映画感想「鬼畜」原作:松本清張／監督:野村芳太郎／緒形拳 岩下志麻 小川真由美／映画「MOTHERマザー」と類似

HIDE さん、感想動画、
ありがとうございます。🌸

私は、緒形拳主演で「鬼畜」という映画があることは、知っていましたが、題名からも、観ようという気持ちには、なかなかならず、観てなかったです。

今日、HIDEさんの感想動画で、
松本清張原作、野村芳太郎監督
そして、キャストに加藤嘉さん、緒形拳さんの名前があり、
私が、後世に語り継ぎたい映画の一つと思っている「砂の器」に関わっている方達の名前に、
題名は、ちよっと、おどろおどろしいものがあるけれど、観てみたいと思い、YouTube のレンタルで、観ました。

ストーリーは、大人のエゴで、
子供達が、犠牲になったり、
辛い想いをするあらすじなので、正直、キツかったです。
それでも、緒形拳さん、岩下志麻さんを中心に、日本を代表する演者揃いで、心に残る表情は、沢山有りました。
緒形拳さんの子供に対し、揺れ動く想いの表情の演技は、
人の持つエゴと弱さを如実に表しているように、思えました。

それを長男の利一は、ちゃんと
わかっていたのでは？……と思いました。
最後のシ-ン、警察で、
泣きながら、自分の父親でない……と
何度も繰り返していうシ-ンに、
涙が、止まりませんでした。
自分を崖から落とす……という酷いことをした親、
そして、
その親への想い、
利一の心の中を計り知ることは、できませんが、
利一が、泣きながら言った
「父ちゃんじゃないよ。
父ちゃんなんかじゃないよ。
知らない人。」
という言葉は、
「父ちゃん、大好きだよ。
大好きだよ。」と言っているように、聴こえてならなかったです。

映画だどわかっていますが、
利一が、力強く生きていってくれると信じて、映画を観終えました。🌸