいいか兄貴 間違えるなよ失敗してあの女と連絡取ら なきゃいけないとか嫌 だろ僕は震えながら鉛筆でまずをしてから ボールペンで記入をし たこれ出してきてもらえるかな僕も早く縁 を切って終わりにしたい任せておけ

ちゃんと提出するよ兄貴は退院まで ゆっくり体も休めるよさもう今日は横に なれよ話して疲れた だろうそう言われて僕は若干の疲労を覚え てになる離婚届けを手にケントが帰って 行き僕はゆっくりと眠ったその後起きて 携帯を見ると離婚届けを提出した報告 メッセージが来ていて僕は結婚生活が 終わったことにほっとしている自分に気が つい た意識しないようにしていただけで香との 生活はかなりストレスだったということ だろう 数日後僕はめでたく隊員ケトが自賛して くれた高級なお菓子を手に高橋さんの家 ああ織田さんよかった退院され てそう高橋さんは涙ぐんでくれて僕は釣ら れて涙が出てきた本当にありがとうござい ます弟から聞きました僕が助かったのは 高橋さんのおかげです本当に兄貴を助けて いただいてありがとうござい ますケトと揃って頭を下げると高橋さんは 言ってくれる私は看護なので体が動いた 感じで本当に良かった玄関前で倒れている 時も驚きましたけど今も元気になられた なら嬉しい です今後は絶対にあことはしません自分の ことを大切にし ますはい絶対にしないでください約束です よ弟さんの混乱ぶりを見せてあげたかった くらいですこんなにお兄さん思いの弟さん がいらっしゃることを忘れないでください ね高橋さんの励ましにケとも頷いている 一応僕はこれからもここに住むつもりだで 伝えておいた方がいいかもしれないと思い 高橋さんにはかとの離婚の話をすることに し た部屋に入って助けていただいたという ことはお察しかもしれませんが妻とは離婚 しましたので今後は僕が1人になりますで も引っ越す予定はありませんので今後とも よろしくお願いし ますそうでしたがでも本当にごめんななさ こんなこと言っていいかわからないですが 離婚してよかったと思い ます高橋さんは苦い顔をしていた話を聞い てみると僕が玄関前で倒れた時びっくりし た高橋さんが家のドアを叩くと香りが出て きたそうだご主人が倒れていますよ何か病 ですか救急車は高橋さんの質問に香りは 冷たく言った 知らないわよもう倒れたままにしておけば 本当 役立つそう吐き捨てて玄関を閉めたとだ から慌てて救急車を呼んだと教えてくれ

た僕はもう苦笑いしか出なかったけれど隣 の剣とはまたもや鬼の 行走本当に腹がたそんだな誰が役立たず だってもうびっくりしてしまっって何言っ ているのかと驚きました自分のご主人です よ高橋さんも思い出したのだろう顔が起っ ているありがとうございます本当に2度も 助けていただいて僕はもう一度高橋さんに 頭を下げた申し訳ありませんご夫婦のこと だし無害者なので口を出さない方がいいの は承知の上ですがもうされたとのことで 言っちゃいました小田さんなら他にいい人 がたくさんいらっしゃいますこれをご縁に もし悩み事とかあったら相談してください 絶対です よ高橋さんは僕とケトにも連絡先を教えて くれた2人でもう1度お礼を行って隣の僕 の部屋に 戻る高橋さんいい人だったな僕ケントとか 素敵な人に囲まれて幸せだ よケントはその言葉に速歩を向いて返事を してくれない耳が赤いから照れているのが 分かった僕は心があったかくなったちなみ にケトはそれから1週間後僕の家に何も 言わずに引っ越してきたえケとなんだその 荷物いいじゃねえかまだ何も買い換えて ないだろセンスのいい俺が使っていた家電 とセンスのいい弟本人がやってきてやった ぞありがたく思えよケとお前住む のいきなりのケとの行動に僕は驚いた住む よ俺がいた方が楽しいだろ文句あるかない [音楽] だろうないないありがとう ケト僕はこうして久しぶりに声を出して 笑って数年ぶりにケトと2人暮らしを始め た実は1人暮らしは寂しいかもと思ってい た僕は本当に嬉しかった弟が気を使って 引っ越してくれたのが分かった からね聞いているの何をぼっしているの よ昔のことを考えていたら気づけば ぼーっとしていた らしい香りが面白くなさそうな顔をして 立っていたああごめん考え事をしていて 何か言っただからまは清掃員か何かで採用 されたの私と離婚してから運が下がったわ ね私みたいないい女を手放すからよふふん と上から目線の顔りに苛立ちも覚えない ただただ暴れだなと思ってしまう前の僕 ならビクビクしたかもしれないが今の僕は 違う変わってないな香りは成長しないね 悪いけど香りと離婚できたのは幸運で香り との結婚生活は僕の黒歴史 だ僕の言葉に香りは驚いていた恋人時代も 結婚してからも香りにこんな言い方をした ことはないプライドの高い香りはすぐに顔

を真っ赤にして震え始めたこれは何回も見 た香りが叫び出す前ぶれ うるさいから耳を塞ごうかと考えていた時 声が かかる社長も探しましたよ早くして ください取締り役会議が始まりますよ 振り向くと師匠の天の教子が立っていた ビシっとスーツを着こなし眼鏡をかけて いる彼女はまさにザ美人秘書ああごめんよ 時間なかった今行くよ僕は一言香りに じゃあと声をかけて天野と歩き出すその僕 を呼び止めたのは香りの震える声 だ 社長が社長ってどういうことまがこんな 有料会社の社長っては何言ってるの生ぜ 雇われてせいん でしょその言葉に足を止めたのは天野だ くるりと振り向く横顔がすでに戦闘体勢で 苦笑いが浮かぶ天野はなぜか僕のことを とても尊敬してくれていて僕への侮辱は 許さないと宣言している あなた何を失礼なことを社長はこの会社の 新しい社長ですよしかも先ほどの発言は 清掃員の方にも失礼です よ後ろ姿でわからないが天野は確実に目を 吊り上げて怒っているだろういや社長って だって私と結婚している時会社行けって 言っても倒れるし役立たずだし貧乏人だし 結婚している時ああじゃあ元奥様でしたか あああの噂の元奥 様天野はウキウキとした様子で話しだす僕 と香りの話を聞いていた天野はいつか元奥 様に会ったら色々言ってやりたいですと 言っていたのだある意味夢が叶った瞬間 だろうう噂 ええ社長にわがままざまで倒れた社長を 放り出した最悪の奥様だって浮がってい ましたまあ残念でしたわね元奥様社長を 支えていたら今あなたは年少20億の社長 夫人だったのにあー逃がした魚は大きかっ たです ねものすごくわざとらしく残念だわと話す 天野 香りが顔を真っ赤にしているに20億 20億ですってさ社長取締り役会議が 始まりますからとっとと行き ましょう言いたいことを言えてご機嫌な 天野にせかされ僕は取締り役会議に向かっ たのだった呆然と立ち尽くす香りをその場 に残してあの頃離婚ととの暮らしの他にも 僕には大きな出来事があったそれは弟の 企業兄貴も一緒にやらないか誘ってくれる ケトの顔は真剣そのもので僕は離婚という イベントを乗り越えられたならもうどんな ことでもできる気がしてケントと一緒に

企業をすることにした思考錯誤の連続で うまくいかない時期もあったけど僕たちは 頑張り続けた何より兄弟で協力して働くの が楽しくて楽しくて僕もケトも夢中でやっ ているうちに気がつけば会社は大きくなっ ていた初出勤したこの会社も子会社化して ケトと相談の上僕が社長就任取締り役会議 が終わって僕と天野が会議室を出ると香り が待っていた まこ会議お疲れ 様そう話しながら腕を組もうとしてきた僕 は思いっきり腕を 振り払う何やめてくれる僕がそう言うと 香りはニヤニヤと笑を浮かべて迫ってきた ままだ独身でしょ昔のことは水に流して あげるからやり直しましょう私もまだ結婚 してないし 僕が香りにうんざりしているとそこにケト の声がしただろうなあんたみたいな女は いつまでも独身 だろケトは香りへの嫌悪感を丸だしにして いる眉間のシがすごいことになってい たけけんと君久しぶり相変わらずイケメン ねはに何を言われたのかれるように嬉し そうにしているケト君なんて呼ばないで もらえますあんたとは俺も兄貴も他人です から他人なんて そんな香りが悔しそうにしているが他人な のは本当だから仕方が ないあなたお疲れ様もう終わった天野さん いつも主人がお世話になっておりますそこ に最愛の妻の声ががかかる振り向くと 穏やかな笑顔の妻が立っていた奥様お世話 になっております天野も穏やかな顔で釈を してくれたああもう終わったよ待たせて ごめんねあなたあなたえあんたどっかで妻 の顔を見た香りが今日聞いた中で1番 大きな声を出したあらなんだかな懐かしい 方がいらっしゃるのねお久しぶりです元奥 様余裕の笑みで対応するげつ 翔子救世は高橋で彼女は隣人の高橋さん だった覚えていらっしゃらないかしら あなたが主人と結婚している時隣に住んで いた高橋です今は妻ですけどそう僕は高橋 さんと再婚したもう2度と結婚なんてする 気がなかった僕だけど香りと別れてから 香りに言われたことがフラッシュバックし て精神的にきつくなる時が何度かあった ケントが出かけていて部屋で1人の時に フラッシュバックしてしまい落ち着こうと 飲んだ水のコップを落としてしまった 息苦しくなってうまっている時証拠が玄関 から声をかけてくれ た大丈夫ですか田さん声が震えるけど助け を求めたら子はすぐに来てくれた看護と

いう仕事から僕の症状が分かったのだろう 線を撫でて落ち着かせてくれた大丈夫です よ宇田さん今何を思っているか話せます か僕はえしながら思っていることを話した 僕はの言う通りダメな人間です何もでき ないダメ人間ですそんなことありませんよ 絶対に違いますいいですか織田さん自分を 傷つける人間の言葉なんで聞いちゃだめ ですあなたはダメな人間じゃありません こんなに優しくて人を思いやれる素敵な人 じゃないです か僕が泣き続けている間は言葉をかけて くれたあなたを大切に思ってくれている人 いるじゃないですか忘れないで自分を大切 にして ください証拠まで泣きだし帰宅して一緒に 泣いている僕たちを見たケトが 点理由を聞いたケトまで泣き出し た俺は兄貴が大事だって言っているだろう いい加待ってくれ よ3人で泣いた記憶は恥ずかしいけれど 大切な思い出だ僕はそれからも不安になる ことがあったけれどその度に勝子とケトに 助けてもらったそばにいて言葉をかけて くれた2人には感謝してもしきれないそれ から子も含めて3人で食事したり子と2人 で出かけることも増えた 僕は自然に証拠に惹かれていたけれど臆病 を過ぎて告白すらできないでい た兄貴高橋さんのことが好き だろうそう検に言われ正直に話し た好きだけどさなんか誰かを好きになるの は怖いなまた傷つきそう で怖がっていた僕にケトは言っ た高橋さんなら大丈夫だ絶対間違いない俺 が見た感じ高橋さんも兄貴のこと気になっ ていると思うけど なイケメンの俺のことを信じろよという ケトの謎の自信に背中をされ僕は証拠に 告白をし た勝子は僕の告白に驚いていたけれど 真っ赤な顔で言ってくれた 私も好きです織田さんがそう言ってくれて 本当に 嬉しい翔子がそう言ってくれた時の喜びは 言葉で表せないくらいだケントに報告する ととても喜んでくれた結婚してからも翔子 は僕を一生懸命支えてくれた帰りが遅い僕 の体調を心配して胃に優しい食事を作り家 でゆっくり休めるように環境を整えてくれ たの だ僕は証拠に日頃の礼を言うと証拠は 笑う私はあなたのことが好きだもの好きな 人には好きなことを思いっきりやって ほしい生き生きとしているあなたを見てい

られるのは本当に 嬉しいあなたとケントさんの夢を叶えて ね僕はなんて素晴らしい女性と結婚したの だろうと泣いたのを覚えているあんたこの 泥棒猫人の夫に色目使っ て隣り始める香りに僕はきっぱりと言った 証拠を侮辱するのはやめてくれないかこれ 以上僕の大切な妻に何か言うのは許さない 僕に続いてケとも怒りの声を あげると兄貴が離婚して本当に良かったよ 翔子さんは兄貴のことを自分の財布か何か と思ってないからな誰かさんとは大違い こんな素敵なお姉さんができて嬉しい わケントが冷たく香りを見据えると香りは 悔しそうな顔で走り去っていったその後 天野が香りのことを調べた結果仕事もし ないで部署の男性社員にを使っては何件も トラブルを起こしていたことが発覚した 既婚男性もいたため泥沼かした事案もあっ たらしいどうも現在進行系でやらかして いるらしく僕は派遣社に香りの契約会場を 申し入れ契約が更新されなかった香りは 怒り狂って社長室の前で叫んでいたが警備 員に連れて行かれ会社の中で恥をさらした だけだった 誰も契約解除に反対しないのを見るとまあ 元奥様の普段の態度も想像できますねと 天野が言っていたが完璧に同意だおそらく ものすごく嫌われていたの だろうまあ彼女のことはもういい今の僕が 大切にしないといけないのは香りじゃない あなた今日もお仕事頑張って 笑顔で僕を送り出してくれる 子兄貴今日も働いてバリバリやろうぜ何か あったらカを入れて引っ張ってくれる ケト社長ちゃんとしてくださいほら次の 会議があります よ怒ると怖いけれど僕を尊敬してついてき てくれる 天それから会社で一生懸命くれている社員 たちだもし大切な人たちが苦しむことが あったなら僕は全力で助けたい自分が 苦しかった時に翔子とケントが手を 差し伸べて助けてくれたよう に傷ついた人を救える人でありたいと僕は 強く 思う 俺の名前は小室裕介55歳大手ピアノ教室 に勤めて いる勤めていると言っても社員ではなく週 4で働くパート だなんでいい年してパートなのかってそれ についてはおいおい話していくことと しよう俺がピアノに出会ったのは3歳の頃 ある日母は俺を連れて友人の家に遊びに

行ったその家にピアノがあった母の友人 のり子さんは本題を卒業した後個人で ピアノ教室を開いていたそうなのだが出産 で一旦教室を閉じた子供が大きくなって から教室を再開しようと考えていたのだ けれど所持情により諦めた らしいその後は幼稚園共有の資格を生かし て子供たちの歌やお遊戯の伴奏を楽しんで い たそんなのり子さんだから俺が遊びに行く とその当時流行っていた子供向けの歌やら 体操局を引いてくれたもちろん俺は 大喜び裕介がこんなにはしゃぐなんて 珍しいわこの子こんなに音楽が好きだった かしら家では音楽聞かせないのそんなはず ないでしょ退京の時から色々聞かせてたわ 例えばどんなビバルディの式とかモールト のアイネクラクラなんとかとかあいね くらいねナハトムジー君ねどっちも バイオリン曲じゃないもしかしたら裕介君 ピアノの音が好きなんじゃないそうその 通りザッツライトさすがのり子さん違いの 分かる人だそれにしても裕介君リズム感が 抜群ねもしかしたら絶対音感あるんじゃ ないかしらまさか私も旦那も音痴なの知っ てるでしょ親の歌は遺伝しないのよもう 少し大きくなったら調べてみるといいかも ね2人の会話など知らず俺は音に合わせて キャッキャと踊り狂ってい たそんなに気に入ったならピアノでも習わ せてみようかしらまだ早いわよとりあえず うちに遊びに来ればいいんじゃ ないそうして俺は母に連れられて毎週の ようにのり子さんの家に遊びに行った のり子さんはいろんな曲を聞かせてくれた 泳げたいやき君のような子供向けの曲から ピンポンパン体操やロボットアニメの主題 官などなど時には母のリクエストでバッハ や当弁パドなども引いてくれたどの曲も 楽しくて美しくてのり子さんの指から魔法 が奏でられているようだっ たお気に入りはリストのラー カンパネラ飛び跳ねるような音が大好きで 音に合わせてくるくる回っていたっ け裕介君難しい曲が好きなのねこの前 なんかある感の競争曲目の色変えて がっつり聞き惚れていたもの ねアルカンの競争局とはピアノ独走のため の競争局のことなのだがこれは非常に 難しいピアノたった1台でコンチェルトを 引くのだ激しく忙しく脳味そがぐるぐる 回るくらい複雑で鍵盤を滑る指が絡まり そうでそこから奏でられる音に耳が こんがらがる幼い俺には十分刺激的でこれ は一体何なんだと夢中になったさすがの

のり子さんもこの曲は難解なようで俺は 録画されたテレビ番組を何度も見た激流の ような音を涼しい顔をして引き続ける ピアニストを苦しく思ったもの だこの人なんでこんな簡単そうに引いてる わけこの人が引けるなら僕にだって 引けるなぜそう思えたのか子供って怖い今 となっては末恐ろしい野望に身震いせずに いられないがこの思いが俺をピアノの道へ と 導く小学校に上がる頃にはピアノを買って もらい俺は本格的にレッスンを始めること にした先生はもちろんのり子さんだ平日は のり子さんも働いていて忙しいから レッスンは毎週土曜日3時間のみ本当は 毎日通いたいぐらいだったけど仕方ない 彼女にも都合はあるし子供1人で通える 距離ではなかった母もパーツで働いていた から土日ぐらいしかゆったりレッスンでき なかったその分俺は毎日家でピアノを引い た幸いにもうちは一軒やで田舎だから隣の 家とも距離があるおれはするのだけれど もっぱら引くのは夕方だからめくじらを 立てられることもない逆に褒められる ぐらいだ 裕介君ピアノ始めたの毎日熱心に練習して 偉いわね毎日少しずつ上手になっていくの を聞くのが楽しみなのよなんて言って くれる人もいて町内ではちょっとした 有名人もっと褒めてもらえるように上手に ならなくちゃそんな思いも重なって俺の ピアノ熱は深まっていったさすがに今度 あれ引いてよあれリストのラー カンパネラと言われた時は無理ですとそこ でお断りした同じ曲を好きな人がいること は嬉しかったのだけれど小学生の手じゃ あの曲は無理だ引きこなせないあと5年 待って ください5年経ったなら引けるのかと問わ れればうーんと言葉を濁すしかないでも まあそのうち引けるようになるだろうと いうか引きたいまあそんな感じで俺は ピアノに夢中になったわけだこの熱は 冷めることなく中学も高校もずっとピアノ ピアノ ピアノピアノなんて女みてなんて検討違い にやじってくる同級生もいたけれどそんな ことは気にし ない無知は罪だよもっと勉強しなよそんな 風に言っては怒らせていたっけあれは良く なかったな反省だ大学は本題を目指したの だけれど何分音楽大学はお金がかかる バイオリンやフルートなどに比べればまだ マシかもしれないが有能な プロフェッショナルに指示しようと思えば

それなりの金額がいるコンクールの参加 費用だって馬鹿にならないうちは一般的 水準にある平凡な家庭だ裕福ではない本当 は国内トップクラスの問題に行きたかった けれど学費が全額免除される特大小学生 制度のある大学を目指したそのためには大 規模なコンクールで上位入手する必要が あるトップレベルでなければ学費免除の 小学生など夢のまた夢俺は日々練習に明け くれた夕方だけでは足りず朝や夜にも練習 をしていたのだけれどその頃には既にの 腕前になっていたからピアノの音がしても とめられることはなかったむしろ成長を 喜ばれ た裕介君本当に上手になったわねもうプロ のピアニストみたいじゃない本当大きく なったもんだわ私も年を取るわけねねいつ デビューする のなんとも気が早い人がいたもので俺は3 枚ほどサインを書いたと記憶している 近所の応援もあって俺は国内最大の コンクールで金証を自称無事に小学生の 資格を得ることができた大学に進学すると ほぼ1日中ピアノ付けピアノが大好きな俺 にはたまらない生活だっ たしかしいくら学費が免除でもアパート代 や食費教材費は必要だ家賃は親が払って くれて多少の仕送りもあったけどこれから はコンクールの機械も増える海外研修だっ てあるだろうかなりのお金が必要だ俺は ピアノの邪魔にならない程度にアルバイト をしたまずは飲食業の接客老夫婦が経営 する小さくて古い喫茶店のボこれは教授の 勧めでもあった小室君は笑顔が少ないね 原盤ばかり見つめていてもいい演奏はでき ないよ音楽は曲家のの奥までを見つめ共感 しそして共有して初めて自分の音が 生み出せるんだもう少し感情表現が豊かに なった方がいいもっと人と触れ合うんだ 接客のアルバイトなんかはどう だそうして紹介してくれたのが老夫婦の 喫茶店だったそこは大学にも近く音楽関係 の人も多く出入りしていたからいろんな話 を聞くことができ たもり知も増え笑顔が出るようになった頃 ご主人が言った介君知り合いがねピアノを 教えてくれる人を探しているんだよ小学生 なんだけどどうだいやってみるか い正直まだまだ自分が習うみなのに人に 教えるなんて自信がなかった教授に相談 するといいんじゃない小室君はコンクール でするくらい能力はあるんだし最近は人に も慣れてきて笑顔が出るようになったじゃ ないこれもチャンスだよやってみ なさい教授に後押しされて小学生のピアノ

レッスンを受け負うことにしたいざ始めて 見るとこれがなかなか 難しいそうじゃないそれじゃだめだなんで こんなことができないんだ人の引き方を 見るのがこんなにもどかしいものだとは 知らなかった 未熟なものを導くことの困難にぶち当たっ た俺は十分なレッスンができずお引き取り を願われた老主人や教授に合わせる顔が なかった友人たちはしょうがないよ自分で 引くのと教えるのは全く違うからな俺たち はまだまだこれからなんだ よそう言って慰めてくれたけれど俺は自ら のいらなさが悔しくて仕方がなかった 未熟さを痛感した俺はアルバイトをやめ これまで以上にピアノに熱中した玉の 息抜きにバスエのバーみたいなところで 雇われピアニストの仕事をした酔っ払い ばかりいて誰もピアノなんて聞いていない ような状況たまに聞いている人間がいるか と思えばあれ引いてよと言っては演歌や 流行りの曲をリクエストしてくる最初の頃 は嫌で嫌で仕方なく拒否していたのだ けれどここはコンサートホールでもホテル のラウンジでもないんだよ客が引けって 言ったら引くんだそれがお前の仕事だ嫌 ならやめ とけ流行り歌なんて引くのはプライドを 傷つけられるようで嫌だったけれどだから と言ってピアノ講師に戻る気もない店内や 街中のあちこちで音楽が流れている時代 だった俺はそれらの曲を耳コピして客に 促されるまま引いていった今にして思えば それもいい経験だった聞いたこともない ようなメロディーはいずれも新鮮で感情に 訴えかけて くるこういう音楽もあるんだそんな発見は 俺の音楽領域を広げてくれた少しだけ心の 栄養にもなった気が する大学3年ともなれば時間にも心にも 余裕ができ俺は再びピアノ講師に チャレンジしたかつてのり子さんに教えて もらったことを思い出し基礎を徹底的に 叩き込んで いくこれは俺自身の復讐にも効果的だった 基本を見つめなすことで音の厚みが増す福 な音はやはり子供の頃の基本が物を言うの だろう頑張れ未来のピアニストたちそんな 思いはせ指導を 進める練習が嫌で泣き出すそうな子供には アニメの曲を引いて興味を継続させるそう いったやり方が好評を白し俺は複数の家庭 の子供を指導することとなった大学卒業後 の進路は海外に求めた某コンクールで俺の 演奏を耳にした大学教授が声をかけてくれ

たのだ俺は必死に外国語を勉強しピアノの 腕を磨き憧れの海外へと渡ったここまで 聞くとう直接はあるもののなんて花々経歴 と思われるかもしれないところがどっこい 55歳にもなってパートの分際だ決して 誇れることではない だろう今俺が務めているのは全国的に地名 度の高い大手ピアノ教室ここは数々の コンクール入者が講師として名前を並べて いて指導レベルは非常に高い講師の平均 年齢は30代半ばといったところかここ数 年俺はコンクールには出場していないが 情報だけは見逃さないようにしているどの 顔も大規模なコンクールで上位に入賞した ツもばかりだこんな人たちに指導して もらえるなんてラッキーな生徒たちだな 有名どが人ということで車は決して安くは ないそれでも場所柄なのかお金持ちの市場 がたくさん通ってくる中にはまるまる先生 でとご指名を受ける講師もいるくらいだ 講師はいずれも現役の演奏家であったり するから演奏旅行ともなればレッスンが できないだから常に人材が補充されている 今年はエリート国立題卒の侵入サイが入っ てき た 北子は俺が断念した国内トップの国立題を 主席で卒業したんだとかこれはまた 頼もしい新人が来たものだ彼女なら子供 たちとも年が近いし最新のピアノ事情を 教えてくれるだろう俺は大いに期待した しかしすぐに裏切られることになる俺を 見るなり彼女はこう言い放っ たあなたのおじさんここゴミ落ちてるんだ けどまだこんにちはも初めましても言って ないなんでいきなり命令口調今時の子は こうなのか俺は大いに戸惑ういえ俺はここ の講師ですよ小室優介と言います 初めまして はあ講師おじさんいく ついきなりの質問攻めだ55ですが何か 55って一体何時代の問題戦よてか パンフレットにあなたの写真なんかなかっ たんです けどパンフレットとはここの学校紹介の 雑誌のことだろうそれにしてもこっちは 自己紹介しているんだがスルーかよ俺は アパートなんですよだから学校紹介には 写真は載っていないんですはあパート55 でありえないいえありえていますよここに いる でしょうここどこだと思ってるの本題生が みんな憧れる大手ピアノ教室よそこにパー とってしかも55歳っておじさん 恥ずかしくない

のなんで俺が恥ずかしがらなきゃいけない んだ彼女の理論が分から ないあなた北見越子さんですよね1つ話す 時はもう少し落ち着かれてはどうですか なんでおじさんにそんなこと言われなきゃ いけないのよ余計なお世話よ私に話しかけ ない で話しかけないでと言われても俺は彼女に 仕事の引き継ぎをしなければならないなぜ なら彼女は俺の公人として採用されたのだ からしかし彼女で大丈夫なの か北さんは優秀だからピアニストとして 将来を活beliされていたんだけどね なぜかうちに来てくれたんだよ大事に育て て おくれ社長はそう言うけれど俺には自信が ないどんなにピアノの腕が確かでもここは ピアノ教室で指導する相手は子供だ彼女に 任せて大丈夫なんだろうか不安になるが 社長命令ともなればやるしかない北さん あなたには俺の生徒を引き継いでもらい ますいやよ あおじさんが教えてる生徒なんてどうせ レベルの低いガキ茶でしょなんで国立恩 大卒のエリートの私がそんな低レベルを 教えなくちゃならないの よ子供が子供の批判をしている精神年齢が 似ているが言えの否定なのだろうか社長の 目も曇り始めたんじゃないか一松のを 覚えるそのガキ所があなたの生徒ですよ彼 らにピアノの基礎を教えてあげて くださいこの私に基礎を教えろって数々の コンクールをそうなめにしてきたこの私に そうですよ確かにあなたの実績は 素晴らしいでもねここにはあなた以上の 実績と経験を誇る講師の方がたくさん いらっしゃるんですよあなたはここでは 1番下だ自覚して くださいそう言うと北さんは親の敵でも 見るような目で俺を見たおじさんの説教 なんてまっぴら ふんと鼻から息を吹き出し去っていく しょうがないそのうち分かってくれる だろうとりあえず俺は生徒の資料を揃えて 北さんの机に置くレッスン前に目を通して おいてくださいのメモ書きを添えて 1人目の生徒のレッスンが始まる20分前 俺は教室の前で北さんを待った初日だから しっかりと話をしてから教室に入りたかっ たのだけど北さんは俺を見るなり方向転換 をする北見さん呼びかけても振り返ること なく姿を消してしまうから話せやしない しょうがないから扉の前で待ち伏せだ 開始10分前になってようやく北さんが やってくる北さんギリギリじゃないです

か北さん聞いてますパートのおじさんの話 を聞く時間はありません引き継ぎの件です 資料は見ていただけましたか見たわ今から レッスンの川内さんですが見たって言った でしょ分かってるから放っておいていや しかしうるさいあなたこそ立場わきまえ なさいよ高々パートの分際で偉そうにし ない でパートパートって音楽でパートが大切 だって習わなかったの か倉庫しているうちにレッスン生の川内 みなちゃんがやってくる裕介先生 こんにちははいこんにちはみなちゃん今日 から教えてくれる北見先生だよ北見先生 こんにちは川内みなですレッスン時間よ 教室に入り なさいだから挨拶は北さんは一体どんな レッスンをするんだろう気になって仕方が ない本当は部屋の中に入りたいのだけれど 変にみなちゃんを緊張させてしまうのも 申し訳ないまあ頼んだところで北さんが 絶対に入れてはくれないだろう けれど国立題まで行った人だしかも主席 だったら基本的な練習法もしっかりと 叩き込まれているに違いないここは彼女を 信じて 任せよう俺は不安を押し殺しそっと教室を 離れる1時間のレッスンが終了し生徒が 交代する時間俺は再び教室に出向きみな ちゃんが出てくるのを 待つみなちゃんお疲れ様レッスンどうだっ た んなんだか浮かない顔をしているぞ目に涙 を浮かべているどうしたみなちゃん新しい 先生で緊張しちゃったか なみなちゃんは人見知りの経行があって 特に大人を怖がるだから言葉遣いには くれぐれも注意なんだけど北見先生気にし てくれたかなメモに赤字でしめておいたの だ けれどいえ大丈夫ですありがとうござい まし た気場にも元気よく挨拶してみなちゃんは 帰って行ったしかし気になる北見先生 ちょっといいですかだめいやだめって 言葉遣いなんとかならないものか人を 見下すのもほどほどにした方がいい俺は 構わず教室に入っていくみなちゃん泣き そうな顔をしてましたが何かありましたか 何も彼女は強い口調が苦手だっって メモ書きしておいたんですがはあ私が強く いったっていう証拠でもあるのありません けど大体レッスンなんだから少しぐらい 強い口調になるでしょいやしかし次の生徒 が来るから出ていっ

て強引に部屋を追い出されるどうしようか と悩んでいるうちに次の生徒との田所守る 君がやってきた裕介先生こんにちはあや 守る君こんにちは今日から新しい先生だ からねわかりましたどんな先生だろう 楽しみだ なワクワクの笑顔で教室に入っていく守君 を 見守るそして1時間後唇を真一文字に結ん だ守君が出てくる悔しそうというかは理 不尽というか涙がこぼれないように必死に こらえているそんな感じこんなま君を見る のは初めてだどうしたの守君声をかけるも もダッシュで言ってしまったその後も3人 生徒が来たのだけれどみんな暗い顔をして 帰っていくこれはまずい北先生としっかり 話し合わない と 明日のレッスンは全て見学させてもらい ますねダメに決まってるじゃないダメじゃ ありません社長にお願いしておくので問題 ないですレッスンに集中できないからだめ 社長にはそう言っておき ます拉が開かない社長に相談するものの君 が部屋にいると子供たちが余計に緊張し ちゃうんじゃないかな初日だからみんなっ てただけだよ次からは大丈夫 だろう呑気なものだ社長がそういう以上俺 にどこできる権限はないどうなっても知ら ないぞ俺はちゃんと忠告したから な不安的中というかだんだんレッスンに来 なくなる子が増えた最近うちの子レッスン に行きたがらないんですあんなにピアノが 大好きでレッスンを楽しみにしていたのに 先生が合わないみたいなんです裕介先生 またお願いできません か親からのクレーム電話が増えたので こっそりと聞き取り調査したどうやら北見 先生はかなり高圧的で厳しいというより同 かに近いもいで子供たちを意させていた らしい親の1人がレッスンから帰ってくる 子供の様子があまりにもおかしいから こっそりとボイスレコーダーを忍ばせた らしいそれを聞かせてもらったところ かなり驚愕し たそうじゃないって言ってるでしょなんで こんなこともできないのそんな引き方じゃ ダメって言ってたじゃないそんなんじゃ コンクールは通用しませんもうなんで言っ た通りに引かないのよそんなんでプロに なれると思ってる のこれは指導ではない失跡だただでさえ ピアノを引く子には繊細な子が多いのに こんなんじゃ心が潰れてしまう教室は防音 が施されているから外に声は漏れ聞こえて

こないだからこんな風に指導している なんて知らなかったいや知らなかったで 済む問題ではないこれは俺の怠慢でもある だがしかし大変申し訳ないのだけれど俺は もうレッスンを担当できないなんとか北 先生に頑張ってもらわないといけないのだ けれどパートのおじさんの意見なんて必要 ありません取りつく島もないしょうがない から社長に頼む俺じゃダメなんで社長から 話してもらえませんか彼女小室先生が全く 引き継ぎしてくれないから困ってるんで すっって言ってたよはあ俺はちゃんと 引き継ぎ用の資料を作って個人的見解から なるメモも添付した誰がどういう子で何を 得意とするのか指たびの癖やおすめの練習 法まで明記しておいた彼女が拒否したから 説明はできなかったけど資料に目を通せば 困ることなど何1つないそれくらい完璧な 引き継ぎ書を用意したのだふざけるな北 先生嘘はつかないください俺の引き継ぎ書 を本当に読んでいるんですか読んだわよ だったらどうしてあんな指導になるんです か私には私なりのやり方があるの干渉し ないで生徒の中にはもちろんコンクール 入賞を目指す子もいますがただピアノが 好きで楽しみたくて来ている子もいるん ですそれぞれの目的に合わせた指導をして くださいしてるわよだったらどうして みんな部屋から出ると暗い泣きそうな顔を してるんですか知らないわよ根性ないん じゃないあれくらいでへこたれてたら トップになんて立てないわ よ確かにピアノを極めてトップに立とうと 思えば生繁華な気持ちでは無理だ俺自身 それこそ血のにじみ出るような努力を重ね てここまで来た彼女もそうだろうそれは わか だがそれはプロになるという強い意思を 持った人間の話だ小学生や中学生に同等の ものを求めるのは国だろう解決に至らない まま時間だけが 流れるこのピアノ教室では定期的に講師に よる演奏会を開催している演奏会と言って もショッピングモールに併設される オープンスペースでのイベントだ誰でも 自由にことができもちろん無料より多くの 人に音楽に触れてほしいという思いと教室 のPRを兼ねたものだ演奏会を楽しみに 待ってくれている常連さんも多くいつも スペースは大勢の観覧者で埋まる今回は 新人講師のお披露目ということで北見さん が演奏することになって いる演奏会 当日さすがエリート本題卒と言うべきか 離れしている北さんは素晴らしい演奏を

披露するしかしどこか硬いもう少し丸みを 帯びた音にすればもっと魅力的になるのに 惜しいエリートらしいといえばエリート らしい音だがなんだかソリッドな印象が 拭えない音海に忠実すぎるのだ俺ならこう 引くのになんて考えているうちに北さんの 演奏が終わる あれまだあと2局あったはずだけどどうし て途中でやめてしまうん だ疑問に思っていると彼女はとんでもない ことを言い出した次は私の大先輩である 小室優介先生の演奏です はいなんだそれ俺の演奏予定はないぞこの 人何勝手なこと言ってるん だ北さんがステージを降り近づいてくる そして皮肉たっぷりの笑顔を浮かべていっ たおじさんもパートとはいえ講師なん でしょうこんな立派なステージに立つ機会 もないだろうからあえて譲ってあげるわ どうぞおじさんも引いてみれ ばなんと北さんは俺にピアノの演奏を強制 してきた大した技術もないからパート 止まりだとでも思っているのだろう彼女は の面前で俺に恥を欠かせる気 だ俺にだってプライドがあるそこまで言う なら引いてやろうじゃない か分かりましたちょっと引いてきますね見 てろよこの野郎俺は年がもなく本気を出す ことにした曲目はそうラ カンパネラ私の大好きな曲だ息を整え姿勢 をたし鍵盤に指を 置く静かにゆったりとそして軽やかに私の 指が踊り出しリズミカルに音を奏でていく 少しずつスピードアップし指は鍵盤の あちこちを忙しげに移動していくなんとも 小きみいいリズムが心地いい観客からも ほおっと声が上がるみんな私の色に うっとりし始めたようだちらっと横目で さんをと思わず吹き出しそうになるなんて 顔してるんだ顎が外れちゃうぞ北さんは目 を見開きガーンなんて疑問が聞こえそうな くらい口を大きく開け呆然としている 面白くなってきた私は続いてイスラメを 披露する作曲したバラキレフ本人ですら 自分の手に終えないと悲鳴をあげた曲超絶 技を必要とする曲も私の手にかかれば自由 世界だ私の心はカ地方に飛びただただ天板 を行きかう音に身を浸す はあこの曲本当に疲れるのだ息をついた 瞬間大感性が私を 包み込む観客たちがスタンディング オベーションで私を叩いてくれてい た嘘でしょなんでパートのさんさんが こんな北見さんだけが愕然としてパニクっ ている音に飲まれた観客たちは興奮し

やんややんやの大活祭下校の素晴らしさは 伝わったみたいだけれど子供たちはポカン としているさすがに難しすぎたよう だ気を取り直し私は最近メガヒットを 飛ばしたアニメの主題化を引き始めるロネ なに誰もが知っているそのは一瞬でその場 の全員の心を掴んだ続いて映画版の次第科 を引き私は演奏を終えステージを降りる 観客たちは笑顔のまま良かったねすごかっ たねあの曲引いてくれたよ僕も知ってる曲 そうだね上手だった ねそんな会話をかわしながら会場を後に する幸福に満ちた表情を見るとこっちまで 笑顔になるやっぱり音楽っていいなピア ノって素敵だ ななんでなんでよなんでパートのおじさん があんな難しい曲引けるの よ驚愕したままの北さんに俺は種明かしを する大学を卒業後俺はオリ音楽大学に進ん だどうしても支持したい人がいたという わけではなくただなんとなくかっこよさ そうだったから入学してすぐ俺は後悔する ことになるそこには天才が吐いて捨てる ほどいて格を表すには相当の鍛錬を積む 必要があった年月を重ねるうちにそれなり のテクニックを習得しなだたる国際 コンクールでも入賞を繰り返したのだ けれど何かが違う気がつけばピアノは 楽しいものではなく上を目指すための道具 に変容していたそんな音楽が感動を 生み出せるはずもないいつすか俺の寝は 曇りただ正しい音を出すだけのピアノマン になり下がっていたそんな人間を 待ち受けるのは挫折だプロにはなったもの の徴収の耳は素直だ私のネはすぐに退屈な ものとなり忘れ去られた落ちるとこまで 落ちた私を慰め声をかけてくれたのがこの ピアノ教室の社長だっ た小室君はもっと音を楽しんだ方がいい 子供の色はいいよ素直で嘘も共栄もない ただ好きだって気持ちが溢れているどうだ いうちで働いてみ ない最初は小遣い稼ぎだったでも教えて いるうちに大事なことを思い出したそうだ 音楽はピアノはもっとウキウキして楽しい ものだ基礎は苦しい積み重ねだけれどその 先にあるのは喜びと通水難しい曲が引けた からってなんだ指先のテクニックじゃ人は 涙を流せない子供たちは純粋に好きな曲を 楽しんでいる指おりや譜面読みは ぐちゃぐちゃだけど目は輝き全身が喜びに 満ちているそうだこれなんだただ純粋に音 を楽しむそれが音楽だそう気づいた時子供 たちに教えることが楽しくて仕方なくなっ た思えばかなり遠回りしたもん

だコンクール入賞を目指すならある程度肩 にはまった音も必要だよでもねただピアノ が好きだっていう子供にはもっと自由に 好きなように引かせてあげたいじゃない 無理に押し付けて嫌いになられたら困る もの私たちが話すべきことはピアノが好 きって気持ちを優先してその子なりの音を 一緒に探してあげることなんだと思う よそう伝えると北さんは泣き出し ただって今まで誰もそんな風には言わ なかったもっと練習しなさいうまくなり なさい上を目指しなさいってみんなそんな 風に私を追い込んでなのに私の音はちっと も面白くないってそんなのあんまりじゃ ない周囲の声を無視できず素直に従った 結果北さんの音は自由を失ったプロにも なれず希望した楽団にも入れずこの教室に 来るしかなかった彼女もまた謝った指導の 犠牲者だったの だだったら分かるよね今あなたがしている こととはあなたがされて嫌だったことだっ てうんうんと泣きながら頷く北さんじゃあ 変わろう本来あなたがしたかったことを 子供たちにさせてあげたらどうかなきっと あなたなら上手に導けるはずだ よ分かりまし たつき物が落ちたのか私の言葉に北さんは 素直に 頷く私がパートだったのは肩にはまらない 自由スタイルでレッスンがしたかったから 指導マニュアルを外れたところで個人の 気持ちを大事にした指導を目指した から来月私は社長に就任するだから個人で レッスンを見ることはできないそこまで しっかり彼女に 伝える俺が社長になったらもう少し レッスンないように余裕を持たせるつもり だよこの教室で学んだからテクニックが 上がったよりも ここに来てよかった余計にピアノが大好き になったそんな風に思ってくれる子を 増やしたいんだ協力して くれる私でいいんですかあなたのこと パートのおうじさんだって散々馬鹿にした のにそうだね確かにあれはきつかったでも もう理解してくれたよねはいならいいさ 住んだことは忘れようそれよりも明日から のレッスン内容について相談していいかな はいお願いし ます痛みや苦しみを知る分人は優しく なれる俺はそう信じているきっと北さんも これ以上自分が傷つかないように予防線を 張っていただけだろう馬鹿にされたくない ただその一心で大な態度に出てしまったに 違いない誰もがきっと1度ははそんな季節

を過ごしているかいう俺もそうしてコピど やられたのだからよくわかる北さん自身 まだ手を引いてもらわなければ上手に歩け ない子供だったのだ俺には55年分の知識 と経験がある余すことなく彼女に伝えて いこうきっといつか彼女はこのピアノ教室 を代表する一流師となるはずだ未熟なも 同士支え合って子供たちの大きな夢を叶え ていきたいと 思うお前さあの変な部品開発した本人か変 な 部品実はあの部品を使った取引で苦情が来 たんだよめちゃくちゃ大きな取引なのに ふざけるなって俺が怒られてなそれにも 研究部門は撤退しようと思ってるからお前 らは全員首を覚悟しておいた方がいいよ いやちょっと待ってくださいよ急にそんな こと言われても一体どういった苦情なん ですかそんなもん知るか よ第1構想から5年完成させた夢のような 部品とかお前らは言っていたけどちゃんと 開発期間も設けずに急いでやったからそう なったんじゃないのか何か血管が見つかっ たのか高層から5年で開発した特許レベル の部品の相談をなしにした新社長それに 研究部門も解体するっ てとりあえず研究所を解体する話はもう 進んでるから子は覚悟しておいた方がいい からな分かりましたならやめさせて いただきますはあお前マジで言ってるの 無駄な社員が自らやめてくれるなんて こっちにとってはウハウハだ よ自分のことを必要としてくれていない 会社にこれ以上とまるつもりはありません し今までありがとうございました俺がそう 言うと彼は笑いながら去っていってしまっ たまあこんなところにこれ以上長くい続け てもダメなことは分かっていたから別に 急遽決めたわけではない俺のことを必要と してくれる会社ではないのにずっと働き 続けても面白くなんてないまあもちろん 面白いか面白くないかだけで決めるわけで はないしっかりとしていない社長の元で 経営されている会社なんてすぐにダメに なってしまうからだ 俺はその後すぐにとある会社に就職する ことになった本当に急なことだったけど その会社は俺のことを心よく受け入れて くれたしすぐに仕事を 開始そして約1年が経った頃 はいもしもしあの部品一体何がどうなって いるん だ俺の名前はシジ現は中小企業の研究者と して働いている工場を主に経営している ところでそこで使う部品やシステムなどを

主に開発しており俺はこの仕事を楽しんで いたこの仕事につけたのはとある先輩社員 のおかげ だ俺がまだ大学生だった 時昔から理数が得意だった俺は大学の工学 部に進学していた よ今日も1人で飯食ってんのかあ先輩別に 友達がそこまで多いわけではないので俺も 同じように同年代で友達が誰もいないから 先輩風風ふかしながらこうやって後輩の ところにちかかけに来てるんだけどね先輩 はそう言うとニコニコしながら俺の横に 座ってご飯を食べ始めたこ先輩は俺にとっ て唯一友達と呼べる人だった先輩に対して 友達と言ったら失礼かもしれないけど俺は 極端に人とのコミュニケーションが苦手 だったし大学に入っても友達なんてでき なかった理系に入れば俺と同じように コミュニケーションが苦手な人がたくさん いると思ったけど俺の年代はいわゆると 呼ばれる人たが多く学部的に忙しい毎日 だったからオールで飲み会をしたり しょっちゅう のはなかったけどみんな仲良くやっている ところに俺は入って行けなかったのだ そんな時に声をかけてくれたのがこの 先輩学部での交流会で知り合ったのだが俺 はそれから1人では 亡くなり少しではあったけど大学生活を 楽しむことができてい た俺がこんなこと言うのも説得力ないかも しれないけどちゃんと同学年の友達も作っ ておかないと俺が卒業した後また1人に なるぞ先輩こそ内定をもらった会社の人と ちゃんと人間関係が作れるように コミュニケーションの勉強しないとダメな んじゃないですか全く誰にもって口聞い てるのが先輩はすでに4年生であと半年 ほどで卒業だった別に先輩が卒業した ところで俺の大学生活に師匠が出るわけで はない学力的には問題なかったから1人で も十分やっていけたし大きな問題はない けどやはりまた1人ぼっちになってしまう のは少し寂しい気もして そんなこんなで先輩は卒業してしまい俺は 入学当初に逆戻りまあ俺もあと2年で卒業 だしあとは自分のことに集中しようなんて 思っていると急に呼び出して申し訳ないな だけどもうそろそろ将来のことについて 話したいと思っていて大学院に進む気は ないのか い大学院ですか君は他の学部生と比べても 一は成績がいいし才能があると思うんだよ それにこの成績であれば奨学金も出ると 思うから学費の心配はしなくても大丈夫

どうかなそうですか少し考えてみますね 大学の教授から大学院へ進学しないとの話 を受けて俺は正直迷っていたもちろん勉強 は好きだったし興味のある分野だったから もっと学びを深めることができるのは俺に とっても悪い話では ないだけど日本で就職する場合大学院生を 求めている企業はそこまで多くないその分 2年間の遅れが生じてしまうそう考える デメリットの方が多かっただから俺は大学 院には進学せずそのまま就職しようと思っ ていたのだがそんなこんなで先輩はどう 思いますかそうだな俺の人生じゃないから あんまり無責任なことは言えないし確かに 明確な目的がないのなら大学院を出る メリットはそこまで多くないと思うだけど やっぱり自分の好きな仕事をしていた方が だろお前は研究するのが向いてるから大学 院に進学するのは全然ありだと思うそれに もし就職先が見つからなかったら俺が今 働いてる会社に口を聞いてやるから先輩が そう助言してくれたおかげで俺は大学院に 進学しようそう思うことができたそれから は就職活動をするのではなく 委に進学をするために受験勉強を頑張った 結果はトップスコアで合格することができ 無事に奨学金も 獲得授業料を払わなくて済むから両親に 迷惑をかけることもないし俺は自分の勉強 に集中することができたそれからあっと いう間に2年の月日が立ち俺は優秀な成績 で大学院を卒業しかししそれからは就職難 の連続だったこれは俺が残してきた学歴や 結果が悪かったということではなくただ 単にコミュニケーションの能力の低さが 露呈してしまったのだどれだけ学術的に 優れた成績を残していても面接で高印象を 与えることができなければ雇ってもらう ことができない俺はそこで毎回落とされて しまっていたの だもしもし相談ってどうしたんだその実は 就職が全然だめ で研究職だとすぐに行けると思ったんだ けどなやっぱり厳しいんだ な多分俺の話し方とかがダメなんだと思い ます練習してるんですけど本番になると 緊張してうまくできないんですよね俺は昔 から友達がいなかったからあまり人に頼っ たりすることがなかっ た自分のことは自分で守らなくてはいけ ないそういったバイアスがかかっていたん だと思うだけど予想以上に就活が難行し俺 は精神的に限界だったんだと 思うこのまま就職できなければ仕事がない 今職できなければ次どうやって就職しろと

言うんだそんなの無理に決まってる俺は そんなこんなで自分のことを追い込んで しまいもう1人で抱え込むことができ なかったの だわかったなら今の社長に聞いてみるよ ちょうど研究職に空が出てるからなえいや しかしそんな遜している場合でもないだろ 大丈夫だよ今の社長は優しいから仕事がし やすいし俺もお前が来てくれるんだったら 大歓迎 だそれにコミュニケーション能力は低いか もしれないけどちゃんと仕事ができる人間 だって分かってるしね先輩はそう言って くれたが俺は予想がいすぎて言葉が出てこ なかった別にこんなことをして欲しくて 連絡したわけではない友達と呼べる人 なんていなかったしどうにか自分の気持ち をさらけ出したかったそんなことができる 人間は先輩しかいなかっただけだけど先輩 はそんな俺のことを心配してくれて俺の ポストまで用意してくれるというのだ もちろん結果がどうなるかは分からない しかし先輩がくれたチャンスこれを ないがしろにするわけにはいかない俺は 必死になって面接で言うスピーチを考え何 度も何度も練習をして望んだ今日は面接を ありがとうこじ君から聞いていた通り コミュニケーションが得意な方ではないん だけど真面目そうな人なんだねそれじゃあ 来月からよろしく頼むよ俺はその場で内定 をもらい本当に心の底からアンドした よかったこれで無職を避けることができた 先輩には一生頭が上がらないしこれから ずっと感謝し続けなければいけないなそう 心の底から感じることができたそしてまず 1つ目の感謝としてやらなければいけない のは仕事で結果を出すことこの仕事は先輩 が与えてくれたも同然だったら先輩の顔に 泥を塗らないためにも必死になって仕事を する必要がある研究職という好きな仕事 だったからこそ俺は結果を出すために 頑張ろうと思えたそれから1年が経ち俺は 同じ研究所の仲間と仲良くなりしっかりと 結果を残すこともできていたよう最近 新しい部品が完成したって聞いたけど本当 にすごいな入社してから1年で結果を残し てるやがいるって評判になってるぞ今の俺 がいるのは先輩が助けてくれたおかげです 先輩の顔に泥を塗らないためにも必死に なって頑張ってるんですよそれに先輩が 用意してくれたポストは本当に心地がいい ものですからね毎日研究に没頭できて俺も 幸せなんですよ結果を出そうと思って 出せるやなんてそそういないから自分の 能力ががいってちゃんと分かった方がいい

ぞそれに研究職だからすぐに昇給して くれるかもしれないけど俺よりも給料 もらえるようになったら飯でも奢ってくれ よ先輩も俺の活躍を喜んでくれている みたいだし何より自分のやったことが直接 会社の売上になることは本当に嬉しかった それから俺は仕事を頑張り続けあという間 に年月が経ったその間圧倒的なスピードで 開発を心がけ俺はいつしか研究職の リーダーに抜擢ずっと結果を残し続けてき たからこそ本当に信頼されていたそんな ある日あのさ急な話で申し訳ないんだけど 実は俺会社をやめようと思っているんだえ どうして急にそんな 何かあったんですかまあ仕事でミスしたと かそういうわけじゃないんだけど3代目の 社長と相性が悪かったっていうか俺は本当 にびっくりした先輩は営業職として働いて おりしっかりと結果を残していただから こそ首になるなんて思えなかったけど まさか自分でやめるだなんて なまあ自分でやめると言っても新しい社長 に追い出される形なのが本当に気に食わ ないというのもつい3ヶ月前に3代目の 社長が就任したからだ俺のことを面接して くれた社長が2代目でその息子に当たる 存在まだまだ若かったしそれなりに大きな この会社をまとめあげることはできなさ そうだった けど長が体調を崩してしまいかなり早めに 3代目となったみたいだったこのような ことは決して珍しくはないけど社長として の力量がないのならできる人間をナンバー 2に置いて協力しながら会社を運営して いくこれがセオリーだと思うしかし今回の 場合に限っては全くもってそのセオリー 通りにはいっていないみたいだっ た3代目社長は急に権力を持ってしまった から好き勝手にそれを振り回している 状態全社長は自分の病気のことがあり会社 のことには首を突っ込んでいないからこそ 3大目のやりたい放題の状態になってい た相性が合わないってだからと言って先輩 がやめたらこの会社の損失になるじゃない ですかまあ会社にとっ 俺はやめない方がいいんだろうけど明日 から来なくていいって言われちゃったし なそれに俺も心の底では起業したいと思っ ていたんだよ ねあとは好きにやらせてもらおうと 思う先輩の人生は先輩のものだからこそ俺 が口出しするのはおかしいと思う先輩が 辞めて会社を起こしたいと言うんだったら それを応援してあげるのがが後輩の役目だ と思うけど俺はこの3代目社長のやり方に

は本当に納得がいかなかった自分の好き じゃない人間は権力を振りかざして 追い出すというの かそんなことをしていたらあっという間に 会社がダメになってしまう会社にとって 必要なのは自分の好き嫌いで判断すること ではなく長期的に考えて会社にメリットな のかデメリットになるのかを考える こともし先輩の存在が会社にとって デメリットとなるのなら出て行ってもらう ことを考える必要があるだけど先輩は そんな人じゃないのにここまでの理不尽さ に俺は心の底から怒りを覚えたしこんな 会社今すぐにでもやめてやりたいそう思っ たけどもうすぐ完成しそうな部品の開発 途中だったからこそ俺は無責任なことはし たくなかっただけど先輩が辞めて半年が 経ったある日なんとその3代目社長の牙が 俺に向いてきたあのさああの変な部品開発 した本人か変な 部品実はあの部品を使った取引で苦情が来 たんだよ めちゃくちゃ大きな取引なのにふざける なって俺が怒られてなそれにも研究部門は 撤退しようと思ってるからお前らは全員首 を覚悟しておいた方がいいよいやちょっと 待ってくださいよ急にそんなこと言われて も一体どういった苦情なんですかそんな もん知るかよ第1構想から5年完成させた 夢のようなとかお前らは言っていたけど ちゃんと開発期間も設けずに急いでやった からそうなったんじゃないの か何か血管が見つかったのかそれとも違う ものなのか一体どういった指摘なのかが 分からなかったけどとにかく苦情が入った のは間違いないみたいだったもちろん俺 たちの責任だったら謝るつもりだもしそう だったら欠点部分を修すけどこの社長は花 からそれに取り合う気はなかったみたいと いうのも1年ほど前からこの社長の経営 方針はかなり瞑想していた長年気づいてき た方針を橋から曲げてしまい時代は グローバルだとか言って世界進出をすると かわけのわからないことを言っているそう いったところで先輩とも折り合いがつか なかったんだと思し俺もこんなところに ずっとい続けたら自分の将来が危ないそう 感じるようになってい たとりあえず研究所を解体する話はもう 進んでいるからかこは覚悟しておいた方が いいから なわかりましたならやめさせていただき ますはお前マジで言ってるの無駄な社員が 自らやめてくれるなんてこっちにとっては うはうはだよ自分のことを必要としてくれ

ていない会社にこれ以上とまるつもりは ありませんし今までありがとうございまし た俺がそう言うと彼は笑いながら去って 言ってしまったまあこんなところにこれ 以上長くい続けてもダメなことは分かって いたから別に急遽決めたわけではない俺の ことを必要としてくれる会社ではないのに ずっと働き続けても面白くなんてないまあ 面白いか面白くないかだけで決めるわけで はないしっかりとしていない社長の元で 経営されている会社なんてすぐにダメに なってしまうから だ俺はその後すぐにとある会社に転職する ことになった本当に急なことだったけど その会社は俺のことを心よく受け入れて くれたしすぐに仕事と 開始そして約1年が経った頃 はいもしもしあの部品一体何がどうなって いるん だ俺の携帯にかかってきた電話はあの3代 目社長からのものだった俺はあの人と話す ことなんてないし今更何の連絡をしてきた んだと不思議に思ったけど部品と言われた ことでなんとなく言いたいことは分かった 急に電話してきて怒鳴ってくるっ て常識が何もないんですかねおかしいと 思わないんですかうるせえよそんなこと よりお前がうちで開発したあの部品俺が今 教会でめちゃくちゃ有名になってるんだ ぞ彼はそう怒鳴ってきたけど俺は別に驚い ていなかったというのもあの後俺が就職し たのは先輩が最就職した会社だった先輩は 起業したいと言っていたけどまだ資金も なかったし出ししてくれる人もいない状態 それに計画も立っていなかったことから とりあえず就職することを決めたそうその 会社は先輩が大学時代にお世話になってい た先輩が社長をしているところらしく俺の ことも心よく受け入れてくれたのだっ た俺はそこで今まであの会社で開発した ことを話すとそこにビジネスチャンスを 感じてくれた社長が開発チームを作って くれ俺は半年ほどでその部品を完成させた のだったそれを優秀な営業の人たちによっ て大きな取引になり業界の中でも話題に なっていたのだあれだけ世話してやったの に人のことを裏切るようなことしやがって お前には人に対する恩というものが何も ないのか恩何を言ってるんですか私のこと を裏切って追い出したのはそっちの方 でしょうそれなのに恩も何もあるわけない じゃないですかふざけんなよとにかくあれ はうちで開発したものなんだから使用料を 払ってもらうなり販売を中止するなりして もらわないと

困るまあこの社長がな癖をつけてくるのは 最初から分かっていたこと人筋縄ではいか ないんだろうなそう思っていたけど何も 対策していなかったわけではない俺はそこ まで頭が悪いわけじゃないから なこれでも優秀な成績で大学院を卒業した のだ侮ってもらったら困るそうですね しかし残念ながらもうすでにこの会社で 特許取っていますのでな癖をつけられる 筋合いはありませんよそれに勝手にあの 部品を使った相談をドタキャンしてきたの はそっちでしょうは特許ふざけんなよ そんな話が通じるわけがないだろう社長は ぶち切れてしまったけど俺の言っている ことは何も間違ってない俺は開発してから すぐに特許を取っていたからこの部品は俺 が今ている会社が所有している今更元社長 が出てきたところでどうにかなるような 問題ではないのだそんなこと社長をして いれば分かってると思うのにそれでも難癖 をつけてくるなんて本当に社長としての 能力が低いんだろう なこれ以上は話をしていても平行戦にしか ならないと思うので失礼します何か文句が あるんだったら 会社で雇っている弁護士の人に聞いてみ たらどうですかねまあ業績が振るわなくて 弁護を雇うお金があるかは分かりません けどねちょっと待てよ勝手に話を終わら せるな俺はまだ納得してないからな別に あんたに納得してもらう必要なんて全く ないだけどこのまま何の説明もしなかっ たら何をやられるかわからないしかしたら 今働いている会社に迷惑をかけてしまうか もしれないそう思った俺はめどくさかった けど仕方なく対応することにし たまず説明させてもらいますけど私は あなたの会社で開発をしてそれをちゃんと 取引できるまで持っていきましたよねでも その談をないがしろにしたのはどこの誰 ですかそれにあの 社長がおっしゃっていた問題もこちらでは なく営業の問題だったのは分かってるん ですよ は社長のお知り合いか知りませんけどあの 時1番最初に相談をすっぽかしたから社長 の元にクレームの電話が入ったそれを こちらのせいにしてきたんですよねそれ から相手がものすごく怒っていたから全て がめどくさくなってドタキャンしたそんな 流れじゃないんですか俺がそう答えると元 社長は黙り込んでしまった俺の言っている ことは何も間違っていないからこそ何も 言い返せないんだろうな俺は会社を辞める 前少し調べていたのだことの発端は社長が

新しく中途採用で雇った女性社員が約束し ていた相談をドタキャンしてしまったこと そしてその対応 社長がめどくさがって何もやらなかった ことで全てが悪化してしまったのだ全て あなたが悪いのにそれをこちらの責任にさ れても困りますよチャンスを全て自分の手 で捨てたのはそっちでしょうそれは関係 ないあれは俺の会社で開発したものなんだ から所有権はこっちにあるに決まってる だろうその間の人件費とか全て俺が払って いたんだぞ あの部品はいらないとはっきりおっしゃい ましたよねそれに開発した長方人のことも 追い出したそちらが所有権を主張できる 立場でないことはどれだけ頭が悪い人でも 理解できると思うんですけどお前なさっき から言わせておけば好きかってなこと ばかり元社長は相変わらずぶち切れていた けどまと外れなことを言っているのは事実 それにこっちはすでに特許を取っている からそれをよせと言われても無理な話 やっぱりあの人は無能な社長だったんだな 会社を経営する能力なんてないしそれが 証明されてしまっただけそれに今更後悔し てると思うけど取り逃した魚は本当に 大きかったということ だ別に自分のことを課題評価するわけでは ないけど俺のことをちゃんと評価していれ ばこんなことにはならなかったし今頃 大きな利益を得ることができていたのに 本当に頭が悪いんだなそういうことですの でもう連絡してこないでくださいね悪いの はそちらなんですからいやふざけるなよ そんなこと通じると思ってるのかいやいや それはこっちのセリフですよこれ以上何癖 つけられても知りませんそれじゃあ俺は それだけ言って電話を切ってやった結構 すっきりしたしこれで良かったんだと思う だけどまあ向こう側は全くもっって納得 できないからこのまま終わるつもりはない みたい本当に疲れるしもう関わりたく なかったけど向こうは何度も電話してきた これ以上は俺の仕事に師が出るからもう 対応したくないけどかと言って会社の人に 迷惑をかけることはできないどうしようか なそう思っているとおもに先輩がやってき た真剣な顔をして俺から電話を取る もしもしお久しぶりですね今更こんな電話 をしてきて一体何のおつもりですかあお前 誰だよ首にした社員の名前も忘れるんです ねま覚えてないのも当然か あ先輩は電話に出ると元社長と会話を始め たしかし元社長は先輩のことを一切覚えて いないようだった俺はこの事実に腹が立っ

たしめちゃくちゃにした人の人生のことを なんだと思ってるんだ社長として本当に 失格だなと思 こんな人間に何を期待しても仕方がないの かもしれないなそれに先輩は妙に落ち着い てい た元からこんな社長に対しては何も期待し ていないからこそ驚きすらしないんだろう な営業の工事ですよグローバル進出とか わけの分からないことを言っていたから やめた方がいいですよとアドバイスをし たら首にれ 覚えてないですかああそういえばそんなや がいたなそれで何のようだ何のよも何も これ以上電話をかけてくるのはやめて ください正直言って迷惑ですしこれ以上人 の人生をめちゃくちゃにして何が楽しいん でしょうか人に対する口の聞き方っていう ものを知らないのか先に縁切りなことをし ているのはそっちなのによくそんな 図々しい態度で物事を言えるな元社長は 自分の立場を未だに理解していないよう だったこの状態になったとしても自分は 全く悪くない悪いのは俺たち俺たちが元 社長のことを裏切ったからこうなったそう 思っているんだろうしかしそれは全て 間違い悪いのは全て俺たちだふざけるも いい加減にしろよあんたこっちがどんな 思いであんたに尽くしてきたと思っている んだ会社のため2代目社長のために 頑張ろうそうやって多くの社員があんたが 社長に就任しても頑張っていたのにそれを 踏みにじるような行為をしたのはそっち じゃないか あ俺は昔から人と人との繋がりを大切にし てきた元からあまり人のことを信じられ なかたから俺のことを頼ってくれる人には 何があっても助けようと思っていたんだだ けどあんたは簡単に人のことを切り捨てる し感謝の気持ちのかけらもないそんなこと ばかりやってるから自分の首を閉めること になったんだよお前な確かに先輩の言って いることは間違っていない先輩は俺や2代 目社長など大切にする人のことは自分の ことよりも大事にしてくれていたそういっ たメリットデメリットを超えた関係性が あったから最終的に会社にとっての利益が あったのも 事実会社で働いている人が全員給料のため に働いてると思ったら大間違いなんだよ 社員のことを大切にし1人1人といい関係 を築いていくそれが社長のやるべきことな んだ 社員の声を聞いて会社全体を良くするため に働く自分の理主翼のために権力を

振り返すようじゃ社員は全員離れていくし まともな結果は出ないあんたはそうやって 俺やシジの助言を一切聞かなかったから 最終的に自分の首を閉めることになったん だろうそれを八つ当たりされてもしたこと じゃないよだとしてもなお前たちはこの 会社があったからこそ成長できたんだし それをこんな形で裏切 るっていうのはさっきから聞いてれば裏切 るって言ってるけど先に裏切ってきたのは どこのドイツだ俺たちじゃないぞ社員の ことを無責任に切り捨て裏切ってきたのは そっちだあんたに裏切るなんて言われる ことは一切ね先輩がそう言うと元社長は 黙り込んでしまった俺もここまで怒鳴って いる先輩の姿を見たことがなかったから 少しびっくりしてしまったけど先輩は本気 で言っていた今までの鬱憤を晴らすかの ように元社長に対して怒鳴りつけびっくり してしまったけど少しすっきりもしてい たあんたみたいな人の心が分からない人間 には一生ビジネスを成功させることなんて できないん だ1代目2代目が気づいてきたものを使っ て権力を振り返すんじゃなくて少しは地に 足つけた経営を考えることをしないとこれ からいつまで経っても成功させること なんてできないだろうからてめえそれ じゃあ失礼しますねこれ以上連絡してくる ようでしたらこちらの弁護士に相談して 法的手段も考えますんで先輩はそう言うと 電話を切ってしまったそれからは物の見事 に電話がかかってくることがなくなり やっぱり先輩は頼りになるなと思っ た電話来なくなって良かったですねでも 法的手段 ってまあとりあえずは弁護士に連絡して もらおうかなってそれからどうなるかは 考えてなかったけどあの人って後先考え ないし 弁護士とか法的処置とか言ったらビビる だろうまあ確かにそうかもしれないです ね先輩がそう言ってくれたから俺も少し心 が楽になっ た俺のせいで一悶着あったんだから責任を 感じていたのも事実しかし先輩はそんな俺 の気持ちを察してくれたかのように対応し てくれた本当にこの人はいつまで立っても 頼れる先輩なんだなとつくづく実感する ことができたいつまでも先輩に頼って しまってすいませんありがとうございまし たあの人の言ってることは完全に間違って いたからねそれにお前はただの可愛い後輩 じゃないからさえどういうことですか確か に優秀で俺のことを慕ってくれるいい後輩

だと思よだけどそれ以上に俺の人生をいい 意味で変えてくれた人だからさ追っておけ なかったんだよ先輩の人生を変えた何言っ てるんだろう先輩に人生を変えてもらった のは俺の方だ委に行く選択を後押しして くれたのは先輩就職をサポートしてくれた のも先輩3代目社長の元から救ってくれた のも先輩それなのにどうしてだけど俺の 人生を何度も救ってくれたのは先輩でお前 が必死になって頑張ってる姿を見せてくれ たから先輩である俺もしっかりしないと なって思ったんだよそれにこんな頼りな 先輩のことをここまでしってくれたから こそ俺にできることは何でもやってあげ たいと思ったんだよね俺の尊敬している 先輩がここまでのことを言ってくれる なんて思ってもいなかった本当に嬉しかっ たし一生この人についていこうそう思う ことができたこの人は俺の恩師であり唯一 心を開くことのできる 先輩これからも先輩についていこう何が あってもこの人のことだけは絶対に裏切ら ないようにしよう俺はそう心に誓っ たそれから3年後先輩は独立することに なったその3年間で俺も産と言ったらなん だけど大きな開発を終わらせることができ 先輩の会社に就職起業したてで大変なこと ばかりだけど先輩と2人で本当に楽しい 生活を送ることができている俺には人徳 なんてないしコミニケ能力が高いわけじゃ ないから友達も多くないだからこそ俺の ことを必要としてくれている人のことは 大切にするし1つ1つの縁をないがしろに はしない人間関係というのはものすごく 些細なものだしちょっとのことで壊れて しまうだからこそこれからも先輩との関係 を崩さないようにしっかりとしていこうと 思う お疲れ様でし た1日の仕事を無事終わらせ帰宅の準備を する課長の俺は現場のみんなが帰るのを 見送ると事務所の戸締まりをし鍵を閉め た俺の名前は長井明高校卒業後に就職した 建築に務めて15年になる道路工事から 公園工事などの公共施設の施工を受けおっ ており地道にコツコツやってきたことが 認められたのか俺は去年課長に昇進した 先輩や同僚は昇進を拒み誰かが昇進しない と課長不在になることから俺が課長職を 引き受けたというのが本音だが同僚は俺の 課長昇進を喜んでくれ た課長に昇進したと言ってもさほど給料も 上がらず責任ばかり押し付けられ工事現場 近くの仮説事務所で工事の進捗確認と役人 との対応地域住民のクレーム処理などやる

ことは増える一方だそれに加えて現場の 職人はっぱやい人もいてトラブルも多く この人たちを取りまとめるのは本当に大変 でこれに一番苦労しているただ俺が就職し た頃から我が子のように可愛がってもらっ た恩もあり実際この人たちが仕事を しっかりやってくれるので施工の評判は よく次の仕事につがっていることから仕事 を続けられているの だその日は昼から雨が降っており工事を1 時中断させ職人全員仮説事務所の中で雨が 上がるのを待っていた俺はこういう時は 事務仕事をせず職人と世間話などをして コミュニケーションを取るようにしており 久しぶりに職人たちと話をしたたまたま今 の2代目社長の話になった時のことだこの 会社の2代目社長は和田さんという人だが 現場に出ることや職人と一緒にいるのが 嫌いな人で俺も入社してから社長が現場に 来たのも見たことがないいつも綺麗な スーツを着てピカピカの高級車に乗って いるので砂ぼりの舞う現場に来たくないの だろうそう思っていると伊沢さんという 職人があることを教えてくれ た社長も若い頃は現場に出てたんだが なある職人の1人の怒りを買ってとんでも ことになっていら現場には出なくなった俺 たちみたいなのが怖くてし揺れないんじゃ ないかまあ俺たちとは生まれた環境も育っ た環境も違うだろうから話も合わんだろう が なそう言って笑って いるそうなんですかね現場の皆さんがいい 仕事をしてくれるから次の仕事につがっ てるんだし週に1回くらい来て老をねって やってもいいと思うんですけど俺はいつも 皆さんに感謝してますけどね特に伊沢さん には現場のまとめ役をお願いしてます しそう俺はいつも伊沢さんには感謝して いる伊沢さんはうちの会社の現場の職人の 中でも1番に仕事ができる人でこの人の 指示に従わない職人さんはいない俺の現場 には率先してきてくれるので俺が1番頼り にしている存在 だお前も者した頃は大変だったろうによく 耐えられたなあ根性あるじゃねえ か怖かったですけどね職人さんの仕事 っぷりが格好良かったし親父も職人だった から憧れもあったんだと思います俺がそう 言うと親父さんは何の職人してん だそう聞かれたので父のことを話すことに したうちの親父は大工の頭領でした高校生 の頃は週末手伝いに行ってましたよ木造 住宅は年々減っていて親父の仕事は減る 一方でしたけど職人気質で黙々と仕事して

いました ねしていましたねって今はしてないの か沢さんが心配そうに 聞く俺が高校年生の頃の冬休みに胸あげ式 に出てたんですけど怪我して足の骨を折っ たんですよね行衣症が残って現場に出るの が難しくなって廃業しました小さい頃は あちこちで家が立って親父も生き生きと 仕事できてたんです結構名しれた大工だっ たみたいで夜遅くまで作業場で木を削っ てる親父を見てましたけどかっこよかった です俺も大工になりたくて高校も建築家の ある高校に進学しました木造住宅が減って 大工も食べていけなくなるからってそれで こっちに路線変更です俺がそう言う とそうか俺たち職人は体が資本だからな 怪我したら仕事にならないし1つ間違えれ ば大怪我に つがるだから俺俺は口うるさく言ってるん だ怪我したからって誰が生活を守って くれるわけじゃないし俺の連れも工事中の 事故で亡くなってるやつもいれば手足を なくしたやもいるそうなると使い捨て みたいに扱われた よ伊沢さんは話しながら怒りがこみ上げて きたようだっ たそれでも完成すれば気持ちがいいしなん と言っても俺たちの仕事は地図に乗るから なそう言うと伊沢さんはバックから地図を 出して俺に見せてくれたその地図には付箋 がたくさん貼られており日付が書かれて いる何の地図ですか印いっぱいついてます ね俺がそう言うとそうだろう俺が中学を出 てから今までしてきた公園だったり道路 だったり毎年新しい地図が発売されると そうやってつけてるんだよ中には亡くなっ た公園もあるけど なあ自慢できることなんて何もないけど 自分なりに世の中に貢献できたかなって 思うよ俺が携わった公園とかたまに行っ たりするとな子供たちが遊んでるの見て 元気もら してるん だそう言って教えてくれ たその地図には俺が幼少期へ遊んでいた 公園や公共施設にも印がついており伊沢 さんの歴史に触れさせてもらえたようで 嬉しかっ たすごいですよ伊沢さん伊沢さんだけじゃ なくてここにいる皆さん本当にすごいです 俺も地図を買って今までやってできた現場 に印しつけ ます俺が目を輝かせてそう言うとそうしな よお前に子供ができた時に見せてやると いいそして連れて行って遊んでやるん

だ俺は結婚してなくて子供もいないから お前が結婚して子供ができれば孫みたいな もん だそう言うと職人みんなが笑ってくれた俺 はさんから渡された地図を見続けると涙が 出てきてそれを見た他の職人さんから心配 さ れるお前泣いてるの かそう言われた俺は慌てて涙を拭いえあ いやなんかすごいなって今みたいに重機や 道具も良くない時代からだからすごい苦労 もあっただろうしこんなに日本全国渡り 歩いたんだて思ったらなんと なくそう言っているとまた涙が出てきて 言葉に詰まってしまっ た俺たちの中には訳ありな連中も多いから な現場から現場に流れてその場で久しぶり の再開を果たしたりそれを繰り返して 仲良くなったやと行動を共にしていくん だそんな中このの仙台社長に拾われて社員 にしてもらったんだが2代目はだめだな何 も分かってないしあいつにはついていけ ない俺もその通りだと思った社長は理想や 想像でしか物を言わないので何度も衝突し ている先代の社長はそうではなかったが2 代目の社長は利益しか追求せず嫌いな部下 は自分からめるまで嫌がらせをし同僚から も嫌われていたのだ俺はよく社長に反抗し ていたから社長に嫌われているようで機嫌 が悪い時など特に絡まれていた俺はそれに することなく平然と立ち向かいそれがまた 社長の勘に触るのだろう嫌がらせは エスカレートするばかりだ俺は職人さんと も仲が良く先代から俺はやめさせるなと釘 を刺されていたようで俺に対してやめろと いう言葉は使わなかった嫌がらせにも屈し ないことから辞めても行くところがないの だろうと思っていたのかもしれ ない誰も味方のいない社長は会社にい づらいのか社長室から出てくることも なかったし出社自体もそんなにしなかっ た結局その日は雨も上がりそうになく 上がったとしても仕事は続けられそうに なかったので早めに上がってもらうことに する2時間ほどではあったが色々話が聞け てよかったと思った俺は事務仕事があった ので本社に戻り机に向かっていると社長が 俺の前に現れ た俺が社長を見上げている となんでここにいるんだ俺を見下ろし ながらそう言ってきたこの雨だし作業が 進まないから現場の仕事は終わりにして 職人さんには引き上げてもらいましたよ俺 がそう言うと何勝手に帰らせてるんだよ雨 きて仕事させればいいだろ誰が給料払っ

てると思ってるんだ 呼び戻す社長は機嫌が悪いのかそう言って きたのでこの雨の中仕事させて怪我させ たらどうするんですか職人さんは体が資本 なんですよ病気や怪我をさせないように気 を配ってスケジュール組んでますから納期 通りに終わらせますから安心して ください俺は職人を守るためにそう言うと 工事が早く終われば利益は大きくなるだろ さっさと工事を終わらせろ現場が終わっ たら職人は帰らせればいい そんなことしたら次の仕事まで職人さんは どう食いつなぐんですかこっちの職人さん の半分は個人でやってる人です よそんなことは俺には関係ない早く終わら せて研修をあげてもらうんだ分かった なそう言うと社長は引き上げていった俺は 何も分かっていない社長に腹が立ったが 社長に言われたことを職人につねたら大変 なことになりそうだったので無視して スケジュール通りに作業を進めることにし たその日のうちに雨は上がり次の日は晴天 に恵まれ朝から作業を開始していると社長 が現場にやってくる作業をしていた職人 たちは手を止め社長の車を目で追っていた ようだ社長が来たことを無視して仮説事務 所の中で出書類を食っているとおい何やっ てんだ職人たち遊んでるじゃないかそう 言いながら仮説事務所に入ってくる俺が外 に出て職人の方を見るとこちらを見ていた の で社長がこの現場に初めてきたからじゃ ないですかお疲れ様くらい声かけてあげて くださいよ俺がそう言う となんであんな奴らにそんなこと言わ なきゃいけないんだよ住む世界が違い すぎるんだ よその言葉にカチンと来た俺はついそんな こと言うから職人に痛い目に合わされるん です よそう言った瞬間社長が俺に迫ってきて なんだとお前はその話を誰から聞いたんだ よあの中のドイツ だ社長の怒りっぷりから思い出したくない 過去だということが わかる若い時に職人から怒られてきた俺は 社長に迫られても何ともなかった社長は それが気に入らなかったのか俺を見て ニヤニヤしながらこう 言う有名大卒エリート新卒を採用したから お前はもうよなしこの現場も今日までだ つまり会社が今日までだな そう言われたの だありがとうございますそうさせてもらい ます俺は売り言葉に買い言葉でそう答える

社長は想像していなかった俺の答えに 情けない声で はそう言っていたただならぬ雰囲気を感じ た職人たちが俺と社長の元に近寄ってきて 取り囲むそして伊沢さんが声をかけてくれ た おい長いどうしたなんか困ってるの かそう言うと他の職人が誰だそいつお前に はお世話になってるし助けてやろ かそう言いながら社長に 詰めよる俺はこの会社の社長だぞ俺に手を 出したらどうなるか分かってるの か後ずさりしながら震える声で言っている 俺との時とは随分態度が違うなそう思って いる と長いこいつらに仕事するように言えそう 言い出したので皆さんこちらは大丈夫です ので仕事しましょうそう声をかけると本当 に大丈夫 かそう聞かれたので頷くと戻ってい た相変わらず礼儀を知らないらめだから 社会に馴染めないんだお前含め全員首 だそういう社長に俺は切れそうになって つい行って しまうどうぞご自由にじゃあ帰りますんで そう言って事務所に戻り支度をする とこの仕事が終わったろて意味だよこの 仕事はお前の責任で終わら せろそううと怒りに任せて事務所の扉を 閉め車に乗り込むと急発信させてその場を 去っ たその後昼休みになりみんなが食事休憩に 戻ったタイミングで社長が来て何を言った かを説明し た実は昨日皆さんに帰ってもらった後本社 に戻ったんですよでなんで本社にいるん だって聞かれたからがみそうにないから皆 さんに帰ってもらったって言ったら 呼び戻して作業させろって言われ て具を着て仕事すればいいじゃないかって 1日も早く工事を終わらせてみんなを帰ら せろとも言われまし たそう言い続けて職人さんは体が資本だし 病気とか怪我されたら困るからって 呼び戻すのを断ったんですよそしたら さっき名大卒エリート卒を採用したから お前はもうよなしだって言われてカチンと きちゃいましたそれで反抗して たら首だっ て俺がそう言う とそうかじゃあお前がやめるならみんなで やめるか長いお前会社作って社長やれ役人 もお前のこと信用してるしおが社長をする なら俺はお前についていくあいつがいても いなくても関係ないしなむしろいる方が

気分が悪くなって仕事に察しろ や伊沢さんの言葉に他の職人たちも大きく 頷い たこの仕事が終わるまでは責任持ってや れって言われましたけどどうし ますそんなこと聞く必要ないだろまた 使い捨てみたいなことされるだけだぞその 有名大学出身の兄ちゃんが1人で頑張るん だろそう言うとみんなが笑っているそう ですよね頭いいから1人でできる方法知っ てるでしょうね今日まで仕事きっちりやっ て明日から休みますか伊沢さんが言って くれたように会社を立ち上げようか なここにいる皆さんとまだまだ地図に乗る 仕事やりたいです し俺の言葉にみんなが拍手して くれる明日1日はボイコットで休むとして 明後日からどうするか社長の出方次第で 考えますかね明日皆さんには連絡入れます の でその日はみんなできっちりと仕事をする と仮説事務所を綺麗に掃除し仕事を終えた 俺がその後本に戻ると社長の姿はなかった お 帰り騒動量に声をかけられる と社長に大卒のエリート雇ったからお前は 首だって言われたけどやめていいよな俺が 唐突にそう聞くとえ工事の途中じゃないの かいい の大卒のエリートとやらにやらせるんじゃ ない1人でもを終わらせるを知ってるん じゃないか な同僚は呆れて社長何も分かってないよな お前がいないと職人さんたち動いてくれ ないのに職人さんたちなんで言ってたまだ 話してないのかそう聞かれたの で俺に会社越して社長をやれってそしたら ついていくからてみんながそう言って くれるなら会社起こしてもいいと思ってる よ そう話していると周りにいた同僚も2代目 になって会社がつまらなくなったよな俺も 長いが社長をしてくれるならついていくぞ 俺を役員にして くれそう言って集まってきたそんな簡単に はできないだろとりあえず明日うちの現場 はボイコットするボイコトって現場に出 ないのかああ出ないエリートにやらせれば いいんじゃないそのためにやっとったん だろうしそいつができなきゃ社長が出て やればいいそういう と明日出社したら絶対巻き込まれるな俺も 明日は休むことにしようそう言って有給 休暇を取っていたその後会社に不満がある 人は明日1日出社をボイコットしようと

いうことになりみんなにメールで知らせる と翌日はは誰1人出社しないことになっ たここまで社長に人望がないのかと少し かわいそうな気持ちになったが社長の会社 での振る舞いを見れば仕方のないことだっ た会社支給の携帯電話もみんなの机の上に 置き社長と連絡が取れないようにする会社 の近くに住んでいる同僚が社長が出勤した 時の状況を教えてくれるそうだその日は みんなでに行くことになり夜中まで飲んで 騒いだ翌日は昼前に目を覚まし本社近くに 住んでいる同僚に電話をかけて会社の状況 を聞いたお疲れさん社長を出社したのか俺 が聞くと面白かったよ会社に来て車が1台 もないのに気づいて周りをキョロキョロし てさエントランスも空いてなくてガチガチ やったら警備会社が飛んでくるし朝からご 機嫌斜めみたいだぜしかも大卒のエリート 君連れてきたからなだいぶ恥かいてると 思う ぞ俺は社長のその姿を想像して吹き出して しまったでその後 は自分で鍵開けて中に入ったみたいだけど 慌てて出ていってエリート君とどこかに 行ったから君が担当する現場に行ったん じゃないかそれどれくらい前の話だ30分 くらい前だ な俺はとっさに時計を 見る本社から現場までは1時間弱かうち からは20分だからまだついてないだろう し行ってみようかなそう言うとバレたら やばいんじゃないかそう言われたがその時 はその時でやめるって言うよ社長の慌てが 見てみたいそう言いながら身宅を整え家を 出た現場の前を通りすぎると社長の車は なかったので俺は車を見えないところに 隠し建物の影に隠れ社長が来るのを待って いたすると5分後くらいに社長が来た遠く から見ても慌てている様子だったが エリート君を連れているので工事現場を 見せながら工事内容の説明をしているよう だったエリート君は社長の説明に頷いてい たが会社のこの状況に困惑した様子だった そのまま社長たちの同行を見ていると市 役所の車がやってくるこれは面白いことに なったと思って見ていると社長は役人に頭 を下げている様子だったその横でエリート 君は呆然としている役人が車に乗って去る と社長は地面を蹴って怒りを荒にしており それを横で見ているエリート君はその場 から走り去ってしまった社長は必死に 呼び止めている様子だったがエリート君は 1度も振り返ることなく消えていくさすが 頭がいい人はよく分かっていると関心して いると社長も車に乗ってどこかに走り去っ

たそれを見届けて俺は役人に電話をかける お世話になっております勝手に工事を止め て申し訳ございません俺がそう謝る と何があったんですかそう心配そうに聞か れたので昨日の出来事を話し たそうなんですか確かにあの社長さんじゃ そうなりますよねうちとしては工事を日程 通りに終わらせてもらえば問題はないです が1日休んだ分の工事費はどうなるのって 話になるし工事日数に誤差が出ると今後の 見積もりにも響くから控えてくださいね 役人らしい頭の硬い人の回答が帰ってきた 申し訳ありません俺が素直に謝ると我さん 会社を起こすなら全面強力で仕事を出し ますよただこの現場をちゃんと終わらせ たて話になります がわかりました明日から現場に出ます今日 休んだ分は土曜日に回して作業進めますの でご迷惑おかけしまし たそう言って電話を切ると今度は伊沢さん に電話をして明日から仕事に出てもらう ようにお願いするただ俺は一度本社に顔を 出した方がいいだろうと思い社長と話をし て現場に行くことを伝えた その後は他の職人さん1人1人に連絡を 入れ全員翌日から出勤してくれることに なった同僚全員にも電話を入れ状況を説明 しみんなも明日から出射すると言っている みんな社長を嫌っていることは知っていた がそれ以上に俺を信頼してついてきて くれるのが嬉しかっ た翌日本社にはは同僚全員が同じ時間に 出社したが社長はすでに出社していた車も ありエントランスも空いているが俺たちが 来て物音がしても社長室から出てこない みんなでどうしようか考えていると社長室 のドアが開い たそれまで社長室の方を見ていたのに一斉 に机に向かって仕事をしているふりをする とまら昨日は勝手に休みよてお前ら全員 言及だそれが嫌なら次表を書いて出て いけそう大声でとなったすると早速俺は コピー用紙を取り出し次表を書き出すそれ を見た同僚も一斉に次表を書き出しそれを 見た社長は壁を叩くと会社を出ていって しまっ た俺はをきえると開かれたままの社長室に 入り社長の机に標を置き現場に向かっ た現場に向かうと伊沢さんが指示をし ながら作業は進められており役人も 立ち合ってくれている俺は車を止めみんな に集まってもらい話をし た遅れてすみません標を出してきました この場を終わらせたら退職しますが会社を 起こして皆さんと仕事がしたいと思って

おりますついてきてもらえます かそう言うと職人たちは喜んでくれた じゃあ張り切って仕事して終わらせる かそう言って作業を再開し俺は役人と仮説 事務所で話をし た朝社長とも会いましたけど昨日勝手に 休んだから言及だって言われまし たお仕事は定期的に頂いてるのに金に困っ てるんですか ね俺が役人に聞くとそれはないと思います よ仙台の時より見積もり書は高くなって ますし私も上司に突っ込まれて困ってます この現場が終われば次の仕事の受注までは 時間あるからその間に会社起こして ください よ 俺は役人の後押しもあり本格的に会社を 起こす準備を始める同僚にメールを打ち そのことを伝えると同僚もついてきて くれる話になっ た工事終了予定日は2週間後に迫り俺は 急いで企業に関する書類を作った個人で 雇われている職人さんの希望を聞き社員に なりたい人は社員とするとし迎え入れる ことにし雇用に関する法律や保険制度に ついても勉強 する俺が起業することを知った重機や レンタルメーカーがいろんな人を紹介して くれ人の繋がりであっさりと会社を起こす 目処が立っ たこんなに簡単なのかと思っていたがそう ではなく俺の15年の積み重ねがそうさせ たと後から知ることに なる最大の問題が1つ残っておりそれは 事務所の場所をどうするかというものだっ たそれなりの社員数になるため駐車場を 確保しなければいけないし重機や工事道具 を管理する倉庫も必要 だそれらを建設するには時間も賃金も なかっ たうちの会社を買い取る方法はないか 家でそう考えていると登録されていない 番号の通知がされ携帯電話が鳴って いる もしもしもしもし長い君かね久しぶりだ ね電話に出ると仙台の社長からで俺は突然 の電話に驚い た社長の座を降りてからは1度も会社に顔 を出すこともなく元気にしているのかも誰 にも分からなかったから だうちの背がみんなに迷惑をかけてしまっ ているようだ なあみんなの地標が社長室の机に置かれて いることを知ってせがれは少水しきって しまっているようだこれはうちのせがれが

悪いことだから 仕方ないせがれに試練を与えるつもりで 会社を渡したがせれには無理だったよう だ仙台社長はそう言い続けて遅かれ早かれ せがれに会社を任せた時点でこうなること も覚悟していたから私には後悔はない せがれも他の事業をしてそちらで家族を 食べさせていけるだけの利益は出せそうだ と言って いるそこで会社を君に譲りたいと思うのだ がどうだろう か願ってもないチャンスが突然舞い込んで きて俺はびっくりした何かの罠じゃないか と思い俺は聞い たとてもありがたい話です事務所をどう するかだけが問題だったのでしかしなぜ私 に声をかけてくれたのですか会社は売る こともできるの に職人たちから電話をもらってな 伊沢さんからですか伊沢君だけじゃないぞ 他の社員も含め数十人から電話をもらっ たみんな私と仕事をしたことがある職人で 君とも仕事をしたことがあるみたいだな 気難しい職人があれだけ君を認め応援して いるあれだけの信頼を得ることがどれだけ 大変なことか私は分かっているつも だ君なら会社を譲としても何の後悔もない 後悔するとしたら会社に誰もいなくなる こと だあの会社は本当に苦労して立てた会社だ から なあそれは職人たちも言ってくれ た仙台社長の言葉に目頭が熱くなるのを 覚えた せがれは君に人望があることを妬んでいた ようだせがれからの嫌がらせはそれが理由 だったようだ器の小さい背で申し訳なく 思っている よ仙台は2代目の代わりに謝って くれる仙台がそう言ってくれるなら ありがたく俺が言葉に詰まっていると こちらこそありがとうでは明日会社に顔を 出してくれみんなに私から 伝えよそう言って電話を切ると伊沢さんに 1番に電話しこのことを伝え た伊沢さんありがとうございます俺なんと 俺を言ったらいい か仙台に電話したのは俺だけじゃないだろ みんなお前によくしてもらったからだよ俺 よりお前の方が職人からの信頼はあると 思うぞ実際お前の独立を聞きつけた連中 から何かしてやりたいって言われてたんだ それで先代にみんなで懇願しようってなっ たお前の人望がそうさせたんだ社長になっ ても忘れるんじゃない

ぞ伊沢さんは続け て仙台が来るなら俺たちも一度会社に行く ことにしよう何か重大なことを発表するん じゃない かそういう伊沢さんにお礼を言い電話を 切るとその日は仙台に電話してくれた職人 さんたちに感謝しながら眠っ た翌日俺が出社すると仙台はすでに出社し ており同僚と話をしている遅れて職人たち も会社に集まり仙台が話を始め た長井君が大将して会社を起こす話を職人 たちに聞いたみんな長井君のために協力し たいと言ってきてくれたそこで私はこの 会社を長い君に譲渡することに決めた意義 を唱える人はいるか ねその問いに意義を唱える人は なくそれでは正式に会社を譲渡する準備を そう言って弁護士や税理士を紹介された誰 からともなく拍手が起こる と徐々に拍手は大きくなり俺は1000円 を受けた仙台から挨拶を促された俺は みんなの前に出 て皆さんのおかげで最大の問題だった事務 所問題も無事片付きましたこの5本はこれ からの仕事でていきますこれからも よろしくお願いし ますそう挨拶をして頭を下げた仙台社長が 会社から出るのを見送ると早速身体性を 作ることに する同僚と話し合い役職を決め職人さんで 社員になりたい人は正社員として迎え 入れると身体性を気づいた社名をどうする かは意見が分れが名を残すことが仙内への 恩義になるだろうとそのままにすることに した俺は市役所や重機やリースメーカーお 世話になっているところ全てに挨拶に行き 社長就任の報告をするどの人も俺の社長 就任を喜んでくれ今後の付き合いも変わら ず続けてくれることを約束してくれた社長 就任の祝いと言って仕事を出してくれる 顧客もあり会社は忙しくなってくる職人 捨てで職人を集めてもらい仕事をこなして いくと次第に大きな仕事も受注できるよう になった相変わらず社員になりたい職人は 社員にしていき経験のある人は現場監督を 任せるといくつもの仕事を受けられるよう になる気がつけばその市では1番の建築者 になってい た俺は日に1度は現場に顔を出し コミュニケーションを欠かさず取って いる毎日顔を出して大したものだなそんな に俺たちのことが信用できないの か伊沢さんが笑いながらそう言ってくる俺 はみんなにお茶を配り ながらそんなことないですよ俺も現場に出

たいん ですで書類作ってる方が気が楽ですよと 言っても皆さんがいい仕事してくれるから 営業しなくても仕事は入ってくるし俺が みんなのためにできることは顔を出してお 茶を配ることと感謝を伝えること ですそう話すとそれで十分なんだよ不満が 全くないって言えば嘘になるかもしれんが みんなのわがまま消えてたら会社は立た ないしな誰もやめたがらないし今ぐらいが ちょうどいいんじゃない かそう言われたことに救われた気がした俺 は次の現場に行くことを告げコンビニでお 茶を買い次の現場に 向かうどの現場にもキャラクターのいい 職人がいてその人に会うのが楽しみで現場 に出るのもあっ た一通り現場を回り終わると会社に戻っ 社員と話をする現場で気がついたことや 職人さんの健康状態などを担当者に告げ フォローを促すそれが日課で気がつけば5 年の月日が流れとうとう伊沢さんの定年 退職する日を迎えてしまったこれまでも 多くの職人さんの定年退職を見送ってきた が伊沢さんの定年退職は寂しさも大きかっ た 仙台とこの会社で出会って俺の人生は一変 しました流れ流れてこの地にたどり着いて 仙台に引き取られ長いと出会ってこの地に 骨をうめる覚悟ができた小さいながらも家 を建てられたし皆さんのおかげでいい人生 ですこれからも社員みんなで力を合わせて 会社を盛り上げていってください 伊沢さんのその言葉に拍手が湧き伊沢さん は職人に囲まれて礼を言われて いる伊沢さんが去るのは会社としてもい だったが酷使し続けた伊沢さんの体は限界 だったの だこうやって去っていく人もいれば働き たいと希望して入社してくれる人もいる俺 は入社を希望する人は過去ががどうであれ 必ず採用するようにし た1人でも多くの人が職にありつけ生活が 成り立てば犯罪も減るという自論があった のだそれは荒くれた職人が働くことで世間 に認められ落ち着いていった経緯を見てき たからでも あるこうやって出会いと別れを繰り返し ながら会社は存続していくのだろう俺も いつかこの会社を去る日が 来るその時に後悔のないようにこれからも 社員のことを考えて社長職を全頭しようと 思っ たあんたって高卒だからどうせ何もでき ないわよ私がなんとかして

あげるここは語ペラペラの私に任せて高卒 くあちょっと待って ください見て なさい沢田係長は俺の作った資料を奪って ニヤニヤしていただがその直後に絶望的な 顔をしたのであるだってその資料 は俺の名前は山本ひ36歳の男性 サラリーマンだいい年して彼女もいないの で周りからかわいそうな人間だと思われて いる らしいまあ俺はどう思われてもいいが確か にいい年して何してるんだろうなと思う ことはあっ た俺はいつも美人な年下た女上司に呼使わ れているその人は沢田さんと言って彼女は 30歳で係町の職についた沢田さんは自分 をまるで女王様か何かと勘違いしている ようでちょっとでも誰かがミスしようもの なら鬼の首でも取ったかのような態度をし ていたあららこんなミスしてるの誰れた ああそこのあなたかしら 全くこれだから底辺大卒の新入社員は ちょっと田中さんあなた気を引き締めて くれるここに入って何ヶ月だと思ってるの いくら新入社員でも許さないから ねチクチクお子を言っていたので20代 前半の若い女性たちからはヒステリック おばさんと野されていた彼女もどうも ヒステリックな自覚があるらしく最近は メンタルケアにいいと言われているサプリ を飲んでいたなんだか怪しいパッケージ だったのでそんなもの飲んで大丈夫なのか なとちょっと心配になってきたので あるなんだがパッケージの色が毒々しいし 常在の色も変だ欧米のお菓子にありそうな すごい色をしている 俺からしたら飲むのをためらってしまい そうな色だったあのかかり長それなんだか 怪しくないですか色もどぎついしちょっと 体に悪そうですよ はあこれはストレス軽減サプリなんだから 体に悪いわけないでしょうこの青色は心を 落ち着かせる作用があるのよそれと緑の本 はのハーブを使っているし合成の科学品 なんて入っていないの私風を引いてもこの メディカルアロマティック車のものしか 飲まないんだからは あそうです か最近の人は風邪引いたらすぐに薬に頼る わよねそれよりサプリとハーブよあとネギ を首に巻いて寝たら一発なんだから知恵を 知らないなんて最近の人は頭が悪いわこう いう昔ながらの治療法でなんでも治っ ちゃうんだ からやっぱり沢田さんは何かおかしなもの

に系統していると思ってしまったネギを首 に巻いて寝るなんて一体いつの時代のお ばあちゃんの知恵なんだろうかまだ30歳 なのになんだかババ臭いことを言っている し代錯誤だなと思ってしまったでも最近は こういう医薬品に頼らない生活をする人が いるらしいハーブだのなんだかよくわから ない水だのが体にいいと信じて病院に極力 行かないようにするとのことだあと沢田 さんはマクロビがどうのとか言っていた けれどそれもよくわからないなんだか健康 そうなお弁当を持ってきていたけれど俺は その弁当を見てうわ草みたいなのが いっぱい入ってると思ってしまった大変 失礼な感想ではあるが彼女のお弁当には謎 の葉っぱがたくさん入っていたのだそれら は珍しい野菜の葉っぱとハーブだった多分 自分の家のプランターで栽培したもの だろう彼女はベランダで何かの薬草とか 野菜を育てていると言っていたからだ沢田 さんはお菓子や白米パンをほとんど口にし ないだから常にカロリー不足でイライラ しっぱなしだったそんな風になるくらい なら普通に食べればいいのにと思ったが体 に悪いからと言って食べていないでも逆に 病気になりそうだししっかり食べて欲しい なと思った 俺なんかが気にかけても彼女は嬉しくも なんともないだろうでもイライラされて こっちに八つ当たりされることもあったの で栄誉はやはり大事だと痛感した俺は高卒 なので沢田さんからさげまんていた沢田 さんは中学まで父親の仕事の都合で アメリカに住んでいたらしいその後は日本 の高校と大学に行ったそうだがそこも名門 コとのことだっ た山本さんあんたちょっとこれどういう ことなのクレームが入ってたんだけど あんたきちんと対処してなかったんじゃ ないのもう勘弁してよねこっちが謝るはめ になったじゃないのいえ私はきちんとお客 様に説明いたしましたですがなかなか納得 していただけずすみませんそうやって 言い訳するのね全くこれだから無能は嫌に なるわもっと丁寧に仕事ができないわけ あんたそんなのじゃ首になってもおかしく ないわよそもそもねうちにあんたみたいな 高卒がいること自体がおかしいのよこっち はエリート名門大学を出ているっていうの になんでエリート大卒できこ の私があんたみたいな底辺を指導しないと いけないの かしら上の人間も何考えてるかわからない わこんなの雑用じゃないの私に押し付け ないで欲しいわ

ねそうですね係長はとても立派な学歴です ねでも私は自分が高卒だからと言って悲観 的になったことはないですよ卒でも良かっ たと思いますからはちょっと笑わせないで よ高卒でも良かっただなんて本気で思っ てるのそれ本気だったら相当おめでたい頭 ね日本の大学進学率はもうご割り越えなの よ半数以上の人は大学に行っているの あなたは大学に行けなかった負け組よ 負け組男で大学に行ってないなんてありえ ない わそんなのだから結婚できないの よ大学にいても結婚できない女性もいるの でなんと もあんたそれ私のことじゃないでしょうね なんてこと言ってくれてるのよ最低 ね誰も係り長のことなんて言ってません よちょっと意地悪だったかなと思った けれど意地悪なことを言う人間に対しては これくらい言ってもいいだろう俺だって 大学に行きたかったけれど事情があって いけなかったのだみんながみんな恵まれた 環境にいるわけではない沢田さんはお父様 が照射勤務で相当稼いでおられたようだし 大学の費用だって小学金など使わなくても よかっん だろう俺は他人のことを考えられない沢田 さんのことを残念に思ったどれだけ頭が 良かったとしても彼女は本当の意味では 賢くない真に賢い人というのは他人を尊重 して決して馬鹿になどしないはずだから だ会社でとある企業との取引が始まること になったうちの商品を海外に輸出するのだ がその数は桁外れである今までも海外輸出 は幾度となく行われてきたがこの取引だけ は特別なものになるとのことだっ た俺が担当として指名され沢田さんは 面白くなさそうだったなんで俺みたいな 底辺が大型案件を担当するんだと思って いるに違いない 俺だってドキドキしていたし本当に役目を 果たせるか心配だったが任命されたからに は頑張ろうと思ってい た相手は外国企業でイサー者と言った イーサー者の担当さんももちろん外国人な ので俺は気を引きしめて資料を作成してい たどうせ山本3人は者の案件なんてでこ ないわ英語も分からないんだし資料も作れ ないでしょ ねてこするがいいわねえお願いだから恥 欠かせないでちょうだいよね分かってるの まああんたはどうせGoogle翻訳でも 使うんでしょう ねはあまあ勝手にそう思ってて ください何よ強がっても無駄よ

あんたみたいな底辺がこんな大型取引を こなせるわけない わ真っ白な資料とか出さないでよね我が者 の恥だ からまさかそんなことするわけないじゃ ないですか係り町こそ業務が溜まっている んでしょさっさとしてはどうですか皆さん がチェックを待っています ようるさいわね黙ってなさい あんたにいちいち言われる筋合いないの よ沢田さんはカリカリしながら自分の業務 をやっていたその間もずっと怪しげな サプリを飲んでいるので気になって 仕方な噂ではそのサプリにだいぶお金を かけているとのことだったけれど彼女は常 に苛立っているので効果なんてない偽物な んじゃないかと思えてきた 沢田さんのヒステリック具合と言ったら ほぼ病気レベルだもう俺は彼女は かわいそうな人間なんだと思ってほとんど 無視していたそうして俺はある日やっと 資料を作り上げ たよしやっといいサーシャの資料ができた ぞはあ疲れたあらあんたにしては早いじゃ ないのえまあさて私がチェックしてあげる えいいですよどうせ分かりませんからは あんた何言ってるのこっちはかり長よそれ にあんたより英語なんてうんとできるの だって私はアメリカの帰国市場だからはあ あんだって高卒だからどうせ何もできない わよ私がなんとかしてあげるここは英語 ペラペラの私に任せて卒君あちょっと待っ て ください見て なさい沢田さんは俺が作った資料を奪って きただがその直後目を見開いていたの だアラビアの談頑張ってください え長が何とかしてくださるんですよね じゃあ私は隣で黙って聞いておきますそれ でいいですよねかかり長ま待ってよ ちょっとこれどうなってんのなんで アラビア語で書かれているのよ何これ全く 読めないわえだってイーサー者はサウジの 会社ですからアラビア語の方がスムーズか なと思いましてだめでしたか ねでもあんたは高卒 でしょ外大卒とかじゃなかったはずよどう してアラビア語なんかかける のさあどうしてなんでしょうね不思議です ね俺はすっとぼけたふりをして係り町の前 でニヤニヤしてやった係り町はガクガク 震えて顔面蒼白になって いるイーサー者との相談は明日なので今 から語をやったって無理だアラビア語は 世界でもかなり難しい言語の方に入るので

漬けで覚えられる人間がいたら天才と 言えるだろう俺は沢田さんが震えながら 資料を手にしてぼーっとつったっている横 で自分の業務に戻っ たそしてイーサー者との談の日がやってき たもも俺とさんの2人で行く予定だったの でいいが俺は係長に説明は全て任せますね と言ったら彼女は泣きそうな顔をしていた ちょっと俺は意地悪しすぎたかなと思って しまったが沢田さんもやけくそになってい てなんとかして説明をアラビア語でやると 言いきってい た本当に大丈夫かなと思ったが彼女がやる とっているので任せることにしたイーサー 者の担当者はサウジアラビア人のアフマド さんだアさんは40代くらいで見た目は とてもイケメンだ沢田さんはアマさんを見 て顔をあめていたが彼が指輪をしているの を見て既婚者だと気づいた らしいそれでちょっとショックを受けて いる様子だっ たさんは日本死者に来てまだ1年だと聞い ていただから日本語はそこまでできない だろうと思って俺はアラビア語で資料を 作ったわけであるま説明は沢田さんがする と言い張っているし任せることにしたあ サラムアライクム 沢田さんはアラビア語のこんにちはを言っ たするとアフマドさんはニっとしたやはり 母国語で話されるのは嬉しいのかなと感じ た我々日本人が外国人に日本語で話しかけ られても嬉しいだからきっとそうなん だろう笑む スラムアフマドさんは元気に返事をした アラビア語でこんにちはと言われたら返す 言葉が決まっている笑サラームをそのまま 訳すとあなたたちにも平安がありますよう にの意味だサラームはいろんな国で変化し て使われているが平安の意味である イスラム県の国だとポピュラだええっと あのどうぞ続けて くださいああはい佐田さんはなんとか アラビア語の資料を手にしながら説明 しようと試みていただが何も出てこない きっと挨拶はインターネットか何かで知っ たんだろうアマさんは片言の日本語でいい ですよ気にしないですゆっくりでとか言っ ていたついに沢田さんは英語での説明に 切り替えたアフマドさんは英語もできる ようだが彼の英語はかなり癖が強い アラビア語なりだったので沢田さんは 聞き取るのに必死だったようだえはえっと ちょっと何言ってるか聞き取れない あーなりが強くて アムsry

あ えっとwouldliketoおお Ok俺でもアラビア語なりの英語は ちょっと聞き慣れないあと仕事で付き合い のあったタの人の英語も結構癖があったな と思ったそれでも喋れるだけすごい我々 日本人なんてずっと学校で英語を習うのに 文法だけ頭に叩き込んでいるだけだから 話すとなるとDCザペンレベルである沢田 さんはついに頭をかきむしり俺にヘルプを 求めてき たうもうどうしたらいいの何もわからない わとにかく山本さんあんたがこの資料を 作ったんだからどうにかしてお願いよえで もかれ以上がやるって言ったんじゃない ですか頼みますよさ続けて くださいあんたねこのシャウをかけた案件 がぼしってもいいっていうのいいから早く 交代してよもしあんたが切り抜けられ なかったら上に報告するからねどうせその 資料もGoogle翻訳か何かで作ったん でしょうそんなことするわけないじゃない ですかまいいですよ私が説明します から俺はバトンタッチしてアマさんに今後 の計画をアラビア語で話したアマさんは目 を見開いて俺の方をまじまじと見てくる そしてうんうんと頷いて資料をくなく チェックしてい た沢田さんはと言うと俺が淀みない アラビア語を話すので何かの間違いかと 思ったらしい俺の方を何度も見てこれは夢 か幻なのではないかと思っていたようだだ がこれは現実である俺は実際に自分の口 からアラビア語を話しているのだアマド さんは俺に対してアラビア語でお礼を言っ てくれ たら とてもいい説明でしたアアンそれはどうも ありがとうござい ます俺もアラビア語でどういたしましてを 付け加えたアマさんはニコニコして いる山本さんのアラビア語とても 素晴らしいですあなたはアラビア語学科で 勉強したのですかいえ私は大学には行って おりませんよ え私は高校までしか行っていませんハイ スクールまで ですするとアフマドさんの日本語は急に龍 長になった俺は何が起こっているのか 分からずその場で固まってしまったそう でしたかいやすごいなんと悠長なアラビア 語でしょうまるでし読んでいるみたいです 流れるようなリズムそして心地いい響き ああ我が祖国を思い出しますまたさじに 帰りたくなりましたなんと素敵な発音なの

でしょうえあのアマさんも日本に来て1年 ですよねどこでそんな言葉 をすみませんせっかくアラビア語で話して くださっていたので日本語があまりでき ない外国人のふりをした方がいいのかと 思っていました本当にすみません私が日本 に来たのは確かに1年前ですがその前に ずっと日本に住んでいたのですというか私 が生まれたのは日本ですよ日本の幼稚園 から高校まで通っていて大学はあちらに 戻ったんです ああそうだったんですねでは私と似たよう なものかもしれませんねというと私生まれ はアブダビでそこの日本人学校の中東部 まで出て高校は現地のハイスクールでした 父の仕事の都合でアブダビ育たちなのです はあそうだったんです かなんとアさんは実は日本語がペラペラ だった俺がアラビア語で資料を作成してい たのであえて日本語が達しでない外国人の ふりをしていたらしいちょっとおじめな人 だなと思ってしまったアフマドさんが日本 に来たのは1年前だったけれどその前に ずっと日本に住んでいた日本生まれだし 教育も日本語で受けていたので流暢な日本 語が 話せる沢田さんの方をちらっと見たら彼女 は固まっていたそして次にこう言ったので あるちょっと待ってよあんたアブダビで 生まれたですって何をそれ知らなかったわ ええ 私は父の仕事の都合であちらで生まれたん です父と母が結婚してすぐに転勤になって それから私があちらで生まれたんですよで でもそんなこと会社で言ってなかったじゃ ないのえだって言う必要ありますか自分の ことベラベラと聞かれてもないのに話さ なくてもいいかと思ったんです私はどこか の誰かさんみたに帰国市場であることを ひけらかしたりなんかしないのでだって 帰国市場って親の都合とかで仕方なく そっちで育った人間でしょ自慢することで もないです しそれって私のことちょっと山田さんいい 加減にしなさいよまあまあそんなに怒らず にそれより山本 さんはどうもありがとうございます我が イサー者もこの取引を行えることとても 嬉しく思ってますいい条件ですし我が者に とってもメリットしかありませんこれから どうぞよろしくお願いします今後うちの ジャファルもこの取引に参加させるつもり です彼は日本語が全くできないので アラビア語だと助かると思い ますそうですかでは彼ともコンタクトを

取りますねこれがジャーファルの連絡先 ですそれと部長のイスマイールもあなたに 会いたがっていました彼は今出張しており ますが来週には日本に来ると思われます そうですかでは部長さんにも挨拶させて いただきますいやいい取引になりそうで 嬉しいですこれで我がイーサー者の発展も 間違いなしですそう言ってもらえて嬉しい です頑張りますのでよろしくお願いいたし ます俺は頭を下げてイーサー者の日本死者 から帰ることにした沢田さんはずっとむれ ていてぶつくさ文句を言っている自分が 褒められたかったのに俺が褒められて しまったから面白くないの だろう俺は自分のやるべきことをやった までなのでなぜ彼女がそんな顔をしている のかなと思った 俺は先ほども言ったようにアブダビ生まれ の帰国市場だ父が海外転勤の多い仕事をし ていたのであちらで生まれて育ったので あるアブダビの日本人学校には中東部まで あったので俺はそこで中学まで学んだ高校 はないので現地の人が行く高校に入った それと小さな頃から近所の子供たちと アラビア語でしながら遊んでいたので もちろんアラビア語はお手のものだった俺 が高校2年の頃ちょうど父が他の国に転勤 になった長く住んだアブダビを去るのは 悲しかったけれど俺はまた新しい環境に身 を置けると思ってワクワクしてい た俺と母が残って荷物の整理をして父だけ 先に新しい不妊先にに行ってもらっただが そこで悲劇が起きたのだ父は事故にあって 帰らぬ人になってしまったの だ母はショックのあり髪の毛がほぼ白髪に なってしまい涙も枯れ果てたよう だ俺はどうしたらいいのか分からず とにかく母を支えなければと思って必死 だったもう大学のことを考えるだったが それどころではない父は遺産を残していた が母を支えることで精一杯だった母に大学 進学したいなどとは到底言えず俺は高卒で 働くことを決意したそして母と共に日本に 帰ってきてからは母2人だけの生活が 始まったのだ母は入隊を繰返ようになって おり俺はいつも病院にお見舞いに行ってい た母は俺が大学に進学しなかったのは自分 のせいだと思って落ち込んでいたでも俺は 母が元気になってくれるなら自分が高卒で も構わないと思っていたのであるそれに いつか俺のアラビア語が武器になるかも しれないと思っていたそうして頑張って 働いていたら武上からサウジアラビア企業 との案件の話が出たのである俺が高卒で あることは会社の大体の人が知っているが

アブダビの高校だったことを知っているの は面接してくれた部長と専務と社長だけだ 沢田さんはただ俺がその辺の日本の高校を 出たと思っていたんだろう部長は山本君 なら事情もしだろうからと言って俺に案件 を任せてくれた俺は中東地域のことは大体 知っているのでどのようなものをどれ くらいのペースで輸出したら儲かるか 分かっていただから部長に頼まれたこの 輸出の案件に懸命に取り組んでいたわけで ある何も知らない沢田さんは多分底辺高校 卒のおばかさんが張り切っていると思った んだろう そしてアメリカの帰国市女だから英語を 披露して俺を驚かそうと思ったようである でも資料が全部アラビア語で書かれていた のでびっくり業転したってわけである沢田 さんはとにかく俺が手柄を立てたことが たまらなく悔しいみたいである会社に戻っ てからもイライラしておりまた謎のさりを 口に放りでいた絶対怪しいしそんなもの 飲むくらいなら小魚でも食べればいいのに と思ったがいらないことを言ってまた彼女 を怒らせるのも面倒だ沢田さんは ヒステリーを起こすと大爆発した火山 みたいになって当たり散らすからである それから俺はイーサー者に商品を輸出する ため若いジャーファルさんとのイマイール さんにも挨拶した彼らは揃って礼儀正しく とても低質性だったまた俺のアラビア語を 褒めてくれて嬉しい俺からしたらほとんど 母国語のようなものだけれどやっぱり褒め てもらえるっていうのは素直に嬉しいもの だ俺は高卒だから今まで嫌な思いをした ことがあったこの会社に入って情知って いる部長たちからはよくしてくれていた けれどそうではない沢田さんや同期からは 底辺高卒と馬鹿にされてばかりだった どうせ特技もないとか資格もないから使え ないやとばかり言われて悲しい思いをした でも俺にはアラビア語という武器がある 日本人でアラビア語をネイティブレベルに 話せる人は少ないし俺はアブダビで生まれ たことに何か意味があるんじゃないかと 思った例え親の転勤で仕方なくあちらで 暮らしていたとしてもアラビア語を身に つけたことで俺はこうして案件をもらえて いるから だイーサー者との取引はうまくいき担当の アフマドさんもジャーファルさんも イスマイール部長も喜んでくれたある日 アマさんから電話があった聞いてください あの商品をサジで売ったところ初日から 完売ですまさかここまで売れるとは思って いませんでした山本さん本当にありがとう

ございますサウジ向けに開発していただい たのでサウジのみんながこぞって買い求め ているんですよいやあなんて素晴らしいん でしょうえ本当ですかすぐに売れてしまっ たなんて ええもうどの店でも品切れが起きている そうですだから追加で発注させていただき たくこれから発注したいのですが3万個ご 用意いただけますでしょうかえ3万個で すってそんなに売れるでしょうか実は サウジだけでなく近隣諸国の人間も買いに 来ているようなのでこれくらい仕入れても 大丈夫だと思うのでですきっとまたすぐに 完売してしまいますよ分かりましたでは すぐに手配いたしますねありがとうござい ます本当に助かりますではまたよろしくお 願いいたし ますそうしてアマトさんから追加の発注を いただけたので俺はさらに3万光サウジ アラビアに向けて輸出することにし た沢田さんはまだ怒っているのかどうせ 売れ残ると言って笑ってい た追加で3万個ですってそんなに輸出し たって売れるわけないわどうせ何かの 間違いよあなた3000こと聞き間違えた んじゃない のいえきちんと3万個とおっしゃっておら れました私も自信があるので3万こを輸出 いたし ますもし売れなかったら責任取れるん でしょうねあんた分かってるのええ私が 責任取ります よそうやって大口叩いてるといいわどうせ 後で困るのはあんたなんだ から沢田さんにはそのように言われて しまったがなんと3万個の商品はすぐに 飛ぶように売れたアさんの言う通り近隣 諸国の人間もやってきて買めていたので あっという間に完売したの だこんなことならもっと仕入れるべきだっ たとアフマドさんたちは言っていたそれ から俺はなんとアラブ県の商品開発に 携わってほしいと言われてしまっ たそれまでうちではアラブ県に向けて商品 を輸出したことがないのであちらの情勢に 詳しい俺が抜擢されたのだイスラムの文化 それからアラブの人たちの監修などは俺も 結構知っていたのでみんなが欲しがるもの を提案したそうして出来上がった新しい 商品をアフマドさんジャーファルさん イスマーイール部長に見せたところ彼らは 大盛り上がりだっ た俺はここまで喜んでもらえると思ってい なかったので是非これをサウジアラビアで 展開してみんなに使ってもらいたいと思う

ようになったそうして新商品の輸出も行う ことになったなんと今回は一気に300万 個輸出することになったのだこんな数 売れるのかなと思ったがあちらの担当さん たちは絶対売れると言い切っていただから ドキドキしながらも輸出したわけである するとなんとその新商品もあれよあれよと いう間に売れてしまったニュースにもなっ てしまいサウジアラビアで日本商品が 大人気とテロップに書かれていたそうして 俺はついに担当者としてニュースに出演 することが決まったのだ開発の裏側や豆 知識などを披露すると大反響があったこの ニュースはサウジの国営放送でも流された ようで 俺はあちらで有名人になってしまったので ある俺は父をなくしてから中東には行って いないだが出張で行くことになりサウジ アラビアに行くことになっ た俺に同行してくれるアマさんはニコニコ しているなんでこんなにニコニコしている のかなと思ったら空港に降り立った時 たくさんの人が出迎えてくれたからだ 日本語でひしさんようこそと書かれた横断 幕を持った人たちがいて俺はちょっと 恥ずかしくなっ た俺は英雄でも何でもないしそこまで崇め たてまられる人間でもないでもこの新商品 を開発したすごい日本人がいるとみんな 思っているようだ俺は気恥ずかしかったが これからもアラブの人たちに喜んで もらえるよう商品開発をしようと思っ たその後の俺は順調だった会社では ステップアップしてなんと昇進もできたの である給料も以前よりうんと上がって俺は 不自由しないようになった母のために今 まで頑張って働き看病もしていたのだが母 も俺から元気をもらったと言ってくれた それで病状が良くなって母は入院をしなく て住むようになったので ある沢田さんはあの怪しげなサプリで イライラを解消させようとやけくそになっ ていただがあのサプリはどこかの怪しい 会社のものだったらしいかなりお高いもの で一袋数万円すると噂で聞い た俺は恐ろしくなって何度もるように言っ たのだが彼女は俺の言うことなんてガで あった結局補給料もほとんどそれに費やし てしまって貯金もなくなりかけてしまった らしい困りはてた沢田さんはやってはいけ ないことをしてしまったそれは会社の金を 使ってサプリを購入するということだっ た無限連鎖校の会社のサリを会社の経費で 買いたのであるそれがとうとうバレて しまい彼女は退職せざるを得なくなっ

た成文的には変なものは入っていないよう だが逆に言えば効果のあるものは入ってい ないらしいただの小麦粉と砂糖を丸めた ものだったようだその会社の悪字もテレビ でばらされていたので沢田さんもまんまと はまった被害者の1人なのかと思うと ちょっとかわいそうであるだが人の忠告を 聞かずにそんなものにはまっていたのだ からある意味自業自得だ俺はイーサー者の おかげで昇進できたしなんとそこで働いて いる女性と仲良くなってデートもしている アマさんからは最近楽しそうですねなんて 言われて 恥ずかしいでも俺もいい年だしそろそろ 本気で結婚を考えたいいつか彼女に プロポーズして母に安心してもらいたい 幸せな家庭を持ってれば生活に張り合いが 出るだろう俺はこれからも会社のため そして取引相手のために頑張ろうと思って [音楽] いる

【感動☆厳選5本総集編】中途入社した会社に初出勤すると、以前俺を貧乏人扱いし離婚届を突きつけた元妻に再会「こんな優良企業に清掃員で入ったの?w」→直後、美人秘書が「社長、取締役会始まりますよ」【朗読】

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1件のコメント

  1. 意識がない薬物服用の人に、服用した薬物の種類や量も分からない状態のとき、吸引器も傍にない人には薬物を嘔吐させる行動は取りません。誤嚥させると大変なことになります。そのまま点滴で薬物を薄めて様子を見るか、吐き出させるかの判断をしなければなりません。また、吐き出させると判断しても誤嚥させないように準備を整える必要があります。救急車で病院に運んだあとでも日本の医療状況から考えるとその方が安全です。作りすぎ感が強すぎです。

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